Color Almanac
テラコッタ
てらこった
HEX #B7554C / 相性の良いパーソナルカラー:イエベ秋(Autumn)
この色の輪郭
テラコッタ(HEX #B7554C)は、イタリア語で「焼いた土」を意味する、赤みを含んだ深いオレンジブラウン。素焼きの陶器や、南欧の建物のレンガの色そのままに、大地の温もりと文化の記憶を纏った色です。同じ「赤系」でもピュアレッドの華やかさとは違い、テラコッタは落ち着きと深みを併せ持ち、大人の秋冬の主役として長く愛されてきました。
自然界に置き換えるなら、夕暮れの峠道、乾いた粘土、あるいは秋深まる頃の柿の実。装いの世界では2010年代後半から「大人の秋色」として不動の地位を築き、いまや年代・性別を問わず選ばれる定番に。ニットからコート、革小物、リップまで、テラコッタは秋冬の装いのあらゆる場面で活躍します。
テラコッタに触れている記事
wear / season
テラコッタで秋を彩る|9月後半の大人女性が温かみを纏うテラコッタ着回し
9月後半にテラコッタで秋を彩りたい大人女性向けに、色合わせとシーン別の取り入れ方を解説。3軸で実践ガイド。
know / color-name
アースカラーが似合う人|土・葉・砂のどれで顔が落ち着くか
アースカラーは1つの色ではなく、土の色・葉の色・砂の色の3つの家族に分かれます。似合う人と似合わない人がいるのではなく、どの家族で顔が落ち着くかが人によって違います。3枚を顎の下に順に当てて、目の下の…
know / personal-color
イエベ秋のアイシャドウはゴールドブラウン・テラコッタ・カーキ|黄みと深みとマットが条件
イエベ秋(オータム)に似合うアイシャドウは、ゴールドブラウン・テラコッタ・カーキ・マロン・ダークオリーブ。条件は黄み・深み・マットの3つで、モーブやラベンダー、明るいパステルはまぶただけが浮きます。1…
know / personal-color
イエベ秋なのに秋色が似合わない|売り場の秋色とずれる3か所
イエベ秋と診断されたのに、秋の売り場で選んだマスタードやテラコッタが似合わない。多くの場合、診断が外れたのではなく、手に取った秋色が自分の秋から明るさ・濁り・鮮やかさの3か所のどこかでずれています。顎…
know / personal-color
イエベ秋にピンクが似合う条件|色の下に茶が見えるかどうか
イエベ秋にピンクが似合うかどうかは、色の下に茶色かオレンジが透けて見えるかで決まります。見えれば着られるピンクは5系統(深めのサーモン・アプリコット・テラコッタ・ローズブラウン・ダスティローズ)、見え…
know
イエベ秋×花火大会コーデ7選|温かみ肌映え&大人スタイル【2026最新】
イエベ秋の方向け、花火大会で映える5コーデ。テラコッタ・マスタード軸の選び方を編集部が解説。
合う色 5 つと配色の理由
1. アイボリー #F5EDD8
テラコッタの深さを引き立てる王道の明度差配色。トップスをアイボリー、ボトムスまたは羽織をテラコッタにすると、顔まわりが明るく、全身の重心が落ち着く。秋冬の定番ペア。
アイボリーを見る →2. キャメル #C19A6B
同じ「暖色×低〜中彩度」でつなぐ穏やかな配色。テラコッタとキャメルは、彩度も明度も近すぎず遠すぎず、けんかせず、互いを引き立てあう。秋のワードローブの主軸として活躍する組合せ。
キャメルを見る →3. セージグリーン #9CAF88
反対色に近い、洒落感の高い組合せ。テラコッタの温かさとセージグリーンの涼やかさが対比を作り、装いに立体感を生む。秋冬のスカーフや小物に、この2色を使うと一気にファッション上級者の印象に。
セージグリーンを見る →4. エスプレッソ #4A2C2A
同じ暖色系の中で深さを重ねる大人の配色。テラコッタのニットに、エスプレッソのパンツと革靴を合わせると、秋冬らしい落ち着いた重厚感が生まれる。全身が重くなりすぎないよう、アイボリーのインナーで抜けを作るのがコツ。
エスプレッソを見る →5. マスタード #C89B2B
秋の主役級カラー同士の組合せ。テラコッタとマスタードは、彩度と明度のバランスが絶妙で、けんかせず、互いを引き立てあう。小物やアクセサリーで両方を取り入れると、秋らしい豊かな配色に。
マスタードを見る →避けたい組合せと理由
彩度の高いピュアレッドや朱色
同じ「赤系」でも、飽和度の高い色と一緒に使うと、テラコッタの落ち着きが打ち消されて、ただの派手な赤に見えてしまう。並べるならアイボリーやグレージュなど、彩度を抑えた色を挟むのが正解。
青みの強い真っ黒との全身組合せ
テラコッタの温かさと、青みの強い黒の冷たさがぶつかり合い、着る人が浮いた印象になることも。合わせるならエスプレッソ、チャコールなど、少し柔らかい暗色のほうが調和する。
シーン別の取り入れ方
オフィス・きちんと
オフィスできちんと感を出すなら、テラコッタのニットまたはブラウスに、エスプレッソやチャコールのパンツ・スカートを合わせるのが定番。革小物とバッグをキャメルまたはエスプレッソで統一すると、秋冬らしい落ち着いた印象に。会議や商談で「大人らしい温もり」を伝えたい日に、テラコッタは頼れる色です。
休日・カジュアル
休日のカジュアルなら、テラコッタのカーディガンやスウェットに、デニムやアイボリーのワイドパンツを合わせて。テラコッタのマフラーやビーニーを添えると、寒い季節の休日の装いが一気に温かく、洒落た印象に。休日の散歩、紅葉狩り、カフェなど、秋冬の日常のあらゆるシーンで活躍します。
特別な日
秋冬の特別な日、たとえば結婚式の二次会やパーティー、大人の集まりなどには、テラコッタのニットドレスやセットアップがおすすめ。素材の艶(ベロアやウール混のリブニット)が、テラコッタの深さを引き立てます。合わせる小物はゴールドの上品なアクセサリーで、大人らしくまとめて。
パーソナルカラー別の相性
イエベ春(Spring)
イエベ春タイプの方には、テラコッタの「明るめ、やや黄み寄り」のバリエーションを。深すぎるテラコッタは重く見えることがあるので、「サンセット系」に近い、少し明るいテラコッタを選ぶのがコツ。
ブルベ夏(Summer)
ブルベ夏タイプの方には、テラコッタは少し温かすぎる場合があります。もし取り入れるなら、ローズブラウン寄りの「くすみ系テラコッタ」を選び、顔まわりから離れた場所(ボトムスや小物)で使うのがおすすめ。
イエベ秋(Autumn)
イエベ秋タイプの方には、テラコッタはまさに「肌なじみ抜群の色」。顔まわりに大きく置くほど、肌の透明感が引き出され、秋タイプの持つ豊かさと温もりを最大限に活かせる、テッパンの色。
ブルベ冬(Winter)
ブルベ冬タイプの方には、テラコッタの中でも「深く、暗さのあるバリエーション」を。バーガンディに近い深いテラコッタなら、冬タイプの持つ強さと調和します。全身に纏うより、差し色として使うのがおすすめ。
Editorial Note
テラコッタは、装いの中で「大地の温もり」を運んでくれる色。派手ではないけれど、深く、豊かで、纏う人の温かさを引き出してくれる。秋冬のワードローブに一枚あるだけで、寒い季節が少し愛おしくなる、そんな一色です。