メグラシ
自分を知る

リボンのヘアアレンジ|結び目の位置と輪の直径÷束の直径の比で印象が決まる

メグラシ編集部//読了 9分
結んだ髪束にリボンをあて、輪の大きさを確かめている女性

リボンのアレンジがまとまらないとき、動かすべきなのは色や素材ではありません。**結ぶ高さと、リボンの輪の直径を結んだ髪束の直径で割った比。**この2つです。

比が崩れると、リボンが髪に埋もれるか、逆にリボンだけが浮きます。色を変える前に、まずこの比を確かめてください。

測るのは2つ。所要1分

比=リボンの輪のいちばん広い部分の直径 ÷ 結んだ髪束の直径。高さ=結び目が頭のどのあたりにあるか、高い・中央・低いの3段階で見ます。

結ぶ手順|束を作ってからリボンを通すまで

比を測る前に、束とリボンを合わせる動作を工程に分けておくと、毎回同じ結果になります。

  1. 結ぶ範囲を決めて髪を集める。 指を1本、狙う束の中心に当ててから、そこを軸に髪を集めます
  2. ゴムで軽く止める。 強く締めすぎると束の直径が細くなり、比が崩れます
  3. リボンの中心を、結び目の正面に合わせる。 ずれた位置から巻き始めると、輪が左右非対称になります
  4. リボンを束に1〜2周巻きつけ、裏側で軽く結ぶ。 巻く強さは、束の形を保ちつつ指が1本入る程度が目安です
  5. 輪の向きと大きさを、鏡を見ながら指で軽く整える。 強くつまむとリボンの形が崩れるので、指の腹で優しく触れる程度にとどめます

この5工程のうち、③の中心合わせが最も比に影響します。中心がずれると、比の数値が合っていても左右のバランスが崩れて見えます。

比の基準|1.0前後

比見え方
0.8未満リボンが髪に埋もれる
0.8〜1.5束とリボンが釣り合う基準帯
1.5超リボンだけが浮いて見える

束とリボンの大きさが近いほど、一体感のある形になります。比が基準帯から外れるほど、どちらか片方だけが目立つ結果になります。

判定①|比が小さいとき

輪の直径が束の直径より明らかに小さいと、リボンが結び目の陰に隠れて見えます。輪の大きいリボンに替えるか、束を少し細くしてください。

束を細くする場合は、結ぶ範囲を狭めて、集める髪の量を減らします。全体の量を減らす必要はなく、結ぶときに取る量だけを調整すれば足ります。

輪の大きいリボンに替える場合、直径の差は2cm刻みで考えると選びやすくなります。現在の輪より2cm大きいものに替えると、比はおよそ0.2〜0.3ほど上がります。一度に大きく替えすぎると、今度は比が1.5を超えて浮いた印象になりやすいので、2cm刻みで様子を見ながら替えるのが安全です。

判定②|比が大きいとき

輪の直径が束よりかなり大きいと、リボンだけが独立した存在として浮いて見えます。束を太くするか、輪の小さいリボンに替えてください。

束を太くするには、結ぶ範囲を広げて、より多くの髪を一緒に集めます。範囲を広げても比が変わらない場合は、リボンそのものを替えるほうが早く整います。

束の直径を測る目安は、結んだあとの束を指でぐるりと囲んでみて、親指と中指がちょうど届くかどうかです。届かないなら太い側、余るなら細い側と判断できます。届く程度の太さであれば、多くの一般的な輪の大きさのリボンで比0.8〜1.5の範囲に収まります。

結ぶ高さの3段階

高さ印象
高い位置動きが出る。活発な印象
中央標準。もっとも扱いやすい
低い位置落ち着いた印象

どの高さでも、比が1.0前後であれば同じように成立します。**高さは印象を決め、比は釣り合いを決める。**役割が違う2つの数字です。

高さを変えるときは、結ぶ位置だけでなく、リボンを巻く範囲も一緒に動かすと結果が安定します。高い位置で結ぶ日は、リボンを結び目のすぐ上、地肌に近い位置で巻くと、動きの強さとリボンの位置が揃います。低い位置の日は、結び目から2〜3cm離して巻くと、落ち着いた印象のまま重心が下がりすぎません。

毛量が多い日・少ない日

毛量が多い日は、結んだ束の直径が自然と太くなります。この日は輪の大きいリボンを選ぶと比が保てます。

毛量が少ない日は束が細くなるので、輪の小さいリボンに替えてください。1本のリボンで通す場合は、結ぶ範囲を調整して束の直径そのものを変えると、リボンを替えなくても比を近づけられます。

髪の長さによっても束の締まり方が変わります。ロングは毛先の重さで結んだ束がしっかり締まりやすいので、見た目より直径が細くなりがちです。実際につまんで測る前に「細めに出る」と見込んでおくと、輪の大きいリボンを選びすぎずに済みます。ショートやボブで結べる長さがぎりぎりの場合は、逆に束がふんわりと太くなりやすいので、輪はやや小さめから試すほうが比が合いやすくなります。

リボンの向き

輪を横に広げるか、縦に立てるかでも印象が変わります。横に広げると顔まわりに沿った落ち着いた印象になり、縦に立てると動きのある印象になります。

どちらの向きでも、比の基準は変わりません。向きは好みで選んで構いませんが、迷ったらまず横に広げてみると、多くの服装と合わせやすくなります。

向きを固定する工程も分けておくと安定します。横に広げる日は、リボンの結び目を作ったあと、輪の両端を左右に指で軽く引いて開き、指2本分ほどの角度をつけます。縦に立てる日は、輪の付け根を指でつまんで立ち上げ、束の生え際と垂直になるよう合わせます。時間が経つと輪は徐々に横へ寝てくる性質があるので、縦に立てた日は、日中に1度だけ根元をつまんで立て直すと形が保てます。

前髪との組み合わせ

前髪を上げている日は、リボンの高さを頭頂寄りにすると、額の見え方とリボンの位置がそろいます。前髪を下ろしている日は、リボンを中央か低い位置に置くと、前髪の線とリボンの線が重ならずに済みます。

前髪の分け方は前髪のアレンジ|額の広さで分けるを参考にしてください。

前髪をどちらとも決めかねる長さ(目にかかるかかからないかの中途半端な長さ)の日は、リボンの高さで解決できます。頭頂寄りの高い位置に結ぶと、前髪が短く見える方向に働くので目にかかりにくく感じられ、低い位置だと前髪の重さが目立ちにくくなります。前髪の扱いに迷ったら、まずリボンの高さを動かして様子を見るほうが、前髪自体を触るより手早く済みます。

素材による見え方の違い

同じ比でも、リボンの生地の厚みで印象が変わります。張りのある生地は輪の形がはっきり出るので、比を基準どおりに合わせるだけで結果が安定します。柔らかい生地は輪がつぶれやすいので、基準よりやや大きめの比にしておくと、時間が経ってもリボンらしい形が保てます。

季節によって生地を替える場合も、比だけは崩さないようにしてください。生地が変わっても、比が同じなら束との釣り合いは保たれます。

厚みのある生地は、同じ直径でも輪の存在感が大きく感じられるので、厚手の生地を使う日は比をやや低め(0.9前後)に寄せると、基準どおりの1.0で作るよりも実際の見た目が釣り合います。薄手でハリのない生地は、輪自体が控えめに見えるので、比を1.1〜1.2程度まで上げても浮いた印象になりにくくなります。

服との色の関係

リボンの色を服と近い色にすると、比が基準から多少外れても目立ちにくくなります。逆に服とはっきり差のある色を選ぶ場合は、比を基準の1.0前後に厳密に合わせるほうが、全体としてまとまって見えます。

どちらとも取れるとき①|比は合っているのに印象が弱い

原因は3つに分かれます。

(a) 輪の色が髪となじみすぎている場合 比を変えずに、輪の色味だけを髪と差のある色に替えると、線がはっきり読み取れます。

(b) 結ぶ高さが中央のまま動かしていない場合 比が合っていても、高さに動きがないと印象が平坦になります。高い位置か低い位置へ寄せて、印象にメリハリをつけてください。

(c) 輪の向きが横に寝たままの場合 時間が経って輪が寝てしまうと、正面から見える面積が減って印象が弱まります。付け根をつまんで立て直すと解決します。

どちらとも取れるとき②|結び目が緩んでくる

原因は2つに分かれます。

(a) 根元にゆるみがある場合 束を集める前の根元がゆるいと、時間が経つほど緩みます。結ぶ前に根元を軽く起こしてから集めると、崩れるまでの時間が延びます。

(b) リボンを巻く強さが足りない場合 判定に書いた手順④で、指が1本入る程度より緩く巻いていると、リボン自体が滑って位置がずれます。巻き終えたあと、裏側の結び目をもう一度軽く引いて締め直してください。

どちらか判断がつかない場合は、まずゆるんだ状態でリボンだけをほどき、束の締まりを確認します。束自体が緩んでいれば(a)、束はしっかりしているのにリボンだけずれていれば(b)です。

毎朝の手順

順番はこうです。

  1. その日の毛量と長さで、束の直径を見積もる。 ロングは細めに、ボブは太めに出ると見込む
  2. 束の直径に合うリボンを選ぶ。 指でぐるりと囲んで太さを確認してから選ぶと早い
  3. 高さを決めて結ぶ。 指を1本、狙う位置の中心に当ててから髪を集める
  4. リボンの中心を結び目の正面に合わせて1〜2周巻く。 指が1本入る強さで巻く
  5. 輪の向きを整える。 横に広げるなら指2本分の角度、縦に立てるなら生え際と垂直に

この5つで、迷う場所は残りません。

まとめ

  • リボンのアレンジは、結ぶ高さと輪÷束の比の組み合わせで決まる
  • 比の基準は1.0前後。0.8未満は埋もれ、1.5超は浮く
  • 毛量が多い日は輪を大きく、少ない日は小さく合わせる
  • 高さは印象を、比は釣り合いを決める。役割は別々
  • 生地の厚みで比の最適値はずれる。厚手は低め、薄手は高めに寄せる
  • 印象が弱いときは、色・高さの動き・輪の向きの3つを順に見る
  • 結び目が緩む原因は根元かリボン自体の巻き。ほどいて締まりを確認すれば切り分けられる

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. リボンをつけても地味に見えます
輪の直径を束の直径で割った比を確かめてください。0.8未満だとリボンが髪の陰に隠れて、地味な印象になります。比を1.0前後に近づけると、リボンと束が同じくらいの大きさになり、一体感のある形になります。輪を選び直すか、束を少し細くすると比が動きます。
Q. 逆にリボンだけが目立ちすぎます
比が1.5以上になっている可能性があります。この場合は、束の直径を太くするか、輪の小さいリボンに替えてください。束を太くするには、結ぶ範囲を広げて髪をより多く集めます。
Q. 結ぶ高さはどこがいいですか
高い位置・中央・低い位置の3段階で考えてください。高い位置は動きが出て、中央は標準、低い位置は落ち着いた印象になります。どの高さでも、比を1.0前後に合わせれば同じように成立します。
Q. 毛量が多い日と少ない日で、選ぶリボンは変えますか
変えたほうが結果が揃います。毛量が多い日は束の直径が太くなるので、輪の大きいリボンを選びます。毛量が少ない日は束が細くなるので、輪の小さいリボンに替えると比が保てます。1本のリボンで対応するなら、結ぶ範囲を調整して束の直径を変えてください。
Q. リボンの向きはどう決めればいいですか
輪を横に広げるか、縦に立てるかで印象が変わります。横に広げると顔まわりに沿った落ち着いた印象、縦に立てると動きのある印象になります。どちらも比の基準は同じなので、向きは好みで選んで構いません。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事
肩くらいの長さの髪をねじってまとめたお団子に、細い木のかんざしを差し込む手元Pick

自分を知る

かんざしヘアアレンジ|髪が肩につくかで、巻くだけかゴム併用かを分ける

かんざしのヘアアレンジは、髪の長さで手順が逆になります。毛先が肩につかない人は先にゴムで小さく結んでから差し、鎖骨より長い人はゴムを使わず巻くだけで一本に留めます。その間の長さはねじってから巻く。毛先の位置の測り方、髪の量で変える巻く回数、差す高さ、秋冬の襟との距離、着物の日と洋服の日の違い、落ちてきたときの直し方までまとめました。

続きを読む
三角に折ったバンダナを頭に当て、後ろで結んだ端の長さを確かめている手もと

自分を知る

バンダナの髪型は、結んだあとに残る端の長さで型が決まる|10cm未満は結ぶだけ、20cm以上なら毛束に巻き込む

バンダナを頭に巻いても決まらないのは、巻き方の種類が分からないからではありません。決めているのは、後ろで一度結んだときに残る端の長さです。10cm未満なら結ぶだけ、10〜20cmならもう一度結んで内側へ、20cm以上なら毛束に巻き込みます。測り方、折り幅の上限、結び目の位置、三角の頂点の始末、ずれてくるときの直し方までまとめました。

続きを読む

Try the Diagnosis

文章で読んだら、次は 自分で試してみる。

骨格・パーソナルカラー・セルフイメージを組み合わせた、装い直結の無料診断へ。

無料で診断してみる

無料 / 10分程度 / airClosetサイト

あわせて読みたい

バンダナの髪型は、結んだあとに残る端の長さで型が決まる|10cm未満は結ぶだけ、20cm以上なら毛束に巻き込む

自分を知る

バンダナの髪型は、結んだあとに残る端の長さで型が決まる|10cm未満は結ぶだけ、20cm以上なら毛束に巻き込む

バンダナを頭に巻いても決まらないのは、巻き方の種類が分からないからではありません。決めているのは、後ろで一度結んだときに残る端の長さです。10cm未満なら結ぶだけ、10〜20cmならもう一度結んで内側へ、20cm以上なら毛束に巻き込みます。測り方、折り幅の上限、結び目の位置、三角の頂点の始末、ずれてくるときの直し方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
コーンロウ風のねじりが持つかは、ねじった線と地肌のあいだに指が入るかで決まる|入らなければ夕方まで残る

自分を知る

コーンロウ風のねじりが持つかは、ねじった線と地肌のあいだに指が入るかで決まる|入らなければ夕方まで残る

コーンロウ風のねじりが途中でほどけるのは、ねじる回数でも手の速さでもありません。決めているのは、できた線を指で押したときに、線と地肌のあいだへ指が入るかどうかの1点です。入るなら数十分で落ち、入らなければ夕方まで残ります。判定のしかた、すくう幅と回転数の組み合わせ、2本目以降の間隔、ゆるんだときの直し方、ほどく順番までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
髪に金箔をつけるなら、毛束の山ではなく谷に置く|1片5mm以下、指でなでて光る跡が残る髪は先に固める

自分を知る

髪に金箔をつけるなら、毛束の山ではなく谷に置く|1片5mm以下、指でなでて光る跡が残る髪は先に固める

髪の金箔が落ちるのは、貼り方の丁寧さの問題ではありません。決めているのは、置いた場所が毛束の山か谷か、1片が5mmを超えているか、そして髪の表面に油分が残っているかの3点です。3点とも自分で確かめられます。置く場所の見つけ方、切る大きさ、乗せる順番、落ちてきたときの直し方、外すときの手順、写真での見え方が変わる密度までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
ポンパドールのやり方は、ふくらみの頂点を生えぎわから何cm後ろに置くかで決まる|3cm以内なら縦に立ち、5cm以上なら丸くなる

自分を知る

ポンパドールのやり方は、ふくらみの頂点を生えぎわから何cm後ろに置くかで決まる|3cm以内なら縦に立ち、5cm以上なら丸くなる

ポンパドールが決まらないのは、髪の量や留め方ではなく、ふくらみのいちばん高い点をどこに置いたかで分かれます。生えぎわから頂点までの距離が3cm以内なら縦に立ち、5cm以上なら横に丸くなります。横から見て頂点を探す方法、距離ごとの作り分け、つぶれたときの直し方、留め具の入れ方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
お呼ばれの髪型は、耳飾りの下端と毛束の下端が重なるかで決まる|2cm離せば両方が読める

自分を知る

お呼ばれの髪型は、耳飾りの下端と毛束の下端が重なるかで決まる|2cm離せば両方が読める

お呼ばれの日に髪型が決まらないのは、形の選び方ではありません。決めているのは、耳から下がる飾りの下端と、まとめた毛束の下端が縦にどれだけ離れているかです。重なっていると、飾りも髪も輪郭が読めなくなります。2cm離すと両方が別々のものとして見えます。距離の測り方、離す2つの方向、飾りが短いときの寄せ方、当日会場で直せる範囲、前日に決めておく順番までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
バレッタを使ったヘアアレンジ|ねじりの回数と留める高さの組み合わせで型が決まる

自分を知る

バレッタを使ったヘアアレンジ|ねじりの回数と留める高さの組み合わせで型が決まる

バレッタを使ったアレンジの印象は、留め具そのものではなく、髪をねじる回数と留める高さの組み合わせで決まります。ねじりが0回・1回・2回でどう変わるか、留める高さが耳の上端よりどれだけ上か下かで印象がどう動くか。留まるかどうかの物理的な条件は別記事に譲り、ここでは「どう組み合わせて型を作るか」だけに絞りました。半分だけまとめる日、全部まとめる日の使い分けまで。

メグラシ編集部/読了 9分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込