マグネットネイルが光らない|線が流れるか沈むかで直す所を分ける

**光らなかった爪を、明るい窓の近くで斜めから見てください。**光の線がぼやけて横に流れているのか、線はあるのに奥に沈んで見えるのか、そもそも線が出ずに全体が濁っているのか。マグネットネイルの「光らない」は、この3つでまったく別の所を直します。
線が流れている人は、磁石を離してからライトに入れるまでの秒数を3秒以内に縮めてください。爪のカーブが強い人は、そのうえで磁石を斜めから当てます。沈んで見える人は、下に塗った色を暗くして、マグネットジェルを薄くします。全体が濁る人は、塗る前のボトルの振り方から見直します。
どれか分からないときは、秒数を縮める、薄く塗る、下を暗くする、の順で1本ずつ試すと、2本目か3本目でどこが原因かが見えてきます。基本の手順はマグネットネイルのやり方にまとめてあるので、この記事は失敗したあとの直し方だけを書きます。
まず見分ける|光らないは4つの見え方に分かれる
光らなかった爪を、正面からではなく、爪の面に対して45度くらい傾けて見ます。正面だと光の線はもともと弱く見えるので、失敗かどうかの判断がつきません。
| 見え方 | 爪の上で起きていること | 直す所 |
|---|---|---|
| 線がぼやけて横に流れる | 磁石を離したあとも粉が動いた | ライトに入れるまでの秒数・爪のカーブ |
| 線はあるが奥に沈む | 粉の上の層が厚い・下が明るい | 塗る厚み・下の色 |
| 線が出ず全体が濁る | 塗った液に粉が少ない | ボトルの振り方 |
| 線が片側に寄る | 磁石と爪の角度がずれた | 当てる角度・指の向き |
表は見分けるためだけのものです。2つ以上に当てはまると感じたら、後ろの「どちらとも取れるとき」の章から読んでください。
線が流れる|磁石を離してからの3秒が長すぎる
マグネットジェルの中の粉は、磁石を離したあとも止まりません。磁石に引かれて立ち上がった粉が、ジェルの重さに負けてゆっくり倒れていきます。この倒れる途中で固めると、光の線の縁がぼやけて、横に広がったように見えます。
直すときに変えるのは、磁石を当てる長さではありません。磁石を離した瞬間から、ライトに入れるまでの秒数です。当てる時間は5〜10秒のままで構いません。離したら手を止めずにライトに入れる。目安は3秒以内です。
ライトが机の遠い所にあると、それだけで5秒以上かかります。マグネットの指を塗るときだけ、ライトを手の真横に寄せてください。磁石を持つ手とライトに入れる手が別なら、離した瞬間にもう片方の手の指をライトに滑り込ませるくらいで間に合います。
線が流れる|カーブが強い爪は、粉が両端へ逃げる
秒数を縮めても流れる人は、爪のカーブを見てください。指先側から爪を見て、断面が浅い弧なのか、半分の筒のように丸いのかで、粉の動き方が変わります。
カーブが強い爪は、真ん中が高く両端が低い坂になっています。磁石を真上から当てると、粉は真ん中に集まったあと、坂を下って両端へ逃げていきます。これが「線が太く、縁が流れる」の正体です。
カーブが強い人は、磁石を爪の真上から当てずに、指先側から爪の面に対して30度くらい寝かせて当ててください。粉が爪の根元側へ寄るので、坂を下る量が減ります。線の形は斜めの帯になり、まっすぐの1本よりカーブになじみます。
平らな爪とカーブの強い爪で、当て方を分ける
自分の爪がどちらかを測るには、爪の真ん中に細いペンを横に1本置いて、両端との間にすきまがどれだけ空くかを見ます。すきまがほとんど無いなら平らな爪、ペンの太さくらい空くならカーブが強い爪です。

| 爪の形 | 磁石の向き | 出やすい線 |
|---|---|---|
| 平らな爪 | 真上から1〜3mm | 細い1本・まっすぐ |
| カーブが強い爪 | 指先側から30度寝かせる | 斜めの帯 |
| 幅が広く平ら | 真上から、磁石の長い辺を使う | 太い帯 |
平らな爪は、真上から当てればまっすぐの線が出やすい形です。この形で流れるなら、カーブではなく秒数のほうを疑ってください。
沈む|下に塗った色が明るすぎる
線はちゃんと出ているのに、奥に引っ込んで見える。この見え方のいちばん多い原因は、マグネットジェルの下に塗った色です。
光る粉は、下の色との明るさの差で見えます。下が白や淡いベージュだと、光の線と下の色の明るさが近くなり、線があっても目立ちません。下を黒や濃い紺、深い赤にすると、同じ線が浮き上がって見えます。
秋冬に人気の淡い色の上にのせたいときは、下の色を1段だけ暗くしてください。白を薄いグレーに、淡いベージュを少し濃いベージュに替える程度で十分です。下の色ごとの光り方の違いはマグネットジェルの下の色に詳しく書いてあります。
沈む|マグネットジェルとトップが厚い
下の色を暗くしても沈むなら、塗りの厚みです。マグネットジェルを厚く塗ると、粉は立ち上がっても表面まで届かず、ジェルの層の途中で止まります。上から見ると、線が水の底にあるように見えます。
マグネットジェルは、爪の先から下の色がわずかに透けるくらいの薄さで1回だけ塗ります。2回塗るなら、1回目を固めてから2回目に磁石を当ててください。2回分をまとめて塗って磁石を当てると、厚すぎて沈みます。
トップも同じです。光を守ろうとしてトップを厚く重ねると、光の線が奥に引っ込みます。トップは1回、筆に取る量を少なめにして、表面をならす程度で止めます。
下に色を塗らず、透明の上に使っているとき
下の色を塗らずに、ベースの上へ直接マグネットジェルを塗っている人もいます。この場合、光の線の後ろに見えるのは自分の爪の色です。爪の色はピンクから白っぽい色までの明るい側なので、線と下の明るさの差が小さく、沈んで見えやすくなります。
透明感を残したいなら、マグネットジェル自体を色の入ったものに替えるか、下に薄い色のジェルを1回だけ挟んでください。爪の色が透けるくらいの薄い色でも、何も無いときより線は浮きます。逆に、爪の先の白い部分だけ線が消えて見えるときは、白い部分の上にだけ色を1回足すと、先端までそろって光ります。
全体が濁る|ボトルの底に粉が残っている
線がどこにも出ずに、爪全体がうっすら光っているだけ。この見え方なら、塗った液の中に粉が足りていません。
マグネットジェルは、置いておくと光る粉がボトルの底にたまります。上の液だけを筆に取ると、粉の少ない液を塗ることになります。塗る前に、**ボトルを両手のひらで挟んで1分ほど転がしてください。**振るより転がすほうが泡が入りにくく、仕上がりに気泡が残りません。

筆を入れるときは、ボトルの底まで差し込んでからすくい上げます。1本塗るごとに、ボトルを軽く2〜3回傾けて戻すと、5本目まで粉の量がそろいます。
片側に寄る|磁石と指の向きがずれている
線は出たのに、爪の右か左に寄ってしまう。この場合は、磁石を当てるとき、指が少し傾いていたことがほとんどです。
机に手を置いて塗ると、親指と小指は自然に外へ倒れます。その指に真上から磁石を当てたつもりでも、爪の面から見ると斜めになっています。磁石を当てる前に、爪の面が天井を向くように指をひねって止めてから当ててください。親指は手を横向きに置き直すと、面が上を向きやすくなります。
光が弱い|磁石が小さいか遠い
線は流れても沈んでもいないのに、全体に光が弱い。この場合は、磁石の力が爪まで届いていません。
磁石は爪から1〜3mmまで近づけます。5mm以上離れると、粉が立ち上がりきらずに弱い線になります。近づけすぎてジェルに触れないよう、磁石を持つ手の小指を机について、高さを固定すると安定します。
小さい磁石は、爪の幅に対して力が足りないことがあります。幅の広い爪や親指は、磁石の長い辺を爪の横幅に合わせると、端まで粉が立ちます。
どちらとも取れるとき|流れたのか沈んだのか分からない
実際には、きれいに1つの見え方に当てはまる失敗は多くありません。線が少しぼやけていて、全体にも暗い。流れたようにも沈んだようにも見える。この状態がいちばん直しにくい所です。
このときは、一度に2つを変えないでください。秒数と厚みを同時に変えて光ったとしても、どちらが効いたのか分からないので、次にまた同じ失敗をします。1本の指を試し塗り用に決めて、次の順番で1つずつ変えます。
- 他は何も変えず、磁石を離してからライトまでを3秒以内にする
- それで変わらなければ、マグネットジェルを下が透けるくらい薄くする
- それでも変わらなければ、下の色を1段暗くする
この順番にしているのは、手間の少ない順だからです。1は手の動かし方だけ、2は塗る量だけ、3は下の色を塗り直す必要があります。多くの人は1か2で変わります。
試し塗りは、親指以外の中指か薬指で行ってください。親指は面の角度がほかの指と違うので、そこで光っても他の4本に当てはまらないことがあります。
塗り直す前に、今の爪で試せること
光らなかった爪をすぐに落とさなくても、試せることがあります。トップを塗る前なら、上からもう1回だけマグネットジェルを薄く重ね、磁石を当ててすぐ固めると、線が足されて見えることがあります。
すでにトップまで塗ってしまった場合は、その爪で直そうとせず、次に塗るときの試し塗りに回してください。上から重ねるほど厚みが増えて、沈む失敗に近づきます。
秋冬の冷えた手で起きやすいこと
寒い部屋で塗ると、ジェルは固くなります。固いジェルの中では粉が動きにくく、磁石を当てても立ち上がるのが遅れます。5秒で立っていた線が、10秒たっても弱いということが起きます。
冬にマグネットだけ急に光らなくなったと感じたら、部屋を暖めてから塗るか、ボトルを手のひらで転がす時間を長めにとって、液を少し温めてください。このときも、磁石を離したあとの3秒は同じです。固いジェルでも、離したあとに粉が倒れていくことは変わりません。

秋冬に合わせる色の選び方は秋冬のネイルの色の選び方に、爪の長さで線の形や本数を変える考え方はマグネットネイルのデザインにまとめています。
1本ずつ光り方が違うときは、塗る順番を変える
5本とも失敗ではないのに、指ごとに光り方がばらつく。この場合は、塗ってから磁石を当てるまでの間が指ごとにずれています。
5本まとめてマグネットジェルを塗ってから順に磁石を当てると、最後の指は塗ってから30秒以上たっています。その間に粉が沈み始めるので、同じように当てても線が弱くなります。1本塗ったら磁石、ライト、を1本ずつ繰り返すと、5本の光り方がそろいます。
まとめ
マグネットネイルが光らないときは、まず斜めから見て、見え方を1つに決めます。
- 線が横に流れるなら、磁石を離してからライトまでを3秒以内に。カーブが強い爪は磁石を30度寝かせる
- 線が奥に沈むなら、マグネットジェルとトップを薄く。下の色を1段暗く
- 全体が濁るなら、塗る前にボトルを1分転がして底の粉を戻す
- 片側に寄るなら、爪の面が天井を向くように指をひねってから当てる
どちらとも取れるときは、秒数、厚み、下の色の順に、試し塗りの1本で1つずつ変えてください。
よくある問い
- Q. マグネットネイルが全然光らないのは、ジェルが古いからですか
- 古さより先に、ボトルの底に粉が沈んだままになっていないかを見てください。マグネットジェルは置いておくと、光る粉が底にたまります。たまったまま上のジェルだけを取ると、粉の少ない液を塗ることになり、磁石を当てても線が出ません。ボトルを手のひらで挟んで1分ほど転がし、筆を入れたときに底のほうからすくうと、光り方が変わることが多いです。それでも全体が濁って線が出ないなら、開けてからの期間が長く、粉と液が分かれにくくなっている可能性があります。
- Q. 磁石を当てる時間は長いほど光りますか
- 当てる時間は5〜10秒で足ります。それより長く当てても、線の明るさはほとんど変わりません。差が出るのは、当てたあと磁石を離してからライトに入れるまでの秒数のほうです。離したあとも粉は少しずつ動き続けるので、ここが長いと線がぼやけて横に流れます。磁石を離したら3秒以内にライトに入れる、と決めておくと、当てる時間を延ばすより効きます。
- Q. 爪が短いと光りにくいですか
- 短いこと自体より、爪の幅に対してカーブが強いかどうかが効きます。短くてもカーブがゆるい平らな爪なら、線はまっすぐ出ます。短くてカーブが強い爪は、粉が両端へ逃げやすいので、磁石を爪の真上ではなく、指先側から少し斜めに当ててください。線を細く1本にしたいなら、磁石の角を使うと短い爪でも収まります。
- Q. セルフでマグネットネイルをすると、1本ずつ光り方が違ってしまいます
- 1本ずつ違うのは、塗る順番と磁石を当てるまでの間が指ごとにずれているからです。5本まとめて塗ってから順に磁石を当てると、最後の指は塗ってから時間がたって、粉がすでに沈み始めています。マグネットジェルは1本塗ったらすぐ磁石、すぐライト、を1本ずつ繰り返してください。慣れないうちは、片手を2本と3本に分けるだけでもそろいやすくなります。
— メグラシ編集部





