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リゾートマキシワンピース|秋冬の南の旅は、床から裾までの距離で選ぶ

メグラシ編集部//読了 22分
夕方の南の島の海沿いの遊歩道を、くるぶしが隠れる丈のマキシワンピースに腰丈の薄手カーディガンを羽織った女性が歩いている

**マキシ丈のリゾートワンピースは、着丈の数字ではなく「靴を履いた状態で、床から裾まで何cmあるか」で選んでください。**南の島で歩いて過ごす旅なら、その距離は5〜10cmが目安です。

いま手元にマキシ丈のワンピースがあれば、旅先で履く予定の靴と一緒に着て、鏡の前に立ってみてください。裾が床から指何本分浮いているでしょうか。指1本分しか浮いていないなら、旅先で裾を踏む可能性が高く、指を横にして手のひらが入るくらい浮いているなら、くるぶしが出ているはずです。

同じ着丈120cmのワンピースでも、身長が10cm違えば、床からの距離は8cmほど変わります。さらに靴底が3cm違えば、それも距離に足されます。だから、売り場の「着丈」だけを見て選ぶと、思っていた見え方になりません。

この記事は、秋冬に南の島や暖かい地域へ旅行する人に向けて書いています。昼は夏のように暖かくても、夜の海風や、行き帰りの機内・空港では冷える季節です。マキシ丈のよさを残しながら、その寒暖差と、砂浜・階段・食事の場までを1枚で通すための選び方です。

結論:床から裾まで5〜10cmが、歩いて過ごす旅の中心

マキシ丈のリゾートワンピースを旅で着るなら、靴を履いた状態で、床から裾までの距離が5〜10cmになる物を選んでください。

この距離なら、くるぶしはほぼ隠れて、足首の冷えを防げます。それでいて、砂浜や石段を歩いても裾が地面に触れにくく、エスカレーターや船のタラップでも裾を踏みにくい長さです。

5cmより近づくほど、裾は床に近くなり、見た目は長く優雅になります。ただし旅先では、砂、濡れた石、レストランの階段、空港の動く歩道など、裾が地面に触れる場面が意外と多くあります。3cmを切ると、歩くたびに裾を気にすることになります。

10cmより離れるほど、歩きやすくなります。ただし12cmを超えたあたりから、くるぶしが見えはじめ、マキシというより長めのミモレ丈に見えてきます。秋冬の南の旅では、夜の海風で足首が冷えやすくなる距離でもあります。

床から裾までの距離歩いたときに起きること向いている過ごし方
0〜2cm階段・砂・エスカレーターで裾を踏みやすい車移動が中心で、歩く場面が少ない夜の食事
3〜4cm裾はきれいに落ちるが、段差で手で持ち上げることが増えるホテルの中で過ごす時間が長い旅
5〜10cm足首が隠れたまま、砂浜も石段も歩ける歩いて観光し、夜も同じ1枚で過ごす旅
11〜14cmくるぶしが出て、海風で足元が冷えやすい昼の暑い時間に長く歩く旅
15cm以上マキシではなくミモレ丈に見えるマキシにこだわらないなら、こちらを選ぶ

この表は、どれがよい悪いを決めるためのものではありません。あなたの旅で、歩く時間と、夜に外にいる時間がどれくらいあるかで、真ん中の5〜10cmから上下に動かすための目安です。

自分の「床から裾まで」を測る方法

床から裾までの距離を、着る前に知るための測り方です。

肩の頂点から床までを測る

まず、肩の頂点から床までの高さを測ります。ワンピースの着丈は、たいてい肩の縫い目のいちばん高いところから裾までを測っているからです。

素足でまっすぐ立ち、肩の頂点、つまり首の付け根から腕に向かって指でたどったとき、骨が少し出っ張っているあたりから、床までをメジャーで測ります。ひとりで測りにくければ、壁に背中をつけて立ち、肩の高さに鉛筆で軽く印をつけてから、印から床までを測る方法が確実です。

身長が158cmなら、肩から床まではおよそ128〜132cmです。身長と肩の高さの比はひとによって少しずつ違うので、ここは実際に測った数字を使ってください。

靴の底の厚みを足す

次に、旅先で履く予定の靴の、かかとの厚みを測ります。かかとの部分を横から見て、地面から足の裏が乗る位置までの高さです。

ぺたんこのサンダルなら1cm前後、少し厚みのあるスポーツサンダルなら3cm前後、厚底のサンダルなら5cm以上になることもあります。この厚みを、さきほどの肩から床までの高さに足します。

肩から床まで130cmで、厚み3cmのサンダルを履くなら、靴を履いた状態の肩から床までは133cmです。

着丈を引いて、距離を出す

最後に、靴を履いた状態の肩から床までの高さから、ワンピースの着丈を引きます。この数字が、床から裾までの距離です。

肩から床まで133cmで、着丈125cmのワンピースなら、床から裾までは8cmになります。5〜10cmの真ん中に入っているので、歩いて過ごす旅に向いている長さです。着丈が130cmなら3cmで、階段で裾を持ち上げる場面が増えます。着丈が118cmなら15cmで、マキシというよりミモレ丈に見えます。

ネットで買うときも、この計算をしておけば、届いてから「思っていたより長い、短い」と感じることが減ります。

手持ちのワンピースで、先に距離を覚えておく

計算が面倒なら、手持ちのワンピースで距離を覚えておく方法もあります。

家にある丈の長いワンピースやスカートを、旅で履く予定の靴と一緒に着て、床から裾までの距離を測ってください。そのうえで、その服の着丈も測っておきます。たとえば、手持ちのワンピースの着丈が118cmで、床から裾まで12cmだったとします。この場合、着丈を5cm長くした123cmのワンピースなら、床から裾までは7cmになります。

1枚の基準があれば、売り場やネットで着丈の数字を見るだけで、自分が着たときの距離がすぐに分かります。スカートの場合は、着丈ではなくウエストから裾までの長さになるので、ウエストの位置から床までを測って、同じように引き算してください。

境目1:砂浜を歩くか、石段を上るか

床から裾までの距離を5〜10cmの中でどこに置くかは、旅先でどんな地面を歩くかで決まります。

砂浜を歩く時間が長いなら、10cm寄りにしてください。砂浜では足が少し沈むので、実際の床からの距離は靴を履いたときより2〜3cm短くなります。5cmに合わせていると、砂の上では2〜3cmまで近づき、裾に砂がつきます。濡れた砂なら、裾が湿って重くなり、歩くたびに足にまとわりつきます。

石段や坂道を上る観光が多いなら、こちらも10cm寄りです。階段を上るとき、前の足を上げると裾が前に引っ張られ、膝で押し上げられます。このとき裾と段の間に余裕がないと、つま先で裾を踏みやすくなります。

平らな道を歩き、ホテルやレストランの中で過ごす時間が長いなら、5cm寄りでかまいません。床からの距離が近いほど、立っている姿がすっきり長く見えます。夜の食事の席で、座ったときに裾が床に広がりすぎないのも5cm前後です。

旅の予定を見て、砂浜と石段の時間が半分を超えるなら10cm寄り、そうでなければ5〜7cmくらいを目安にしてください。

ホテルの中も、意外と段差の多い場所です。プールサイドへ下りる階段、ロビーとレストランをつなぐ数段の段差、部屋のテラスに出る敷居などがあります。濡れたプールサイドで裾を踏むと滑りやすいので、ホテルの中でも、プールのそばを歩く時間が長いなら、床からの距離は7cm以上にしておくと安心です。

船に乗る予定があるなら、それも考えに入れてください。小さな船は揺れるうえに、乗り降りのときに足を大きく上げることになります。船に乗る日は、ウエストの紐をきつめに結んで裾を上げておくか、乗り降りのときだけ裾を片手で軽く持ち上げるようにします。

境目2:夜に外を歩く時間が、どれくらいあるか

秋冬の南の旅で見落としやすいのが、夜の冷えです。

昼は半袖でちょうどいい気温でも、日が落ちると海からの風で体感温度が一気に下がります。とくに海沿いの遊歩道や、屋外のレストランのテラス席は、風が直接当たる場所です。

夜に外を歩く時間が1時間を超えるなら、床から裾までは8cm以内にしてください。8cm以内なら、ほとんどの人でくるぶしまで隠れます。足首は風が当たると冷えを感じやすい場所なので、ここが隠れているだけで、夜の過ごしやすさが変わります。

夜はホテルの中で過ごすなら、10cm前後でもかまいません。ただし移動で外に出る時間が短くても、風の強い日は足首が寒く感じることがあります。そんな日のために、薄手の靴下か、足首まで隠れるスニーカーを1足持っておくと安心です。

さらに寒さが気になるなら、ワンピースの下に、薄手のレギンスを合わせる方法もあります。床から裾までが5〜10cmなら、レギンスはほとんど見えません。見えても足首のあたりだけなので、色をワンピースの地色か靴に合わせれば目立ちません。

境目3:行き帰りの機内と空港で、着たまま過ごすか

秋冬の南の旅では、行き帰りの移動中にどう過ごすかも、床から裾までの距離に関わります。

移動のときからマキシワンピースを着ていく人は、床からの距離を7cm以上にしてください。空港では、動く歩道、エスカレーター、搭乗のための通路など、裾を踏みやすい場所が続きます。機内では、座席の間の通路が狭く、立ち上がるときに裾を自分の足で踏むことがあります。7cm以上あれば、こうした場面でもほとんど気にせずに動けます。

機内は冷房で冷えやすく、とくに足元が寒く感じます。マキシ丈は脚全体を覆うので、短い丈よりは暖かく過ごせます。ただし、床から裾までが10cmを超えると、座ったときに足首が出てしまいます。座ると裾は膝に引っ張られて、立っているときより5cm前後上がるからです。機内で長く座るなら、7〜10cmにしておくのが目安です。

移動のときは別の服を着て、現地で着替えるなら、この境目は気にしなくてかまいません。機内で座る時間を中心に考えたい人は、リゾートワンピース40代|秋冬の南の旅は、機内で座れるかで選ぶも参考になります。

靴を替えると、距離はどう動くか

床から裾までの距離は、靴を替えるだけで動かせます。旅先で靴を2足持っていく人は、この性質を使ってください。

ぺたんこのサンダルから、厚み4cmのサンダルに替えると、床から裾までの距離はそのまま4cm大きくなります。つまり、昼の砂浜や石段では厚みのある靴で床からの距離を稼ぎ、夜の食事ではぺたんこの靴で裾を床に近づけて長く見せる、といった使い分けができます。

ここは混乱しやすいところなので、言い換えると次のとおりです。

靴底が厚くなるほど、床から裾までの距離は大きくなり、裾は短く見えます。靴底が薄くなるほど、床から裾までの距離は小さくなり、裾は長く見えます。

長すぎるワンピースを持っている人は、厚みのある靴で床からの距離を稼げます。短めのワンピースを持っている人は、ぺたんこの靴で長く見せられます。

靴の形も、裾の見え方に関わります。つま先が覆われた靴は、裾との間に肌が見えないので、裾がつながって長く見えます。素足が見えるサンダルは、裾と靴の間に肌が見えるので、距離が実際より少し大きく見えます。

スリットの上端は、膝との位置で決める

マキシ丈のワンピースは、裾の幅が狭いと歩きにくくなります。そのため、脇や前にスリットが入っている物が多くあります。

スリットを選ぶときは、上端が膝のどこにあるかを見てください。立った状態で、膝の皿の真ん中より下にスリットの上端があれば、歩いても脚はほとんど見えません。膝の真ん中から上に上端があると、大股で歩いたときや、風が吹いたときに太もものあたりまで開きます。

南の島の海沿いは風が強いことが多く、スリットは思っている以上に開きます。膝より上に上端があるワンピースを選ぶなら、下にペチコートか、ワンピースの地色に近い薄手のパンツを合わせると、風を気にせずに歩けます。

スリットがない物は、裾の幅を確かめてください。裾の周りが、自分の歩幅の倍以上あれば、普通に歩けます。歩幅は、普段歩くときの片足のつま先から、もう片方のつま先までの距離で、多くの人で60cm前後です。裾の周りが120cm以上あれば、スリットがなくても歩きにくくはなりません。

生地の重さと、風でのまとわりつき

南の島で困りやすいのが、風でワンピースが脚にまとわりつくことです。これは、床から裾までの距離と、生地の重さの両方で決まります。

軽い生地ほど、風でふわりと広がり、脚にまとわりつきます。薄手の化学繊維や、とても薄いコットンは、少しの風でも脚の形がそのまま出ることがあります。重さのある生地は、風が吹いても裾が落ち着き、まとわりつきにくくなります。

確かめ方は簡単です。売り場でワンピースの裾を片手で持ち、肩の高さまで持ち上げてから放してみてください。すぐにまっすぐ落ちる物は、風でもまとわりつきにくい生地です。ふわっと揺れながらゆっくり落ちる物は、風の強い海沿いでは脚に張りつきやすくなります。

ゆっくり落ちる生地を選ぶなら、床からの距離は5cm寄りにしてください。裾が床に近いほど、風で持ち上がる高さが限られるからです。すぐに落ちる生地なら、10cm寄りでも裾は落ち着いて見えます。

透けも同じように確かめられます。秋冬の南の旅は、昼の日差しが強く、白や淡い色の薄い生地は脚の形が透けて見えることがあります。売り場の照明の下で、ワンピースの裾の中に手を入れて、手の形がはっきり見えるなら、下にペチコートを合わせる前提で選んでください。

羽織る物の丈は、裾から20cm以上離す

秋冬の南の旅では、夜や機内のために、ワンピースの上に羽織る物を1枚持っていくことになります。このとき、羽織の丈がマキシワンピースの裾とどれくらい離れているかで、全体の見え方が変わります。

羽織の丈は、ワンピースの裾から20cm以上離すか、腰のあたりで終わらせてください。

腰で終わる短い羽織は、ワンピースの縦の長さを途切れさせずに、上半身だけを覆います。薄手のカーディガンや、短めのシャツジャケットがこれに当たります。夜の食事の席でも、袖を通したまま食べやすい長さです。

裾から20cm以上離れた長い羽織は、ワンピースとは別の縦の線を作ります。膝のあたりで終わるロングカーディガンや、薄手のトレンチのような物です。ワンピースの裾が20cm以上見えていれば、2枚の長さの違いがはっきりして、重ねている形がきれいに見えます。

いちばん避けたいのは、羽織の丈がワンピースの裾から10cm前後しか離れていない状態です。2枚の裾が近すぎて、どちらがどちらか分からず、全体がもたついて見えます。ワンピースの裾を上着の裾がほとんど覆ってしまうと、旅先の写真で重い印象になります。

羽織の色は、ワンピースの地色の中から1色を拾うか、靴の色に合わせると、まとまって見えます。

羽織を肩に掛ける・腰に巻くとき

昼は暑くて羽織を脱ぎ、夜だけ着るという日は、脱いだ羽織をどう持つかも考えておきましょう。

肩に掛けるなら、羽織の裾がワンピースの腰より下に落ちないかを見てください。長い羽織を肩に掛けると、背中側に布がたまって、マキシ丈の縦の線が途中で切れて見えます。肩に掛けるなら、腰で終わる短い羽織のほうが収まりがよくなります。

腰に巻くのは、マキシ丈とはあまり相性がよくありません。腰に布が集まって、ワンピースの裾の落ち方が変わり、前の裾が持ち上がることがあります。脱いだ羽織は、たたんで鞄に入れるか、腕に掛けて持つほうが、裾の距離を崩さずに済みます。

薄手のカーディガンなら、たたむと手のひらくらいの大きさになるので、昼のあいだは小さな鞄に入れておけます。夜の食事に出かける前にさっと羽織れるよう、取り出しやすい場所に入れておきましょう。

柄と色は、距離を決めてから選ぶ

マキシ丈のワンピースは、面積が大きい分、柄や色の印象が強く出ます。ただし、柄や色を先に決めると、丈の合わない物を選んでしまいがちです。床から裾までの距離が合う物の中から、柄と色を選ぶ順番にしてください。

南の旅の強い光の下では、柄の大きさと地色の明るさが、家で見たときより強く見えます。柄の大きさと地色の選び方は、リゾートワンピース50代|秋冬の南の旅は柄の大きさと地色で選ぶにまとめています。

秋冬の旅であることを意識するなら、夏の旅ほど明るい地色でなくてもかまいません。少し深みのある色や、くすんだ色の地にすると、帰ってきてから秋の街で着るときにもなじみます。

どちらとも取れるとき:距離が真ん中から外れたら

ここからが、いちばん迷いやすいところです。測ってみたら、床から裾までが2〜4cmだった、あるいは11〜14cmだった。そんなとき、どうするか。

2〜4cmで、少し長いとき

床から裾までが2〜4cmの物は、見た目はとてもきれいですが、旅先で裾を踏みやすい長さです。この場合、次の3つのどれかで5cm以上に近づけます。

1つめは、靴の底を厚くする方法です。厚みが2〜3cm大きいサンダルにするだけで、床からの距離は5〜7cmになります。もともと持っている靴で調整できるなら、いちばん手軽です。

2つめは、ウエストを少し上げる方法です。紐やベルトでウエストを締めて、上半身の布を少したるませると、裾が2〜3cm上がります。ワンピースにウエストの紐がついていれば、それを少しきつめに結ぶだけでも効果があります。

3つめは、裾上げをする方法です。床からの距離が2cm以下なら、靴やウエストでの調整では足りないことが多いので、裾上げを考えてください。ただし、裾に飾りがある物や、裾が斜めに切ってある物は、裾上げで形が変わるので、売り場で相談してから決めましょう。

この3つのうち、旅のあいだに使い分けられるのは1つめと2つめです。昼はウエストを上げて歩き、夜はウエストを緩めて裾を長く見せる、といった使い分けができます。

11〜14cmで、少し短いとき

床から裾までが11〜14cmの物は、歩きやすい代わりに、くるぶしが出て足元が冷えやすい長さです。

ここでの選択肢は2つです。1つめは、靴の底を薄くする方法です。厚みのある靴から、ぺたんこの靴に替えるだけで、距離は2〜4cm縮まります。2つめは、足首を覆う物を足す方法です。足首まで隠れるスニーカーや、薄手の靴下を合わせれば、くるぶしが出ていても冷えを防げます。

この長さは、マキシ丈としては少し短いですが、歩きやすさは一番です。旅の予定に砂浜と石段が多く、昼に長く歩くなら、むしろこの長さのほうが合っていることもあります。夜の冷えだけを、足元の物で補えば十分です。

前と後ろで、距離が違うとき

ワンピースによっては、前と後ろで裾の長さが違う物があります。とくに、お尻のあたりにふくらみがある体型だと、後ろの裾がお尻に持ち上げられて、前より2〜3cm短くなることがあります。

測るときは、前と横と後ろの3か所で、床からの距離を確かめてください。後ろだけが短いなら、後ろの距離に合わせて5〜10cmに入るかを見ます。前が長すぎて床に近いなら、前の距離を基準にして、靴で調整します。

鏡で後ろを見るのが難しければ、スマートフォンで横から全身を撮ってみてください。前と後ろの裾の差がはっきり見えます。

旅の途中で雨が降ったとき

秋冬の南の島は、短い雨が急に降ることがあります。マキシ丈で困るのは、濡れた地面からの跳ね返りと、濡れた裾が脚にまとわりつくことです。

雨の日は、床から裾までを10cm以上にしてください。ウエストの紐をきつめに結んで裾を上げるか、厚みのある靴に替えて距離を稼ぎます。5cmのままだと、歩くたびに水たまりの跳ね返りが裾に当たり、裾がすぐに湿ります。

それでも裾が濡れたら、ホテルに戻ってから、裾だけをタオルで挟んで押さえるように水を取ります。こすると生地が毛羽立つので、押さえるだけにしてください。そのあとハンガーに掛けて、裾がどこにも触れないように吊るしておくと、薄手の生地なら翌朝にはほとんど乾いています。

雨が多い季節の旅なら、マキシ丈を2枚持っていくより、1枚をマキシ丈、もう1枚を膝下丈にしておくと、天気に合わせて着替えられます。

子どもと一緒の旅で、抱っこや砂遊びがあるとき

子どもと一緒の旅では、抱っこをしたり、砂浜でしゃがんだりする時間が長くなります。床から裾までの距離が近いと、しゃがんだときに裾が砂につき、子どもを抱き上げるときに自分の足で裾を踏むことがあります。

子どもと一緒なら、床からの距離は10cm前後にしてください。さらに、スリットがあるか、裾の周りが120cm以上ある物を選ぶと、しゃがむ動作が楽になります。抱っこをすると、子どもの足がワンピースの前に当たって裾が持ち上がるので、前の裾が少し短めに見えることも覚えておくとよいでしょう。

砂遊びの時間が長い日は、無理にマキシ丈を着なくてもかまいません。昼はほかの服で過ごし、夕方にホテルへ戻ってからマキシ丈に着替えて、夜の食事に出かける、という使い方もあります。

試着で必ずやる3つの動作

売り場で試着するときは、鏡の前で立つだけでは、旅先での使い心地は分かりません。次の3つの動作をしてみてください。

1つめは、階段を1段上る動作です。試着室に段差があれば、そこで片足を上げてみます。なければ、片足を前に出して膝を曲げ、つま先を床から10cmほど上げてみてください。裾がつま先にかからなければ、階段で踏む心配はほとんどありません。

2つめは、しゃがむ動作です。かかとを床につけたまま、ゆっくりしゃがんでみます。このとき、裾が床に広がりすぎて、手で持ち上げないと立てない状態なら、旅先で荷物を拾うときやトイレのときに困ります。スリットがある物は、しゃがんだときにスリットがどこまで開くかも見ておきます。

3つめは、早歩きの動作です。試着室の外の通路で、5歩ほど早めに歩いてみてください。裾が脚にまとわりつかず、膝の動きを邪魔しなければ、旅先の移動でも困りません。

この3つで違和感がなければ、床から裾までの距離も、生地の重さも、旅に合っていると考えてかまいません。

ネットで買うときの、代わりの確かめ方

ネットで買うときは試着ができないので、届いてから家で同じ3つの動作をしてください。家の階段か玄関の上がり框で1段上り、床にしゃがみ、廊下を早歩きします。

そのうえで、旅で履く靴を履いて、床から裾までの距離を測ります。届いた時点で値札やタグを外さずに確かめれば、合わなかったときに返品や交換の手続きがしやすくなります。

商品の説明に着丈しか書いていない場合は、裾の周りの長さやスリットの位置も、問い合わせるか、写真で確かめてください。モデルが着ている写真があれば、モデルの身長と、写真の中で床から裾までがどれくらいあるかを見ると、自分が着たときのおおよその距離が想像できます。

帰ってきてから、秋の街で着るなら

南の旅のために選んだマキシワンピースを、帰ってきてから秋の街でも着たい、という人も多いはずです。

秋の街で着るなら、床から裾までが5〜10cmの物が使いやすい長さです。ショートブーツと合わせても、裾がブーツの口に引っかからず、裾と靴の間にほとんど肌が見えません。スニーカーと合わせるなら、7〜10cmくらいが軽く見えます。

上には、薄手のニットを重ねるか、ジャケットを羽織ります。ニットを重ねるなら、ウエストのあたりで終わる丈を選ぶと、ワンピースの縦の長さが活きます。ジャケットを羽織るなら、さきほどの羽織の考え方と同じで、腰で終わる短い物か、ワンピースの裾から20cm以上離れた長い物にします。

旅先で着た服を街で着るときの考え方は、リゾート服を秋の街で重ねて着るにもまとめています。

長いリゾートワンピースで起きやすい失敗

最後に、マキシ丈に限らず、長いリゾートワンピースで旅先によく起きる失敗を、床から裾までの距離の考え方で振り返っておきます。

裾を踏んでしまう失敗は、ほとんどが距離3cm以下で起きています。砂がつく、裾が濡れる失敗は、砂浜で距離が5cm以下になったときに起きます。足元が冷えたという失敗は、距離が11cmを超えていたときです。

これらはどれも、出発前に床からの距離を測っておけば、靴の選び方とウエストの調整で防げることです。

長い丈で起きる失敗とその直し方は、リゾートワンピ ロング|秋冬の南の旅で裾・風・夜の冷えを直すでも詳しく書いています。水着の上から着る物と組み合わせたい人は、水着の上に着るやつ|秋冬の南の島は、風と水温で袖と丈を選ぶも合わせて読んでみてください。

出発前に、もう一度だけ確かめること

出発の前に、旅先で履く靴とワンピースを実際に合わせて、床から裾までの距離をもう一度測ってください。家で試着したときとは違う靴を持っていくことにした場合、距離が変わっているかもしれません。

そのうえで、旅の予定を見直します。砂浜と石段が多いなら10cm寄り、夜に外にいる時間が長いなら8cm以内、機内でも着るなら7〜10cm。この3つのどれに当てはまるかを確かめれば、靴とウエストの調整で、ほとんどの場面に合わせられます。

マキシ丈のリゾートワンピースは、丈が長い分、少しの距離の違いで印象も使い心地も大きく変わる服です。着丈の数字ではなく、あなたが立ったときの床からの距離で選べば、旅先でも、帰ってきてからの街でも、長く着られる1枚になります。

よくある問い

Q. 身長が低めでも、マキシワンピースは着られますか
着られます。大事なのは身長ではなく、靴を履いた状態で床から裾までが何cmになるかです。肩の頂点から床までの高さを測って、そこから5〜10cm短い着丈を選べば、身長に関係なく同じ見え方になります。長すぎる場合は、ウエストを紐やベルトで少し上げるか、靴底の厚い物にして調整してください。
Q. 秋冬に南の島へ行くとき、マキシワンピースだと寒くないですか
現地の昼は過ごしやすいことが多いですが、夜の海風や機内・空港の冷房で冷えます。床から裾までを10cm以内にしておくと足首が隠れて冷えにくくなります。上には腰で終わる短めの羽織か、裾から20cm以上上で終わる長めの羽織を1枚持つと、夜の食事でも使えます。
Q. スリットが入っているマキシワンピースは、歩きやすいですか
歩きやすくなりますが、スリットの上端の位置で印象が変わります。膝の真ん中から下に上端があれば、歩いても脚はほとんど見えません。膝より上に上端がある物は、風が強い海沿いでは大きく開くので、下にペチコートか薄手のレギンスを合わせると安心です。
Q. 旅行から帰ってきてから、秋の街でも着られますか
着られます。床から裾までが5〜10cmの物なら、ショートブーツやスニーカーと合わせても裾が靴に当たりにくいです。上に薄手のニットを重ねるか、ジャケットを羽織れば、秋の街でも季節に合った見え方になります。

— メグラシ編集部

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冬の韓国は、外は氷点下なのに店や地下鉄の中は汗ばむほど暖かい場所です。外の寒さに合わせて着込むと、中で脱げずに汗が冷えます。旅程の外を歩く分数と屋内に入る回数から、脱ぐ順に重ねる組み方を解説します。

メグラシ編集部/読了 17分
台湾旅行の服装 冬|台北は雨と風の日数で、羽織りの種類を選ぶ

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台湾旅行の服装 冬|台北は雨と風の日数で、羽織りの種類を選ぶ

冬の台北は、東京や大阪の冬ほど冷え込まないものの、小雨と北東からの風が続く日が多く、日本の冬服のままでは暑く、秋服だけでは冷えます。滞在中の予報で雨の日数と風の強さを数え、雨が半分以上なら撥水のフード付き、風が強ければ薄手の中綿、南へ回るなら薄い羽織り、と羽織りの種類を決めます。中に着るものの重ね方、出発地の寒さとの折り合い、山側や海沿いへの日帰り、寒波の予報が出たときの足し方まで。

メグラシ編集部/読了 16分

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