50代の11月の服装|中に足すか、上を替えるかは脱ぎ着の回数で決まる

11月に「寒くなってきた」と感じたとき、選択肢は2つしかありません。中にもう1枚足すか、外側を厚いものに替えるかです。
どちらでも体感は上がります。違うのは、その先の一日の扱いやすさです。50代の11月は屋内と屋外を行き来する回数が増える時期でもあるので、ここを間違えると一日中どちらかで持て余します。
分岐は数字で決められます。その日、上着を脱ぎ着する回数です。
📋 早見表|脱ぎ着の回数と、動かす場所
| 脱ぎ着の回数 | 動かす場所 | 理由 |
|---|---|---|
| 0〜2回 | 外側を1段厚く | 脱ぎ着が少ないので厚くても負担が小さい |
| 3〜4回 | 中に1枚足す | 外側は軽いままにして、扱う重さを減らす |
| 5回以上 | 中に1枚+首元1点 | 外側は前を開けるだけで調整できる状態に |
回数は朝に予定表を見れば数えられます。屋内に入る回数がそのまま脱ぎ着の回数になります。
脱ぎ着の回数を数える
家を出て、職場に着いて脱ぐ。これで1回です。昼に外へ出て戻って、また脱ぐ。2回。
買い物や用事が続く日は、店に入るたびに1回ずつ増えます。3か所回れば3回です。人と会う予定が2つ入っている日も、たいてい3回を超えます。
逆に、職場と家の往復だけの日は2回で収まります。車で移動して目的地が1か所の日も2回です。
3回が境目です。ここを超えたら、動かすのは中です。
中に足す|厚みは肩ではなく胴に置く
中に1枚足すとき、置く場所で使い勝手が変わります。
置くのは胴です。肩に厚みが乗ると、腕の上がる範囲が狭くなります。その状態で外側を着ると、肩の周りに2重の厚みができて、腕を前に出す動作が止まります。荷物を持ち替える、上の棚に手を伸ばす、といった動きが窮屈になります。
胴に置くと、腕は自由なまま体感だけが上がります。選ぶのは、袖が薄くて身頃に厚みのあるものです。袖まで厚いものを2枚重ねると、肘を曲げたときに内側で布が溜まります。
中に足す1枚の厚みの目安
親指と人差し指で布をつまんで、指の間の距離で測ります。
| つまんだ厚み | 上げ幅の目安 | 向いている時期 |
|---|---|---|
| 1mm前後 | 体感1度 | 11月上旬の朝だけ |
| 2〜3mm | 体感2〜3度 | 11月中旬から下旬 |
| 5mm以上 | 体感4度以上 | 12月に入ってから |
11月に入れるのは2〜3mmです。5mm以上のものを11月に中へ入れると、暖房の効いた屋内で暑くなって、結局その1枚を脱ぐことになります。中に入れた1枚は脱げない層なので、脱ぎたくならない厚みに留めます。
上を替える|脱ぎ着が少ない日の選び方
2回以下の日は、外側を1段厚くします。
このとき見るのは丈が止まる高さです。その日いちばん長くとる姿勢から決めます。座る時間が長い日は、腰の骨の出っ張りより下、太ももの真ん中より上。この範囲なら、座ったときに裾を下に敷き込みません。敷き込むと、立ち上がったあとに横向きの折れ線が残ります。
歩く時間が長い日は、膝の上まで長くして構いません。歩いているあいだは裾が動くので、折れ線が残りません。
外側の前を開けるかどうかで、もう1段調整できる
外側を厚くした日でも、前を開けるか閉めるかで体感は1〜2度動きます。
閉めた状態を基準に選んでください。閉めて少し暑いくらいが11月の適量です。そうすると、屋内に入る前に前を開けるだけで済み、脱がずに調整できます。
閉めてちょうどいいものを選ぶと、屋内で必ず脱ぐことになります。脱ぎ着の回数が2回以下の日に厚いものを持ち歩くのは避けたいので、開けて調整できる余地を残しておきます。
顔まわりの光は、面ではなく粒で足す
11月は太陽の高さが下がります。同じ服でも、10月より顔に当たる光が減ります。
ここで首元に淡い色を面で広く置くと、顔と服の境目が消えて輪郭がぼやけます。足すのは粒です。表面で光を小さく反射するものを1〜2点、耳から鎖骨のあいだの高さに置きます。
粒の大きさは、爪の半分より小さいものが目安です。それより大きい面で光ると、光った場所だけが目に入ります。小さい粒が2つ以内なら、光の量だけが戻って顔の輪郭は保たれます。
素材は、光を返す面と吸う面を1つずつ
11月は全身を厚みのある素材で組むことになるので、全部が光を吸う面だと平らに見えます。
光を返す面を1つだけ入れてください。表面が滑らかで、動かすと光の位置が変わるものです。残りは光を吸う面にします。返す面が2つ以上になると、視線が分かれてまとまりが弱くなります。
置く場所は、顔から遠いほうが扱いやすいです。ボトムスか足元に1つ。顔の近くに置くと、光が顔に当たって輪郭が強く出ます。
ボトムスは、裾と靴の重なりを2cmに
11月の足元は、地面から冷えが上がってきます。裾と靴の履き口が離れていると、そこから風が入ります。
重なりを2cmにしてください。裾が靴の履き口に2cm入る、または2cm被る。0cmだと隙間ができ、5cm以上だと裾が溜まって歩幅が狭くなります。
丈が合わないボトムスは、履き口の高い靴に替えるか、裾を1〜2回折ります。折る回数は1回までにすると、折り目の厚みが目立ちません。
色数は3色、そのうち1色を濃い側に置く
11月は光が減るぶん、全体が沈んで見えます。ここで全部を明るくすると、今度は季節から浮きます。
3色のうち1色を濃い側に置いてください。濃い色が1つあると、そこが基準になって残りの2色の明るさが読めます。濃い色が0だと全体が均一に淡くなり、輪郭が背景に溶けます。
濃い色を置く場所は、面積のいちばん大きいところが扱いやすいです。ボトムスか外側の1枚。顔の近くに濃い色を置くと、光の少ない11月では顔まわりが暗く見えます。
上旬|外側1枚で足りる
日中18度前後、朝10度前後。この段階では中に足す必要がありません。
外側は薄手の1枚で、前を開けて歩ける状態にします。屋内に入ったら脱ぎます。10月下旬の組み立てをそのまま持ち越せます。
上旬に外側を厚くすると、暖房の入った屋内でずっと暑くなります。上旬は動かさないのが正解です。
中旬|首元に1点足す
日中15度前後、朝8度前後。ここで首から風が入り始めます。
足すのは首元の1点だけです。中も外もまだ動かしません。首元に1点入るだけで、上半身全体の体感が1〜2度上がります。
このとき、首元に足すものと顔まわりの光を兼ねさせないでください。防寒の1点と、光の粒は別に持ちます。兼ねさせると、暖かい日にどちらも外せなくなります。
下旬|中に1枚入れる
日中13度前後、朝5度前後。ここで初めて中に1枚入ります。
入れるのは2〜3mmの厚みで、胴に厚みのあるものです。外側は中旬のままで構いません。これで12月の入り口まで通せます。
外側を厚くするのは12月に入ってからです。11月のうちに外側を最大まで上げてしまうと、12月に上げる余地が残りません。
どちらとも取れるとき|脱ぎ着がちょうど3回の日
3回は境目なので、どちらでも成立します。この場合は外にいる合計時間で決めてください。
外にいる時間が1時間を超えるなら中に足します。厚い外側を1時間着続けるより、中に1枚あって外側が軽いほうが疲れにくいからです。
1時間未満なら上を替えます。外にいる時間が短ければ、厚い外側の扱いにくさは表に出ません。
まとめ
- 分岐は脱ぎ着の回数。3回以上なら中に足す、2回以下なら上を替える
- 中に足す厚みは肩ではなく胴に置く。2〜3mmで11月は足りる
- 外側は閉めて少し暑いくらいにして、前を開けて調整できる状態にする
- 顔まわりの光は面ではなく粒。爪の半分より小さいものを1〜2点
- 動かす順番は、上旬は動かさない/中旬は首元/下旬は中に1枚
明日の予定表を開いて、屋内に入る回数を数えてみてください。その数字だけで、中を動かすか外を動かすかが決まります。
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よくある問い
- Q. 中に足すのと上を替えるのは、どう使い分けますか。
- その日に上着を脱いだり着たりする回数で決めます。3回以上なら中に足してください。脱ぎ着のたびに厚い外側を扱うのは手間が大きく、置き場所も要ります。2回以下なら上を替えるほうが速いです。朝の予定表を見て、屋内に入る回数を数えると分かります。買い物と用事が続く日は3回を超え、職場と家の往復だけの日は2回で収まります。
- Q. 中に足す1枚は、どこに厚みを置けばいいですか。
- 肩ではなく胴に置いてください。肩に厚みが乗ると腕の上がる範囲が狭くなり、外側を着たときに動きが止まります。胴に置けば、腕は自由なまま体感だけが上がります。具体的には、袖が薄くて身頃に厚みのあるものを内側に入れます。袖まで厚いものを2枚重ねると、肘を曲げたときに布が溜まります。
- Q. 50代の11月に、丈はどのくらいが扱いやすいですか。
- 座る時間が長い日は、腰の骨の出っ張りより下、太ももの真ん中より上に裾が止まるものが扱いやすいです。座ったときに裾が下に敷き込まれないので、立ち上がったあとに形が崩れません。歩く時間が長い日は膝の上まで長くしても構いません。裾が止まる高さは、その日いちばん長くとる姿勢から決めます。
- Q. 11月に顔まわりが沈んで見えるのはなぜですか。
- 11月は太陽の高さが下がって、顔に当たる光の量そのものが減ります。同じ服でも10月より暗く見えます。対処は面ではなく粒です。首元に淡い色を面で広く置くと、顔と服の境目が消えて輪郭がぼやけます。粒の小さい光を1〜2点、耳から鎖骨のあいだの高さに置くと、光の量だけが戻ります。
- Q. 上旬と下旬で、何を変えればいいですか。
- 変えるのは中に足す1枚の有無だけです。上旬は外側1枚で足ります。中旬から首元に1点足します。下旬に入って朝が5度前後になったら、中に1枚入れます。外側を上旬から厚くすると、11月の暖房の効いた屋内でずっと暑い状態が続きます。増やす場所は内側と首元で、外側は下旬まで動かさないほうが扱いやすいです。
— メグラシ編集部





