レインコートの選び方|自転車か歩きかで丈と冬の重ね方を分ける

**雨の日に自転車に乗るなら、腰からももまでの丈で、前が二重に閉じるものを選んでください。**傘をさして歩くなら、膝が隠れる丈で、傘と組み合わせて使うものを選びます。2つは丈の向きが逆なので、1着で両方を満たそうとすると、どちらかが濡れます。
寒い季節は、もう1つ分かれ目があります。片道で外にいる時間が15分を超えるか、気温が10度を下回る日が多いなら、レインコートをその日の上着にして、中を厚くしてください。それより短く暖かいなら、いつものコートの上に重ねるほうが脱ぎ着が楽です。
選ぶ順番は、乗るか歩くか、次に上に着るか上着にするか、最後に素材です。素材から選ぶと、丈と重ね方が後からずれて、結局2着目を買うことになります。
結論:乗るか歩くかで、丈と前の閉じ方が逆になる
| 自転車に乗る | 傘をさして歩く | |
|---|---|---|
| 丈 | 腰からももの中ほど | 膝が隠れる、ふくらはぎの上まで |
| 前の閉じ方 | ファスナーの上をボタンで覆う二重 | ボタンかファスナーの一重で足りる |
| 背中 | 前かがみで背中がめくれない長さ | 普通の後ろ丈 |
| フード | 横が見えるもの | 傘があれば、なくてもよい |
| 濡れやすい所 | 太もも・膝・手首 | すね・足首・裾 |
乗る人と歩く人で、守る場所が上下に分かれるのが、この表の読み方です。両方する日がある人は、後半の「どちらとも取れるとき」に進んでください。
自転車に乗る人:膝より長い丈を選ばない
自転車で長いレインコートを着ると、ペダルをこぐたびに前が膝で割れて、結局太ももが濡れます。裾が車輪やチェーンに近づくのも危険です。
丈は、サドルに座ったときに裾が座面に乗るくらい、腰からももの中ほどまでにしてください。太ももから下は、レインパンツか、雨を通しにくい厚手のパンツで受けます。
前の閉じ方は二重にします。ファスナーだけだと、走ったときの風で雨がファスナーの線から入ります。ファスナーの上を布のふたで覆い、ボタンかとめ具でとめる型を選んでください。
背中は、前かがみになったときにめくれない長さが要ります。試着で自転車に乗る姿勢をとり、腰の後ろが出ないかを鏡で確かめてください。
自転車に乗る人:手首とフードを試着で見る
自転車で一番濡れるのは、実は手首です。ハンドルを握ると袖が上がり、手袋との間に隙間ができます。袖口をとめられるもので、腕を前に伸ばしたときに手首の骨が隠れる袖丈にしてください。
フードは、かぶったまま首を左右に回して、肩ごしに後ろが見えるかを確かめます。顔の両側が透明な素材になっているものか、つばが付いていてひもで顔に沿わせられるものなら、視界が狭くなりにくくなります。
前かごの荷物まで覆いたいなら、ポンチョ型も候補です。ただし風の強い日は裾が持ち上がるので、袖のある型と使い分けてください。
傘をさして歩く人:膝が隠れる丈で受ける
傘をさして歩くと、上半身はほぼ濡れません。濡れるのは、傘の外に出る膝から下と、足を前に出したときの裾です。
丈は膝が隠れる長さ、ふくらはぎの上までにしてください。膝より短いと、前に出した膝が傘の外に出て、パンツやスカートの膝だけが濡れます。逆にくるぶしまで長いと、裾が水たまりの跳ねを受けて、裾の内側から濡れます。
足元をどう選ぶかは、雨の日の靴 女性 通勤で、履き替えられるかと歩く分数で分けています。レインコートの丈と靴の高さは、膝から下を2つで受ける組み合わせです。
傘をさして歩く人:前は一重、袖は少し長めに
歩く人は、自転車ほど風を正面から受けません。前はボタンかファスナーの一重で足ります。そのぶん、普通のコートに近い見た目のものを選べます。
袖は、傘を持つ手の手首が隠れる長さにしてください。傘の柄を握ると腕が上がり、袖口から雨が入ります。試着で、傘を持つ高さに腕を上げて、手首の骨が出ないかを見ます。
フードは、傘をさすならなくても困りません。風の強い日だけ、首元からの雨を防ぐために使えれば足ります。
寒い季節:コートの上に重ねるか、レインを上着にするか
秋の終わりから冬の雨は冷たく、レインコート1枚では寒い日が出てきます。ここで分かれるのは、外にいる時間と気温です。
| いつものコートの上に重ねる | レインを上着にして中を厚くする | |
|---|---|---|
| 向く人 | 片道で外にいるのが15分以内 | 片道で外にいるのが15分を超える |
| 気温の目安 | 10度以上の日が多い | 10度を下回る日が多い |
| サイズ | 肩幅がコートより3cm以上広い | 普段の服と同じサイズ |
| 中に着るもの | いつものコートと服 | 厚手のニットか、薄い中綿の上着 |
| 着いたあと | レインだけ脱いで畳む | レインを掛けて、中の上着で過ごす |
外にいる時間が短い人は重ね、長い人は上着にすると覚えてください。短い人がレインを上着にすると、着いた先でレインを脱いだあとの上着がありません。長い人がコートの上に重ねると、肩と腕が窮屈なまま長く歩くことになります。
厚手のニットを中に着る日の目安は、厚手ニット一枚で出られる気温で、外にいる分数と汗の量から決めています。
重ねる人のサイズの決め方
いつものコートの上に重ねるなら、レインコートの肩幅がコートより3cm以上広いものを選んでください。袖を通したあと、腕を前に伸ばして、背中が突っ張らないかを確かめます。
丈は、下のコートの裾が出ない長さにします。下のコートの裾が出ると、そこから雨が伝ってコートが濡れます。自転車に乗る人で、下のコートが長い場合は、コートを短い上着に替えるほうが楽です。
重ねたまま電車に乗ると、暖房で汗をかきます。乗る前にレインだけ脱いで、畳んで袋に入れられる厚さかどうかも、選ぶときに見てください。
上着にする人の中の決め方
レインコートを上着にする人は、中の1枚で寒さを調整します。気温が5〜10度なら厚手のニット、5度を下回るなら薄い中綿の上着を中に着ます。
レインコートは風を通しにくいので、同じ気温でもウールのコート1枚より暖かく感じます。中を厚くしすぎると、歩いているうちに中が汗で湿って、着いたあと冷えます。外にいる時間が30分を超える日は、中を1段薄くして、首元をマフラーで調整してください。
どちらとも取れるとき:乗る日と歩く日がある
晴れの日は自転車、雨の日は歩くか乗るかをその日に決める。この人は、どちらか1着に決めずに、丈を自転車側に寄せて、歩く日の膝から下を別のもので受けてください。
| 迷い方 | 決め方 |
|---|---|
| 雨の日に乗る日が週の半分以上 | 自転車の丈。歩く日は長めの靴で膝下を受ける |
| 雨の日に乗る日が週に1〜2回 | 歩く丈を選び、乗る日だけポンチョ型を重ねる |
| 乗るのは雨が弱い日だけ | 歩く丈。強い雨の日は乗らないと先に決める |
**丈を長い側に寄せて自転車に乗るのは避けてください。**裾が前で割れて脚が濡れるうえに、車輪に近づきます。短い丈で歩く日の膝から下は、靴とパンツで受けられますが、長い丈で乗る日の危なさは、別のもので受けられません。
撥水のコートで足りる人
駅や車までの数分しか雨の中にいない人は、レインコートではなく、撥水加工のコートで足ります。撥水のコートは表面で水をはじきますが、縫い目から少しずつしみてくるので、15分以上雨の中にいる日には向きません。
その代わり、冬の間ずっと普段の上着として着られます。雨の日だけ着るレインコートは、1年のうちに出番が少なく、畳んだまま置いておくうちに傷みます。外にいる時間が短い人は、撥水のコートを1着、それで足りない日だけ折りたたみ傘を足す、で冬は越せます。
素材と手入れは最後に見る
丈と重ね方が決まったら、最後に素材を見ます。雨が中まで通らないかと、中の湿気が外に抜けるかの2つです。外にいる時間が長い人ほど、湿気が抜ける素材を選ばないと、中が蒸れて冷えます。
はじく力は、洗ったあと弱くなります。洗濯表示に従って洗い、乾いたあとに低い温度でアイロンをあてるか、乾燥機にかけると戻るものがあります。表面に水がなじんで広がるようになったら、手入れの時期です。
まとめ:先に決めるのは、乗るか歩くか
自転車に乗るなら腰からももの丈で前は二重、歩くなら膝が隠れる丈で傘と組み合わせます。寒い季節は、外にいる時間が15分を超えるか、気温が10度を下回るなら、レインを上着にして中を厚くしてください。
乗る日と歩く日がある人は、丈を自転車側に寄せて、歩く日の膝から下を靴で受けます。外にいる時間が数分なら、撥水のコート1着で冬を越せます。季節ごとの服の組み方は東京の服装でも、最高と最低の気温の差から分けています。
よくある質問
Q. レインコートと撥水のコートは、どちらを選べばいいですか 雨の中に15分以上いる日があるならレインコートを、駅や車までの数分しか外にいないなら撥水のコートを選んでください。撥水のコートは冬の間ずっと普段の上着として着られます。
Q. 自転車でポンチョ型を着てもいいですか 前かごがある自転車なら、手元とかごの荷物まで覆えます。ただし風の強い日は裾が持ち上がるので、袖口と裾をとめられるものを選び、風が強い日は袖のある型に替えてください。
Q. 冬のコートの上にレインコートを重ねると、肩がきつくなります 肩幅が、いつものコートより3cm以上広いものを選んでください。腕を前に伸ばして、背中が突っ張らなければ足ります。
Q. フードをかぶると横が見えません 自転車に乗るなら、顔の両側が透明な素材のフードか、つばとひもで顔に沿わせられるフードを選んでください。かぶったまま首を左右に回して、肩ごしに後ろが見えるかを試着で確かめます。
— メグラシ編集部





