イエベ春の喪服|黒で顔が沈むか、きつく浮くかで整え方を分ける

**喪服の黒を鎖骨に当てて、頬が灰色っぽく沈むか、顔だけが白く浮くかを見てください。**沈む人は、首元を少し開けて顔の下に肌の面を作り、チークで血色を足します。浮いてきつく見える人は、首元を詰めて顔と黒の距離を近づけ、真珠やメイクで明るさの差をやわらげます。
イエベ春の人が喪服で困るのは、黒という色そのものが、明るく黄みのある肌から最も遠い色だからです。普段の服なら、黒を顔から離したり、間に明るい色を挟んだりできます。でも喪服は黒を変えられません。だから、色で解決しようとせず、首元・真珠・メイク・髪の4か所で整えます。
ただし、黒で困る理由は人によって違います。頬の黄みが黒に引っ張られて灰色に沈む人と、肌が明るすぎて黒との差が大きく、顔だけが浮く人です。この2つは手当てが逆になるので、先にどちらかを見分けてください。普段の服で黒をどう着るかは、イエベ春の黒の着方にまとめてあります。
結論:沈む人は首元を開け、浮く人は首元を詰める
| 黒を当てたとき | 起きていること | 整える場所 |
|---|---|---|
| 頬が灰色に沈む | 肌の黄みが黒でくすむ | 首元を開ける・チークで血色を足す |
| 顔だけが白く浮く | 肌と黒の明るさの差が大きすぎる | 首元を詰める・顔の明るさを少し落とす |
喪服の黒は、深いほど正式とされます。色を薄くしたり、別の色に変えたりする手は使いません。黒のまま、顔の近くの4か所を整えます。
見分け方:鏡から1mで、頬と輪郭を3秒見る
自宅の窓のそばで、直射日光の入らない場所に立ちます。喪服か、手持ちで一番黒い服を鎖骨のすぐ下に当て、鏡から1mほど離れて顔を見てください。
- 頬の黄みが灰色やくすんだ茶に見え、目の下に影が出る → 沈む
- 顔の輪郭が白く光るように浮き、首と顔の境目がくっきり見える → 浮く
3秒で決めてください。長く見ていると、目が慣れて差が分からなくなります。
自分の目で決めにくいときは、家族にスマートフォンで2枚撮ってもらう方法もあります。1枚は黒を当てた顔、もう1枚は白か明るいベージュを当てた顔です。並べて見比べ、黒の写真で頬が灰色に寄っていれば沈む側、顔の輪郭だけが白く光っていれば浮く側です。撮るときは、どちらも同じ場所、同じ向きで、フラッシュを使わずに撮ってください。光の条件がそろっていないと、色の差ではなく明るさの差を見てしまいます。
どちらにも当てはまらない人は、下の「どちらとも言えない人」の章へ進んでください。
沈む人|首元を少し開けて、肌の面を作る
頬が沈む人は、黒が顔のすぐ下まで来ていることが多いはずです。首元が詰まった形の喪服だと、黒の面が顎のすぐ下に広がり、そこから頬へくすみが映ります。
選ぶなら、鎖骨が少し見えるくらいのラウンドネックです。開きすぎた形は場にそぐわないので、指2本ぶんほど鎖骨の上に肌が出る程度にとどめてください。すでに首元の詰まった喪服を持っているなら、真珠のネックレスを首元にぴったり沿わせると、黒と顔の間に明るい線が1本入って、沈みがやわらぎます。
沈む人|チークを頬の高い位置に、薄く
沈む人は、メイクで血色を足すのがいちばん効きます。チークを頬の高い位置に、横長に薄く入れてください。色は、黄みのある淡いコーラルやピーチです。
弔事では華やかなメイクは控えるのが一般的ですが、血色を足す程度なら場から浮きません。口紅も、ベージュに少しピンクを含んだ色を薄く塗るくらいなら、顔色が戻って見えます。濃い赤やつやの強いグロスは避けてください。
浮く人|首元を詰めて、顔と黒の距離を近づける
顔だけが白く浮く人は、肌と黒の明るさの差が大きすぎます。首元が大きく開いていると、顔と黒の間に明るい肌の面が広がり、顔全体がさらに浮いて見えます。
この人は、首元の詰まった形を選んでください。黒が顎の近くまで来ると、顔と黒の境目が近づき、浮いた印象がやわらぎます。ジャケットを着るなら、襟のない形にして、前を閉じて着ると、顔の下の黒が一続きになります。
浮く人|ベースメイクで、顔の明るさを少し落とす
浮く人は、ファンデーションの明るさを見直します。白く見せる明るい色を使っているなら、首の色に合わせて、半段暗い色にしてください。顔と首の明るさがそろうと、黒との差が首から顔まで均一になり、顔だけが浮く見え方が減ります。
パウダーは、光を散らす細かいパール入りより、つやを抑えた物のほうが落ち着いて見えます。チークは使うなら、頬の内側にごく薄く。浮く人は血色を足すより、明るさの差を縮めるほうが先です。
真珠の選び方|沈む人は首に沿わせ、浮く人は照りを控える
真珠は、弔事に身につけてよい数少ない明るい色です。だからこそ、置き方で顔の見え方が変わります。

- 沈む人:首元にぴったり沿う長さにして、顔のすぐ下に明るい線を入れる
- 浮く人:照りの控えめな白を選び、鎖骨の少し下に落ちる長さにする
イヤリングを合わせるなら、ネックレスと同じ白の一粒にします。沈む人は耳たぶに沿う小さな粒、浮く人は照りの控えめな粒にすると、顔の両側の明るさが整います。
どちらの人も、一連で小ぶりの粒にしてください。二連は「不幸が重なる」として避けられることが多いので、一連にとどめます。
生地の黒さ|艶のない深い黒は、どちらの人にも合う
喪服の黒には、深さに差があります。光沢がなく、光を吸い込むような深い黒ほど正式とされ、黒の面が顔に光を返しにくいので、イエベ春の人の顔にも強く映りません。

艶のある黒は、光が顔の下で反射して、沈む人は影がより濃く、浮く人は顔の白さがより強く見えます。手持ちの喪服に艶があるなら、首元に真珠を置いて反射を散らしてください。
髪のまとめ方|沈む人は耳を出し、浮く人は顔まわりを少し残す
弔事では髪をまとめるのが一般的ですが、まとめ方で顔の見え方が変わります。
沈む人は、耳を出して顔まわりをすっきりさせてください。黒い服と黒い髪が顔を両側から囲むと、顔の黄みがより暗く見えます。耳と首筋に肌が見えると、黒に囲まれる面積が減ります。
浮く人は、顔まわりの後れ毛をほんの少し残してください。髪が顔と黒の間をつなぐと、白い顔が黒から切り離されて見えにくくなります。髪留めは黒の艶のない物にします。
髪が明るい人|沈む人も浮く人も、髪と黒の差を先に見る
イエベ春の人は、髪を明るい茶に染めていることも多いはずです。明るい髪に黒の喪服を合わせると、頭と体の間で明るさが大きく切れて、顔の見え方がさらに変わります。
沈む人は、明るい髪が顔の黄みを引き立てるので、黒との差で顔がより沈んで見えることがあります。この場合は、髪を低い位置でまとめて、頭の上の明るい面を小さくしてください。浮く人は、明るい髪と明るい顔がひとかたまりになって、黒の上に浮かび上がります。後れ毛を少し残すのは同じですが、まとめる位置を首に近い低めにすると、髪と黒が近づいて、浮いた印象が和らぎます。
一時的に髪を暗く染めるスプレーもありますが、雨や汗で色が落ちることもあるので、無理に使う必要はありません。まとめる位置と後れ毛で、十分に整えられます。
年齢で喪服が急に似合わなくなったと感じたら
以前は問題なく着られた喪服が、ある時から顔に合わなくなったと感じる人もいます。多くは、肌のつやや明るさが少しずつ変わり、黒との関係が変わったためです。
若い頃は浮く側だった人が、年齢を重ねて沈む側に移ることがよくあります。肌の明るさが落ち着いて、黒との差が小さくなる代わりに、黄みのくすみが出やすくなるからです。久しぶりに喪服を出したら、見分け方をもう一度やってみてください。沈む側に移っていたら、首元を開けるか真珠を首に沿わせ、チークを足す手当てに切り替えます。体型が変わって首元がきつく感じる場合も、首元の詰まりが顔の沈みを強めるので、少し開いた形への買い替えを考える目安になります。
前日に確かめる:鏡の前で、全部を身につけて1回見る
弔事は急に決まることが多いので、喪服を出したら、前日のうちに一度すべてを身につけて鏡の前に立ってください。喪服、真珠、ストッキング、靴、バッグ、髪のまとめ方、メイクまで、当日と同じ状態にします。
見るのは次の3つです。
- 鏡から1mで、頬が沈んでいないか、顔だけが浮いていないか
- 真珠が首元のどこに落ちているか(沈む人は首に沿う位置、浮く人は鎖骨の少し下)
- 全身を見たとき、顔だけが目立っていないか
気になる点が見つかったら、その場で真珠の長さやチークの量、髪の位置を変えて、もう一度見ます。当日の朝に慌てて直すより、前日に1回確かめておくほうが、落ち着いて場に向かえます。
冬の弔事|コートとストッキングも黒でつなぐ
寒い時期の弔事では、コートを着たまま外で待つ時間が長くなります。コートも黒か濃い紺の、光沢のない物にしてください。毛足の長い素材は避けるのが一般的です。
沈む人は、コートの首元にも真珠が見えるように、前を少し開けて着ます。浮く人は、コートの前を閉じて、黒の面を顔の近くまで続けてください。ストッキングは黒の薄手が基本で、どちらの人も足元まで黒がつながると、顔だけが目立つ見え方が和らぎます。
どちらとも言えない人|真珠と艶のない黒だけで整える
黒を当てても、沈むとも浮くとも言えない人もいます。その場合は、首元の形やメイクには手を入れず、艶のない深い黒の喪服と、首に沿う一連の真珠だけで整えてください。
イエベ春の人が黒で困る度合いは、普段着でのほうがずっと大きく出ます。喪服は面積が広くても、真珠と艶のない生地の2つがそろえば、多くの人が場になじんで見えます。新しく喪服を用意するときは、まずこの2つを満たしているかを確かめてください。
通夜と告別式、親族と参列者で変わること
通夜に急いで駆けつけるときは、喪服でなく、黒や濃い紺、濃い灰の地味な服でも構わないとされることが多くあります。イエベ春の人は、この場合は濃い紺や濃い灰を選ぶと、黒よりも顔が沈みにくくなります。
告別式や、親族として参列するときは、正式な喪服を選んでください。親族は参列者より長い時間、人の前に立つので、首元と真珠の整え方が特に効きます。
まとめ:黒は変えず、顔の近くの4か所で整える
- 喪服の黒を鎖骨に当て、頬が沈むか、顔が浮くかを見分ける
- 沈む人は首元を少し開け、真珠を首に沿わせ、チークで血色を足す
- 浮く人は首元を詰め、ファンデーションを首に合わせ、照りの控えめな真珠を選ぶ
- 生地は艶のない深い黒にすると、どちらの人にも強く映らない
- どちらとも言えない人は、艶のない黒と一連の真珠だけで整える
喪服で大切なのは、故人と遺族への気持ちが伝わることです。顔の見え方を整えるのは、その場で落ち着いていられるための準備だと考えてください。イエベ春の冬のコート選びも知りたい人はイエベ春の冬コートの色へ進んでください。
よくある問い
- Q. イエベ春は喪服を着ると老けて見えると言われました
- 黒で頬の黄みが灰色に見えると、疲れて老けた印象になります。首元が詰まった形なら、少し開いたラウンドネックを選ぶと、顔の下に肌の面ができて沈みが和らぎます。チークを頬の高い位置に薄く入れると、血色が戻ります。
- Q. 茶色や紺の喪服にしてもいいですか
- 通夜や告別式では、深い黒がもっとも無難です。色を変えて顔映りを良くするより、黒のまま首元や真珠、メイクで整えるほうが、場にもなじみます。ジャケットの下のブラウスなど見える面積が小さい部分も、黒でそろえてください。
- Q. 真珠は白とクリームのどちらがいいですか
- 白い真珠が基本です。顔がきつく浮く人は、白い中でも少しやわらかく見える、照りの控えめな物を選んでください。粒は小さめで、一連のものにすると、黒との明るさの差が強く出すぎません。
— メグラシ編集部





