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響かない下着|秋のリブニットや式の予定で、縁と縫い目の位置を替える

メグラシ編集部//読了 13分
秋の朝、窓辺に立つ女性の後ろ姿。生成りの縦リブのニットに同系色のニットのタイトスカートを合わせ、横から差す光の中でも背中と腰の生地がなめらかに沿っている

**明日着る予定のリブニットかワンピースを着て、部屋の窓を横にして立ってみてください。**腰のあたりや背中に、横に走る線が見えますか。

正面から鏡で見たときには気にならなくても、横から光が当たると、下着の縁の段差は影になって浮き上がります。職場の窓際や、式の会場の照明、写真のフラッシュは、たいてい横か斜めから当たります。

響くかどうかは、下着だけで決まるわけではありません。**服の生地がどれだけ薄く、伸びて、光るか。下着の縁の段差と縫い目と金具が、服のどこに来るか。**この2つの組み合わせで決まります。だから、同じ下着でも、夏の厚手のシャツでは響かず、秋のリブニットでは響く、ということが起きます。

下着の寸法の読み方は着痩せブラは何が違うのかにあります。この記事は、秋の服と予定に合わせて、響かない組み合わせを選ぶ話です。

結論|響くかどうかは、服の生地と、下着の縁と縫い目の位置で決まる

秋に出番が増える服ごとに、下着で見るところをまとめます。

服響きやすい場所下着で見るところ
リブニット背中、脇ブラのベルトの縁、脇の布の端
薄手のニットワンピース腰、ヒップショーツの縁の位置と段差
ジャージー素材のセットアップ腰、背中縫い目の厚み、ホック
細身のパンツヒップ、太ももの付け根ショーツの脚まわりの縁
タイトスカートヒップショーツの縁の段差
式で着るサテンや光沢のある服背中、腰、ヒップすべての縁と縫い目

**響きやすさの順でいえば、サテン、リブ、薄手のニット、ジャージーの順です。**光を返す生地ほど、わずかな段差を光の筋として見せ、縦の畝のある生地ほど、横の段差を拾います。

「響く」は3種類ある

服の表に出る下着の線は、原因によって3つに分かれます。どれが出ているかで、直し方が違います。

種類見え方原因直し方の方向
縁の段差横に走るなだらかな線下着の生地が終わるところの厚みの差縁が薄いもの、位置をずらす
縫い目細く、くっきりした線縫い合わせたところの厚み縫い目のない下着、縫い目の位置を変える
ホックや金具点や短い四角の膨らみ背中のホック、調節の金具金具のない形、金具の位置を変える

縁の段差は、生地が厚いほど、また縁が強く締まるほど大きくなります。縫い目は、生地を重ねて縫っているぶん、縁よりも細くはっきり出ます。ホックや金具は小さいのに硬いので、薄手のニットではそこだけ点のように浮きます。

鏡で見つけた線が、なだらかなのか、細くくっきりしているのか、点なのかを見分けてください。それだけで、替えるべき下着の場所が分かります。

3種類が同時に出ていることもあります。その場合は、いちばん目立つものから順に手を入れてください。背中のホックの点が目立つならホックから、腰の横線が目立つならショーツの縁から。全部を一度に替えようとすると、どれが効いたのかが分からなくなり、次に同じ服を着るときの手がかりが残りません。

30秒で確かめる|横からの光と、背中の写真

響いているかどうかは、正面からの鏡では分かりにくいものです。出かける前に、次の順番で確かめてください。

手順やること見るところ
1窓や照明を体の横に置いて立つ腰と脇に横の線が出ていないか
2体を少し斜めにして、鏡に横顔を向けるヒップと太ももの付け根
3スマートフォンで背中を撮るブラのベルトの上下、ホック
4椅子に座って、もう一度横から見る座ると縁の位置が変わる
5前にかがむ背中のベルトと腰の縁

**背中は自分では見えないので、写真を撮るのがいちばん確かです。**鏡を2枚使う方法もありますが、写真なら、明るさを上げたり拡大したりして、線があるかどうかをはっきり見られます。

座ったときと、かがんだときに線が出るのは、生地が引っぱられて薄くなるからです。立っているときに響かなくても、職場で一日座っている予定なら、座った姿勢で確かめておいてください。

写真を撮るときは、部屋の照明を消して、窓からの光だけで撮ると、段差の影がよく分かります。天井の照明が真上から当たっていると、影が下に落ちて段差が見えにくくなります。日中の窓際で撮った写真で線が見えなければ、職場や外出先でも、たいていは目立ちません。

服の側で決まること|薄さ・伸び・光沢・沿い方

同じ下着でも、服の生地によって響き方が変わります。響きやすい服は、次の4つで見分けられます。

見るところ響きやすい響きにくい確かめ方
薄さ光にかざすと向こうが透ける透けない窓にかざす
伸び横に引くとよく伸びるほとんど伸びない両手で横に引く
光沢光を返す光を吸う照明の下で傾ける
体への沿い方体に沿う体から離れる着て、指で生地をつまむ

**4つのうち3つ以上が響きやすい側なら、下着を選び直す服です。**2つまでなら、多くの下着でそのまま着られます。

体から離れるシルエットの服は、生地が薄くても下着の段差が表に届きません。反対に、体に沿う服は、生地が厚めでも、伸びて沿うぶん段差を拾います。秋のニットやジャージーが響きやすいのは、厚みはあっても、伸びて体に沿うからです。

同じ服でも、サイズによって響き方が変わります。ぴったりのサイズで着ると生地が伸びて沿うので響きやすく、ひとつ上のサイズにすると、生地に余裕ができて響きにくくなります。買う前に試着できるなら、いつものサイズと、ひとつ上のサイズの両方で、横からの光を当てて比べてみてください。

下着の側で決まること|縁の始末・縫い目・厚み・位置

下着の側では、次の4つを見ます。

見るところ響きやすい響きにくい
縁の始末ゴムを縫い付けて折り返してある切りっぱなし、または薄く貼り合わせてある
縫い目生地を重ねて縫ってある縫い目がない、または平らに縫ってある
生地の厚み厚く、ハリがある薄く、柔らかい
縁の位置服のいちばん薄く伸びるところに来る服の切り替えや縫い目に重なる

縁の始末は、下着を裏返すとよく分かります。縁にゴムが縫い付けてあって、折り返した生地が二重三重に重なっているものは、縁が厚くなります。切りっぱなしの縁は、生地が1枚のまま終わっているので、段差がほとんどできません。

**見落としやすいのが、縁の位置です。**同じ下着でも、縁が服の生地のいちばん伸びているところに来ると響き、服の切り替えや縫い目に重なると響きにくくなります。縁の位置を少しずらすだけで、線が消えることもあります。

縫い目も、位置によって響き方が変わります。脇の縫い目が服の脇の縫い目と重なっていれば、ほとんど目立ちません。反対に、下着の縫い目が服の背中の真ん中や、ヒップの中央に来ると、そこだけ細い線が浮きます。縫い目のない下着を選べない場合は、縫い目が服の縫い目と重なる形を選ぶだけでも、響き方は変わります。

秋のリブニット|縦の畝が段差を拾う

リブニットは、秋にいちばん響きの相談が増える服です。縦に走る畝が、横に走る段差を拾って、背中や脇に線を作ります。

響く場所原因選び方
背中の横線ブラのベルトの上下の縁ベルトの幅が広く、縁がなだらかなもの
背中の点ホックホックの段数が少ないもの、前で留める形
脇の線脇の布の端脇の布が薄く、縁が切りっぱなしのもの
胸の下の線カップの下の縁縁が薄く、ワイヤーの線が出にくいもの

**畝が細かいリブほど、段差を拾いやすくなります。**同じリブニットでも、畝の太いもの、編み目の詰まったものは、段差を拾いにくい傾向があります。手持ちのリブニットのうち、響きやすいものとそうでないものがあるなら、畝の太さを比べてみてください。

リブニットは、体に沿うシルエットで着ることが多い服です。背中に線が出やすい人は、ブラの上に薄手のキャミソールを1枚重ねるだけで、畝が段差を拾いにくくなります。

薄手のニットワンピース|腰まわりの1本の線

薄手のニットワンピースは、秋に1枚で着られる便利な服ですが、腰から下の線が出やすい服でもあります。

響く場所原因選び方
腰の横線ショーツの上の縁縁が切りっぱなしで、ウエストまで届く高さのもの
ヒップの線ショーツの脚まわりの縁脚まわりの縁が切りっぱなしのもの
太ももの付け根脚まわりの縁の位置縁の位置が服の重なりにかかる形

**ワンピースは上から下まで1枚の生地なので、腰のあたりに切り替えがなく、縁の段差がそのまま出ます。**ショーツの上の縁が、ちょうど腰のいちばん細いところに来ると、横に1本線が入ったように見えます。縁がウエストの高さまで来る形にすると、線の位置が上がって、ワンピースのベルトや切り替えのあたりに重なり、目立ちにくくなります。

ワンピースの下にペチコートを1枚挟むのも有効です。秋のニットワンピースは静電気で下着にまとわりつきやすいので、滑りのいいペチコートを挟むと、線が出にくくなるだけでなく、歩いたときに生地が脚に貼り付くのも減ります。

ジャージー素材のセットアップ

ジャージー素材のセットアップは、秋の通勤や移動の日に着やすい服です。柔らかく伸びるぶん、下着の縫い目やホックを拾いやすくなります。

響く場所原因選び方
背中ブラのホック、ベルトの縁ホックのない形、ベルトの縁が薄いもの
腰ショーツの上の縁縁が切りっぱなしのもの
脇ブラの脇の縫い目脇に縫い目のないもの

ジャージーのジャケットは、羽織っているあいだは響きを抑えてくれますが、脱いだときにトップスだけになると、背中の線が出やすくなります。職場でジャケットを脱ぐ予定があるなら、脱いだ状態で背中を確かめておいてください。

ジャージー素材は、着ているうちに生地が体の形になじんで、朝より昼のほうが体に沿ってきます。朝の鏡で響いていなくても、午後に線が出てくることがあるのはこのためです。一日着る予定の日は、朝に一度着て家事をしたり座ったりしてから、もう一度横から確かめると、午後の様子に近い状態で見られます。

細身のパンツとタイトスカート

細身のパンツやタイトスカートは、ヒップと太ももの付け根に線が出やすい服です。

服響く場所選び方
細身のパンツ脚まわりの縁、ヒップ脚まわりの縁が切りっぱなしのもの
ストレッチの入ったパンツ縁と縫い目のすべて縫い目のない、薄い生地のもの
タイトスカートヒップの縁縁がヒップを広く包む形
裏地のないタイトスカート縁と縫い目のすべて縫い目のない下着、ペチコートを挟む

**脚まわりの縁がどこに来るかで、線の位置が変わります。**縁がヒップのいちばん高いところを横切ると、そこに線が出ます。縁がヒップを広く包んで、太ももの付け根のあたりで終わる形だと、パンツやスカートの縫い目のあたりに縁が重なって、目立ちにくくなります。

裏地のついたスカートやパンツは、裏地が1枚のクッションになるので、響きにくくなります。手持ちのタイトスカートで、響くものと響かないものがあるなら、裏地の有無を見比べてみてください。

パンツの場合は、後ろのポケットの位置も見ておきます。ポケットの袋布が裏にあるパンツは、その部分が二重になっていて、下着の縁の段差を拾いにくくなります。ポケットのない細身のパンツは、ヒップ全体が1枚の生地なので、縁の位置がそのまま表に出ます。

式・披露宴のサテンや光沢のある服

秋は結婚式の多い季節です。式で着るサテンや光沢のある服は、響きにいちばん気をつける服です。

響く場所原因選び方
背中ブラのベルトとホック背中の開きに合わせた形、ホックのない形
腰ショーツの上の縁縁が切りっぱなしで、薄いもの
ヒップ脚まわりの縁縫い目のない下着
全体光の反射服の下に滑りのいい1枚を挟む

**サテンは光を返すので、わずかな段差でも光の筋に変わります。**ふだんの服では響かない下着でも、サテンの下では線が見えることがあります。式の前日に、会場の照明に近い、横か斜めからの光で確かめてください。

式の日は、写真に撮られる時間も長くなります。立っているときだけでなく、着席して振り返ったとき、前に歩いていくときにも、背中と腰の線が出ていないかを、家族や友人に写真で撮ってもらって確かめておくと安心です。

式の服は、ふだん着る機会が少ないぶん、合わせる下着も決まっていないことが多いものです。服を買ったときか、クリーニングから戻ったときに、一度その服に合う下着を決めて、服と一緒に保管しておくと、次の式の前日に慌てません。背中の大きく開いた服なら、背中にベルトのない形を一緒にしまっておきます。

写真を撮る予定の日

秋は、七五三の付き添いや、家族写真、学校の行事など、写真を撮る予定が増える季節でもあります。写真は、目で見るよりも線を強く写すことがあります。

写真の撮られ方線が出やすい理由備え方
フラッシュを使う正面から強い光が当たり、段差の影が出る縁が薄いものを選ぶ
屋外の斜めの光横から光が当たる横からの光で前日に確かめる
全身が写る腰とヒップが写るショーツの縁の位置を確かめる
後ろ姿が写る背中が写る背中の写真を撮って確かめる

**写真に残る日は、前日に一度、同じ服と下着で写真を撮ってみてください。**撮った写真を拡大して、線が出ていなければ、当日もそのまま着られます。七五三のように子どもを抱き上げたりしゃがんだりする予定がある日は、かがんだ姿勢でも撮っておきます。

会議でジャケットを脱ぐ日

秋の職場は、朝晩は冷えても、日中は暖房や日差しで暖かくなることがあります。ジャケットやカーディガンを脱いで、薄手のニットやブラウス1枚になる時間ができます。

脱いだあとの服響きやすい場所備え方
薄手のニット背中のベルト、ホックベルトの縁が薄いもの
とろみのあるブラウス背中と脇ブラウスの下に薄いキャミソールを1枚
リブのカットソー背中、脇畝の太いものを選ぶ

羽織りを脱ぐかどうかは、その日の会議室の温度や、座る位置で変わります。脱ぐ可能性がある日は、脱いだ状態で背中を確かめてから家を出てください。羽織りを着たままでいいと思って選んだ下着が、脱いだ瞬間に響いて見える、ということがよくあります。

ブラウスの場合は、生地が体から離れているあいだは響かなくても、腕を前に伸ばしてキーボードを打ったり、資料を取ろうと体をひねったりしたときに、背中の生地が引っぱられて線が出ます。会議の前に、座って腕を前に伸ばした姿勢を一度とってみると、その日の響き方が分かります。

長く座る日

観劇、会食、長い移動。秋の予定には、長い時間座っている日も多くあります。座ると、服の生地が引っぱられて、下着の縁の位置も変わります。

座ったときに起きること線の出方備え方
腰の生地が伸びるショーツの上の縁が線になる縁がウエストまで届く高さのもの
ヒップの生地が伸びる脚まわりの縁が線になる縁がヒップを広く包む形
背中が丸くなるブラのベルトが浮き出るベルトの幅が広いもの
下着がずれる縁が食い込んで段差が大きくなるサイズの合ったもの

長く座る日は、立ち上がったときの姿も見られます。座っているあいだに下着がずれて、立ち上がったときに縁が線として残ることもあります。休憩のときに化粧室で整えるだけでも、後半の見え方が変わります。

ブラの縁と、背中の段差

ブラは、背中のベルトと、脇の布と、カップの縁の3か所で響きます。秋の服で特に出やすいのは、背中です。

場所響き方選び方
背中のベルトの上の縁横の線縁がなだらかで、薄いもの
背中のベルトの下の縁横の線ベルトの幅が広いもの
背中のホック点の膨らみホックの段数が少ない、または前で留める形
脇の布の端縦か斜めの線脇の布が薄く、縁が切りっぱなしのもの
ストラップの調節金具肩の点金具が肩の後ろに来ない位置に調節する

**ベルトの幅は、狭いほど縁の段差が強く出ます。**ベルトが細いと、締める力が狭い範囲に集まって、上下の縁がはっきりした段差になります。幅の広いベルトは、締める力が広く分かれるので、縁がなだらかになります。下着の寸法の読み方や合わせ方はブラジャーが合わないにもあります。

ショーツの形と、縁が来る位置

ショーツは、上の縁と、脚まわりの縁の2か所で響きます。形によって、縁が来る位置が変わります。

形上の縁の位置脚まわりの縁の位置響きにくい服
ウエストまで届く高さウエスト付近ヒップの下ワンピース、タイトスカート
腰で止まる高さ腰骨のあたりヒップの途中ゆとりのあるパンツ
ヒップを広く包む形腰骨より上太ももの付け根細身のパンツ
縁が切りっぱなしの形どこでも段差が少ないどこでも段差が少ない響きやすい服全般

**どの形でも、縁が服のいちばん伸びるところを横切ると響きます。**手持ちの服で響きやすい場所が分かっているなら、そこを縁が横切らない形を選んでください。ワンピースなら上の縁をウエストまで上げる、細身のパンツなら脚まわりの縁を太ももの付け根まで下げる、という具合です。

色は、響き方とは別に考える

下着の線が響くのと、下着の色が透けるのは、別の問題です。響かない下着を選んでも、白や淡い色の服では、色が透けて見えることがあります。

問題原因選び方
線が響く縁の段差、縫い目、金具縁と縫い目で選ぶ
色が透ける下着の色と肌の色の差肌の色に近いもの
両方起きる薄く、淡い色の、体に沿う服縁が薄く、肌に近い色のもの

秋の淡い色のニットや、白いブラウスでは、両方を同時に考える必要があります。色の選び方はインナー透け防止と白シャツでブラが透けない選び方にまとめてあります。この記事で扱っているのは、線のほうです。

重ねて逃がす|下着と服のあいだに1枚

下着を買い替えなくても、下着と服のあいだに薄い1枚を挟むと、線が服の表に届きにくくなります。

挟む1枚逃がせる場所向く服
薄手のキャミソール背中、脇、胸の下リブニット、薄手のニット
タンクトップ背中、脇体に沿うカットソー
ペチコート腰、ヒップワンピース、スカート
スリップ背中から腰まで全部ワンピース、式の服
ペチパンツ腰、ヒップ、脚まわりワイドパンツ、スカート

**挟む1枚は、縁が切りっぱなしで、薄く滑りのいい生地を選んでください。**挟んだ1枚の縁が、今度は新しい線になってしまっては意味がありません。挟む1枚の縁が、服の切り替えや裾に重なる位置にあると、線が出にくくなります。

秋は、挟む1枚が寒さよけを兼ねるのも都合がいいところです。薄手のニット1枚では朝が冷える日に、下に薄いキャミソールを挟めば、線を逃がしながら少し暖かくなります。10月のうちに、手持ちの薄手のキャミソールやペチコートを出しておくと、響きが気になる服を着る朝に迷いません。

秋から冬へ、重ね着が増えると響き方が変わる

10月から12月にかけて、重ね着が増えていくと、響きの出方も変わります。

時期重ね方響きやすさ
10月薄手のニットやカットソーを1枚でいちばん響きやすい
11月ニットの上にジャケットやカーディガン羽織りを脱いだときに響く
12月厚手のニット、コート厚手のニットは響きにくい。室内で脱いだあとに注意

**響きにいちばん気をつけるのは、10月です。**夏の服より体に沿い、冬の服より薄い服を1枚で着る時期だからです。11月以降は、羽織りを着ているあいだは響きが抑えられますが、室内で脱いだときに線が出やすくなります。

冬になって厚手のニットを着る日が増えると、響きの心配は少なくなります。その代わり、暖房の効いた室内で、厚手のニットの下に着ていた薄手のトップスだけになったときに、線が目立つことがあります。

予定の前日に、組み合わせをそろえておく

響きが気になる予定がある日は、前日に服と下着の組み合わせをそろえて、一度着て確かめておくと安心です。

予定前日に確かめること
結婚式・式典会場の照明に近い光で、背中と腰を確かめる
写真を撮る日同じ服と下着で写真を撮り、拡大して見る
職場で羽織りを脱ぐ日脱いだ状態で背中の写真を撮る
長く座る日座った姿勢で横から確かめる
移動の長い日座ってから立ち上がったときの姿を確かめる

組み合わせが決まったら、服と下着を一緒に掛けておくか、同じ引き出しにまとめておきます。当日の朝に別の下着を手に取ってしまうと、前日に確かめた意味がなくなります。

どちらとも取れるとき①|縁のない下着でも線が出る

縁が切りっぱなしの下着を選んだのに、それでも線が出る。こういうときは、下着の生地の厚みか、縁の位置を見直します。

確かめること見方対応
下着の生地の厚み指でつまんで厚みを見る薄い生地のものに替える
縁の位置服のいちばん伸びるところを横切っていないか縁が服の切り替えに重なる形に替える
下着のサイズ縁が締まりすぎていないか締めつけの少ないサイズに替える
服の生地サテンや細かいリブではないか服と下着のあいだに1枚挟む

**縁がなくても、生地が終わるところには必ずわずかな段差があります。**服の側がサテンや細かいリブのように、段差を拾いやすい生地なら、縁のない下着でも線は出ます。その場合は、下着をさらに探すより、服と下着のあいだに1枚挟むほうが早く解決します。

どちらとも取れるとき②|下着を替えるか、服を替えるか

お気に入りのリブニットで、どうしても背中に線が出る。下着を買い替えるか、その服を着る日を選ぶか迷います。

この場合は、**その服を着る回数と、予定の重さで決めてください。**週に何度も着るリブニットなら、そのリブニットに合う下着を1組そろえる価値があります。月に一度しか着ない服なら、着る日に薄いキャミソールを1枚挟むだけで足ります。

その服を着る回数予定の重さ選び方
週に何度もふだんの日その服に合う下着を1組そろえる
月に数回ふだんの日キャミソールを挟んで着る
年に数回式や写真の日その日だけの組み合わせを前日に確かめる

式や写真の日のように、響きがどうしても気になる予定なら、その日だけは服を替えるという選び方もあります。体から離れるシルエットの服を選べば、下着を替えずに済みます。

どちらとも取れるとき③|締めつけの少なさと、響かなさが両立しない

締めつけの少ない、ゆったりした下着が好き。けれど、ゆったりしたものほど生地が動いて、しわや縁の段差が出やすい。どちらを優先するか迷います。

この場合は、予定によって2組を使い分けるのが現実的です。家で過ごす日や、体から離れる服の日は、締めつけの少ないものを。体に沿う服の日や、写真や式の日は、縁が薄く体に沿う下着を。1週間のうち、体に沿う服を着る日が何日あるかを数えてみると、2組のどちらを多く持てばいいかが分かります。

締めつけを強くしなくても、縁が切りっぱなしで薄い生地の下着なら、響きにくくすることはできます。響かなさのために締めつけを強くする必要はありません。

洗い方で、響きやすさが変わる

響かない下着も、洗い方によって縁が波打ったり、縫い目がよれたりして、響きやすくなります。

傷み方原因防ぎ方
縁が波打つ洗濯機で強くもまれるネットに入れて、弱い水流で洗う
縁が丸まる乾燥機の熱干して乾かす
縫い目がよれるねじって絞る平らにして干す
生地が伸びる吊るして干す平らに干すか、縁を持って干す

**縁が切りっぱなしの下着は、縁が丸まると段差ができて、響かない良さがなくなります。**洗ったあとに縁を指で軽く伸ばしてから干すと、平らなまま乾きます。

縁が波打ってきた下着は、ふだんのゆとりのある服の日に回し、体に沿う服や式の日には、縁がまだ平らなものを使うと、手持ちを無駄にせずに済みます。体に沿う服の日用の下着を、ほかと分けて洗うようにしておくと、傷み方がゆるやかになります。

まとめ

  • 響くかどうかは、服の生地の薄さ・伸び・光沢・沿い方と、下着の縁・縫い目・金具の位置の組み合わせで決まる
  • 確かめるのは正面ではなく、横からの光と、背中の写真
  • リブニットは縦の畝が横の段差を拾い、サテンは光の反射で段差を大きく見せる
  • 下着の縁が、服のいちばん伸びるところを横切らない形を選ぶ
  • 下着を替えるより先に、服と下着のあいだに薄い1枚を挟むと逃がせることが多い
  • 響きにいちばん気をつけるのは、薄手の服を1枚で着る10月

明日着る服を決めたら、今夜のうちに、窓を横にして立ってみてください。横からの光で線が見えなければ、そのまま着られます。

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よくある問い

Q. 縁のない下着を着ているのに、線が出るのはなぜですか
縁が切りっぱなしでも、下着の生地そのものに厚みがあると、生地が終わるところで段差ができます。また、縁がなくても、下着の位置が服の生地のいちばん薄いところと重なっていると、わずかな段差でも表に出ます。下着の生地が薄いものに替えるか、縁が来る位置を服の切り替えや縫い目に重ねるか、服と下着のあいだに薄い1枚を挟むと、線が目立ちにくくなります。
Q. 式で着るサテンのドレスで、下着の線を出さないにはどうすればいいですか
サテンは光を強く返すので、わずかな段差でも光の筋になって見えます。縁が切りっぱなしで、生地の薄い下着を選び、ドレスの下に薄いスリップかペチコートを1枚挟んでください。挟む1枚は、ドレスと同じくらい滑りのいい生地にすると、歩いたときにドレスが下着に引っかかりません。当日の会場の明かりに近い、横からの光で前日に確かめておくと安心です。
Q. リブニットを着ると、背中にブラの線が出ます
リブニットは縦の畝が横の段差を拾いやすく、背中のベルトの上下の縁が線になって見えます。ベルトの幅が広く、縁がなだらかなものに替えると目立ちにくくなります。すぐに替えられない日は、ブラの上に薄手のキャミソールやタンクトップを1枚重ねてから、リブニットを着てください。畝の細かいリブより、畝の太いリブのほうが段差を拾いにくい傾向があります。
Q. ベージュの下着なら響かないのではないですか
ベージュは、白や淡い色の服で下着の色が透けて見えるのを減らすための色です。線が響くのは、色ではなく、縁の段差や縫い目の厚みが服の表に形として出るためなので、ベージュでも段差があれば線は出ます。色の透けと線の響きは別の問題として、色は肌に近いもの、形は縁と縫い目で選んでください。

— メグラシ編集部

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インナー透け防止|淡い色のワンピースは下に着る1枚の丈と色を選ぶ

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インナー透け防止|淡い色のワンピースは下に着る1枚の丈と色を選ぶ

淡い色のワンピースの透けは、ワンピースを替えなくても、下に着る1枚で止められます。見るのは、透けている場所が上半身か腰から下か、下に着る1枚がワンピースの裾から何cm上で終わるか、色が肌の明るさに近いか、秋冬にまとわりつかない素材か、の4つ。透けの強さを3段で確かめる方法、上下一体か腰から下だけかの選び分け、裏地付き・ニット・シャツ・プリーツのワンピースそれぞれの注意点、暑い日や手持ちが1枚しかない日の決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
ブラジャーが合わない|浮く・落ちる・上がるは紐とホックと着け方で直す

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ブラジャーが合わない|浮く・落ちる・上がるは紐とホックと着け方で直す

カップが浮く、肩紐が落ちる、背中の帯が上がる。ブラジャーが合わないと感じたとき、サイズを替える前に直せることがあります。鏡の前で両腕を上げて、どこが動くかで原因を分ける方法、前かがみで脇から寄せて入れる着け方、肩紐の長さとホックの段の合わせ方、症状ごとに「着け方で直るもの」と「サイズを見直すもの」の分け方、買い替えの目安、売り場で伝えることまで。秋冬のニットの季節に入る前に、手持ちの1枚を見直すための記事です。

メグラシ編集部/読了 13分
ブラトップのサイズの選び方|表はバストで引き、迷ったら胴の帯で決める

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ブラトップのサイズの選び方|表はバストで引き、迷ったら胴の帯で決める

ブラトップはS・M・Lのように大まかな表記で売られていることが多く、ブラジャーのサイズをそのまま当てはめられません。まずサイズ表に何が書いてあるかを見て、トップとアンダーの2か所を測って当てる。2サイズにまたがったときは、胴に回る帯で決めます。腕を3回上げて帯がずれ上がるか、指が何本入るか。カップの上辺の浮き、座ったときの丈、秋冬のニットの下で見えるところ、洗ったあとに変わるところまで、家で確かめられる順番にまとめました。

メグラシ編集部/読了 9分

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