40代・丸顔のセミロング髪型|秋冬は襟と毛先の高さの差で決める

40代・丸顔でセミロングにするなら、毛先を襟より3cm以上上に置くか、襟の内側へ3cm以上入れるかのどちらかにしてください。
秋冬に「夏はうまくいっていたのに、毛先が外にはねる」「顔まわりが急に重く見える」と感じるとき、髪は変わっていません。変わったのは襟の高さです。
測るのは2つ。毛先の高さと襟の上端の差、そして毛先の散らばり幅Sです。どちらも定規1本で読めます。
40代・丸顔のセミロングは、毛先と襟の差で決まる
セミロングの毛先は、鎖骨のあたりに集まります。夏の服は襟ぐりが鎖骨より下にあることが多いので、毛先は何にも当たらずに下りています。
10月に入ってニット、11月にコートと重ねていくと、襟の上端が首の中ほどから鎖骨の高さまで上がってきます。毛先と襟の上端の差が上下2cm以内になると、毛先は襟の上に乗ります。乗った毛先は外へ押し出され、外ハネになります。
外ハネが悪いわけではありません。ただ、毎朝同じように乾かしているのに、着る服によって毛先の向きが変わるのは、差が2cm以内に入っている合図です。
| 毛先と襟の上端の差 | 毛先に起きること | 正面から見えるもの |
|---|---|---|
| 毛先が3cm以上上 | 襟に当たらない | 夏と同じ線 |
| 上下2cm以内 | 襟に乗って外へ押される | 外ハネと広がった帯 |
| 毛先が3cm以上下(内側) | 襟の中に収まる | 襟の上端の線だけ |
最初に測るのは2つ ── 毛先の高さと散らばり幅S
1つ目は毛先の高さです。毛先がいちばん多く集まっている高さを、鎖骨の上端からの距離で読みます。
2つ目は散らばり幅Sです。毛束を1つ取って指で挟み、いちばん上にある毛先といちばん下にある毛先の高低差をcmで読みます。
Sが小さいほど毛先はそろって並び、正面からは横1本の線に見えます。Sが大きいほど毛先はばらけて、縦に幅のある帯になります。値に良し悪しはなく、線で出るか帯で出るかが変わるだけです。
この2つに、秋冬は3つ目の数字が加わります。それが襟の上端の高さです。
セミロングの範囲を、鎖骨で区切る
この記事でいうセミロングは、毛先の集まりが鎖骨の上端から上下5cm以内にある長さです。
鏡の前で、鎖骨の上端に人差し指を横に当ててください。指から毛先の集まりまでを定規で読み、上なら「+」、下なら「−」を付けて記録します。
上に5cmを超えるとミディアム寄りで、毛先は首の途中にあります。下に5cmを超えるとロング寄りで、毛先は胸の上に乗ります。どちらも襟との関係が変わるので、ここでは扱いません。
毛先の高さの測り方 ── 鎖骨の上端から何cmか
測るのは乾かしたあと、何もつけていない状態です。濡れていると毛先は1〜2cm下がって見えます。
- 背すじを伸ばし、あごを床と平行にする
- 鎖骨の上端に人差し指を横に当てる
- 耳の前の毛が最も多く集まる高さを探す
- 指からその高さまでを定規で読み、上下の向きと一緒に記録する
数本だけ長い毛は数えません。5本以上まとまっている位置を毛先の高さとします。1〜2本の飛び出しを入れると、2cm近くずれて出ます。
散らばり幅Sの測り方 ── 耳の前の束で読む
耳の付け根の前1cmのところに、人差し指と中指を差し込みます。そこから前へ2cm分の毛をすくってください。
すくった束を離さずに下へ滑らせ、毛先が指から3cm出たところで止めます。いちばん上にある毛先に定規の0を合わせ、定規を床に垂直にして、いちばん下にある毛先の数字を読みます。
すくう位置を毎回変えると、Sは1cm近く動きます。耳の付け根を基準にすると、毎回同じ場所を取れます。
| S | 毛先の並び | 正面から見えるもの |
|---|---|---|
| 0.5cm以下 | そろう | 横1本の線 |
| 0.6〜1.9cm | 途中 | 太さのある線 |
| 2cm以上 | ばらける | 縦2cm以上の帯 |
Sは左右で別々に測ります。片側だけ測ると、分け目のある側とない側の差を見落とします。両側の数字を並べて記録し、大きいほうを基準にしてください。
秋冬に数字が動く理由 ── 襟が毛先を押し上げる
毛先の高さそのものは、季節で変わりません。変わるのは、毛先の下に何があるかです。
襟の上端が毛先より低いうちは、毛先は自分の重さで下りています。襟の上端が毛先の高さまで上がってくると、毛先は襟に支えられて止まり、そこから先は外へ逃げます。
このとき起きるのは2つです。毛先が外へ向くこと。それから、襟に当たった毛と当たらなかった毛で高さがずれ、Sが1〜2cm広がることです。夏にS=0.5cmで線が出ていた人が、秋冬に急に帯になったように見えるのは、このためです。
もう1つ、秋冬は首を前に倒す動作が増えます。マフラーを巻く、コートの前を閉める、寒さで肩をすくめる。首が前に倒れると襟の上端は1〜2cm上がり、毛先との差がさらに縮みます。
立って測った差が3cmでも、歩いているあいだは2cm以内に入ることがあります。余裕を見るなら、差は4cm取ってください。
襟の上端の高さを測る ── 手持ちの3枚で
秋冬によく着る服を3枚選んでください。ニット1枚、シャツかブラウス1枚、コート1枚です。
それぞれ着た状態で鏡の前に立ち、襟の上端が鎖骨の上端から上下何cmにあるかを読みます。毛先の高さと同じ向きで記録します。
目安として、クルーネックのニットは鎖骨の上端から+1〜+3cm、シャツの襟は+4〜+6cm、コートの襟は寝かせて+2〜+5cm、立てると+8cm前後に来ることが多いです。3枚の数字と毛先の高さの差を出せば、どの服の日に毛先が跳ねるかが先に分かります。
シャツの襟は、ボタンを1つ開けるか2つ開けるかで、上端の高さは変わりませんが、襟が首から離れる距離が変わります。1つ開けで首から1cm、2つ開けで3cmほど離れると、毛先は襟の内側に落ちやすくなります。測るときは、ふだんのボタンの開け方のままで測ってください。
記録は、服の名前と数字を並べるだけで足ります。「グレーのニット +2」「白シャツ +5」「紺のコート +3/立てて+8」のように書いておくと、朝に服を決めた時点で、毛先が跳ねるかどうかが分かります。
毛先が襟より3cm以上上にあるとき
毛先が襟の上端より3cm以上上にあると、毛先は襟に当たりません。夏と同じように下りて、Sもそのまま残ります。
この場合に見るのは、毛先の線とあご先の距離です。セミロングの毛先はあご先より十分下にあるので、毛先の線があご先の輪郭と重なることはほとんどありません。
代わりに気にするのは、毛先の線と襟の上端の線が平行に2本並ぶことです。2本の間隔が3cm以上あれば、別々の線として読まれます。3cm未満だと1本の太い線に見えるので、どちらかを動かします。
毛先と襟の差が上下2cm以内のとき ── 外ハネが出る
この範囲がいちばん毛先が落ち着かないところです。毛先は襟の上に乗ったり、襟の内側に入ったり、外へ押し出されたりを、首を動かすたびに繰り返します。
選べるのは2つです。毛先を3cm以上上へ逃がすか、襟の内側へ3cm以上入れるか。途中で止めずに、どちらかへ寄せきることが基準です。
切らずに寄せるなら、襟の低い服を選んで差を広げるのが早い方法です。クルーネックをVネックに替えるだけで、襟の上端は3〜5cm下がります。毛先を動かすより、襟を動かすほうが朝の手間はかかりません。
毛先が襟の内側に入るとき
毛先が襟の上端より3cm以上下にあり、襟の内側に収まっていると、正面から見える線は襟の上端だけになります。
毛先の線が見えなくなるので、Sの値は関係なくなります。見えているのは、襟の上端の線と、顔まわりの毛束が首に沿って下りる縦の線です。
この状態は、首の前に縦の線が2本、襟の上端に横の線が1本という形になります。丸顔の人にとって、縦の線が輪郭の外側に2本並ぶのは、顔まわりの幅を区切る線が増えるということでもあります。区切りを増やしたいか減らしたいかで、入れるか出すかを選んでください。
内側に入れた日は、耳の下から襟の上端まで、首が縦に何cm見えているかを測ってください。5cm以上見えていれば首の縦の線が残り、3cm未満だと襟と髪の間がつまって見えます。つまって見えるときは、片側の毛束を耳にかけて首を出すと、縦の線が1本戻ります。
タートルネックの日
タートルネックの襟の上端は、首の中ほど、鎖骨の上端から+6〜+9cmにあります。セミロングの毛先はほぼ必ずそれより下に来るので、毛先は襟の外側に垂れるか、内側に入るかのどちらかです。
外側に垂らすと、毛先は肩の上で襟の厚みに押されて前へ出ます。このとき毛先が肩の上で折れ曲がると、Sが2cm以上に広がります。毛先を肩より前へ5cm以上出すと、折れずに下ります。
内側に入れる場合は、襟を一度折り返してから毛先を入れ、襟を戻してください。そのまま押し込むと、襟の上端に毛が数本残り、横線の上に細い乱れが乗ります。
首の詰まりが浅いモックネックの場合、襟の上端は+3〜+5cmに下がります。こちらはセミロングの毛先と差が2cm以内に入りやすく、タートルネックより外ハネが出やすい襟です。モックネックの日は、毛先を前へ出してから着るか、結ぶかのどちらかに決めておくと迷いません。
マフラー・ストールを巻く日
マフラーを巻くと、首まわりに厚みが3〜6cm加わります。毛先の高さに関係なく、毛先は外に出るか、マフラーの内側に巻き込まれるかのどちらかです。
巻き込むなら、毛を全部内側に入れてから巻きます。半分だけ巻き込まれると、片側の毛先だけが外へ押し出され、左右の高さが3cm以上ずれます。
外に出すなら、巻いたあとに毛束を両手で持ち上げ、マフラーの上に置き直してください。置き直しで左右の毛先の高さを1cm以内にそろえると、ずれが目立ちません。屋内でマフラーを外したら、毛先の位置はもう一度測り直す必要があります。
コートの襟を寝かせる日、立てる日
コートの襟を寝かせると、上端は鎖骨の上端から+2〜+5cmに来ます。ここがちょうどセミロングの毛先の高さと重なりやすく、外ハネがいちばん出やすい組み合わせです。
襟を立てると上端は+8cm前後まで上がり、毛先は完全に襟の内側か外側に分かれます。毛先と襟の差が開くので、外ハネはむしろ出にくくなります。
迷ったら、コートを着た状態で毛先と襟の差を測ってください。差が上下2cm以内なら襟を立てるか、毛先を前へ出してから羽織るかを選びます。羽織ってから毛を外に出すより、先に毛を前へ出してから袖を通すほうが、襟に乗る毛の量が減ります。
前髪がある場合 ── 前髪の線と襟の線を数える
前髪がある人は、正面から見える横線が最大3本になります。前髪の毛先の線、顔まわりの毛先の線、襟の上端の線です。
前髪の中央から1cm幅で束を取り、同じ手順でSを読みます。前髪は束が短いので、Sは0〜1cmの範囲に収まります。0.3cm以下だと額の途中に横線が1本出ます。
秋冬は襟の線が加わるので、線の数が夏より1本増えます。3本ともはっきり出ていると、顔の縦の中に区切りが3つ入ります。区切りを減らしたいときは、どれか1本を帯に変えてください。いちばん手早いのは前髪のSを0.5cm大きくすることで、前髪を握って離しながら乾かすだけで済みます。襟と毛先の線を残したまま、額の線だけをやわらげられます。
丸顔で高さを決める2つの基準
丸顔と呼ばれる輪郭では、あご先の左右に丸みがあります。丸みが始まる高さは、口角の高さから1〜2cm下です。
セミロングで関係するのは、毛先そのものより、顔まわりの毛束が顔の横を下りていく線です。この線が丸みの始まる高さで外へ開くか、内へ入るかで、輪郭の横幅の見え方が変わります。
基準は2つです。あご先と、丸みの始まる高さ。顔まわりの毛束が、この2つの高さのあいだで外へ開き始めると、丸みの線と毛束の線が交差します。開き始めをあご先より下に置くか、丸みの始まりより上に置くか。どちらでも構いませんが、区間の途中には置かないでください。
頬にふくらみがある・ぽっちゃりと言われる丸顔の場合
「ぽっちゃり 丸顔 セミロング」と探す人が気にしているのは、多くの場合、頬の横幅が髪でどう見えるかです。
測るのは、頬がいちばん横に張っている高さです。鏡の正面から見て、輪郭がいちばん外へ出ている高さに指を当て、口角からの距離を読みます。
顔まわりの毛束が、その高さで頬に触れているか、頬から1cm以上離れているかを見てください。触れていると毛束の内側の線が頬の輪郭と重なり、1cm以上離れると別の線として読まれます。どちらが良いということではなく、輪郭の線を1本にしたいなら触れさせ、輪郭の外にもう1本線を置きたいなら離します。
Sが0.5cm以下のとき ── 横線が1本
Sが0.5cm以下だと、毛先の並びは正面から横1本の線に見えます。セミロングでは、この線は鎖骨のあたりに入ります。
秋冬に気をつけるのは、この線と襟の上端の線が近づくことです。2本の間隔が3cm未満になると、1本の太い横線として読まれます。
離すには、毛先の高さを変えるか、襟の高さを変えるかです。切らずに済ませたいなら襟を変えてください。毛先を動かせる幅は乾かし方で0.5cmまでですが、襟は服を替えるだけで3〜5cm動きます。
襟ぐりの広いニットの日は、鎖骨そのものも横の線として読まれます。毛先の線、鎖骨の線、襟ぐりの線の3本が近くに並ぶ日です。2本以上が3cm以内に集まるときは、毛先を前へ出して鎖骨の前に垂らしてください。毛先の線が鎖骨の線の手前に重なり、1本にまとまります。
Sが2cm以上のとき ── 線が消えて帯になる
Sが2cm以上になると、毛先の上端と下端が離れて、横線として読めなくなります。代わりに出るのは縦2cm以上の帯です。
帯の場合、襟との関係は少しゆるくなります。帯の一部が襟に当たっても、全体が外へ押し出されることはありません。当たった部分だけが外へ向き、残りは下りたままです。
その代わり、秋冬は帯がさらに広がります。夏にS=2cmだった人が、襟に当たって3〜4cmになることがあります。帯の幅が4cmを超えると、毛先が肩の上で広がって見えるので、乾かし方で0.5cm戻すか、襟の低い服の日を増やしてください。
どちらとも取れるとき① 襟の高さが日によって違う
ニットの日は差が4cm、シャツの日は差が1cm。こういうことは秋冬では当たり前に起きます。
この場合は、いちばん着る回数の多い服に合わせます。1週間の服を書き出し、いちばん多い襟の高さを基準にしてください。
それ以外の日は、毛先ではなく着方で調整します。差が2cm以内に入る服の日だけ、毛先を前へ出してから着る、襟を立てる、毛先を襟の内側に入れる、のどれかを選びます。毛先の長さは1つしか選べませんが、着方は日ごとに変えられます。
1週間の服を書き出すと、多くの場合、同じ襟の高さの服が3〜4日を占めています。その高さに対して差が3cm以上になる位置に毛先を決めれば、週の半分以上は何もしなくても毛先が落ち着きます。残りの日の着方だけを覚えておけば足ります。
どちらとも取れるとき② 左右で毛先の高さが違う
左右の毛先を別々に測ると、1〜2cm違うことがよくあります。分け目のある側は毛の量が多く乗るので、毛先が少し下がります。
秋冬は、この差に襟の高さが重なります。片側だけ差が2cm以内に入り、片側だけ外ハネが出るという形になりやすいのです。
合わせるときは、外ハネが出る側に合わせて着方を決めてください。毛先の短い側を基準にすると、長い側が襟に乗り続けます。左右差が2cm以上あるときは、分け目の位置を測ります。中心から1cm以上ずれていると、毛の量の差がそのまま高さの差になっています。
どちらとも取れるとき③ 結ぶか下ろすか迷う日
襟の高い服を着る日に、下ろすか結ぶかで迷うことがあります。
判断は、襟の上端と毛先の差で決めてください。差が上下2cm以内で、着方でも逃がしにくい服の日は、結ぶほうが朝の手間が少なく済みます。差が3cm以上ある日は、下ろしても毛先は落ち着きます。
結んだ日は、毛先は結び目の先に集まり、顔まわりにはおくれ毛だけが残ります。おくれ毛のSが0.5cm以下だと頬の途中に短い横線が1本増えるので、線を増やしたくない日はおくれ毛を握って離し、Sを1cm以上にしてください。
乾燥と静電気で広がるSを、乾かし方で0.5cm戻す
秋冬は空気が乾き、ニットやコートとの摩擦で毛先が広がりやすくなります。襟に当たる分と合わせて、Sは夏より大きく出がちです。
Sを小さくする手順は3つです。毛先を指ではさんで下へ引く、引いたまま上から風を当てる、冷風に切り替えて3秒当ててから離す。片側3回で0.3〜0.5cm小さくなります。
Sを大きくしたいときは逆で、毛先を手のひらで握り、握ったまま3秒風を当て、風を当てたまま指を開いて離します。どちらも1回の乾燥で戻るので、翌朝には前の値に近いところへ戻ります。0.5cm以上動かしたいときは、毛先の長さの話になります。
手入れを楽にする ── 朝の手順を2つに絞る
40代・丸顔のセミロングで手入れを楽にしたいなら、朝にやることを2つに絞ってください。
1つ目は、毛先を下へ引いて乾かす。これでSが0.3〜0.5cm戻ります。2つ目は、その日の服の襟と毛先の差を見て、差が2cm以内なら毛先を前へ出してから着る。
襟の高い服の日に毛先をまっすぐ整えても、着た瞬間に襟に乗れば外へ向きます。整える順番を「乾かす→着る→毛先を置き直す」にすると、置き直しは10秒で済みます。乾かす前に服を決めておくと、置き直しもいらなくなります。
夜に乾かすときも同じ手順で足ります。毛先を下へ引いて乾かしておけば、朝はSを測り直す必要がなく、襟と毛先の差だけを見れば済みます。朝の時間が取れない日は、乾かす工程を夜に回し、朝は着てから毛先を置き直す10秒だけにしてください。
美容室で切るときに伝える数字
切る前に、次の3つを測って書き留めてください。
- いまの毛先の高さ(鎖骨の上端から上下何cmか)
- いまの散らばり幅S
- 秋冬にいちばん着る服の襟の上端の高さ
そのうえで、毛先を襟より上に置きたいのか、襟の内側に入れたいのかを伝えます。上に置くなら、毛先と襟の差が3cm以上になるところまで。内側に入れるなら、襟より3cm以上下まで。
ここまで決めると、何cm切るかが数字で出ます。「少し軽く」「若々しく」という言葉より、差を何cmにしたいかのほうが、仕上がりのずれが小さくなります。
「若返り髪型」という語を、測れるものに置き換える
40代・丸顔の髪型を探すと、「若返り」「垢抜け」「重く見えない」といった言葉がよく出てきます。鏡の前でそのまま使える数字にすると、次のようになります。
| 出てくる言葉 | 測る場所 | 数字 |
|---|---|---|
| 重く見える | 散らばり幅S | 0.5cm以下 |
| 秋冬に急にまとまらない | 毛先と襟の上端の差 | 上下2cm以内 |
| 顔まわりが決まらない | 毛束が外へ開き始める高さ | あご先と丸みの始まりの間 |
年齢や顔立ちは測る対象ではありません。測れるのは毛先の位置と散らばり幅、そして襟の高さで、そこを動かすと正面から見える線の本数が変わります。
4週間で確かめる
毛先の位置と着方を決めたら、4週間そのままにします。
週に1回、同じ場所・同じ時間・同じ高さから、その週にいちばん多く着た服で正面を1枚撮ってください。撮った4枚を並べて、毛先の線または帯の中心の高さと、外ハネの出方を見ます。
高さが週ごとに1cm以上動いているなら、乾かし方が日によって違います。外ハネが服によって出たり出なかったりするなら、襟との差が2cm以内に入っている服があるということです。どちらか1つだけを直して、もう4週間続けます。一度に2つ変えると、何が効いたのか分からなくなるためです。
撮るときは、カメラを顔の高さに置き、1.5m離れて正面から撮ってください。カメラの高さが10cm変わると、毛先と襟の差が1cmほどずれて写ります。
まとめ
40代・丸顔のセミロングで秋冬に動かせるのは、髪型の名前ではなく、毛先と襟の高さの差です。
- 毛先の高さを、鎖骨の上端から上下何cmかで読む
- 耳の前の束で散らばり幅Sを読む
- 手持ちの3枚で、襟の上端の高さを読む
- 毛先と襟の差が上下2cm以内なら、3cm以上上へ逃がすか、3cm以上内側へ入れる
- 切らずに済ませるなら、襟の低い服を選ぶか、毛先を前へ出してから着る
- 乾かし方で動くのは0.5cmまで。それ以上は毛先の長さで決める
毛先の高さも散らばり幅も、測る対象であって、顔立ちや年齢を直す対象ではありません。線として出すか、帯として出すか、襟の外か内かを選べるだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. この記事でいうセミロングは、どこからどこまでの長さですか
- 毛先がいちばん多く集まっている高さが、鎖骨の上端から上下5cm以内にある長さを指しています。鏡の前で鎖骨の上端に指を当て、その指から毛先の集まりまでを定規で読んでください。上に5cmを超えるとミディアム寄り、下に5cmを超えるとロング寄りの話になり、襟との関係も変わります。
- Q. 秋冬になると毛先が外にはねるのはなぜですか
- 襟の上端が毛先の高さに近づくためです。夏の服は襟ぐりが鎖骨より下にあることが多く、毛先が何にも当たりません。秋冬のニットやコートは襟が首の中ほどから鎖骨の高さまで上がるので、毛先と襟の差が上下2cm以内になると、毛先が襟の上に乗って外へ押し出されます。切り方の問題ではなく、襟との高さの差の問題です。
- Q. 丸顔でタートルネックとセミロングを合わせても大丈夫ですか
- 合わせて構いません。決めるのは、毛先を襟の外に出すか内側に入れるかです。タートルネックの襟の上端は首の中ほどにあるので、セミロングの毛先はほぼ必ず襟より下に来ます。毛先を襟の外側に垂らすなら、肩の上で毛先が折れ曲がらない位置まで前へ出す。内側に入れるなら3cm以上入れて、襟の上端の線だけを残します。
- Q. 頬がふっくらしていて、ぽっちゃりと言われる丸顔でも同じ測り方でいいですか
- 同じ測り方で足ります。1つだけ足すなら、頬がいちばん横に張っている高さを測ってください。顔まわりの毛束がその高さで頬に触れているか、1cm以上離れているかで、輪郭の線が1本に見えるか2本に見えるかが変わります。セミロングの毛先はたいてい頬より十分下にあるので、気にするのは毛先よりも顔まわりの毛束の内側の線です。
- Q. 美容室では何を伝えればいいですか
- 数字を3つ伝えてください。いまの毛先の高さ(鎖骨の上端から何cmか)、いまの散らばり幅S、秋冬によく着る服の襟の上端の高さです。そのうえで、毛先を襟より上に置きたいのか、襟の内側に入れたいのかを言えば、何cm切るかがそこから決まります。
— メグラシ編集部




