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イエベ秋の赤|黄みの向き・暗さ・濁りの3つで、顔まわりに置ける赤が決まる

メグラシ編集部//読了 12分
赤い布を白い紙の上に広げて、紙より黄ばんで見えるか青白く見えるかを確かめているところ

「イエベ秋に赤は難しい」と言われて、手持ちの赤を全部しまってしまった方に先に言い切ります。イエベ秋の顔まわりで落ちるのは、明るくて・青みで・澄んだ赤が重なった一角だけです。

赤が難しく感じるのは、色の名前がひとつしかないのに、中身が3方向に散らばっているからです。この記事は、手持ちの1枚を紙の上に載せるところから始めて、その赤を顔まわりに置くのか、胸から下に回すのかを決めるためのものです。

📋 早見表|赤を3つの目盛りに置く

この表は答えではありません。手持ちの1枚が、いまどこにいるかを数えるための物差しです。

目盛り測り方顔まわり向き顔から離す
黄みの向き白い紙に載せるオレンジ側に転ぶ紫・ピンク側に冴える
暗さ白と黒のあいだで3段下1/3・中1/3上1/3
濁り二つ折りで4枚重ね茶やレンガが出る最後まで澄んだまま

3つのうち2つが左側なら、あご下5cmに置けます。1つだけなら中間で、面積と質感で結果が動きます。0なら、その赤は腰から下の担当です。

結論|赤は1色ではなく、3つの目盛りの上に散らばっている

イエベ秋が得意とするのは、黄み寄り・中低明度・低めの彩度・深い濁りという4つの条件です。灰色や茶色はこのうち2つか3つを最初から満たしていますが、赤はひとつも満たしていません。だから赤は、他の色より判定の手数が要ります。

ただし手数が要ることと、似合わないことは別です。赤という棚のなかには、黄みに転んだ赤も、黒を含んだ赤も、茶に寄った赤もあります。同じ棚に並んでいた2枚が、顔の下では正反対に働くことは珍しくありません。色そのものの得意不得意はイエベ秋に似合う色の境目に早見表があります。

測る前に固定する4つ|光・距離・面積・秒数

これを外すと、同じ布が日によって違う答えを出します。

  • :北向きの窓から1〜2m、午前10時から午後2時。蛍光灯の下ではどの赤も青み寄りに見えます
  • 距離:布の上端をあごの下5cmに置く。離すと顔に届く光が減って差が消えます
  • 面積:胸から上を覆う広さで当てる。ハンカチ程度では差が出ません
  • 秒数:1枚3秒で目を離す。次を当てる前に白い壁を5秒見て残像を消す

見るのは布ではなく顔です。頬の面の明るさ、小鼻から口角にかけての影、目の下の影、唇の血色。この4点のうち3点以上が同じ方向に動いたときだけ判定とし、1点だけの変化は偶然の範囲に入れます。

目盛り①|黄みの向きを、白い紙の上で出す

コピー用紙を1枚出してください。あの紙は青みを含んだ白なので、色みを引き出す基準として使えます。紙の上に赤い布を広げ、3秒見ます。

紙の上でオレンジ側に転んで見えるなら黄み、紫やピンク側に冴えて見えるなら青みです。トマトやレンガを思わせるものは前者、ワインやさくらんぼを思わせるものは後者に入ります。判定に迷ったら、紙のかわりに白いタオルを使っても構いません。基準になる白がそこにあることが大事で、白の種類はあとの話です。

目盛り②|暗さを、白と黒のあいだで3段に置く

黄みの向きが決まったら、次は暗さです。コピー用紙と、手持ちのいちばん黒いものを左右に置き、あいだに赤い布を並べます。目を細めて3秒見てください。

紙との境目が消えるほど明るければ上1/3、黒との境目が消えるほど濃ければ下1/3、どちらの境目も残れば中1/3です。上1/3がいちばん難しいのは、布のほうが軽く薄く見えると、相対的に肌の面だけが残って目立つためです。同じ理由で、明るい赤は黄みに転んでいても面積を絞ったほうが安全になります。

目盛り③|濁りを、二つ折りで確かめる

3つ目は赤の純度です。布を2回折って4枚重ねにし、いちばん濃くなったところを見ます。濃くすると、薄いときには見えていなかった性質が顔を出します。

  • 茶やレンガが出る:濁りを持った赤。イエベ秋の深さと同じ性質なので、顔まわりで使えます
  • 紫や青が出る:青みの赤。顔まわりでは口元に影が落ちやすくなります
  • 最後まで澄んだ赤のまま:純度の高い赤。目盛り①と②の結果だけで決まります

「最後まで澄んだまま」が出た場合、その1枚は黄みの向きと暗さで判定してください。苦手な色の理由をもう少し広く知りたいときはイエベ秋に似合わない色に、色を横断した形でまとめてあります。

3つの結果を、顔からの距離に置き換える

目盛りが出たら、置ける距離が決まります。距離はあご先から布の上端までで測ってください。首元・襟・ストールは0〜30cm、胸から腰は30〜60cm、ボトムスと靴とバッグは60cm以遠に入ります。

黄みの向き暗さあご下30cm以内30〜60cm60cm以遠
黄み中〜濃そのまま置ける置ける置ける
黄み明るい手のひら1枚分まで置ける置ける
青み濃い間に1枚挟む置ける置ける
青み明るい外す面積を半分に置ける

表の右へ行くほど条件が消えます。60cm以遠は、黄みも暗さも問いません。 顔に返る光がそこまで届かないためです。

どちらとも取れるとき①|黄みだが明るい赤

いちばん多いのがこの形です。紙の上ではオレンジ側に転ぶのに、白と黒のあいだでは上1/3に入る。朱色や珊瑚色に近い赤がここに来ます。

このときは、面積を先に動かしてください。胸から上を覆う面積では顔の4点のうち1〜2点が落ちますが、手のひら1枚分まで絞ると、落ちる点は0か1点に収まります。前を開けて着て、下に濃い色をのぞかせる形が最も扱いやすくなります。

面積を動かしても迷いが残るときは、濁りをもう一度見てください。明るい赤でも、二つ折りで茶が出るものと、最後まで澄んだままのものでは、顔の下での落ち方が違います。茶が出るほうは面積を胸から上まで戻しても崩れにくく、澄んだままのほうは手のひら1枚分に固定したほうが安定します。同じ「明るい黄みの赤」でも、答えを分けているのは3つ目の目盛りです。

季節が進んで日差しが弱くなると、明るい赤は相対的に前へ出ます。同じ1枚が、光の強い時期には浮いて見え、光が落ちる時期にはちょうどよく見えることがあるのはこのためです。判定そのものを変える必要はなく、面積だけを1段動かせば足ります。

どちらとも取れるとき②|暗いが青みの赤

もうひとつ多いのが、黒を含んだ深い赤なのに、紙の上では紫側に冴えるものです。判定が割れたときは、間に1枚挟んでください。首に沿わせるインナーやストールを黄みの濃い色にすると、顔に返る光の大半はそちら側のものになります。

赤を着ているのに顔まわりの色は別、という状態が作れるのが、羽織りと重ね着のいちばん実用的な使い方です。深い色の扱い方そのものはイエベ秋の深い色の使い方に土台があります。

挟む1枚を選ぶときは、明るさをそろえるのではなく、黄みの向きだけをそろえてください。挟むものが明るすぎると、そこに新しい境目ができて、顔の下に線が1本増えます。目安は、挟む1枚が赤より1段濃いこと。濃いほうを内側に置くと、赤は外側の面として残りながら、顔に返る光は内側の色のものになります。

それでも4点のうち2点以上が落ちるなら、その赤は胸から下の担当です。濃い赤は面積を大きく取っても重くなりにくいので、スカートやパンツに回すと、手放さずに使い続けられます。外れたのは赤ではなく、置いた場所のほうだったという結果になることが、実際にはいちばん多くなります。

どちらとも取れるとき③|上下で結果が割れる

同じ赤なのに、ニットでは疲れて見えて、スカートでは何も言われない。ここで起きていることは1つではなく、容疑者が3人います。

ひとつ目は距離です。ニットの胸元はあご下0〜25cmに入り、スカートは60cm以遠に落ちます。ふたつ目は面積で、上半身は顔とひと続きの面になり、下半身は鏡のなかでも顔と同時には見えません。みっつ目は暗さで、そもそも同じ赤を比べていないことが多く、並べると1段ずれています。

切り分けは1回で済みます。そのスカートを持ち上げて、あごの下5cmに3秒当ててください。4点が動かなければ距離ではないので、上の1枚を目盛り①〜③に戻します。3点以上が落ちれば距離なので、その赤は腰から下の担当です。

質感が結果を1段動かす

同じ色番でも、表面の作りで見え方は1段動きます。起毛や毛足の長いものは明度が1段上がり、平織りで目の詰まったものは1段下がります。光沢のある面は白いハイライトが青く返るので、どの赤も黄みが1段弱まります。

つまり、明るい青みの赤でいちばん条件が悪くなるのは、光沢のある面です。同じ色でもマットな平織りに替えるだけで、判定が1段戻ります。買う前に確かめるなら、表面を斜めから見て白い筋が走るかどうかを見てください。走れば光沢側です。

編み目の粗いものは、あいだから下の色や肌の色が透けるぶん、赤としては1段薄く見えます。手持ちで判定が揺れる1枚があるなら、下に何を着ていたかを思い出してください。白いインナーの上と、濃いインナーの上とでは、同じ赤が別の段に置かれています。

×が出た赤を、それでも顔まわりに置く日

判定で外れた赤でも、手放す必要はありません。次の4つのうち2つを重ねると、落ちる点は1点以内に収まります。

  • 面積を落とす:手のひら1枚分まで。前を開けて、下に別の色を見せる
  • あいだに1枚挟む:首に沿わせるものを黄みの濃い色にする
  • 質感を替える:光沢のある面を避け、マットな面を顔に向ける
  • 口元に濃さを足す:唇の色が抜けるのが最初に出る症状なので、そこで受ける

この4つは赤以外の苦手な色にもそのまま使えます。ベースの判定そのものが揺れている感覚があるなら、イエベ・ブルベがわからないときを先に通してください。

口紅と小物の赤は、目盛りが1段ゆるむ

面積が手のひら1枚分より小さい赤は、服と同じ基準で選ぶ必要がありません。口紅・バッグ・靴・スカーフの結び目がここに入ります。

判定はひとつだけです。その赤を置いたあとに、小鼻から口角にかけての影が濃くなるかどうか。濃くならなければ、服の判定とずれていても構いません。小さい赤は色の判定ではなく、全身の色数の問題に変わります。赤を1点入れたら、他の色は2色までに収めると視線が散りません。口元の赤についてはイエベ秋の口紅の選び方に別の基準を置いています。

まとめ

  • 測るのは3つ:黄みの向き、暗さ、濁り。順番は上から
  • 黄みの向き:白い紙に載せて、オレンジ側に転べば顔まわり可
  • 暗さ:白と黒のあいだで上1/3だけが顔まわりで難しい
  • 濁り:二つ折りで茶やレンガが出れば、顔の近くで安定する
  • 距離:60cm以遠は何も問わない。判定が要るのはあご下30cm以内だけ
  • 迷ったら:面積を手のひら1枚分に絞って、顔の4点を数え直す
  • 小さい赤:口紅や小物は目盛りが1段ゆるむ。服の判定を持ち込まない

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. イエベ秋は赤を着られないのですか
着られない赤は一部だけです。イエベ秋が得意とするのは黄み寄り・中低明度・低めの彩度・深い濁りという条件で、赤はこのうち何も最初から満たしていません。だから赤は他の色より判定が要るというだけで、外れているわけではありません。実際に顔まわりで落ちるのは「明るくて、青みで、澄んだ」赤が重なったときだけです。3つのうち1つが黄み側か濁り側に寄っていれば、あご下5cmでも面が崩れません。手持ちを並べると、外れているのは1枚か2枚であることがほとんどです。
Q. 手持ちの赤が黄みか青みか、どう見分ければいいですか
コピー用紙を1枚出して、その上に布を置いてください。紙は青みを含んだ白なので比較の基準になります。紙の上で赤がオレンジ側に転んで見えたら黄み、紫やピンク側に冴えて見えたら青みです。判定は北向きの窓から1〜2m、午前10時から午後2時のあいだに行ってください。蛍光灯の下ではどの赤も青み寄りに見えます。それでも決まらないときは、布を2回折って4枚重ねにし、濃くなったところに茶が出るかを見てください。茶が出れば黄み側です。
Q. 同じ赤なのに、日によって似合ったり浮いたりするのはなぜですか
布ではなく条件のほうが動いています。確かめる順番は決まっていて、まず光です。前回と同じ窓、同じ時間帯だったかを見てください。午後4時以降の光は赤みを増すので、青みの赤でも黄み寄りに見えます。次に距離で、あご下5cmから10cmに離れただけで顔に返る光は目に見えて減ります。最後に肌の側で、日差しを浴びた直後や眠りが浅かった日は、どの色を当てても4点のうち2点が落ちます。3つをそろえても揺れるなら、その赤は中間の1枚です。
Q. 赤の口紅も服と同じ基準で選べばよいですか
同じ基準では厳しすぎます。服は胸から上を覆う面積で顔に光を返しますが、口紅の面積は手のひら1枚分よりはるかに小さく、しかも顔の中に置かれます。面積が小さいほど目盛りは1段ゆるむので、服では外れた明るい赤でも、口元でなら成立することがあります。判定はひとつだけ、口紅を塗ったあとに小鼻から口角にかけての影が濃くなるかどうかです。濃くならなければ、服の判定とずれていても構いません。
Q. 赤の面積をどこまで減らせば安全ですか
手のひら1枚分が境目です。襟の見えている部分だけ、袖口だけ、結び目だけ、といった残し方がこれに当たります。この大きさまで落とすと、黄みの向きも暗さも問われなくなり、残るのは全身の色数だけになります。逆に胸から上を覆う面積になると、3つの目盛りがそのまま結果になります。中間の赤を持っていて使いどころに迷うときは、まず手のひら1枚分から始めて、顔の4点が動かないことを確かめてから面積を広げてください。

— メグラシ編集部

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