Color Almanac
キャメルコーデに合う色
きゃめる
HEX #C19A6B / 相性の良いパーソナルカラー:イエベ春(Spring)、イエベ秋(Autumn)
この色の輪郭
キャメルに合わせる色で迷ったら、まず「キャメルより明らかに明るい色か、明らかに暗い色か」を決めてください。キャメル(HEX #C19A6B)は、明るさが白と黒のちょうど中ほどにあり、黄みを含んだ、鮮やかさ中くらいの茶色です。明るい側ならアイボリー、暗い側ならエスプレッソ・バーガンディ・ロイヤルブルー・ジェットブラック。この図鑑で挙げる5色は、どれもキャメルと明るさがはっきり離れた色です。目安は、2色を並べてスマホで撮り、白黒に変換したときに別の灰色として見分けられること。同じ灰色に見える組み合わせは、色みが違っても全身が一枚の面になり、キャメルのやわらかさがただの「ぼんやり」に変わります。キャメルは主張の弱い色なので、印象を決めるのは組み合わせの相手です。明るい色と組めば軽くやさしく、暗い色と組めば引き締まった大人の印象になります。
キャメルが活きるのは、ニットやコートが増える秋から冬です。起毛したウールのニットでは表面が光を散らすので、同じキャメルでも半段ほど明るくやわらかく見え、表革の靴やバッグでは艶のぶん半段ほど深く見えます。相手の色を選ぶときは、色名よりも、この「素材で動いた後の明るさ」で比べると外れにくくなります。似た色との違いも押さえておきましょう。ベージュはキャメルより1段ほど明るく黄みが弱い色、ブラウンはキャメルより暗い色、マスタードは黄みと鮮やかさが強い色です。カーキはキャメルと明るさが近く、緑みを帯びています。明るさの近いベージュ・マスタード・カーキと組むときは、間に白や濃い色を1本挟むと境目が戻ります。春夏は綿や麻のキャメルを、白いTシャツやアイボリーと合わせて軽く着ると扱いやすい色です。
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合う色 5 つと配色の理由
1. アイボリー #F5EDD8
キャメルと同じ黄みを持ちながら、明るさを大きく離せる色です。キャメルのニットにアイボリーのパンツ、アイボリーのニットにキャメルのコートのように、上下や内と外で分けるのが基本の使い方。純白との間で迷ったら、両方を顔の横に当てて比べてください。白のほうが襟元だけ浮いて見えるならアイボリー、差がわからなければどちらを選んでも構いません。
アイボリーを見る →2. エスプレッソ #4A2C2A
キャメルを同じ茶色の濃淡でまとめる組み合わせです。明るさの差が大きいので、同系色でも境目がはっきり残ります。キャメルのコートにエスプレッソのタートルニット、キャメルのワイドパンツにエスプレッソの靴とバッグなど。面積はキャメル6〜7に対してエスプレッソ3〜4が目安で、暗い側を下半身に置くと全身の重心が落ち着きます。
エスプレッソを見る →3. ロイヤルブルー #2A4C9B
キャメルの黄みとロイヤルブルーの青みは色相環でほぼ反対側にあり、互いの色をはっきり見せ合う組み合わせです。明るさも大きく離れているので、キャメルのパンツにロイヤルブルーのニットのような上下の配色でも派手になりすぎません。鮮やかさが気になるときは、ロイヤルブルーをストールやバッグなど全体の1〜2割の面積に抑えると、キャメル中心の落ち着いた印象のまま色が入ります。
ロイヤルブルーを見る →4. バーガンディ #6E1F2A
秋冬のキャメルコートに合わせやすい深い赤です。バーガンディは青みを含んだ赤ですが、キャメルよりずっと暗いため、色みの違いより明暗の差が前に出て、落ち着いた深みのある配色になります。キャメルのコートの内側にバーガンディのワンピースやニットを入れると、前を開けたときだけ色がのぞき、面積の割に印象が残ります。冬のキャメルスカートにはバーガンディのニットを合わせると自然です。
バーガンディを見る →5. ジェットブラック #0B0B0F
キャメルと黒は、明るさの差がもっとも大きい組み合わせです。差が大きいぶん、黒の面積が増えるほどキャメルのやわらかさより黒の硬さが目立ちます。キャメルのコートに黒のパンツとブーツ、キャメルのニットに黒のスカートなど、黒は下半身か小物に寄せ、顔に近い位置はキャメルかアイボリーにしておくと扱いやすい配分です。黒が顔の真下に来るときは、アイボリーのインナーを襟元から少しのぞかせると、きつさがやわらぎます。
ジェットブラックを見る →避けたい組合せと理由
キャメル・マスタード・カーキを同じ明るさで並べる
3色とも白黒にするとほぼ同じ灰色になる組み合わせです。色みは違っても境目が消え、全身が一枚の面のように見えます。秋らしい色を重ねたいときほど起こりやすいので、どれか1色を顔から遠い靴やバッグに移すか、間にアイボリーのインナーや焦げ茶のベルトを1本挟んでください。挟むものの幅は3cmほどあれば、境目として十分に効きます。
赤み寄りと黄み寄りのキャメルを大きな面積で混ぜる
キャメルには、赤茶に寄ったものと黄土色に寄ったものがあります。コートとパンツのように大きい面積同士で寄りが違うと、同じ色のつもりが「合わせ損ねた」ように見えます。昼の窓際で2つを並べ、片方がオレンジ、片方が黄色っぽく見えたら寄りが違う合図です。その場合は片方を靴やバッグなど、顔から遠く面積の小さい場所に回すと違いが目立たなくなります。
鮮やかな色を上下の大きな面積で合わせる
キャメルは鮮やかさが中くらいの素朴な色なので、黄緑や蛍光に近いピンクのような鮮やかな色を上下で合わせると、キャメルの側がくすんで古びた色に見えます。鮮やかな色を足したいときは、スカーフや小さなバッグなど全体の1割ほどの面積に抑えると、キャメルの落ち着きを残したまま色が効きます。
シーン別の取り入れ方
オフィス・きちんと
オフィスでは、キャメルのワイドパンツかテーパードパンツを軸にすると使い回しが利きます。上はアイボリーのブラウスかニット、羽織りはロイヤルブルーかエスプレッソのジャケット。明るい色を顔の近く、キャメルを中ほど、暗い色を外側や足元に置くと配色の順番が整い、きちんとした印象になります。靴とバッグをエスプレッソか黒でそろえると、キャメルの面積が大きくてもカジュアルに寄りすぎません。キャメルのニットを主役にする日は、下を黒かエスプレッソのパンツにすると会議の場でも落ち着いて見えます。
休日・カジュアル
休日は、キャメルのニットに濃い色のデニムを合わせるのが手早い組み合わせです。デニムの深い青がロイヤルブルーと同じ役割を果たし、キャメルの色をはっきり見せてくれます。キャメルのスニーカーを履く日は、キャメルをもう1か所、バッグや帽子にも入れてください。色が足元の1か所だけだと浮いて見えますが、上と下に2か所あると全身の中でつながります。パンツを黒やエスプレッソにすると、明るいスニーカーとの差で足元が軽く見えます。
特別な日
秋冬の食事会や集まりには、キャメルのロングコートの内側にバーガンディのワンピースを合わせる組み合わせがおすすめです。コートを脱いだ後もバーガンディ1色で装いが成立し、着たままでも前から深い赤がのぞきます。冬にキャメルのスカートを主役にする場合は、トップスをアイボリーのニット、足元をエスプレッソのブーツにすると、明るい・中間・暗いの三段がそろい、華やかさと落ち着きが両立します。アクセサリーは、キャメルの黄みになじむゴールド系が合わせやすい色です。
パーソナルカラー別の相性
イエベ春(Spring)
イエベ春の方は、明るく黄みの強いキャメルが得意です。合わせる色もアイボリーやロイヤルブルーのように澄んだ色を選ぶと、キャメルの軽さが活きます。エスプレッソやバーガンディのような深い色は、顔から離れた足元や小物に置くと重くなりません。キャメルとアイボリーの2色だけで組むと、春らしい軽さが出ます。明るいキャメルのスニーカーやバッグも、春の軽い装いに合わせやすい小物です。
ブルベ夏(Summer)
ブルベ夏の方は、黄みの強いキャメルを顔の真下に置くと、頬の黄みを拾いやすくなります。灰みやローズがかったキャメルを選ぶか、キャメルはパンツやコートの下半分に回し、顔まわりにはグレージュや白を置いてください。合わせる色は、キャメルとの明るさの差がはっきりある青や白が、相性のよい相手になります。コートなら前を開けて、内側の白を縦に長く見せるとなじみやすくなります。
イエベ秋(Autumn)
イエベ秋の方は、キャメルの幅がもっとも広いタイプです。深めのキャメルも顔の近くで着られるので、エスプレッソやバーガンディと濃淡で重ねる配色が得意です。一方で、手持ちのマスタードやカーキと合わせる機会が多くなるので、明るさの近い組み合わせになっていないかは気にかけてください。間にアイボリーを挟めば、秋らしい色数を保ったまま境目が戻ります。
ブルベ冬(Winter)
ブルベ冬の方は、キャメルを主役にするより、黒や白との強い明暗差の中に置くと着やすくなります。ジェットブラックのパンツやコートに、キャメルのニットを一枚。あるいは白いシャツの襟をキャメルのニットからのぞかせると、顔まわりにコントラストが生まれます。顔の近くでキャメルがぼやけると感じたら、マフラーやバッグなど小物に移すのも一つの方法です。
Editorial Note
キャメルは、それだけでは多くを語らない色です。明るい色と組めばやさしく、暗い色と組めば凛として見える。手持ちのキャメルを活かす近道は、新しい一枚を探すことより、クローゼットの中で明るさの離れた相手を見つけることかもしれません。まずは今日の服の中から、キャメルと白黒で見分けられる色をひとつ選んでみてください。