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40代・丸顔のセミロング髪型|秋冬は襟と毛先の高さの差で決める

メグラシ編集部//読了 15分
セミロングの毛先の高さと、着ているニットの襟の上端の高さを、定規で見比べているところ

40代・丸顔でセミロングにするなら、毛先を襟より3cm以上上に置くか、襟の内側へ3cm以上入れるかのどちらかにしてください。

秋冬に「夏はうまくいっていたのに、毛先が外にはねる」「顔まわりが急に重く見える」と感じるとき、髪は変わっていません。変わったのは襟の高さです。

測るのは2つ。毛先の高さと襟の上端の差、そして毛先の散らばり幅Sです。どちらも定規1本で読めます。

40代・丸顔のセミロングは、毛先と襟の差で決まる

セミロングの毛先は、鎖骨のあたりに集まります。夏の服は襟ぐりが鎖骨より下にあることが多いので、毛先は何にも当たらずに下りています。

10月に入ってニット、11月にコートと重ねていくと、襟の上端が首の中ほどから鎖骨の高さまで上がってきます。毛先と襟の上端の差が上下2cm以内になると、毛先は襟の上に乗ります。乗った毛先は外へ押し出され、外ハネになります。

外ハネが悪いわけではありません。ただ、毎朝同じように乾かしているのに、着る服によって毛先の向きが変わるのは、差が2cm以内に入っている合図です。

毛先と襟の上端の差毛先に起きること正面から見えるもの
毛先が3cm以上上襟に当たらない夏と同じ線
上下2cm以内襟に乗って外へ押される外ハネと広がった帯
毛先が3cm以上下(内側)襟の中に収まる襟の上端の線だけ

最初に測るのは2つ ── 毛先の高さと散らばり幅S

1つ目は毛先の高さです。毛先がいちばん多く集まっている高さを、鎖骨の上端からの距離で読みます。

2つ目は散らばり幅Sです。毛束を1つ取って指で挟み、いちばん上にある毛先といちばん下にある毛先の高低差をcmで読みます。

Sが小さいほど毛先はそろって並び、正面からは横1本の線に見えます。Sが大きいほど毛先はばらけて、縦に幅のある帯になります。値に良し悪しはなく、線で出るか帯で出るかが変わるだけです。

この2つに、秋冬は3つ目の数字が加わります。それが襟の上端の高さです。

セミロングの範囲を、鎖骨で区切る

この記事でいうセミロングは、毛先の集まりが鎖骨の上端から上下5cm以内にある長さです。

鏡の前で、鎖骨の上端に人差し指を横に当ててください。指から毛先の集まりまでを定規で読み、上なら「+」、下なら「−」を付けて記録します。

上に5cmを超えるとミディアム寄りで、毛先は首の途中にあります。下に5cmを超えるとロング寄りで、毛先は胸の上に乗ります。どちらも襟との関係が変わるので、ここでは扱いません。

毛先の高さの測り方 ── 鎖骨の上端から何cmか

測るのは乾かしたあと、何もつけていない状態です。濡れていると毛先は1〜2cm下がって見えます。

  1. 背すじを伸ばし、あごを床と平行にする
  2. 鎖骨の上端に人差し指を横に当てる
  3. 耳の前の毛が最も多く集まる高さを探す
  4. 指からその高さまでを定規で読み、上下の向きと一緒に記録する

数本だけ長い毛は数えません。5本以上まとまっている位置を毛先の高さとします。1〜2本の飛び出しを入れると、2cm近くずれて出ます。

散らばり幅Sの測り方 ── 耳の前の束で読む

耳の付け根の前1cmのところに、人差し指と中指を差し込みます。そこから前へ2cm分の毛をすくってください。

すくった束を離さずに下へ滑らせ、毛先が指から3cm出たところで止めます。いちばん上にある毛先に定規の0を合わせ、定規を床に垂直にして、いちばん下にある毛先の数字を読みます。

すくう位置を毎回変えると、Sは1cm近く動きます。耳の付け根を基準にすると、毎回同じ場所を取れます。

S毛先の並び正面から見えるもの
0.5cm以下そろう横1本の線
0.6〜1.9cm途中太さのある線
2cm以上ばらける縦2cm以上の帯

Sは左右で別々に測ります。片側だけ測ると、分け目のある側とない側の差を見落とします。両側の数字を並べて記録し、大きいほうを基準にしてください。

秋冬に数字が動く理由 ── 襟が毛先を押し上げる

毛先の高さそのものは、季節で変わりません。変わるのは、毛先の下に何があるかです。

襟の上端が毛先より低いうちは、毛先は自分の重さで下りています。襟の上端が毛先の高さまで上がってくると、毛先は襟に支えられて止まり、そこから先は外へ逃げます。

このとき起きるのは2つです。毛先が外へ向くこと。それから、襟に当たった毛と当たらなかった毛で高さがずれ、Sが1〜2cm広がることです。夏にS=0.5cmで線が出ていた人が、秋冬に急に帯になったように見えるのは、このためです。

もう1つ、秋冬は首を前に倒す動作が増えます。マフラーを巻く、コートの前を閉める、寒さで肩をすくめる。首が前に倒れると襟の上端は1〜2cm上がり、毛先との差がさらに縮みます。

立って測った差が3cmでも、歩いているあいだは2cm以内に入ることがあります。余裕を見るなら、差は4cm取ってください。

襟の上端の高さを測る ── 手持ちの3枚で

秋冬によく着る服を3枚選んでください。ニット1枚、シャツかブラウス1枚、コート1枚です。

それぞれ着た状態で鏡の前に立ち、襟の上端が鎖骨の上端から上下何cmにあるかを読みます。毛先の高さと同じ向きで記録します。

目安として、クルーネックのニットは鎖骨の上端から+1〜+3cm、シャツの襟は+4〜+6cm、コートの襟は寝かせて+2〜+5cm、立てると+8cm前後に来ることが多いです。3枚の数字と毛先の高さの差を出せば、どの服の日に毛先が跳ねるかが先に分かります。

シャツの襟は、ボタンを1つ開けるか2つ開けるかで、上端の高さは変わりませんが、襟が首から離れる距離が変わります。1つ開けで首から1cm、2つ開けで3cmほど離れると、毛先は襟の内側に落ちやすくなります。測るときは、ふだんのボタンの開け方のままで測ってください。

記録は、服の名前と数字を並べるだけで足ります。「グレーのニット +2」「白シャツ +5」「紺のコート +3/立てて+8」のように書いておくと、朝に服を決めた時点で、毛先が跳ねるかどうかが分かります。

毛先が襟より3cm以上上にあるとき

毛先が襟の上端より3cm以上上にあると、毛先は襟に当たりません。夏と同じように下りて、Sもそのまま残ります。

この場合に見るのは、毛先の線とあご先の距離です。セミロングの毛先はあご先より十分下にあるので、毛先の線があご先の輪郭と重なることはほとんどありません。

代わりに気にするのは、毛先の線と襟の上端の線が平行に2本並ぶことです。2本の間隔が3cm以上あれば、別々の線として読まれます。3cm未満だと1本の太い線に見えるので、どちらかを動かします。

毛先と襟の差が上下2cm以内のとき ── 外ハネが出る

この範囲がいちばん毛先が落ち着かないところです。毛先は襟の上に乗ったり、襟の内側に入ったり、外へ押し出されたりを、首を動かすたびに繰り返します。

選べるのは2つです。毛先を3cm以上上へ逃がすか、襟の内側へ3cm以上入れるか。途中で止めずに、どちらかへ寄せきることが基準です。

切らずに寄せるなら、襟の低い服を選んで差を広げるのが早い方法です。クルーネックをVネックに替えるだけで、襟の上端は3〜5cm下がります。毛先を動かすより、襟を動かすほうが朝の手間はかかりません。

毛先が襟の内側に入るとき

毛先が襟の上端より3cm以上下にあり、襟の内側に収まっていると、正面から見える線は襟の上端だけになります。

毛先の線が見えなくなるので、Sの値は関係なくなります。見えているのは、襟の上端の線と、顔まわりの毛束が首に沿って下りる縦の線です。

この状態は、首の前に縦の線が2本、襟の上端に横の線が1本という形になります。丸顔の人にとって、縦の線が輪郭の外側に2本並ぶのは、顔まわりの幅を区切る線が増えるということでもあります。区切りを増やしたいか減らしたいかで、入れるか出すかを選んでください。

内側に入れた日は、耳の下から襟の上端まで、首が縦に何cm見えているかを測ってください。5cm以上見えていれば首の縦の線が残り、3cm未満だと襟と髪の間がつまって見えます。つまって見えるときは、片側の毛束を耳にかけて首を出すと、縦の線が1本戻ります。

タートルネックの日

タートルネックの襟の上端は、首の中ほど、鎖骨の上端から+6〜+9cmにあります。セミロングの毛先はほぼ必ずそれより下に来るので、毛先は襟の外側に垂れるか、内側に入るかのどちらかです。

外側に垂らすと、毛先は肩の上で襟の厚みに押されて前へ出ます。このとき毛先が肩の上で折れ曲がると、Sが2cm以上に広がります。毛先を肩より前へ5cm以上出すと、折れずに下ります。

内側に入れる場合は、襟を一度折り返してから毛先を入れ、襟を戻してください。そのまま押し込むと、襟の上端に毛が数本残り、横線の上に細い乱れが乗ります。

首の詰まりが浅いモックネックの場合、襟の上端は+3〜+5cmに下がります。こちらはセミロングの毛先と差が2cm以内に入りやすく、タートルネックより外ハネが出やすい襟です。モックネックの日は、毛先を前へ出してから着るか、結ぶかのどちらかに決めておくと迷いません。

マフラー・ストールを巻く日

マフラーを巻くと、首まわりに厚みが3〜6cm加わります。毛先の高さに関係なく、毛先は外に出るか、マフラーの内側に巻き込まれるかのどちらかです。

巻き込むなら、毛を全部内側に入れてから巻きます。半分だけ巻き込まれると、片側の毛先だけが外へ押し出され、左右の高さが3cm以上ずれます。

外に出すなら、巻いたあとに毛束を両手で持ち上げ、マフラーの上に置き直してください。置き直しで左右の毛先の高さを1cm以内にそろえると、ずれが目立ちません。屋内でマフラーを外したら、毛先の位置はもう一度測り直す必要があります。

コートの襟を寝かせる日、立てる日

コートの襟を寝かせると、上端は鎖骨の上端から+2〜+5cmに来ます。ここがちょうどセミロングの毛先の高さと重なりやすく、外ハネがいちばん出やすい組み合わせです。

襟を立てると上端は+8cm前後まで上がり、毛先は完全に襟の内側か外側に分かれます。毛先と襟の差が開くので、外ハネはむしろ出にくくなります。

迷ったら、コートを着た状態で毛先と襟の差を測ってください。差が上下2cm以内なら襟を立てるか、毛先を前へ出してから羽織るかを選びます。羽織ってから毛を外に出すより、先に毛を前へ出してから袖を通すほうが、襟に乗る毛の量が減ります。

前髪がある場合 ── 前髪の線と襟の線を数える

前髪がある人は、正面から見える横線が最大3本になります。前髪の毛先の線、顔まわりの毛先の線、襟の上端の線です。

前髪の中央から1cm幅で束を取り、同じ手順でSを読みます。前髪は束が短いので、Sは0〜1cmの範囲に収まります。0.3cm以下だと額の途中に横線が1本出ます。

秋冬は襟の線が加わるので、線の数が夏より1本増えます。3本ともはっきり出ていると、顔の縦の中に区切りが3つ入ります。区切りを減らしたいときは、どれか1本を帯に変えてください。いちばん手早いのは前髪のSを0.5cm大きくすることで、前髪を握って離しながら乾かすだけで済みます。襟と毛先の線を残したまま、額の線だけをやわらげられます。

丸顔で高さを決める2つの基準

丸顔と呼ばれる輪郭では、あご先の左右に丸みがあります。丸みが始まる高さは、口角の高さから1〜2cm下です。

セミロングで関係するのは、毛先そのものより、顔まわりの毛束が顔の横を下りていく線です。この線が丸みの始まる高さで外へ開くか、内へ入るかで、輪郭の横幅の見え方が変わります。

基準は2つです。あご先と、丸みの始まる高さ。顔まわりの毛束が、この2つの高さのあいだで外へ開き始めると、丸みの線と毛束の線が交差します。開き始めをあご先より下に置くか、丸みの始まりより上に置くか。どちらでも構いませんが、区間の途中には置かないでください。

頬にふくらみがある・ぽっちゃりと言われる丸顔の場合

「ぽっちゃり 丸顔 セミロング」と探す人が気にしているのは、多くの場合、頬の横幅が髪でどう見えるかです。

測るのは、頬がいちばん横に張っている高さです。鏡の正面から見て、輪郭がいちばん外へ出ている高さに指を当て、口角からの距離を読みます。

顔まわりの毛束が、その高さで頬に触れているか、頬から1cm以上離れているかを見てください。触れていると毛束の内側の線が頬の輪郭と重なり、1cm以上離れると別の線として読まれます。どちらが良いということではなく、輪郭の線を1本にしたいなら触れさせ、輪郭の外にもう1本線を置きたいなら離します。

Sが0.5cm以下のとき ── 横線が1本

Sが0.5cm以下だと、毛先の並びは正面から横1本の線に見えます。セミロングでは、この線は鎖骨のあたりに入ります。

秋冬に気をつけるのは、この線と襟の上端の線が近づくことです。2本の間隔が3cm未満になると、1本の太い横線として読まれます。

離すには、毛先の高さを変えるか、襟の高さを変えるかです。切らずに済ませたいなら襟を変えてください。毛先を動かせる幅は乾かし方で0.5cmまでですが、襟は服を替えるだけで3〜5cm動きます。

襟ぐりの広いニットの日は、鎖骨そのものも横の線として読まれます。毛先の線、鎖骨の線、襟ぐりの線の3本が近くに並ぶ日です。2本以上が3cm以内に集まるときは、毛先を前へ出して鎖骨の前に垂らしてください。毛先の線が鎖骨の線の手前に重なり、1本にまとまります。

Sが2cm以上のとき ── 線が消えて帯になる

Sが2cm以上になると、毛先の上端と下端が離れて、横線として読めなくなります。代わりに出るのは縦2cm以上の帯です。

帯の場合、襟との関係は少しゆるくなります。帯の一部が襟に当たっても、全体が外へ押し出されることはありません。当たった部分だけが外へ向き、残りは下りたままです。

その代わり、秋冬は帯がさらに広がります。夏にS=2cmだった人が、襟に当たって3〜4cmになることがあります。帯の幅が4cmを超えると、毛先が肩の上で広がって見えるので、乾かし方で0.5cm戻すか、襟の低い服の日を増やしてください。

どちらとも取れるとき① 襟の高さが日によって違う

ニットの日は差が4cm、シャツの日は差が1cm。こういうことは秋冬では当たり前に起きます。

この場合は、いちばん着る回数の多い服に合わせます。1週間の服を書き出し、いちばん多い襟の高さを基準にしてください。

それ以外の日は、毛先ではなく着方で調整します。差が2cm以内に入る服の日だけ、毛先を前へ出してから着る、襟を立てる、毛先を襟の内側に入れる、のどれかを選びます。毛先の長さは1つしか選べませんが、着方は日ごとに変えられます。

1週間の服を書き出すと、多くの場合、同じ襟の高さの服が3〜4日を占めています。その高さに対して差が3cm以上になる位置に毛先を決めれば、週の半分以上は何もしなくても毛先が落ち着きます。残りの日の着方だけを覚えておけば足ります。

どちらとも取れるとき② 左右で毛先の高さが違う

左右の毛先を別々に測ると、1〜2cm違うことがよくあります。分け目のある側は毛の量が多く乗るので、毛先が少し下がります。

秋冬は、この差に襟の高さが重なります。片側だけ差が2cm以内に入り、片側だけ外ハネが出るという形になりやすいのです。

合わせるときは、外ハネが出る側に合わせて着方を決めてください。毛先の短い側を基準にすると、長い側が襟に乗り続けます。左右差が2cm以上あるときは、分け目の位置を測ります。中心から1cm以上ずれていると、毛の量の差がそのまま高さの差になっています。

どちらとも取れるとき③ 結ぶか下ろすか迷う日

襟の高い服を着る日に、下ろすか結ぶかで迷うことがあります。

判断は、襟の上端と毛先の差で決めてください。差が上下2cm以内で、着方でも逃がしにくい服の日は、結ぶほうが朝の手間が少なく済みます。差が3cm以上ある日は、下ろしても毛先は落ち着きます。

結んだ日は、毛先は結び目の先に集まり、顔まわりにはおくれ毛だけが残ります。おくれ毛のSが0.5cm以下だと頬の途中に短い横線が1本増えるので、線を増やしたくない日はおくれ毛を握って離し、Sを1cm以上にしてください。

乾燥と静電気で広がるSを、乾かし方で0.5cm戻す

秋冬は空気が乾き、ニットやコートとの摩擦で毛先が広がりやすくなります。襟に当たる分と合わせて、Sは夏より大きく出がちです。

Sを小さくする手順は3つです。毛先を指ではさんで下へ引く、引いたまま上から風を当てる、冷風に切り替えて3秒当ててから離す。片側3回で0.3〜0.5cm小さくなります。

Sを大きくしたいときは逆で、毛先を手のひらで握り、握ったまま3秒風を当て、風を当てたまま指を開いて離します。どちらも1回の乾燥で戻るので、翌朝には前の値に近いところへ戻ります。0.5cm以上動かしたいときは、毛先の長さの話になります。

手入れを楽にする ── 朝の手順を2つに絞る

40代・丸顔のセミロングで手入れを楽にしたいなら、朝にやることを2つに絞ってください。

1つ目は、毛先を下へ引いて乾かす。これでSが0.3〜0.5cm戻ります。2つ目は、その日の服の襟と毛先の差を見て、差が2cm以内なら毛先を前へ出してから着る。

襟の高い服の日に毛先をまっすぐ整えても、着た瞬間に襟に乗れば外へ向きます。整える順番を「乾かす→着る→毛先を置き直す」にすると、置き直しは10秒で済みます。乾かす前に服を決めておくと、置き直しもいらなくなります。

夜に乾かすときも同じ手順で足ります。毛先を下へ引いて乾かしておけば、朝はSを測り直す必要がなく、襟と毛先の差だけを見れば済みます。朝の時間が取れない日は、乾かす工程を夜に回し、朝は着てから毛先を置き直す10秒だけにしてください。

美容室で切るときに伝える数字

切る前に、次の3つを測って書き留めてください。

  1. いまの毛先の高さ(鎖骨の上端から上下何cmか)
  2. いまの散らばり幅S
  3. 秋冬にいちばん着る服の襟の上端の高さ

そのうえで、毛先を襟より上に置きたいのか、襟の内側に入れたいのかを伝えます。上に置くなら、毛先と襟の差が3cm以上になるところまで。内側に入れるなら、襟より3cm以上下まで。

ここまで決めると、何cm切るかが数字で出ます。「少し軽く」「若々しく」という言葉より、差を何cmにしたいかのほうが、仕上がりのずれが小さくなります。

「若返り髪型」という語を、測れるものに置き換える

40代・丸顔の髪型を探すと、「若返り」「垢抜け」「重く見えない」といった言葉がよく出てきます。鏡の前でそのまま使える数字にすると、次のようになります。

出てくる言葉測る場所数字
重く見える散らばり幅S0.5cm以下
秋冬に急にまとまらない毛先と襟の上端の差上下2cm以内
顔まわりが決まらない毛束が外へ開き始める高さあご先と丸みの始まりの間

年齢や顔立ちは測る対象ではありません。測れるのは毛先の位置と散らばり幅、そして襟の高さで、そこを動かすと正面から見える線の本数が変わります。

4週間で確かめる

毛先の位置と着方を決めたら、4週間そのままにします。

週に1回、同じ場所・同じ時間・同じ高さから、その週にいちばん多く着た服で正面を1枚撮ってください。撮った4枚を並べて、毛先の線または帯の中心の高さと、外ハネの出方を見ます。

高さが週ごとに1cm以上動いているなら、乾かし方が日によって違います。外ハネが服によって出たり出なかったりするなら、襟との差が2cm以内に入っている服があるということです。どちらか1つだけを直して、もう4週間続けます。一度に2つ変えると、何が効いたのか分からなくなるためです。

撮るときは、カメラを顔の高さに置き、1.5m離れて正面から撮ってください。カメラの高さが10cm変わると、毛先と襟の差が1cmほどずれて写ります。

まとめ

40代・丸顔のセミロングで秋冬に動かせるのは、髪型の名前ではなく、毛先と襟の高さの差です。

  1. 毛先の高さを、鎖骨の上端から上下何cmかで読む
  2. 耳の前の束で散らばり幅Sを読む
  3. 手持ちの3枚で、襟の上端の高さを読む
  4. 毛先と襟の差が上下2cm以内なら、3cm以上上へ逃がすか、3cm以上内側へ入れる
  5. 切らずに済ませるなら、襟の低い服を選ぶか、毛先を前へ出してから着る
  6. 乾かし方で動くのは0.5cmまで。それ以上は毛先の長さで決める

毛先の高さも散らばり幅も、測る対象であって、顔立ちや年齢を直す対象ではありません。線として出すか、帯として出すか、襟の外か内かを選べるだけです。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. この記事でいうセミロングは、どこからどこまでの長さですか
毛先がいちばん多く集まっている高さが、鎖骨の上端から上下5cm以内にある長さを指しています。鏡の前で鎖骨の上端に指を当て、その指から毛先の集まりまでを定規で読んでください。上に5cmを超えるとミディアム寄り、下に5cmを超えるとロング寄りの話になり、襟との関係も変わります。
Q. 秋冬になると毛先が外にはねるのはなぜですか
襟の上端が毛先の高さに近づくためです。夏の服は襟ぐりが鎖骨より下にあることが多く、毛先が何にも当たりません。秋冬のニットやコートは襟が首の中ほどから鎖骨の高さまで上がるので、毛先と襟の差が上下2cm以内になると、毛先が襟の上に乗って外へ押し出されます。切り方の問題ではなく、襟との高さの差の問題です。
Q. 丸顔でタートルネックとセミロングを合わせても大丈夫ですか
合わせて構いません。決めるのは、毛先を襟の外に出すか内側に入れるかです。タートルネックの襟の上端は首の中ほどにあるので、セミロングの毛先はほぼ必ず襟より下に来ます。毛先を襟の外側に垂らすなら、肩の上で毛先が折れ曲がらない位置まで前へ出す。内側に入れるなら3cm以上入れて、襟の上端の線だけを残します。
Q. 頬がふっくらしていて、ぽっちゃりと言われる丸顔でも同じ測り方でいいですか
同じ測り方で足ります。1つだけ足すなら、頬がいちばん横に張っている高さを測ってください。顔まわりの毛束がその高さで頬に触れているか、1cm以上離れているかで、輪郭の線が1本に見えるか2本に見えるかが変わります。セミロングの毛先はたいてい頬より十分下にあるので、気にするのは毛先よりも顔まわりの毛束の内側の線です。
Q. 美容室では何を伝えればいいですか
数字を3つ伝えてください。いまの毛先の高さ(鎖骨の上端から何cmか)、いまの散らばり幅S、秋冬によく着る服の襟の上端の高さです。そのうえで、毛先を襟より上に置きたいのか、襟の内側に入れたいのかを言えば、何cm切るかがそこから決まります。

— メグラシ編集部

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