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タヌキ顔に似合うメガネ|フレームの下の線を頬の高さからずらして選ぶ

メグラシ編集部//読了 18分
頬の高い位置から下の縁を離した、少し横に伸びた丸い半透明のメガネを掛けてメニューを読む女性

**タヌキ顔の人がメガネを選ぶなら、まずフレームの下の線を、頬のいちばん高い位置から5mm以上上に置いてください。**形は、真ん丸をひと回り横に伸ばした比率がいちばん顔となじみます。

メガネを掛けると急に顔が幼く見える、頬がふくらんで見える、なんだか野暮ったい。タヌキ顔の人からよく聞く悩みです。似合う形を探して丸やスクエアを順番に試しても、どれもしっくりこないことがあります。そうした場合、原因はフレームの形より、フレームの下の線が頬のどこに当たっているかにあることが多いのです。

タヌキ顔は、目が丸く、頬のいちばん高い位置が小鼻より上にある顔立ちです。目の下からすぐに頬の丸みが始まるので、メガネのフレームの下の線が、ちょうど頬の頂点に近いところに来やすくなります。フレームが頬に乗ると、目の丸さ、フレームの線、頬の丸みが上下に重なり、顔の中ほどに丸が三重にできてしまいます。これが、幼く見えたり頬がふくらんで見えたりする理由です。

この記事では、フレームの下の線の位置、フレームの形の比率、横幅、上の線と眉、太さと色、鼻当てという、鏡と定規で確かめられる順番でメガネの選び方を書いていきます。最後に、キツネ顔との混合の人や、童顔とも言われる人、手持ちの丸メガネを使い続けたい人の決め方もまとめました。タヌキ顔そのものの見分け方はたぬき顔は頬のいちばん高い位置が小鼻より上にある顔にくわしく書いています。

結論:下の線を頬の頂点にかけず、形は丸を少し横に伸ばす

メガネを選ぶときに見てほしいのは、優先順に3つです。1つ目は、フレームの下の線が頬のいちばん高い位置から離れているか。2つ目は、フレームの形の横と縦の比率。3つ目は、フレームの横幅が顔の幅と合っているか、です。

1つ目がもっとも大切です。下の線が頬の頂点から5mm以上上にあれば、フレームと頬の間に小さな隙間ができ、目と頬の丸みがそれぞれ独立して見えます。顔の中に、メガネの枠、目の下のわずかな余白、頬の丸み、という3つの段がはっきり分かれ、顔立ちが整って見えます。

2つ目の比率は、横幅を縦幅で割った数字で見ます。1.2〜1.6の範囲、つまり丸をひと回り横に伸ばしたくらいの形が、タヌキ顔の目の丸さとつながりつつ、顔に少しだけ落ち着きを足してくれます。

3つ目の横幅は、こめかみの幅とフレームの横幅の差が5mm以内に収まるかで判断します。広すぎるとフレームが顔の外に出て顔が小さく幼く見え、狭すぎると頬の丸みがフレームの外にはみ出して見えます。

この3つが合っていれば、フレームの色や太さ、細かいデザインは好みで選んで構いません。逆に言えば、3つのうちどれかがずれていると、色やデザインをどれだけ工夫しても違和感は残ります。

タヌキ顔寄りか、キツネ顔との混合かを先に確かめる

自分がタヌキ顔だと思っていても、実際にはキツネ顔の要素が混ざった混合の顔立ちの人も多くいます。どちら寄りかで、メガネの境目が少し変わるので、先に2つの点を確かめておきましょう。

**1つ目は、頬のいちばん高い位置です。**正面を向いて鏡を見ながら、頬骨のあたりを指で軽く押して、いちばん前に出ている場所を探してください。その場所が小鼻の上端より上にあれば、タヌキ顔の特徴がはっきり出ています。小鼻と同じ高さかそれより下なら、頬の頂点が低めの顔立ちです。

**2つ目は、目の横幅と縦幅の比率です。**正面を向いた写真で、目の横幅と、黒目のあたりの縦幅を測り、横幅を縦幅で割ってください。2.6より小さければ目が丸いタヌキ顔寄り、3.2より大きければ目が切れ長のキツネ顔寄り、その間なら混合です。

頬の頂点が高く、目の比率も2.6未満の人は、この記事の選び方がいちばんそのまま当てはまります。頬の頂点は高いけれど目の比率が2.6以上の人は、下の線の位置はこの記事どおりに、形の比率は横長寄りに選んでください。

測るときは、メガネを外して、真顔で

この2つを確かめるときは、メガネを外して、表情を作らない真顔で測ってください。メガネを掛けたままだと、レンズ越しに目の大きさが変わって見え、目の比率が正しく測れません。笑顔で測ると頬の頂点が上がり、実際より高い位置に出てしまいます。

写真で測る場合は、カメラを目の高さに構え、顔をまっすぐ正面に向けて撮ります。カメラが上から見下ろすと目が大きく、下から見上げると頬が高く写るので、どちらにもずれない高さを選ぶことが大切です。スマートフォンを本棚や机に立てかけ、目の高さに合わせて撮ると安定します。

測った数字は、一度だけでなく、朝と夜など時間を変えて2回確かめておくと安心です。むくみの出やすい朝は頬の頂点が少し低く見えることがあるので、2回の結果が違ったら、夜の数字を基準にしてください。キツネ顔とタヌキ顔の見分け方はキツネ顔とタヌキ顔の違いにも書いています。

頬の頂点とフレームの下端:5mm以上離す

ここからは、選ぶときの具体的な確かめ方です。いちばん大切な、フレームの下の線の位置から見ていきます。

メガネを掛けて、正面から鏡を見てください。頬のいちばん高い位置を指先で軽く押さえたまま、フレームの下の線との距離を見ます。指先の上端からフレームの下端まで、5mm以上の隙間があれば合格です。5mmは、小指の爪の幅の半分くらいです。

隙間が5mmより小さい、あるいはフレームの下端が頬に触れているなら、そのフレームは縦幅が大きすぎるか、掛けたときの位置が低すぎます。縦幅が大きいものは、同じ形で縦幅の小さいものに替えるのが近道です。位置が低いものは、鼻当ての高さを調整すると、フレーム全体が上に上がることがあります。

なぜ5mmなのかというと、目の下の余白と頬の丸みの始まりを、メガネの枠の外に1段残すためです。タヌキ顔は、目のすぐ下から頬の丸みが立ち上がる顔立ちなので、この1段が見えるかどうかで、顔の中に奥行きが出るかどうかが決まります。5mmより大きく離れているぶんには問題ありません。縦幅の小さめのフレームを選べば、自然と隙間は広がります。

笑ったときに、頬がフレームを押し上げないか

正面の真顔で隙間があっても、笑ったときに頬が上がってフレームに当たることがあります。タヌキ顔の人は、笑うと頬の丸みが大きく持ち上がる顔立ちなので、ここも確かめておきましょう。

メガネを掛けたまま、自然に笑ってください。そのときに、フレームが少しでも上に押し上げられたり、レンズの下の縁に頬が触れたりするなら、そのフレームは笑顔の多い場面で落ち着かないメガネになります。会話のたびにメガネが動くと、自分でも気になって何度も位置を直すことになります。

笑ったときに当たるフレームは、縦幅をもう一段小さくするか、フレームの下の線が中央から外側に向かって少し持ち上がる形を選んでください。下の線の外側が持ち上がっていると、頬の頂点の真上に余裕ができ、笑っても当たりにくくなります。

写真を撮るときにメガネを掛けることが多い人は、真顔と笑顔の両方で写真を撮って見比べてみてください。笑顔の写真でメガネが斜めになっていたり、レンズの下に頬の影が映り込んでいたりするなら、頬とフレームが当たっているサインです。

フレームの形:横幅÷縦幅で3つに分ける

下の線の位置が決まったら、次はフレームの形です。形は、レンズ1枚ぶんの横幅を、縦幅で割った比率で考えます。フレームの内側に定規を当てて、横と縦を測ってください。

比率が1.2より小さいものを「丸」、1.2〜1.6を「少し横に伸びた丸」、1.6より大きいものを「横長」と分けます。眼鏡店の売り場では、レンズの横幅はつるの内側や鼻当ての近くに数字で書かれていることが多いので、それも参考になります。

タヌキ顔の人にいちばん合いやすいのは、1.2〜1.6の「少し横に伸びた丸」です。目の丸さとフレームの丸みがつながり、それでいて横に少し伸びた分だけ、顔に大人っぽい落ち着きが加わります。

1.2より小さい「丸」は、目の丸さ、頬の丸さに、もう1つ丸を重ねる形です。タヌキ顔のかわいらしさを強く出したい日にはよいのですが、毎日掛けるメガネとしては、顔全体が幼く見えやすくなります。

1.6より大きい「横長」は、細い横の直線が目の上下を挟む形になります。タヌキ顔の丸い目との差が大きく、メガネだけが顔から浮いて見えることがあります。横長を選ぶなら、角を丸めた形にするか、縦幅をあまり小さくしないものを選んでください。

同じ比率でも、角の丸みで印象が変わる

比率が同じ1.4でも、四隅がきっちり角張っているものと、角がゆるやかに丸まっているものでは、顔に置いたときの印象がまったく違います。比率で候補を絞ったら、次は角の丸みを見てください。

角の丸みは、フレームの隅に1円玉の縁を当ててみるとわかりやすいです。角の曲がり方が1円玉の縁とほぼ同じくらいなら、ゆるやかな角です。1円玉の縁より急に曲がっているなら、角の強いフレームです。タヌキ顔の人には、1円玉の縁に近い、ゆるやかな角がよく合います。

上の2つの角と下の2つの角で丸みが違うフレームもあります。上の角がしっかりしていて下の角が丸いものは、上側で目元を引き締め、下側で頬の丸みとつながるので、タヌキ顔の人にとって特に扱いやすい形です。反対に、上が丸く下が角張っているものは、頬の上に角が来るので、頬の丸みとぶつかりやすくなります。

形の比率と頬の高さで見る組み合わせ

ここまでの2つの軸を組み合わせると、選び方の方向は次のようになります。表は判断の軸を並べたもので、自分がどこに入るかを確かめるために使ってください。

頬の頂点目の横縦比形の比率の目安下の線の形
小鼻より上2.6未満1.2〜1.4外側がわずかに上がる弧
小鼻より上2.6〜3.21.3〜1.6ゆるやかな弧
小鼻と同じか下2.6未満1.2〜1.5好みで選べる
小鼻と同じか下2.6〜3.21.4〜1.6直線に近くてもよい

頬の頂点が小鼻より上にある人は、どの目の比率でも、下の線の形に気を配る必要があります。頬の頂点が低めの人は、フレームが頬に当たる心配が少ない分、形の自由度が上がります。

フレームの横幅:こめかみの幅との差を5mm以内に

形の比率が決まったら、フレーム全体の横幅を見ます。フレームの左右の端から端までの幅と、顔の幅を比べます。

顔の幅は、こめかみのいちばんへこんだ場所の左右の距離で測ってください。鏡の前で両手の人差し指をこめかみに当て、その指の間の距離を定規で測ります。この幅とフレームの横幅の差が、プラスマイナス5mm以内なら、フレームは顔の幅に合っています。

フレームがこめかみの幅より1cm以上広いと、フレームの端が顔の外にはみ出し、顔が小さく、幼く見えます。タヌキ顔の人はもともと若々しく見えやすい顔立ちなので、この効果が重なると、実際の年齢よりかなり若く見えることがあります。

フレームがこめかみの幅より1cm以上狭いと、頬の丸みがフレームの外側にはみ出して見え、顔の下半分が広く感じられます。つるがこめかみを押す感覚があるなら、それも狭すぎるサインです。

黒目の位置も一緒に確かめましょう。正面を向いたとき、黒目がレンズの横幅の中央か、中央より少し内側に来ているとバランスよく見えます。黒目がレンズの外側に寄っているなら、フレームの横幅が顔に対して狭い可能性があります。

つるの通り道と、耳の高さ

横幅と一緒に見ておきたいのが、つるがこめかみから耳までをどう通っているかです。正面からではなく、鏡に対して横を向いて確かめます。

つるが床とほぼ平行にまっすぐ耳へ向かっていれば、フレームは顔に対して水平に掛かっています。つるが耳に向かって下がっているなら、フレームの前側が上がり気味に、上がっているなら前側が下がり気味になっています。前側が下がっていると、下の線が頬に近づくので、タヌキ顔の人には特に注意が必要です。

左右の耳の高さが少し違う人は珍しくありません。片方のレンズだけが頬に近いと感じたら、つるの角度を眼鏡店で調整してもらうと、左右の下の線がそろいます。正面の鏡では気づきにくいので、試着のときに横からも一度見てください。

上の線と眉:眉の下に沿わせるか、眉に重ねるか

フレームの上の線は、眉との関係で見ます。タヌキ顔の人は、眉と目の距離がやや広めのことが多く、上の線をどこに置くかで顔の印象が変わります。

上の線を眉のすぐ下に沿わせると、眉とフレームが一続きの線になり、目元がすっきり引き締まって見えます。大人っぽさを足したい人や、仕事用のメガネにはこの位置がおすすめです。眉の下端とフレームの上端の距離が、3mm以内になるものを選んでください。

上の線が眉から大きく離れていると、眉とフレームの間に肌の面が広く見え、目元がぼんやりします。この隙間が1cmを超えるようなら、縦幅のあるフレームにするか、上の線が少し高い位置に来る形にすると整います。ただし、縦幅を大きくすると下の線が頬に近づくので、下の5mmの隙間と両立できる範囲で調整してください。

上の線を眉に重ねて、眉を隠すように掛ける形もあります。眉の形が自分の好みと違う日や、眉を描く時間がない朝には便利です。タヌキ顔の人がこの掛け方をするなら、上の線がまっすぐ、下の線がゆるやかな弧の形にすると、眉の代わりの線としてフレームがうまく働きます。

フレームの太さと色:太さ4mmが境目

フレームの太さは、正面から見た枠の幅で考えます。4mmより細いものを「細い」、4mm以上を「太い」と分けます。

細いフレームは、顔の中に引く線が軽く、タヌキ顔のやわらかさをそのまま残してくれます。金属の細いフレームや、樹脂でも細身のものは、顔の印象を大きく変えずにメガネを掛けたい人に向いています。

太いフレームは、顔の中に存在感のある枠を作ります。タヌキ顔の人が太いフレームを選ぶなら、色を肌に近い明るさにするのがおすすめです。肌に近いベージュや明るい茶色、半透明の色なら、太くても顔の中で重く見えません。黒や濃い茶色の太いフレームは、丸い目のまわりに濃い枠ができ、目の丸さが強調されて幼く見えることがあります。

濃い色を選びたい場合は、細いフレームにするか、上の線だけが濃く下の線が細い、または縁のない形を選んでください。上だけが濃いフレームは、眉の線を補う働きをし、顔に大人っぽさを足します。下の線が細いか無いと、頬の丸みとフレームが重なる心配も少なくなります。

フレームの色は、白い紙と並べて明るさで選ぶ

色の名前だけでは、そのフレームが自分の肌に対して明るいのか暗いのかがわかりにくいことがあります。売り場では、白い紙を1枚用意して、フレームと自分の手の甲を紙の上に並べてみてください。

紙の上で、手の甲とフレームの明るさが近く見えるなら、顔に掛けても枠が強く浮かず、太いフレームでも重く見えません。フレームのほうがはっきり暗く見えるなら、顔の中で枠がくっきり出る色です。この場合は、細いフレームにするか、下の線だけでも明るい色や透明のものを選ぶと、目のまわりが重くなりません。

半透明のフレームは、光を通す分だけ、同じ色でも明るく軽く見えます。タヌキ顔の人が太めのフレームを楽しみたいときは、まず半透明の中から選ぶと失敗が少ないでしょう。秋冬の服が深い色に寄る季節は、フレームも少し深めの半透明にすると、服との色のつながりが生まれます。

鼻当ての高さ:フレームが頬に下がってこないように

フレームの位置を左右するのが鼻当てです。鼻当てには、フレームと一体になった樹脂の鼻当てと、小さな板が金属の足で支えられた調整できる鼻当てがあります。

タヌキ顔の人は、フレームの下端と頬の距離が近くなりやすいので、調整できる鼻当てのほうが扱いやすいです。鼻当ての位置を少し下に動かせば、フレーム全体が上に上がり、下端と頬の間に隙間を作れます。眼鏡店では、この調整をその場で頼めることが多いので、試着のときに相談してください。

一体型の鼻当ての樹脂フレームは、鼻の高さによってはフレームが下がり、頬に乗りやすくなります。試着して、下端と頬の間の5mmが取れない場合は、鼻当ての部分が高めに作られたものを探すか、鼻当てを後から足せるかどうかを確かめてください。

掛けているうちにメガネが下がってくるかどうかも大切です。試着のときに、首を軽く上下に振ったり、下を向いて文字を読む姿勢をとったりして、フレームの位置が変わらないかを見てください。下がってくるメガネは、朝は合っていても、昼過ぎには頬に乗ってしまいます。

度の強いレンズを使う人の選び方

度の強いレンズを使っている人は、レンズの厚みや、レンズ越しに見える目の大きさも気になると思います。フレームの選び方で、見え方をある程度整えることができます。

レンズが厚くなる人は、フレームの横幅を小さめにし、レンズの面積を減らすと、縁の厚みが目立ちにくくなります。黒目がレンズの中央か少し内側に来る大きさが目安です。レンズの外側が広いフレームは、その分だけ縁が厚くなります。

レンズ越しに目が小さく見えると感じる人は、フレームの色を肌に近い明るさにすると、目とフレームの大きさの差が目立ちにくくなります。反対に、レンズ越しに目が大きく見える人は、タヌキ顔の目の丸さがさらに強調されるので、形の比率を少し横長寄りに選ぶと落ち着きます。

レンズの種類や加工については、目の状態に合わせて眼鏡店で相談するのが確実です。ここで書いたのは、フレームの形と色でできる見え方の調整です。

秋冬の服と合わせる:首元とメガネの丸を数える

メガネは毎日の服と一緒に掛けるものなので、服とのつながりも考えておくと、朝の組み合わせが楽になります。秋冬は首元に布が増える季節です。

タヌキ顔の人の秋冬の服は、首元に丸を1つ置き、肩線や裾はまっすぐにすると顔となじみます。この考え方はタヌキ顔に似合う服に書いていますが、メガネもこの「丸」の数に入れてください。

丸首のニットに、丸みのあるメガネを掛け、さらに丸い大きなイヤリングを着けると、顔のまわりに丸が3つ以上並びます。丸が3つ以上になった日は、顔からいちばん遠い丸を1つ外すのが簡単な直し方です。この場合なら、首元を丸首からゆるやかなVに替えるか、イヤリングを小ぶりなものにします。

帽子をかぶる日は、帽子のつばの線とメガネの上の線の距離も見てください。つばがメガネの上の線にかかるほど深くかぶると、目元が影になり、表情が見えにくくなります。帽子とメガネの間に、眉が見えるくらいの隙間を残すと、顔の印象が明るく保てます。

マフラーやタートルネックの日は、下の線との距離をもう一度見る

首元にマフラーを巻いたり、タートルネックを着たりする日は、顔の下に布の面ができます。この面とメガネの下の線の間に、頬の丸みが挟まれる形になるので、ふだんより頬が強調されて見えることがあります。

こうした日は、マフラーの上端をあご先より下に収めて、頬とマフラーの間に首の肌を少し残してください。タートルネックなら、折り返しを低めにして、首の付け根に近い位置で終わらせます。メガネの下の線、頬の丸み、首元の布、という3つの段がそれぞれ見えていれば、顔の中ほどがふくらんで見えることはありません。

寒い日に屋外から暖かい室内へ入ると、レンズが曇ることもあります。マフラーを鼻の近くまで引き上げると、息がレンズに上がって曇りやすくなるので、マフラーは口元より下で止めておくと、見た目と使い勝手の両方が整います。髪型との合わせ方はタヌキ顔に似合う髪型も参考になります。

どちらとも取れる①:キツネ顔との混合で、頬の高さが境目にある

頬のいちばん高い位置が、ちょうど小鼻の上端くらいにあって、高いとも低いとも言えない。目の比率も2.6〜3.2の間にある。こうした混合の顔立ちの人は、メガネ選びで迷いやすいと思います。

この場合は、同じ形で縦幅の違う2本のフレームを試してください。1本は縦幅が小さめのもの、もう1本は縦幅に余裕のあるものです。それぞれを掛けて正面から写真を撮り、フレームの下端と頬の間に隙間が見えるかどうかを比べます。

縦幅に余裕のあるフレームでも隙間がはっきり見えるなら、頬の高さは気にしなくてよい顔立ちです。形の比率や色を、好みで選んでください。縦幅の小さいほうだけで隙間が見えるなら、この記事の5mmの基準を守るほうが安心です。

形の比率は、目の比率に合わせます。混合の人は、目の比率が3.2に近いほど横長寄り、2.6に近いほど丸寄りにすると、目とフレームの形がつながります。どちらとも決めきれないなら、1.4前後の比率を選んでおけば、どちらに寄っても大きく外れることはありません。

どちらとも取れる②:童顔とも言われ、大人っぽく見せたい

タヌキ顔の人の中には、周りから童顔と言われることが多く、仕事の場などでは大人っぽく見せたいと考える人もいるでしょう。童顔の度合いは、下まぶたからあご先までの長さが顔の縦の半分に届くかどうかで見られます。くわしくは童顔は目の下の余白で決まるにあります。

大人っぽく見せたいときに、細い四角のメガネを選びたくなるかもしれません。けれども、タヌキ顔の丸い目に角の強い細い四角を合わせると、メガネだけが大人っぽく、顔との間に差ができて、かえって背伸びしているように見えることがあります。

おすすめは、上の線をまっすぐ、下の線をゆるやかな弧にした形です。上の直線が眉のように働いて目元を引き締め、下の弧が目と頬の丸みとつながります。形の比率は1.4〜1.6、上の線は眉の下3mm以内に沿わせてください。色は、上の線だけが濃く、下の線が細いか透明なものにすると、大人っぽさがいちばん自然に出ます。

逆に、休日などで若々しさを楽しみたい日は、比率1.2前後の丸寄りの形に、明るい半透明の色を合わせてみてください。同じタヌキ顔でも、メガネを替えるだけで場面ごとに印象を切り替えられます。

どちらとも取れる③:手持ちの丸メガネを、買い替えずに使いたい

いま使っているメガネが真ん丸に近い形で、この記事を読んで似合っていないかもしれないと感じた人もいると思います。けれども、すぐに買い替える必要はありません。調整と組み合わせで、印象を整えられる場合が多いからです。

まず、鼻当ての調整で、フレームの下端と頬の間に隙間を作れないか試してください。調整できる鼻当てなら、眼鏡店で数ミリ動かしてもらうだけで、フレーム全体が上に上がります。下の線が頬から離れれば、丸い形でも顔の中の丸の重なりはかなり減ります。

次に、顔のまわりの丸を減らします。丸メガネを掛ける日は、首元をVやスクエアに近い形にし、イヤリングは縦に長いものか、小さな点のようなものにします。髪は、顔の横に丸いふくらみを作らず、縦の線が出るように下ろすか、すっきりまとめてください。

それでも気になる場合、次に買い替えるときに、この記事の基準を当てはめれば十分です。今の丸メガネは、若々しさを楽しみたい日の1本として残しておくと、場面に合わせて使い分けられます。

眼鏡店で確かめる順番

最後に、売り場でメガネを選ぶときの順番をまとめます。

まず、こめかみの幅を家で測っておきます。売り場では、その幅との差が5mm以内のフレームだけを手に取ってください。これだけで候補はかなり絞れます。

次に、手に取ったフレームを掛けて、頬のいちばん高い位置を指で押さえ、フレームの下端との隙間を見ます。5mm以上あれば次へ進みます。足りなければ、鼻当てで調整できるかを店員に相談します。

隙間が取れたら、笑顔を作ってフレームが押し上げられないかを確かめます。そのあとで、形の比率、上の線と眉の距離、太さと色の順に見ていきます。最後に、首を上下に振ってメガネが下がってこないかを確かめれば完了です。

最後の2本で迷ったときの決め方

条件を満たすフレームが2本残って、どちらにするか決められないこともあると思います。その場合は、2本をそれぞれ掛けた写真を、真顔と笑顔で1枚ずつ、合わせて4枚撮ってください。

4枚を並べたら、まず笑顔の2枚を比べます。笑ったときにフレームが動かず、頬との間に隙間が残っているほうを優先します。メガネは、真顔より笑顔や話している顔のほうがずっと長く人に見られるからです。

笑顔の2枚に差がないなら、次は真顔の2枚を、少し離れた距離から見比べます。スマートフォンの画面を腕を伸ばした位置に置き、メガネより先に目に目が行くほうを選んでください。メガネが先に目に入るほうは、フレームが顔より強い状態です。

それでも決めきれないなら、その日に着ている服ではなく、手持ちの服でいちばん着る回数の多い首元の形を思い浮かべて、その首元と丸が重なりにくいほうを選ぶと、毎日の組み合わせが楽になります。

タヌキ顔の人にとって、メガネは丸い目と頬のやわらかさを引き立てる小物になります。形の名前で選ぶ前に、フレームの下の線が頬のどこにあるかを鏡で見てみてください。たったそれだけで、メガネを掛けたときの自分の顔の見え方が変わるはずです。

よくある問い

Q. タヌキ顔に丸メガネは似合いませんか
真ん丸に近いフレームは、目の丸さと頬の丸さにもう1つ丸を重ねることになり、顔全体が幼く見えやすくなります。ただし、横幅÷縦幅が1.2を超える、少し横に伸びた丸なら、丸みを残したまま顔が落ち着きます。手持ちの丸メガネを使うなら、フレームの下の線が頬の頂点に乗っていないかを先に確かめ、乗っているなら鼻当ての高さを調整して下端を持ち上げてください。
Q. スクエア型の四角いメガネで大人っぽく見せたいです
角のはっきりした細い四角は、タヌキ顔の丸い目とぶつかって、メガネだけが顔から浮いて見えやすい形です。大人っぽさを足したいなら、四角の角を少し丸めた形か、上の線だけがまっすぐで下の線がゆるやかな弧になった形を選んでください。上の直線で大人っぽさ、下の曲線で目の丸さとのつながりを両方持たせられます。
Q. キツネ顔とタヌキ顔の中間と言われます。どちらの選び方をすればいいですか
メガネに関しては、頬の頂点の高さで決めて構いません。頬のいちばん高い位置が小鼻より上にあるならこの記事の選び方を、小鼻と同じかそれより下ならフレームの下の線を気にする必要は少なくなります。形の比率は、目の横縦比が大きい人ほど横長寄りにしてください。
Q. 度が強くて、レンズが厚くなります。フレームの選び方は変わりますか
レンズが厚くなる人は、フレームの横幅を小さめにし、黒目がレンズの中央より少し内側に来るものを選ぶと、レンズの縁の厚みが目立ちにくくなります。太めのフレームは縁の厚みを隠せますが、色を肌に近いものにして、顔の中で重く見えないようにしてください。レンズの加工については、眼鏡店で相談するのが確実です。

— メグラシ編集部

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中性的な顔に似合う髪型|秋冬は丸みを毛先か前髪の1か所に置く

中性的な顔と言われる人の髪型は、丸みを足す場所を1か所に決めると迷いません。毛先・前髪・トップのどこに丸みを置くかを1問で決める方法、長さ別の毛先の位置、前髪と眉の距離、耳を出すか隠すか、分け目の位置まで寸法で示します。秋冬のタートルネックやマフラー、ニット帽と髪がぶつかる位置の調整、丸みを2か所に置きたくなったときの判断、美容室での伝え方もまとめました。

メグラシ編集部/読了 18分

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