Color Almanac
ラベンダーニットのコーデ
らべんだー
HEX #B79EC8 / 相性の良いパーソナルカラー:ブルベ夏(Summer)
この色の輪郭
ラベンダー(HEX #B79EC8)は、青みを含んだ淡い紫に、灰色を少し混ぜた色です。明るさを0(黒)〜100(白)の目盛りで測ると約69で、中くらいよりやや明るめ。鮮やかさは控えめで、赤みより青みに寄っています。ラベンダーのニットに合わせる色を選ぶときは、まず明るさの差を見てください。手元の服とラベンダーを並べ、スマホのカメラをモノクロにして撮ると、差がひと目で分かります。境目がくっきり残る相手は、バーガンディやロイヤルブルーのような暗い色と、アイボリーのような明るい色。境目が溶ける相手は、シルバーグレーやセージグリーンのように明るさの近い色です。暗い相手と組むとラベンダーの淡さが際立ち、明るさの近い相手と組むと柔らかくまとまります。印象は、涼しげで穏やか。甘さもありますが、灰みがあるぶん、ピンクほど可愛らしさに寄りません。
季節で見ると、ラベンダーは春夏には涼しさ、秋冬には柔らかさとして働きます。秋冬のニットでは、モヘアのように毛足の長いものほど毛先が光を拾って色がかすみ、一段淡く見えます。目の詰まったハイゲージのニットでは、色がはっきり出ます。春夏のコットンやシアー素材では、透けや光で一段明るく見えます。似た色との違いも見ておきましょう。ライラックはラベンダーより赤みが多く、ピンク寄り。藤色は青みがより強い淡い紫です。パープルと呼ばれる色は、さらに鮮やかで暗い側にあります。手持ちのラベンダーがピンク寄りならアイボリーやグレージュ、青み寄りならシルバーグレーやロイヤルブルーから試すと外しにくくなります。どちらとも言えないときは、明るさも温度も近いシルバーグレーから始め、物足りなければ暗い色を1点足していくのが安全です。
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合う色 5 つと配色の理由
1. シルバーグレー #B7B8B6
明るさの差は約6とごく小さく、モノクロではほぼ一枚に溶けます。どちらも青みを含んだ控えめな色なので、合わせると温度がそろい、静かで上品な配色になります。ラベンダーのニットにシルバーグレーのパンツやスカートを合わせると、甘さが抑えられて大人びた印象に。ぼやけやすいぶん、靴かバッグに黒か濃いグレーを1点入れて、輪郭をつくりましょう。
シルバーグレーを見る →2. バーガンディ #6E1F2A
明るさの差は約44と大きく、モノクロで撮るとはっきり分かれます。紫と赤紫は色相環で隣り合う仲間なので、濃淡の差だけで組む同系の配色になり、まとまりやすいのが利点です。ラベンダーのニットにバーガンディのスカート、またはバーガンディの靴やバッグを合わせると、秋冬らしい深みが加わります。面積はバーガンディを全身の4割までにすると、ラベンダーの淡さが残ります。
バーガンディを見る →3. ロイヤルブルー #2A4C9B
明るさの差は約35。青みを共有しているので温度がそろい、濃淡でメリハリをつけられる相手です。ラベンダーのニットにロイヤルブルーのパンツを合わせると、甘さよりも爽やかさが前に出て、オフィスにもなじみます。ロイヤルブルーは鮮やかさがラベンダーの2倍ほどあるため、面積はラベンダー6、ロイヤルブルー4くらいが目安。強すぎると感じる日は、ネイビーに置き換えても合います。
ロイヤルブルーを見る →4. セージグリーン #9CAF88
明るさはどちらも約69で同じ。モノクロで撮ると境目が消え、色みの違いだけで成り立つ組み合わせです。青紫と黄緑はほぼ反対の色なので、並べると互いを澄んで見せ、春夏らしい涼しい配色になります。ただし明るさが同じぶん、上下で半々にすると輪郭がぼやけやすい相手です。セージはボトムかバッグに回して面積を3割までにするか、間に白を1本挟むと成立します。
セージグリーンを見る →5. アイボリー #F5EDD8
明るさの差は約25で、モノクロでもきちんと分かれます。白より黄みのあるアイボリーは、ラベンダーの青みをやわらげ、ぬくもりのある柔らかい配色にします。イエベの人がラベンダーを着るときの橋渡し役としても便利で、首元にアイボリーのインナーをのぞかせるだけでも顔まわりがなじみます。青み寄りのラベンダーでクールにまとめたい日は、クールホワイトに置き換えると涼しさが際立ちます。
アイボリーを見る →避けたい組合せと理由
明るさの近い黄みの色と上下で分ける
キャメルやマスタードは、明るさがラベンダーと近い一方、温度は逆向きの黄みの色です。上下で半々に分けると、モノクロでは一枚に見え、カラーでは黄みと青みがぶつかって、両方がくすんで見えやすくなります。茶系と合わせるなら、エスプレッソのように明らかに暗いものを選ぶと、ラベンダーの淡さが引き立ちます。
淡い甘い色だけで全身をまとめる
ローズピンク、ピーチ、パウダーブルーなど、明るさの近い淡い色だけで全身をまとめると、モノクロではすべてが近い灰色になり、どこにも輪郭が生まれません。ふんわり見せたい日でも、靴・バッグ・ベルトのどこかに暗い色を1か所入れると、甘さを残したまま全体が締まります。
鮮やかな紫やフューシャと重ねる
同じ紫の仲間でも、鮮やかさが倍以上ある色と並べると、ラベンダーの灰みが色あせのように見えてしまいます。紫同士で重ねたいなら、バーガンディのように明らかに暗く、鮮やかさの近い色を選びましょう。鮮やかな色を使うなら、リップやネイルなどごく小さな面積に留めると、ラベンダーの穏やかさが残ります。
シーン別の取り入れ方
オフィス・きちんと
オフィスでは、ラベンダーのハイゲージニットに、シルバーグレーかロイヤルブルーのボトムを合わせると、柔らかさと清潔感が両立します。グレーと組む日は明るさの差が小さいので、黒の靴やバッグで輪郭をつくるのが目安です。ロイヤルブルーと組む日は、靴を黒かネイビーにすると上下の鮮やかさの差が落ち着きます。ジャケットを羽織るなら、グレーかネイビーを選ぶと、ラベンダーが中から品よくのぞきます。足元は黒のローファーが合わせやすい相手です。
休日・カジュアル
休日のラベンダーニットは、デニムと合わせるのがいちばん手軽です。インディゴのデニムは明るさが低めなので、モノクロで見てもラベンダーとの境目がはっきり残ります。ゆったりしたニットにストレートやワイドのデニム、足元は白のスニーカーで軽く。秋冬はバーガンディのバッグやマフラーを1点加えると、季節らしい深みが出ます。春はセージグリーンの小物を合わせると、涼しげな対比が楽しめます。ニットの丈が長めなら、デニムは細身にして上下の分量に差をつけると、全体がすっきりまとまります。
特別な日
食事会やお祝いの席には、とろみのあるブラウスや光沢のあるスカートでラベンダーを取り入れると、淡い色に華やぎが加わります。合わせる色は、バーガンディで深く見せるか、アイボリーで柔らかく見せるかの二択にすると決めやすくなります。アクセサリーは、青み寄りのラベンダーならシルバーやパール、ピンク寄りならゴールドが目安です。花畑のように背景に紫が多い場所へ出かける日は、白を多めにして服の輪郭を残すのもひとつの方法です。
パーソナルカラー別の相性
イエベ春(Spring)
イエベ春の人は、青みの強いラベンダーより、赤みを含んで明るいライラック寄りのものが顔になじみやすい傾向です。灰みの強いラベンダーは顔色が沈んで見えることがあるので、顔の近くにはアイボリーやピーチを挟み、ラベンダーはカーディガンを肩にかける、ボトムに使うなど、顔から距離をとると扱いやすくなります。明るいベージュやピーチの小物を合わせると、春らしい明るさにつながります。
ブルベ夏(Summer)
ブルベ夏の人にとって、ラベンダーは相性のよい色のひとつです。灰みと青みを含む柔らかさが肌の印象と重なり、顔まわりに大きく置いてもなじみやすい傾向があります。髪をラベンダー系に染めている場合は、服が髪と同じ明るさだと境目が消えやすいので、服は一段明るいか一段暗いラベンダーを選ぶと、髪と服の両方が引き立ちます。
イエベ秋(Autumn)
イエベ秋の人は、淡く澄んだラベンダーが顔から浮いて見えることがあります。取り入れるなら、灰みと赤みを含んだ少し深めのラベンダーを選び、顔から離したボトムや小物に。エスプレッソやバーガンディのような深い色と組むと、秋の人の持つ深みとつながります。顔の近くに置くなら、アイボリーのインナーを挟むとなじみやすくなります。
ブルベ冬(Winter)
ブルベ冬の人は、青みがはっきりした、やや澄んだラベンダーを選ぶと顔になじみやすい傾向です。灰みの多い淡いラベンダーはぼんやり見えることがあるので、黒やクールホワイト、ロイヤルブルーのようなはっきりした色と組んで、明暗の差をつくるのがコツです。ラベンダーのニットに黒のパンツという組み合わせなら、冬の人の強さを保ちながら柔らかさを足せます。
Editorial Note
ラベンダーは、甘さと涼しさのあいだにいる色です。合わせる相手が暗ければ大人びて、明るさが近ければ柔らかく、反対色なら軽やかに。迷ったら、手元の服と並べてモノクロで1枚撮ってください。境目が見えればそのまま、溶けていれば黒か白を1か所足す。それだけで、ラベンダーのニットは毎日の定番になります。