ブルベ冬 ツイードが似合わない|顔がぼやけるか散るかで糸を分ける

**ブルベ冬がツイードを着て似合わないと感じるとき、起きているのは2通りのどちらかです。**灰・茶・ベージュのように近い色の糸が混ざった、霞んだツイードで顔がぼやける人は、黒と白のように色の差がはっきりした糸のツイードに替えてください。赤・黄・青のように多くの色が混ざった粒の大きいツイードで、服ばかり目立って顔の印象が散る人は、色数を2色までに減らします。
どちらか分からない人は、ツイードを着て鏡から3歩下がってください。服が1色に溶けて顔の輪郭も柔らかく見えるなら前者、色の粒が先に目に入るなら後者です。
ブルベ冬の色選びの基本はブルベ冬の服装の基本に、ツイードそのものの選び方はツイードの基本にあります。この記事は、ブルベ冬がツイードを着るときの糸の選び方だけを扱います。
結論:ぼやける人は色差を、散る人は色数を動かす
| 起きていること | 見える場所 | 直し方 | 選ぶツイード |
|---|---|---|---|
| 顔がぼやける | 顎と服の境目が溶ける | 糸の明るさの差を大きくする | 黒と白・紺と白 |
| 印象が散る | 顔より先に服の粒が目に入る | 色数を2色までに減らす | 同系の濃淡か2色 |
| 両方 | 霞んだ多色のツイードを着ている | 顔の近くから外す | 腰より下で使う |
ツイードは、何色もの糸を織り込んで1枚の布にする素材です。近くで見ると糸の1本1本が見え、離れると色が混ざって1色の面に見えます。ブルベ冬にとって大事なのは、離れたときにどう混ざるかです。
先に見分ける:3歩下がって見る
確かめるのは昼の窓辺がいいです。ツイードの糸の色は、光の色で大きく変わるからです。
ツイードを着て、まず鏡の前で顔と服を見ます。次に3歩下がって、同じ場所を見ます。
- 3歩下がったときに、ツイードが1色の灰や茶の面に見え、顎の線も柔らかく溶ける
- 3歩下がっても、ツイードの赤や黄の粒が見え、目が服へ引っぱられる
手持ちにツイードが無いときは、灰とベージュの霞んだニットか、柄の細かいチェックで代わりに確かめられます。見る手順は同じです。
- 顎の下に生地を当て、鏡の前で顎の線がはっきり見えるかを見る
- 3歩下がって、顎の線がまだ見えるか、服の粒が先に目に入るかを見る
- 最後に、顎の下へ白い紙を1枚差し込んで、もう一度3歩下がる
3つ目で顔がはっきりした人は、ぼやける側です。白い紙を入れても変わらず、服の粒ばかりが目に入る人は、散る側です。
前者が「ぼやける」側、後者が「散る」側です。**近くで見たときの印象ではなく、離れたときの印象で決めてください。**人と会うときに見られているのは、たいてい離れたところからの姿だからです。
ぼやける人|糸の明るさの差を大きくする
ブルベ冬は、顔立ちや肌と髪の色の差がはっきりしているので、服にもはっきりした差があると顔が引き立ちます。近い色の糸が細かく混ざったツイードは、離れると灰色がかった1色の面になり、ブルベ冬の顔の差を打ち消してしまいます。
選ぶのは、混ざっている糸の明るさが大きく違うツイードです。黒と白、紺と白、黒と銀糸。離れて見ても、2つの色が点として残るものです。こうしたツイードは、離れたときに「明るい点と暗い点が並んだ面」に見え、ブルベ冬の顔の差とつながります。
ぼやける人|手持ちの霞んだツイードを着るとき
すでに灰とベージュの霞んだツイードを持っているなら、顔との間に白か黒を入れてください。白いシャツの襟、黒いタートル、白いストールのどれかです。
挟む幅は5cmが目安です。顔のすぐ下にはっきりした色の帯ができると、霞んだツイードは肩から下の面になり、顔の輪郭が戻ります。ツイードが明るめなら黒、暗めなら白を挟むと、ツイードとの差もはっきりして全体がまとまります。
イヤリングを足すなら、銀か白い粒のものを選んでください。顔の横に光る点があると、霞みが和らぎます。
散る人|色数を2色までに減らす
多くの色が混ざったツイードは、近くで見ると華やかですが、離れると色の粒がばらばらに見えます。ブルベ冬は顔立ちに強さがあるので、服の粒が多すぎると、顔の強さと服の粒がぶつかって、どこを見ればいいか分からない印象になります。
選ぶのは、色数が2色まで、または同じ色の濃淡でできたツイードです。黒と白、紺と灰、黒と濃い紫のように、離れて見ても2色にまとまるものです。
色数が多くても、粒が細かければ散りにくくなります。目安は、1cmの中に同じ色の粒が3つ以上並んでいるかです。粒が細かく揃っていれば、離れたときに1つの面としてまとまります。
散る人|手持ちの多色ツイードを着るとき
多色のツイードジャケットを持っているなら、ジャケット以外を1色にまとめてください。中のトップス、ボトム、靴を黒か白か紺のどれか1色にすると、ツイードの色数が全身の中で落ち着きます。
アクセサリーは少なくします。ツイードの粒とアクセサリーの粒が重なると、さらに散ります。つけるなら、大きめの1点だけにしてください。
両方起きる人|霞んだ多色は顔の近くから外す
ぼやけも散りも起きる人は、近い色が多く混ざり、しかも粒が大きいツイードを着ています。秋冬によく見かける、茶・灰・ベージュ・からし色が混ざったツイードがそれにあたります。
この種類は、ブルベ冬の顔の近くでは直しきれません。スカートやパンツに回して、上を黒か白の無地にしてください。腰より下に置けば、顔色にも顔の印象にも影響しません。
どちらとも言えない人|手持ちのツイードで決める
確かめても差が分かりにくい人は、手持ちのツイードの中で、よく着ている1枚と、ほとんど着ていない1枚を並べて、糸の色を数えてください。
よく着ている方の糸が2色で明るさの差がはっきりしているなら、あなたは典型的なブルベ冬の選び方が合う人です。よく着ている方が近い色の霞んだものなら、ブルベ冬の中でも柔らかさに強い人です。その場合は、霞んだツイードでも白か黒を挟めば顔の近くで着られます。
髪の色で寄りやすい側が変わる
髪が黒に近い人は、顔まわりの明暗差がすでに大きいので、霞んだツイードとの差がさらに目立ち、ぼやけやすくなります。黒と白のツイードを選ぶと、髪の黒と服の黒がつながって全身がまとまります。
髪を明るい茶にしている人は、顔まわりが柔らかくなっているので、霞んだツイードでもぼやけにくくなります。ただし、多色のツイードと明るい髪を合わせると、髪の茶と糸の色が混ざって、散りやすくなります。
ジャケットで着るとき
ツイードのジャケットは、顔のすぐ下に襟が来るので、糸の選び方の影響がいちばん大きく出ます。新しく選ぶなら、黒と白、紺と白の2色のものから始めてください。
襟のないジャケットなら、中のトップスの首もとで顔との間を調整できます。襟のあるジャケットは、襟そのものがツイードなので、霞んだものや多色のものは避けた方が安全です。
中に合わせる服
ぼやける人は、中を白か黒の無地にして、首もとを顎の下5cmまで上げてください。白のタートル、黒のハイネック、白いシャツの襟がそれにあたります。灰やベージュのニットを中に入れると、ツイードと中の服が溶け合って、霞みが顔まで上がってきます。
散る人は、中をツイードの中にある色のうち、いちばん暗い色1色にします。黒と赤と白のツイードなら黒、紺と灰と白なら紺です。中に柄物や光る素材を入れると、粒がさらに増えます。ボトムも同じ色にそろえると、ツイードだけが1枚の面として浮かび、散りが収まります。
スカートとパンツで着るとき
ツイードのスカートやパンツは、腰より下に置くので、顔色への影響はほとんどありません。霞んだツイードも多色のツイードも使えます。
上は、黒・白・紺の無地を合わせてください。ツイードの中に入っている色の1つを上に持ってくると、全身がつながります。たとえば、黒と白と赤が入ったツイードのスカートなら、上は黒か白にします。赤を上に持ってくると、赤の面が大きくなりすぎて、ブルベ冬でも強すぎることがあります。
小物で取り入れる
ツイードを服で着るのが不安なら、バッグや靴、帽子から足してください。小物なら面積が小さいので、霞んだツイードも多色のツイードも使えます。
顔の近くに置く帽子とマフラーだけは、黒と白のような色差のはっきりしたツイードにします。ぼやける人も散る人も、この選び方なら外しません。
顔立ちで変わる:目鼻のはっきりした人とやわらかい人
同じブルベ冬でも、顔立ちによって外れやすい側が違います。
目鼻の輪郭がはっきりして眉が濃い人は、霞んだツイードを着ると顔の強さだけが残り、服がぼんやりと薄く見えます。この人は、黒と白のような色差のはっきりしたツイードがいちばん似合います。多色のツイードでも、粒が細かければ顔の強さに負けません。
目鼻がやわらかいブルベ冬は、多色で粒の大きいツイードを着ると、服の粒が顔より強くなって散りやすくなります。色数の少ないツイードを選び、粒も細かいものにしてください。眉の濃さと同じくらいの強さの柄を目安にすると、顔と服の釣り合いが取れます。
売り場で確かめる:手に取ったら2歩下がる
ツイードは、手に取って近くで見たときと、着て離れたときの印象がいちばん大きく変わる素材です。売り場で選ぶときは、ハンガーにかかったまま顔の下に当てて、鏡から2歩下がってください。
そのとき見るのは2つです。1つは、ツイードが離れて何色に見えるか。灰色やベージュの1色に溶けて見えるなら、ブルベ冬の顔の近くにはぼやけやすい生地です。もう1つは、どの色の粒が最後まで残るか。黒と白が残るなら顔の近くでも安心ですが、赤や黄が最後まで残るなら、散りやすい生地です。この2つを見てから買うと、家で着て垢抜けないと感じることが減ります。
仕事の日・休みの日・式典の日で変わる
仕事の日は、人と向かい合う距離が近いので、糸の1本1本まで見られます。近くで見られる日は、多色のツイードでも上品に見えますが、会議室のように少し離れた席から見られる場面では散りやすくなります。迷ったら、仕事の日は黒と白、紺と白の2色のツイードを選んでください。
休みの日は、外の光の下で、遠くから見られる時間が長くなります。外の光は霞んだツイードの黄みを強めるので、ぼやける人は休みの日ほど白か黒を顔の下に挟んでください。多色のツイードを楽しみたいなら、休みの日にスカートやバッグで使うのがいちばん気楽です。
入学式や卒業式、改まった食事会のような式典の日は、写真に残ることを先に考えてください。写真は離れた位置から撮られ、照明も強いので、霞んだツイードはさらに1色に溶けて、ぼやける人は顔の輪郭まで薄く写ります。式典で着るなら、黒と白、紺と白の2色のツイードに、白い真珠か銀のネックレスを1本合わせてください。顔の下に白い点が並ぶと、写真でも顎の線が残ります。散る人は、多色のツイードを式典の日に着るのは避け、無地の上着にツイードのバッグを合わせる程度にとどめると、写真の中で顔が主役になります。
まとめ:離れたときの見え方で、糸を選ぶ
ブルベ冬のツイードは、素材として合わないわけではありません。外れ方が分かれば、選ぶ糸が決まります。
- ぼやける人:黒と白のような色差のはっきりした糸に替える。手持ちは白か黒を5cm挟む
- 散る人:色数を2色までに減らす。手持ちは他を1色にまとめる
- 両方起きる人:顔の近くから外し、スカートやパンツで使う
確かめるのは一度で足ります。昼の窓辺でツイードを着て、鏡から3歩下がってみてください。
よくある問い
- Q. ブルベ冬にツイードは向かないのですか
- 向かないのは、ツイードの一部だけです。ブルベ冬は色の差がはっきりしているものに強いので、黒と白、紺と白のように、混ざっている糸の明るさが大きく違うツイードなら、顔の近くでもよく映えます。外しやすいのは、灰と茶とベージュのように近い色が細かく混ざって、全体が霞んで見えるツイードです。ツイードを避けるのではなく、糸の混ざり方を見て選べば足ります。
- Q. ベージュ系のツイードジャケットを持っています。どう着ればいいですか
- 顔との間に白か黒を入れてください。中に白いシャツやタートルを着て、襟を顎の下に出すと、霞んだツイードと顔の間にはっきりした線ができます。幅は5cmが目安です。黒いタートルでも同じ効果がありますが、ジャケットとの差が大きくなるので、ツイードの色が明るい場合は黒、暗めの場合は白を選ぶと全体がまとまります。
- Q. ぼやけるのか散るのか、自分では分かりません
- 鏡から離れて見ると分かります。ツイードを着て、鏡から3歩下がってください。ツイードが1色の面に見え、顔の輪郭も一緒に柔らかく溶けて見えるなら「ぼやける」側です。ツイードの色の粒が目に飛び込んできて、顔より先に服に目が行くなら「散る」側です。同じツイードでも、近くで見たときと離れて見たときで印象が変わるので、必ず離れて確かめてください。
- Q. ツイードのスカートなら、どんな色でも大丈夫ですか
- 腰より下に置いたツイードは、顔色にはほとんど影響しません。霞んだツイードも多色のツイードも、スカートやパンツなら使えます。ただし、多色のツイードは面積が大きいと、離れたときに全身の印象が散って見えることがあります。その場合は、上を黒か白、紺の無地にしてください。上が1色にまとまると、ツイードの色数が全体の中で落ち着きます。
— メグラシ編集部





