結婚式 叔母の服装|手持ちの黒いワンピースを喪服に見せない3か所

**手持ちの黒いワンピースを着て、全身が映る鏡の前に立ってみてください。首元・羽織り・バッグ・靴・ストッキング・髪まわりのうち、光を吸う黒はいくつありますか。**4か所以上なら、そのままでは喪服に見える組み方です。
叔母として出る姪・甥の結婚式に、黒いワンピースを着ることは差し支えありません。親族は迎える側なので、ゲストより落ち着いた色を選ぶことが多く、黒は親族側でよく着られる色です。ただ、**喪服と同じ組み方をすると、集合写真で弔事の装いに見えます。**分かれ目は、全身の中で光を吸う黒い面がいくつあるかです。
叔母・伯母という立場そのものの決め方、会場と時間帯の許容、当日の動きから逆算した装いは姪・甥の結婚式の服装にまとめてあります。この記事は、手持ちの黒いワンピースを祝いの席の装いに寄せる直し方だけを扱います。
結論:黒いワンピースは、3か所に光か色を足せば祝いの席の装いになる
| 全身の黒い面の数 | 見え方 | すること |
|---|---|---|
| 6か所すべて光を吸う黒 | 弔事の装いと同じ | 3か所を入れ替える |
| 5か所 | 写真では喪服に見える | 2〜3か所を入れ替える |
| 4か所 | 近くでは祝いに見えるが、遠くでは迷う | 1〜2か所を入れ替える |
| 3か所 | 祝いの席の装い | そのまま |
| 2か所以下 | 華やかな装い | 母親より華やかにならないかを確かめる |
数える6か所は、首元・羽織り・バッグ・靴・ストッキング・髪まわりです。ワンピースそのものは数に入れません。ワンピースが黒のままでも、残りの6か所のうち3か所に光か色があれば、祝いの席の装いになります。
叔母が黒を着ていい理由と、気をつける理由
親族の女性は、黒のドレスや黒留袖など、黒を基調にした装いを選ぶことが多くあります。ゲストが白に近い色を避けるのと同じように、親族は目立ちすぎないことを大切にするからです。
| 立場 | 黒の扱い | 気をつけること |
|---|---|---|
| 新郎新婦の母親 | 黒留袖や黒のフォーマルが多い | 格をいちばん上にそろえる |
| 叔母・伯母 | 黒は着られる | 母親より格上に見せない、喪服に見せない |
| 姉妹 | 黒以外の落ち着いた色も多い | 華やかすぎない |
| 友人のゲスト | 全身黒は避けることが多い | 小物で明るさを足す |
| 祖母 | 黒や落ち着いた色 | 動きやすさを優先 |
叔母が黒を着るときに気をつけることは2つです。**母親より格上に見せないことと、喪服に見せないこと。**この記事は2つ目を扱いますが、光を足しすぎると1つ目に触れるので、足すのは3か所までにとどめます。
手持ちの1着がどちらか見分ける|喪服兼用か、パーティー用か
手持ちの黒いワンピースには、大きく2つあります。弔事にも慶事にも使えるように作られた黒のフォーマルと、パーティー向けに作られた黒のワンピースです。
| 見る所 | 喪服兼用の黒のフォーマル | パーティー向けの黒 |
|---|---|---|
| 黒の深さ | 光を吸う、とても深い黒 | やや明るい黒、または光を返す黒 |
| 生地の表面 | 光沢がほとんどない | 光沢やレース、透けがある |
| 首元 | 詰まっている、または浅い丸首 | 開きがあることが多い |
| 袖 | 五分〜七分袖、または上着と組む | 半袖、袖なし、透ける袖 |
| 丈 | 膝下からふくらはぎ | 膝丈前後 |
| 飾り | ほとんどない | リボン、ビーズ、切り替え |
喪服兼用の1着なら、小物の入れ替えで祝いの席に寄せます。パーティー向けの1着なら、すでに生地や首元で光や開きがあるので、足す場所は少なくて済みます。**迷ったら、手持ちの喪服用の小物と一緒に置いて、黒の深さを比べてください。**同じ深さなら喪服兼用です。
喪服に見えるかは、黒い面の数で決まる
6か所を、光を吸う黒か、光か色があるかで分けて数えます。
| 数える場所 | 光を吸う黒の例 | 光か色がある例 |
|---|---|---|
| 首元 | 何もつけない、黒い石のアクセサリー | 白いパールや光る石のネックレス |
| 羽織り | 光沢のない黒の上着 | 明るい色のショール、光沢のある羽織り |
| バッグ | 布の黒で金具のないもの | 光沢のある生地、ビーズ、明るい色 |
| 靴 | 光沢のない黒のプレーンなパンプス | 光沢のある素材、飾りのあるもの |
| ストッキング | 黒のストッキング | 肌に近い色のストッキング |
| 髪まわり | 黒いゴムでまとめただけ | 光る髪飾り、パールのピン |
左の列が4つ以上そろうと、全身の組み方が弔事と重なります。**右の列を3つにすれば、黒いワンピースのままで祝いの席の装いになります。**6か所すべてを右にする必要はありません。むしろ、足しすぎると母親より華やかに見えることがあります。
生地で見分ける|光を吸う黒か、返す黒か
ワンピースそのものは数に入れませんが、生地の光り方によって、足す数を調整できます。確かめ方は簡単です。
- 照明の真下で、ワンピースの胸のあたりを手で持ち上げる
- 布を少し傾けて、光の筋が出るかを見る
- スマートフォンの明かりを当てて写真を撮り、黒がつぶれるかを見る
| 生地の光り方 | 写真での見え方 | 足す数 |
|---|---|---|
| 光の筋がまったく出ない | 黒がつぶれて形が分からない | 3か所 |
| わずかに筋が出る | ひだの形が少し見える | 3か所 |
| はっきり筋が出る | ひだに沿って明るい線が入る | 2か所 |
| レースや透けがある | 模様や肌の色が見える | 2か所 |
| 飾りが光る | 飾りの位置が白く光る | 1〜2か所 |
写真で黒がつぶれて形が分からない生地は、集合写真で1つの黒いかたまりに写ります。**このときは、顔のすぐ下に光を置くことがいちばん効きます。**首元のアクセサリーから足してください。
首元と袖|喪服は覆う、祝いの席は少し開ける
喪服兼用の黒のフォーマルは、首元が詰まっていて、袖も長めに作られていることが多くあります。祝いの席では、首元と袖の見え方を少し変えると、印象が柔らかくなります。
| 首元・袖の形 | 喪服に見えやすさ | 変え方 |
|---|---|---|
| 首元が詰まった丸首 | 見えやすい | 首元に光るネックレスを重ねる |
| 浅いVや、やや広い丸首 | ふつう | 首元に一連のパールを置く |
| 襟付き | 見えやすい | 襟元にブローチを留める |
| 七分袖 | ふつう | 手首に細いブレスレットを足す |
| 長袖で手首まで覆う | 見えやすい | 羽織りで袖の印象を変える |
| 袖なしに上着を重ねる形 | 上着しだい | 上着を明るい羽織りに替える |
首元を大きく開ける必要はありません。**開けるより、光を置くほうが効きます。**親族として昼の式に出るなら、首元の露出は控えめにしておくほうが落ち着きます。
ブローチを留める位置は、鎖骨の少し下、左の胸の上が目安です。首元が詰まった服は、顔の下に黒い帯ができやすいので、ブローチ1つでその帯に切れ目が入ります。**ネックレスとブローチの両方を重ねる必要はありません。**どちらか1つで、首元の1か所として数えてください。袖と肩の見え方は結婚式に半袖・肩出しはOK?にあります。
丈|喪服の丈と祝いの丈は、ほとんど変わらない
丈は、喪服と祝いの装いでそれほど変わりません。親族として出るなら、膝が隠れる丈であれば、どちらにも使えます。
| 丈 | 叔母の装いとして | 気をつけること |
|---|---|---|
| 膝上 | 親族としては短い | 座ったときにさらに上がる |
| 膝が隠れる | 使える | 座った丈を確かめる |
| 膝下10cm前後 | 使える | そのまま |
| ふくらはぎの中ほど | 使える | 靴に光を足すと重くならない |
| くるぶし近く | 夜の式なら使える | 昼の式では靴が見えず、足元に光を置けない |
**丈が長いほど、足元の光が見える面積が小さくなります。**ふくらはぎ丈以上の黒なら、靴で光を足すより、首元と羽織りで足すほうが確実です。
足す場所①|首元のアクセサリー
首元は、顔のすぐ下にあるので、集合写真でも会話の距離でも、いちばん目に入る場所です。3か所のうち、まずここを決めてください。
| アクセサリー | 祝いの席での見え方 | 叔母として |
|---|---|---|
| 白いパールの一連 | 上品で落ち着く | 使える。弔事と同じなので、ほかの2か所で差をつける |
| 白いパールの二連、長めの一連 | 華やか | 使える |
| 光る石の小さなネックレス | 光が顔の下に集まる | 使える |
| 大ぶりの光る石 | 華やかすぎる | 母親より目立つことがある |
| 黒い石・黒いパール | 弔事に近い | 避ける |
| ブローチ | 首元が詰まった服に光を置ける | 使える |
白いパールの一連は、祝いにも弔いにも使われます。**パールの一連を選んだ日は、残りの2か所で祝いの側に寄せてください。**パール以外の選び方は結婚式のお呼ばれネックレスにまとめてあります。
足す場所②|羽織り
羽織りは面積が大きいので、1か所で全身の印象がいちばん動きます。
| 羽織り | 見え方 | 向く式 |
|---|---|---|
| 明るい色のショール | 顔まわりが明るくなる | 昼の式 |
| 光沢のある黒の羽織り | 黒のままで光が入る | 夜の式、ホテルの式 |
| ベージュやグレーのボレロ | 黒との差がやわらかい | 昼の式 |
| レースの羽織り | 黒の面に模様が入る | 昼夜どちらも |
| 光沢のない黒の上着 | 弔事の組み方と同じ | 避ける |
**羽織りで色を足すと、脱いだときに黒に戻ります。**披露宴で羽織りを脱ぐ予定があるなら、首元とバッグにも光を足して、脱いだあとも3か所が残るようにしてください。行き帰りのコートと羽織りの扱いは結婚式の上着にあります。
足す場所③|バッグ
バッグは手元にあるので、受付や親族紹介のときに目に入ります。
| バッグ | 見え方 | 叔母として |
|---|---|---|
| 光沢のある生地の小さなバッグ | 手元に光が入る | 使える |
| ビーズや刺繍のあるもの | 手元が華やかになる | 使える |
| 明るい色の小さなバッグ | 手元に色が入る | 使える |
| 布の黒で金具のないもの | 弔事と同じ | 避ける |
| 大きな布の黒いサブバッグ | 弔事に近く、写真にも写る | 会場の入口で預ける |
荷物が多くなりがちな親族は、サブバッグの扱いにも気をつけてください。集合写真の前に、サブバッグをクロークか控室に置くと、手元の黒い面が1つ減ります。荷物の預け方は結婚式の荷物はどこまでクロークに預ける?にあります。
足す場所④|靴
靴は、全身の中でいちばん下にあるので、ワンピースの丈が短いほど目に入ります。
| 靴 | 見え方 | 叔母として |
|---|---|---|
| 光沢のない黒のプレーンなパンプス | 弔事と同じ | ほかの場所で3か所足すなら使える |
| 光沢のある黒のパンプス | 足元に光が入る | 使える |
| 小さな飾りのあるパンプス | 足元が華やかになる | 使える |
| ベージュや明るい色のパンプス | 足元が軽くなる | 使える |
| つま先の開いた靴 | 祝いの席でも避けることが多い | 避ける |
**黒の靴が悪いわけではありません。**光沢のない黒の靴を履くなら、靴は「光を吸う黒」として数え、残りの5か所から3か所を足してください。黒い靴の可否は結婚式の靴にまとめてあります。
足す場所⑤|ストッキング
足元の色は、面積は小さいのに、弔事か祝いかの印象を強く左右します。
| ストッキング | 見え方 | 叔母として |
|---|---|---|
| 肌に近い色の薄手 | 祝いの席の足元 | 使える |
| 肌に近い色のやや厚手 | 秋冬の祝いの席 | 使える |
| 黒の薄手 | 弔事の足元 | 避ける |
| 黒の厚手 | 普段着か弔事に近い | 避ける |
| 素足 | 親族としては略式 | 避ける |
**黒のストッキングと光らない黒の靴がそろうと、それだけで弔事の足元になります。**ストッキングは6か所の中でいちばん簡単に替えられる場所なので、迷ったら、まずここを肌に近い色にしてください。
足す場所⑥|髪まわり
髪まわりは、正面からも横からも見える場所です。親族紹介や集合写真で、意外に目に入ります。
| 髪まわり | 見え方 | 叔母として |
|---|---|---|
| 黒いゴムでまとめただけ | 光がない | 光を吸う黒として数える |
| パールのピンを1〜2本 | 顔の横に小さな光 | 使える |
| 光る石のバレッタ | 後ろ姿に光が入る | 使える |
| 大きな生花や飾り | 華やかすぎる | 母親より目立つことがある |
| 布の黒いリボン | 弔事に近い | 避ける |
髪が短い場合は、髪まわりは数えなくて構いません。**その場合は、残りの5か所から3か所を選んでください。**イヤリングやピアスを光るものにすると、髪まわりの代わりになります。
3か所の選び方|顔まわり・手元・足元から1か所ずつ
6か所のうち、どの3か所に足すかは、顔まわり・手元・足元の3つの高さから1か所ずつ選ぶと偏りません。
| 組み合わせ | 顔まわり | 手元 | 足元 | 向く日 |
|---|---|---|---|---|
| 基本 | 首元のアクセサリー | バッグ | ストッキング | どの式でも |
| 羽織りを脱がない日 | 羽織り | バッグ | ストッキング | 昼の式、寒い日 |
| 靴を替えたくない日 | 首元のアクセサリー | バッグ | ストッキング | 黒の靴しかないとき |
| 髪をまとめる日 | 髪まわり | バッグ | ストッキング | 首元が詰まった服 |
| 丈の長いワンピース | 首元のアクセサリー | 羽織り | バッグ | 足元が見えにくいとき |
| 夜の式 | 首元のアクセサリー | バッグ | 靴 | ホテルの夜の披露宴 |
**3か所を同じ高さに集めると、集合写真でそこだけが光ります。**首元と髪まわりの両方に光を置くと、顔まわりだけが明るく、下半身が黒のかたまりに見えます。高さを分けて置いてください。
手持ちの小物で3つの高さがそろわないときは、足りない高さを1つだけ買い足すか借りるかを考えます。いちばん替えやすいのは足元のストッキング、次が手元のバッグです。首元のアクセサリーは、手持ちの白いパールがあれば、それで顔まわりの1か所が埋まります。
会場と時間帯で変わること
足す光の強さは、会場と時間帯で変わります。
| 会場・時間帯 | 光の強さ | 足し方 |
|---|---|---|
| 昼のホテル | 控えめ | パール、光沢の控えめなバッグ |
| 夜のホテル | 強めでよい | 光る石、光沢のある羽織り |
| 昼の専門式場 | 控えめ | 明るい色のショール |
| 神社での挙式 | 控えめ | 光は小さく、露出も控える |
| レストラン | 控えめ | 光より色で足す |
| 夕方から夜に続く式 | 昼の控えめで始め、夜に1つ足す | 披露宴の前に髪飾りを足す |
昼の式では、強い光沢は控えるのが一般的です。昼は光より色、夜は色より光と覚えておくと、会場で浮きません。
母親・ほかの親族との並び
叔母の装いは、母親や姉妹と並んだときの釣り合いで決まります。
| 母親の装い | 叔母の黒いワンピースの足し方 |
|---|---|
| 黒留袖 | 光は3か所まで。大きな飾りは避ける |
| 黒のフォーマルドレス | 同じ3か所の足し方で並ぶ。母親より光を控えめに |
| 色のあるドレス | 叔母は黒のままでよい。光を2〜3か所 |
| 訪問着や色留袖 | 叔母の黒は落ち着いて見える。光を3か所 |
**母親の装いが分からないときは、事前に聞いておくのがいちばん確実です。**聞きにくいなら、新郎新婦の親に近い親族に、どんな装いの人が多いかを尋ねてください。親族の装いの全体像は結婚式 親族の服装にあります。
集合写真で喪服に見えないか
叔母の装いがいちばん長く残るのは、集合写真です。写真の中で喪服に見えないかを、前日に確かめておきます。
| 写真で見る所 | 喪服に見える合図 | 直し方 |
|---|---|---|
| 首元 | 顔の下がすぐ黒 | 光るアクセサリーを置く |
| 手元 | 手の前に黒いかたまり | バッグを光るものか明るい色に |
| 足元 | 脚が黒く、靴と一続き | 肌に近い色のストッキングに |
| 全身 | 黒い縦長のかたまり | 羽織りで面を分ける |
| 隣の人との差 | 隣の親族より黒が深く見える | 首元と羽織りで明るさを足す |
写真は、2m離れて全身を撮ります。**画面の中で、自分の姿が1つの黒いかたまりに見えたら、3か所が足りていない合図です。**集合写真は親族が前列に並ぶことが多いので、足元まで写ることを前提にしてください。
秋の式|羽織りとストッキングの季節の調整
秋は結婚式が多い季節です。気温が下がる時期なので、羽織りとストッキングの選び方が変わります。
| 時期 | 羽織り | ストッキング |
|---|---|---|
| 9月 | 薄手のショール | 肌に近い色の薄手 |
| 10月 | 薄手の羽織り、ショール | 肌に近い色の薄手 |
| 11月 | やや厚手の羽織り、ボレロ | 肌に近い色のやや厚手 |
| 11月下旬の屋外撮影あり | 厚手のショール、コート | 移動用に厚手、会場で履き替え |
秋の式で冷えが気になって、黒のタイツを履きたくなることがあります。**冷えが気になるなら、肌に近い色のやや厚手のストッキングを選ぶか、移動の間だけ厚手のものを履いて、会場で履き替えてください。**コートは会場のクロークに預けるので、黒でも数に入りません。
喪服兼用の1着を祝いの席に使うときに、外すもの
喪服兼用の黒のフォーマルを、弔事と同じ小物で持ち出すと、そのまま喪服になります。祝いの席では、次の小物を外します。
| 弔事で使う小物 | 祝いの席では |
|---|---|
| 黒の布のバッグ | 光沢のあるバッグか、明るい色のバッグに替える |
| 黒のストッキング | 肌に近い色に替える |
| 黒い石のアクセサリー | 白いパールか光る石に替える |
| 黒い布の髪飾り | パールのピンか、光る髪飾りに替える |
| 黒の布のサブバッグ | 明るい色のものか、会場で預ける |
| 数珠 | 持って行かない |
**弔事の小物を収納した袋ごと持ち出すと、1つだけ入れ替え忘れることがあります。**前日に、弔事用の小物をいったん全部出して、祝いの席用の小物と入れ替えてから準備してください。
どちらとも取れるとき①|新郎新婦の母親も、黒のドレスのとき
母親が黒のフォーマルドレスを着る場合、叔母も黒だと、並んだときに似た装いになります。
これは問題ではありません。親族が黒でそろうのは、よくある並びです。**気をつけるのは、叔母のほうが華やかに見えないことです。**母親が光るものを何か所に足しているか分からないときは、叔母は3か所のうち1か所を控えめな色にして、光は2か所までにしておくと、母親より前に出ません。
どうしても迷うなら、首元を白いパールの一連にしてください。パールは光が柔らかいので、母親の装いがどうであっても釣り合います。
どちらとも取れるとき②|家族だけの小さな式
親族と数人の友人だけの小さな式や、食事会を兼ねた式もあります。この場合、ほかの参列者の装いが、ホテルの披露宴より軽くなることがあります。
| 式の形 | 黒いワンピースの足し方 |
|---|---|
| 親族だけの挙式と食事会 | 3か所。色を多めにして、光は控えめに |
| レストランでの食事会 | 3か所。羽織りを明るい色にすると、場に合う |
| 神社での挙式と食事会 | 3か所。光は小さく、露出は控える |
| 屋外での写真撮影がある | 3か所。足元が土や砂利なら、靴は安定したものに |
**小さな式ほど、1人ひとりの装いが写真に大きく残ります。**人数が少ないからといって、黒い面を減らす手間を省かないでください。
どちらとも取れるとき③|羽織りを脱ぐかどうか分からない
披露宴の会場が暖かいと、途中で羽織りを脱ぐことがあります。脱ぐかどうかが分からないときは、羽織りを3か所の1つに数えないでください。
羽織りを脱いでも3か所が残るように、首元・バッグ・ストッキングの3か所で先に足しておきます。**羽織りの光や色は、4か所目のおまけとして考える。**こうしておくと、脱いでも着ていても、祝いの席の装いが保たれます。
脱いだ姿で袖のないワンピースになる場合は、挙式の間は羽織りを着たまま過ごしてください。挙式の間の肩の出し方は、会場や宗教によって扱いが違います。
前日に並べて確かめる手順
前日に、次の順で確かめておくと、当日の朝に迷いません。
- ワンピースをハンガーにかけ、床に6か所の小物を並べる
- 光を吸う黒の小物を数え、4か所以上なら入れ替える
- 3か所の光か色が、顔まわり・手元・足元に分かれているかを見る
- 弔事用の小物がまぎれていないか、バッグの中まで確かめる
- 一度着て、2m離れて全身の写真を撮る
- 写真で黒いかたまりに見えないかを確かめる
**6番目の写真で迷ったら、首元の光を1つ強くしてください。**顔のすぐ下の光は、写真でいちばん効きます。
よくある行き違い
**「結婚式に黒いワンピースは失礼」。**ゲストが全身黒を避けることはありますが、親族の叔母が黒を着るのはよくあることです。気をつけるのは、喪服と同じ組み方にしないことです。
**「喪服兼用の1着は、祝いの席には使えない」。**慶事と弔事の両方に使えるように作られた1着なら、小物を入れ替えれば祝いの席に使えます。ワンピースではなく、小物の側で分けてください。
**「光るものをたくさん足せば、喪服には見えない」。**足しすぎると、母親より華やかに見えることがあります。足すのは3か所までにして、顔まわり・手元・足元に分けてください。
**「黒のタイツなら、秋の式でも温かくて失礼にならない」。**黒のタイツは弔事か普段着の足元に近く見えます。温かさが要るなら、肌に近い色のやや厚手のストッキングを選んでください。
関連記事
- 姪・甥の結婚式の服装 ── 叔母・伯母という立場から装い全体を決める場合
- 結婚式 親族の服装 ── 母親・祖母・姉妹との並びを見る場合
- 結婚式の上着 ── 行き帰りのコートと羽織りを会場でどうするか決める場合
- 結婚式の靴 ── 黒のパンプスが使えるかを確かめる場合
- 結婚式のお呼ばれネックレス ── 首元の光をパール以外で足す場合
- 喪服が似合わない対策 ── 同じ黒いワンピースを弔事に着る場合
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 姪の結婚式に、叔母として黒いワンピースで出てもいいですか
- 差し支えありません。親族は迎える側なので、ゲストより落ち着いた色を選ぶことが多く、黒は親族側でよく着られる色です。気をつけるのは、喪服と同じ組み方にしないことです。首元・羽織り・バッグ・靴・ストッキング・髪まわりの6か所のうち、3か所に光るものか黒以外の色を足してください。
- Q. 手持ちの黒いワンピースが、喪服にも着ているものです。結婚式に着られますか
- 慶事と弔事の両方に使えるように作られた黒のフォーマルなら、祝いの席にも着られます。弔事と同じ小物を合わせると喪服に見えるので、小物の側を入れ替えてください。首元に光るアクセサリー、光沢のあるバッグ、肌に近い色のストッキングの3つを替えるだけで、同じ1着でも祝いの席の装いになります。袖のない弔事専用の上着を重ねる形なら、上着を明るい羽織りに替えると、さらに差がはっきりします。
- Q. 黒いストッキングは、結婚式では避けたほうがいいですか
- 祝いの席では、肌に近い色の薄手のストッキングを選ぶのが一般的です。黒のストッキングに光らない黒の靴を合わせると、足元が弔事の組み方と同じになります。秋の式で冷えが気になるときは、肌に近い色のやや厚手のものを選ぶか、会場までの移動だけ厚手のものを履き、会場で履き替えてください。
- Q. 新郎新婦の母親が黒留袖を着る場合、叔母の黒いワンピースは失礼になりませんか
- 母親が黒留袖、叔母が黒のフォーマルドレスという並びは、よく見られる組み合わせです。母親より格が上に見えないようにするには、叔母の側で華やかさを足しすぎないことです。光るものを足すのは3か所までにして、大きな飾りや強い光沢の生地は避けてください。事前に母親に、ほかの親族がどんな装いかを聞いておくと安心です。
— メグラシ編集部





