凛々しい顔に似合う服|秋冬は甘さを置く1か所を、予定で決める

**あなたが凛々しい顔なら、服は直線の形と張りのある布で選び、色は顔の濃さに負けない深い色を顔の近くに置いてください。**そのうえで、きつく見られたくない日だけ、甘さを1か所だけ足します。置く場所は、首元・耳・手元・足元の4つから、その日の予定で1つ選びます。
凛々しい顔は、眉がまっすぐで濃い、目の形が切れ長、あごや頬に直線がある、といった直線とコントラストの強さでできています。この顔に、丸い形とやわらかい布ばかりを合わせると、顔と服が引っ張り合って、服だけが浮いて見えます。反対に、服まで全部を直線にすると、印象が強くなりすぎて「怖そう」「きつそう」と言われることがあります。
だから、ベースは直線、甘さは1か所。この記事では、まず自分の凛々しさが顔のどこから来ているかを確かめ、似合う形・布・色の境目を置き、予定ごとに甘さを置く場所を決める方法を書きます。厚く書いたのは、「活かしたいのか、和らげたいのか、どちらとも決めかねる日」の考え方です。
顔の印象の近いテーマでは、秋冬に顔がきつく見えるのは黒い面の近さと、キツネ顔に似合う服も合わせて読むと、色と形の両方がそろいます。
結論:服は直線で合わせ、甘さは1か所だけ置く
先に、この記事の答えをまとめます。
凛々しい顔に似合う服は、3つの条件でそろえます。形は直線、布は張りのあるもの、色は顔の一番濃い部分に近い濃さです。この3つがそろうと、顔の直線と服の直線が同じ方向を向き、全体がまとまって見えます。
そのうえで、和らげたい日は甘さを1か所だけ足します。甘さとは、丸い形、やわらかい布、明るく淡い色、小さく揺れる飾りのことです。これを首元・耳・手元・足元のうち1か所にだけ集めます。
1か所に集める理由は、甘さが散らばると、どれも中途半端に見えるからです。首元に丸い襟、耳に揺れるピアス、手元にリボンのバッグ、足元に丸いつま先の靴、と4か所に少しずつ置くと、顔の凛々しさとの差がどこでも小さくぶつかり合って、ちぐはぐな印象になります。1か所に集めれば、そこだけがやわらかい点になり、顔の凛々しさを引き立てる役に回ります。
自分の凛々しさは、眉・目・あごのどこから来ているか
凛々しい顔と一口に言っても、凛々しさの出どころは人によって違います。出どころがどこかで、甘さを置くのに一番効く場所が変わるので、最初に確かめておきます。
鏡の前で、昼間の窓際に立ってください。髪は耳にかけ、メイクはふだんどおりにします。次の3つを、上から順に指で隠してみます。
- 両方の眉を、人差し指で横に隠す
- 両方の目尻を、指先で隠す
- あごの先から耳の下までを、両手で包むように隠す
隠したときに、顔の印象が一番やわらかく変わったところが、あなたの凛々しさの出どころです。
眉が出どころの人は、眉がまっすぐで濃く、眉山の角がはっきりしています。眉を隠すと、急に表情がやさしく見えます。このタイプは、目線の高さに近い場所、つまり耳や髪まわりに甘さを置くと効きます。
目が出どころの人は、目が切れ長で、目尻が上がっているか横に長く伸びています。目尻を隠すと、印象が丸くなります。このタイプは、顔のすぐ下、首元に甘さを置くと効きます。
あごが出どころの人は、あごの先や、耳の下からあごにかけての線に角があります。あごを隠すと、顔が小さく、やわらかく見えます。このタイプも首元が効きますが、詰まった首元ではなく、あごの線から少し離れた位置にやわらかい布を置くほうが合います。
3つのうち、2つ以上で印象が変わる人もいます。その場合は、一番大きく変わったほうを出どころとして扱ってください。
似合う形:襟・肩・裾の線
凛々しい顔に似合う形は、直線が通っているものです。服の中で直線が出る場所は、襟、肩、裾の3つです。
**襟は、角のあるものが顔の直線と合います。**シャツの角襟、テーラードジャケットの刻みのある襟、スタンドカラーのまっすぐな立ち上がりなどです。丸い襟を着るときは、襟の幅を小さく、角に近い丸みのものを選ぶと、顔とぶつかりにくくなります。
首元の開きは、Vネックかボートネックが合います。Vネックの縦の線は、目や眉の直線とつながり、ボートネックの横の線は、あごや頬の直線とつながります。丸首を着るなら、首から指2本ぶん以上離れたゆとりのある丸首にすると、首に沿う丸い線が強く出ません。
肩は、肩の端に縫い目がまっすぐ乗っているものが合います。肩の縫い目が腕のほうに大きく落ちた形も着られますが、その場合は布に張りがあるものを選んで、肩から腕への線がだらりと崩れないようにします。
秋冬のコートなら、ステンカラーやチェスターのように、前がまっすぐ落ちる形が合います。肩から裾まで縦の線が通り、襟の角も顔の直線とつながるからです。ダッフルのように丸いトグルやフードのあるコートは、それ自体が甘さの1か所になるので、着る日は首元や耳には甘さを足さずに済ませてください。ノーカラーのコートは、首元に襟の線がないぶん、中に着るニットやシャツの首元が顔の近くの主役になります。
裾は、まっすぐ切りそろえられたものが合います。コートやジャケット、ニットの裾が水平に終わると、顔の直線と全身の直線がそろいます。裾が丸くカーブしていたり、斜めに切られていたりするものは、甘さの1か所として扱ってください。
似合う布:張りと表面
布は、指でつまんで離したときに、元の形にすっと戻るものが合います。これが張りのある布です。秋冬の布なら、目の詰まったウール、ギャバジン、ツイル、表面のなめらかなハイゲージのニットなどが当たります。
張りのある布は、着たときに体の上で直線を保ちます。顔の直線と服の直線がそろうので、凛々しさがまとまって見えます。反対に、くたっとやわらかく落ちる布は、顔の直線に対して服の線が崩れて見え、顔だけが強く浮きます。
表面は、なめらかなものが基本です。毛足の長いモヘアやアンゴラ、ボアなどの起毛は、輪郭をぼかしてやわらかく見せるので、甘さの1か所として使えます。全身を起毛にするのではなく、首元のマフラー1本や、ニット1枚だけにとどめると、甘さとして効きます。
ツヤは、控えめなものから強いものまで合わせられます。凛々しい顔は、表面の光る布に負けにくいので、サテンやレザーのような強いツヤも着こなせます。ただし、ツヤは顔の印象をさらにくっきりさせる方向に働くので、和らげたい日は、顔の近くのツヤを1段落としてください。
似合う色:顔の濃さに合わせる
色は、顔の中で一番濃い部分、つまり眉と瞳の濃さを基準にします。この濃さに近い深い色を顔の近くに置くと、顔と服の濃さがそろって、凛々しさがまとまって見えます。
深い色といっても、黒だけではありません。濃い紺、チャコール、深い茶、ボルドー、深い緑なども、眉や瞳の濃さに近い色です。黒は濃さが一番強く、顔の近くに大きな面で置くと、印象もいちばん強く出ます。きつく見られたくない日は、黒を紺やチャコールに1段替えるだけで、印象がやわらぎます。
淡い色を着たい日は、淡い色を顔から離します。淡いベージュやパステルのニットを顔のすぐ下に着ると、眉や目の濃さとの差が大きくなって、顔だけが強く浮きます。淡い色はスカートやパンツに回し、顔の近くは深い色にしておくと、淡い色の軽さを楽しみながら、顔とのバランスも保てます。
甘さの1か所に色を使うこともできます。顔の近くは深い色のまま、手元のバッグや足元の靴に、明るく淡い色を1つだけ置くと、やわらかい点として効きます。
甘さを置く場所の候補
甘さを置く場所は、4つの候補から選びます。それぞれ、効き方と向く予定が違います。
| 場所 | 甘さの足し方 | 効き方 | 向く予定 |
|---|---|---|---|
| 首元 | 丸い襟・やわらかいスカーフ・起毛のマフラー | 顔のすぐ下で、印象を一番大きく変える | 仕事・面談 |
| 耳 | 丸いパール・小さく揺れるピアス | 目線の高さで、表情をやわらげる | 初対面・面接 |
| 手元 | 丸い形のバッグ・やわらかい色の手袋 | 動作に合わせて目に入り、親しみを足す | お呼ばれ・会食 |
| 足元 | 丸いつま先の靴・淡い色のタイツ | 全身の中で、軽さと遊びを足す | 休日・外出 |
表は、甘さをどの場所に置くとどう効くかを比べるためのものです。答えを1つに決めているわけではないので、次の章からの予定ごとの考え方と合わせて読んでください。
前の章で確かめた凛々しさの出どころも、場所の選び方に関わります。眉が出どころの人は耳、目とあごが出どころの人は首元が一番効きます。予定と出どころで選ぶ場所が違うときは、予定のほうを優先してください。予定は、その日あなたが誰にどう見られたいかを決めるからです。
仕事の日は首元に置く
仕事の日は、相手と向き合って話す時間が長くなります。相手の目線は、顔と、そのすぐ下の首元に集まります。だから、首元に甘さを置くと一番効きます。
**首元の甘さは、形か布のどちらか1つで足します。**形で足すなら、シャツの襟を角襟から先の丸い襟に替えるか、ジャケットの下に、ゆとりのある丸首のニットを着ます。布で足すなら、首元に、薄くやわらかい布のスカーフを1枚巻くか、ハイゲージのタートルを、少し起毛した糸のものに替えます。
形と布の両方を首元に足すと、甘さが強くなりすぎて、仕事の場ではかえって頼りなく見えることがあります。どちらか1つにしてください。
首元の甘さは、オンラインの会議が多い日にも効きます。画面に映るのは胸から上だけなので、首元にやわらかい要素が1つあるかどうかで、画面越しの印象がはっきり変わります。画面では色が実際より濃く映りやすいので、首元のスカーフやニットは、ふだんより1段明るい色を選ぶと、ちょうどよく見えます。
ジャケットやコートは、仕事の日は直線のものをそのまま着ます。首元のやわらかさが1か所あれば、外側の直線は、凛々しさと信頼感の両方を伝えてくれます。色は、黒よりも紺やチャコールを選ぶと、首元の甘さとのつながりが自然です。
初対面・面接・保護者会は耳に置く
初対面の場では、相手はあなたの表情をよく見ています。表情が一番出るのは目のまわりなので、目線の高さに近い耳に甘さを置くと、表情がやわらかく見えます。
耳に置く甘さは、丸い形が基本です。小さな丸いパールのピアスやイヤリング、丸いフープ、小さく揺れるドロップなどです。大きさは、耳たぶからはみ出さない程度、だいたい小指の爪くらいまでにします。大きすぎると、甘さではなく華やかさとして目立ち、場によっては浮きます。
耳に甘さを置く日は、首元は直線のままにしておきます。シャツの角襟やVネックをそのまま着て、首元から耳までの間に、直線とやわらかさの対比を1つだけ作ります。
面接や、子どもの学校の保護者会のように、きちんとした印象も求められる場では、耳の甘さは揺れないものを選んでください。揺れるピアスは親しみやすさを足しますが、動くたびに目に入るので、落ち着いた場では少し華やかに見えることがあります。耳たぶにぴったり付く小さな丸いパールなら、きちんとした印象を崩さずに、表情だけをやわらげられます。
髪をまとめる日は、耳がよく見えるので、耳の甘さがより効きます。下ろす日は、耳にかけて耳たぶが見える状態にしてください。髪で耳が隠れていると、甘さの1か所が見えず、全体の印象が直線だけになります。
お呼ばれ・会食は手元に置く
結婚式のお呼ばれや、忘年会などの会食の日は、乾杯をしたり料理を取り分けたりと、手を動かす時間が長くなります。手元は動作に合わせて人の目に入るので、ここに甘さを置くと、親しみやすさが伝わります。
手元の甘さは、バッグや袖口、指輪で足します。丸い形の小さなバッグ、やわらかい色の手袋、袖口に少しだけフリルやギャザーのあるブラウス、丸い石の小さな指輪などです。
お呼ばれの服は、全体が華やかになりやすいぶん、甘さを何か所にも置きたくなります。ドレスやワンピースの形を直線にしておけば、手元の1か所だけで、華やかさとやわらかさの両方が出ます。顔の近くは直線のままにしておくと、写真に写ったときにも、顔の凛々しさが服に埋もれません。
お呼ばれのドレスやワンピースは、首元がまっすぐな横の線のボートネックや、深すぎないVネックが合います。色は、深い紺や深い緑、ボルドーのように、顔の濃さに負けない色を選ぶと、写真に写ったときにも顔と服がそろいます。淡い色のドレスを着たいときは、羽織りやストールを深い色にして、顔の近くに濃さを1つ置いてください。淡い色の面が顔のすぐ下に広がると、眉や目の濃さとの差が大きくなり、顔だけがくっきり浮いて写ります。
忘年会や新年会で、照明が暗い店に行く日は、手元の甘さに少しツヤを足すと、暗い場所でも目に入ります。光る素材の小さなバッグや、ツヤのあるサテンの袖口などが当たります。
休日・外出は足元に置く
休日に友人と出かける日や、家族と外出する日は、全身を見られる時間が長くなります。足元は、全身の中で一番軽さや遊びを足しやすい場所です。
足元の甘さは、靴の形と色で足します。つま先が丸い靴、ストラップの付いた靴、淡い色のスニーカー、柄の入ったタイツや靴下などです。足元は顔から一番遠いので、甘さを強めにしても、顔の凛々しさとぶつかりません。
子どもと公園に行く日や、長く歩く日は、足元の甘さを靴ではなく靴下やタイツで足すと扱いやすいです。歩きやすいスニーカーやブーツはそのままに、足首からのぞく靴下を淡い色や小さな柄にするだけで、全身に軽さが加わります。秋冬はタイツを履く日も増えるので、黒のタイツを、深い茶やグレーのタイツに替えるのも、足元の甘さとして効きます。
休日のコートやニットは、直線の形と張りのある布のまま、色だけを1段明るくしても構いません。足元にやわらかさがあれば、上半身は凛々しいままで、全身としては軽く見えます。
活かすか和らげるか、決めかねる日
ここからが、検索結果の上には出てこない部分です。凛々しさを活かしたいのか、和らげたいのか、その日の予定だけでは決めきれないことがあります。たとえば、仕事のあとに友人と食事に行く日、初対面の人もいる親戚の集まり、どう見られたいかがはっきりしない日です。
**この場合は、顔から20cm以内を直線のままにして、甘さは顔から遠い場所、手元か足元に置いてください。**顔の近くを直線にしておけば、凛々しさは活かされます。顔から遠い場所に甘さが1つあれば、全体の印象には、やわらかさが少しだけ加わります。顔の近くに甘さを置くと、印象が大きく変わるので、決めかねる日には向きません。
予定が2つ以上ある日は、時間の長いほうの予定に合わせます。仕事が8時間で食事が2時間なら、仕事の日の考え方で首元に甘さを置きます。食事のときに、首元のスカーフを外してバッグに入れ、代わりに耳に小さなピアスを付ければ、場所を移し替えられます。持ち歩けるのは、スカーフ、ピアス、小さなバッグなど、付け外しできるものです。
どう見られたいかがはっきりしない日は、前の章で確かめた凛々しさの出どころで決めて構いません。眉が出どころなら耳、目とあごが出どころなら首元に甘さを置きます。予定で決められないときは、自分の顔で決める、と覚えておけば、毎朝の迷いはなくなります。
決めかねる日に一番避けたいのは、甘さを何か所にも少しずつ置くことです。首元にも耳にも手元にも置くと、どの場所も中途半端になり、顔の凛々しさとの差がどこでもぶつかります。迷ったら1か所、と決めておいてください。
「怖そう」「きつそう」と言われたときの直し方
凛々しい顔の人が、まわりから「怖そう」「きつそう」と言われるとき、原因は顔ではなく、顔のまわりの服にあることがほとんどです。次の順番で直してください。
1つ目は、顔から20cm以内にある黒い面を減らすことです。黒のタートル、黒のコートの襟、黒いマフラーが顔のすぐ下にあると、眉や目の濃さに黒の強さが重なって、印象が強くなりすぎます。黒を紺やチャコール、深い茶に1段替えるだけで、印象はかなりやわらぎます。
2つ目は、顔のすぐ下に直線が重なっていないかを見ることです。角襟のシャツの上に、角のある襟のジャケット、さらに角のある襟のコートと、直線の襟が3重になっていると、顔の直線とあわせて4本の直線が重なります。どれか1つを丸い形か、襟のない形に替えます。
3つ目は、甘さの1か所を首元か耳に置くことです。首元と耳は、顔の印象に一番近い場所なので、ここに丸い形かやわらかい布が1つあるだけで、表情がやさしく見えます。
3つとも試すのではなく、1つ目から順に試して、言われなくなったところで止めてください。全部を一度に変えると、今度は顔と服がちぐはぐに見えます。
凛々しさを活かしたい日
反対に、凛々しさをそのまま活かしたい日もあります。大事なプレゼンテーション、きちんとした式典、自分の意見をはっきり伝えたい場などです。
活かしたい日は、甘さを足さずに、直線の形と張りのある布で全身をそろえます。色は、眉や瞳の濃さに近い深い色を、顔の近くに1色置きます。黒を使うなら、この日です。
全身を直線でそろえるときに気をつけたいのは、布の表面です。全身がツヤのない布だと、凛々しさが重く見えることがあります。顔の近くか手元に、少しだけツヤのあるものを置くと、凛々しさに明るさが加わります。パールの小さなピアスや、表面のなめらかなレザーのバッグなどです。これは甘さではなく、凛々しさを明るく見せるための光として考えてください。
髪型も、活かしたい日は直線に寄せます。毛先をまっすぐに整え、分け目をはっきりさせると、顔と髪と服の線がそろいます。
活かしたい日に、全身を黒でそろえたくなる人は多いです。黒は凛々しさを一番強く見せる色ですが、全身が黒だと、顔の直線と服の濃さが重なりすぎて、近寄りがたい印象になることがあります。活かしたい日でも、黒は全身のどこか2か所までにして、残りを深い紺やチャコールにすると、強さを保ったまま、表情が服に埋もれません。式典のように黒が決まっている場では、顔の近くの布にだけ、なめらかなツヤのあるものを選ぶと、黒の中でも顔が明るく見えます。
活かしたい日の着方は、人前に立つ場面で特に効きます。直線の服で全身がそろっていると、立ち姿や身振りがはっきり見えて、話す内容にも説得力が加わります。凛々しい顔は、こういう日には隠すものではなく、そのまま伝わる強みになります。
年齢とともに凛々しさが強く出てきたとき
若いころは「きりっとしている」と言われていたのに、年齢を重ねるにつれて「厳しそう」「疲れて見える」と言われることが増えた、という声もよく届きます。これは顔が変わったというより、顔の中の直線とコントラストの見え方が少しずつ変わったことで起きます。
頬のふくらみがなだらかになると、輪郭の直線が以前より目立ちやすくなります。目元のまぶたが少し下がると、目の形がより横長に見えます。どちらも自然な変化で、凛々しさが強まったと言い換えることもできます。服で合わせ直すときは、凛々しさを消そうとするのではなく、甘さを置く1か所の位置を、以前より顔に近づけてください。
たとえば、以前は足元に甘さを置いて十分だった人も、首元や耳に移すと、表情がやわらかく見えるようになります。首元なら、やわらかい布のスカーフや、少し起毛した糸のタートル。耳なら、小さな丸いパール。顔のすぐ近くに1つあるだけで、顔の直線と服の直線の間に、やわらかいクッションが入ります。
色も、顔の近くでは1段明るくすると効きます。黒を紺やチャコールに、濃い茶を少し明るい茶に替えると、顔と服の濃さの差が小さくなり、顔の直線が強調されにくくなります。そのぶん、ボトムや靴で深い色を使えば、全身の引き締まりは保てます。
秋冬のコートとニットで外しやすい点
秋冬は、コートとニットが顔の近くに来る時間が長くなります。凛々しい顔の人が外しやすい点を3つ挙げます。
1つ目は、毛足の長いニットを顔のすぐ下に着ることです。モヘアやアンゴラの起毛は、甘さとして効きますが、顔のすぐ下に大きな面で置くと、顔の直線と布のぼやけがぶつかります。起毛のニットを着るなら、首元が開いた形にして、顔と布の間に肌を見せてください。
2つ目は、ボリュームのあるマフラーを顔のまわりに大きく巻くことです。マフラーが顔の下半分を覆うと、あごの直線が隠れて、目と眉の凛々しさだけが強く残ります。マフラーは、あごの下に指2本ぶんの空きを作って巻くと、顔全体の印象がそろいます。
3つ目は、コートの襟を全部立てることです。角のある襟を立てると、顔の両側に直線の壁ができて、印象がとても強くなります。襟は寝かせて着るか、立てるなら片側だけにしてください。
秋冬の予定ごとに服を選ぶ考え方は、中性的な顔の秋冬の予定の服も参考になります。顔の印象が違っても、予定で甘さや飾りの量を決める考え方は共通しています。
毎朝の決め方を3つに縮める
最後に、毎朝の服選びを3つの質問に縮めておきます。
- 今日はどう見られたいか。活かしたいか、和らげたいか、決めかねるか
- 和らげたいなら、今日の予定で甘さを置く1か所はどこか
- 顔から20cm以内に、黒い面や直線の重なりはないか
1で「活かしたい」なら、2は飛ばして3だけを確かめます。「和らげたい」なら、予定から1か所を選びます。「決めかねる」なら、手元か足元に置きます。3は毎日確かめます。
この3つを続けやすくするには、甘さの1か所に使う小物を、置き場所ごとに1つずつ決めておくと便利です。首元ならやわらかい布のスカーフを1枚、耳なら小さな丸いパールを1組、手元なら丸い形の小さなバッグを1つ、足元なら淡い色の靴下を数足。この4つがそろっていれば、服は直線のものを何枚か持っておくだけで、毎朝、予定に合わせて小物を1つ選ぶだけで済みます。
服を新しく買うときも、この考え方で選ぶと迷いが減ります。服そのものは、直線の形と張りのある布で、色は深いものを選びます。甘さは服ではなく小物で足すと決めておけば、服の数を増やさなくても、予定ごとに印象を変えられます。凛々しい顔に似合う服は多くありませんが、そのぶん、手持ちの服をすべて活かしやすい顔でもあります。
凛々しい顔は、合わせ方を知れば、直線のきれいさと、1か所のやわらかさの両方を見せられる顔です。似合う服を探すより、甘さを置く場所を1つ決める、と覚えておくと、秋冬の服選びはずっと楽になります。より詳しく顔立ちの見分け方を知りたい人は、凛とした顔立ちの見分け方も読んでみてください。
よくある問い
- Q. 凛々しい顔なのに、可愛い服が好きです。着てはいけませんか
- 着てかまいません。可愛い要素を1か所に集め、残りを直線の形と張りのある布にすると、顔と服が引っ張り合いません。たとえばフリルのブラウスを着るなら、上に羽織るものはまっすぐな前立てのジャケットやカーディガンにします。可愛い要素が顔から20cm以内に1つだけあると、顔の凛々しさと釣り合って、甘さがかえって引き立ちます。
- Q. 怖そう、きつそうと言われるのを直したいです
- 顔から20cm以内にある黒や濃い色の面を、1段明るい色に替えるのが一番早い方法です。そのうえで、首元か耳のどちらか1か所に、丸い形かやわらかい布を足してください。2か所以上足すと、今度は顔と服がちぐはぐに見えます。どこに足すかは、凛々しさが眉から来ているなら耳、あごから来ているなら首元が効きます。
- Q. 凛々しい顔に似合わない服はありますか
- 似合わない服というより、顔の印象とぶつかりやすい組み合わせがあります。小さな柄、細かいフリル、淡すぎる色、薄く透ける布を全部いっしょに着ると、顔だけが浮いて見えます。どれか1つなら合わせられるので、全部を同時に重ねないことを覚えておけば十分です。
- Q. 凛々しさを活かしたい日はどうすればいいですか
- 甘さを足さずに、直線の形と張りのある布で全身をそろえてください。色は、顔の一番濃い部分である眉や瞳の濃さに近い色を、顔の近くに1色置きます。顔と服の濃さがそろうと、凛々しさがまとまった印象として伝わります。
— メグラシ編集部





