セルフネイル 始め方|マニキュアかジェルかは、塗り直せる間隔で選ぶ

**次にネイルを塗り直せるのは、何日後ですか。**セルフネイルの始め方は、この1つの数字でほぼ決まります。
| 次に塗り直せるまで | 最初に選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| 3日以内 | マニキュア | 2〜3日で先端が欠けても、すぐ塗り直せる |
| 4日〜1週間 | マニキュア(ベースを2度塗り) | 下地を厚くすれば1週間近く持たせられる |
| 1〜2週間 | ジェル | 2週間ほど持つが、落とす時間も取る必要がある |
| 塗る時間そのものが取れない | 貼るタイプ | 乾く時間がなく、10分ほどで終わる |
セルフネイルを始めた人の多くは、道具ではなく時間の取り方でつまずきます。マニキュアを選んだのに塗り直す時間がなくて欠けたまま過ごす。ジェルを選んだのに落とす時間がなくて伸びたまま過ごす。どちらも、最初の選び方が自分の時間に合っていなかったのが原因です。
塗る手順そのものはセルフネイルの手順|秋冬は爪の乾きと縦すじで下地を足し引きするで、乾く時間から塗る回数を逆算する話はセルフネイルのやり方で扱っています。この記事は、その手前の「何から始めるか」だけを扱います。
結論:最初の1つは、塗り直しの間隔で決める
マニキュア、ジェル、貼るタイプ。3つのちがいは、仕上がりの見た目よりも持つ日数と、かかる時間にあります。
- マニキュアは、塗るのに30分前後、乾くまでにさらに時間がかかり、持つのは3日〜1週間
- ジェルは、塗るのに1時間前後、ライトで固めるので乾く待ち時間はなく、持つのは2週間前後。ただし落とすのに30分〜1時間かかる
- 貼るタイプは、貼るのに10〜20分、持つのは数日〜1週間。落とすときもはがすだけ
この3つを、自分の生活の中で「次にいつ塗り直せるか」に当てはめると、選ぶものが1つに絞れます。
ここで見落としやすいのが、ジェルの落とす時間です。ジェルは持ちがいいぶん、塗り直すときに一度落とす必要があります。2週間に1回、塗る1時間と落とす1時間、あわせて2時間を確保できるか。これが取れない人は、ジェルから始めないほうが続きます。
最初に測る1|次に塗り直せるまでの日数
カレンダーを開いて、次に1時間ほどまとまった時間が取れる日を探してください。平日の夜でも、週末の朝でもかまいません。
その日までの日数が、表の左の列です。
- 週末ごとに時間が取れる → 3日〜1週間。マニキュアから
- 隔週の週末だけ時間が取れる → 1〜2週間。ジェルから
- まとまった時間がほとんど取れない → 貼るタイプから
この日数は、最初の1か月で何度か確かめてください。始める前は「毎週できる」と思っていても、実際には2週間に1回しか時間が取れないことがあります。そうなったら、そのときに選び直せば大丈夫です。
最初に測る2|手を水に入れる回数
次に、1日に手を水に入れる回数を数えてみてください。手を洗う、食器を洗う、料理で野菜を洗う、子どもの世話で手を濡らす。全部合わせた回数です。
- 1日5回以下 → どれを選んでも持つ日数は表の通り
- 1日5〜10回 → マニキュアは表の日数より1日短くなる
- 1日10回を超える → マニキュアは2日目に先端が欠けやすい。ジェルか貼るタイプのほうが向いている
マニキュアは、水に触れるたびに少しずつふやけて、先端から欠けていきます。特に、お湯を使う食器洗いは影響が大きいです。
水に触れる回数が多い人がマニキュアを選ぶ場合は、食器洗いのときだけゴム手袋をするか、トップを2日に1回塗り足すと、持つ日数が延びます。どちらも面倒に感じるなら、最初からジェルか貼るタイプを選んでください。
最初に測る3|乾くのを待てる時間
マニキュアは、塗ったあと表面が乾くまでに10分ほど、中まで固まるまでに1時間ほどかかります。この間に手を使うと、よれたり、指紋がついたりします。
塗ったあとに20分、手を使わずに座っていられるかを考えてください。
- 20分以上待てる → マニキュアで大丈夫
- 10〜20分なら待てる → マニキュアの速乾タイプか、薄く塗って重ねる回数を増やす
- 10分も待てない → 貼るタイプか、ライトで固めるジェル
小さな子どもがいる、夜は家事が続く、そういう生活では20分座っていることがむずかしいです。その場合は、乾く時間がいらない選び方をしてください。乾く時間が取れないのに無理にマニキュアを選ぶと、毎回よれて、セルフネイルそのものが嫌になります。
マニキュアから始める人の道具
マニキュアから始めるなら、最初にそろえるのは5つです。
- 爪やすり(目の細かいもの)
- ベース(透明な下地)
- 色を1本
- トップ(透明な仕上げ)
- 除光液
これだけで始められます。甘皮を押す道具や、はみ出しを直すための細い筆は、何度か塗ってみて「ここが気になる」と思ってから足してください。最初から全部そろえると、使わない道具が出てきます。
色は、最初は肌になじむ薄い色を1本にしてください。薄い色なら、はみ出しても目立たず、ムラも見えにくいので、練習に向いています。濃い色や赤は、塗り慣れてからのほうが失敗が少ないです。
ベースとトップは、同じものを両方に使えるタイプもあります。始めのうちはそれ1本でも十分です。慣れてきたら、ベースとトップを分けると持ちが変わってくるので、そこで分けてください。
売り場は、量販の化粧品売り場で十分そろいます。最初は値の張るものを選ぶ必要はありません。3回、4回と塗り直してみて、自分の塗り方の癖がわかってから、道具の質を上げていけばいいです。
ジェルから始める人の道具
ジェルから始めるなら、マニキュアの道具に加えて、ライトと落とすための道具が要ります。
- 爪やすり
- 表面を軽く削るための細かいやすり
- ジェルのベース
- 色のジェルを1つ
- ジェルのトップ
- ライト
- 拭き取り用の液とコットン
- 落とすための液と、指先を包むアルミや専用の道具
道具の数がマニキュアの倍近くになります。始める前に、これだけの道具を置いておける場所があるかも考えてください。毎回しまい込む場所から出していると、それだけで面倒になります。
ジェルは、ライトで固めるので乾く待ち時間がありません。そのぶん、塗りながら固める工程が多く、1回の作業時間は長くなります。最初の1回は1時間半ほど見ておいてください。慣れると1時間を切ります。
ジェルを使って、指先にかゆみや赤みが出ることがあります。そのときは使うのをやめて、指先の様子が落ち着くまで休んでください。肌につけないように塗るのが基本で、はみ出したジェルは固める前に拭き取ります。
ジェルの具体的な塗り方はジェルネイルのやり方にまとめています。
貼るタイプから始める人の道具
貼るタイプは、道具がいちばん少なくて済みます。
- 爪やすり
- 油分を拭き取るためのコットンと液
- 貼るタイプのネイル
これだけです。爪の大きさに合わせたシートを選んで、貼って、はみ出した部分をやすりで削れば終わります。
貼るタイプには、乾いたシールのものと、半分固まったジェルをライトで固めるものがあります。最初は、ライトのいらない乾いたシールから始めると、道具が増えません。
貼るタイプの難しいところは、爪の大きさとシートの大きさを合わせることです。シートが爪より大きいと端が浮き、小さいと隙間ができます。最初の何回かは、シートを爪に当てて、大きさを確かめてから貼ってください。
迷ったときは、爪より少しだけ小さいシートを選びます。爪のまわりの皮膚に触れない幅、つまり縁から髪の毛1本分ほど内側に収まる大きさです。皮膚にかかると、そこから浮いてはがれやすくなります。小さめに貼って、先端だけ爪に合わせてやすりで削れば、端が浮きにくくなります。
貼ったあとは、爪の表面を指の腹で根元から先端へ何度か押さえてください。体温で少しやわらかくなり、爪の丸みに沿ってなじみます。貼ってから1時間ほどは、お湯に手を入れないほうが長持ちします。
どちらとも取れるとき1|週末は時間があるが、平日は水仕事が多い
週末ごとに塗り直せるのでマニキュアが向いているはずなのに、平日は水仕事が多くて2日目に欠けてしまう。このタイプの人はとても多いです。
この場合は、欠ける場所を見て決めてください。
- 先端だけが欠ける → マニキュアのままで、先端の断面にもトップを塗る。爪の先端の厚みの部分に、筆を横にしてなぞるように塗ると、先端からの欠けが減ります
- 表面全体がはげる → 油分の拭き取りが足りないか、ベースが薄い。ベースを2度塗りにする
- 両方が起きる → ジェルか貼るタイプに切り替える
崩れた場所ごとの直し方はネイルの仕方|マニキュアが剥げる・ムラ・気泡は、崩れた場所で直すで詳しく扱っています。
どちらとも取れるとき2|ジェルが向いているが、落とす時間が取れない
2週間に1回しか時間が取れないのでジェルが向いている。でも、塗る時間と落とす時間を合わせて2時間を取れる日がない。
この場合は、ジェルの上から新しいジェルを重ねる方法は避けてください。落とさずに重ねると、爪の根元が伸びて段差ができ、厚みが増していきます。厚くなった爪は引っかかりやすく、何かの拍子に根元からはがれることがあります。
選択肢は2つです。1つは、2週間に1回の時間を「落とす日」と「塗る日」に分けて、間の数日は何も塗らない期間にすること。もう1つは、貼るタイプに切り替えて、はがすだけで済む状態にすることです。
落とす時間が取れないことがわかった時点で、選び直すのが無理のない続け方です。
もう1つの考え方として、手の爪はマニキュアにして、足の爪だけジェルにする分け方もあります。足の爪は伸びるのが遅く、ジェルが3〜4週間持つことも珍しくありません。落とす回数が手の半分以下になるので、落とす時間が取れない人でもジェルを楽しめます。手と足で方法を分けることに、ためらう必要はありません。
ジェルを落とす時間を短くするコツは、落とす前に表面をしっかり削っておくことです。表面のつやのある層が残っていると、落とすための液がしみ込みにくく、包んで待つ時間が長くなります。表面全体が白っぽくくもるまで削ってから包むと、待つ時間が半分近くになることもあります。
どちらとも取れるとき3|手先が器用でないと思っている
セルフネイルを始めたいけれど、手先が器用でないので、はみ出しやムラが怖い。この相談もとても多いです。
この場合は、利き手で塗る側と、利き手でない手で塗る側を分けて考えてください。利き手の爪は、利き手でない手で塗ることになります。ここがいちばん難しいところです。
- 利き手でない手で塗るのが怖い → 利き手の爪だけ貼るタイプにする。両手で同じ方法にこだわる必要はありません
- 両手とも怖い → 透明なベースとトップだけを塗るところから始める。色がないので、はみ出しても目立ちません
- 少しなら大丈夫 → 薄い色のマニキュアから。はみ出しても、乾いてから綿棒に除光液をつけて拭けば直せます
透明なものから始めて、2〜3回塗ってみると、筆の動かし方に慣れてきます。慣れてから色を足すと、最初の1回目から色を塗るより失敗が少なくなります。
はみ出しを減らすいちばんの方法は、筆に取る量を減らすことです。瓶から筆を出したら、瓶の口の内側で片面をしごいて、筆の片側にだけ液が残るようにします。液が多いと、爪に乗せた瞬間に横へ流れて、まわりの皮膚についてしまいます。
塗る順番も、はみ出しに効きます。爪の真ん中に一度置いて、根元のほうへ少し押してから、先端へ向かって引く。次に左右の端を1本ずつ引く。この3本で1本の爪を塗り終えるつもりで動かすと、筆が爪の上を行ったり来たりせず、ムラもはみ出しも減ります。
利き手の爪を塗るときは、筆を持つ手を動かすより、塗られる側の指を動かすほうがうまくいきます。筆を持つ手は机にひじをついて固定し、塗られる側の指をゆっくり回すようにすると、利き手でない手でも線がぶれにくくなります。
どちらとも取れるとき4|爪が薄い・割れやすい
爪が薄くて、先端が割れやすい。二枚爪になりやすい。このタイプの人は、何から始めるかを慎重に選んでください。
マニキュアは、爪の表面に膜を作るので、薄い爪を守る役にもなります。ただし、除光液で落とすたびに爪の表面の水分が抜けるので、塗り直す頻度が高すぎると乾きやすくなります。
ジェルは、膜が厚いので爪を守る力は強いです。ただし、落とすときに表面を削るので、落とし方を間違えると爪がさらに薄くなります。
薄い爪の人は、マニキュアのベースだけを塗るところから始めてください。色を乗せずに、ベースとトップだけを1週間に1回塗る。2〜3週間続けて、先端の割れが減るかを見ます。減ったら色を足し、減らなかったらしばらく何も塗らずに爪を休ませてください。
自分の爪を育てながらネイルを楽しむ話は自爪育成のセルフのやり方にまとめています。
どちらとも取れるとき5|仕事の決まりでネイルに制限がある
仕事によっては、色の濃いネイルや、長い爪が禁止されていることがあります。その場合、平日はネイルができず、週末だけ楽しみたいという人もいます。
この場合は、週末の始めに塗って、週末の終わりに落とせるものを選んでください。
- マニキュア → 金曜の夜に塗って、日曜の夜に落とす。落とすのは除光液で数分
- 貼るタイプ → 土曜の朝に貼って、日曜の夜にはがす。はがすのは数秒
- ジェル → 落とすのに30分〜1時間かかるので、毎週の付け外しには向かない
平日も透明や薄い色なら許されている職場なら、平日用の透明なベースとトップを塗っておき、週末だけ色を重ねる方法もあります。
この方法の良いところは、月曜の朝に色だけを落とせばいいことです。除光液の中には、下に塗ったベースまで落としてしまうものもあるので、色だけを落としたいときは、コットンを置く時間を短くして、表面をなでるように拭き取ってください。ベースが少し残れば、そのまま平日用のトップを重ねるだけで済みます。
長さに決まりがある職場なら、爪の先端が指先から見えない長さにそろえておきます。手のひら側から見て、指先の肉の向こうに爪の白い部分がのぞかなければ、多くの職場の決まりに収まります。長さを整えるのは、塗る前の日の夜にしておくと、当日の作業が短くなります。
季節で方法を切り替えてもいい
1年を通して同じ方法を続ける必要はありません。生活のリズムは季節で変わるので、それに合わせて方法を切り替えるのも、無理のない続け方です。
たとえば、年末の忙しい時期は塗り直す時間が取れないので貼るタイプにして、年が明けて落ち着いたらマニキュアに戻す。手袋をする時期は先端が欠けやすいのでジェルにして、手袋を外す時期になったらマニキュアに戻す。こうした切り替えは、どれも自然なものです。
切り替えるときに気をつけたいのは、ジェルからほかの方法に移るときです。ジェルを落とした直後の爪は、表面が少し削れて薄くなっています。すぐに次の方法を始めるより、2〜3日はベースだけを塗って爪を休ませてから始めると、そのあとの持ちがよくなります。
最初の1本の色は、手の甲と並べて決める
マニキュアでもジェルでも、最初の色は1本だけにすると書きました。では、その1本をどう選ぶか。売り場で迷う人がいちばん多いところです。
選び方は、手の甲の肌と並べて、境目がどれくらい見えるかで決めます。売り場の見本や色見本のシートを、手の甲の上に置いてみてください。
- 境目がほとんど見えない → 肌になじむ色。はみ出しても目立たず、最初の1本に向いている
- 境目がうっすら見える → 少しだけ色が乗る。2〜3回塗って慣れてきたら、この色に進む
- 境目がはっきり見える → 濃い色、または肌と反対の色味。塗り慣れてからにする
肌になじむ色は、人によってちがいます。黄みの強い肌の人には、少しオレンジ寄りのベージュがなじみます。赤みの強い肌の人には、少しピンク寄りのベージュがなじみます。同じ「ベージュ」という名前でも、手の甲に置くと浮いて見えるものと、溶け込むものがあるので、必ず手の甲で確かめてください。
売り場の照明は明るいので、家に帰ると少し暗く見えることがあります。迷ったら、窓のそばに手を持っていって見るか、手の甲の写真を撮って画面で見比べると、家での見え方に近くなります。
塗る場所を先に決める|机の高さと光の向き
始める前に、どこで塗るかを決めておいてください。これが決まっていないと、毎回道具を出す場所を探すことになり、それだけで面倒になります。
塗る場所の条件は3つです。
- ひじを机につけられる高さ。ひじが浮いていると、筆先が震えて、はみ出しやすくなります。ソファの上やひざの上で塗ると、仕上がりが安定しません
- 光が利き手の反対側から来る。右利きなら左側から光が来る位置に座ると、筆を持つ手の影が爪の上に落ちません
- 乾くまで手を置いておける場所が近い。塗り終わったあと、手を置いて待つ場所がすぐそばにあると、塗った面をどこかにぶつけずに済みます
食卓の端でも、仕事机でもかまいません。昼なら窓のそば、夜なら卓上の明かりを手元に近づけてください。天井の明かりだけだと、爪の表面に光が反射して、塗りムラが見えにくくなります。
また、マニキュアやジェルにはにおいがあります。窓を少し開けられる場所か、換気扇の近くを選んでおくと、塗っている時間が楽になります。
落とし方を、塗り方より先に覚える
セルフネイルを始めるとき、塗り方は調べても、落とし方は後回しにする人が多いです。でも、続けられるかどうかは、落とすのが面倒かどうかで決まります。
マニキュアの落とし方は、除光液をコットンに含ませて、爪の上に10秒ほど置いてから、根元から先端へ向かって一度で拭き取ります。ごしごしこすると、爪のまわりの皮膚まで乾きます。コットンを置いて待つ10秒が、きれいに落とすいちばんのコツです。
ジェルの落とし方は、表面を軽く削ってから、落とすための液をしみ込ませたコットンを爪に乗せ、アルミや専用の道具で包んで10〜15分待ちます。浮いてきたジェルを、木の棒で根元から押し出すように外します。浮いていない部分を無理に押すと、爪の表面がはがれます。浮かないときは、もう一度包んで5分待ってください。
貼るタイプは、端からゆっくりはがします。一気にはがすと、爪の表面がいっしょにはがれることがあります。はがれにくいときは、ぬるま湯に指先を数分つけてからはがすと、するっと取れます。
最初の1回目を塗る前に、落とす手順まで頭に入れておいてください。塗ってから「どうやって落とすんだろう」と調べ始めると、伸びたまま何日も過ごすことになります。
最初の1回の時間配分
最初の1回は、思っているより時間がかかります。手順を確かめながら進めるので、慣れた人の倍近くかかると考えておいてください。
マニキュアの最初の1回は、次のように時間を見ておくと慌てずに済みます。
- 道具を並べる・手を洗う・油分を拭く:10分
- 長さと形を整える:10分
- ベースを塗って乾かす:10分
- 色を1度目塗って乾かす:10分
- 色を2度目塗って乾かす:10分
- トップを塗る:5分
- 表面が乾くまで待つ:15分
あわせて1時間10分ほどです。夜に塗るなら、寝る1時間半前には始めてください。表面が乾いても中はまだやわらかいので、すぐに布団に入ると、シーツの跡が爪に残ります。
慣れてくると、道具を並べる時間と乾かす時間の使い方がうまくなり、40分ほどで終わるようになります。最初の1回で時間がかかっても、それは慣れていないだけなので、気にしなくて大丈夫です。
道具をしまう場所|秋冬は寒い部屋に置かない
マニキュアやジェルは、温度で状態が変わります。寒い部屋に置いておくと、マニキュアは中身がとろりと重くなり、塗るときに筋が残りやすくなります。
秋冬は、暖房が入る部屋にしまうのがおすすめです。ただし、暖房の吹き出し口の近くや、日が直接当たる窓辺は避けてください。温度が上がりすぎると、今度は中身が分離したり、においが強くなったりします。
塗る前に、瓶を手のひらで包んで1分ほど温めると、中身がなめらかになります。瓶を上下に振ると泡が入るので、手のひらで転がすように温めてください。
道具は、1つの箱や袋にまとめておくと、出すのも片付けるのも1回で済みます。セルフネイルが続く人は、例外なく「すぐ出せる場所」に道具を置いています。
どちらとも取れるとき6|足の爪から始めたい
手の爪は目に入るので失敗が怖い、まずは足の爪で練習したい、という人もいます。足の爪から始めるのは、悪くない選び方です。
足の爪は、手の爪より水に触れる回数が少なく、靴下や靴で守られているので、マニキュアでも1〜2週間持つことがあります。手の爪では3日しか持たない人でも、足の爪なら長く持つので、塗り直しの間隔が長い人に向いています。
ただし、足の爪は姿勢が窮屈になります。床に座ってひざを立て、足を椅子の座面に乗せると、爪が目に近くなって塗りやすくなります。指と指のあいだに丸めたティッシュを挟むと、隣の指に色がつきません。
秋冬は靴下を履く時間が長いので、塗ったあと完全に乾くまで靴下を履かないでください。表面が乾いても、靴下の繊維が爪の表面に残ることがあります。塗るのは、そのあと出かける予定のない夜がおすすめです。
秋冬に始めるときに見ること
秋から冬は、空気が乾くので、爪のまわりも乾きやすくなります。ささくれが出やすく、甘皮のまわりが白っぽくなります。
この時期に始めるなら、塗る前の日に手と爪のまわりを保湿しておくのがおすすめです。塗る当日に保湿すると、油分が残って塗ったものがはがれやすくなるので、前の日の夜にしておくのがちょうどいいです。
秋冬は濃い色が欲しくなる時期ですが、始めたばかりのうちは、濃い色だと、はみ出しやムラが目立ちます。最初の2〜3回は薄い色で練習して、塗り方に慣れてから濃い色に進んでください。秋冬の色の選び方は秋冬ネイルの色の選び方で扱っています。
手袋をする機会が増えるのも、秋冬の特徴です。手袋の中で爪の先端がこすれると、マニキュアは先端から欠けやすくなります。手袋をよくする人は、トップを先端の断面まで塗っておくと持ちが変わります。
秋冬は、手洗いやうがいの回数が増える時期でもあります。外から帰るたびに手を洗い、アルコールで指先を拭く機会も多くなります。アルコールはマニキュアの表面を少しずつやわらかくするので、拭いたあとはしばらく爪をこすらないようにしてください。最初に測った「手を水に入れる回数」は、秋冬になると夏より増えていることが多いので、季節が変わったら一度数え直してみてください。
ハンドクリームは、秋冬のセルフネイルの味方です。ただし、塗ってすぐにハンドクリームを使うと、まだやわらかい表面に油分がしみ込んで、くもったり、よれたりします。塗ってから1時間ほど空けてから使うか、爪の上を避けて手の甲と指のまわりだけに塗ってください。爪のまわりの皮膚がうるおっていると、ささくれが減り、塗った色の縁もきれいに見えます。
寝る前に、爪の根元に少量のオイルをなじませる習慣をつけるのもおすすめです。根元の皮膚がやわらかく保たれると、次に塗るときに甘皮を押す手間が減り、塗る作業そのものが短くなります。
最初の1か月で確かめること
セルフネイルを始めて最初の1か月は、選んだ方法が自分の生活に合っているかを確かめる期間です。
塗るたびに、次の3つを手帳やスマートフォンにメモしておいてください。
- 塗った日と、欠けた・はがれた日
- 塗るのにかかった時間
- 塗っていて面倒だと感じたところ
1か月で3〜4回塗ると、自分の生活の中で何日持つのか、何分かかるのかが見えてきます。それが表の数字とずれていたら、選び直すタイミングです。
たとえば、マニキュアを選んだのに毎回2日で欠けるなら、水仕事の回数が想定より多いということです。ジェルを選んだのに落とす時間が取れずに3週間伸ばしてしまったなら、塗り直しの間隔が想定より長いということです。
選び直すのは失敗ではありません。最初の1つは、自分の時間を測るための道具だと考えてください。1か月使ってみて、自分の生活に合う方法がわかれば、それがあなたのセルフネイルの始め方です。
メモが3〜4回分たまったら、最初に見た表に戻って、自分の数字を当てはめ直してみてください。持った日数が表の左の列のどこに入るか、塗るのにかかった時間が想定と比べて長いか短いか。そのうえで、今の方法のままでいいか、別の方法に移るかを決めます。
続けているうちに、塗る時間は確実に短くなっていきます。最初は1時間以上かかっていたマニキュアも、10回目には半分ほどの時間で終わるようになります。時間が短くなれば、塗り直せる間隔も変わり、選べる方法も増えていきます。始めたときの選び方は、そのときの自分の時間に合わせた仮の答えです。慣れてきたら、また選び直してかまいません。
よくある問い
- Q. セルフネイルは何から始めればいいですか
- 次に塗り直せるまでの日数を先に決めてください。週末ごとに塗り直せるならマニキュア、2週間に1回しか時間が取れないならジェル、塗る時間そのものが取れないなら貼るタイプから始めるのが続けやすいです。道具の多さではなく、塗り直しの間隔に合うものを選ぶと、最初の1か月でやめずに済みます。
- Q. 最初にそろえる道具は何ですか
- マニキュアなら、爪やすり・ベース・色を1本・トップ・除光液の5つで足ります。ジェルなら、そこにライトと、ジェルを落とすための道具が加わります。色は最初は1本だけにして、肌になじむ薄い色を選ぶと、はみ出しやムラが目立たず練習になります。
- Q. ジェルは自分で落とせますか
- 落とせますが、落とすのに30分から1時間かかります。始める前に、塗る時間だけでなく落とす時間も取れるかを考えてください。落とす時間が取れずに無理にはがすと、爪の表面がいっしょにはがれて薄くなります。落とす時間が取れない人は、マニキュアか貼るタイプから始めるほうが安心です。
- Q. 爪が薄くて弱いのですが、セルフネイルをしてもいいですか
- マニキュアのベースだけを塗るところから始めてください。色を乗せずにベースとトップだけを塗ると、爪の表面を守る膜になります。2〜3週間続けてみて、先端の割れや二枚爪が減るかを見てから、色を足すかどうかを決めると無理がありません。
— メグラシ編集部





