メグラシ
着こなす

レインコートの選び方|自転車か歩きかで丈と冬の重ね方を分ける

メグラシ編集部//読了 10分
冷たい雨の降る住宅街の軒先に止めた自転車のハンドルに、濡れたフード付きのレインコートが掛けてある

**雨の日に自転車に乗るなら、腰からももまでの丈で、前が二重に閉じるものを選んでください。**傘をさして歩くなら、膝が隠れる丈で、傘と組み合わせて使うものを選びます。2つは丈の向きが逆なので、1着で両方を満たそうとすると、どちらかが濡れます。

寒い季節は、もう1つ分かれ目があります。片道で外にいる時間が15分を超えるか、気温が10度を下回る日が多いなら、レインコートをその日の上着にして、中を厚くしてください。それより短く暖かいなら、いつものコートの上に重ねるほうが脱ぎ着が楽です。

選ぶ順番は、乗るか歩くか、次に上に着るか上着にするか、最後に素材です。素材から選ぶと、丈と重ね方が後からずれて、結局2着目を買うことになります。

結論:乗るか歩くかで、丈と前の閉じ方が逆になる

自転車に乗る傘をさして歩く
丈腰からももの中ほど膝が隠れる、ふくらはぎの上まで
前の閉じ方ファスナーの上をボタンで覆う二重ボタンかファスナーの一重で足りる
背中前かがみで背中がめくれない長さ普通の後ろ丈
フード横が見えるもの傘があれば、なくてもよい
濡れやすい所太もも・膝・手首すね・足首・裾

乗る人と歩く人で、守る場所が上下に分かれるのが、この表の読み方です。両方する日がある人は、後半の「どちらとも取れるとき」に進んでください。

自転車に乗る人:膝より長い丈を選ばない

自転車で長いレインコートを着ると、ペダルをこぐたびに前が膝で割れて、結局太ももが濡れます。裾が車輪やチェーンに近づくのも危険です。

丈は、サドルに座ったときに裾が座面に乗るくらい、腰からももの中ほどまでにしてください。太ももから下は、レインパンツか、雨を通しにくい厚手のパンツで受けます。

前の閉じ方は二重にします。ファスナーだけだと、走ったときの風で雨がファスナーの線から入ります。ファスナーの上を布のふたで覆い、ボタンかとめ具でとめる型を選んでください。

背中は、前かがみになったときにめくれない長さが要ります。試着で自転車に乗る姿勢をとり、腰の後ろが出ないかを鏡で確かめてください。

自転車に乗る人:手首とフードを試着で見る

自転車で一番濡れるのは、実は手首です。ハンドルを握ると袖が上がり、手袋との間に隙間ができます。袖口をとめられるもので、腕を前に伸ばしたときに手首の骨が隠れる袖丈にしてください。

フードは、かぶったまま首を左右に回して、肩ごしに後ろが見えるかを確かめます。顔の両側が透明な素材になっているものか、つばが付いていてひもで顔に沿わせられるものなら、視界が狭くなりにくくなります。

前かごの荷物まで覆いたいなら、ポンチョ型も候補です。ただし風の強い日は裾が持ち上がるので、袖のある型と使い分けてください。

傘をさして歩く人:膝が隠れる丈で受ける

傘をさして歩くと、上半身はほぼ濡れません。濡れるのは、傘の外に出る膝から下と、足を前に出したときの裾です。

丈は膝が隠れる長さ、ふくらはぎの上までにしてください。膝より短いと、前に出した膝が傘の外に出て、パンツやスカートの膝だけが濡れます。逆にくるぶしまで長いと、裾が水たまりの跳ねを受けて、裾の内側から濡れます。

足元をどう選ぶかは、雨の日の靴 女性 通勤で、履き替えられるかと歩く分数で分けています。レインコートの丈と靴の高さは、膝から下を2つで受ける組み合わせです。

傘をさして歩く人:前は一重、袖は少し長めに

歩く人は、自転車ほど風を正面から受けません。前はボタンかファスナーの一重で足ります。そのぶん、普通のコートに近い見た目のものを選べます。

袖は、傘を持つ手の手首が隠れる長さにしてください。傘の柄を握ると腕が上がり、袖口から雨が入ります。試着で、傘を持つ高さに腕を上げて、手首の骨が出ないかを見ます。

フードは、傘をさすならなくても困りません。風の強い日だけ、首元からの雨を防ぐために使えれば足ります。

寒い季節:コートの上に重ねるか、レインを上着にするか

秋の終わりから冬の雨は冷たく、レインコート1枚では寒い日が出てきます。ここで分かれるのは、外にいる時間と気温です。

いつものコートの上に重ねるレインを上着にして中を厚くする
向く人片道で外にいるのが15分以内片道で外にいるのが15分を超える
気温の目安10度以上の日が多い10度を下回る日が多い
サイズ肩幅がコートより3cm以上広い普段の服と同じサイズ
中に着るものいつものコートと服厚手のニットか、薄い中綿の上着
着いたあとレインだけ脱いで畳むレインを掛けて、中の上着で過ごす

外にいる時間が短い人は重ね、長い人は上着にすると覚えてください。短い人がレインを上着にすると、着いた先でレインを脱いだあとの上着がありません。長い人がコートの上に重ねると、肩と腕が窮屈なまま長く歩くことになります。

厚手のニットを中に着る日の目安は、厚手ニット一枚で出られる気温で、外にいる分数と汗の量から決めています。

重ねる人のサイズの決め方

いつものコートの上に重ねるなら、レインコートの肩幅がコートより3cm以上広いものを選んでください。袖を通したあと、腕を前に伸ばして、背中が突っ張らないかを確かめます。

丈は、下のコートの裾が出ない長さにします。下のコートの裾が出ると、そこから雨が伝ってコートが濡れます。自転車に乗る人で、下のコートが長い場合は、コートを短い上着に替えるほうが楽です。

重ねたまま電車に乗ると、暖房で汗をかきます。乗る前にレインだけ脱いで、畳んで袋に入れられる厚さかどうかも、選ぶときに見てください。

上着にする人の中の決め方

レインコートを上着にする人は、中の1枚で寒さを調整します。気温が5〜10度なら厚手のニット、5度を下回るなら薄い中綿の上着を中に着ます。

レインコートは風を通しにくいので、同じ気温でもウールのコート1枚より暖かく感じます。中を厚くしすぎると、歩いているうちに中が汗で湿って、着いたあと冷えます。外にいる時間が30分を超える日は、中を1段薄くして、首元をマフラーで調整してください。

どちらとも取れるとき:乗る日と歩く日がある

晴れの日は自転車、雨の日は歩くか乗るかをその日に決める。この人は、どちらか1着に決めずに、丈を自転車側に寄せて、歩く日の膝から下を別のもので受けてください。

迷い方決め方
雨の日に乗る日が週の半分以上自転車の丈。歩く日は長めの靴で膝下を受ける
雨の日に乗る日が週に1〜2回歩く丈を選び、乗る日だけポンチョ型を重ねる
乗るのは雨が弱い日だけ歩く丈。強い雨の日は乗らないと先に決める

**丈を長い側に寄せて自転車に乗るのは避けてください。**裾が前で割れて脚が濡れるうえに、車輪に近づきます。短い丈で歩く日の膝から下は、靴とパンツで受けられますが、長い丈で乗る日の危なさは、別のもので受けられません。

撥水のコートで足りる人

駅や車までの数分しか雨の中にいない人は、レインコートではなく、撥水加工のコートで足ります。撥水のコートは表面で水をはじきますが、縫い目から少しずつしみてくるので、15分以上雨の中にいる日には向きません。

その代わり、冬の間ずっと普段の上着として着られます。雨の日だけ着るレインコートは、1年のうちに出番が少なく、畳んだまま置いておくうちに傷みます。外にいる時間が短い人は、撥水のコートを1着、それで足りない日だけ折りたたみ傘を足す、で冬は越せます。

素材と手入れは最後に見る

丈と重ね方が決まったら、最後に素材を見ます。雨が中まで通らないかと、中の湿気が外に抜けるかの2つです。外にいる時間が長い人ほど、湿気が抜ける素材を選ばないと、中が蒸れて冷えます。

はじく力は、洗ったあと弱くなります。洗濯表示に従って洗い、乾いたあとに低い温度でアイロンをあてるか、乾燥機にかけると戻るものがあります。表面に水がなじんで広がるようになったら、手入れの時期です。

まとめ:先に決めるのは、乗るか歩くか

自転車に乗るなら腰からももの丈で前は二重、歩くなら膝が隠れる丈で傘と組み合わせます。寒い季節は、外にいる時間が15分を超えるか、気温が10度を下回るなら、レインを上着にして中を厚くしてください。

乗る日と歩く日がある人は、丈を自転車側に寄せて、歩く日の膝から下を靴で受けます。外にいる時間が数分なら、撥水のコート1着で冬を越せます。季節ごとの服の組み方は東京の服装でも、最高と最低の気温の差から分けています。

よくある質問

Q. レインコートと撥水のコートは、どちらを選べばいいですか 雨の中に15分以上いる日があるならレインコートを、駅や車までの数分しか外にいないなら撥水のコートを選んでください。撥水のコートは冬の間ずっと普段の上着として着られます。

Q. 自転車でポンチョ型を着てもいいですか 前かごがある自転車なら、手元とかごの荷物まで覆えます。ただし風の強い日は裾が持ち上がるので、袖口と裾をとめられるものを選び、風が強い日は袖のある型に替えてください。

Q. 冬のコートの上にレインコートを重ねると、肩がきつくなります 肩幅が、いつものコートより3cm以上広いものを選んでください。腕を前に伸ばして、背中が突っ張らなければ足ります。

Q. フードをかぶると横が見えません 自転車に乗るなら、顔の両側が透明な素材のフードか、つばとひもで顔に沿わせられるフードを選んでください。かぶったまま首を左右に回して、肩ごしに後ろが見えるかを試着で確かめます。

— メグラシ編集部

あわせて読みたい

雨の日の靴 女性 通勤|履き替えられるかと歩く分数で1足を選ぶ

着こなす

雨の日の靴 女性 通勤|履き替えられるかと歩く分数で1足を選ぶ

雨の日の通勤の靴は、職場で履き替えられるかと、片道で外を歩く分数の2つで1足に絞れます。履き替えられる人は濡れてよい靴、履き替えられない人は濡れても乾きやすい靴。秋冬の冷たい雨で足が冷える日、滑りやすい道、どちらとも取れる場合の選び方まで書きました。

メグラシ編集部/読了 10分
薄手のセーター 気温|一枚で着るか中に着るかで、合う度数が逆になる

着こなす

薄手のセーター 気温|一枚で着るか中に着るかで、合う度数が逆になる

薄手のセーターが合う気温は、一枚で着るなら最高気温19〜23度、コートの中に着るなら最高気温8〜14度と、ほぼ反対の帯になります。どちらで着るかを先に決めれば、迷う日はぐっと減ります。手持ちの一枚が本当に薄手かを光と重さで測る方法、どちらとも取れる14〜18度の日の決め方、汗をかく人と冷える人で帯を動かす幅まで。秋の終わりから冬の立ち上がりに、薄手のセーターをいつ出すか迷う人のための記事です。

メグラシ編集部/読了 11分
服の着回し|色3色・形の違うボトム2本・羽織り1枚で枚数が決まる

着こなす

服の着回し|色3色・形の違うボトム2本・羽織り1枚で枚数が決まる

服の着回しは、色を3色までに絞り、形の違うボトムを2本、羽織りを1枚決めると、残りのトップスの枚数が自動的に決まります。何枚で何日回せるかの組み合わせ表、色の決め方、秋冬の季節別、仕事・休日・子育て・旅行の場面別、年代別、骨格別の入口、買い足す順番、地味にならない小物までをまとめた、着回しの地図です。

メグラシ編集部/読了 30分
60代の京都旅行の服装|歩く量と冷える場所で重ね方を分ける

着こなす

60代の京都旅行の服装|歩く量と冷える場所で重ね方を分ける

60代の京都旅行は、同じ秋の終わりでも服の正解が人によって割れます。分かれ目は、一日に歩く量と、冷えが先に来る場所が足か腰か上半身か。観光バスやタクシー中心で歩きが少ない人と、一日一万歩を超える人では、重ねる枚数も靴も逆になります。畳に座る場面、靴を脱ぐ場面、石段の上り下りまで、自分の旅程を当てはめて決める手順をまとめました。

メグラシ編集部/読了 11分
ロングスカートに合うアウター冬|裾の広がりで上着の丈を分ける

着こなす

ロングスカートに合うアウター冬|裾の広がりで上着の丈を分ける

冬のロングスカートに合わせる上着は、スカートの裾が広がるか細いかで選ぶ丈が逆になります。広がるスカートには腰までの短い上着か、スカートの裾近くまである細身の長い上着。細いスカートには太もも丈も膝丈も使えます。平らに置いて腰幅と裾幅を測る見分け方、2枚の裾を5センチ以上離す理由、どちらとも取れるゆるい広がりのとき、上着が1着しかないとき、ふくらむ上着を合わせる日まで、測れる順に整理しました。

メグラシ編集部/読了 8分
プールの上に着るやつ|秋冬の温水プールは、入るか見守るかで分ける

着こなす

プールの上に着るやつ|秋冬の温水プールは、入るか見守るかで分ける

秋冬の温水プールで「上に着るやつ」に迷ったら、自分が水に入るのか、子どもや家族を見守るだけなのかで選び方が分かれます。入る人は水着の上に、前が開いて濡れても困らないもの。見守る人は、外の寒さ用と館内の暑さ用を1枚で済ませないこと。一緒に入る人は、プールサイドでの着る・脱ぐの往復を減らす形。館内の室温と湿度の目安、外を歩く距離、濡れた髪で外に出る時間から、当日の組み合わせを決める手順をまとめました。

メグラシ編集部/読了 9分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込