ネイビーが制服っぽい|学生か事務服かで襟と白を分ける

**紺を着て「制服っぽい」と感じたら、まず「学生っぽい」のか「事務服っぽい」のかを分けてください。**この2つは直す場所が逆です。紺そのものをやめる必要は、ほとんどの場合ありません。
学生に見える人は、首元に白い面が出ていて、襟が丸い組み方になっています。白い襟の幅を3cm未満に減らし、紺を黒に近い側へ一段深くすれば、学生の型から外れます。事務服に見える人は、表面が平らで艶のない布を、上下とも紺でそろえている組み方です。素材を毛足か畝のあるものに替え、上下のどちらかを紺以外にすれば外れます。
どちらとも取れるときは、首元から下へ10cmの範囲だけを先に直してください。ここは両方の制服っぽさが重なる場所なので、一か所で両方に効きます。紺の色そのものが合っているかどうかは、紺が似合う人を髪と眉で分ける記事に分けてあります。この記事は、色は合っているのに制服に見えるときの直し方です。
結論:制服に見える理由は、学生側と事務服側の2つ
| 見え方 | 何が重なっているか | 先に直す場所 |
|---|---|---|
| 学生っぽい | 白い襟・丸い首元・顔立ちのあどけなさ | 首元の白い面と襟の形 |
| 事務服っぽい | 平らな布・上下同じ紺・四角い小物 | 素材と上下の色のそろい |
紺は、制服に最も多く使われてきた色です。だから紺を着ると、見る人の頭の中で制服の型が呼び出されやすくなります。ただ、型として呼び出されるのは紺だけではありません。紺に何が組み合わさっているかで、学生の型と事務服の型のどちらが出てくるかが決まります。
学生の型は「紺+白い襟+丸さ」、事務服の型は「紺+平らな布+上下のそろい」です。自分がどちらの型に寄っているかが分かれば、外すべき組み合わせは一つか二つに絞れます。
自分がどちら側かを、写真1枚で分ける
紺の服で全身の写真を撮り、次の順で見てください。鏡よりも写真のほうが、見る人の目に近い状態で確かめられます。
- **顔を指で隠して、服だけを見る。**服だけで制服に見えるなら、事務服側です。布と組み方が型に寄っています
- **今度は顔を出して見る。**服だけでは普通なのに、顔と一緒になると制服っぽくなるなら、学生側です。顔立ちのあどけなさと、服の白い襟や丸さが重なっています
- **首元だけを拡大して見る。**白い面の幅を指で測り、3cm以上あれば学生側の要素が強く出ています
1と2の両方で制服に見えるなら、両方の要素を持っています。その場合は後半の「どちらとも取れるとき」の手順に進んでください。
学生に見える人|首元の白い面を3cm未満にする
学生に見える一番の原因は、紺の上に出ている白い襟です。シャツの襟、ブラウスの丸襟、ニットの下から見える白い肌着の縁。紺と白の境目が首元に横一本で走ると、それだけで学生服の記憶に結びつきます。
直し方は、白い面の幅を3cm未満にすることです。
- 白いシャツを中に着るなら、襟を外に出さず、ニットの内側にしまう
- 首元に白を残したいなら、白ではなく生成りかごく薄いグレーにする
- 首の詰まったニットを1枚で着て、下に何も見せない
白を完全にやめる必要はありません。**首元から離れた場所なら、白を使っても学生には寄りません。**白いパンツや白い靴は、むしろ紺を大人の側に引き戻します。
学生に見える人|丸い襟と小さなボタンを避ける
白い面を減らしても学生っぽさが残るなら、襟の形を見てください。丸い襟、小さな襟、首にぴったり沿う丸首は、学生の型に近い形です。
| 形 | 学生への寄り方 | 替えるなら |
|---|---|---|
| 丸い小さな襟 | 強い | 襟なしのVネックか、角のある大きめの襟 |
| ぴったりした丸首 | 中くらい | 首から2〜3cm離れた丸首か、ボートネック |
| 縦一列の小さなボタン | 中くらい | ボタンのないかぶり型か、ボタンの大きいもの |
| 胸ポケットの縫い付け | 弱い | 気になる場合のみ外す |
顔立ちに丸みやあどけなさがある人ほど、丸い襟との組み合わせで学生の型が強く出ます。逆にいえば、襟の角を一つ足すだけで印象は大きく変わります。顔立ちの側で襟を選ぶ考え方は、童顔で喪服が幼く見える記事も参考になります。
学生に見える人|紺は黒に近い側へ一段深くする
学生服の紺は、明るさが中くらいで、少し青みが見える紺が多いものです。手持ちの紺がこの帯に入っているなら、一段深い紺に替えると学生から離れます。
確かめ方は、白い紙の上に紺の服を置き、黒い服と並べることです。黒との差がはっきり分かるなら中くらいの紺、並べて少し迷うくらいなら深い紺です。学生に見える人は、深い紺のほうが大人の側に寄ります。
ただし、深くしすぎて顔が沈むなら戻してください。沈むかどうかの境目は、紺と黒のどちらが似合うかを分ける記事で確かめられます。
事務服に見える人|平らな織りを、毛足か畝のある素材に替える
事務服に見える一番の原因は、布の表面です。事務服や会社の制服は、しわになりにくく、表面が平らで艶の少ない織りの布で作られています。紺でこの布を着ると、色と質感の両方が事務服と一致します。
直し方は、表面に凹凸か毛足のある素材に替えることです。
- 平らな織りのジャケット → 起毛した厚手の布か、ツイードのような表情のある布
- 薄くて平らなニット → 畝のあるリブ編みか、ざっくりした編み目のニット
- 平らなスカート → 起毛か、細い畝のあるコーデュロイ
秋冬はこの直し方がしやすい季節です。起毛や畝のある紺は、同じ色でも光の当たり方に影が出るので、事務服の平板な紺とは別の色に見えます。
事務服に見える人|上下の紺をそろえない
素材を替えても事務服っぽさが残るなら、上下の色のそろい方を見てください。上が紺のジャケット、下が紺のスカートかパンツ。この組み方は、事務服の型そのものです。
上下のどちらかを紺以外にするだけで外れます。
- 上が紺なら、下はグレー・茶・深い緑のどれか
- 下が紺なら、上は生成り・グレー・キャメルのどれか
- どうしても上下とも紺にしたいなら、濃さを二段以上ずらす
上下を紺でそろえるなら、素材も変えてください。上がニット、下がウールの平らな布というように、質感が分かれていれば事務服には見えにくくなります。
どちらとも取れるとき|首元から10cmだけを先に直す
写真で見ても、服だけで少し制服っぽく、顔を出すとさらに制服っぽい。学生側と事務服側の両方を持っている人は少なくありません。このとき、全部を一度に直そうとすると手持ちの服がほとんど使えなくなります。
まず直すのは、首元から下へ10cmの範囲です。ここには学生側の要素(白い襟・丸い首元)と、事務服側の要素(シャツの襟とジャケットの重なり)が両方集まっています。
手順は次の3つです。
- 首元に見えている白をしまうか、生成りかグレーに替える
- 襟の形を、丸か小さなものから、Vか角のある大きめのものに替える
- 首元に、紺と質感の違うもの(起毛のマフラー、太めの畝のニット)を1つ足す
この3つで、学生側の要素の多くと、事務服側の要素の半分ほどが外れます。残った制服っぽさが「服だけで見えるもの」なら事務服側の直し方を、「顔と一緒に見えるもの」なら学生側の直し方を、もう一つだけ足してください。
迷ったまま両方の直し方を全部入れると、紺の服がただの暗い服になります。一度に直すのは2か所までにして、写真を撮り直してから次に進むのが安全です。
どちらとも取れるとき|場面で決める
もう一つの決め方は、その紺を着る場面で決めることです。
- 仕事や改まった場面で着る紺は、事務服側の直し方を優先する。職場では学生に見えることより、職場の制服と区別がつかないことのほうが困りやすいからです
- 休日や友人と会う場面で着る紺は、学生側の直し方を優先する。休日の紺は、軽い服と組むぶん学生の型に寄りやすいからです
同じ紺のニットでも、仕事の日は下を茶にして素材で崩し、休日は首元の白をしまって深い紺のパンツと合わせる、というように場面ごとに直す場所を変えて構いません。
合わせる色で分ける|白・グレー・茶・黒
紺に合わせる色は、どちら側に寄っているかで選び方が変わります。
| 合わせる色 | 学生に見える人 | 事務服に見える人 |
|---|---|---|
| 白 | 首元から離して使う | 使ってよい。面積を広めに |
| グレー | 明るめのグレーが合う | 濃いグレーで素材を変える |
| 茶 | 濃い茶なら大人に寄る | 最も効く。下に置く |
| 黒 | 小物だけに使う | 上下に使うと固さが増すので避ける |
学生側は「白と紺の境目を首元に作らない」、事務服側は「紺の隣に紺以外の色を置く」と覚えておけば、表を見なくても選べます。
小物で戻す|靴とバッグの形
服を直しても少し制服っぽさが残るなら、靴とバッグで戻します。
学生に見える人は、丸いつま先の靴、黒い厚手の靴下、肩にかける四角い布のかばんを避けてください。この3つは学生の通学姿に近い組み合わせです。代わりに、甲が見える靴か細めのブーツ、角のやわらかい革のバッグを選びます。
事務服に見える人は、角の立った四角いバッグと、低いヒールのシンプルなパンプスの組み合わせを避けてください。会社員の通勤姿そのものになります。バッグの角を丸くするか、靴を表情のある素材にすると、事務服から離れます。
髪とメイクで変わる境目
紺の制服っぽさは、髪とメイクでも動きます。
学生側の人は、黒髪をまっすぐ下ろし、前髪をそろえ、メイクを薄くすると学生の型に近づきます。髪を耳にかける、毛先に動きを足す、眉か口元のどちらかに色を足す。どれか一つで十分に変わります。
事務服側の人は、髪を一つにきっちりまとめると事務服の型が強まります。まとめるなら、後れ毛を少し残すか、低い位置でゆるく結ぶ。それだけで仕事着の固さが和らぎます。
手持ちの紺を仕分ける順番
最後に、手持ちの紺の服を次の順で仕分けてください。
- 紺の服を全部出し、素材が平らか、表情があるかで2つに分ける
- 平らな素材の山から、上下でそろっているものを探す。ここが事務服になりやすい組み合わせです
- 表情のある素材の山から、首元が丸いもの・白い襟と合わせているものを探す。ここが学生になりやすい組み合わせです
- それぞれ、この記事の直し方を1つだけ当てて、写真を撮る
紺は、組み方さえ外せば、秋冬に最も頼れる色の一つです。制服に見えたときに手放すのではなく、何が型を呼び出しているかを一つずつ外していけば、手持ちの紺はそのまま使い続けられます。紺のコートで同じことが起きる場合は、紺のコートが似合う人の記事で襟と丈の境目を確かめてください。
最後に:やめるのは紺ではなく、型の組み合わせ
制服っぽいと感じた日に、紺そのものを避けたくなる気持ちは自然なものです。けれど、制服に見えた原因は、多くの場合、紺と一緒に組んだ白い襟や平らな布、上下のそろいのほうにあります。
学生側か事務服側か。それが分かれば、外すべき組み合わせは一つか二つです。まずは首元の10cmから、写真を撮りながら一か所ずつ動かしてみてください。
よくある問い
- Q. 紺を着ると制服っぽいと言われます。紺は似合わない色ですか
- 似合わないのではなく、組み方が制服の型に近づいているだけのことが多いです。制服に見えるのは、紺そのものより、白い襟・平らな布・上下同じ色という組み合わせのほうです。学生に見えるなら首元の白と丸い襟を減らし、事務服に見えるなら素材と上下の色をずらしてください。それでも顔が沈む、肌が灰色っぽく見えるといった色そのものの違和感が残る場合は、紺の青みと濃さの選び直しが必要です。
- Q. 学生っぽいのか事務服っぽいのか、自分では分かりません
- 全身の写真を1枚撮り、顔を指で隠して服だけを見てください。服だけで制服に見えるなら事務服側、顔を出したときに初めて制服っぽさが出るなら学生側です。事務服側は布と組み方の問題、学生側は顔立ちの幼さと白い襟が重なっている問題なので、直す場所が変わります。どちらとも決めきれないときは、首元から下へ10cmの範囲だけを先に直すと、両方に効きます。
- Q. 仕事で紺のジャケットを着なければならず、事務服っぽさを消せません
- ジャケット自体を替えられないなら、中と下で崩してください。中は白いシャツではなく、生成りやグレーの薄手ニットにする。下は同じ紺ではなく、グレーか茶の濃い色にする。この2つで制服の型からは外れます。靴とバッグの角を少し丸くすると、さらに仕事着らしさが和らぎます。職場の決まりの範囲で、触れる場所だけを動かしてください。
- Q. 紺のコートが学生のコートに見えます
- 学生に見えるコートは、丸い襟か小さな襟で、ボタンが縦に二列並び、丈が膝上という型に近づいています。手持ちのコートを替えずに直すなら、首元に白ではなくグレーか茶のマフラーを足し、襟を立てて丸さを隠してください。中に着る服は白を避け、紺より暗い色かくすんだ中間色にします。足元は黒の厚い靴下と丸い靴を避け、甲の見える靴か細めのブーツにすると、学生の型から外れます。
— メグラシ編集部





