似合わない原因は骨格か顔タイプか|鏡で首から上と下を隠して分ける

**服が似合わない原因が骨格か顔タイプか分からないなら、鏡の前で白い紙を鎖骨の高さに当て、首から上と首から下を片方ずつ見てください。**違和感が残った側が原因です。
首から下だけを見て違和感が残るなら、原因は体(骨格)の側です。肩の縫い目の位置、服が体を横に切る高さ、生地が体に張り付くか落ちるか、の3か所のどこかがずれています。顔は関係ないので、髪型やメイクを変えても直りません。
首から上だけを見て違和感が残るなら、原因は顔(顔タイプ)の側です。首元の形と、顔の近くにある色や柄の強さが、顔立ちと合っていません。どちらとも取れるときは、体から直します。この先で、その手順と、見る場所と、直す順番を書きます。
結論:隠して違和感が消えた側の、反対側が原因
鏡で見るときは、片方を隠したときに違和感が消えるかどうかだけを見ます。似合うかどうかを判定する必要はありません。
| 隠した側 | 違和感が消えた | 違和感が残った |
|---|---|---|
| 首から上を隠す(体だけ見る) | 体は合っている | 原因は体(骨格) |
| 首から下を隠す(顔だけ見る) | 顔まわりは合っている | 原因は顔(顔タイプ) |
| どちらも消えた | 境目の首元で起きている | ― |
体だけでも違和感、顔だけでも違和感、という人もいます。その場合は両方で起きているので、後で書く順番どおりに体から直してください。
鏡の手順|白い紙1枚と、全身が映る距離
用意するのは、白い紙1枚と、全身が映る鏡です。紙は手で持てる大きさなら何でもかまいません。

- 迷っている服を着て、鏡から3歩ほど離れて立つ。全身が映り、顔の表情までは細かく見えない距離が目安です
- 紙を鎖骨の高さで横に持ち、鏡に映る自分の首から上を紙で隠す。体だけを5秒見る
- 紙を下げて、今度は鏡に映る首から下を隠す。顔と首元だけを5秒見る
- どちらで「なんか違う」が残ったかを決める
5秒で決めるのは、長く見るほど細かいところが気になって、最初の違和感がどこにあったか分からなくなるからです。最初に目が止まった側を信じてください。
体(骨格)の側で起きる違和感|膨らむ・着られる・脚が短い
体だけを見て違和感が残った人は、次のどれかの言葉が浮かんでいるはずです。
- 上半身がひと回り大きく見える、着膨れる
- 服に着られている、中で体が泳いでいる
- 脚が短く見える、胴が長く見える
- 生地が体に張り付いて、下着の線や肉の段が見える
これらはどれも、服の形と体の骨格や肉のつき方がずれたときに出る違和感です。顔の印象とは関係がありません。顔立ちがどんなタイプでも、肩が合わない服は肩が合わないまま見えます。
骨格診断でいうと、上半身に厚みがある人は膨らむ・張り付くが、体が薄く華奢な人は着られる・泳ぐが、骨や関節がしっかりした人は脚が短い・服が貧相に見えるが出やすくなります。ただ、診断の名前が分からなくても、次の3か所を見れば直す場所は決まります。
体の側で見る3か所|肩線・切れる高さ・生地の落ち方
体が原因のときは、肩線、服が体を横に切る高さ、生地の落ち方の3か所を順に見ます。
1つ目は肩線です。肩の縫い目が肩先の骨の上に乗っているかを見ます。腕の側に落ちていると、上半身がひと回り大きく見えます。最初から肩を落として作られた服でも、落ちる量が指2本分を超えると、体が泳いで見えやすくなります。
2つ目は服が体を横に切る高さです。上着の裾、ニットの裾、ベルト、スカートの裾が、体のいちばん太いところで切れていないかを見ます。腰のいちばん張った位置や、ふくらはぎのいちばん太い位置で切れると、そこに横の線ができて、脚が短く、体が太く見えます。
3つ目は生地の落ち方です。生地が体に張り付いているか、体から離れて落ちているかを見ます。張り付く服は、体の厚みをそのまま見せます。厚みのある人は落ちる生地に、薄い人は少しハリのある生地に変えると、違和感が消えることが多いです。
3か所のうち、ずれているのが1か所なら、そこだけ直せば足ります。2か所以上ずれているなら、その服は体に合っていないので、直すより別の形を探すほうが早いです。
顔(顔タイプ)の側で起きる違和感|幼い・老ける・浮く・寂しい
顔だけを見て違和感が残った人は、次のどれかの言葉が浮かんでいるはずです。
- 子どもっぽい、幼く見える
- 老けて見える、疲れて見える
- 顔だけ浮いている、服に顔が負けている
- 寂しい、地味、顔がぼやける
これらは、首元の形や顔の近くにある色柄の強さが、顔立ちの大人っぽさや線の印象とずれたときに出る違和感です。体の形とは関係がありません。肩線を直しても、この違和感は消えません。
顔タイプ診断でいうと、大人っぽい顔立ちの人に甘く丸い首元を合わせると幼さが浮き、子どもっぽい顔立ちの人に重く直線的な首元を合わせると服に顔が負けます。ここでも、診断の名前が分からなくても、次の2か所を見れば直す場所は決まります。
顔の側で見る2か所|首元の形と、顔の近くの強さ
顔が原因のときは、首元の形と、顔の近くにある色や柄の強さを見ます。
1つ目は首元の形です。首元が丸いか直線か、開いているか詰まっているかを見ます。幼い・浮くと感じたなら、首元の形が顔と逆の方向に振れています。丸い襟で幼いなら直線の襟へ、直線の襟で顔がきつく浮くなら丸い襟へ、1段階だけ寄せてください。
2つ目は顔の近くの強さです。顔から手のひら1つ分の範囲にある色の濃さ、柄の大きさ、光り方を見ます。老ける・寂しいと感じたなら、顔の近くが弱すぎるか、強すぎて顔が負けています。濃い色や大きな柄が顔のすぐ下にあるなら、それを顔から離します。逆に何もないなら、耳元か首元に小さな光るものを1つ足します。
顔の側の違和感は、服を買い替えなくても直せることが多いです。中に着るものの首元を変える、首元にスカーフを1枚足す、耳飾りを変える、のどれかで消えるなら、その服はそのまま着られます。
どちらとも取れるとき|体から直す理由
体だけでも、顔だけでも違和感が残る人は、両方で起きています。この場合は、体から直してください。
理由は2つあります。1つ目は、体の違和感は面積が大きいことです。全身の中で服が占める面積は顔よりずっと広いので、体の側のずれは、離れたところから見ても目に入ります。そこを先に直すと、全体の印象が大きく変わります。
2つ目は、体を直すと顔の違和感が一緒に消えることがよくあることです。肩線が合うと首元の位置が上がり、顔と服の距離が変わります。丈が合うと重心が上がり、顔が全身の中で浮かなくなります。顔の違和感だと思っていたものが、実は体のずれから来ていたということは珍しくありません。
たとえば、肩の落ちた厚手のニットを着て「膨らむし、老けて見える」と感じている人がいるとします。体の側の膨らみは肩線のずれから来ていますが、肩が落ちると首元の開きも横に広がり、顔の下に大きな面ができます。その面が顔を下に引っぱって、老けた印象を足しています。肩線の合うニットに替えるだけで、膨らみと老けの両方が消えることがあります。
体を直したら、もう一度紙で隠して顔だけを見てください。まだ違和感が残っていれば、そこで初めて顔の側を直します。顔の側を先に直すと、首元にスカーフを足したり耳飾りを大きくしたりして、体のずれの上に物を重ねることになり、全体がさらに重く見えやすくなります。
両方消えないとき|色(パーソナルカラー)を疑う
体を直しても、顔の側の首元や強さを変えても、まだ「なんか違う」が残る人がいます。その場合は、服の形ではなく色が原因の可能性があります。
色が合わないときの違和感は、顔色に出ます。顔だけを見たときに、くすむ、黄ばむ、青白い、クマが目立つ、と感じるなら、色を疑ってください。形の違和感は「幼い」「膨らむ」のように印象の言葉で出ますが、色の違和感は「顔色が悪い」のように肌の言葉で出るのが見分け方です。
確かめるときは、同じ形で色の違う服を2枚、顔の下に当てて比べます。形が同じなので、違いが出ればそれは色の差です。
試着室でやる短い版
売り場の試着室では、紙を用意できないこともあります。そのときは、手のひらを使います。
まず試着室の鏡から下がれるだけ下がり、片手を横にして鎖骨の高さで鏡に映る首から上を隠します。体だけを見て、違和感がないかを確かめます。次に、もう片方の手で鏡に映る首から下を隠すように、両手で胸の前を覆います。顔と首元だけを見ます。
試着室では全身が映らないこともあるので、体の側は肩線と裾の位置だけ確かめれば十分です。肩の縫い目が肩先に乗っているか、裾がいちばん太いところで切れていないか。この2つがよければ、体の側は合格にしてください。
顔の側で違和感があっても、首元の小物で直せる程度なら、その服は買ってかまいません。体の側で違和感がある服は、直すのに手間がかかるので見送るほうが無難です。
手持ちの服で確かめる
いま手元にある「なんとなく着なくなった服」も、同じ手順で分けられます。
体が原因の服は、肩や丈のずれが直せるかどうかで決めます。袖や裾の丈は直せることが多いですが、肩線は直しにくいので、肩が合わない服は手放す候補になります。
顔が原因の服は、組み合わせで救えることが多いです。首元が合わないなら中に着るものを変える、顔の近くが弱いなら耳飾りやスカーフを足す、強すぎるならその服を顔から離して下に着る。ボトムスにすれば顔から遠くなる柄もあります。
どちらが原因か分かるだけで、手放すか、組み合わせで救うかが決まります。
原因が分かったあと|直し方を1か所に絞る
原因の側が分かったら、そのなかで直す場所を1か所に絞ってください。
体の側なら、肩線、切れる高さ、生地の落ち方のうち、いちばんずれている1か所です。顔の側なら、首元の形か、顔の近くの強さか、どちらか1つです。
1度に1か所しか変えないのは、どの変更が効いたのかを覚えておくためです。効いた場所が分かれば、次に服を買うときに、そこだけを見れば済みます。その1か所が、あなたにとっての似合う・似合わないの境目です。
そのうえで、骨格診断や顔タイプ診断を受けるなら、原因だった側から受けると答えが早く出ます。体が原因なら骨格診断を、顔が原因なら顔タイプ診断を先にしてください。
まとめ
- 似合わない原因が骨格か顔タイプかは、鏡の前で紙を鎖骨の高さに当て、首から上と下を片方ずつ隠して見れば分かる
- 首から下だけで違和感が残るなら体。肩線、服が切れる高さ、生地の落ち方の3か所を見る
- 首から上だけで違和感が残るなら顔。首元の形と、顔の近くの色柄の強さの2か所を見る
- どちらとも取れるときは体から直す。体を直すと顔の違和感が一緒に消えることが多い
- 両方直しても顔色の違和感が残るなら、色を疑う
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よくある問い
- Q. 骨格診断と顔タイプ診断、どちらも受けていないと使えませんか
- 使えます。この記事の手順は、診断の結果がなくても、違和感が体から来ているのか顔から来ているのかを分けるためのものです。分かった側の診断だけを先に受ければ、両方を受けるより早く答えに近づけます。
- Q. 紙で隠すと、どちらも違和感が消えてしまいます
- 片方ずつ見ると問題がないのに、全身で見ると違和感がある場合は、体と顔の間、つまり首元の境目で起きていることが多いです。首元の開きと深さを変えた服を1枚ずつ試し、どの首元で全身の違和感が消えるかを見てください。それでも消えないなら、色が顔に合っていない可能性があります。
- Q. 一人だと紙を持ちながら鏡を見るのが難しいです
- スマートフォンで全身の写真を1枚撮り、画面の上で指を使って首から上、首から下を順に隠すと同じことができます。写真は鏡より客観的に見えるので、かえって判断しやすい人もいます。撮るときは、目の高さではなく胸の高さから撮ると、体の比率がゆがみにくくなります。
- Q. 体が原因と分かったら、顔は気にしなくていいですか
- まずは体の側だけ直してください。肩線や丈を直すと、顔の印象まで変わることがよくあります。直したあとにもう一度紙で隠して、首から上だけで違和感が残るなら、そこで初めて顔の側に手をつけます。
— メグラシ編集部





