バーガンディとボルドーの違い|昼に着るか夜に着るかで、持つ1色を選ぶ

**バーガンディとボルドーの違いは、青みと黒みの量です。**バーガンディは青みが入って紫に寄り、ボルドーは赤みが残って茶に寄ります。どちらも赤ワインの産地から来た暗い赤で、名札では区別がつきません。
どちらを持つかは、名前ではなく、その色を着る時間帯で決めてください。**昼の屋外や窓際で着る時間が長い人はバーガンディ、夜の室内で電球色の光の下にいる時間が長い人はボルドーです。**昼の白い光は青みを拾うので紫寄りが澄んで見え、夜の暖かい光は青みを食うので赤みの残る方だけが色として残るからです。
昼に着て夜までそのまま、という日が多い人は、顔の近くにバーガンディ、顔から遠い所にボルドーと、場所で分けます。黒みの量そのものの見分け方はえんじ色とボルドー・ワインレッドの違いに分けてあります。この記事は、2色のどちらを持つかを決める記事です。
結論:昼に着るならバーガンディ、夜に着るならボルドー
暗い赤は、服の色の中でいちばん光で見え方が動く色です。明るい赤は光が変わっても赤のままですが、暗い赤は黒みが多いぶん、光が青みを拾うか食うかで、紫にも茶にも黒にも見えます。
| バーガンディ | ボルドー | |
|---|---|---|
| 寄り | 紫寄り(青みあり) | 茶寄り(赤みが残る) |
| 白い紙の上で | 暗い紫がかった赤 | 暗い茶がかった赤 |
| 紺のデニムの隣で | 馴染んで仲間に見える | 赤が浮く |
| 昼の白い光で | 澄んで見える | こげ茶に沈む |
| 夜の電球色の光で | 黒に近く沈む | 赤みが残って温かい |
| 向く人 | 昼に着る時間が長い | 夜に着る時間が長い |
表は軸を示すためのものです。自分の1枚がどちらかは、次の手順で紺のデニムの隣に置いてから決めてください。
見分ける手順|紺のデニムの隣に置く
白い紙だけでは、暗い赤同士の差は出にくいです。紺のデニムを使ってください。手持ちのジーンズ1本で足ります。
- 昼の窓から1mの床に、紺のデニムを広げて置く。
- その上に、確かめたい暗い赤の服を重ねる。
- 一歩離れて見る。デニムの青と馴染んで、同じ仲間に見えればバーガンディ。デニムの隣で赤が浮いて、境目がはっきり見えればボルドー。
**青みがある色は、青の隣で馴染みます。赤みが残る色は、青の隣で浮きます。**これが紺を使う理由です。黒の隣で見ると、どちらも黒に負けて差が出ません。白の隣で見ると、どちらも「暗い赤」に見えて差が出ません。紺がちょうど、2色の差を広げてくれる相手です。
売り場でもデニムを穿いて行けば、その場で確かめられます。候補の服を自分の脚の上に当てて、一歩引いた鏡で見るだけです。
昼の屋外や窓際で着る時間が長い人|バーガンディ
通勤で外を歩く、窓の大きい職場にいる、子どもの送り迎えで昼に外にいる。昼の白い光の下で着る時間が長い人は、バーガンディを選んでください。
昼の光は青みを拾います。紫寄りのバーガンディは、昼の光で青みが前に出て、澄んだ深い色に見えます。同じ光でボルドーを着ると、赤みが沈んで、遠目にはこげ茶と区別がつかなくなります。せっかく暗い赤を選んだのに、茶色の服を着ているように見える。これが「ボルドーを着たのに地味だった」の正体です。
**昼のバーガンディに合わせるのは、グレーか紺か白です。**青みが同じ方向を向くので、全身が澄んだままになります。ベージュやキャメルを合わせると、黄みと青みがぶつかって、バーガンディが浮きます。ベージュを使うなら、小物の1点までです。
夜の室内、電球色の光で着る人|ボルドー
夕方からの集まり、照明の暖かい店、電球色の照明の家で過ごす時間が長い。夜の暖かい光の下で着る時間が長い人は、ボルドーを選んでください。
電球色の光は青みを食います。紫寄りのバーガンディは、夜の光で青みが消え、黒に近く沈みます。黒い服を着ているのと変わらなくなる。ボルドーは赤みが残っているので、夜の光でも温かい色として残ります。顔の近くにあれば、頬の赤みを支える方向に働きます。
**夜のボルドーに合わせるのは、黒かこげ茶か生成りです。**赤みと黄みが同じ方向を向くので、暖かい光の中で全身が馴染みます。白を合わせると、夜の光では白だけが浮いて、ボルドーが余計に暗く見えます。白を使うなら、生成りに替えてください。
昼に着て、夜まで着る日が多い人|場所で分ける
朝から出て、夕方からの会食までそのまま、という日が多い人は、1色に決めると必ずどちらかの時間帯で外れます。この人は色ではなく場所で分けてください。
**顔の近く、首元や上半身にはバーガンディを置きます。**夜の光で黒に近く沈んでも、顔の近くの暗い色は顔を引き締める方向に働くので困りません。**顔から遠い所、スカートやバッグや靴にはボルドーを置きます。**昼の光でこげ茶に沈んでも、下の方の暗い色は土台として働くので困りません。
両方を同時に着ても、ちぐはぐには見えません。青みと赤みの差が上下で分かれるだけで、どちらも暗い赤の仲間だからです。むしろ、同じ色を上下でそろえるより、上が紫寄りで下が茶寄りの方が、全身に奥行きが出ます。
顔の近くに置くか、下に置くか
時間帯で側が決まったあと、その1枚を顔の近くに置けるかは、もう1つ別の確認が要ります。昼の窓から1mで、その色を首元に当てて頬を見てください。
頬の赤みが残り、目の下の影が濃くならなければ、顔の近くに置けます。頬の赤みが消えて顔が黄ばむなら、その色は顔から離して、下に置きます。昼の人がバーガンディを選んでも、顔の近くでは沈む人がいます。その人は、バーガンディをスカートやパンツに回して、上半身はグレーか白にしてください。
下に置くときの丈は、膝下まであれば面積として十分です。暗い赤は面積が小さいと黒に見えるので、靴やバッグだけで色を見せようとせず、ボトム1枚で見せた方が色が伝わります。
素材で、寄りが動く方向
同じ染料でも、素材で見え方が動きます。昼用にバーガンディを選んだのに、着ると茶に見える、ということが起きるのはこのためです。
**起毛したウールやコーデュロイは、茶寄りに1段階動きます。**毛羽が光を散らして、青みが薄れるからです。昼に着るなら、起毛の暗い赤は紺の隣で確かめて、はっきりバーガンディ側のものを選んでください。**艶のあるサテンやベルベットは、紫寄りに1段階動きます。**光を反射して、青みが前に出るからです。夜に着るなら、艶のあるボルドーは赤みが残っているか、電球の下で確かめてください。
綿やざらつく麻は、見本とほぼ同じです。素材で迷うなら、ざらつく生地が時間帯の影響をいちばん受けません。
名札が信用できないとき|売り場の光で決める
売り場の名札は、バーガンディとボルドーを入れ替えて書いていることがよくあります。作る側も、2色の境目を厳密に分けていないからです。名札で決めずに、売り場の光を使ってください。
多くの売り場は電球色に近い光です。その光の下で赤みがはっきり見えている服は、昼の光では今より青みが出ます。つまり売り場で「少し茶寄りかな」と見えた服が、昼の光でちょうどバーガンディに見えることがあります。昼の人は、売り場で見えている色より1段階茶寄りに見える方を選ぶと、外で見たときに狙った色になります。
夜の人は反対です。売り場で見えている色がそのまま、夜の光での見え方です。売り場で赤みが残って温かく見える1枚を、そのまま選んでください。
どちらとも取れるとき①|紺のデニムの隣で差が出ない
デニムの隣に置いても、馴染むとも浮くとも言えない。この人は、2色のちょうど中間の暗い赤を持っています。中間の色は、光で見え方が行き来する色です。
決め方は、自分の時間帯の光で一度着ることです。昼の人は昼の窓際で、夜の人は家の電球の下で、鏡を見てください。その光で顔が沈まなければ、その1枚はあなたの時間帯で使えます。沈むなら、顔から離して下に置きます。
**中間の色は、どちらにも使える色でもあります。**昼と夜のどちらの光でも顔が沈まない人は、その1枚を時間帯で分けずに着て構いません。無理に名前を付ける必要はなく、「光で動かない暗い赤」として持っていれば十分です。
どちらとも取れるとき②|昼に着る日と夜に着る日が半々
仕事の日は昼、週末は夜、というように、着る時間帯が日によって割れる人は、1枚で両方に通そうとしないでください。どちらかの時間帯で必ず外れます。
先に買うのは、着る回数が多い方の時間帯の1枚です。仕事の日の方が多いなら、バーガンディを顔の近くに。週末の夜が多いなら、ボルドーを顔の近くに。2枚目を足すときに、反対の時間帯の側を、反対の場所(上に持っているなら下)に足します。
**順番を守れば、2枚で昼も夜も通ります。**最初から2枚そろえる必要はなく、1枚目を半年着て、外れた時間帯があったときに2枚目を考えてください。
よくある行き違い
**「バーガンディは秋冬の色だから、季節で決める」**という人がいますが、季節で決まるのは暗い赤を着るかどうかで、バーガンディかボルドーかは決まりません。2色を分けるのは、季節ではなく光です。同じ秋の日でも、昼の外と夜の店で、見える側が変わります。
**「ボルドーは大人っぽく、バーガンディは若い」**というのも、光の差を人の差と取り違えています。夜の店でボルドーが落ち着いて見えるのは、電球色の光で赤みが残るからです。同じ服を昼に着ると、こげ茶に沈んで地味に見えます。
**「髪が黒いならバーガンディ」**と髪色だけで決める話もありますが、髪との明暗差の話はバーガンディ色は上か下かに分けてあります。この記事の範囲では、時間帯の光を先に決めて、髪との差は置く場所で調整する方が外れません。
装いに活かすなら
着手の順番は、時間帯、デニムの隣、顔の近くの確認、素材です。自分がその色を着る時間帯の光で側を決め、手持ちか候補を紺のデニムの隣で確かめ、顔の近くに置けるかを頬で見て、素材で1段階のずれを読む。この順番なら、名札に振り回されずに1枚が決まります。
まず手持ちの暗い赤を全部、紺のデニムの上に出してください。馴染む側と浮く側に分かれます。その分かれ方と、自分の時間帯を見比べれば、足りない側が1つだけ見えてきます。
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よくある問い
- Q. バーガンディとボルドーは同じ色ですか
- どちらも赤ワインの産地の名前から来た暗い赤で、売り場では同じ色として扱われることも多いですが、並べると違いが出ます。バーガンディは青みと黒みが多く、白い紙の上では紫に寄って見えます。ボルドーは赤みが残り、茶に寄って見えます。見分けるには紺のデニムの隣に置いてください。デニムの青と馴染んで仲間に見える方がバーガンディ、デニムの隣で赤が浮いて見える方がボルドーです。名札は信用せず、この並べ方で確かめる方が確実です。
- Q. どちらを買えばいいか決められません
- その色を着る時間帯で決めてください。昼の屋外や窓際で着る時間が長いなら、バーガンディです。昼の白い光は青みを拾うので、紫寄りの色が澄んで見えます。同じ光でボルドーを着ると、赤みが沈んでこげ茶に近づきます。夜の室内、電球色の光の下で着る時間が長いなら、ボルドーです。暖かい光は青みを食うので、バーガンディは黒に近く沈み、ボルドーは赤みが残って温かく見えます。仕事で昼に着るならバーガンディ、夕方からの集まりで着るならボルドー、という分け方です。
- Q. 昼に着て、そのまま夜の会食まで着る日が多いです
- 1色に決めず、場所で分けてください。顔の近く、首元や上半身にはバーガンディを置きます。夜の光で沈んでも、顔の近くの暗い色は顔を引き締める方向に働くので困りません。顔から遠い所、スカートやバッグや靴にはボルドーを置きます。昼にこげ茶に沈んでも、下の方の暗い色は土台として働くので困りません。両方を同時に着ても、青みと赤みの差が上下で分かれるだけで、ちぐはぐには見えません。
- Q. 紺のデニムの隣に置いても、どちらか分かりません
- 差が小さい、ちょうど中間の色を持っています。この場合は、その色が売り場でどの光の下に置かれていたかを思い出してください。多くの売り場は電球色の光で、その光で赤みが見えていたなら、昼の光ではもっと青みが出ます。中間の色は、光で見え方が行き来する色なので、昼の人はそれを昼の窓際で、夜の人は家の電球の下で、一度着て鏡を見てから決めてください。どちらの光でも顔が沈まなければ、その1枚はどちらの時間帯にも使えます。
— メグラシ編集部





