ソフトエレガントのヘアアレンジ|まとめる高さと、顔まわりに残す面の作り方

ヘアアレンジが決まらないとき、多くの人が動かすのは崩し方の量です。ソフトエレガントの場合、そこを動かしても着地しません。効くのは、まとめる高さのほうです。
このタイプは、顔まわりにゆるい曲線が1回だけ入り、表面にツヤが残っている状態がいちばん収まります。アレンジで髪を上げると、その2つが同時に失われやすいので、どこまで上げるかが最初の判断になります。
基準は耳の高さ
まとめる位置を決めるとき、耳を境にして考えます。
耳より上でまとめると、首の面が全部表に出ます。顔の縦の線と首の線がつながって、1本の長い線として読まれます。動きは出ますが、このタイプの落ち着きとは方向が違います。
耳の高さから下に重心を置くと、顔の横に髪の面が残ります。この残った面が、顔まわりの光をやわらげる役割をします。うなじの少し上、耳たぶの延長あたりが扱いやすい位置です。
後れ毛は本数で決める
後れ毛は「量」ではなく「本数」で決めると失敗しません。
- 耳前に1〜2本、細く落とす
- もみあげを残す場合は束にせず、薄く一筋
- 襟足は落とさない。首の中央に線が増えると重心が下がりすぎる
落とした毛先には、指先に伸ばした少量のオイルをなじませ、内へゆるく1回だけ丸めます。まっすぐ垂らしたままだと直線が独立し、細かく巻くと甘さが出ます。
崩す場所は横方向だけ
引き出して崩すこと自体は問題ありません。決めるのは方向です。
トップを引き出すと縦の寸法が増えます。引き出すなら、耳の後ろからうなじにかけての横方向にしてください。指2本ぶんずつ、少量を3〜4か所で止めます。一度に多く引き出すと戻せないので、鏡を見ながら少しずつ足します。
3つの型
低い位置のシニヨン 耳の高さより下で一つに結び、毛束をねじって根元に巻き付けます。ピンは内側から差して外から見えない位置に。表面はブラシで通してツヤを残します。最も安定する型です。
ハーフアップ 耳の高さかそれより少し下で、上半分をまとめます。頭頂近くで結ぶと角度がついて甘さが出ます。下ろしている毛先は内へワンカール入れて、上下の質感をそろえてください。
ローポニー うなじの位置で一つに結びます。結び目に髪を巻き付けてゴムを隠すと、留め具の存在が消えて面が続いて見えます。毛先は内へ1回だけ入れます。
短さで諦める必要はありません。顎下のボブでも、耳の下でハーフアップにして毛先を内へ入れれば同じ形が作れます。まとまりきらない毛は無理に押し込まず、耳にかけて面として見せるほうが収まります。
巻くのは「まとめる前に1回」
全体を細かく巻いてからまとめると、曲線の回数が増えて甘さが先に出ます。
順番はその逆です。まとめる前に毛先を内へ1回だけ入れておくと、まとめたあとに残る面がきれいにそろいます。曲線は1回、という原則は下ろしているときと同じです。
ツヤは仕上げではなく前提
このタイプは表面のツヤがそのまま上質さの情報になります。手ぐしで整えると細かい毛が立って面が途切れるので、表面だけはブラシで通してください。
仕上げのオイルは、毛先から中間に少量。根元につけると重みで面が落ち、まとめた形が崩れます。手のひらに広げてから、髪の表面を撫でるように一度だけ通すと、量を入れすぎずに済みます。
夕方に表面が乱れてきたときも、足すのはオイルではなく整え直しです。手ぐしを入れると細かい毛がさらに立つので、細めのブラシで表面だけを一方向に通してください。
シーンで動かすのは高さではなく面
式や参列では、高さを変えずに面の整え方を一段上げます。表面をブラシで通し、後れ毛は耳前1本にとどめ、留め具は装飾の少ないものを選びます。
普段は同じ位置のまま、後れ毛を2本に増やし、横方向の引き出しを1か所足すだけで日常の顔になります。動かす場所を固定しておくと、毎回の再現性が上がります。
長さ別の似合わせはソフトエレガントの髪型、前髪の選び方はソフトエレガントの前髪にまとめてあります。
首元の開き方が変わると、まとめる高さの見え方も変わります。airClosetのようなレンタルで襟の形を何種類か試しておくと、アレンジの位置を決めるときの手がかりになります。
よくある質問
- Q: まとめ髪の高さはどこが向きますか? A: 耳の高さから下です。うなじの少し上、耳たぶの延長あたりに重心を置くと顔まわりに面が残ります。
- Q: 後れ毛はどのくらい出しますか? A: 耳前に1〜2本、細くです。襟足は落とさず、落とした毛先は内へゆるく1回だけ丸めます。
- Q: 崩していいですか? A: 横方向だけです。耳の後ろからうなじにかけて、指2本ぶんずつ数か所で止めてください。
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ソフトエレガントに向くまとめ髪の高さはどこですか?
- 耳の高さから下です。耳より上でまとめると首の面が全部出て、顔の縦の線と首の線がつながって見えます。耳の下、うなじの少し上あたりに重心を置くと、顔まわりに髪の面が残ったままで、このタイプの落ち着きが保てます。
- Q. 後れ毛はどのくらい出せばいいですか?
- 耳前に1〜2本、細く落とす程度です。本数を増やすほど乱れて見え、上品さから遠ざかります。もみあげを残す場合も、束にせず薄く一筋にとどめてください。落とした毛先は指先に少量のオイルをなじませて、内へゆるく1回だけ丸めます。
- Q. 崩したほうがこなれて見えると聞きますが、崩していいですか?
- 崩す量ではなく、崩す場所を選んでください。トップを引き出して高さを足すと縦の情報が増えます。引き出すなら耳の後ろからうなじにかけての横方向だけにし、指2本ぶんずつ、少量を数か所で止めます。
- Q. ハーフアップは向きますか?
- 向きます。ソフトエレガントのハーフアップは、結ぶ位置を耳の高さかそれより少し下に置くのがこつです。頭頂近くで結ぶと角度がついて甘さが出ます。結んだあと、下ろしている毛先を内へワンカール入れておくと、上下の質感がそろいます。
- Q. 巻いてからまとめたほうがいいですか?
- 毛先を内へ1回だけ入れておくと、まとめたあとの面がきれいに残ります。細かいウェーブを全体に入れてからまとめると、曲線の回数が増えて甘さが先に出ます。曲線は1回、という原則はアレンジでも同じです。
- Q. 式や参列のときはどう変えますか?
- 高さは変えず、面の整え方だけを一段上げます。表面の毛を手ぐしではなくブラシで通してツヤを出し、後れ毛は耳前1本にとどめます。低い位置のシニヨンにまとめ、留め具は装飾の少ないものにすると、場に合った落ち着きになります。
— メグラシ編集部




