ランニング 冬 タイツ 女性|1枚か重ねるかは冷える場所で決める

**冬のランニングで、下をタイツ1枚にするか上に重ねるかは、気温ではなく、走り出して10分たっても冷えが残っている場所で決めてください。**膝ならタイツを替える、太ももなら短いパンツを重ねる、腰とお腹なら上着の裾で重ねる。この3つに分かれます。
同じ気温5度の朝でも、タイツ1枚で走れる人と、重ねないと脚が動かない人がいます。違うのは我慢の強さではなく、冷えが残る場所です。膝が冷える人に短いパンツを重ねても膝には届かず、太ももが冷える人に厚いタイツを渡しても走り出しの10分は変わりません。冷える場所に届く重ね方でなければ、枚数を増やしても解決しません。
この記事は、冷える場所の見つけ方と、走る時刻・分数での補正、膝も太ももも冷える人や、走り出しは寒いのに10分で汗が出る人のような、どちらとも取れるときの決め方、タイツの厚みを店で見分ける方法までを、自分で測れる基準で書いていきます。上の重ね方はランニングウェア 女性|秋冬の上は、1km目で暑ければ1枚減らすに分けてあり、この記事は下だけの話です。
結論:冷える場所が膝か、太ももか、腰かで、下の組み方を分ける
走り出して10分たったところで、脚のどこに冷えが残っているかを見ます。
| 10分後に冷えが残る場所 | 下の組み方 | 補正 |
|---|---|---|
| どこにも残らない | タイツ1枚(中厚) | 気温10度以上なら薄手に |
| 膝 | タイツ1枚、膝裏の生地が厚いもの | 重ねても膝には届かない |
| 太ももの前 | タイツに短いパンツを重ねる | 短いパンツの裾は膝上10cmまで |
| 腰とお腹 | タイツの上端に、上着の裾を5cm以上かぶせる | 上着を腰で巻かない |
重ねる枚数より、重ねたものが冷える場所に届いているかで決まります。短いパンツは太ももと腰には届きますが膝には届かず、上着の裾は腰には届きますが太ももには届きません。
冬の走りで脚が冷える3つの場所と、起きていること
膝が冷えるのは、膝の前面に筋肉がほとんどなく、骨のすぐ上を薄い皮膚が覆っているからです。走っても膝そのものは温まりにくく、冷えると曲げ伸ばしがかたく感じます。
太ももの前が冷えるのは、正面から風を受ける面がいちばん広い場所だからです。筋肉が大きいので走れば温まりますが、温まるまでに時間がかかり、その間は脚が重く感じます。
腰とお腹が冷えるのは、上着の裾とタイツの上端のあいだに隙間ができて、走るたびに風が入るからです。ここは走っても温まりにくく、冷えたまま走り続けると、脚全体が重く感じられます。
3つの場所は、冷える理由が違います。だから、足すものも違います。
測ること①|走り出して何分で、冷えが消えるか
いつものタイツ1枚で走り出し、3分・10分・20分の時点で、脚のどこが冷たいかを頭の中で数えてください。走りながらでも、信号で止まったときでも構いません。
3分で消える冷えは、走り出しの寒さです。これに合わせて重ねると、あとで脱げません。10分たって残っている冷えが、この記事で足す対象です。20分たっても残っているなら、その場所は重ねるだけでは足りないので、タイツの厚みから見直します。
測るのは一度で足ります。ただし、朝走る人は朝に、夜走る人は夜に測ってください。次の章の理由で、時刻で答えが変わります。
測ること②|走る時刻と、走る分数
同じ気温でも、朝と夜では脚の冷え方が違います。朝は体が温まっていない状態から走り出すので、10分後の冷えが残りやすい。夜は1日動いたあとなので、同じ気温でも走り出しから脚が動きます。
分数も効きます。20分以内で終わる走りは、走り出しの状態がそのまま終わりまで続きます。45分を超える走りは、前半の寒さと後半の汗の両方が来ます。
自分がいつ、何分走るかを先に決めてから、下を選んでください。朝20分の人と夜45分の人は、気温が同じでも1枚違います。
膝が冷える人|タイツ1枚で、膝裏の生地が厚いものを選ぶ
膝が冷える人は、重ねるより、タイツそのものを替えます。短いパンツは膝上で終わり、長めの上着も膝には届きません。膝を覆うのはタイツだけです。
選ぶのは、膝の裏側の生地が前面と同じか、それより厚いタイツです。走る動作で膝裏の生地は伸びて薄くなるので、ここが薄いタイツは膝全体が冷えます。店で膝の部分を両手で引っ張り、前と裏で透け方が違わないものを選んでください。
それでも膝が冷えるなら、膝だけを覆う筒状のものをタイツの下に足します。全体を厚くするより、冷える場所だけを厚くするほうが、走りは軽いままです。
太ももの前が冷える人|タイツに短いパンツを重ねる
太ももの前が冷える人は、タイツの上に短いパンツを重ねます。重ねるのは、風を正面から受ける面を2枚にするためです。
短いパンツの裾は、膝上10cmまでの丈にしてください。それより長いと、膝の曲げ伸ばしで裾が膝に当たって、走るたびに引っかかります。腰の部分はタイツの上端より上に来る丈にして、腰の後ろまで覆います。
走り出して太ももが温まったあとも、短いパンツは脱げません。だから、重ねるのは「10分たっても太ももが冷えていた人」だけです。走り出しの寒さだけの人が重ねると、後半に太ももで汗をかきます。
腰とお腹が冷える人|タイツの上端と、上着の裾の重なりで決める
腰とお腹が冷える人は、下に足すのではなく、上着とタイツの重なりを作ります。タイツの上端に、上着の裾を5cm以上かぶせてください。走って腕を振っても、上着の裾がタイツの上端から離れない長さです。
上着を腰に巻いて走る人は、ここが開きます。腰に巻いた上着は腰の後ろを覆いますが、巻き目の下から風が入って、お腹の前は冷えたままです。腰とお腹が冷える人は、上着を着て走るか、裾の長い上を選んで、腰に巻く走り方をやめてください。
タイツの上端の高さも見ます。おへその下で止まるタイツは、お腹の前が上着の裾1枚になります。おへそを覆う高さのタイツなら、上着の裾との重なりが作りやすくなります。
朝走る人と夜走る人で、同じ気温でも1枚変わる
朝走る人は、測った結果より1段厚い側に寄せます。朝は走り出しの体が温まっておらず、10分後の冷えが残りやすいからです。中厚のタイツ1枚で足りると出た人も、朝だけは膝裏の厚いものにするか、気温5度以下の朝は短いパンツを重ねます。
夜走る人は、測った結果のままで構いません。むしろ、朝と同じ組み方で夜走ると、10分を過ぎたところで太ももに汗をかきます。朝と夜の両方で走る人は、下を2通り持っておくのがいちばん確かです。
20分までの人と、45分を超える人
20分以内で終わる人は、走り出しに合わせて重ねて構いません。汗で重くなる前に終わるからです。起毛のタイツも、20分なら後半まで持ちます。
45分を超える人は、後半の汗を先に見ます。重ねた短いパンツは脱げず、起毛のタイツは汗を含んで重くなります。この人は、下を10分後の体に合わせて軽くし、走り出しの寒さは上で受けてください。上は走りながら腰に巻けますが、下は巻けません。
30分前後の人は、冷えが残る場所で決めます。膝なら厚いタイツ、太ももなら短いパンツ、どちらも残らないなら中厚1枚。この記事の表の通りです。
どちらとも取れるとき①|膝も太ももも冷える
膝と太ももの両方に冷えが残る人は、重ねるものを2つにせず、タイツの厚みを1段上げてください。中厚なら起毛に、薄手なら中厚に。1枚で膝も太ももも覆えるのはタイツだけです。
厚いタイツに替えたうえで、それでも10分後に太ももだけ残るなら、そこで初めて短いパンツを重ねます。順番を逆にして、先に短いパンツを重ねると、膝は冷えたまま太ももだけが暑くなります。
45分を超えて走る人で膝も太ももも冷えるなら、起毛ではなく中厚のタイツに膝の筒を足して、太ももは走り出しの10分だけ我慢する側に寄せます。後半の汗のほうが、走りを重くするからです。
どちらとも取れるとき②|走り出しは寒いのに、10分で汗が出る
走り出しの3分が寒くてつらいのに、10分たつと太ももに汗が出る人は、下を10分後の体に合わせてください。走り出しに合わせて重ねると、10分後から終わりまで、脱げない下で汗をかき続けます。
走り出しの寒さは、下ではなく上で受けます。上は腰に巻けるからです。それでも脚の冷えがつらいなら、家の中で膝の曲げ伸ばしを20回してから出ると、最初の3分の冷たさが変わります。
この人がやってはいけないのは、気温だけを見て起毛のタイツを選ぶことです。10分後からの汗が、起毛の中にこもります。
どちらとも取れるとき③|雨や風の日
雨の日は、重ねた短いパンツが濡れて冷たくなり、かえって太ももを冷やします。雨の日は重ねず、タイツ1枚を1段厚くしてください。濡れても1枚なら、走っている間は体の熱で乾いていきます。
風の日は、正面から受ける面が冷えます。太ももの前と、お腹の前です。太ももは短いパンツを重ね、お腹は上着の裾を5cm以上かぶせる。風の日だけ、この2つを同時にやって構いません。冷えが残る場所の話ではなく、風が当たる場所の話だからです。
風と雨の両方の日は、走る時刻を変えるか、分数を20分までに縮めてください。装いで埋められる差を超えます。
タイツの厚みを自分で見分ける|光に透かす・裏を触る
店でタイツの厚みを見分けるには、明かりに向けて1枚で持ち、裏に手のひらを当てます。
手の形が輪郭まで見えるものは薄手です。気温10度以上の日と、45分を超える日の1枚に向きます。手の形がぼんやりとしか見えないものが中厚で、冬の朝の1枚の基本です。裏を触って毛羽が指に引っかかるものが起毛で、気温5度以下か、20分以内の走りに向きます。
膝の部分は、前と裏を両手で引っ張って、透け方が違わないかを見ます。裏が薄いタイツは、膝が冷える人には向きません。腰の上端は、おへそを覆う高さがあるかを、自分の腰に当てて確かめます。
よくある行き違い
気温の表で下を決めるのが、最初の行き違いです。同じ気温で1枚の人と2枚の人がいるのは、冷える場所と走る時刻が違うからで、表はそれを分けられません。
もうひとつは、寒いから重ねる、という足し方です。重ねたものが冷える場所に届いていなければ、枚数が増えても冷えは残ります。膝が冷える人の短いパンツがその例です。
最後に、走り出しの寒さに合わせることです。走り出しの3分は走れば消えます。下は走り出しではなく、10分後の体に合わせてください。上は腰に巻けますが、下は巻けません。
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よくある問い
- Q. 冬のランニングはタイツ1枚で足りますか
- 走り出して10分たったときに、脚のどこにも冷えが残っていなければ1枚で足ります。残る人は、残っている場所で足し方を変えます。膝だけなら、重ねるより膝裏の生地が厚いタイツに替えたほうが走りやすく、太ももなら上に短いパンツを重ね、腰やお腹なら上着の裾をタイツの上端に5cm以上かぶせます。気温だけで決めると、同じ5度でも朝と夜、20分と45分で答えが変わります。
- Q. タイツの上に短いパンツを重ねるのは、見た目のためですか
- 見た目だけではありません。短いパンツが覆うのは太ももの前と腰の後ろで、ここは走っているときに風を正面から受け、しかも筋肉が大きいぶん冷えると動きが重くなる場所です。太ももの前が冷える人は、重ねることで走り出しの10分が楽になります。膝だけが冷える人には、短いパンツは膝まで届かないので、重ねても変わりません。冷える場所に届く重ね方を選んでください。
- Q. 走り出しは寒いのに、10分で汗が出ます。どうすればいいですか
- 走り出しの寒さは、走れば消える寒さです。その寒さに合わせて重ねると、10分後に脱げない下半身で汗をかくことになります。下は10分後の体に合わせて1枚にし、走り出しの寒さは上で受けてください。上なら腰に巻いて走れます。それでも走り出しの脚が冷たくてつらいなら、家の中で膝の曲げ伸ばしを20回してから出ると、最初の3分が変わります。
- Q. タイツの厚みは、どう見分ければいいですか
- 店の明かりに向けて1枚で持ち、手のひらを裏に当ててください。手の形が輪郭まで見えるものは薄手で、気温10度以上の日や、45分を超えて走る日の1枚に向きます。手の形がぼんやりとしか見えないものが中厚で、冬の朝の1枚の基本です。裏を触って毛羽が指に引っかかるものは起毛で、気温5度以下か、20分以内の短い走りに向きます。45分以上走る日に起毛を選ぶと、後半に汗で重くなります。
— メグラシ編集部





