リクルートスーツのパンツ【女性】|股上とお尻のしわを試着室で見る

**パンツのリクルートスーツを試着したら、まず45度くらいお辞儀をしてみてください。**背中からシャツが出なければ、股上は合っています。次に鏡に後ろ姿を映して、お尻の横に何本しわが出るかを数えます。最後に椅子に座って、足首に布が何本たまるかを見る。この3つで、パンツが合っているかはほぼ決まります。
パンツのスーツは、スカートより見る場所が多い服です。スカートは丈とウエストを見れば済みますが、パンツは股上・ヒップ・太もも・裾が同時に体に沿います。上着より先に、パンツのほうでサイズが決まることも多くあります。
1着目の選び方全体はリクルートスーツの選び方【女性】に、裾丈を靴のかかとで決める方法はパンツスーツの着こなし|裾丈は、秋に履く靴のかかとの高さで決めるにまとめてあります。この記事は、パンツを選ぶと決めた人が、試着室で何を見るかだけを扱います。
結論:見るのは、股上・お尻・足首の3か所
| 見る場所 | 試着室でする動作 | 通る目安 |
|---|---|---|
| 股上 | 45度のお辞儀 | 背中からシャツが出ない |
| お尻 | 鏡で後ろ姿を見る | 横じわが1本以内、縦に布が余らない |
| 足首 | 椅子に座る | たまる布が2本まで、足首が大きく出ない |
**3つとも通れば、そのパンツは合っています。**1つでも落ちたら、サイズか形を替えてください。
先に測る|手持ちでいちばん楽なパンツの股上
売り場へ行く前に、家で1つだけ測っておいてください。手持ちのパンツのうち、いちばん楽に履けるものの股上です。
前のウエストの縫い目の上端から、股の縫い目が交わる点までを、メジャーで測ります。この長さが、自分の体に合った股上の目安になります。
売り場では、候補のパンツの股上を同じように測るか、寸法表で確かめてください。**手持ちより1cm以上浅いものは、お辞儀で背中が出やすくなります。**1cm以上深いものは、股の下に布が余って横じわが出やすくなります。
同じパンツで、もう1つ測っておくと便利なのが、平らに置いたときのヒップの幅です。パンツを机に平らに置き、股の縫い目の少し上で、左右の端から端までを測ります。この幅を2倍にしたものが、そのパンツのヒップまわりのゆとりを含んだ寸法です。売り場の寸法表にヒップの欄があれば、この数字と並べるだけで、試着する前に候補を2〜3本に絞れます。試着室に持ち込む本数が少ないほど、1本ずつの動作を丁寧に確かめられます。
股上|お辞儀をしたときに背中が出ないか
面接では、入室と退室でお辞儀をします。このとき、後ろのウエストは立っているときより数cm下がります。
試着室で45度くらい頭を下げ、鏡に後ろ姿を映してください。スマートフォンで後ろから撮ってもらうのも確かです。後ろのウエストとシャツの裾のあいだに、すき間ができていないかを見ます。お辞儀のあとで体を起こしたとき、シャツの裾がパンツから引き出されていないかも一緒に確かめてください。1回のお辞儀で裾が数cm上がるなら、面接の入室と退室で何度も直すことになります。
すき間ができるなら、股上が浅すぎます。シャツの裾を長めのものに替えても、動くたびに気になるので、パンツのほうを深いものに替えてください。
お尻|立った姿で、横に何本しわが出るか
鏡に後ろ姿を映して、お尻のまわりのしわを数えます。
- 横に2本以上しわが出る ── ヒップがきつい。座るとさらに引っ張られる
- 横じわが1本以内で、布が体に沿っている ── 合っている
- 縦に布が余って、たるんでいる ── ヒップがゆるい。後ろ姿が大きく見える
**横じわは、座ると増えます。**立った姿で1本出ているなら、座ったときにもう1本増えると考えてください。面接は座っている時間が長いので、立った姿で横じわがないものを選ぶほうが落ち着きます。
太ももと膝|しゃがんだときに突っ張らないか
説明会や面接会場では、床に置いた鞄を取る、落としたものを拾うといった場面があります。
試着室で軽くしゃがんでみてください。**太ももの前や膝が突っ張って、しゃがみにくいなら、太もものゆとりが足りません。**立ったときに太ももの横に横じわが出ている場合も、同じです。太ももが合わないときは、ヒップと同じく1つ大きいサイズにして、ウエストを詰める形が収まります。
足首|座ったときに布が何本たまるか
最後に椅子に座って、足首を見てください。
**座ると、パンツの裾は立っているときより上がります。**足首が大きく出て、靴下やストッキングの上端が見えるなら、裾丈が短すぎます。
反対に、裾が長すぎると足首に布がたまります。たまる布が2本までなら通ります。3本以上たまると、立ち上がったあとに横線が残ります。裾丈は、就活で履くパンプスを履いた状態で決めてください。
センタープレス|折り目がひざの中心を通るか
リクルートスーツのパンツの多くには、前に縦の折り目が入っています。この折り目が、ひざのお皿の中心を通っているかを、鏡で正面から見てください。
折り目が内側か外側にずれているなら、ヒップか太もものサイズが合っていません。立ったまま片足ずつ軽く前に出してみて、折り目がひざの上で横に逃げないかも見てください。歩いたときに折り目がねじれるなら、太もものゆとりが片側に寄っています。1つ大きいサイズか、まっすぐ落ちる形を試すと、折り目が中心に戻ることが多くあります。折り目がまっすぐ落ちていると、脚が縦に長く見えて、立ち姿が落ち着きます。家で洗えるパンツは、洗ったあとに折り目が戻るかも売り場で確かめておくと、アイロンの手間が変わります。
パンツは面接で不利か
「パンツにしたいけれど、不利にならないか」という迷いは、よく聞きます。
**パンツかスカートかで評価が分かれる場面は、多くありません。**面接で相手の目に入っているのは、服の形の種類より、サイズが合っているか、しわや汚れがないか、立ち居振る舞いが落ち着いているかのほうです。
パンツは動いても裾が乱れにくく、移動や階段が多い日や、立って話すグループの選考でも落ち着いて過ごせます。どうしても気になる場合は、説明会や社員の方の装いを一度見ておくと、その場の雰囲気がつかめます。
上着の丈とのつり合い|裾がお尻のどこで止まるか
パンツを合わせたら、上着を着て全身を鏡に映してください。
上着の裾がお尻のいちばん高い位置の少し下で止まると、パンツとのつり合いが取れます。上着の裾がお尻の途中で切れると、後ろ姿でヒップの形がそのまま見えます。上着が長すぎると、上と下の分かれ目が下がって、全身の中で上着の面が大きく見えます。上着の肩と胸の見方は、1着目の選び方の記事に書いてあります。
前のボタンを留めた状態で、両腕を体の横に下ろしてみてください。**上着の裾が、手首の骨のあたりと同じ高さで止まっていれば、パンツとのつり合いはほぼ取れています。**上着だけ試着して、パンツは別のサイズを選ぶ場合も、最後に上下を着て、この高さを一度確かめてから決めてください。
足元|座ったときに見える足首
パンツを選ぶと、足元の選び方も変わります。座ったときに裾から見える足首が、スカートより目に入りやすくなるからです。
ストッキングは、肌の色に近いものを選んでください。靴下を合わせる場合は、黒か濃紺の無地で、座ったときに肌が見えない長さのものにします。パンプスと靴下の合わせ方はパンプスと靴下の合わせ方も参考になります。
秋冬の就活とインターン|裾から入る冷え
10月から冬にかけては、インターンや早い時期の選考が続きます。パンツは足首から冷えが入りにくいので、秋冬の移動が多い日にも向きます。
ただ、屋外で待つ時間が長い日は、裾から風が入ります。ストッキングを少し厚手のものに替えるか、会場に着くまではコートの丈で足首まで覆う形にすると落ち着きます。秋の面接のインナーと羽織りの決め方はリクルートスーツの秋の面接は、インナーと羽織りで決まるにあります。
どちらとも取れるとき①|ウエストは合うのに、ヒップがきつい
いちばん多い迷いです。ヒップに合わせて1つ大きいサイズを選び、ウエストを詰めてください。
ウエストは縫い代が残っていれば詰めやすい場所ですが、ヒップまわりを広げるのは難しいからです。上下のサイズを別々に選べるスーツなら、上着はいつものサイズ、パンツだけ1つ大きくできます。詰める量が多すぎると、後ろの縫い目の位置がずれることがあるので、試着のときに店の人に直せる範囲かを確かめてください。
どちらとも取れるとき②|股上とヒップの両方が少しずつ合わない
股上が少し浅く、ヒップも少しきつい。こういうときは、形の違うパンツを試してください。
同じサイズ表記でも、裾に向かって細くなる形と、まっすぐ落ちる形では、股上とヒップのゆとりが違います。まっすぐ落ちる形のほうが、ヒップと太ももにゆとりがあることが多く、座ったときの横じわも出にくくなります。
どちらとも取れるとき③|スカートと両方そろえるべきか
1着目をパンツにしたら、スカートも必要かと迷うことがあります。1着目で選考を回せているなら、急いでそろえなくて構いません。
2着目を足すなら、雨の日や移動の多い日のためにもう1本パンツを足すか、座る時間が長い選考のためにスカートを足すか、自分の予定で決めてください。上下を同じ生地でそろえておくと、パンツとスカートを入れ替えて着回せます。
選考が続く時期は、同じパンツを毎日履くと、膝と腰の後ろの形が戻りきらないまま次の日が来ます。同じパンツを2日続けて履かないように予定を組めるなら、替えのパンツを1本足すのがいちばん効きます。履いた日の夜は、裾をそろえて吊るしておくと、折り目が戻りやすくなります。
よくある行き違い
**「ウエストが合えば、そのサイズでいい」。**パンツでいちばん直しにくいのはヒップと太ももです。ウエストより先に、お尻の横じわを見てください。
**「立った姿で合っていれば大丈夫」。**面接で長いのは、座っている時間とお辞儀の瞬間です。試着室では、お辞儀と座る動作を必ず入れてください。
**「パンツはカジュアルに見える」。**上下が同じ生地のスーツなら、パンツでもスカートでも、きちんとした装いとして受け取られます。カジュアルに見えるかどうかを分けるのは、形の種類より、折り目が立っているか、裾が靴に合っているかのほうです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. リクルートスーツはパンツだと面接で不利になりますか
- パンツかスカートかで評価が分かれる場面は、多くありません。面接で相手の目に入っているのは、服の形の種類より、サイズが合っているか、しわや汚れがないか、立ち居振る舞いが落ち着いているかのほうです。パンツは動いても裾が乱れにくいので、移動や階段が多い日、グループで立って話す選考でも落ち着いて過ごせます。どうしても気になるなら、説明会や社員の方の装いを一度見ておくと、その場の雰囲気がつかめます。
- Q. 股上は深いのと浅いの、どちらがいいですか
- お辞儀をしたときに背中からシャツが出ない深さが目安です。試着室で45度くらい頭を下げてお辞儀をし、鏡で後ろ姿を見てください。後ろのウエストが下がってシャツの裾やインナーが見えるなら、その股上は浅すぎます。先に、手持ちでいちばん楽なパンツの前のウエストの縫い目から、股の縫い目までを測っておくと、それより1cm以上浅いものは候補から外せます。
- Q. ウエストは合うのに、ヒップがきつくて横にしわが出ます
- ヒップに合わせて1つ大きいサイズを選び、ウエストを詰めてください。ウエストは縫い代があれば詰めやすい場所ですが、ヒップまわりを広げるのは難しいからです。上下のサイズを別々に選べるスーツなら、上着はいつものサイズ、パンツだけ1つ大きくすることもできます。詰める量が多すぎると後ろのポケットや縫い目の位置がずれるので、試着のときに詰めたい量を店の人に伝えて、直せる範囲かを確かめておくと安心です。
- Q. パンツの裾丈はどこで決めればいいですか
- 就活で履くパンプスを履いた状態で決めてください。立ったときに、前の裾が靴の甲に軽く触れるくらいが目安です。そのうえで椅子に座り、足首が大きく出ないか、布が足首に何本たまるかを見ます。たまる布が2本までなら通ります。かかとの高さごとの裾の決め方は、パンツスーツの裾丈の記事に詳しく書いてあります。
— メグラシ編集部





