童顔で喪服が幼く見える|丸いのが目か頬かで襟と髪を分ける

童顔で喪服が幼く見えるときは、丸さが目にあるか頬にあるかを先に見分けてください。目が丸い人は前髪を分けて額を見せ、眉に直線を足します。頬が丸い人は、首元の開きと低いまとめ髪で、耳の下から首にかけて縦の線を作ります。
童顔は、目が大きく丸い、頬がふっくらしている、顔の中のパーツが中心に寄っている、といった特徴を持つ顔立ちです。ふだんは若々しく親しみやすい印象につながりますが、喪服を着ると「学生に見える」「借り物を着ているように見える」と感じる人が少なくありません。
理由は、喪服の黒い面が、顔の丸さを縁取ってしまうからです。喪服は色も形も決まりが多く、明るい色や柄で印象を変えることができません。黒は輪郭をくっきり見せる色なので、丸い目や丸い頬の線が、そのまま強調されます。そのうえ、喪服は誰もが同じような形を着るため、比べられて幼さが目立ちやすくなります。
ただし、幼く見える原因が目にあるか頬にあるかで、直す場所は変わります。目が丸い人が首元を変えても、頬が丸い人が眉を整えても、効果は小さいままです。この記事では、喪服の決まりを守ったまま動かせる、髪・眉・首元・パールの4か所を、どちらの丸さかで分けて扱います。童顔の基本的な特徴は童顔の基本で整理しています。
結論|目が丸い人は額と眉、頬が丸い人は首元と耳の下
| 見る場所 | 目が丸い人 | 頬が丸い人 |
|---|---|---|
| 幼さが出る所 | 顔の上半分(目元・額) | 顔の下半分(頬・顎) |
| 最初に動かす所 | 前髪を分けて額を見せる | まとめ髪を耳より下に置く |
| 次に動かす所 | 眉の上側を整えて直線を足す | 首元の開きで縦を1本作る |
| パールの長さ | 首の付け根に沿う短め | 鎖骨の少し下まで |
どちらにも当てはまる人は、後半の「どちらとも取れるとき」に進んでください。
先に見分ける|丸さが目か頬か
正面から鏡を見て、次の2つを確かめます。
- 目の丸さ:黒目の幅が、目の横幅の半分を超えているか。目尻が目頭より下がっているか
- 頬の丸さ:頬の一番ふっくらした所が、口角の高さより下にあるか。顎の先が丸く、輪郭に角がないか
1に当てはまれば目が丸い側、2に当てはまれば頬が丸い側です。指で測るなら、黒目の上に人さし指を横に当てて、目の端からはみ出る幅を見ると比べやすくなります。
どちらがより強いか迷うときは、手のひらで顔の下半分を隠して鏡を見てください。隠しても幼く見えるなら目、隠すと大人っぽく見えるなら頬が主な原因です。
喪服で幼く見える理由|黒い面が丸さを縁取る
喪服は、首元が詰まった丸首か、浅い開きのものがほとんどです。この丸い首元の線が、顔の丸さと同じ形を繰り返します。
さらに、黒は顔の輪郭をはっきり見せます。明るい色の服なら、顔と服の境目はやわらかくぼやけますが、黒は境目を線で切ります。丸い頬の人は輪郭の丸さが、丸い目の人は顔の白い面に浮かぶ黒目の丸さが、それぞれ際立ちます。
もう1つは、髪型です。ふだんの前髪をおろしたまま、高い位置で1つに結ぶと、制服を着た学生の髪型に近くなります。喪服で動かせる所が限られているぶん、髪の影響が大きく出ます。
目が丸い人|前髪を分けて額を見せる
目が丸い人は、顔の上半分に幼さが集まっています。前髪をおろすと、額が隠れて目が顔の中で大きな割合を占め、丸い目がさらに目立ちます。
- 前髪を6対4か7対3で分けて、額を2〜3センチ見せる
- 分けた前髪は、耳の上を通して後ろへ流し、ピンで留める
- 額を全部出すのに抵抗があれば、分け目の片側だけ少し見せるだけでも変わる
額が見えると、顔の縦の長さが加わって、目の丸さが顔全体の中で小さく見えます。前髪が短くて分けられない場合は、ふだんより少し斜めに流して、額の端を見せてください。
目が丸い人|眉と目元の整え方
弔事では、メイクは控えめにするのが一般的です。そのうえで、目が丸い人は線を整えることで大人っぽさを出せます。
眉に直線を足す
眉の上側の産毛を整えて、眉山から眉尻までをまっすぐな線にします。丸いアーチの眉は目の丸さと重なるので、直線を少し足すだけで印象が締まります。色は髪より少し明るい程度の落ち着いた色にします。
目元は細い線を1本
アイラインは目のきわに細く引き、目尻で少しだけ伸ばします。太く囲むと目がさらに丸く強調されるので、目尻だけに線を足す意識で十分です。まつげは上げすぎず、自然な角度にとどめます。
頬が丸い人|首元の開きで縦を1本作る
頬が丸い人は、顔の下半分の丸さが、喪服の丸い首元と重なっています。首元に縦の線を作ると、丸さの繰り返しが止まります。
喪服で首元の形を選べる場合は、浅いVの開きや、少し深めの丸首を選びます。首の付け根から指2本分ほど下がった開きがあると、首が長く見えて、頬の丸さが目立ちにくくなります。
手持ちの喪服の首元が詰まっていて変えられない場合は、パールで縦を作ります。鎖骨の少し下まで届く長さのネックレスは、首元にゆるいVの線を描くので、詰まった首元でも縦の印象が加わります。
頬が丸い人|まとめ髪の高さと耳の下の線
頬が丸い人は、まとめ髪の位置で大きく印象が変わります。
- まとめ髪は耳より下、うなじの近くの低い位置にする
- 耳の前の髪を少しだけ残し、頬の外側に縦の線を作る。残すのは指1本分の細い束まで
- 髪を全部きつく引き上げると、頬の丸さがそのまま出るので避ける
高い位置で結ぶと、顔の下半分がすべて見えて頬の丸さが強調されます。低い位置でまとめると、髪が首の後ろに重さを作り、顔の重心が下がって見えるので、大人っぽい落ち着きが出ます。
髪が短くてまとめられない人は、耳にかけずに、頬の横に髪を沿わせておくだけでも縦の線になります。
パールの粒と長さ
パールは、弔事で付けてよいとされる数少ないアクセサリーです。童顔の人は、粒の大きさと長さを選ぶことで印象を調整できます。
粒は小さめ
粒が大きいと、丸い形が強く出て可愛らしさに寄ります。7ミリ前後の小さめの粒を1連にします。2連は重なることを連想させるとして避けるのが一般的です。
長さは丸さの位置で変える
- 目が丸い人は、首の付け根に沿う短めの長さ。顔の下に光の帯ができて、視線が目から下へ分かれる
- 頬が丸い人は、鎖骨の少し下まで届く長さ。首元にゆるいVの線ができて、縦に伸びて見える
喪服の形|襟・袖・丈で幼さが出る所
喪服そのものを選ぶときは、次の3か所に幼さが出やすくなります。
- 襟:丸い襟の付いたもの、襟にフリルやギャザーがあるものは幼く寄る。襟なしのシンプルな首元のほうが大人っぽい
- 袖:肘より上で終わる袖や、袖口がふくらんだ形は幼く見える。手首まで、または七分の長さで細く落ちる形を選ぶ
丈は、膝が隠れるのが基本です。膝のすぐ下で止まるより、ふくらはぎの真ん中に向かって少し長いほうが、落ち着いた印象になります。
どちらとも取れるとき①|目も頬も丸い
目も頬も丸い人は、両方の対策を全部重ねる必要はありません。先に髪で額を見せてください。額が見えると顔の縦の長さが加わり、目と頬の両方の丸さが相対的に小さく見えます。
そのうえで、まとめ髪は低い位置にします。額を見せる、低くまとめる、の2つで、目の丸さと頬の丸さの両方に効きます。眉や首元は、余裕があれば足す程度で構いません。
どちらとも取れるとき②|手持ちの喪服が若い頃のもの
学生のころや20代前半に買った喪服をそのまま着ている人は、形そのものが若い年代向けであることがあります。
- 丈が膝のすぐ下で止まっている
- 袖が肘より上で終わっている
- 襟が丸く、小さなリボンや飾りがある
すぐに買い替えられない場合は、黒の無地のジャケットを羽織ると、袖と襟の印象を上書きできます。ジャケットは光沢のない素材で、襟のないものか、細い襟のものにしてください。丈は、喪服の裾が少し長く見えるよう、腰骨にかかる短めのものが合わせやすくなります。
どちらとも取れるとき③|立場が遺族側か参列か
遺族側として出る場合は、より格式のある装いが求められます。髪はきちんとまとめ、額の見せ方も控えめにして、整っている印象を優先します。目が丸い人でも、前髪を大きく分けるより、横に流して額の端を見せる程度にとどめます。
参列者として出る場合は、決まりの範囲で少し自由がきくので、この記事の対策をそのまま使えます。どちらの立場でも、目立たないことが第一なので、大人っぽく見せようとして装飾を足すことはしないでください。
冬の弔事の上着と小物
冬の弔事では、コートを着て会場まで向かいます。コートは黒か濃紺、濃いグレーの無地で、光沢がなく、毛皮や大きな飾りのないものを選びます。
童顔の人は、コートでも幼く見えないよう、襟の大きさと丈に気をつけてください。大きな丸い襟や短い丈は避け、膝が隠れる長さのものを選びます。コートの襟と丈の選び方は童顔に似合うコートで詳しく扱っています。
手袋やマフラーも黒か濃い色の無地にし、会場に入る前に外します。バッグは光沢のない黒の小さめのものにします。
当日の朝に確かめる手順
- 鏡の前で、手のひらで顔の下半分を隠して、目と頬のどちらが幼さの原因かを確かめる
- 目が原因なら、前髪を分けて額を見せる。頬が原因なら、まとめ髪を耳より下に置く
- 眉の上側を整え、目元は細い線を目尻だけに足す
- パールの長さを、目が丸い人は短め、頬が丸い人は鎖骨の少し下に合わせる
- 鏡から3歩離れて全身を見て、学生らしさが残っていないかを確かめる
童顔の印象は、喪服で消すものではなく、場にふさわしい落ち着きの中に収めるものです。動かせる所を1つか2つに絞って整えれば、決まりの多い喪服でも、年齢に合った印象で弔事に臨めます。秋冬のふだんの服での考え方は童顔に似合う服にまとめています。
よくある問い
- Q. 童顔で、喪服を着ると就職活動の学生のように見えます
- 黒い服と丸い顔の組み合わせに、前髪をおろした髪型や高い位置のまとめ髪が重なると、学生らしさが強く出ます。喪服の形を変えるのは難しいので、髪から変えてください。前髪を分けて額を少し見せ、まとめ髪は耳より下の低い位置にすると、それだけで印象が変わります。
- Q. 童顔なので、大人っぽく見せたくて濃いメイクにしてもいいですか
- 弔事では、濃いメイクは控えるのが一般的です。大人っぽさは、色を足すより線を整えて出してください。眉の上側の産毛を整えて直線を少し足す、目元はアイラインを細く目尻まで引く、の2つで十分です。口紅は肌に近い色を薄く塗り、艶は抑えます。
- Q. 学生のころに買った喪服をそのまま着ています。買い替えたほうがいいですか
- 形が体に合っていれば、そのまま着て構いません。ただ、若い年代向けの喪服は、丸い襟や短めの丈、袖口のふくらみなど、幼く見える要素が入っていることがあります。丈が膝のすぐ下で止まっている、袖が肘より上で終わっている場合は、上に羽織る黒のジャケットで袖と丈の印象を補えます。
- Q. パールのネックレスは付けたほうが大人っぽく見えますか
- 付けると、首元に光の点が並ぶので、黒い面の重さがやわらぎます。童顔の人は、粒が大きいと可愛らしさに寄りやすいので、7ミリ前後の小さめの粒を1連で選んでください。長さは、目が丸い人は首の付け根に沿う短め、頬が丸い人は鎖骨の少し下まで届く長さにすると、縦の線が加わります。
— メグラシ編集部





