中性的な顔 ニットが似合わない|男っぽいか部屋着かで編みを分ける

**中性的な顔でニットが似合わないとき、まず「男っぽい」のか、「部屋着」に見えるのかを分けてください。**直す場所が違うので、ここを決めないまま別のニットを買っても外れたままです。
男っぽく見える人は、ニットを着ると、少年や男性の服を借りて着ているように見えます。原因は、粗い編み目と詰まったクルーネックが、眉や目元の直線と重なっていることです。この場合は、編みを細くして、首元に鎖骨か曲線を出すのが直し方です。
部屋着に見える人は、顔はきりっと整って見えるのに、服だけがゆるく、休日の家で着る服のように見えます。原因は、ゆるい形が顔のシャープさに追いついていないことです。この場合は、編みはそのままでよく、肩線と裾を体に合わせて締めると、顔と服の締まりがそろいます。
中性的な顔の人の装い全体は中性的な顔に似合うコート|男っぽいか地味かで襟と丈を分けるなど、アイテムごとに扱っています。この記事は、秋冬にいちばん着る回数が多いニットにしぼって、男っぽい人と部屋着に見える人の分かれ目と直し方を書きます。
結論:編みを細くするか、形を締めるか
| 見る所 | 男っぽい人 | 部屋着の人 |
|---|---|---|
| 先に起きること | 男性の服を借りたように見える | 顔は整って、服だけがゆるく見える |
| 外れている原因 | 粗い編みと詰まった首元が直線と重なる | ゆるい形が顔の締まりに追いつかない |
| 直す所 | 編み目の大きさと首元の形 | 肩線の位置と裾の締まり |
| そのままでよい所 | 大きさ・色 | 編み目の大きさ |
男っぽい人は「編みと首元」を、部屋着の人は「肩と裾」を動かします。表は2つの側の違いを見るためのものです。印象だけで決めると、男っぽい人が体に合う小さめのニットを選んで、かえって少年らしさが強まる、という逆の外れ方が起きるので、下の手順で確かめてください。
見分ける①|肩線が、肩先から何cm落ちているか
いちばんよく着るニットを着て、鏡の前に立ちます。肩のいちばん外側の骨(肩先)を指で探し、そこからニットの肩の縫い目までが何cm離れているかを確かめてください。
縫い目が肩先から3cm以上、腕のほうへ落ちているなら、部屋着側に出やすい形です。肩が落ちると上半身の輪郭がなだらかになり、顔のシャープな線との差が大きくなります。縫い目が肩先にほぼ乗っているのに似合わない感じがするなら、次の手順に進んでください。
見分ける②|編み目が、1cmに何目あるか
ニットの胸のあたりで、横に並んだ編み目を1cmぶん数えます。定規がなければ、小指の爪の幅がおよそ1cmです。
1cmに3目以下しかない粗い編みで、男性の服のように見えるなら、男っぽい側です。粗い編み目はそれ自体が太い直線や凹凸を作るので、眉や鼻筋の直線と重なって、全体の印象が硬く、骨っぽく寄ります。ケーブル編みやあぜ編みのように、縦の太い畝があるものも同じです。
1cmに5目以上ある細い編みでも、ゆるく見えて休日の服のようなら、部屋着側です。編み目ではなく、形の問題だとわかります。
男っぽい人|編みを細くし、首元を開ける
男っぽく見える人は、ニットを諦める必要はありません。外れているのは、編み目の粗さと首元の詰まりです。
編み目を1cmに5目以上にする
いちばん効くのは、細い編みに替えることです。1cmに5目以上ある細い編みは、表面がなめらかに見えて、太い線や凹凸が消えます。同じ灰色や紺でも、細い編みなら男性の服らしさがぐっと減ります。秋冬で暖かさがほしいときは、細い編みのニットを重ね着するほうが、粗い1枚より女性らしく見えます。
首元を、ボートネックかVに開ける
クルーネックの丸い首が鎖骨の上で詰まっていると、男性のニットに近い形になります。浅く横に開いたボートネックや、深すぎないVネックにして、鎖骨を見せてください。鎖骨のくぼみは、中性的な顔の人の首元に、硬すぎない線を足してくれます。手持ちのクルーネックしかない日は、内側にとろみのあるブラウスの襟を2〜3cm出すと、首元に柔らかい曲線が加わります。
下に、揺れる布か曲線を合わせる
上を直してもまだ硬いときは、下で柔らかさを足します。裾が揺れるフレアスカートや、とろみのあるワイドパンツは、ニットの直線の下に動きを作ります。スカートの合わせ方は中性的な顔でスカートが似合わない|秋冬は裾の揺れと布の厚みで選ぶで詳しく扱っています。
部屋着の人|肩線と裾を締める
部屋着に見える人は、編みを細くしても、ゆるい形のままなら休日の服に見えます。直すのは編みではなく、形です。
肩線を、肩先から2cm以内にする
肩の縫い目が肩先から2cm以内にあるニットを選んでください。肩の位置が決まると、上半身に骨組みができて、服がきちんと立って見えます。大きめの形が着たい日も、肩だけは合わせて、身幅にゆとりがある形を選ぶと、ゆるさが部屋着に寄りません。
裾と袖口を、リブで締める
裾と袖口がリブで締まっていると、ニットの輪郭に区切りができます。裾が切りっぱなしのように広がる形や、袖口がゆるく開いた形は、休日のくつろいだ印象に寄ります。手持ちのニットの裾がゆるいなら、前だけをパンツに少し入れて、ウエストの位置を見せてください。
下に、ハリのある布を合わせる
部屋着に見える人は、上より下で締めるほうが早く効きます。センタープレスのパンツや、ハリのあるウールのスカートのように、折り目や張りのある布を下に置くと、ニットがゆるくても全体がよそゆきに見えます。柔らかいスウェット素材のパンツや、とろみの強いスカートは、上下ともゆるくなるので避けてください。
どちらとも取れる人|両方起きる、日によって違う
肩線は落ちていて、編みも粗く、男っぽくも部屋着っぽくも見える人がいます。また、同じニットでも、ある日は男性の服のように見え、別の日は部屋着に見える、という人もいます。いちばん迷う所なので、場合を分けて書きます。
両方起きる人
両方起きる人は、2つの直し方を重ねます。1cmに5目以上ある細い編みのニットを、肩の縫い目が肩先から2cm以内の大きさで選び、首元はボートネックかVに。下はハリのある布で締めます。どちらか一方だけだと、もう一方が残ります。手持ちの粗くて大きいニットは、上着の内側に少しだけ見える着方に回してください。
髪型で変わる人
髪をショートにしている日や、きっちりまとめている日に男っぽく、下ろしている日に部屋着っぽく見える人は、髪が顔のまわりの線を変えています。髪を短くまとめる日は、男っぽい側の直し方を、髪を下ろす日は、部屋着側の直し方をとってください。髪型全体の考え方は中性的な顔に似合う髪型|秋冬は丸みを毛先か前髪の1か所に置くにあります。
メイクで変わる人
眉をしっかり描いた日に男っぽく、素顔に近い日に部屋着っぽく見える人は、眉の線の強さを拾っています。眉を太く直線的に描いた日は細い編みのニットを、素顔に近い日は肩と裾の締まったニットを選ぶ、と分けておくと迷いません。
写真と鏡で結果が違う人
鏡では平気なのに写真で部屋着に見える人は、部屋着側として扱ってください。写真は全身を平らに写すので、肩の落ちや裾の広がりがそのまま出ます。人と会う日は、肩の合ったニットを選んでおくと安心です。
色で、硬さとゆるさが変わる
同じ形でも、色で印象が変わります。男っぽい人は、灰色、紺、黒のような、男性のニットでよく使われる色のときほど硬く見えます。部屋着の人は、くすんだベージュや淡い灰色のような、ぼんやりした色のときほどゆるく見えます。
男っぽい人は、同じ暗さでも、ボルドーやモスグリーンのような色みのある深い色に替えると、灰色や紺より柔らかくなります。部屋着の人は、ぼんやりした淡色より、白やアイボリー、濃い茶のように、明るさがはっきりした色のほうが、ニットの輪郭が立って締まって見えます。
カーディガンとベストで、ニットを重ねる日
ニットのカーディガンやベストは、1枚で着るニットより着方の幅が広い分、外れ方も変わります。
男っぽい人は、前を開けたカーディガンの内側にとろみのあるブラウスを着ると、編みの硬さと首元の詰まりの両方が和らぎます。ニットベストは、シャツの上に重ねると男性の制服に近づくので、内側をブラウスかVネックのカットソーにしてください。部屋着の人は、カーディガンの前を留めて着ると、肩と裾の輪郭がそろって締まります。前を開けて羽織るときは、肩の合ったものを選び、下にハリのある布を合わせてください。
仕事と式の日のニット
仕事の日にニットを着るとき、男っぽい人はクルーネックの粗い編みを避け、細い編みのVネックにジャケットを重ねます。部屋着の人は、肩の合った細い編みのニットに、センタープレスのパンツか、ハリのあるスカートを合わせてください。どちらの人も、白いシャツの襟をニットの首元から出すと、仕事の服らしさが一気に上がります。
式や食事会でニットを着るなら、男っぽい人はとろみのあるニットのワンピースや、首元に飾りのある細い編みのニットを。部屋着の人は、艶のある糸のニットで、裾と袖口の締まったものを選びます。ニットのワンピースの外れ方は中性的な顔でワンピースが似合わない|骨か眉目かで襟と布を分けるが詳しいです。
肩幅で、合う大きさと首元が変わる
中性的な顔の人は、肩の形でも外れ方が変わります。鏡の前で両手を肩先に置き、手の間の幅と、顔の横幅を比べてください。
肩幅が顔の横幅の3倍を超える、しっかりした肩の人は、粗い編みのニットを着ると、肩の骨っぽさと編みの凹凸が重なって、男っぽい側に強く出ます。肩先にぴったり合う大きさより、肩の縫い目が1〜2cmだけ外に出る大きさのほうが、肩の角がなだらかになって柔らかく見えます。首元は、横に広いボートネックより、Vネックのほうが肩幅を強調しません。
肩幅が顔の横幅の3倍に届かない、薄く狭い肩の人は、大きめのニットで肩が落ちると、服に体が負けて部屋着側に出やすくなります。肩の縫い目を肩先にきっちり合わせ、首元はボートネックで横に広げると、肩に幅が足されて、顔の締まりと釣り合います。
ニットを足すときの順番
中性的な顔の人がニットを取り入れるときは、外れにくい形から順に試すと、失敗しても直しやすくなります。
いちばん外れにくいのは、細い編みのVネックかボートネックで、肩の合った大きさのもの。次が、細い編みのクルーネックに、ブラウスの襟を出す着方。その次が、少し大きめの細い編み。最後が、粗い編みの大きなニットを1枚で着る形です。男っぽい人は3段目まで、部屋着の人は2段目までなら、どの日でも外れにくくなります。
ここまで来て、1枚で着ても男っぽくも部屋着っぽくも見えないニットが1枚見つかれば、それが自分の基準になります。次に買うときは、その1枚と編み目の数と肩線の位置を比べてください。アクセサリーで首元を整える方法は中性的な顔に似合うアクセサリー|ピアス・ネックレスは形と大きさで選ぶにあります。
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よくある問い
- Q. 中性的な顔はニットを着ないほうがいいですか
- 着られます。外れているのは、編み目の大きさと首元の形か、肩線と裾の締まりのどちらかです。男っぽく見える人は編みを細くして首元を開け、部屋着に見える人は肩と裾を体に合わせれば、ニットのままでなじみます。
- Q. 手持ちのざっくりしたケーブル編みのニットが着たいです
- 男っぽく見える人は、首元にとろみのあるブラウスの襟を出すか、鎖骨の見える内側を合わせ、下はスカートにすると和らぎます。部屋着に見える人は、ケーブル編みでも肩が合っていて裾がリブで締まっていれば、下にハリのあるパンツを合わせて着られます。
- Q. 大きめのニットが流行っていますが、着てもいいですか
- 部屋着に見える人は、肩線が肩先から3cm以上落ちる大きさは避けてください。男っぽく見える人は、大きさより編み目のほうが効くので、細い編みであれば少し大きめでも着られます。どちらの人も、袖と裾がリブで締まっている形を選ぶと崩れにくいです。
- Q. 仕事の日にニットを着るとラフに見えます
- 部屋着側の外れ方です。肩の合った細い編みのニットを選び、襟のあるジャケットを重ねるか、白いシャツの襟を出してください。下はセンタープレスのパンツか、ハリのあるスカートにすると、ニットでも仕事の服に見えます。
— メグラシ編集部





