黒が似合わなくなった|影が目の下か口元かで黒の離し方を分ける

**似合っていた黒が重く見えるようになったのは、黒が顔の影を映しているからです。**黒は光をほとんど返さないので、顔のすぐ下にあると、顔にできている影をそのまま濃く見せます。影の位置が以前と変わると、同じ黒でも急に似合わなくなったように感じます。
直し方は、影が目の下に出るか口元に出るかで分かれます。**目の下に影が出る人は、黒を顔から20cm以上離し、首元に白や生成りを挟みます。**口元に影が出る人は、黒のままで構いません。襟の開きを深くして、黒の境目をあご先から指4本分以上離します。
見分け方は、黒い布を首元に当てて窓の光で見るだけです。両方に影が出る人、髪の色や白髪で印象が変わった人の決め方も後半で扱います。もともと黒が似合うかどうかの見分け方は黒が似合う女性になるには、髪を明るくしてから黒が強く見える人は黒が似合う人が髪を明るくしたらを見てください。
結論|目の下なら黒を離す、口元なら襟を開く
| 見る所 | 目の下に影が出る | 口元に影が出る |
|---|---|---|
| 黒を当てると濃くなる所 | 目の下・目頭のくぼみ | 口角・小鼻の横からの線 |
| 黒の置き場 | 顔から20cm以上離す | 顔の下に置いてよい |
| 首元 | 白・生成り・明るいグレーを挟む | 襟の開きを深くする |
| 素材 | マットより少し艶のあるもの | 平らでなめらかなもの |
| 代わりに使える色 | チャコール・濃い紺 | 黒のままでよい |
表は、どちらの側かを決めたあとに、黒をどこに置くかを選ぶためのものです。
先に見分ける|黒い布を首元に当てる
鏡と、黒い布か黒いニットを1枚用意します。昼間の窓際で、光が顔の正面か斜め前から当たる位置に立ちます。
- 白い布かタオルを首元に当て、顔を見る
- 次に黒い布を同じ位置に当て、顔を見る
- 白と黒を何度か入れ替え、黒のときに暗く見える場所を探す
黒を当てたときに、目の下のくぼみや目頭の横が暗く見えるなら、目の下の側です。口角の横や、小鼻の横から口元へ下りる線が濃く見えるなら、口元の側です。
部屋の照明は真上から当たるので、目の下の影が強く出すぎます。必ず窓の光で見てください。
なぜ同じ黒が似合わなくなるのか|黒は影を映す鏡になる
服の色は、顔に光を返します。白や明るい色は光を顔に跳ね返し、影を薄くします。黒は光をほとんど返さないので、顔の影は薄まらず、そのまま残ります。
さらに、黒は顔との境目がはっきりしているので、目は顔の中でも暗い場所に引き寄せられます。顔に影が少ないうちは、この境目が顔の輪郭を引き締める役目をしていました。
年齢を重ねたり、生活の疲れが顔に出たりすると、影のできる場所が増えたり、深くなったりします。黒が影を薄めず、しかも暗い場所に目を引き寄せるので、以前と同じ黒でも重く見えるようになります。
黒が似合わなくなったのではなく、黒と影の距離が近くなった、と考えると、直す場所が見えてきます。
目の下に影が出る人|黒を顔から20cm以上離す
目の下の影は顔の上半分にあるので、黒が顔に近いほど目立ちます。黒を使うなら、顔から20cm以上離します。
- 黒のトップスは、明るい色のトップスに替え、黒はボトムスに回す
- 黒のコートは、前を開けて中の明るい色を見せる
- 黒のマフラーやストールは、明るい色か濃いグレーに替える
20cmは、あご先からみぞおちの少し上までの距離が目安です。胸から下に黒があっても、目の下の影には響きにくくなります。
目の下に影が出る人|首元に明るい色を挟む
黒のトップスやワンピースを着たい日は、顔と黒の間に明るい色を1本挟みます。
- 白・生成りのインナーを、首元から1〜2cmのぞかせる
- 明るいグレーやアイボリーのストールを首に沿わせる
- パールや明るい色の石の短いネックレスを、首の付け根に沿わせる
明るい色が顔のすぐ下にあると、そこから光が跳ね返り、目の下の影が薄く見えます。挟む幅は細くて構いません。
目の下に影が出る人|素材は少し艶のあるものに
同じ黒でも、表面がまったく光らないマットな布は、影をいっそう濃く見せます。目の下に影が出る人は、少し艶のある素材を選びます。
- なめらかなハイゲージのニット
- 目の詰んだウールに、ほのかな光沢があるもの
- 表面がなめらかな起毛
毛足の長い黒のニットやざっくりした黒の編み目は、影が布の中にもできるので、顔の影と重なって見えます。黒の素材による違いは黒が似合う人の素材選びでも扱っています。
口元に影が出る人|黒のままで襟を開く
口元の影は顔の下半分にあり、黒の襟の境目と近い位置にあります。黒の境目があご先のすぐ下に横に入ると、口元からあごにかけての線が強調されます。
口元に影が出る人は、黒を替えるより、黒の境目の位置を下げます。目安は、襟の境目をあご先から指4本分以上離すことです。
- 黒のハイネックやタートルネックは、Vネックか深めのUネックに替える
- クルーネックなら、首の付け根より下に開きがあるものを選ぶ
- シャツやブラウスは、ボタンを1つ多く開ける
境目が下がると、顔の下半分に縦の余白ができ、口元の影が目立たなくなります。
口元に影が出る人|縦の線を1本足す
襟を開いても口元の線が気になるときは、縦の線を1本足します。
- 鎖骨の少し下まで届く、細いネックレスを1本
- 前を開けたカーディガンやジャケットの前端
- Vネックの開きそのものを、幅より深さが大きい形にする
口元の影は横に流れる線なので、縦の線を近くに置くと、目が上下に動き、横の線に止まりにくくなります。
口元に影が出る人|素材は平らでなめらかに
口元に影が出る人は、艶の強い素材よりも、平らでなめらかな素材が合います。強い艶は光を反射して、あごまわりの凹凸を目立たせることがあるからです。
目の詰んだウール、ハイゲージのニット、張りのある平らな布が選びやすい素材です。
どちらとも取れるとき①|目の下にも口元にも影が出る
両方に影が出る人は、目の下の側の対策を先にします。目の下の影は顔の上半分にあるので、人と向き合ったときに先に目に入るからです。
黒を顔から離し、首元に明るい色を挟んだうえで、トップスの襟はVネックか深めのUネックを選びます。これで、目の下には光が返り、口元には縦の余白ができます。
黒のトップスを着るなら、明るいインナーを見せたVネックの黒が、両方の影に効く形です。
どちらとも取れるとき②|髪の色や白髪で印象が変わった
白髪が増えたり、髪を明るくしたりすると、黒との差が大きくなり、黒だけが顔まわりで浮いて見えることがあります。これは影の問題ではなく、髪と黒の明るさの差の問題です。
先に、黒い布と、チャコールの布を首元に当て比べてください。チャコールのほうが顔になじむなら、影より髪との差が原因です。その場合は、黒をチャコールや濃い紺に替えると、髪とのつながりが戻ります。黒と紺のどちらが合うかはネイビーと黒どっちが似合うで見分けられます。
どちらとも取れるとき③|日によって似合う日と似合わない日がある
寝不足の日や疲れている日だけ、黒が重く見える人もいます。影の濃さが日によって変わっている状態です。
この場合は、黒を手放す必要はありません。黒のトップスを着る日は、明るい色のインナーかストールを1枚、すぐ足せるように用意しておきます。朝の鏡で目の下が暗いと感じた日だけ、首元に明るい色を足してください。
秋冬のコートと喪服での置き場
秋冬はコートの面積が大きく、黒の影響がいちばん強く出ます。
目の下に影が出る人は、黒のコートの前を開け、首元に明るいマフラーを巻くか、中に明るい色のトップスを着ます。口元に影が出る人は、黒のコートの襟を立てずに寝かせ、首元をVの形に開けて着ます。
喪服は黒しか選べないので、首元と髪で調整します。目の下に影が出る人は、パールを首の付け根に沿わせて顔のすぐ下に光を置きます。口元に影が出る人は、首元の開きがやや深い形を選び、髪をあごより上でまとめます。手持ちの黒い服の生かし方は黒が似合わないのに黒い服が多いでもまとめています。
黒を残す場所と手放す場所の分け方
手持ちの黒い服を見直すときは、顔からの距離で3つに分けます。
- 顔から20cm以内に来る服:トップス、マフラー、コートの襟まわり
- 顔から20cm以上離れる服:ボトムス、ワンピースの下半分、コートの裾
- 顔から遠い小物:靴、バッグ、ベルト
目の下に影が出る人は、1つ目の服だけを見直します。2つ目と3つ目は、黒のまま使い続けて構いません。1つ目の服も、首元に明るい色を挟めば着られるものが多いので、すぐに手放す必要はありません。
口元に影が出る人は、1つ目の服のうち、ハイネックや詰まった丸首のものだけを見直します。Vネックや開きの深い黒のトップスは、そのまま残してください。
見直した服は、すぐに処分するより、ボトムスと合わせる位置を変えたり、上に明るい色を重ねたりして、半月ほど試してから決めると、手放してから後悔することが減ります。
朝の鏡で確かめる手順
- 窓の光で、黒を当てたときに暗くなるのが目の下か口元かを思い出す
- 目の下なら、黒が顔から20cm以上離れているか、首元に明るい色があるかを確かめる
- 口元なら、黒の境目があご先から指4本分以上離れているかを確かめる
- 黒のトップスを着る日は、艶と表面のなめらかさが合っているかを見る
- 2〜3歩下がって、顔より先に黒の面が目に入らないかを確かめる
黒は、置く場所を変えれば、これからも長く使える色です。影の位置を一度見分けておけば、手持ちの黒い服を手放さずに、顔に合う着方へ戻せます。
よくある問い
- Q. 前は黒が似合っていたのに、最近は顔色が悪く見えます
- 黒は、顔のすぐ下にあると、顔の影を濃く映します。目の下や口元の影が以前より目立つようになると、同じ黒でも重く見えます。黒い布を首元に当てて、影が濃くなるのが目の下か口元かを見分けてください。目の下なら黒を顔から離し、口元なら襟の開きを深くします。
- Q. 黒い服をたくさん持っています。全部手放したほうがいいですか
- 手放さなくて構いません。目の下に影が出る人は、黒をボトムスやコートの下半分、靴に回すと、顔から離れた所で使い続けられます。口元に影が出る人は、黒のトップスでも、襟の開きを深くすればそのまま着られます。
- Q. 黒の代わりに何色を着ればいいですか
- 黒の役目が全身を締めることなら、チャコールや濃い紺が近い役目を果たします。どちらも黒より光を少し返すので、顔の影が濃くなりにくくなります。ただ、口元に影が出る人は、色を替えるより襟の形を替えるほうが早く効きます。
- Q. 喪服は黒しか選べません。どうすればいいですか
- 喪服は黒のままで、首元と髪で調整します。目の下に影が出る人は、パールのネックレスを首の付け根に沿わせて、顔のすぐ下に光の点を置きます。口元に影が出る人は、首元の開きがやや深い形を選び、髪をあごより上でまとめて口元のまわりをすっきりさせます。
— メグラシ編集部





