オーバーサイズTシャツコーデ ぽっちゃり|余りの幅と着丈で秋に重ねる

**あなたがいちばん楽に着ているTシャツを平置きして、脇の下の横幅を測ってください。**オーバーサイズTシャツは、その数字より8〜14cm大きい身幅のものを選びます。着丈は腰骨から手のひら1枚ぶん下まで。この2つが合えば、ぽっちゃりさんのオーバーサイズは、布がまっすぐ落ちて、秋の重ね着の土台になります。
「大きいほうが楽だし、体の線も拾わないから安心」と思って、手持ちよりずっと大きいものを選ぶと、布が体から離れすぎて、全体が四角い面に見えることがあります。オーバーサイズで大事なのは、どれだけ大きいかではなく、どれだけ余っているかです。
黒いTシャツの裾を入れるか出すかはぽっちゃりの黒Tシャツコーデに、オーバーサイズ全般が合わないと感じる理由はオーバーサイズが似合わないにまとめてあります。この記事は、オーバーサイズTシャツの大きさの決め方と、秋の重ね方の話です。
結論:余りの幅と着丈を、手持ちの1枚から決める
| 見る場所 | 目安 | 大きすぎるとき | 小さすぎるとき |
|---|---|---|---|
| 身幅の余り | 楽なTシャツより8〜14cm大きい | 布が横に広がって四角く見える | 普通のTシャツと変わらない |
| 肩線の落ち | 肩先から5〜10cm下 | 袖が肘の下まで落ちる | 肩の縫い目が肩先に乗る |
| 着丈 | 腰骨から手のひら1枚ぶん下 | 下に何をはいても上が大きく残る | 裾が腰で横に張る |
| 袖の止まる位置 | 肘の少し上 | 肘の下まで落ちて腕が短く見える | 普通の半袖と変わらない |
| 生地の厚み | 手の甲にかぶせて指が見えない | 厚すぎて重く見える | 布が体に沿って落ちない |
5つのうち、先に決めるのは身幅の余りと着丈です。この2つが合っていれば、肩線と袖はたいてい一緒に合ってきます。
測る①|いちばん楽なTシャツの身幅を、平置きで測る
まず、手持ちのTシャツの中で、いちばん楽に着ていて、着たときの見た目も気に入っている1枚を選びます。それを平らな場所に置いて、脇の下の縫い目から縫い目までの横幅を測ってください。これが基準の身幅です。
| 測る場所 | 測り方 | 何に使うか |
|---|---|---|
| 身幅 | 脇の下の縫い目から縫い目まで、まっすぐ横に | 余りの幅を出す |
| 着丈 | 首の付け根の後ろから、裾まで | 腰骨との位置を比べる |
| 肩幅 | 左右の肩の縫い目のあいだ | 肩線がどこまで落ちるかを比べる |
| 袖丈 | 肩の縫い目から袖口まで | 袖が肘のどこで止まるかを比べる |
| 裾幅 | 裾を平置きして、端から端まで | 裾が横に張るかを比べる |
楽なTシャツが何枚もあるときは、その中でいちばんよく着ている1枚を選びます。よく着ているということは、体の動きにも、手持ちのボトムにも合っているということです。反対に、楽だけれど外には着て行かない部屋着の1枚は、基準にしないでください。部屋着は大きさより着心地で選んでいることが多く、外で着る服の基準にはなりにくいからです。
測った数字は、スマートフォンのメモに残しておくと、通販のサイズ表と比べるときにそのまま使えます。**基準の1枚は、大きさより着たときの気分で選んでください。**楽で、鏡を見ても気にならない1枚が、あなたの体にとっての「ちょうどいい」を知っています。
測る②|余りの幅を出す
オーバーサイズTシャツの身幅から、基準の身幅を引いた数字が、余りの幅です。平置きの数字なので、体の片側に出る余りは、この数字のおよそ半分になります。
| 余りの幅 | 着たときの見え方 | 向く組み方 |
|---|---|---|
| 5cm以下 | 少しゆったりした普通のTシャツ | オーバーサイズとしては物足りない |
| 6〜8cm | 体から少し離れて落ちる | 1枚で着る日、ジャケットの下 |
| 8〜14cm | 布がまっすぐ縦に落ちる | 1枚でも、重ね着の土台でも |
| 15〜20cm | 布が横に広がり始める | ベストを上に重ねて横の広がりを止める |
| 20cmを超える | 全体が四角い面になる | 前だけ裾を入れるか、別の1枚にする |
**8〜14cmのあいだに入るものが、いちばん扱いやすい大きさです。**この幅なら、布が体から離れすぎず、脇の下から裾までまっすぐ落ちます。体の線は拾わず、でも服だけが大きく見えることもありません。
8cmと14cmのどちらに寄せるかは、何を重ねるかで決めます。1枚で着る日やジャケットの下に着る日が多いなら8〜10cm、下に長袖を重ねたりベストを上に重ねたりする日が多いなら12〜14cmが扱いやすくなります。秋のあいだ長く着るなら、12cm前後を選んでおくと、重ね方を変えても窮屈になりません。
通販で選ぶとき|サイズ表の数字を引き算する
通販では試着ができないので、サイズ表の数字がすべてです。基準の1枚の数字をメモしておけば、画面の上で引き算するだけで、届いたときの見え方がかなり正確に分かります。
| サイズ表の項目 | 基準の1枚との差 | 判定 |
|---|---|---|
| 身幅 | +8〜14cm | ちょうどいい余り |
| 身幅 | +15cm以上 | ベストを重ねる前提なら選べる |
| 着丈 | +5〜10cm | 腰骨から手のひら1枚ぶん下に収まりやすい |
| 着丈 | +15cm以上 | 長い着丈として扱う |
| 肩幅 | +10〜20cm | 肩線が5〜10cm落ちる |
| 袖丈 | +3〜8cm | 肘の少し上で止まりやすい |
サイズ表の身幅が「平置き」か「ぐるり一周」かも確かめてください。**ぐるり一周の数字なら、2で割ってから基準の1枚と比べます。**ここを取り違えると、余りの幅が倍に見えたり、半分に見えたりします。
商品の写真だけで判断すると、着ている人の背の高さや体つきが違うので、同じ1枚でも見え方が変わります。写真は色と生地の感じを見るために使い、大きさは数字で決めてください。
肩線の落ち|肩先から何cm下で縫い目が止まるか
オーバーサイズTシャツは、肩の縫い目が肩先より下に落ちる作りになっています。どこまで落ちるかで、袖の止まる位置と、肩まわりの見え方が変わります。
| 肩先からの落ち | 見え方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 0〜4cm | 普通のTシャツに近い | 身幅だけ大きいと、脇の下に布がたまる |
| 5〜10cm | 肩がなだらかにつながる | いちばん扱いやすい |
| 11〜15cm | 肩が大きく落ちる | 袖が肘の下まで来ることがある |
| 15cmを超える | 肩の位置が分からなくなる | 上に何を重ねても肩が合わない |
鏡の前で腕を下ろし、肩の縫い目が肩先からどれだけ下にあるかを見てください。**5〜10cm下で止まっていれば、上にシャツやカーディガンを重ねても、肩の縫い目同士がぶつかりません。**15cmを超えると、上に重ねた服の肩と、Tシャツの肩の縫い目が別々の位置に来て、重ねたときに肩まわりがもたつきます。
着丈|腰骨からどこまで下がるか
着丈は、腰骨を基準にして決めます。腰骨は、立ったまま手を腰に当てたときに、指先に骨が触れる高さです。
| 裾の位置 | 見え方 | 合うボトム |
|---|---|---|
| 腰骨より上 | オーバーサイズとしては短い | 高い位置で履くパンツ |
| 腰骨ちょうど | 裾が横に張りやすい | 前だけ裾を入れる |
| 腰骨から手のひら1枚ぶん下 | 縦に落ちて、下との境目がはっきりする | 細いパンツ・まっすぐなパンツ・長めのスカート |
| 太ももの付け根 | 上半身の面が大きく残る | 細いパンツで、足元を軽く |
| 太ももの中ほど | ワンピースに近い | 細いパンツか、脚を出さないタイツ |
**腰骨から手のひら1枚ぶん下、だいたい10〜15cm下で止まる丈が、ぽっちゃりさんのオーバーサイズにはいちばん合わせやすい長さです。**それより長いと、下に何をはいても、上半身の面が大きく残ります。腰骨ちょうどで止まる丈は、裾が腰の横で広がりやすいので、前だけ裾を入れて縦の線を作ってください。
袖|肘の少し上で止まるか
オーバーサイズTシャツの袖は、肩線が落ちているぶん、普通のTシャツより下で止まります。袖の止まる位置は、腕の見え方と、上に重ねる服との相性を決めます。
| 袖の止まる位置 | 見え方 | 重ね着との相性 |
|---|---|---|
| 肘より10cm以上上 | 普通の半袖と変わらない | どれとも合わせやすい |
| 肘の少し上 | 腕が長く見える | シャツ・カーディガン・ジャケットの袖に収まる |
| 肘ちょうど | 袖が横に広がって見える | 袖口の広いシャツなら収まる |
| 肘より下 | 腕が短く見えることがある | 上に重ねた服の袖の中でたまる |
**肘の少し上、肘から指2本ぶん上で袖が止まるものを選ぶと、秋に上に何かを重ねるときにも袖の中で布がたまりません。**袖が肘より下まで落ちるものは、1枚で着るならゆったり見えますが、重ね着には向きません。
生地の厚み|秋は透けない厚手を土台にする
夏の薄いTシャツは、オーバーサイズにすると布が体に沿って落ち、余りの幅があっても体の線を拾います。秋に着るなら、生地の厚みを先に確かめてください。
| 手の甲にかぶせたとき | 生地の厚み | 秋の向き |
|---|---|---|
| 指の形がはっきり見える | 薄い | 秋には向かない |
| 肌の色がうっすら見える | 普通 | 下に長袖を重ねれば使える |
| 指の形も肌の色も見えない | 厚手 | 1枚でも重ね着の土台でも使える |
| 布が硬くて、ほとんど曲がらない | とても厚手 | 横に張るので、余りの幅を小さめに |
**厚手の生地は、布が縦にまっすぐ落ちるので、余りの幅が同じでも、横への広がりが少なく見えます。**ただし、とても厚くて硬い生地は、布そのものが横に張るので、余りの幅を8cmくらいまでに抑えてください。
生地の表面も見ておきます。表面がつるりとした生地は光を返して、布の面の大きさがそのまま目に入ります。表面に少し凹凸のある編みや、少し起毛した生地は、光が散って面がやわらかく見えます。秋の1枚なら、凹凸のある厚手の生地のほうが、季節にも合って、面の大きさも気になりにくくなります。
首元|詰まった丸首か、少し広い丸首か
オーバーサイズTシャツは、身幅に合わせて首元も広く作られていることがあります。首元の開きで、顔まわりの見え方と、下に重ねた服がどれだけのぞくかが変わります。
| 首元 | 見え方 | 重ね着 |
|---|---|---|
| 詰まった丸首 | 顔まわりがすっきりまとまる | 下に重ねた長袖がのぞかない |
| 少し広い丸首 | 首が長く見える | 下の長袖の首元が少しのぞく |
| 大きく開いた丸首 | 首元が大きく見える | 下に重ねたものが大きく見える |
| 小さなVネック | 縦の線ができる | 下に重ねると首元が重なって見える |
秋に下に長袖を重ねるなら、鎖骨の少し上で止まる、詰まり気味の丸首が扱いやすくなります。大きく開いた首元は、1枚で着る日には軽く見えますが、重ね着をすると下の服の首元が大きく見えます。
色|秋の色と、下との明るさの差
| 上の色 | 秋に合わせる下の色 | 明るさの差 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 生成り・白 | 黒・紺・深い茶 | 大きい | 上が軽く、下が引き締まる |
| 淡いグレー | チャコール・黒 | 中くらい | 落ち着いてまとまる |
| 深い緑 | 生成り・ベージュ | 中くらい | 秋らしい |
| からし色 | 紺・黒 | 大きい | 上に目が集まる |
| 茶・焦げ茶 | 生成り・ベージュ | 中くらい | やわらかくまとまる |
| 黒・紺 | 黒・紺 | 小さい | 上下が1つの面になる |
オーバーサイズTシャツは、上の面が大きいぶん、色の印象も大きく残ります。**明るい色を上に着るときは、下を暗くして、上下の明るさに差をつけてください。**上下ともゆったりした形の日は、上下の明るさをそろえて1つの面にまとめると、全体が落ち着きます。
秋の色を取り入れたいけれど、明るい秋色を上の大きな面に着るのは落ち着かないという人は、Tシャツは生成りやグレーにして、上に重ねるベストやシャツで秋の色を入れてください。大きな面は静かな色に、小さな面で季節の色を、と分けると、色を楽しみながら全体がまとまります。
ボトムとの組み方|細い・まっすぐ・広い
| ボトムの形 | 釣り合い | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 細いパンツ | 上が大きく、下が細い | 裾は出したまま、足首を見せる |
| まっすぐなパンツ | 上下とも縦の線がそろう | 足首の少し上で止まる丈 |
| 裾の広いパンツ | 上下ともゆったり | 上下の明るさをそろえる |
| 縦に落ちる長めのスカート | 上下とも縦に落ちる | 前だけ裾を入れる |
| 広がる長めのスカート | 上下とも広がる | 裾を結ぶか、前だけ入れる |
| 短めのスカート | 上が重くなる | 秋はタイツで脚を同じ色に |
表の中でいちばん迷いやすいのは、裾の広いパンツと合わせる日です。上下ともゆったりした形は楽ですが、どこにも区切りがないと、全体が1つの大きな箱のように見えます。その日は、上下の明るさをそろえたうえで、靴だけを少し暗くするか、腰に一本の線を作るかのどちらかを足してください。
上が大きいぶん、下は細いかまっすぐな形のほうが、全体の釣り合いが取れます。上下ともゆったりさせたい日は、どちらかの裾を前だけ入れて、腰の位置に一本の線を作ると、全体が四角い面になりません。
裾の始末|出す・前だけ入れる・結ぶ
オーバーサイズTシャツの裾は、基本は出したまま着ます。着丈が合っていれば、出したままでも縦に落ちます。着丈が長いときや、下が広がる形のときは、裾の始末で調節します。
| 始末 | 向くとき | 気をつけること |
|---|---|---|
| 出したまま | 着丈が腰骨から手のひら1枚ぶん下 | 裾がまっすぐ落ちているか |
| 前だけ入れる | 着丈が長い日、下がスカートの日 | 入れる幅はおへその前の手のひら1枚ぶん |
| 横で結ぶ | 下が広がる形の日 | 結び目は腰骨の横に置く |
| 全部入れる | 高い位置で履くパンツの日 | 身幅の余りが腰でたまらないか |
**前だけ入れるときは、入れる幅をおへその前の手のひら1枚ぶんにしてください。**それより広く入れると、脇に向かって布がふくらみ、余りの幅が横に出ます。裾を入れるか出すかの細かい決め方は、冒頭の黒Tシャツの記事で扱っています。
秋の重ね方①|長袖Tを下に重ねる
9月末から10月にかけて、朝晩が涼しくなってきたら、オーバーサイズTシャツの下に長袖のTシャツを重ねます。袖口と裾から、下の長袖が少しのぞく形です。
- 下の長袖は、体に沿う細身のもの。オーバーサイズの下で布がたまらない
- 下の長袖の色は、上のTシャツより暗いか、同じ明るさにする
- 袖口から下の長袖が手首まで出ると、腕の先が細く締まって見える
- 裾からのぞかせるなら、下の長袖のほうを2〜3cm長くする
**余りの幅が8〜14cmあるオーバーサイズなら、下に薄い長袖を重ねても窮屈になりません。**反対に、余りの幅が6cm以下の場合は、下に重ねると脇の下がきつくなります。
下の長袖は、首元が上のTシャツより詰まっているものを選んでください。上のTシャツの首元から、下の長袖の首元が細い線のようにのぞくと、顔まわりに小さな区切りができます。反対に、下の長袖の首元のほうが開いていると、上のTシャツの首元が浮いて見えます。
秋の重ね方②|シャツを羽織る
オーバーサイズTシャツの上に、前を開けたシャツを羽織ると、縦の線が2本できます。シャツの前の開きが、Tシャツの大きな面を縦に分けてくれます。
- シャツは、Tシャツより着丈が長いもの。Tシャツの裾がシャツの裾から出ない
- シャツの身幅は、Tシャツの身幅と同じか、少し大きいもの
- 前を開けて、袖はひじまでまくる
- シャツの色は、Tシャツと明るさの差があるもの
シャツは、Tシャツと素材の違うものを選ぶと、重ねたときに2枚の境目がはっきりします。厚手の綿のTシャツには、薄手の織りのシャツを。どちらも厚手だと、重ねた部分が1枚の厚い布のように見えて、縦の線が消えてしまいます。
シャツの肩の縫い目と、Tシャツの肩の縫い目の位置が近いと、重ねたときに肩まわりがもたつきません。肩線が5〜10cm下のTシャツを選んでおくと、たいていのゆったりしたシャツと肩の位置が合います。
秋の重ね方③|ベストを上に重ねる
秋の重ね着で、ぽっちゃりさんのオーバーサイズにいちばん効くのが、上にベストを重ねる組み方です。ベストが胴の横の布を押さえるので、余りの幅があっても、横への広がりが止まります。
| ベストの形 | 効き方 | 合うTシャツ |
|---|---|---|
| ニットのベスト、着丈は腰骨まで | 胴の横を押さえて、縦の線を作る | 着丈が腰骨から手のひら1枚ぶん下 |
| 長めのニットのベスト | 全体を縦に長く見せる | 着丈が同じくらいか、ベストより短い |
| 前を開けて着るベスト | 前の開きで縦の線が2本できる | 余りの幅が15cmを超えるもの |
| 襟のあるベスト | 顔まわりにきちんとした印象を足す | 詰まった丸首 |
**余りの幅が15〜20cmあって横に広がるときも、ベストを重ねれば、布が胴の横で落ち着きます。**ベストの首元は、Tシャツの首元より深く開いたものを選ぶと、首元に2つの線が重なって、顔まわりが明るく見えます。
秋の重ね方④|カーディガンとジャケット
10月の半ばを過ぎて、長袖の上着が欲しくなったら、カーディガンかジャケットを重ねます。上着の中にオーバーサイズの布が入るので、上着の大きさが合っているかが大事になります。
| 上着 | 選び方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 薄手のカーディガン | Tシャツより着丈が長いもの | 前を開けて、縦の線を作る |
| 厚手のカーディガン | 肩が落ちる形 | Tシャツの肩と重なりすぎないか |
| 襟のあるジャケット | 肩の縫い目が肩先にあるもの | 袖の中でTシャツの袖がたまらないか |
| 肩の落ちたジャケット | Tシャツと同じくらい肩が落ちる | 全体が大きくなりすぎないか |
ジャケットを重ねるときは、**試着室にオーバーサイズTシャツを着て行き、その上から袖を通してください。**Tシャツの袖が肘の少し上で止まっていれば、ジャケットの袖の中で布がたまりません。
重ねる順番と枚数
秋の重ね着は、枚数が増えるほど、全体の厚みが増えます。1日の気温に合わせて、何枚まで重ねるかを決めておくと、朝に迷いません。
| 時期の目安 | 下 | 真ん中 | 上 |
|---|---|---|---|
| 9月末の暖かい日 | 無し | オーバーサイズT | 無し |
| 10月初めの涼しい朝 | 細身の長袖 | オーバーサイズT | 無し |
| 10月半ば | 無し | オーバーサイズT | ベストかシャツ |
| 10月後半 | 細身の長袖 | オーバーサイズT | ベスト |
| 11月初め | 細身の長袖 | オーバーサイズT | カーディガンかジャケット |
**重ねるのは3枚までにしてください。**4枚目を足すと、首元と袖口と裾の3か所で布が重なり、どれがどの服か分からなくなります。
表は目安です。住んでいる地域や、1日のうちに外にいる時間で変わります。朝の気温で迷ったら、1枚少ない組み方で出かけて、羽織りを1枚バッグに入れておくと、昼に暑くなっても調節できます。
足元|靴の甲の重さで釣り合いを取る
上が大きい服の日は、足元の重さで全体の釣り合いが変わります。
| 靴 | 上との釣り合い | 合うボトム |
|---|---|---|
| 甲の低い平たい靴 | 足元が軽い | 細いパンツ、足首を見せる |
| 厚みのあるスニーカー | 上と下の重さがそろう | まっすぐなパンツ |
| 短いブーツ | 足元に重さが出る | 長めのスカート、まっすぐなパンツ |
| 甲の浅いパンプス | 足元が細く締まる | 細いパンツ |
| 厚底の靴 | 全体が縦に長く見える | 裾の広いパンツ |
上が大きく下が細い組み方の日は、厚みのある靴で足元に重さを足すと、上だけが大きく見えることがありません。
秋は靴下も見える場所になります。細いパンツで足首を見せる日は、靴下の色をパンツか靴のどちらかにそろえると、足元が1つにまとまります。靴下だけ明るい色にすると、足首に目が集まり、上の大きな面とのあいだに視線が行き来して、全体が落ち着きません。上下ともゆったりした日は、甲の低い平たい靴で足首を見せると、全体が軽くなります。
洗ったあとの縮みと伸び
オーバーサイズTシャツは、洗うたびに少しずつ形が変わります。とくに厚手の綿は、最初の数回で縦に縮み、横に広がることがあります。
| 変わり方 | 起きやすい生地 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 着丈が縮む | 厚手の綿 | 買うときに着丈を2〜3cm長めに見ておく |
| 身幅が広がる | 目の粗い編みの綿 | 余りの幅を小さめに選ぶ |
| 首元が伸びる | 薄手の生地 | 干すときに首元を引っ張らない |
| 裾がねじれる | 編み目が斜めになりやすい生地 | 干すときに裾をまっすぐ整える |
| 形がほとんど変わらない | 化繊の混ざった厚手の生地 | 数字どおりに選んでいい |
厚手の綿のオーバーサイズを選ぶときは、着丈を少し長めに、身幅を少し小さめに見ておくと、数回洗ったあとにちょうどよい形に落ち着きます。干すときは、肩を幅のあるハンガーに掛けるか、平らな場所に置くと、肩線の位置が変わりにくくなります。
小物|バッグの大きさで、上の面を分ける
オーバーサイズTシャツの日は、バッグの大きさと持ち方で、上の面の見え方が変わります。
- 肩から斜めにかけるバッグは、ひもが胸の前に斜めの線を作り、大きな面を分ける
- 手で持つ小さなバッグは、腰の高さに目を集める
- 大きな肩かけのトートは、上の面をさらに大きく見せることがある
- ひもは、Tシャツと明るさの差がある色を選ぶと、線がはっきりする
斜めがけのひもは、Tシャツの色と明るさに差があるものを選ぶと、胸の前に一本の線ができて、面が分かれて見えます。
バッグを手で持つ日は、腰の高さで持つと、目がそこに集まって腰の位置が分かりやすくなります。肘に掛けて胸の高さで持つと、上の大きな面の上にさらに物が重なるので、オーバーサイズの日には避けたほうが落ち着きます。
どちらとも取れるとき①|余りの幅が15cmを超えている
手持ちのオーバーサイズが、すでに余りの幅15cmを超えている場合は、手放す前に重ね方で試してください。
| 試すこと | 効き方 |
|---|---|
| 上にベストを重ねる | 胴の横の広がりが止まる |
| 前だけ裾を入れる | 腰の位置に線ができる |
| シャツを羽織って前を開ける | 縦の線が2本できる |
| 下を細いパンツにする | 上下の差がはっきりする |
2つ試しても横に広がって見えるなら、次に買うときは、今の1枚より身幅が5cm以上小さいものを選んでください。今の1枚は、部屋着や、上にベストを重ねる日だけに回します。
どちらとも取れるとき②|長い着丈が好き
太ももの中ほどまで来る長い着丈が好きなら、それを活かす組み方にします。長い着丈は、ワンピースに近い形として扱うと、上半身の面の大きさが気になりません。
- 下は細いパンツか、脚と同じ色のタイツ
- 靴は甲の低い平たい靴か、短いブーツ
- 前だけ裾を入れず、横で結んで腰の位置を作る
- 上にベストを重ねると、長い着丈でも胴の横が落ち着く
長い着丈は、下を細くするほど、上と下の差がはっきりして、全体が縦に長く見えます。
どちらとも取れるとき③|男性用のサイズを着たい
男性用のTシャツは、身幅だけでなく、肩幅と着丈も大きく作られています。身幅の余りがちょうどよくても、肩線が15cm以上落ちたり、着丈が太ももの中ほどまで来たりします。
男性用を選ぶときは、身幅の余りより先に、**肩線の落ちと着丈を確かめてください。**肩が15cm以上落ちるなら、袖が肘の下まで来て、重ね着に向かなくなります。着丈が長いなら、上の「長い着丈が好き」の組み方にします。
男性用の生地は、女性用より厚手で、首元が詰まっていることが多くあります。その点は秋の1枚として向いています。肩と着丈が合わない場合でも、上にベストを重ねれば肩の落ちが気になりにくくなるので、手持ちに男性用の1枚があるなら、まずはベストと組んで試してみてください。
よくある行き違い
**「大きければ大きいほど、体の線を拾わない」。**余りの幅が20cmを超えると、布が横に広がって、体より服の大きさのほうが目に入ります。体の線を拾わないのは、大きさより生地の厚みのほうです。
**「ぽっちゃりはオーバーサイズを着ないほうがいい」。**余りの幅が8〜14cmで、着丈が腰骨から手のひら1枚ぶん下なら、布がまっすぐ落ちて、ぽっちゃりさんにもよく合います。似合わないと感じたのは、大きさが合っていなかったからかもしれません。
**「サイズ表記を2つ上げれば、オーバーサイズになる」。**同じ表記でも、作りによって身幅が10cm以上違います。表記より、身幅の数字で選んでください。
**「秋になったら、オーバーサイズTシャツはしまう」。**厚手の1枚なら、下に長袖を重ねたり、上にベストやシャツを重ねたりして、11月の初めまで着られます。
装いに活かすなら
オーバーサイズTシャツの大きさは、あなたがいちばん楽に着ている1枚が決めてくれます。まずは平置きして身幅を測り、その数字をメモに残してください。売り場でも通販でも、その数字に8〜14cm足した身幅を探せば、選ぶ時間はかなり短くなります。
秋は、その1枚を土台にして、下に長袖、上にベストかシャツ、寒くなったらカーディガンかジャケット。重ねるのは3枚までと決めておけば、朝の組み方にも迷いません。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ぽっちゃりでもオーバーサイズTシャツは似合いますか
- 似合います。似合わないと感じるときは、たいてい大きさが合っていないか、生地が薄すぎるかのどちらかです。いちばん楽に着ているTシャツを平置きして脇の下の横幅を測り、そこから8〜14cm大きい身幅のものを選んでください。生地は、手の甲にかぶせて指の形が見えない厚さにします。この2つがそろうと、布が体から離れすぎず、落ち方がまっすぐになります。
- Q. オーバーサイズTシャツは何サイズ上を買えばいいですか
- サイズの表記より、身幅の数字で選んでください。同じ表記でも、作りによって身幅が10cm以上違うことがあります。手持ちのいちばん楽なTシャツの身幅を測っておき、通販や売り場のサイズ表で、その数字より8〜14cm大きい身幅のものを探します。着丈も一緒に見て、腰骨から手のひら1枚ぶん下に収まるかを確かめてください。
- Q. オーバーサイズTシャツにはどんなボトムを合わせればいいですか
- 上が大きいぶん、下は細いかまっすぐな形のほうが釣り合います。細いパンツなら裾まで同じ幅で落ちるもの、まっすぐなパンツなら足首の少し上で止まる丈、スカートなら縦に落ちる長めの丈が合わせやすい形です。上下ともゆったりさせたい日は、上下の色の明るさをそろえて、全体を1つの面にまとめてください。
- Q. 秋にオーバーサイズTシャツを1枚で着ても寒くありませんか
- 9月末から10月の初めまでは、厚手の1枚で過ごせる日も多くあります。朝晩が冷えてきたら、下に長袖Tを重ねるか、上にシャツを羽織ってください。オーバーサイズのTシャツは身幅にゆとりがあるので、下に薄い長袖を重ねても窮屈になりにくく、秋のあいだ長く使えます。
— メグラシ編集部





