ヘアアレンジ ミディアムの結婚式|束の太さで毛量を測って型を選ぶ

**髪を首の後ろで一つに束ねて、その束のまわりを測ってみてください。**7cm未満か、7〜9cmか、9cm以上か。結婚式のヘアアレンジは、その数字で選ぶ型が変わります。
ミディアムの髪で結婚式のヘアアレンジを自分でするとき、多くの人は長さで型を探します。ところが、同じ肩下の長さでも、ある人には簡単にまとまる型が、別の人にはまったく留まりません。違いを生んでいるのは、長さよりも毛量です。毛量は、結んだ束の太さで、自分で測れます。
当日の持ちを長さごとに前日に確かめる方法は結婚式のヘアアレンジ|6時間崩れないかを、髪の長さ別に前日に測るに、自分の手が届く範囲で留める位置を決める方法は結婚式の髪型をミディアムで自分でやるならにまとめてあります。この記事では、そのどちらよりも前の段階、型を選ぶところだけを扱います。
結論:型を選ぶ前に、束の太さを1回だけ測る
先に結論を書きます。
首の付け根で髪を一つに結び、結び目のすぐ下で束のまわりを測ります。7cm未満なら毛量は少なめ、7〜9cmなら普通、9cm以上なら多めです。
少なめの人は、根元にふくらみを作ってから留める型を選びます。普通の人は、工程の少ない型を選びます。多めの人は、髪を2つに分けてから留める型を選びます。ピンの本数も、毛量で変わります。
この数字は目安です。髪の太さやくせによって、同じ周りでも見え方は少し変わります。ただ、まったく測らずに型を選ぶよりは、ずっと外れにくくなります。何より、自分の毛量を一度数字で知っておくと、次に別の型を試すときにも使えます。
毛量が型を左右する理由
同じ長さなのに、毛量で結果が変わるのには理由があります。
まとめ髪は、髪をピンやゴムで押さえて形を作るものです。押さえる力は、ピン1本あたりでおおよそ決まっています。毛量が多い人は、1本のピンで押さえなければならない毛が多くなるので、時間がたつと毛の重さと反発でピンが少しずつ浮いてきます。逆に毛量が少ない人は、押さえる毛が少なすぎて、ピンが毛の間をすべり、形が平たくつぶれていきます。
つまり、毛量が多い人に必要なのは「押さえる量を減らすこと」、少ない人に必要なのは「押さえるものを増やすこと」です。どちらも同じ型のままでは解決しません。型そのものを、毛量に合わせて選ぶ必要があります。
毛量は、季節によっても少し変わって感じられます。夏のあいだに日差しや汗で表面が傷んでいると、秋に入ってから髪がぱさついて、同じ毛量でもふくらんで見えることがあります。夏の終わりに一度測ったきりの人は、式の2週間ほど前にもう一度測ってください。数字が変わっていなくても、手ざわりが変わっていれば、まとめたときの見え方は変わります。そのときは、保湿の手入れを先に整えてから型を試すほうが、仕上がりが安定します。
ミディアムの長さは、この差がいちばん出やすい長さです。ロングなら長さで重さを分散できますし、ショートならそもそもまとめる量が少ない。肩につく前後から鎖骨の下までのミディアムは、まとめられるぎりぎりの長さなので、毛量の差がそのまま仕上がりの差になります。
束の太さの測り方
測るのは、乾いた状態の髪です。洗った直後や、スタイリング剤をつけたあとは避けてください。
まず、髪全体をブラシでとかして、首の付け根、えり足のいちばん上あたりで一つに結びます。ゴムは、普段使っているもので構いません。きつく結びすぎず、指が1本入るくらいの強さにします。
次に、結び目のすぐ下、1cmほど離れたところで、束のまわりにメジャーを一周させます。メジャーは束をしめつけず、軽く沿わせるくらいにしてください。重なったところの数字が、束の太さです。
布のメジャーがなければ、毛糸や紐を一周させて、重なったところに印をつけ、定規で測ります。定規もないときは、親指と人差し指で輪を作ってみてください。指の先が重なるなら少なめ、ちょうど届くなら普通、届かないなら多めの目安です。
結ぶ位置を首の付け根にするのには理由があります。高い位置で結ぶと、えり足の短い毛が束に入らず、実際より少なめの数字が出ます。耳の高さで結ぶと、顔まわりの毛が入りきらないことがあります。首の付け根なら、ミディアムの長さでもほぼすべての毛が1つの束に入るので、毛量そのものに近い数字になります。
前髪がある人は、前髪を除いて結んでください。前髪はまとめ髪の中に入れないことが多く、入れると数字が大きく出ます。
測るのは1回で構いませんが、結ぶ位置がずれると数字も変わります。気になる人は、結び直して2回測り、大きいほうの数字をとってください。
境目は7cmと9cm
測った数字を、次の表に当てはめてください。
| 束のまわり | 毛量 | 向く型 | 避けたい型 |
|---|---|---|---|
| 7cm未満 | 少なめ | ねじって寄せる低めのまとめ髪、くるりんぱを重ねる型 | 高い位置の一つ結び、細かい編み込みを何本も作る型 |
| 7〜9cm | 普通 | 一つ結びからねじって留める型、低めのシニヨン | 工程が5つ以上ある型 |
| 9cm以上 | 多め | 上下に分けてから重ねる型、ハーフアップ | 一つの束を丸めるだけのシニヨン |
この表は、どの型が「正しい」かを決めるものではありません。同じ時間をかけたときに、留まりやすい型と、留まりにくい型の傾向です。
避けたい型にも、理由があります。少なめの人が高い位置で一つ結びをすると、結び目のまわりの地肌が見えやすくなります。普通の人が工程の多い型を選ぶと、自分でやったときにどこかで崩れやすくなります。多めの人が一つの束を丸めると、丸めた部分が大きくなりすぎて、後ろから見たときに頭が大きく見えます。
7cm未満|少なめの人は、ふくらみを先に作る
毛量が少なめの人の課題は、まとめたあとに形が平たくなることと、地肌が見えやすいことです。
根元にふくらみを作る
まとめる前に、分け目のあたりと、後頭部のいちばん高いところの2か所で、毛束を指2本分ずつ持ち上げます。持ち上げた束の根元側に、目の細かいくしで軽く逆毛を立ててください。毛先側には立てません。立てたら、表面の毛をブラシでやさしくなでて、逆毛を隠します。
この下準備で、後頭部に1〜2cmほどの高さが生まれます。少なめの人のまとめ髪が平たく見えるのは、この高さが足りないからです。
結ぶより、ねじって寄せる
ゴムできつく結ぶと、毛がひとまとまりに細く絞られて、量が少なく見えます。少なめの人は、耳の後ろあたりから毛束を取り、ねじりながら首の後ろへ寄せてピンで留める型のほうが、量が多く見えます。
左右から1本ずつねじって中央で合わせ、その下の毛をゆるく結べば、それだけで形になります。
引き出すのは最後に、少しだけ
表面の毛を指先で引き出すと、ふんわりして見えます。ただ、少なめの人が引き出しすぎると、中の地肌が透けて見えます。引き出すのは、留め終わったあとに、後頭部の頂点のまわりだけ、と決めておいてください。
7〜9cm|普通の人は、工程を減らす
毛量が普通の人は、多くの型が留まる毛量です。そのぶん、型の選び方より、自分でやるときの工程の数が仕上がりを左右します。
自分でやるまとめ髪は、工程が増えるほど、途中のどこかで崩れやすくなります。見えない後ろ側で手を動かすので、1つ前の工程で留めたピンを、次の工程で手が触れて外してしまうからです。
普通の人におすすめなのは、結ぶ、ねじる、留めるの3つで終わる型です。首の付け根で一つに結び、結んだ束をねじって結び目に巻きつけ、ピンで留める。これだけで、低めのシニヨンになります。
もう少し華やかにしたいときは、工程を増やすのではなく、飾りを1つ足してください。工程を4つ以上にしたいときは、前日に一度通しで試して、どの工程で崩れやすいかを確かめておきます。工程の数で型を選ぶ考え方はミディアムのヘアアレンジ、不器用なら工程は2つまでにも書いています。
顔まわりに残す毛の量
普通の人は、顔まわりに残す後れ毛の量で、全体の印象を調整できます。後れ毛を残さずに全部まとめると、きちんとした印象になります。耳の前に片側1本ずつ細く残すと、やわらかい印象になります。
残すときは、こめかみの生え際から、指1本分の幅だけを取ってください。それより太く残すと、まとめ髪の中の毛が減って、後ろの形が小さくなります。普通の毛量でも、片側で指2本分を超えて残すと、少なめの人と同じように、後ろが平たく見え始めます。
残した毛は、毛先だけを軽く内側に巻いておくと、顔に沿って落ち着きます。巻かずにまっすぐ下ろすと、時間がたつにつれて顔の横で広がりやすくなります。
9cm以上|多めの人は、2つに分けてから留める
毛量が多めの人の課題は、まとめた部分が大きくなりすぎることと、時間がたつとピンが浮いてくることです。
耳の上の線で上下に分ける
まとめる前に、両耳の上端を結んだ線で、髪を上下に分けてください。下半分を先に、首の付け根で小さくまとめます。ねじってピンで留めるか、小さく結んでおくだけで構いません。
次に、上半分を下ろして、下でまとめた部分にかぶせるように重ねて留めます。下半分を先に片付けることで、外から見えるまとめ髪の厚みが、半分ほどに減ります。
内側の毛は平たく留める
それでも厚みが出るときは、表面に出る毛だけを残して、内側の毛をねじって平たく頭に沿わせて留めてください。外から見えるのは表面の毛だけなので、内側を平たくすると全体の量が少なく見えます。
ハーフアップも選びやすい
多めの人は、全部をまとめるより、上半分だけをまとめるハーフアップが向いています。下ろした毛が重さを引き受けるので、上でまとめた部分のピンにかかる力が減ります。結婚式で髪を下ろしてよいかどうかは、背中の開きやドレスの形によるので、迷う人は結婚式お呼ばれヘアが地味・やりすぎに見えるも見てください。
毛先側も測る|段が入った髪は2か所で見る
ミディアムの髪には、段が入っていることがよくあります。段が入っていると、根元のあたりの毛量と、毛先のあたりの毛量が大きく違います。
こういう髪は、2か所で測ってください。1か所目は、これまでと同じ結び目のすぐ下。2か所目は、毛先から5cm上のところです。
2つの数字が1cm以内の差なら、段はあまり影響しません。結び目の数字で型を選んでください。
2cm以上の差があるときは、細いほうの数字で型を選びます。たとえば結び目では8cmなのに、毛先側では5cmしかないなら、少なめの型を選びます。まとめ髪で最終的に形を作るのは毛先側なので、毛先が少ないと、根元が普通でも形がつぶれやすいからです。
段が入っている人は、毛先が短い毛からピンをすり抜けて出てきやすいので、ピンの本数を表より2本ほど多めに用意しておいてください。
どちらとも取れるとき
測ってみると、境目の近くの数字が出ることがあります。ここでは、迷いやすいいくつかの場合の分け方を書きます。
7cmや9cmちょうどだった
境目ちょうどのときは、髪1本1本の太さで決めます。指で数本をつまんで、こすってみてください。1本ずつがしっかり感じられるなら、太い髪です。指の間ですぐにまとまって、1本ずつが分かりにくいなら、細い髪です。
太い髪の人は、多いほうの型を選びます。同じ周りでも、太い髪は反発が強く、ピンを押し返す力が大きいからです。細い髪の人は、少ないほうの型を選びます。細い髪は形を保つ力が弱いので、ふくらみを先に作るほうが安心です。
細い髪なのに、周りは9cmを超えた
髪が細いのに周りが大きい人は、本数がとても多いということです。この場合は、多めの型を選んでください。ただし、細い髪は表面の毛がつぶれやすいので、上下に分けて重ねたあと、表面だけ指先で少し引き出して、厚みのバランスをとります。
くせ毛で、測るたびに数字が変わる
くせがあると、束がふくらんで、測るたびに数字が変わることがあります。くせ毛の人は、ブラシでとかしたあと、手のひらで束を軽く握ってから測ってください。握った状態の数字のほうが、まとめたときの量に近くなります。
くせ毛は、湿気でふくらみやすい一方で、秋の乾いた空気の日はおさまりやすくなります。式の前日と当日の天気が違うときは、当日の朝にもう一度測って、数字が1cm以上変わっていたら、変わったほうの数字で型を選び直してください。
カラーやパーマで、髪の手ざわりが変わった直後
カラーやパーマをかけた直後は、髪の表面が乾燥しやすく、まとめたときにまとまりにくくなります。式の直前にカラーを入れる予定があるなら、測るのはカラーのあとにしてください。手ざわりが変わったあとの数字で選ぶほうが、当日の状態に近くなります。
例|結び目で8cm、毛先側で5cmだった
ひとつ例を通してみます。肩より5cmほど下の長さで、段が入っている髪の人が測ったところ、結び目のすぐ下では8cm、毛先から5cm上では5cmでした。
結び目の数字だけを見ると、毛量は普通です。普通向けの型、つまり一つに結んでねじって巻きつける低めのシニヨンを選びたくなります。ところが、毛先側は5cmしかないので、巻きつけるときに毛先が足りず、巻いた部分が細く小さくなります。しかも段の短い毛が、巻きつけた部分からはみ出してきます。
この人は、2つの数字の差が3cmあるので、細いほうの5cmで型を選びます。少なめ向けの型、つまり根元にふくらみを作ってから、左右からねじって寄せる型です。ねじって寄せる型は、毛先を巻きつけずにピンで押さえるので、毛先が少なくても形が保てます。段の短い毛は、ねじる段階で束の内側に入れ込めます。
ピンは、少なめの目安の8本に、段のぶんの2本を足して、10本を用意します。前日に試してみて、10本で足りればそのまま、足りなければ、ねじる束の数を左右1本ずつ増やしてください。
このように、2か所の数字が離れているときは、結び目の数字ではなく、毛先側の数字が型を決めます。
それでも決めきれない
どうしても決めきれないときは、少なめ側の型を選んでください。少なめ向けの型は、ふくらみを作ってから留めるので、毛量が多めの人がやっても形は崩れにくいからです。逆に、多め向けの型を少なめの人がやると、分けた下半分がほとんど残らず、形が成立しないことがあります。
長さとの組み合わせ|毛先が肩から何cmか
毛量と同じように、長さも自分で測れます。まっすぐ立って、毛先が肩の線から上下に何cmの位置にあるかを見てください。毛量と長さを組み合わせると、型の選び方がさらに絞れます。
肩の線より上で止まる長さの人は、まとめる毛の長さが短いので、毛量が多めでも1つの束にまとまりやすくなります。そのかわり、えり足の短い毛が落ちやすいので、多めの人でも上下に分けたあと、下半分は結ばずにねじって上向きに留めてください。少なめの人は、ねじって寄せる型が向いていますが、長さが短いぶん寄せた先の毛が残りにくいので、寄せた毛先は内側に折り込んで留めます。
肩の線から鎖骨までの長さの人は、ミディアムのいちばん標準的な長さです。この記事の表のとおりに選んでください。
鎖骨より下まで届く長さの人は、まとめる毛の長さがあるので、少なめの人でも巻きつける型が使えるようになります。ただし、長さがあるぶん重さも増えるので、多めの人は上下に分けるだけでなく、下半分を先に小さく丸めておく工程を足すと、全体が重く下がりにくくなります。
長さは、毛量ほど型を大きく左右しません。毛量で型の方向を決めたあと、長さで細かいところを調整する、という順番で考えてください。
ピンの本数も、毛量で決まる
用意するピンの本数の目安も、毛量で変わります。
少なめの人は、細くて短いピンを中心に、8本前後あれば足ります。ピンが太いと、少ない毛の中でピンだけが目立ちます。
普通の人は、短いピンと、先が開いた形のピンを合わせて、10本前後です。先が開いたピンは、ねじった束を頭に沿わせて留めるのに使います。
多めの人は、短いピンと先が開いたピンを合わせて、15本前後です。上下に分けて留めるので、下半分と上半分で、それぞれに本数が要ります。
ピンを刺す向きも、毛量で少し変えます。少なめの人は、ピンを頭の丸みに沿わせて、浅く寝かせるように刺してください。深く刺すと、少ない毛の中でピンが地肌に当たり、留める力より痛さが先に来ます。普通の人は、ねじった束に対して直角に刺し、最後にピンの向きを少しだけ倒して、頭に沿わせます。多めの人は、ピンを2本交差させて、×の形に刺すと、1本ずつ刺すより浮いてきにくくなります。交差させたピンは、毛量の多い下半分の留めに使うと効果が大きくなります。
本数がこれより大きく増えるようなら、型が毛量に合っていない可能性があります。前日に試して、ピンが20本を超えるようなら、別の型を選び直してください。
秋の式で気をつけること
秋は結婚式の多い季節です。夏とも冬とも違う、秋ならではの注意点があります。
乾燥と静電気
秋の空気は、夏よりも乾いています。乾いた日は、まとめ髪の表面から細かい毛が浮きやすく、静電気でドレスや羽織ものにまとわりつきます。
対策は、まとめる前に、毛先から中間に少量の保湿用のヘアオイルかミルクをなじませることです。根元にはつけません。根元につけると、毛量が少なめの人はふくらみがつぶれ、多めの人はまとめた部分が重たく見えます。
仕上げのスプレーは、表面にだけ、20cmほど離して軽くかけます。かけすぎると、髪が固まって、時間がたつにつれて割れたような筋が出ます。
羽織ものとの当たり
秋の式では、ストールやボレロ、薄手のジャケットを羽織ることが多くなります。こうした羽織ものの襟は、低い位置のまとめ髪に当たりやすく、座ったり立ったりするたびに、まとめた部分が押されて崩れます。
毛量が多めの人は、まとめた部分の位置を、首の付け根より指2本分ほど上にしてください。羽織ものの襟が当たらない位置まで上げるだけで、崩れにくくなります。少なめの人は、まとめた部分がもともと小さいので、首の付け根のままで構いません。
髪飾りの大きさも毛量で選ぶ
秋の式では、ドレスの色が深くなるぶん、髪飾りで明るさを足したくなります。髪飾りの大きさも、毛量に合わせると全体がまとまります。
少なめの人は、まとめた部分が小さいので、髪飾りはそれより小さいものを選んでください。まとめた部分より大きな飾りをつけると、飾りだけが浮いて見え、髪が少ないことがかえって目立ちます。小さな飾りを2つ、少し離してつけるほうが、華やかさは出せます。
普通の人は、まとめた部分と同じくらいの大きさの飾りを1つ、結び目の横に添えるのが、いちばん収まりがよい形です。
多めの人は、まとめた部分がもともと大きいので、飾りは平たいものを選んでください。厚みのある飾りを足すと、後ろから見たときのふくらみがさらに大きくなります。平たい飾りを、まとめた部分の表面に沿わせるようにつけると、量が多く見えません。
どの毛量でも、飾りの重さはピンの持ちに影響します。重い飾りをつけるなら、その飾りを留めるピンとは別に、まとめ髪を支えるピンを2本ほど足しておいてください。
屋外の移動
秋の式は、ガーデンでの挙式や、会場の外での写真撮影が入ることもあります。風に当たる時間が長いと、顔まわりの後れ毛が乱れやすくなります。顔まわりに残す毛は、毛量に関係なく、片側2本までにしておくと、乱れても目立ちにくくなります。
前日に一度だけ通しでやる
毛量と型が決まったら、前日に一度だけ、本番と同じ手順で通してやってください。
前日に確かめるのは、3つです。1つ目は、全部の工程にかかる時間。2つ目は、使ったピンの本数。3つ目は、2時間たったあとの状態です。
時間は、本番の朝の計画に使います。前日にかかった時間に、5分ほど足しておいてください。ピンの本数は、表の目安と比べます。目安より大きく多かったら、型を見直す合図です。2時間たったあとの状態は、鏡で後ろ側も見て、浮いてきたピンがないか、形がつぶれていないかを確かめます。
後ろ側は、自分の目では直接見えません。スマートフォンを洗面台の鏡と向かい合わせになるように持ち、合わせ鏡にするか、動画を撮りながら頭をゆっくり左右に回してください。動画なら、あとで止めながら見られるので、どのピンが浮いているかを落ち着いて確かめられます。
見るのは、まとめた部分の輪郭がなめらかか、ピンの頭が外から見えていないか、えり足から短い毛が落ちていないかの3つです。毛量が少なめの人は輪郭、普通の人はピンの頭、多めの人はえり足の毛が、それぞれ崩れの出やすい場所です。自分の毛量の場所を先に見るようにすると、確かめる時間が短くなります。
当日の持ちを長い時間で確かめたいときは、前日に試すときに、6時間を目安に見ていく方法もあります。その方法は結婚式のヘアアレンジ|6時間崩れないかを、髪の長さ別に前日に測るで詳しく書いています。
当日、崩れてきたときの直し方
式の途中で崩れてきたときに、慌てずに直す方法を、毛量ごとに書いておきます。どの場合も、予備のピンを3本ほど、小さな袋に入れて持っていくと安心です。
少なめの人で、形が平たくつぶれてきたときは、後頭部の頂点のまわりの毛を、指先で少しずつ引き出してください。ピンを足すより、ふくらみを戻すほうが早く直ります。
普通の人で、ねじった部分がゆるんできたときは、ゆるんだ束をもう一度軽くねじり直して、予備のピンを1本足します。全部をやり直す必要はありません。
多めの人で、ピンが浮いてきたときは、浮いたピンを抜いて、少しだけ位置をずらして刺し直してください。同じ穴に刺し直すと、また同じように浮いてきます。
披露宴のあとも予定が続くとき
秋の式は、日が短いぶん、披露宴が終わる頃には外が暗くなっていることがあります。そのまま二次会や食事に移るなら、まとめ髪を少しくだけた形に変えると、場の雰囲気に合わせやすくなります。
少なめの人は、まとめた形はそのままにして、顔まわりの毛を片側1本ずつ引き出すだけにしてください。少なめの人がまとめ髪をほどくと、ピンの跡が残った髪が平たく下りてきて、かえって疲れた印象になります。
普通の人は、ねじって巻きつけた部分のピンを2本だけ抜いて、巻きつけをゆるめると、低めのゆるいまとめ髪に変わります。全部をほどかないことが、形を保つこつです。
多めの人は、上半分だけをほどいて、ハーフアップに変える方法があります。下半分は小さくまとめてあるので、上半分を下ろすだけで、自然に見える形になります。ほどいた上半分は、手ぐしで軽くととのえてください。
どの毛量でも、外したピンは小さな袋にまとめて入れておきます。帰ってから、何本使ったかを数えておくと、次に同じ型をするときの準備がさらに正確になります。
まとめ
ミディアムの髪で結婚式のヘアアレンジを自分でするなら、型を選ぶ前に、首の付け根で結んだ束の太さを測ってください。7cm未満は少なめ、7〜9cmは普通、9cm以上は多め。少なめの人はふくらみを先に作り、普通の人は工程を減らし、多めの人は2つに分けてから留めます。
段が入った髪は2か所を測って細いほうの数字で、境目ちょうどのときは髪1本の太さで、決めきれないときは少なめ側の型で選びます。秋の式なら、毛先の保湿と、羽織ものの襟が当たらない位置を、もう一つの条件として足してください。
毛量の数字は、一度測れば、次の式でも、普段のまとめ髪でも使えます。前日に一度だけ通しで試して、当日は予備のピンを3本だけ持っていけば、自分で整えたまとめ髪で、一日を過ごせます。
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よくある問い
- Q. メジャーがないとき、束の太さはどう測ればいいですか
- 毛糸や紐を束に一周させて、重なったところに印をつけ、その長さを定規で測ってください。定規もないときは、親指と人差し指で輪を作る方法があります。指の先どうしが重なる、ちょうど届く、届かない、の3つで見ます。重なるなら少なめ、ちょうど届くなら普通、届かないなら多めの目安です。ただし指の長さには個人差があるので、一度だけ紐で測っておいて、自分の指の輪がどの数字にあたるかを知っておくと、次からは指だけで足ります。
- Q. 毛量が多いのに、まとめると頭が大きく見えてしまいます
- 一つの束のまま留めようとしているのが原因のことが多いです。毛量が多い人は、耳の上の線で上下に分けて、下半分を先に低い位置で小さくまとめてから、上半分をその上にかぶせてください。下半分を先に片付けると、まとめた全体の厚みが半分ほどに減ります。それでも厚みが出るときは、表面に出る毛だけを残して、内側の毛をねじって平たく留めると、外から見える量が減ります。
- Q. 毛量が少なくて、まとめると地肌が見えそうで不安です
- まとめる前に、根元にふくらみを作ってください。分け目のあたりと後頭部の頂点の2か所で、毛束を少しずつ持ち上げて、根元の側に軽く逆毛を立てます。そのあと表面をブラシでなでるだけで、地肌が見えにくくなります。留めるときは、引っ張って結ぶより、ねじって寄せるほうが毛の量が減って見えません。指先で表面の毛を少しずつ引き出すのは、留め終わったあとに、後頭部の頂点のまわりだけにしてください。
- Q. 式の当日に美容院へ行く時間がありません。自分でやって大丈夫ですか
- 毛量に合った型を選んで、前日に一度だけ通しで試しておけば、自分でも十分に整います。自分でやるときにいちばん大事なのは、工程を少なくすることです。毛量が普通の人なら、結ぶ、ねじる、留めるの3つで終わる型を選んでください。毛量が少ない人と多い人は、それぞれ「ふくらみを作る」「2つに分ける」が1つずつ増えます。当日は前日より5分ほど長く時間をとっておくと、焦らずにすみます。
— メグラシ編集部





