レイヤーボブ×面長×ストレートは、上の段が下の毛に何cm乗っているかで決まる|重なり2cm以下で段が線になり、4cm以上で消える

直毛でレイヤーボブにすると、同じ切り方でも2通りに分かれます。段の境目が横の線として出るか、つながって見えるか。
分けているのは段の数でも長さでもありません。上の段の毛先が、下の毛の上に何cm乗っているかです。
測るのは重なりの幅ひとつ
上の段の毛先をつまみ、そのまま下へ真っすぐ伸ばします。毛先が止まった位置から、下の段の毛先までの距離。それが重なりの幅です。
| 重なり | 段の境目 | 面長での使い方 |
|---|---|---|
| 0〜2cm | 横の線として出る | 線を1本足したいとき |
| 3cm前後 | 日によって変わる | 決まらない |
| 4cm以上 | つながって見える | 線を増やしたくないとき |
良し悪しではありません。横の線が1本増えるか増えないかが変わるだけです。
直毛でこの差が出る理由
毛先がまっすぐ落ちる人では、上の段の毛先が同じ高さにそろいます。そろった毛先は、正面から見て1本の横の線になります。
くせのある毛では、毛先が上下に2〜3cm散らばります。散らばった毛先は線になりません。同じ切り方でも、直毛の人だけ境目が線として出ます。
だから直毛の人は、重なりの幅を先に決めてから切る量を決めます。順番が逆だと、切ったあとで線が出るかどうかが分かります。
重なりを測る手順
鏡の前より、髪を前に持ってきて手元で見るほうが正確です。
- 顔の横の毛を全部、体の前に持ってくる
- 上の段の毛先を指2本でつまむ
- つまんだまま、下へ真っすぐ伸ばす
- 毛先が止まった位置に、もう一方の指を当てる
- その位置から、下の段の毛先までを測る
定規でも指の本数でも構いません。大人の指1本はおよそ1.5〜2cmです。2本入れば3〜4cmになります。
測るのは乾いた状態です。濡れているときは毛が重みで下へ伸び、重なりが1〜2cm大きく出ます。乾かし終えてから測ってください。ドライヤーの直後は熱で毛が伸びているので、10分ほど置いてからのほうが値が安定します。
左右で測って、短いほうを取る
左右で重なりが違うことがあります。分け目の位置と、切ったときの頭の傾きで1〜2cm差がつきます。
短いほうを自分の値として取ってください。 短い側で線が出るなら、正面から見たときにその線は見えます。長いほうに合わせると、片側だけ線が出た状態になります。
差が3cm以上あるときは、乾かすときに片側だけ根元を持ち上げています。両側とも同じ手順で乾かして、翌日もう一度測ってください。
0〜2cmのとき ── 境目が線になる
重なりが2cm以下だと、上の段の毛先と下の毛のあいだに段差が見えます。正面から見て、横の線が1本入ります。
面長で顔の縦が長い人にとって、横の線は縦の中に区切りを1つ入れる働きをします。線が1本だけなら、上下2つの区間に分かれます。
このとき決めるのは、線をどの高さに置くかです。耳たぶの高さ、あご先の高さ、鎖骨の高さの3つのどれかに合わせてください。体の基準に合わせると、翌日も同じ位置を再現できます。
4cm以上のとき ── 境目が消える
重なりが4cm以上あると、上の段の毛先が下の毛に埋もれます。段差が見えず、上から下まで1つの面としてつながります。
このとき正面に横の線は入りません。顔の縦と髪の縦が同じ向きにそろい、線の数が少なくなります。
面長で線を増やしたくない人はこちらです。ただし段が入っている以上、毛先の厚みは減っています。線は出ないが毛先は軽いという状態で、これは重なり2cm以下とは別の形です。
3cm前後のとき
3cm前後は、日によってどちらにも見えます。乾かし方で1cm動くと、2cmの日と4cmの日ができるためです。
決めるには、1cm動かして固定します。線を出したいなら2cmへ、出したくないなら4cmへ。中間のまま置かないでください。
自分で動かす手順は次の章にあります。切らずに1cmは動きます。
乾かし方で1cm動かす
上から下へ風を当て、毛先まで指を1回通すと、上の段が下へ伸びて重なりが1cm増えます。
逆に、根元を指で持ち上げながら風を当てると、上の段が縮んで重なりが1cm減ります。
| したいこと | 乾かし方 |
|---|---|
| 重なりを増やす(線を消す) | 上から下へ。毛先まで指を通す |
| 重なりを減らす(線を出す) | 根元を持ち上げる。毛先は触らない |
毎朝どちらをしているかで、線が出る日と出ない日が分かれます。 どちらかに決めて7日続けてください。
段を2つ入れるときの間隔
段を上下に2つ入れるなら、段と段を5cm以上あけます。
近いと、2本の境目が1本の太い線として読まれます。それなら段は1つと同じです。
5cmという数字は、乾かし方で重なりが1cm動くことから来ています。上の段が1cm下がり、下の段が1cm上がっても3cm残る間隔です。面長で2本入れるなら、上を耳の下端、下をあご先の高さに置いてください。
面長で線を1本に絞る置き方
線を1本だけにすると決めたら、高さを1か所に決めます。
置ける高さは3つです。耳たぶ、あご先、鎖骨。顔の縦の区間を上下2つに分けたいなら、あご先の高さが扱いやすい位置です。ここに置くと、顔の区間と首から下の区間が分かれます。
耳たぶの高さに置くと、顔の中に線が入ります。鎖骨の高さに置くと、顔の外に線が出ます。どれが良いという話ではなく、区切られる場所が変わるだけです。
3つのうちどれを選んでも、決めたら2か月は動かさないでください。伸びるにつれて線の高さは下がりますが、下がる速さは月1cm前後です。2か月で2cm下がった時点で、次に切るときの位置が決まります。
前髪との関係
前髪を作ると、額に横の線がもう1本増えます。
段の線があご先の高さ、前髪の下端が眉の高さにあれば、顔の縦に2本の線が入ります。区間は3つに割れます。
線を1本に保ちたいなら、前髪を作らないか、前髪の下端を眉の上端より上で終わらせてください。段の線と前髪の線は、別々に数えて合計してください。 どちらか片方だけを見ていると、鏡の前で本数が合いません。
結んだ日は、重なりが後ろへ移る
髪をひとつにまとめると、上の段の毛先が結び目のあたりで飛び出します。顔の横にあった重なりが、後頭部へ移ります。
このとき正面から見えるのは、段の境目ではなく、結び目から出た短い毛の先です。重なりの幅の話は、結んだ日には使えません。
代わりに決めるのは1つ、結ぶ高さです。上の段の毛先が結び目より下に届く高さで結べば、飛び出しません。届かない高さで結ぶと、上の段が全部外へ出ます。自分の上の段の長さを一度測っておけば、届く高さが決まります。
美容室で伝えるのは、重なりのcm
「レイヤーを入れてほしい」だけでは、重なりが何cmになるか決まりません。
代わりにこう言えます。「上の段の毛先が下の毛に2cm乗る形にしてほしい。段は1つで、境目はあご先の高さに」。これで切る位置が決まります。
いまの状態も同じ形で伝えられます。「いま重なりが4cmで、境目が見えない。2cmにしたい」。数字で言えば、切ったあとに測り直して合っているかを確かめられます。
3週間で確かめる
切ったあと、3週間で重なりが変わります。伸びるのは上の段も下の段も同じですが、上の段のほうが短いぶん、割合として早く見えます。
週に1回、同じ手順で測ってください。3週間で1cm前後増えます。
2cmで切った人は、3週目に3cmになります。線が出る日と出ない日が混ざり始めたら、次に切る時期です。重なりが3cmを超えた週が、切る間隔の目安になります。
逆に4cmで切った人は、伸びても線が出ません。切る間隔は毛先の重さで決まるので、重なりでは判断できません。この場合は毛先が肩に当たり始めた週を目安にしてください。
まとめ
直毛のレイヤーボブは、重なりの幅で決まります。
- 上の段の毛先を下へ伸ばし、下の段の毛先までの距離を測る
- 0〜2cmなら境目が横の線になる。4cm以上ならつながる
- 左右で測って、短いほうを自分の値にする
- 乾かし方で1cm動く。根元を持ち上げれば減り、毛先まで通せば増える
- 段を2つ入れるなら5cm以上あける
顔の縦の長さは測る対象であって、直す対象ではありません。そこに横の線を何本、どの高さに置くかを選べるだけです。
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よくある問い
- Q. 重なりの幅は、どうやって測りますか
- 上の段の毛先を指でつまみ、そのまま下へ真っすぐ伸ばします。毛先が止まった位置に、もう一方の手の指を当ててください。その位置から、下の段の毛先までの距離が重なりの幅です。定規を当てても、指の本数で数えても構いません。大人の指1本の幅はおよそ1.5〜2cmです。鏡の前ではなく、髪を前に持ってきて手元で見るほうが正確に取れます。
- Q. 何cmが正解ですか
- 正解はありません。0〜2cmなら段の境目が横の線として見え、4cm以上ならつながって見えます。3cm前後は日によってどちらにも見えます。面長で横の線を1本だけ足したい人は2cm以下、線を出したくない人は4cm以上を選んでいます。直毛の人は毛先がまっすぐ落ちるので、この差がはっきり出ます。
- Q. 直毛だと何が違うのですか
- 毛先がまっすぐ落ちて、同じ高さでそろうためです。くせのある毛は毛先が上下に散らばるので、段の境目が1本の線になりません。直毛では境目がそろい、横の線として読まれます。だから重なりの幅が2cm変わるだけで見え方が変わります。同じ切り方でも、くせのある人とは別の結果になります。
- Q. 乾かし方で重なりは変わりますか
- 変わります。上から下へ風を当てて毛先まで指を通すと、上の段が下へ伸びて重なりが1cmほど増えます。逆に根元を持ち上げて乾かすと、上の段が縮んで重なりが1cm減ります。毎朝どちらをしているかで、境目が出る日と出ない日に分かれます。どちらかに決めて7日続けてください。
- Q. 段を2つ入れるときの間隔は
- 上下の段と段を5cm以上あけてください。近いと2本の境目が1本の太い線として読まれ、段を2つ入れた意味がなくなります。5cmという数字は、乾かし方で重なりが1cm動くことから来ています。上の段が1cm下がり、下の段が1cm上がっても3cm残る間隔です。面長で2本の線を入れるなら、上を耳の下端、下をあご先の高さに置くと基準が取りやすくなります。
— メグラシ編集部





