顔タイプソフトエレガント × 11月の装い|上着で増えた直線を、曲線1本で返す

顔タイプソフトエレガントの人が11月に崩れるのは、寒さでも色でもありません。 上着を着たまま過ごすことで、直線に傾いた比が戻らないまま一日が終わることです。上着が増やす直線は3本。曲線を1本返せば、比は戻ります。
上着が固定する、3本の直線
上着を着ると、直線が3本増えます。
- 肩の縫い目 ── 1本
- 前立ての縦線 ── 1本
- 袖の輪郭 ── 1本
10月までは、脱げばこの3本が消えました。11月は着たままなので、3本が固定されます。
つまり11月は、朝の時点ですでに直線側に傾いているところから始まります。
数える|上着を着た状態での比
上着を着る前と着たあとで、比がどう動くかを見ます。
| 状態 | 直線 | 曲線 | 比 |
|---|---|---|---|
| 上着を着る前 | 3 | 2 | 6対4 |
| 上着を着たあと | 6 | 2 | 8対2 |
| 曲線を1本返したあと | 6 | 3 | 7対3 |
| 曲線を2本返したあと | 6 | 4 | 6対4 |
1本返すだけで、傾きは大きく戻ります。 2本返すと元の比に近づきますが、上着の直線が強いので1本で足りる日が多いのが11月です。
判定は、鏡から2歩下がる
数える代わりに使える方法です。鏡から2歩下がって、最初にどこが目に入るかを見る。
- 肩が先に目に入る ── 直線に傾いている。1本返す
- 胸元が先に目に入る ── 曲線に傾いている。返さない
- 顔が先に目に入る ── 釣り合っている
近くで見ると細部を数えてしまいます。 2歩下がってから見てください。5秒で終わります。
この判定は玄関でもできます。 全身が映る鏡がなくても、上半身が映っていれば足ります。比を作っているのは腰より上だけだからです。
返せる場所は3か所|顔に近いほど強い
| 場所 | 返し方 | 強さ |
|---|---|---|
| 首元 | 上着の襟の上から中の襟を1〜3cm出す | 強い |
| 袖口 | 上着の袖口から中の袖を2〜4cm出す | 中くらい |
| 髪 | 下ろして顔まわりに弧を作る | 中くらい。服を替えずに済む |
外出先で気づいた日は、髪がいちばん早い手です。服に触らずに1本返せます。
時間のある日に、手持ちの上着を1枚ずつ着て、2歩下がって肩と胸元のどちらが先に目に入るかを見ておいてください。肩が先に来る上着は、直線を3本しっかり増やす上着です。その上着を着る日は、曲線を1本返すと最初から決めておけます。
首元で返す|1〜3cmという幅
上着の襟の上から、中の襟を出します。幅は1〜3cm。
- 1cm ── 色の差があれば読まれる
- 3cm ── 形まで読まれる。いちばん安定する
- 5cm以上 ── 上着の襟が浮く
中の襟は、上着の襟より低いものを選んでください。高いと押し上げられて、首元が窮屈に読まれます。
11月は上着の襟が高くなるので、中を選ぶときに襟の高さを先に見ると、朝の作業が減ります。
襟の高さは、指を首と襟のあいだに入れて何本入るかで測れます。上着の襟に指2本、中の襟に指1本しか入らないなら、中のほうが低いので出せます。逆なら、中は出せません。
袖口で返す|2〜4cm
上着の袖口から中の袖を出します。幅は2〜4cm。
袖口は厚みの影響を受けません。 厚い上着で首元が埋まる日に、ここへ移すと確実に1本返せます。
両腕から出すのは合わせて1本と数えます。左右対称なので2本にはなりません。
片方だけ折る、片方だけ出すということはしないでください。左右が違うと、1本ではなく崩れとして読まれます。
上着を閉める日|返せるのは首元だけ
閉めると前立ての縦線が正面に固定され、直線が1本ぶん強く読まれます。 袖口も裾も上着の直線に囲まれます。
返す場所は首元だけです。
- 中の襟を1〜3cm出す
- 首元に布を1本掛ける
- 髪を下ろす
この3つのうち1つ。 閉める日は返せる場所が減るので、朝のうちに決めておくと迷いません。
色の境目も、直線として読まれる
色そのものは直線でも曲線でもありません。ただし、色が変わる境目は直線として読まれます。
- 上着と中で明るさが違う ── 首元の境目が直線1本ぶん増える
- 上下で明るさが違う ── 腰の水平線が1本増える。上着で隠れるなら数えない
- 靴と脚で明るさが違う ── 足首に1本増える
11月は上着が加わるぶん、色の境目が増えやすい月です。直線が7本・8本になっていたら、まず色の差を1つ減らしてください。
10月との違い|数える状態が1つでいい
10月は上着を脱ぎ着するので、着ている状態と脱いだ状態の両方で比をそろえる必要がありました。
11月は着たままの時間が長いので、着ている状態だけを合わせれば足ります。
手間は減ります。ただし、そのぶん傾いたまま一日が終わりやすくなります。 10月は脱いだときに一度リセットされましたが、11月はされません。
朝に一度だけ合わせて、それを保つ。 これが11月のやり方です。
保つために効くのは、外した小物を戻す場所を決めておくことです。首元の布を外したままかばんに入れると、その日はもう戻りません。袖口に1本かけておくと、必要なときにすぐ戻せます。
どちらとも取れるとき|上着が2枚重なる日
外側の上着と内側の羽織りを重ねると、直線が6本ではなく9本近くになります。
数えるのは、いちばん外側の上着が作る3本と、帯の中で見えている分だけです。内側の羽織りの肩や袖は、外から読めません。
この日は、曲線を2本返してよい日です。首元と袖口の両方から出してください。直線が多いぶん、2本でも過剰になりません。
どちらとも取れるとき|厚手で輪郭がぼやける
厚い生地は、直線も曲線も両方を弱く読ませます。この日は顔から40cm以内(顎から肘まで)だけで比を作ってください。
首元に直線を2本、そのすぐ外に曲線を1本。ここだけで釣り合います。
胴から下は、厚手のときは数に入れなくて構いません。
どちらとも取れるとき|返しすぎて曲線に傾いた
1本のつもりが、髪と襟と袖口で3本になっていることがあります。胸元が先に目に入るなら、返しすぎです。
戻す手は1つです。顔から遠いほうを引っ込める。 袖口が先、次に裾です。
髪と首元は最後まで残してください。 顔に近い1本がいちばん効いています。
失敗からの戻し方|傾いた日に、1つだけ動かす
| 起きていること | 戻す手 | なぜ効くか |
|---|---|---|
| 肩から先に目に入る | 中の襟を1〜3cm出す | 顔にいちばん近い曲線が1本増える |
| 出す服がない | 髪を下ろす | 服を替えずに1本返せる |
| 厚手で襟が埋まった | 袖口を2〜4cm出す | 袖口は厚みの影響を受けない |
| 胸元から先に目に入る | 袖口を引っ込める | 顔から遠い1本を先に消す |
| 直線が7本以上ある | 上着と中の明るさの差を1段以内にする | 色の境目が1本消える |
動かすのは1本だけです。 2本動かすと、今度は逆へ傾きます。
店員・同行者に言う3点
- 「上着を着たまま、中の襟が3cm出る組み合わせを見たいです」。数字で言うと、襟の高さの相談ができます
- 「上着は肩の縫い目が目立たない形でお願いします」。上着が増やす直線を1本減らせます
- 「着たまま過ごす前提です」。脱ぐ前提かどうかで、勧められる形が変わります
同行者には、「2歩下がって、肩と胸元のどちらが先に目に入るか教えて」 と1文で伝えてください。傾きがそのまま分かります。
まとめ|3本増えたら、1本返す
- 11月に崩れるのは、上着で直線に傾いた比が戻らないまま一日が終わるとき
- 上着は肩・前立て・袖の輪郭で直線を3本増やす
- 曲線を1本返すだけで、傾きは大きく戻る
- 返せるのは首元・袖口・髪の3か所。顔に近いほど強い
- 閉める日は首元だけ。上着が2枚の日は2本返してよい
今日の自分は、どちらへ傾いているのか。 鏡から2歩下がれば、5秒で分かります。
11月は、朝に一度合わせて、それを保つ月です。
10月のように脱いだ状態を合わせる必要はありません。そのぶん、合わせた状態が一日そのまま続きます。 朝の5秒を惜しまないでください。
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よくある問い
- Q. 上着は直線を何本増やしますか
- 3本です。肩の縫い目が1本、前立ての縦線が1本、袖の輪郭が1本。この3本は、どんな上着でもほぼ共通して増えます。10月までは脱げば消えていましたが、11月は着たままなので3本が固定されます。だから中の作りを決める前に、まずこの3本を計算に入れてください。
- Q. 曲線1本で本当に戻りますか
- 戻ります。上着を着る前が直線3・曲線2だった場合、上着で直線が6になり6対2です。ここに曲線を1本返すと6対3になり、割合としては6対4に近づきます。厳密な数合わせではなく、傾きが片方に寄りきらない状態を作るのが目的です。判定は鏡から2歩下がって、最初に目に入るのが肩か胸元かで確かめてください。
- Q. どこで返すのがいちばん効きますか
- 顔に近い場所ほど強く働きます。首元、袖口、髪の順です。首元は上着の襟の上から中の襟を1〜3cm出す。袖口は上着の袖口から中の袖を2〜4cm出す。髪は下ろして顔まわりに弧を作る。この3つのうち1つで足ります。服を替えずに戻せるのは髪なので、外出先で気づいた日はここが早いです。
- Q. 上着を閉める寒い日はどうしますか
- 閉めると前立ての縦線が正面に固定され、直線が1本ぶん強く読まれます。返す場所も首元だけになります。中の襟を出すか、首元に布を1本掛けるか、髪を下ろすか。この3つのうち1つです。閉める日は返せる場所が減るので、朝のうちに決めておくと迷いません。
- Q. 10月とどこが違いますか
- 10月は上着を脱ぎ着するので、着ている状態と脱いだ状態の両方で比をそろえる必要がありました。11月は着たままの時間が長いので、着ている状態だけを合わせれば足ります。手間は減りますが、そのぶん傾いたまま一日が終わりやすくなります。朝に一度だけ合わせて、それを保つのが11月です。
— メグラシ編集部





