凛々しい顔 コートが似合わない|怖く見えるか顔だけ浮くか

**凛々しい顔でコートが似合わないと感じるなら、まず「全体が怖く見える」のか「顔だけ浮く」のかを分けてください。**怖く見えるなら襟の角と生地の張りを落とし、顔だけ浮くならコートに直線を1本足します。直す向きが逆なので、取り違えると買い替えるたびに反対側へ外れます。
怖く見える人は、コートの強さが顔の強さに重なっています。凛々しい顔は、眉がまっすぐで濃く、目元に力があり、輪郭にも直線が出やすい顔です。そこに角の鋭い襟、張りの強い生地、黒や濃紺の色が重なると、全体が硬く、近寄りがたい印象になります。この人は、強い要素を1つだけ外せば十分です。
顔だけ浮く人は、反対にコートがやわらかすぎます。丸い襟、ふわふわした起毛、淡い色、裾の広がった形がそろうと、コートの側に直線が1本もなくなり、顔の直線だけが取り残されます。この人は、甘さはそのままにして、襟の角、前立て、ベルトのどれか1か所に直線を足してください。
結論:怖く見えるなら1つ外し、顔だけ浮くなら1本足す
凛々しい顔とコートの相性は、強い要素の数で決まります。強い要素は、角の鋭い襟、張りの強い生地、濃い色、肩の角の4つです。
| 見え方 | コートの状態 | 直し方 |
|---|---|---|
| 全体が硬く怖く見える | 強い要素が3つ以上 | 1つ外して2つにする |
| 顔だけ浮く | 強い要素が0 | 1つ足して1つにする |
| ちょうどよい | 強い要素が1〜2 | そのまま着る |
数えてみると、怖く見えるコートは3つ以上、顔だけ浮くコートは0のことがほとんどです。凛々しい顔の人に合うのは、強い要素が1つか2つのコートです。全部替えるのではなく、1つだけ動かして、この範囲に入れてください。
まず見分ける:鏡から3m離れて、最初に目に入るものを見る
コートを着て、前を普段どおりに留めるか開けるかして、鏡から3m離れてください。部屋が狭ければ、スマートフォンで少し離れた位置から全身を撮っても同じです。
最初に目に入ったのが、コートの濃い塊と眉の線なら、怖く見える側です。服と顔が一緒に強く見えていて、全体が1つの硬い印象にまとまっています。最初に目に入ったのが顔だけで、コートが背景のように溶けているなら、顔だけ浮く側です。
もう1つの見分け方は、手で顔を隠して見ることです。顔を隠してもコートが強く、かっちり見えるなら、コートの強さが原因です。顔を隠すとコートは普通に見えるのに、顔を出すと急に合わなくなるなら、コートがやわらかすぎて顔と離れています。
怖く見える人|強い要素が3つ以上そろっている
怖く見える人のコートで多いのは、黒や濃紺のチェスターコートです。襟の角が鋭く、生地は張りが強く、肩に角があり、色も濃い。強い要素が4つそろうので、凛々しい顔の眉や目の力とぶつかり、全体がきつく見えます。
もう1つ多いのは、トレンチコートを黒で選んだ場合です。襟が大きく立ち、肩にも布が重なり、ベルトで直線が増えます。トレンチの形そのものは凛々しい顔に合いますが、黒を選ぶと強い要素が重なりすぎます。
この人に起きているのは、似合わないのではなく、強すぎるということです。顔立ちとコートの方向は合っているので、どれか1つを弱めるだけで、すっきりした大人の印象に変わります。
怖く見える人の選び直し:色か生地か襟を1つ外す
外す順番は、色、生地、襟の順にすると手持ちを生かしやすくなります。
いちばん手軽なのは色です。黒や濃紺をグレー、グレージュ、くすんだキャメルに替えるだけで、強い要素が1つ減ります。手持ちの黒いコートを着る日は、中に白や生成りのニットを着て、前を開けてください。顔のすぐ下に明るい面ができ、黒の面積が減ります。
次は生地です。張りの強い平らな生地を、手触りのやわらかい起毛の生地に替えると、同じ形でも光をやわらかく返すので、表情が和らぎます。手で押して、すぐに跳ね返る生地は強く、ゆっくり戻る生地はやわらかい側です。
最後は襟です。チェスターの鋭い襟を、ステンカラーの折り返し襟や、ショールカラーのような丸い襟に替えると、顔の下の直線が減ります。眉や目の力が強いと感じている人ほど、襟から替えると効き目が大きく出ます。眉や目の強さを和らげる考え方は、凛々しい顔が怖いと言われるときにも詳しく書いています。
顔だけ浮く人|コートに直線が1本もない
顔だけ浮く人のコートで多いのは、丸い襟のダッフルコート、ボアやファーのコート、淡いピンクや水色のふんわりしたコートです。どれもやわらかさが魅力の形ですが、凛々しい顔と合わせると、顔の直線だけが取り残されます。
怖く見えるのを避けようとして、わざとやわらかいコートを選んだ人に多いのもこの側です。甘さを足したのに、かえって顔の強さが目立ったと感じるのは、コートの側に顔とつながる線がないからです。
この人に必要なのは、甘さを消すことではありません。顔とコートの間に、1本だけ橋を架けることです。
顔だけ浮く人の選び直し:襟・前立て・ベルトに直線を1本足す
直線を足す場所は、襟、前立て、ベルトの3つです。どれか1つで足ります。
襟なら、丸い襟の内側に、角のあるシャツの襟を出してください。顔のすぐ下に小さな角ができ、顔の直線とコートの間がつながります。前立てなら、ボタンを縦に1列で留める形を選ぶと、胸から裾まで1本の縦線ができます。ベルトなら、共布のベルトを結ばずにバックルで留めて、腰に横の直線を作ります。

色で足す方法もあります。淡いコートの中に、チャコールやネイビーのタートルネックを着ると、顔の下に濃い面ができて、顔の強さを受け止めます。やわらかいコートのよさを残したい人には、この方法がいちばん簡単です。甘さの置き方そのものは、凛々しい顔に似合う服で場面ごとに整理しています。
両方に当てはまる人:先に襟を見る
日によって、怖く見えたり顔だけ浮いたりする人は、手持ちのコートが両極端に分かれていることが多いです。黒いチェスターと、淡いボアのコートを持っていて、その間の1着がない状態です。
この場合は、先に襟を見てください。襟は顔のすぐ下にあるので、強さの調整がいちばん効きます。黒いチェスターは中に白いニットを着て襟の印象を和らげ、ボアのコートは内側にシャツの襟を出して角を足します。それぞれ1か所ずつ動かすと、2着とも真ん中に寄ります。
次に買うなら、その真ん中の1着を選んでください。グレーのステンカラーや、起毛したウールのチェスターが当てはまります。
どちらとも取れないとき:中に着る1枚を2種類替えて比べる
鏡で見ても、怖いのか浮くのか分からないときは、コートはそのままにして、中に着る1枚だけを替えて比べてください。
1枚目は、白い丸首のニット。2枚目は、黒か濃いグレーのタートルネック。白のほうが良く見えるなら、コートの強さを和らげる必要がある怖く見える側です。黒のほうが良く見えるなら、顔の強さを受け止める直線が足りない顔だけ浮く側です。
どちらでも変わらないなら、コートそのものは合っていて、丈や色の問題かもしれません。後の章で確かめてください。
丈で、強さの出方が変わる
コートの丈でも、凛々しい顔との相性は変わります。膝下まであるロング丈は、縦の線が長く通るので、顔の直線とよく合います。ただ、黒のロング丈は面積が大きく、怖く見える人はさらに強くなります。
腰丈のショートコートは、縦の線が途中で切れるので、顔の直線とコートがつながりにくくなります。顔だけ浮く人がショート丈を着るなら、パンツをまっすぐな形にして、下半身で縦の線を足してください。
背の高さで、強さの出方が変わる
同じコートでも、背の高さで強さの出方が変わります。背が高い人は、コートの面積が大きくなるので、黒や濃紺を選ぶと強い要素が実際以上に重く見えます。怖く見える側の人で、身長が高めなら、色を1段明るくするところから始めてください。ロング丈でも、グレーなら縦の線のよさだけが残ります。
小柄な人は、反対にコートに着られやすく、顔だけ浮く側に振れやすくなります。大きな丸襟やたっぷりしたボアは、体に対して面積が大きく、顔の直線との差が目立ちます。小柄な人が甘いコートを着るなら、襟は小さめ、丈は膝が少し見える程度にして、コートの量を減らしてください。量が減ると、直線を1本足すだけで顔とつながります。
どちらの人も、肩の縫い目が自分の肩先に合っているかを確かめてください。肩が落ちたコートは、背が高い人には楽な印象を、小柄な人には着られた印象を足します。凛々しい顔には、肩先が合ったコートのほうが、顔の線と服の線がそろって見えます。
色で、強さの出方が変わる
色は、強い要素の中でいちばん動かしやすい場所です。黒と濃紺は強い側、チャコールとネイビーは中間、グレーとグレージュとキャメルは穏やかな側、淡いピンクや水色は甘い側です。
怖く見える人は、穏やかな側の色から選んでください。顔だけ浮く人は、甘い側の色を選んだなら、形か中の1枚で直線を足します。どちらの人にとっても、グレーは外れにくい色です。顔の強さを受け止めつつ、硬くなりすぎないからです。
マフラーで、顔とコートの間を調整する
コートを替えなくても、マフラーで顔とコートの間を調整できます。怖く見える人は、明るい色のマフラーを首にふんわり巻いて、顔のすぐ下をやわらげてください。毛足の長いものを選ぶと、さらに和らぎます。毛足の選び方は、凛々しい顔 もこもこニットの考え方がそのまま使えます。
顔だけ浮く人は、薄手のマフラーを巻かずに首にかけて、両端をまっすぐ垂らしてください。胸の前に縦の線が2本でき、甘いコートに直線が加わります。
通勤・休日・式典で選び分ける
通勤では、相手に硬い印象を与えないことが大事です。怖く見える人はグレーやグレージュのステンカラーを、顔だけ浮く人はネイビーのチェスターを、前を開けて着てください。

休日は、甘いコートを楽しむ日にしてかまいません。そのときは中にシャツの襟を出すか、パンツをまっすぐな形にして、直線を1本残してください。式典や顔合わせでは、黒より濃紺やチャコールを選び、中に明るい色を合わせると、きちんとしながら怖くなりません。
手持ちのコートを着る順番(買い直さない)
手持ちのコートを並べて、強い要素の数を数えてください。角の鋭い襟、張りの強い生地、濃い色、肩の角のうち、いくつ当てはまるかです。
- 3つ以上のコートは、中に白か明るい色を着て、前を開けて着る
- 0のコートは、中にシャツの襟を出すか、濃い色のタートルを着る
- 1〜2のコートは、そのまま着る
- 次に買う1着は、強い要素が1〜2のものを選ぶ
この順番なら、手持ちのコートを手放さずに、凛々しい顔に合う状態へ寄せられます。スカートを合わせるときの考え方は凛々しい顔 スカートが似合わないも参考にしてください。
まとめ
- 凛々しい顔がコートで困るのは、全体が怖く見えるか、顔だけ浮くかの2通り
- 鏡から3m離れて、最初に目に入るのがコートと眉か、顔だけかで分ける
- 怖く見える人は、色・生地・襟のどれか1つを外して強い要素を2つ以下にする
- 顔だけ浮く人は、襟・前立て・ベルトのどれか1か所に直線を足す
- どちらとも取れないときは、中に白い丸首と黒いタートルを着て比べる
- 迷ったらグレーのステンカラーが、どちらの人にも外れにくい
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よくある問い
- Q. 凛々しい顔はチェスターコートを着ないほうがいいですか
- 着てかまいません。怖く見えるのは、角の鋭い襟、張りの強い生地、黒や濃紺といった強い要素が3つそろったときです。色をグレーやグレージュに替えるか、手触りのやわらかい起毛の生地を選ぶか、どれか1つを外せば、凛々しい顔にきれいに合います。
- Q. 怖く見えるのか、顔だけ浮くのか、自分では分かりません
- コートを着て鏡から3m離れ、最初に目に入るものを見てください。コートの黒い塊と眉が一緒に目に入るなら怖く見える側、顔だけがぽんと目に入って、コートの印象が残らないなら顔だけ浮く側です。家族や友人に、どちらの印象かを一言で聞いてもかまいません。
- Q. ダッフルコートやボアのコートは合いませんか
- そのままでは顔だけ浮きやすい形です。ただ、色をチャコールやネイビーのような濃さのある色にする、中に襟の立ったシャツを着る、マフラーを直線的に垂らすなど、直線を1本足せば着られます。甘さを全部消す必要はありません。
- Q. 仕事用に1着だけ選ぶなら、どんなコートがいいですか
- グレーのステンカラーコートが、どちらの人にも外れにくい1着です。襟の角が折り返しでやわらぎ、前立ての縦線が直線として残るので、怖くも甘くもなりにくいからです。丈は膝が隠れる程度、生地は手で押すとゆっくり戻るくらいの厚みを目安にしてください。
— メグラシ編集部





