メグラシ
着こなす

50代の11月の服装|中に足すか、上を替えるかは脱ぎ着の回数で決まる

メグラシ編集部//読了 13分
11月の装いを鏡の前で確かめている50代女性

11月に「寒くなってきた」と感じたとき、選択肢は2つしかありません。中にもう1枚足すか、外側を厚いものに替えるかです。

どちらでも体感は上がります。違うのは、その先の一日の扱いやすさです。50代の11月は屋内と屋外を行き来する回数が増える時期でもあるので、ここを間違えると一日中どちらかで持て余します。

分岐は数字で決められます。その日、上着を脱ぎ着する回数です。

📋 早見表|脱ぎ着の回数と、動かす場所

脱ぎ着の回数動かす場所理由
0〜2回外側を1段厚く脱ぎ着が少ないので厚くても負担が小さい
3〜4回中に1枚足す外側は軽いままにして、扱う重さを減らす
5回以上中に1枚+首元1点外側は前を開けるだけで調整できる状態に

回数は朝に予定表を見れば数えられます。屋内に入る回数がそのまま脱ぎ着の回数になります。

脱ぎ着の回数を数える

家を出て、職場に着いて脱ぐ。これで1回です。昼に外へ出て戻って、また脱ぐ。2回。

買い物や用事が続く日は、店に入るたびに1回ずつ増えます。3か所回れば3回です。人と会う予定が2つ入っている日も、たいてい3回を超えます。

逆に、職場と家の往復だけの日は2回で収まります。車で移動して目的地が1か所の日も2回です。

3回が境目です。ここを超えたら、動かすのは中です。

中に足す|厚みは肩ではなく胴に置く

中に1枚足すとき、置く場所で使い勝手が変わります。

置くのはです。肩に厚みが乗ると、腕の上がる範囲が狭くなります。その状態で外側を着ると、肩の周りに2重の厚みができて、腕を前に出す動作が止まります。荷物を持ち替える、上の棚に手を伸ばす、といった動きが窮屈になります。

胴に置くと、腕は自由なまま体感だけが上がります。選ぶのは、袖が薄くて身頃に厚みのあるものです。袖まで厚いものを2枚重ねると、肘を曲げたときに内側で布が溜まります。

中に足す1枚の厚みの目安

親指と人差し指で布をつまんで、指の間の距離で測ります。

つまんだ厚み上げ幅の目安向いている時期
1mm前後体感1度11月上旬の朝だけ
2〜3mm体感2〜3度11月中旬から下旬
5mm以上体感4度以上12月に入ってから

11月に入れるのは2〜3mmです。5mm以上のものを11月に中へ入れると、暖房の効いた屋内で暑くなって、結局その1枚を脱ぐことになります。中に入れた1枚は脱げない層なので、脱ぎたくならない厚みに留めます。

上を替える|脱ぎ着が少ない日の選び方

2回以下の日は、外側を1段厚くします。

このとき見るのは丈が止まる高さです。その日いちばん長くとる姿勢から決めます。座る時間が長い日は、腰の骨の出っ張りより下、太ももの真ん中より上。この範囲なら、座ったときに裾を下に敷き込みません。敷き込むと、立ち上がったあとに横向きの折れ線が残ります。

歩く時間が長い日は、膝の上まで長くして構いません。歩いているあいだは裾が動くので、折れ線が残りません。

外側の前を開けるかどうかで、もう1段調整できる

外側を厚くした日でも、前を開けるか閉めるかで体感は1〜2度動きます。

閉めた状態を基準に選んでください。閉めて少し暑いくらいが11月の適量です。そうすると、屋内に入る前に前を開けるだけで済み、脱がずに調整できます。

閉めてちょうどいいものを選ぶと、屋内で必ず脱ぐことになります。脱ぎ着の回数が2回以下の日に厚いものを持ち歩くのは避けたいので、開けて調整できる余地を残しておきます。

顔まわりの光は、面ではなく粒で足す

11月は太陽の高さが下がります。同じ服でも、10月より顔に当たる光が減ります。

ここで首元に淡い色を面で広く置くと、顔と服の境目が消えて輪郭がぼやけます。足すのはです。表面で光を小さく反射するものを1〜2点、耳から鎖骨のあいだの高さに置きます。

粒の大きさは、爪の半分より小さいものが目安です。それより大きい面で光ると、光った場所だけが目に入ります。小さい粒が2つ以内なら、光の量だけが戻って顔の輪郭は保たれます。

素材は、光を返す面と吸う面を1つずつ

11月は全身を厚みのある素材で組むことになるので、全部が光を吸う面だと平らに見えます。

光を返す面を1つだけ入れてください。表面が滑らかで、動かすと光の位置が変わるものです。残りは光を吸う面にします。返す面が2つ以上になると、視線が分かれてまとまりが弱くなります。

置く場所は、顔から遠いほうが扱いやすいです。ボトムスか足元に1つ。顔の近くに置くと、光が顔に当たって輪郭が強く出ます。

ボトムスは、裾と靴の重なりを2cmに

11月の足元は、地面から冷えが上がってきます。裾と靴の履き口が離れていると、そこから風が入ります。

重なりを2cmにしてください。裾が靴の履き口に2cm入る、または2cm被る。0cmだと隙間ができ、5cm以上だと裾が溜まって歩幅が狭くなります。

丈が合わないボトムスは、履き口の高い靴に替えるか、裾を1〜2回折ります。折る回数は1回までにすると、折り目の厚みが目立ちません。

色数は3色、そのうち1色を濃い側に置く

11月は光が減るぶん、全体が沈んで見えます。ここで全部を明るくすると、今度は季節から浮きます。

3色のうち1色を濃い側に置いてください。濃い色が1つあると、そこが基準になって残りの2色の明るさが読めます。濃い色が0だと全体が均一に淡くなり、輪郭が背景に溶けます。

濃い色を置く場所は、面積のいちばん大きいところが扱いやすいです。ボトムスか外側の1枚。顔の近くに濃い色を置くと、光の少ない11月では顔まわりが暗く見えます。

上旬|外側1枚で足りる

日中18度前後、朝10度前後。この段階では中に足す必要がありません。

外側は薄手の1枚で、前を開けて歩ける状態にします。屋内に入ったら脱ぎます。10月下旬の組み立てをそのまま持ち越せます。

上旬に外側を厚くすると、暖房の入った屋内でずっと暑くなります。上旬は動かさないのが正解です。

中旬|首元に1点足す

日中15度前後、朝8度前後。ここで首から風が入り始めます。

足すのは首元の1点だけです。中も外もまだ動かしません。首元に1点入るだけで、上半身全体の体感が1〜2度上がります。

このとき、首元に足すものと顔まわりの光を兼ねさせないでください。防寒の1点と、光の粒は別に持ちます。兼ねさせると、暖かい日にどちらも外せなくなります。

下旬|中に1枚入れる

日中13度前後、朝5度前後。ここで初めて中に1枚入ります。

入れるのは2〜3mmの厚みで、胴に厚みのあるものです。外側は中旬のままで構いません。これで12月の入り口まで通せます。

外側を厚くするのは12月に入ってからです。11月のうちに外側を最大まで上げてしまうと、12月に上げる余地が残りません。

どちらとも取れるとき|脱ぎ着がちょうど3回の日

3回は境目なので、どちらでも成立します。この場合は外にいる合計時間で決めてください。

外にいる時間が1時間を超えるなら中に足します。厚い外側を1時間着続けるより、中に1枚あって外側が軽いほうが疲れにくいからです。

1時間未満なら上を替えます。外にいる時間が短ければ、厚い外側の扱いにくさは表に出ません。

まとめ

  • 分岐は脱ぎ着の回数。3回以上なら中に足す、2回以下なら上を替える
  • 中に足す厚みは肩ではなく胴に置く。2〜3mmで11月は足りる
  • 外側は閉めて少し暑いくらいにして、前を開けて調整できる状態にする
  • 顔まわりの光は面ではなく粒。爪の半分より小さいものを1〜2点
  • 動かす順番は、上旬は動かさない/中旬は首元/下旬は中に1枚

明日の予定表を開いて、屋内に入る回数を数えてみてください。その数字だけで、中を動かすか外を動かすかが決まります。

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 中に足すのと上を替えるのは、どう使い分けますか。
その日に上着を脱いだり着たりする回数で決めます。3回以上なら中に足してください。脱ぎ着のたびに厚い外側を扱うのは手間が大きく、置き場所も要ります。2回以下なら上を替えるほうが速いです。朝の予定表を見て、屋内に入る回数を数えると分かります。買い物と用事が続く日は3回を超え、職場と家の往復だけの日は2回で収まります。
Q. 中に足す1枚は、どこに厚みを置けばいいですか。
肩ではなく胴に置いてください。肩に厚みが乗ると腕の上がる範囲が狭くなり、外側を着たときに動きが止まります。胴に置けば、腕は自由なまま体感だけが上がります。具体的には、袖が薄くて身頃に厚みのあるものを内側に入れます。袖まで厚いものを2枚重ねると、肘を曲げたときに布が溜まります。
Q. 50代の11月に、丈はどのくらいが扱いやすいですか。
座る時間が長い日は、腰の骨の出っ張りより下、太ももの真ん中より上に裾が止まるものが扱いやすいです。座ったときに裾が下に敷き込まれないので、立ち上がったあとに形が崩れません。歩く時間が長い日は膝の上まで長くしても構いません。裾が止まる高さは、その日いちばん長くとる姿勢から決めます。
Q. 11月に顔まわりが沈んで見えるのはなぜですか。
11月は太陽の高さが下がって、顔に当たる光の量そのものが減ります。同じ服でも10月より暗く見えます。対処は面ではなく粒です。首元に淡い色を面で広く置くと、顔と服の境目が消えて輪郭がぼやけます。粒の小さい光を1〜2点、耳から鎖骨のあいだの高さに置くと、光の量だけが戻ります。
Q. 上旬と下旬で、何を変えればいいですか。
変えるのは中に足す1枚の有無だけです。上旬は外側1枚で足ります。中旬から首元に1点足します。下旬に入って朝が5度前後になったら、中に1枚入れます。外側を上旬から厚くすると、11月の暖房の効いた屋内でずっと暑い状態が続きます。増やす場所は内側と首元で、外側は下旬まで動かさないほうが扱いやすいです。

— メグラシ編集部

あわせて読みたい

40代の11月の服装|通勤と休日で共有できる一枚は、肩線の落ち幅で決まる

着こなす

40代の11月の服装|通勤と休日で共有できる一枚は、肩線の落ち幅で決まる

11月は同じ一枚を通勤にも休日にも使いたくなる月です。共有できるかどうかは、素材でも色でもなく、肩の縫い目が肩先の骨からどれだけ落ちているかで決まります。落ち幅の測り方、0〜2cm・3〜4cm・5cm以上での使い分け、落ちているものを通勤側に寄せる方法、肩線が読めない形の扱いまで、寸法で整理しました。

メグラシ編集部読了 13分
60代の11月の服装|厚みを足す前に、冷えの入り口3か所を塞ぐ

着こなす

60代の11月の服装|厚みを足す前に、冷えの入り口3か所を塞ぐ

11月に寒く感じるとき、先に厚みを足すと動きにくくなるだけで解決しません。空気が入ってくるのは首の後ろ・手首・足首の3か所です。60代の11月の服装は、この3か所が塞がっているかを先に確かめてから厚みを決めます。3か所の測り方、塞いだあとに外側を一段軽くできる理由、座ったときに開く場所、上旬から下旬までの順番まで整理しました。

メグラシ編集部読了 14分
デート服秋|羽織りの分量と艶の配置で決める、印象の作り方

着こなす

デート服秋|羽織りの分量と艶の配置で決める、印象の作り方

秋のデート服が決まらないのは、気温より先に羽織りの分量を決めていないからです。屋外での行動時間から羽織りの厚みを決め、艶のある素材を顔まわりか手元のどちらに置くかで印象を作る。判定の軸と、屋内外が半々の日の対処、昼と夜で変える色の置き方まで整理しました。

メグラシ編集部読了 9分
70歳女性の秋冬の服装|一日に上着を何回脱ぐかで、枚数の組み方が決まる

着こなす

70歳女性の秋冬の服装|一日に上着を何回脱ぐかで、枚数の組み方が決まる

70歳の秋冬の服装を、気温だけでなく一日の脱ぎ着回数から組み立てます。数えるのは、家を出てから帰るまでに上着を脱ぐ回数です。0〜1回なら厚い1枚で足り、2〜3回なら薄い2枚に分け、4回以上なら前開きだけで組む。気温22度・18度・15度・12度の枚数、脱いだ1枚の置き場所、腕が上がる袖ぐりの確かめ方、足元の冷えは上半身では戻せないこと、買い足すならどの1枚からかまで表で整理しました。

メグラシ編集部読了 11分
9月の半袖は袖丈15cmまで|肩先から25cmある袖なら下旬も通る

着こなす

9月の半袖は袖丈15cmまで|肩先から25cmある袖なら下旬も通る

9月に半袖が浮くかどうかは、気温ではなく袖の丈で決まります。肩先から袖口までが何センチあるか。10センチ以下は上旬まで、15センチ前後は中旬まで、25センチ前後なら下旬も通ります。丈の測り方、同じ半袖でも上旬と下旬で見え方が変わる理由、袖の下に足す一枚、腕の外にある一点で丈を補う方法、9月の朝と昼の差、10月に渡すときの切り替えまで、寸法で整理しました。

メグラシ編集部読了 9分
19度の服装60代は長袖1枚で足りる|羽織りを持つ境目は、帰宅が17時を過ぎる日

着こなす

19度の服装60代は長袖1枚で足りる|羽織りを持つ境目は、帰宅が17時を過ぎる日

19度は長袖1枚がいちばん収まる帯です。迷うのは羽織りを持つかどうかで、そこは気温ではなく帰る時刻で決まります。帰宅が17時を過ぎるか、最低気温が13度を下回るか。この2つの判定で、持つ・持たないがはっきりします。中に着る一枚の素材で体感が1〜2度動くこと、首元だけで調整する方法、座って過ごす日と歩く日の違い、9月と10月で同じ19度が別の顔になることまで整理しました。

メグラシ編集部読了 9分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込