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長い髪を後ろへ流す髪型が似合う人は、肩の傾きで決まる|首の付け根から肩先まで指2本以内なら毛先が肩に乗る

メグラシ編集部//読了 13分
鏡の前で肩まわりの髪の落ち方を確かめている女性

長さを残した髪が決まるかどうかを分けているのは、髪質でも顔の形でもありません。

決めているのは、首の付け根の骨から肩先までが、指何本で埋まるかです。

指2本以内なら、毛先は肩の上で止まります。指4本以上なら、毛先は肩を越えて背中側へ落ちます。

測るのは鏡の前で30秒です。

📋 早見表|肩の下がりと、毛先の行き先

この表は答えではありません。測ったあとに、段の高さと毛先の重さを決めるための道具です。

骨から肩先までの指毛先の行き先段を入れる高さ正面から見える線
1本以内肩の上で止まる肩先の高さから横の線が1本増える
2本肩の上に触れて止まる肩先の高さから横の線が薄く出る
3本肩の上を滑って前へ回る肩先の3cm下から前に回った束の線
4本以上肩を越えて背中へ落ちる肩先の5cm下から縦の線だけ

行き先が決まると、段をどこから入れるかも決まります。順番を逆にすると、段の位置が毛先の行き先と食い違います。

肩の傾きを測る。所要30秒

用意するものはありません。指だけです。

  1. 鏡の前に正面を向いて立ち、腕を下ろして力を抜く
  2. 首を前に倒すと、首の付け根に骨が1つ出る。そこに人差し指をあてる
  3. 骨から肩先へ向かって、指を横に1本ずつ並べていく
  4. 肩先まで何本で埋まるかを数える

肩先は、腕を横へ上げたときに折れる場所の真上です。触って探すと、丸い骨の出っ張りがあります。

測るときに肩を上げないでください。上げると本数が1本減ります。息を吐いて、腕の重さを肩に預けた状態で数えます。

左右それぞれで数えてください。本数が違う場合は、多いほうで判定します。

指が入る隙間が読みにくいときは、定規の代わりにペンを使ってください。骨にペンの端をあて、肩先までが何本ぶんかを見ます。ボールペン1本の長さがおよそ14cmなので、半分で7cm、3分の1で4.5cmです。指4本ぶんはおよそ6cmにあたります。

測った本数は、その日のうちに書き留めておいてください。次に髪を切るときも、伸びてきて迷ったときも、同じ数字で判断できます。肩の傾きは、髪と違って月ごとに変わるものではありません。

下がりが指1本以内|毛先は肩の上で止まる

肩の面が水平に近い状態です。髪が肩に触れたところで止まり、そこから先へ落ちません。

正面から見ると、髪の下端の線と肩の線が同じ高さで重なります。横に走る線が1本増えるので、上半身の輪郭は横へ広く読めます。

この重なりを使う日と、外す日があります。使う日は、髪の下端をあえて肩の線に合わせて切りそろえます。外す日は、片側だけを耳の後ろへ寄せてください。片側だけ寄せると、重なる線が片側だけになり、左右で違う長さの線が出ます。

段は肩先の高さから入れます。それより上から入れると、短い毛が肩に乗り切らず、外へ跳ねます。

下がりが指2〜3本|毛先が前へ回り込む

肩の面が少し傾いている状態です。毛先は肩に触れますが、そこに留まりきらず、少しずつ前へ滑ります。

朝は後ろにあった毛束が、夕方には前へ回っている。この動きが起きるのがこの範囲です。

対処は2つあります。1つは、毛先の重さを残すこと。毛先を薄くすると軽くなり、滑りやすくなります。もう1つは、段を肩先の3cm下から入れることです。段の一番下が肩より下にあると、束が肩の上で分かれず、まとまって落ちます。

前へ回るのを止めたいなら、耳の後ろの毛を1束だけ、耳にかけてください。かけた1束が壁になり、後ろの束が前へ滑る動きを受け止めます。

下がりが指4本以上|毛先は背中側へ落ちる

肩の面が大きく傾いている状態です。髪は肩の上に留まらず、そのまま背中側へ滑ります。

正面から見えるのは、縦に落ちる線だけです。横の線は出ません。首から肩、腕へ続く線が、髪でさえぎられずに最後まで見えます。

このとき気をつけるのは、段を高い位置に入れないことです。高い位置に段を入れると、短い毛だけが肩の上に残り、長い毛が背中へ落ちます。途中で線が2本に割れて、髪の下端がどこにあるのか読めなくなります。

段は肩先の5cm下からです。指の幅で言えば、肩先から指3本ぶん下がった高さになります。

この範囲の人が横の線を出したい日は、髪を切るのではなく、後ろの束を前へ2つ持ってきてください。左右から1束ずつ、鎖骨の上に置きます。置いた2束の下端をそろえると、そこに横の線が1本できます。切らずに作れるので、翌日には元へ戻せます。

置く束の幅は、指2本ぶんまでです。それより太いと、前に来た束が肩の面まで届いて、背中側の毛と分かれて見えます。

段を入れる高さは、顔ではなく肩先で決める

段の高さを顔の位置で決めると、毛先の行き先が計算に入りません。

顔で決めるのは、顔まわりに落ちる数束だけです。全体の段は、肩先を基準にしてください。

理由は単純で、段の一番下の毛は、肩の面に着地するからです。着地点が肩の上か下かで、その毛が跳ねるか落ちるかが変わります。顔の位置は着地点を教えてくれません。

顔まわりの数束と、全体の段は、別々に決めて構いません。顔まわりだけ口角の高さから入れて、全体は肩先の3cm下から入れる、という組み合わせが成立します。

毛先が前へ回り込むときの止め方

前へ回るのを完全に止める方法はありませんが、回る量は減らせます。

順番は3つです。

  1. 耳の後ろの毛を1束、耳にかける
  2. かけた束の下端が、鎖骨のくぼみより下まで届いているか見る
  3. 届いていなければ、もう1束足す

耳にかけた束は、後ろの毛が前へ滑るときの受け止めになります。届いていない束は受け止めにならず、上を通り越されます。

かける束の幅は、指2本ぶんまでです。それ以上かけると、耳の後ろの面積が増えて、かけた側だけ首の見える幅が変わります。

上着を着た日に、毛先の位置が変わる

上着を着ると、肩の面の傾きが変わります。肩に厚みのある上着では下がりが浅くなり、薄い上着では地肌の傾きがそのまま出ます。

つまり、同じ髪型でも、上着によって毛先の行き先が変わります。

確かめ方は、その日着る上着を着てから、もう一度指を並べることです。上着の上から骨は触れませんが、肩先の位置は上着の上からでも分かります。首の付け根のくぼみに指をあて、そこから肩先まで並べてください。

上着で1本減るなら、その日は毛先が肩の上に留まります。減らないなら、朝と同じ位置に落ちます。

まとめるときの結ぶ高さは、肩先の延長で決める

後ろで1つにまとめる日は、結ぶ高さを肩先の延長線で決めてください。

耳の後ろから肩先へ向かって斜めに線を引き、その線が後頭部と交わる点が上限です。それより上で結ぶと、束の付け根が頭の丸みの上に乗り、横から見たときに束が背中から浮きます。

線より下で結べば、束が背中に沿って落ちます。下がりが指4本以上の人ほど、この線は低い位置に来ます。

結んだあと、束の下端が肩甲骨の下端より下にあるか見てください。下にあれば、歩いても束が肩の上へ乗り上がりません。

伸びてきたときに、先に変わるのは行き先

髪が伸びると、長さより先に行き先が変わります。

肩の上で止まっていた毛先が、1cm伸びただけで肩の縁を越え、前へ滑り始める。切ってから2か月ほどで起きるのはこの変化で、長さそのものが問題になっているわけではありません。

見分け方は、朝に整えた毛先が、夕方どこにあるかを見ることです。朝と同じ場所にあるなら、まだ肩の上に留まっています。前へ回っているなら、縁を越えています。

越えたあとに取る手は2つです。1つは、毛先を1.5cm切って肩の上へ戻すこと。もう1つは、そのまま伸ばして肩を越えさせ、段の一番下を肩先の3cm下へ移すことです。中途半端な位置に留めようとすると、毎日違う場所に落ちます。

伸ばすと決めたなら、肩の縁を越えている期間はまとめてしまうほうが手数が減ります。越えきって背中に落ちるまでは、だいたい3か月です。

どちらとも取れるとき①|左右で本数が違う

右は指2本、左は指3本。この場合は多いほうで判定してください。

髪を左右対称に切っても、落ちる先は肩の面に従います。下がりが深い側では毛先が背中へ滑り、浅い側では肩の上に留まります。

多いほうに合わせておけば、浅い側は耳の後ろへ寄せるだけでそろいます。少ないほうに合わせると、深い側の毛先を止める手段がありません。

差が指1本以内なら、どちらで判定しても結果は変わりません。

どちらとも取れるとき②|測るたびに本数が変わる

朝は指2本、夜は指3本。この差は、肩に力が入っているかどうかで出ます。

測る前に、両肩を耳へ向けて上げ、息を吐きながら一気に落としてください。落とした直後の状態が、力が抜けた状態です。そこで測ります。

1日のうちで本数が変わる人は、多いほうの本数で髪型を決めてください。力が抜けた時間のほうが長いためです。

どちらとも取れるとき③|毛量が多くて毛先の位置が読めない

毛が多いと、束の外側と内側で毛先の高さが違い、どこが下端なのか読めなくなります。

この場合は、後ろの髪を上下2つに分けてください。上半分をゴムで仮どめし、下半分だけを見ます。下半分の毛先が肩の上か下かで判定します。

全体の行き先を決めているのは下半分です。上半分は下半分の上に乗るので、下が肩を越えていれば上も越えます。

美容室で伝えるのは、指の本数と行き先

伝えるのは2つです。首の付け根の骨から肩先までが指何本か。そして、毛先を肩の上で止めたいか、越えさせたいか。

この2つがあれば、段を入れる高さと毛先に残す重さが決まります。

長さをcmで伝えるだけだと、肩の面の傾きが入りません。同じcmでも、下がりが指1本の人と4本の人では、毛先の落ちる先が変わります。

まとめ

長さを残した髪の決まり方を分けているのは、首の付け根の骨から肩先までが指何本で埋まるかです。

指2本以内なら毛先は肩の上で止まり、横の線が1本増えます。指4本以上なら毛先は背中へ落ち、縦の線だけが残ります。

段は顔ではなく肩先を基準に入れます。指2本以内なら肩先の高さから、4本以上なら肩先の5cm下からです。上着を着た日は、着てからもう一度指を並べ直してください。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 肩の傾きは、どうやって測るのですか
鏡の前に正面を向いて立ち、腕を下ろして力を抜きます。首を前に倒すと、首の付け根に骨が1つ出ます。その骨に人差し指をあて、そこから肩先へ向かって指を横に並べていってください。肩先は、腕を横へ上げたときに折れる場所の真上です。骨から肩先までが何本の指で埋まるかを数えます。数えるのは下がりの深さではなく、並べた指の本数です。左右それぞれで数えて、本数が違う場合は多いほうで判定してください。
Q. 指2本以内だと、髪はどう見えるのですか
毛先が肩の上で止まります。肩の面が水平に近いので、髪が肩に触れたところで止まり、そこから先へ落ちません。正面から見ると、髪の下端の線と肩の線が同じ高さで重なります。この重なりがあるぶん、横幅の線が1本増えます。線を増やしたくない日は、片側だけ耳の後ろへ寄せると、重なりが片側だけになります。
Q. 指4本以上だと、何が変わりますか
毛先が肩を越えて背中側へ落ちます。肩の面が傾いているので、髪が肩の上に留まらず、そのまま滑ります。正面から見えるのは縦に落ちる線だけで、横幅の線は出ません。このとき気をつけるのは、段を高い位置に入れないことです。高い位置に段を入れると、短い毛だけが肩の上に残り、長い毛が背中へ落ちて、途中で線が2本に割れます。
Q. 左右で指の本数が違います。どちらで判定しますか
本数が多いほう、つまり下がりが深いほうで判定してください。髪は左右対称に切っても、落ちる先は肩の面に従います。下がりが深い側では毛先が背中へ滑り、浅い側では肩の上に留まるので、そのままだと左右で毛先の位置が変わります。判定を深いほうに合わせておくと、浅い側は耳の後ろへ寄せるだけでそろいます。差が指1本以内なら、どちらで判定しても結果は変わりません。
Q. 美容室では何を伝えればいいですか
2つ伝えてください。1つ目は、首の付け根の骨から肩先までが指何本かです。2つ目は、毛先を肩の上で止めたいか、肩を越えさせたいかです。この2つがあれば、段を入れる高さと毛先の重さの残し方が決まります。長さをcmで伝えるだけだと、肩の面の傾きが計算に入らないので、同じcmでも落ちる先が変わります。

— メグラシ編集部

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