大人顔 ダッフルコート|浮くか老けるかでフードと丈を分ける

**大人顔でダッフルコートが似合わないと感じたら、コートだけが学生っぽく浮いて見えるのか、顔の下が重く詰まって老けて見えるのかを、まず一言で決めてください。**選ぶ丈が、この2つで正反対になるからです。
浮く人は、ダッフルの丸いフードと木のトグルが持つ子どもらしさが、大人顔の落ち着きと離れすぎています。この場合は膝丈以上の長い丈と、紺やチャコールのような深い色を選び、トグルとフードの主張を抑えてください。
老ける人は、厚いウールとフードの重みが顔の下に溜まり、首元が詰まって見えています。この場合は腰から腿の短い丈で軽くし、前を開けて首元に余白を作ってください。どちらとも取れる人は、首元の余白を先に作ってから丈を選びます。
大人顔の服の全体の考え方は大人顔 カジュアルが似合わないにまとめています。この記事は、冬のダッフルコートに絞った分け方です。
結論:浮く人は丈を長く、老ける人は首元を開ける
ダッフルコートは、厚い起毛のウールに、フード、トグルと呼ばれる棒状の留め具、ロープやひもの留め紐がついたコートです。丸いフードとトグルの並びが、学生らしい印象を作っています。
大人顔の人は、顔の中のパーツが比較的下寄りにあり、あごから鼻下までに長さがあって、落ち着いて見える顔立ちです。ダッフルは、この顔立ちと2つの形でぶつかります。
| 起きていること | ぶつかっているもの | 動かす場所 |
|---|---|---|
| コートだけ浮く | 子どもらしい形と落ち着いた顔 | 丈・色・トグル |
| 顔の下が重く老ける | 厚いウールとフードの重み | 首元・丈の軽さ |
| 両方 | 両方 | 首元を先に、丈を後に |
浮く人は形の子どもらしさを抑え、老ける人は重さを抜く。同じダッフルでも、向かう方向が逆になります。
どちらが起きているか、写真で決める
判定には、手持ちのダッフルか、売り場で試着したダッフルと、スマートフォンを使います。鏡だけで見ると、顔ばかり見てしまい、全身の釣り合いが分かりにくいからです。
前を閉めた状態で、2〜3歩離れた場所から全身を撮ってください。写真を見て、顔とコートが別の人のもののように見える、コートだけが若い人の服に見える、と感じたら浮く側です。
次に、同じ写真の首元を拡大して見ます。フードがあごのすぐ後ろでふくらみ、首がほとんど見えない、顔の下半分がコートに埋まって見える、と感じたら老ける側です。
あご下から鎖骨のくぼみまでを指で測る方法も使えます。指を横に並べて3本以上入る人は首に余白があり、浮く症状が出やすい傾向があります。2本以下の人は首元が詰まりやすく、老ける症状が出やすい傾向があります。
浮く人|膝丈以上の長い丈を選ぶ
浮く人にとって、一番効くのは丈です。腰丈のダッフルは、丸いフードとトグルが上半身にまとまり、学生らしい形がそのまま見えます。丈が膝まであると、縦の長さが加わり、コート全体が落ち着いた印象に変わります。
目安は、裾が膝頭にかかるか、膝の下まで届く長さです。長い丈は、大人顔の顔立ちの縦の長さとも釣り合います。
手持ちが腰丈しかない場合は、中に着る服とボトムスで縦の線を足してください。深い色の長いスカートや、裾まで落ちる太めのパンツを合わせると、全身の重心が下がって浮きにくくなります。
浮く人|色を深くする
浮く人は、色でも子どもらしさを抑えられます。明るいキャメルやベージュ、赤や水色のダッフルは、学生らしい印象がもっとも強く出る色です。
選ぶのは、紺、チャコールグレー、深い緑、黒に近い焦げ茶などの深い色です。深い色のダッフルは、トグルやフードの形が目立ちにくくなり、コートの形よりも布の質感が先に見えるようになります。
浮く人|トグルとフードの主張を抑える
ダッフルの子どもらしさを作る大きな要素が、木や角のトグルと、太いロープの留め紐です。トグルが大きく明るい色だと、胸の前に丸い飾りが並んで見えます。
浮く人は、トグルがコートと同じ色や、深い色の小さめのものを選んでください。留め紐がロープではなく、革や共布の平たいものだと、さらに落ち着きます。
フードは、小さめで肩の上でふくらまない形が向いています。フードが大きいと、背中から見たときに学生らしい丸みが強く出ます。
老ける人|前を開けて首元に余白を作る
老ける人にとって、一番効くのは首元です。ダッフルは前を閉めると、厚いウールが首のすぐ下まで上がり、その上にフードが重なります。首が隠れると、顔の下半分に重さが集まり、疲れて見えたり、年齢より上に見えたりします。
まず、前を胸の下まで開けて着てください。首元から鎖骨のあたりが見えるだけで、顔の下に余白ができ、重さが抜けます。寒い日は、開けた部分に淡い色の薄手のニットやシャツを見せます。
前を開けて着るときは、内側のトグルとループを留めないので、コートの形が崩れにくい、やや細身のものが向いています。
老ける人|腰から腿の短い丈で軽くする
老ける人は、浮く人とは反対に、丈を短くします。長い丈の厚いウールは、全身に重さを足し、顔の下の重さとつながって見えます。
目安は、腰骨から腿の真ん中までの丈です。脚の見える範囲が増えると、全身に軽さが出て、顔まわりの重さが目立たなくなります。合わせるボトムスは、細身のパンツか、膝丈のスカートが釣り合います。
老ける人|フードを背中に平らに倒す
フードが首の後ろでふくらんでいると、首元がさらに詰まって見えます。フードは背中に平らに倒し、肩の上に盛り上がらないよう整えてください。
髪を下ろしている人は、髪がフードの中に入り込まないよう、前に流すか、低い位置でまとめます。髪とフードが重なると、首の後ろのふくらみが増え、顔の下の重さにつながります。
どちらとも取れる人|首元を先に、丈を後に
写真で浮くようにも見え、首元を拡大すると詰まって見える人は、両方の症状が重なっています。この場合は首元から直してください。顔の下の重さは、全身の印象を一番大きく変えるので、先に取り除くと浮く症状も小さく見えます。
手順は次の順です。前を開けて首元に余白を作る。フードを背中に平らに倒す。それでも浮いて見えたら、色の深いものに替えるか、丈を膝に近いものに替える。
丈は、浮く症状と老ける症状で逆の答えになるので、最後に決めます。迷ったら、膝上の短めの丈に深い色、という中間を選んでください。軽さと落ち着きの両方を少しずつ取れます。
中に着る服で調整する
ダッフルの下に着る服でも、印象は動きます。浮く人は、深い色のタートルネックや、深い色のシャツを中に着ると、首元に落ち着きが加わり、コートの子どもらしさが和らぎます。
老ける人は、首元が開いたクルーネックか、Vネックの薄手のニットを中に着てください。タートルネックを着る場合は、首に沿う薄手のものを選び、前を開けたコートの間から縦に細く見せます。
大人顔で首元を整える考え方は、大人顔で老けて見えるでも詳しく扱っています。
背が低い人は丈の基準が動く
背が低い大人顔の人は、浮く人でも膝下まで届く長い丈を選ぶと、コートに埋もれて見えることがあります。この場合は、膝頭が隠れる程度までにとどめ、色を深くすることで浮く症状を抑えてください。
背の高さと大人顔の関係は、大人顔で背が低いで、丈と襟の決め方を分けて書いています。
まとめ:ダッフルを手放す前に、症状を一言で決める
大人顔でダッフルコートが似合わないと感じたら、ダッフルを手放す前に、コートだけが浮くのか、顔の下が重くて老けるのかを、写真で決めてください。
浮く人は、膝丈以上の長い丈と深い色を選び、トグルとフードの主張を抑えます。老ける人は、前を開けて首元に余白を作り、腰から腿の短い丈で軽くします。どちらとも取れる人は、首元を先に直してから丈を決めてください。
ダッフルの温かさと丸い形は、冬の装いに親しみを足せる要素です。動かす場所が分かれば、大人顔の落ち着きを保ったまま、冬の定番として着られます。
よくある問い
- Q. 大人顔はダッフルコートを着ないほうがいいですか
- 着られます。外れやすいのは、腰丈で明るい色、太いフードと大きな木のトグルがついた、学生向けの形を選んだときです。浮くのか老けるのかを先に決めて、丈・色・首元のどこを動かすかを選べば、大人顔でも落ち着いて着られます。
- Q. 手持ちのダッフルコートが腰丈で明るい色です。どう着ればいいですか
- 浮く人は、中に深い色のタートルネックを着て、ボトムスも深い色の長い丈にしてください。全身の重心が下がり、コートの子どもらしさが和らぎます。老ける人は、前を開けて着て、首元に白いシャツの襟か淡い色のニットを見せてください。
- Q. フードは外せないのですが、どうすればいいですか
- フードは背中側に平らに倒し、肩の上でふくらまないように整えてください。フードの中に髪が入り込むとふくらみが増すので、髪は前に下ろすか、まとめておきます。マフラーを巻く日は、フードの上ではなく内側の首元に巻いてください。
- Q. マフラーを合わせても大丈夫ですか
- 浮く人は、深い色の薄手のマフラーを長く垂らして縦の線を作ると、コートの丸みが落ち着きます。老ける人は、厚手のマフラーを首に何重にも巻くと顔の下がさらに詰まるので、薄手のものを一巻きにして前に垂らしてください。
— メグラシ編集部





