可愛いポニーテール|タートルとマフラーの日は毛先と襟の距離で結ぶ

**あなたのポニーテールが秋冬になってから決まらないなら、まず毛先が襟に当たっていないかを見てください。**タートルネックやマフラーの日は、襟の上端が首の付け根から5〜12センチほど上がります。いつもと同じ高さで結ぶと、毛先がちょうどそこに当たって外に跳ね、束が割れ、首元がもたつきます。
結ぶ高さは、毛先と襟の上端のあいだに指2本ぶん、約3センチあく位置で決めます。襟が上がった分だけ、結ぶ位置を上げる。上げきれない長さなら、毛先を束の内側に入れて縮める。可愛く見えるポニーテールは、高さそのものより、毛先が首元のどこで止まっているかで決まります。
頭のどの帯で結ぶと可愛く見えるか、頭頂をどれだけ引き出すかはポニーテールの高さと位置にまとめてあります。この記事は、その高さを、その日の首元の服に合わせて動かす方法だけを扱います。
結論:毛先と襟の上端のあいだを、指2本あける
ポニーテールは、頭から生えた束が重力で下がり、その先端が首の後ろのどこかで止まる髪型です。止まる位置が肌の上なら、毛先は自由に揺れます。止まる位置が服の上、とくに折り返しのある襟やマフラーの上だと、毛先は布に押し返されます。
押し返された毛先は、外に向かって跳ねるか、左右に割れます。束の先が割れると、横から見たときにポニーテールの輪郭が途中で途切れ、可愛さより、急いで結んだような印象が先に立ちます。
| 毛先から襟の上端まで | 起きること | 印象 |
|---|---|---|
| 指3本以上あく | 毛先が自由に揺れる | 軽い。高めに結ぶと元気、低めなら落ち着く |
| 指2本 | 揺れても当たらない | いちばん整って見える |
| 指1本以下 | 歩くと当たる | 毛先が少しずつ跳ねる |
| 当たっている | 押し返される | 束が割れ、首元がもたつく |
表の中で狙うのは、指2本の行です。指3本以上あいていても悪くはありませんが、そのためにかなり高い位置で結ぶことになり、顔の印象が大きく変わります。毛先の止まる位置だけを整えたいなら、指2本がちょうどよい距離です。
まず測る:結ぶ前に、毛先から襟までの距離を出す
測るのは、その日に着る服を着てからです。パジャマのまま髪を結んでから着替えると、襟の高さが変わって、せっかく決めた位置がずれます。
- その日の服を着る。マフラーを巻く日は、マフラーも巻く
- 洗面所の鏡に背を向け、手鏡で後ろを映す。合わせ鏡にして、うなじと襟が見えるようにする
- 髪を手で束ね、いつも結んでいる高さで仮に握る
- 握ったまま、束の毛先がどこで止まるかを見る
- 毛先と、襟の上端のあいだに指を差し入れて、何本入るかを数える
指が2本入れば、そのまま結んで構いません。1本しか入らない、あるいは毛先が襟に触れていたら、握る位置を少しずつ上げて、2本入る高さを探します。上げた分の距離は、握った手の位置で覚えておきます。耳の後ろの付け根と同じ高さ、耳の上の線と同じ高さ、というように、耳を目印にすると次の日も再現しやすくなります。
合わせ鏡がうまくできない人は、スマホを使います。インカメラで動画を撮り始め、スマホを頭の後ろに回して、ゆっくり左右に振ります。止めて見返せば、毛先と襟の位置関係が分かります。
1週間ぶんの首元を、日曜にまとめて測る
毎朝測るのが面倒なら、週に一度、よく着る首元の服をまとめて測っておきます。丸首のカットソー、ハイネックのニット、タートル、よく巻くマフラー。それぞれを着て、いつもの高さで束を握り、指が何本入るかを数えます。
結果を、服ごとに「いつもの高さ」「指1本上げる」「耳の上の線まで」「毛先を内に入れる」の4つのどれかに分けて、スマホのメモに残しておきます。次の朝は、着る服を決めた時点で結び方まで決まるので、鏡の前で迷う時間がなくなります。新しく首元の詰まった服を買ったら、その1着だけ測って書き足せば足ります。
首元の服ごとに、襟の上端はどこまで上がるか
服によって、襟の上端がどこにあるかは大きく違います。首の付け根、つまり首を前に倒したときに出っ張る骨のあたりを0として、目安を並べます。
| 首元 | 襟の上端(首の付け根から) | 結ぶ高さの動かし方 |
|---|---|---|
| 丸首のカットソー | 0〜1センチ | いつもの高さ |
| 薄手のハイネック | 3〜5センチ | 指2本ぶん上げる |
| タートルの折り返し | 5〜8センチ | 耳の後ろの付け根より上 |
| タートル+薄手マフラー | 7〜9センチ | 耳の上の線あたり |
| 厚手マフラーを2周 | 10〜12センチ | 毛先を前に流すか、内に入れる |
同じタートルでも、折り返しを2回にすると上端はさらに2〜3センチ上がり、折り返さずにくしゅっとたるませると、逆に1〜2センチ下がります。自分のタートルを着て、首の付け根から襟の上端まで、一度だけ定規で測っておくと、毎朝迷わずに済みます。
コートの襟も同じように数えます。ステンカラーの襟を立てる日、フードのついたコートの日は、襟の上端がタートルと同じくらいまで上がります。外では襟を立てて室内では下ろす、という日は、どちらに合わせるかを後で書く「どちらとも取れるとき」で決めます。
マフラーの巻き方で、襟の上端を下げる
結ぶ位置を上げたくない日は、マフラーの側で襟の上端を下げる方法もあります。うなじの側の厚みを減らせば、毛先との距離はあきます。
いちばん効くのは、マフラーを首の後ろで重ねず、前に重ねる巻き方です。マフラーの真ん中を首の後ろに当て、両端を前に持ってきて、胸の前で一度ゆるく結ぶか、片方をもう片方の輪にくぐらせます。うなじにくるのはマフラー1枚分の厚みだけになり、上端は2周巻いたときより4〜5センチ下がります。
もうひとつは、マフラーを首に巻かず、肩にかけて前に垂らすだけにする方法です。首の後ろはほとんど覆われないので、ポニーテールはいつもの高さのままで済みます。風の強い日には向きませんが、室内と外を行き来する日の短い移動なら、これで十分温かいことも多いです。
高さの決め方:襟が上がった分だけ、結ぶ位置を上げる
基本の考え方はひとつです。**襟の上端が上がった分だけ、結ぶ位置を上げる。**丸首の日にちょうどよい高さで結べている人なら、タートルの日は、その高さから5〜7センチ上を目安にします。
ただし、結ぶ位置を上げると、束の長さも変わります。同じ髪でも、高い位置で結ぶほど、結び目から毛先までの距離は短くなります。結び目が上がり、毛先もそれ以上に上がるので、襟との距離は思ったより大きくあきます。慣れないうちは一気に上げず、指1本ぶんずつ上げては確かめてください。
結ぶ位置を上げると、顔の印象も変わります。耳の上の線より高く結ぶと、顔まわりが引き上がって見え、元気で若々しい印象に寄ります。耳の後ろの付け根あたりなら、首元とのバランスがとりやすく、落ち着いた印象のまま毛先だけを逃がせます。仕事の日や、きちんとした場に出る日は、耳の後ろの付け根を上限にして、残りの距離は次の章の方法で縮める、という使い分けもできます。
結び目が下がって見えるときは、根元の向きを変える
後頭部の丸みが少なめの人や、髪がやわらかくて根元が寝やすい人は、同じ高さで結んでも、横から見ると結び目が実際より下にあるように見えることがあります。結び目が下がって見えると、束も首に沿って落ち、毛先が襟に近づきます。
この場合は、結ぶ位置を上げる前に、束をまとめるときの手の向きを変えてみてください。髪を下から上に向かって集め、結び目に向かって斜め上に引き上げるように握ります。根元が少し持ち上がった状態で結ばれるので、結び目の位置は同じでも、束は後ろへ反り、毛先が襟から離れます。結んだあとで、結び目のすぐ上の髪を指先で少しだけつまみ出すと、根元の高さがさらに出ます。
髪が肩につくくらいで、上げると毛先が足りないとき
肩につくくらいの長さ、いわゆるミディアムの短めの人は、結ぶ位置を上げると、毛先が短くなりすぎて束が立ち上がります。立った束は、横から見ると頭の後ろに小さな筆がついているように見え、狙っていた可愛さから離れます。
この長さの人は、高さで逃がすのをあきらめて、毛先を襟の内側に入れてしまう方法が合います。耳の後ろの付け根より少し下で結び、束の毛先を、タートルの折り返しの内側に、上からそっと差し込みます。外から見えるのは結び目と束の上半分だけになり、首元はむしろすっきりします。
マフラーの日なら、マフラーを巻くときに、束をマフラーの内側に入れて巻いてしまうこともできます。うなじが隠れ、髪をまとめたことで顔まわりは軽く見えたまま、首元は温かい。外でマフラーを外す予定がなければ、この形がいちばんもたつきません。
毛先を中に入れる日は、結び目の位置を高くしすぎないことだけ気をつけてください。高い位置から毛先を襟の中まで引き下ろすと、束がぴんと張って、首の後ろに一本の線が浮き出ます。
髪が長すぎて、どの高さでも襟に当たるとき
背中の真ん中くらいまでの長さがあると、かなり高く結んでも、毛先は襟より下に落ちます。この場合は、そもそも毛先が襟に当たる心配はなく、毛先は襟を越えて背中側に流れます。問題になるのは、束の途中が襟に当たって、束がそこで折れ曲がることです。
折れ曲がった束は、襟の上で一度ふくらみ、その下でまた細くなります。横から見ると、ポニーテールの途中に段がついたように見えます。これを避ける方法は2つあります。
1つは、束を三つ編みにしてしまうことです。編んだ束は硬くなり、襟に当たっても折れずに、襟の上をすべって背中に落ちます。編むのは結び目から襟の上端の少し下まででよく、その先はほどいたままでも構いません。
もう1つは、束をねじって、くるりと結び目に巻きつけ、低めのお団子のように短くしてしまうことです。毛先の数センチだけを外に出しておけば、ポニーテールらしい揺れは残ります。
長い髪の人が厚手のマフラーを巻く日は、束をマフラーの外に出すか、中に入れるかを先に決めます。外に出すなら、マフラーを巻いてから束を引き出し、束の付け根を手でなで下ろして、マフラーの上に乗せます。中に入れるなら、マフラーを巻く前に束を体の前、片方の肩に流しておき、その上から巻きます。
毛先を巻いて、長さを縮める
コテを使う人なら、毛先を巻くことで束の長さを縮める方法もあります。結んだあと、束の毛先だけを内側に1回転半ほど巻くと、毛先は丸まって3〜5センチ上がります。まっすぐな束より毛先の位置が上にくるので、襟との距離がそのぶんあきます。
太いコテで大きく巻くと、毛先のカールが横に広がり、かえって襟に触れることがあります。毛先を縮めるのが目的なら、束の太さに対して細めのコテで、内に向けて巻く方が上がり方が大きくなります。巻いたあとは手ぐしでほぐさず、指で軽く形を整えるだけにします。ほぐすとカールがゆるんで、毛先がまた下がります。
どちらとも取れるとき① 毛先がちょうど襟に触れる長さ
いちばん迷うのは、どの高さで結んでも、毛先がちょうど襟の上端あたりで止まってしまう長さの人です。上げれば束が短くなりすぎ、下げれば当たる。どちらに振っても気になる、という状態です。
この長さの人は、高さで逃がすより、長さを縮める方が早く決まります。結んだあと、束の毛先を5センチほど内側に折り返し、結び目のゴムの下に差し込みます。外から見ると、毛先が内に丸まった短めの束になり、襟との距離が指2本ぶん以上あきます。
折り返しが落ちてくるなら、ゴムの上からピンを1本、束に対して縦に差して留めます。ピンは髪の色に近いものにし、横から見て光らないようにします。
もうひとつ、どうしても決められないときに試してほしいのが、横から見て3秒だけ確かめる方法です。毛先を当てたままの状態と、内に折り返した状態を、それぞれスマホで真横から撮ります。並べて3秒見て、先に顔に目が行った方を採ります。首元に目が行った方は、毛先か束が顔より目立っています。
当たる長さは、髪が伸びる途中の数か月だけ
毛先がちょうど襟に当たる長さは、ずっと続くわけではありません。髪は1か月におよそ1センチ伸びるので、いま当たっている人も、数か月たてば毛先は襟を越えて背中側に落ちるようになります。逆に、美容室で切ったばかりの人は、しばらく当たる長さが続きます。
伸ばしている途中なら、この時期だけ折り返しやねじりでしのぎ、毛先が襟を越えたら普通のポニーテールに戻す、と割り切って構いません。切る予定があるなら、美容室で「タートルの襟に毛先が当たらない長さにしたい」と伝えると、結んだときの毛先の位置まで考えて長さを決めてもらえます。結んだ状態の長さで相談すると、下ろしたときの長さだけで決めるより、秋冬の首元に合わせやすくなります。
どちらとも取れるとき② 日中にマフラーを外す日
朝はマフラーを巻いて出かけ、職場や室内では外す。この日は、どちらの状態に合わせて結ぶかで迷います。
決め方は、長く過ごす方に合わせることです。移動が20分で、室内で8時間過ごすなら、マフラーを外した状態、つまりタートルや丸首の襟に合わせて結びます。マフラーを巻いているあいだは、束をマフラーの外に出さず、体の前に流しておくか、マフラーの内側に入れておきます。
逆に、外で過ごす時間が長い日、たとえば屋外のイベントや、紅葉を見に歩く日は、マフラーを巻いた状態に合わせて高めに結びます。室内に入ってマフラーを外すと、毛先と襟のあいだが大きくあきますが、高めの束が揺れるのは悪いことではありません。外で決まっている方を優先します。
外す・巻くを何度も繰り返す日は、結び直しを前提にしておく方が楽です。ゴムを予備に1本、手首やかばんの持ち手に付けておき、外で巻くときに高さだけ結び直します。結び直すときは、元の結び目をほどいてから、手ぐしで2〜3回整えてから結ぶと、跡が残りにくくなります。
どちらとも取れるとき③ 顔まわりの後れ毛を残すか
ポニーテールを可愛く見せたいとき、顔まわりに後れ毛を残すかどうかも迷うところです。秋冬の首元が詰まる服の日は、この判断も襟との関係で変わります。
タートルの日に、耳の前やもみあげの後れ毛を長く残すと、その毛先がタートルの襟に当たって、顔の横で外に跳ねます。顔の横で毛先が跳ねると、首元のもたつきが顔のすぐ近くで起きることになり、ポニーテール本体よりも目立ちます。
目安は、後れ毛の毛先が、あご先より上で止まる長さまで。あご先より下に落ちる後れ毛は、タートルの日はまとめて結び目に入れるか、耳にかけておきます。丸首の日なら、鎖骨のあたりまで垂らしても襟には当たらないので、同じ後れ毛でも残して構いません。
後れ毛の量は、片側に3〜5本、細い束で1つずつ、くらいにとどめます。量が多いと、まとめ髪というより、まとめ損ねた髪に見えます。
襟足の短い毛が、タートルの中で跳ねるとき
うなじの生え際にある短い毛は、結んでも束に入りきらず、首の後ろに残ります。丸首の日なら目立ちませんが、タートルの日は、この短い毛が襟の内側に押し込まれ、襟の上端から外に向かって跳ね出ることがあります。
結ぶ前に、襟足の短い毛を指で上に向かってなで上げ、束と一緒に握り込むようにします。それでも残る毛は、小さなピンで結び目の下に留めるか、手のひらに少しなじませた水でなでつけておきます。タートルを着るのは、髪を結び終えてからにすると、短い毛が襟に巻き込まれにくくなります。着てから結ぶ人は、襟の折り返しを一度下ろしてうなじを出し、結び終えてから折り返しを戻します。
静電気と乾燥でまとまらないとき
秋冬のポニーテールがまとまらない原因は、襟との距離だけではありません。空気が乾くこの時期は、ニットやマフラーと髪がこすれて静電気が起き、表面の髪がふわっと浮き上がります。
浮き上がった髪は、結んだ束の表面に細かい毛羽のように出て、横から見るとポニーテールの輪郭がぼやけます。毛先と襟の距離をきちんとあけても、輪郭がぼやけていると、全体の印象はまとまりません。
対策は、結ぶ前と、服を着たあとの2回に分けて考えます。結ぶ前は、手のひらに水を少しなじませて、表面をなでるように整えます。濡らすほどの量は要りません。毛先が乾燥でぱさつく人は、手のひらにごく少量のオイルを広げ、毛先から結び目の下あたりまでだけに付けます。結び目より上に付けると、根元がぺたんとつぶれて、頭頂の高さが出なくなります。
服を着たあと、マフラーを巻いたあとには、束を一度手でなで下ろします。こすれて浮いた表面の髪が、束に沿って落ち着きます。
秋雨の日は、逆に毛先がうねる
乾燥の日とは反対に、秋の長雨の時期は湿気で毛先がうねり、束がふくらみます。ふくらんだ束は横に広がるので、毛先と襟の距離をあけていても、束の外側の髪が襟に触れやすくなります。
雨の日は、束を三つ編みにするか、毛先をねじって細くしておくと、湿気でふくらんでも輪郭が崩れにくくなります。結ぶ高さは、晴れの日よりも指1本ぶん上げておくと、ふくらんだ分を吸収できます。帰宅してほどいたときに、結び目の跡が強く残りやすいのも雨の日なので、ゴムはきつく締めすぎないようにします。
ゴムと留め方:ニットに引っかからないように
首元にニットがくる日は、ゴムや髪留めの選び方にも気をつけます。金具のついたゴムや、ギザギザした歯のあるクリップは、束が揺れたときにニットの表面に当たり、毛糸を引っかけることがあります。
結ぶのは、金具のない布巻きのゴムか、細いシリコンのゴムが無難です。結び目を飾りで隠したい日は、布やリボンなど、やわらかい素材のものを選びます。硬い飾りは、タートルの折り返しに当たって、結び目ごと押し上げられることがあります。
結び目の下に、束から少しだけ毛を取って巻きつけ、ゴムを隠す方法もあります。この方法は、ゴムがニットに触れない分、引っかかりの心配がなくなります。巻きつけた毛の先は、ピンで留めて結び目の下に隠します。
結び直す日のために、跡を残さない
秋冬は、マフラーや帽子に合わせて、1日のうちに何度か結び直すことが増えます。そのたびに前の結び目の跡が残ると、新しい高さで結んでも、束の付け根に折れ線が出て、横から見たときに段がつきます。
跡を残さないためには、ゴムを2周までにとどめ、きつく締めすぎないことです。3周、4周と巻くほど、ほどいたあとの折れ線は深くなります。ゆるいと感じたら、ゴムを締めるのではなく、結び目の上から細いピンを2本、交差させて差すと、束は落ちてきません。
それでも跡がついたときは、結び直す前に、折れ線のところを手のひらで包み、数秒温めてから手ぐしでとかします。手の温かさで髪がやわらぎ、折れ線が目立たなくなります。水をつけた手でなでても同じように落ち着きます。結び直す高さを決めるのは、跡を整えてからにします。
横から見たときの、束と襟の角度
ポニーテールの可愛さは、正面より横から見たときに決まることが多い髪型です。横から見たとき、束が頭から首の後ろへ、ゆるやかな弧を描いて落ちているか。襟の上で束が止まり、そこで角が立っていないか。
タートルの日に可愛く見える束は、結び目から毛先まで、なだらかに後ろへ反っていて、毛先が襟の手前で止まっています。束の角度は、結び目の位置が高いほど後ろへ反り、低いほど首に沿って下がります。耳の後ろの付け根あたりで結ぶと、束はちょうど斜め45度くらいに落ち、襟との距離をとりやすくなります。
自分の横からの姿を確かめるのは、出かける前に1回だけで十分です。スマホのタイマーを使って、首から上と襟が入るように真横から1枚撮ります。束の線が途中で折れていたり、毛先が襟の上で外に跳ねていたりしたら、結び直すサインです。
歩いたときの揺れ幅も、距離に入れておく
鏡の前で止まっているときに指2本あいていても、歩くと束は前後に揺れます。揺れたときの毛先は、止まっているときより1〜2センチ下まで下がり、首を少し前に倒したときにはさらに襟に近づきます。
指2本という距離は、この揺れを見込んだものです。止まっているときに指1本しかあいていない状態だと、歩くたびに毛先が襟に触れては離れ、少しずつ跳ねが育っていきます。朝はきれいだったのに昼には跳ねている、という人は、揺れの分の距離が足りていないことがほとんどです。
確かめるなら、鏡の前でその場で軽く足踏みをし、首を前に倒してみてください。そのとき毛先が襟に触れなければ、1日もちます。
帽子やフードを合わせる日
ニット帽やベレー帽、フード付きのコートを合わせる日は、ポニーテールの高さがもう一段制限されます。
ニット帽をかぶる日は、結び目を帽子のふちより下にします。帽子のふちと結び目が重なると、帽子が浮いて、頭が後ろに大きく見えます。目安は、耳の後ろの付け根か、それより少し下です。その高さで毛先が襟に当たる長さなら、前に書いた、毛先を内に折り返す方法か、襟の中に入れる方法を組み合わせます。
ベレー帽は、頭の後ろではなく斜め後ろにかぶることが多いので、結び目を帽子と反対側に少しずらすと、帽子とポニーテールがぶつかりません。束を片側の肩に流せば、襟との距離も気にしなくて済みます。
フードのついたコートやパーカーは、フードの付け根が、そのまま首の後ろに厚みとしてたまります。フードを下ろした状態の上端は、厚手のマフラーと同じくらいまで上がります。フードの日は、高めに結ぶか、束をフードの中に入れてしまうか、どちらかに決めます。中途半端な高さだと、束がフードの付け根に乗って、ぐしゃっとつぶれます。
前髪がある人の、首元が詰まる日のバランス
前髪がある人は、ポニーテールにすると、顔の上側に前髪、下側に詰まった首元、と、顔が上下から挟まれた形になります。挟まれた顔は、実際より小さく、奥まって見えます。可愛らしさが出る一方で、顔まわりが窮屈に見えることもあります。
これを和らげるには、上と下のどちらかを少しあけます。上をあけるなら、前髪を少し横に流して額をのぞかせる。下をあけるなら、タートルの折り返しをくしゅっとたるませて、あごと襟のあいだにすき間をつくる。どちらか一方で十分です。
ポニーテールの高さは、前髪がある日は少し高めにしておくと、頭の上に視線が集まり、首元の詰まりから目がそれます。耳の上の線あたりまで上げると、前髪と束の高さがそろい、横から見たときに頭の形がきれいな丸に見えます。
前髪をピンで留めてポニーテールにする日は、留めたピンの位置と結び目の位置を、横から見て一直線にそろえると、髪全体の流れがまとまります。
顔立ちで、指2本の距離を少し動かす
指2本という距離は、ほとんどの人に通じる目安ですが、顔立ちによって、少し縮めた方が、あるいは広げた方が可愛く見える人もいます。
顔の縦の長さが目立ちやすい人は、毛先と襟のあいだを広くあけすぎると、首が長く見え、顔からうなじまでの縦の線が強調されます。この場合は、指1本半くらいまで縮め、束の高さも耳の後ろの付け根あたりにとどめると、縦の線がやわらぎます。
反対に、丸みのある顔立ちの人は、毛先と襟のあいだを指3本ほどまで広げ、高めの位置で結ぶと、首元に余白ができて、顔まわりがすっきりします。束が揺れる範囲が広いほど、動きが出て、明るい印象になります。
どちらの側か迷うなら、指1本半と指3本の2通りで結び、真横からスマホで撮って並べてみてください。3秒見て、先に顔に目が行った方が、あなたにとってちょうどよい距離です。顔立ちの方向をもう少し詳しく知りたい人は、診断の結果を手がかりにすると、高さと距離をまとめて決められます。
出かける前の30秒の確かめ方
最後に、毎朝の確かめ方を30秒にまとめておきます。
- その日の服を着て、マフラーやコートも身につけた状態で鏡の前に立つ
- 横を向き、手鏡かスマホで、毛先と襟の上端が見えるようにする
- 毛先と襟のあいだに、指が2本入るかを確かめる
- 束が途中で折れていないか、毛先が外に跳ねていないかを見る
- 顔まわりの後れ毛が、あご先より下に落ちていないかを見る
指が2本入らなければ、結び直すか、毛先を内に折り返します。この30秒を習慣にすると、首元の服が日によって変わっても、ポニーテールの印象はぶれなくなります。
写真に残る日は、毛先を少し前へ
集まりや行事で写真を撮られる日は、横からではなく、正面や斜め前から見られることが多くなります。正面から見ると、ポニーテールの束そのものはほとんど写らず、写るのは顔まわりと首元です。
この日は、束を片方の肩の前に少しだけ流しておくと、正面の写真にも毛先が入り、ポニーテールだと分かる形で残ります。肩の前に流すなら、毛先と襟の距離を気にする必要もありません。タートルの襟の外側に沿わせて、鎖骨のあたりで毛先を止めます。
撮影が終わって移動するときは、束を後ろに戻しておきます。前に流したまま歩くと、毛先がコートやマフラーにこすれて、表面が乱れます。
髪の長さとアレンジ全体の関係を見直したいときは、耳を出すか隠すかで決めるロング髪の毛アレンジ、顔立ちに合う髪型の方向を知りたいときは顔タイプ診断から入ると、どの高さが自分の顔に合うかの見当がつきます。秋冬の首元は日ごとに変わりますが、毛先と襟の距離という物差しはひとつで足ります。同じ物差しで測り続ければ、タートルの日もマフラーの日も、可愛いと思える高さに自分で戻ってこられます。
よくある問い
- Q. タートルネックの日、ポニーテールの毛先が外に跳ねてしまいます
- 毛先が襟の折り返しに当たって、押し返されています。結んだ状態で毛先が襟の上端に触れていないかを横から確かめてください。触れているなら、結ぶ位置を指2本ぶん上げるか、毛先を束の内側にくるりと入れて長さを縮めます。跳ねを整髪料で押さえるより、当たらない位置に動かす方が1日もちます。
- Q. マフラーを巻くと、ポニーテールがつぶれます
- マフラーを巻いた状態で、襟の上端が首の付け根から何センチ上がっているかを測ってください。厚手を2周巻くと10センチ前後上がります。その高さより指2本ぶん上に毛先がくるよう結ぶか、マフラーを首の前側で結んで、うなじの側の厚みを薄くします。日中に外す予定があるなら、外したときの高さで結び、巻くときは毛先を前に流します。
- Q. 髪が肩につくくらいで、上げると毛先が足りません
- 肩につく長さなら、耳の上の線より高く結ぶと毛先が短くなりすぎて、束が立ちます。耳の後ろの高さまでにとどめ、毛先は襟の内側に入れてしまう方がまとまります。タートルの日は、襟の中に毛先を入れる結び方の方が、むしろ首元がすっきり見えます。
- Q. ポニーテールにすると、静電気で表面がふくらみます
- ニットと髪がこすれて起きています。結ぶ前に手のひらに水を少しなじませて表面をなでる、毛先にだけごく少量のオイルを付ける、の2つで落ち着くことが多いです。結んだあとにマフラーを巻くなら、巻き終わってから束を一度手でなで下ろしておきます。
— メグラシ編集部





