凛々しい顔 もこもこニット|眉目が強いか輪郭が強いかで毛足を分ける

**凛々しい顔でもこもこしたニットが似合わないと感じたら、顔の強さが眉と目から来ているのか、頬骨やあごの輪郭から来ているのかを先に決めてください。**直す場所がこの2つで違うからです。
眉と目が強い人は、ニットの甘さだけが浮いて、服と顔がちぐはぐに見えています。この場合は毛足を5mm以下に抑えるか、毛足はそのままで色を濃いグレーや紺に深くして、顔の濃さとそろえてください。
輪郭が強い人は、首元の毛足が顔の下を囲んで、輪郭の角がかえって太く強く見えています。この場合は首元を平らな布にして、毛足は胴まわりに回してください。両方当てはまる人は、首元を平らにするほうを先に行います。
凛々しい顔の装い全体の考え方は凛々しい顔に似合う服にまとめています。この記事は、秋冬のもこもこニットに絞った分け方です。
結論:眉目の人は毛足と色を、輪郭の人は首元を動かす
もこもこニットとは、ここではモヘアやアルパカのように毛が表面から立ち上がっているニット、ボア調のニット、太い毛糸でふくらみのあるざっくり編みをまとめて指します。
凛々しい顔の強さは、主に2か所から出ます。一つは、太くはっきりした眉と、横に長い目や切れ長の目。もう一つは、頬骨の張りや、あごからえらにかけての直線的な輪郭です。もこもこニットは、どちらと組むかで起きることが変わります。
| 強さの出どころ | もこもこで起きること | 動かす場所 |
|---|---|---|
| 眉と目 | 服だけ甘く浮く | 毛足の長さと色の深さ |
| 輪郭 | 顔が膨らみ強く見える | 首元の形 |
| 両方 | 両方 | 首元を先に、色を後に |
どちらが強いか、指で隠して決める
判定は鏡の前で、手のひらと指だけで行います。もこもこニットを1枚着て、明るい窓際に立ってください。
まず、両手の人差し指を横にして、左右の眉を隠します。眉を隠した瞬間に、ニットと顔がなじんで見えたら、眉目の側です。目が強い人は、眉を隠したあと、目尻を指先で軽く押さえて横の長さを隠しても同じ変化が出ます。
次に、両手のひらを頬の横に当てて、頬骨からあごの角までを隠します。輪郭を隠した瞬間にニットとなじんで見えたら、輪郭の側です。
どちらを隠しても変化が小さい人は、強さが両方に散っています。どちらを隠しても大きく変わる人は、両方が強い人です。どちらの場合も、後で書く「両方の人」の手順に進んでください。
自分の強さがどこにあるかをもう少し細かく知りたい人は、凛々しい顔が怖いと言われるで眉・目・口元を分けて見ています。
眉目が強い人|毛足を5mm以下に抑える
眉と目が強い人がもこもこを着てちぐはぐに見えるのは、毛足の長さが生む柔らかさが、眉目のはっきりした線と離れすぎるからです。顔はくっきり、服はふわふわ、という差が目に入ります。
まず試すのは、毛足を短くすることです。毛足が5mm以下のニットは、もこもこの温かさを残しながら、表面に線が見える程度の締まりがあります。細い毛糸で編んだモヘア混や、起毛を軽くかけたウールがこれに当たります。
毛足の長さは、ニットを机に置き、定規を表面に垂直に立てて、毛の先がどこまで立つかで測ってください。1cmを超えると、顔の近くでは柔らかさが勝ちすぎます。
眉目が強い人|色を深くして顔の濃さとそろえる
手持ちのニットの毛足が長い場合や、どうしても長い毛足を着たい場合は、色を深くします。毛足の柔らかさは、淡い色ほど強調され、深い色ほど落ち着きます。
選ぶのは、眉や髪の濃さに近い深い色です。濃いグレー、紺、深い緑、焦げ茶などです。顔の中でいちばん濃い眉と、服の色の濃さがそろうと、毛足が長くても服と顔が一つの印象にまとまります。
淡い色のもこもこを着たいときは、上から深い色のジャケットやコートを羽織り、前を開けて淡い面を縦に細く見せてください。
眉目が強い人|編み目を縦に通す
毛足と色を調整してもまだ甘く見えるなら、編み目の向きを見てください。丸くふくらむ玉編みや、ポップコーンのような立体編みは、柔らかさがもう一段足されます。
眉目が強い人には、縦のうね編みや、縦に流れるケーブル編みのもこもこが合います。縦の線が眉と目の線の強さを受け止め、毛足の柔らかさと顔の強さの間をつなぎます。
輪郭が強い人|首元を平らな布にする
輪郭が強い人がもこもこを着て顔が強く見えるのは、首元の毛足が顔の下を囲み、頬骨やあごの角の周りにもう一つふくらみの層を作るからです。ふくらみが輪郭の外側に足されるぶん、顔が大きく、角が強調されて見えます。
直す場所は首元です。毛足のあるタートルネックや、首に沿う詰まった丸首は避け、首元に毛足が来ない形を選んでください。Vネック、深めのUネック、カーディガンの前開きが向いています。
首元を開けると、輪郭と服の間に肌の余白ができ、ふくらみが顔に重なりません。毛足の長さは変えなくて大丈夫です。
輪郭が強い人|毛足は胴まわりに回す
首元を開けた形でも、肩から上にふくらみが多いと、顔まわりが重く見えます。毛足のボリュームは、胸から下の胴まわりに置くのが向いています。
たとえば、肩はすっきりとした目の詰まった編みで、身頃にだけ毛足がある切り替えのニット。あるいは、平らなシャツやカットソーの上に、毛足のあるベストを重ねる形です。胴まわりのもこもこは輪郭から遠いので、柔らかさだけが装いに足されます。
輪郭が強い人|襟付きの布を一枚挟む
手持ちのもこもこが首の詰まった形しかない場合は、間に襟のある布を一枚挟んでください。白や淡いブルーのシャツの襟を、ニットの首元から外に出します。
シャツの襟は平らで角があるので、輪郭の直線と同じ性格を持っています。輪郭とニットの間に直線の布が入ると、毛足のふくらみが顔から一段離れ、角が強調されにくくなります。
両方の人|首元を先に、色を後に
眉と目も輪郭も強い人は、2つの症状が重なっています。この場合は首元から直してください。輪郭のふくらみは目に入る面積が大きく、先に取り除くと、残る甘さの浮きも小さく見えます。
手順は次の順です。首元をVネックかカーディガンの前開きにする。それでも服だけ甘く見えたら、色を濃いグレーや紺に深くする。最後に、毛足が1cmを超えていれば5mm以下のものに替える。
一度に全部を変えると、どれが効いたか分からなくなります。一つ変えるたびに鏡の前で眉と輪郭を指で隠し、変化を確かめてから次に進んでください。
髪型で寄せる場所を変える
もこもこの見え方は、髪の形でも変わります。顔まわりの髪が首元のニットにかかると、髪とニットの毛足が重なり、ふくらみの層がさらに増えます。
輪郭が強い人は、もこもこを着る日に髪を耳にかけるか、後ろでまとめて首元を見せてください。眉目が強い人は、前髪を少し眉にかかる長さにすると、眉の強さが和らぎ、ニットの柔らかさとの差が縮まります。
前髪と眉の距離の考え方は凛々しい顔に似合う髪型で詳しく扱っています。
アウターの下に着る日
コートの下にもこもこを着る日は、首元からどれだけ見えるかで考えます。コートの襟元からもこもこが大きくのぞくと、輪郭が強い人はふくらみが顔に重なりやすくなります。
輪郭が強い人は、前を開けたコートの内側に、Vネックのもこもこを縦に見せてください。眉目が強い人は、コートの色を深い色にすれば、淡いもこもこを首元から少しのぞかせても浮きません。
色の甘さの扱いは、凛々しい顔 ピンクが似合わないの考え方とも共通しています。
まとめ:もこもこをやめる前に、強さの出どころを決める
凛々しい顔でもこもこニットが似合わないと感じたら、もこもこ全部を手放す前に、強さが眉と目から来ているのか、輪郭から来ているのかを指で隠して決めてください。
眉と目が強い人は、毛足を5mm以下に抑えるか、色を眉の濃さに近い深い色にします。輪郭が強い人は、首元を平らにして、毛足を胴まわりに回します。両方の人は、首元を先に直してから色を決めてください。
もこもこの柔らかさは、凛々しい顔に冬らしい温かみを足せる素材です。動かす場所が分かれば、きりっとした顔立ちのまま、ふんわりした服を楽しめます。
よくある問い
- Q. 凛々しい顔はもこもこしたニットを着ないほうがいいですか
- 着られます。外れやすいのは、淡い色で毛足の長いニットを、首元が詰まった形で着たときです。強さの出どころが眉と目なら毛足と色を、輪郭なら首元の形を直すと、同じもこもこ系でも顔との釣り合いが取れます。
- Q. 毛足の長さはどうやって測ればいいですか
- ニットを平らな机に置き、定規を表面に垂直に立てて、毛の先がどこまで立ち上がっているかを見ます。5mm以下なら短い毛足、1cmを超えたら長い毛足です。毛足の長いニットは、首元から離した場所に置くほど扱いやすくなります。
- Q. 淡いピンクのふわふわニットを持っています。着られますか
- 眉と目が強い人は、上から濃いグレーか紺のジャケットを羽織り、前を開けて着てください。ニットの淡さが縦に細くなり、顔の濃さとの差が縮まります。輪郭が強い人は、首元が詰まっていなければそのまま着られますが、詰まっている形なら白いシャツの襟を出して首元を平らにしてください。
- Q. 眉を細く整えれば解決しますか
- 眉を少し和らげると差は縮まりますが、服の選び方を変えるほうが確実です。眉の形を大きく変えると、凛々しい顔の持ち味そのものが薄れてしまいます。眉は整える程度にして、服のほうで毛足と色を合わせてください。
— メグラシ編集部





