姪の結婚式の服装 50代女性|遠方へ泊まりで行く日の荷物と着替え

**姪の結婚式の会場まで、家から片道何時間かかるかを、乗り換えも含めて書き出してください。**そして、式の前の晩に泊まるかどうか、泊まるならその宿から会場まで歩いて何分かを書き添えてください。
遠方の式に出る叔母・伯母の服装は、この2つで決まります。片道が2時間以内の日帰りなら、式の服を着て出てもよい。2時間を超えるなら、移動は別の服にして、会場か宿で着替える。前泊するなら、宿と会場が歩いて10分以内か、それより遠いかで、着替える場所が変わります。
何を着るか、つまり色留袖か訪問着か洋服か、色や形をどうするかは、新婦の母親の装いや会場の格で決まります。その決め方は姪・甥の結婚式の服装|叔母として親族席に並ぶ日の決め方と結婚式 伯母の服装|着物か洋服かは、母親の装いと会場で決めるにまとめています。
この記事では、何を着るかが決まったあとに残る、**「どうやって持って行き、どこで着替えるか」**だけを扱います。遠方の式では、これが決まっていないと、当日の朝に慌てることになります。
結論:片道の移動時間と、着替える場所で決める
遠方の式に向かう日の段取りは、2つの数字で決まります。
| 決めること | 見る数字 | 境目 |
|---|---|---|
| 式の服を着て移動するか | 片道の移動時間 | 2時間 |
| 宿で着替えるか、会場で着替えるか | 宿から会場までの距離 | 歩いて10分 |
片道2時間を境にするのは、座っている時間が2時間を超えると、スカートの後ろと背中側にしわが入りやすくなるからです。素材によっては1時間でもしわが入りますが、しわになりにくい素材を選んでいても、2時間を超えると座りじわがはっきり残ります。
もう1つの理由は、疲れです。2時間を超える移動のあとに、式の服のまま親族の控室に入り、挙式、写真撮影、披露宴と続くと、夜には足も腰も重くなります。移動は楽な服で行き、会場に着いてから着替えるほうが、式のあいだを落ち着いて過ごせます。
宿と会場の距離を歩いて10分で区切るのは、式の服と式の靴で歩ける距離の目安だからです。それより遠いと、式の靴で歩くのがつらくなり、天気が悪い日には服の裾も汚れます。
自分の日を4つの型に分ける
片道の移動時間と、前泊するかどうか、宿と会場の距離を組み合わせると、遠方の式の日はおおよそ4つの型に分かれます。
| 型 | 前泊 | 移動の条件 | 着替える場所 |
|---|---|---|---|
| 型A | しない | 片道2時間以内 | 家で着替えて出る |
| 型B | しない | 片道2時間を超える | 会場の更衣室 |
| 型C | する | 宿から会場まで歩いて10分以内 | 宿の部屋 |
| 型D | する | 宿から会場まで歩いて10分を超える | 宿の部屋か、会場の更衣室 |
自分がどの型に入るかを先に決めてください。型が決まれば、何を着て家を出て、何をかばんに入れて、どこで着替えるかが決まります。
型A:日帰り・片道2時間以内なら、着て出る
片道の移動が2時間以内で、日帰りにするなら、式の服を家で着てから出ても構いません。荷物がいちばん少なくてすむ型です。
ただし、着て出るなら、服の素材を選んでください。しわになりにくい素材かどうかは、店で布の角を手のひらで握り、10秒たってから離して確かめます。握った跡がすぐに消えるなら、座って移動しても大きなしわは残りません。跡が残るなら、着て出るのは避けて、型Bの段取りにしてください。
靴は、式の靴で家を出ないでください。駅の乗り換えや、会場の最寄り駅からの道を歩くと、式の靴では足が疲れます。歩きやすい靴で移動し、式の靴は布の袋に入れて持って行き、会場のクロークに入る前に履き替えます。
型Aで持って行くもの
型Aの日のかばんには、次のものを入れておきます。
- 式の靴(布の袋に入れる)
- 式で持つ小さなかばん(移動のかばんの中に入れておく)
- 予備のストッキング1足
- 羽織るもの(式場の中が冷えるときのため)
移動のかばんと式のかばんは、会場のクロークで分けます。移動のかばんごとクロークに預け、式のかばんだけを持って控室に入ってください。
型B:日帰り・片道2時間を超えるなら、会場で着替える
片道の移動が2時間を超える日帰りなら、移動は楽な服にして、会場の更衣室で式の服に着替えます。
会場の多くには、親族や招待客が使える更衣室があります。ただし、使える時間や広さは会場によって違います。必ず事前に、姪か姪の両親を通して、会場に更衣室があるか、何時から使えるかを確かめてください。
着替えの時間を見込んで、着く時刻を決める
型Bでいちばん大事なのは、会場に着く時刻です。親族は、挙式の1時間〜1時間半ほど前に控室に集まるように言われることが多いです。親族紹介や、親族そろっての写真撮影があるからです。
着替えには、洋服でも30分は見込んでください。化粧を直したり、髪を整えたりする時間も含めると、40〜50分あると落ち着きます。親族の集合時刻が挙式の1時間前なら、会場に着くのは挙式の2時間前が目安です。
移動の服は、そのまま翌日にも使える服にする
型Bは日帰りなので、移動の服は帰りにも着ます。式のあと、披露宴を終えて夕方から夜に帰ることになるので、移動の服は、そのまま会場を出ても浮かない、落ち着いた色のものにしてください。紺やグレー、黒に近い茶色のワンピースやセットアップなら、披露宴の帰りに親族と駅まで歩いても違和感がありません。
型C:前泊して、宿と会場が歩いて10分以内なら、宿で着替える
前泊する宿が会場と同じ建物か、歩いて10分以内なら、宿の部屋で着替えて、そのまま会場まで歩きます。
この型は、着替えにいちばん余裕があります。部屋の鏡の前で落ち着いて着替えられ、移動の服や荷物は部屋に置いておけます。会場のクロークに預けるのは、羽織るものと小さなかばんだけで足ります。
式の服は、前の晩にハンガーに掛けておく
前泊の日は、宿に着いたら、まず式の服をかばんから出してハンガーに掛けてください。スーツケースの中でついたしわは、一晩ハンガーに掛けておくと、たいていは落ち着きます。浴室に湯気をこもらせたあと、その近くに30分ほど掛けておくと、しわが伸びやすくなります。ただし、服に直接湯気を当てたり、濡らしたりしないでください。
宿の朝食と、着替えの順番
式の日の朝は、朝食をとってから着替えてください。式の服を着てから朝食をとると、こぼしたときに困ります。朝食のあと、部屋で化粧と髪を整え、最後に式の服を着ます。服を着てから化粧をすると、襟元に化粧がつくことがあります。
型D:前泊して、宿と会場が離れているなら、2つの段取りから選ぶ
前泊する宿から会場まで、歩いて10分を超える距離がある場合は、2つの段取りから選びます。
- **宿で着替えて、車で会場へ向かう。**宿の前から車に乗れて、会場の入口で降りられるなら、この段取りが楽です。式の服のまま歩く距離がほとんどないので、裾も靴も汚れません
- **移動の服で会場へ向かい、会場の更衣室で着替える。**電車やバスで移動する場合や、雨が心配な日は、この段取りのほうが安心です
どちらを選ぶかは、宿から会場までの移動手段で決めてください。車で入口まで行けるなら1、電車やバスで駅から歩くなら2です。
宿の荷物をどうするか
型Dでは、式のあと宿に戻るかどうかも確かめておきます。式のあとにもう1泊するなら、移動の服や荷物は宿の部屋に置いて出られます。式のあとそのまま帰るなら、宿を出るときに荷物を全部持って会場へ向かうことになります。この場合、大きな荷物は会場のクロークに預けられるか、事前に確かめてください。預けられないなら、宿から自宅へ荷物を送ってしまう方法もあります。
しわになる服、ならない服の見分け方
遠方の式では、服がしわになりにくいかどうかが、移動の楽さを大きく左右します。スーツケースに入れるにしても、着て移動するにしても、しわになりにくい素材のほうが、着いてから困りません。
素材の見分け方は、型Aで書いた通り、布の角を手のひらで握って10秒待つ方法がいちばん確かです。そのうえで、次の傾向を覚えておくと選びやすくなります。
しわになりにくいのは、細かい凹凸のある布や、縦にも横にも少し伸びる布です。表面に細かい縮れがある薄い布や、伸縮する厚手のジャージーのような布は、座っても、たたんでも、しわが残りにくい傾向があります。
しわになりやすいのは、表面がつるりと平らで張りのある布や、麻や綿の織物です。張りのある布は、たたんだときの折り目がそのまま残り、ハンガーに掛けても消えにくいことがあります。
手持ちの服がしわになりやすいとき
手持ちのフォーマルの服がしわになりやすい素材なら、移動中は着ず、スーツケースにも入れないで、服用の薄いカバーに入れて手で持って移動してください。新幹線や飛行機では、座席の上の棚に平らに置くか、乗務員に預けられるかを確かめます。手持ちのフォーマルが古く見えるときの直し方は結婚式の服装 親族50代女性|手持ちのフォーマルが古く見える直し方で扱っています。
飛行機で移動するとき
飛行機で移動する場合は、式の服を預ける荷物に入れるか、機内に持ち込むかを決めておきます。預ける荷物に入れると、到着が遅れたり、荷物が別の便に載ったりしたときに、式の服が手元にない、ということが起こりえます。前泊する日なら取り戻す時間がありますが、日帰りの日に起こると間に合いません。
式の服と式の靴、式で持つかばんは、機内に持ち込む荷物に入れてください。預ける荷物には、移動の着替えや、翌日の服、宿で使うものを入れます。こう分けておけば、預けた荷物が遅れても、式には出られます。
機内に持ち込む荷物は大きさが限られるので、式の服は、しわになりにくい素材のものを選んでおくと、小さくたたんでも困りません。着物の場合は、着物と小物を先に宿へ送っておけば、機内に持ち込むのは身の回りのものだけで済みます。
着物を着るなら:前泊と、着付けの予約から決める
叔母・伯母として色留袖や訪問着を着る場合、遠方の式では、ほぼ前泊が前提になります。
着物の着付けと髪のセットには、合わせて1時間〜1時間半かかります。親族の集合時刻が挙式の1時間前で、着付けに1時間半かかるなら、着付けを始めるのは挙式の2時間半前です。会場の着付けを予約するなら、そこにさらに会場に着くまでの時間を足します。日帰りでこの時刻に間に合わせようとすると、家を出るのが早朝になります。
着付けの場所を、宿か会場かで決める
着付けを頼める場所は、会場の美容室か、宿の美容室か、宿の近くの美容室です。会場が宿を兼ねている場合は、会場の美容室に頼むのがいちばん楽です。宿と会場が離れている場合は、会場の美容室に頼み、着付けの時刻に合わせて移動の服で会場に入ってください。着物を着てからの移動は、裾や袖を気にしながらになるので、なるべく短くします。
着物と小物は、宿へ先に送る
着物は、帯や長襦袢、小物まで合わせると、思った以上にかさばります。手で持って移動するより、宿に先に送っておくほうが楽です。宿を予約するときに、荷物を前もって受け取ってもらえるか、着付けをする美容室に直接送ってよいかを確かめてください。
送る前には、必要な小物を一覧にして、1つずつ確かめながら箱に入れます。当日に1つ足りないと、着付けが進みません。着付けを頼む美容室に、必要な小物の一覧をもらっておくと確実です。
着物か洋服かそのものを迷っている場合は、結婚式 伯母の服装|着物か洋服かは、母親の装いと会場で決めるで、新婦の母親の装いとの釣り合いから決める方法を書いています。
どちらとも取れる①:前泊するか、日帰りにするか迷う
片道が2時間半くらいで、日帰りもできなくはないし、前泊したほうが楽な気もする。こういうときに迷います。
迷ったら、家を出る時刻を計算してください。親族の集合時刻から、片道の移動時間と、着替えの時間を引きます。
たとえば、挙式が11時で、親族の集合が10時。洋服で会場の更衣室を使うなら、着替えに40分。会場に9時20分に着くには、片道2時間半なら6時50分に家を出ることになります。乗り換えの待ち時間や遅れを見込むと、さらに30分早くなります。
**家を出る時刻が朝7時より早くなるなら、前泊を考えてください。**朝が早いと、睡眠が短くなり、式のあいだに疲れが出ます。式のあとの披露宴が夕方まで続き、そこから2時間半かけて帰ると、家に着くのは夜遅くです。
7時前後なら、何で決めるか
家を出る時刻が7時前後で、どちらとも言えないなら、次の3つで決めてください。
- **式の服を自分で着られるか。**ファスナーが背中にあって、ひとりで上げにくい服なら、前泊して宿でゆっくり着替えるほうが安心です
- **帰りの時刻が遅くなりすぎないか。**披露宴の終わりが17時を過ぎ、そこから片道2時間半なら、家に着くのは20時を過ぎます。翌日に仕事があるなら、式の夜に泊まるほうが楽です
- **ほかの親族がどうするか。**姪の両親やきょうだいが前泊するなら、一緒に泊まると、当日の朝の移動を合わせられます。親族の控室に入る時刻もそろいます
3つのうち2つが「前泊のほうがよい」なら、前泊にしてください。
式の前ではなく、式の後に泊まる
前泊はしないけれど、式の夜に泊まる、という選び方もあります。朝は早く出るけれど、帰りの移動がないので、披露宴のあとにゆっくりできます。この場合、移動の服と翌日の服を兼ねられるように選んでおくと、荷物が増えません。
どちらとも取れる②:洋服にしたけれど、新婦の母親が着物かもしれない
遠方の式で、新婦の母親の装いを事前に聞けないまま、自分の服を決めなければならないことがあります。姪の母親が自分のきょうだいなら聞きやすいですが、義理のきょうだいだと、聞きにくいこともあるでしょう。
この場合、洋服で行くと決めたなら、洋服の中でいちばん格の高い形を選んでおくと、新婦の母親が着物でも、洋服でも、釣り合いがとれます。具体的には、ひざ下からくるぶしまでの丈のワンピースか、上下そろいのセットアップで、色は濃い紺や深い緑、落ち着いた紫のような、光沢を抑えた濃い色です。
黒のワンピースを選ぶ場合は、喪服に見えないように、襟元や袖、素材の光沢で華やかさを足してください。手持ちの黒いワンピースを結婚式向けにする方法は結婚式 叔母の服装|手持ちの黒いワンピースを喪服に見せない3か所で扱っています。
遠方だからこそ、聞いておく
遠方の式は、当日に会場で装いを合わせ直すことができません。着物で行くか洋服で行くかを変えるには、前泊の宿や着付けの予約から変えることになります。新婦の母親の装いは、式の1か月前までには、姪本人か姪の母親に聞いておくと安心です。聞きにくければ、「遠いので荷物の準備をしたくて」と、段取りの話として聞くと、自然に尋ねられます。
どちらとも取れる③:式の翌日にも、観光や親族の集まりがある
遠方の式に泊まりで行くと、式の翌日に、親族で食事をしたり、近くを観光したりすることがあります。そのための服を、もう1着持って行くかどうかで迷います。
答えは、移動の服を、翌日の服を兼ねられるように選ぶことです。移動の服を、紺やグレーの落ち着いた色のワンピースやセットアップにしておけば、翌日の親族の食事会にもそのまま出られます。観光で歩くなら、靴だけ歩きやすいものにすれば足ります。
翌日に何が入っているかで、移動の服を変える
翌日の予定によって、移動の服を少しずつ変えてください。
- 親族の食事会があるなら、移動の服は、きちんとした印象のワンピースかセットアップにします。座敷の店なら、正座してもひざが出ない丈か、パンツにしてください
- 近くを観光するなら、移動の服は、歩きやすく、多少しわになっても気にならないものにします。上に羽織るものを1枚足すと、気温の変化にも合わせられます
- 何も予定がなく帰るだけなら、移動の服は、いちばん楽なもので構いません
宿で洗えるものを1枚入れておく
翌日まで泊まるなら、肌着やブラウスなど、宿で洗って一晩で乾くものを1枚入れておくと、着替えの量を減らせます。洗ったものは浴室に掛けておけば、翌朝には乾いていることが多いです。
秋冬の移動:コートと、行き先の気温差
秋から冬にかけての式では、コートも段取りに入れておいてください。
式の会場では、コートはクロークに預けます。会場に入る前にコートを脱いで預けるので、式の服とコートが合っているかは、移動のあいだと会場の入口でしか見られません。それでも、親族と会場の前で写真を撮ることもあるので、式の服の上に重ねてもおかしくないコートを選んでおくと安心です。
移動の服と式の服で、コートを分けるか
移動は楽な服で、式は会場で着替える型Bや型Dの人は、コートを1枚で兼ねることになります。この場合、コートは式の服に合わせて選んでください。移動の服の上に、式に合わせたコートを着るのは問題ありませんが、式の服の上にカジュアルなコートを着ると、会場の入口でちぐはぐに見えます。
コートの丈は、式の服の裾より5cm以上長いものを選びます。式の服の裾がコートからはみ出すと、移動のあいだも会場の前でも落ち着きません。秋冬の式での参列の服とコートの合わせ方は、結婚式の参列スーツ 女性|秋冬の式は挙式から二次会の流れで替えるにもまとめています。
行き先の気温を、前の週に確かめる
遠方の式では、自分の住んでいる地域と、式の地域で、気温が5℃以上違うことがあります。秋の半ばでも、北の地域では朝晩が10℃を下回り、南の地域ではまだ昼に25℃を超える日もあります。式の1週間前に、式の地域の朝と夜の気温を確かめてください。
朝の気温が10℃を下回るなら、コートは厚手のものに。昼の気温が23℃を超えるなら、コートは薄手か、羽織るものだけでも足ります。会場の中は空調が効いているので、気温を気にするのは、移動と会場の出入りのときだけです。
かばんの中身:式の服とは別に持つもの
遠方の式では、式の服と靴、かばんのほかに、忘れると困るものがいくつかあります。式の服を詰めたら、次のものを確かめてください。
まず、予備のストッキングを2足。移動中や、着替えのときに伝線することがあります。会場の近くで買えるとは限らないので、2足入れておくと安心です。
次に、式の靴を入れる布の袋。移動の靴と式の靴を履き替えるとき、脱いだ靴を入れておく袋があると、クロークに預けやすくなります。
小さな裁縫道具も入れておきます。ボタンが取れたり、裾がほつれたりしても、宿や会場の更衣室で直せます。
それから、ご祝儀の袋とふくさ。遠方の式では、宿で前の晩に準備しておくと、当日の朝に慌てません。新札は、出発の前に用意しておいてください。
最後に、羽織るものを1枚。会場の中は、場所によって冷えます。披露宴の会場は暖かくても、控室やお手洗い、廊下は冷えることがあります。式の服に合う薄手のストールか、短い丈の羽織るものを1枚、式のかばんとは別に入れておいてください。
スーツケースの大きさ
前泊で1泊なら、機内に持ち込める大きさのスーツケースか、肩に掛けられる大きめのかばんで足ります。着物の場合は、着物と小物を宿に送っておけば、手で持つ荷物は洋服の場合とあまり変わりません。
式の服は、スーツケースの中で、いちばん上に平らに置いてください。下に重いものを入れ、その上に薄い紙を1枚敷いて、式の服を半分に折って置きます。紙をはさむと、折り目にしわが入りにくくなります。
当日の時間割:親族の集合時刻から逆算する
最後に、当日の時間割の作り方です。遠方の式では、時間割を前の週に書き出しておくと、当日の朝に慌てません。
書き出すのは、親族の集合時刻から逆算した時刻です。
- 親族の集合時刻を書く(例:挙式の1時間前)
- そこから着替えと身支度の時間を引く(洋服なら40〜50分、着物なら1時間〜1時間半)
- そこから会場までの移動時間を引く(前泊なら宿から会場まで、日帰りなら家から会場まで)
- そこから乗り換えの待ちや遅れの余裕を引く(30分)
これで、宿か家を出る時刻が決まります。その時刻から、朝食や化粧の時間をさらに逆算すれば、起きる時刻まで決まります。
時間割を、姪の両親と共有する
書き出した時間割は、姪の両親か、同じように遠方から来る親族と共有しておくと、当日に会場で会う時刻がそろいます。とくに、親族そろっての写真撮影は時刻が決まっていて、ひとりでも遅れると全員が待つことになります。遠方の親族ほど、移動の遅れが起こりやすいので、共有しておくと、遅れたときにも連絡がしやすくなります。
親族写真と、披露宴のあいだの身なりの直し方
遠方から来た親族は、移動の疲れが顔や服に出やすくなります。親族そろっての写真撮影の前には、控室で鏡を見て、3か所だけ確かめてください。襟元が左右でずれていないか。スカートやワンピースの後ろに、座りじわが残っていないか。ストッキングに伝線がないか。この3か所は、自分では見えにくいのに、写真にははっきり残ります。
座りじわが残っていたら、控室で立ったまま10分ほど過ごすだけでも、少し落ち着きます。手のひらで布を軽く下に引いて、しわを伸ばすようにしてください。強く引っ張ると、布が伸びてしまうので、軽くで十分です。
披露宴のあいだは、2時間以上座ったままになることが多いです。お色直しの時間など、新郎新婦が席を外すあいだに一度立って、控室かお手洗いで身なりを直しておくと、最後の見送りのときまで落ち着いて過ごせます。遠方から来た叔母・伯母は、新郎新婦の両親から、見送りのときに声をかけられることもあります。そのときに慌てないように、身なりを直す時間を1回とっておいてください。
遠方の姪の結婚式で、叔母・伯母として気をつけることは、何を着るかよりも、どう持って行き、どこで着替えるかです。片道の移動時間と、宿と会場の距離。この2つを書き出せば、当日の段取りはほとんど決まります。親族の装い全体の決め方は結婚式 親族の服装|姪・甥の式に叔母・母親・祖母は何を着るかで、立場ごとに整理しています。
よくある問い
- Q. 姪の結婚式が遠方です。式の服を着たまま移動してもいいですか
- 片道の移動が2時間以内なら、しわになりにくい素材のワンピースやセットアップを着て出ても問題ありません。2時間を超えると、座っているあいだに背中側とスカートの後ろにしわが入り、会場に着くころには疲れも出ます。2時間を超えるなら、移動は楽な服にして、会場の更衣室か宿で着替えてください。
- Q. 前泊したほうがいいのか、日帰りでいいのか迷います
- 親族の集合時刻から片道の移動時間を引いて、家を出る時刻を出してください。その時刻が朝7時より早くなるなら、前泊を考える目安です。着物を着る場合や、会場で着替える時間が必要な場合は、さらに1時間早く見積もります。
- Q. 遠方の式に着物を着ていくのは大変ですか
- 着物そのものより、着付けの予約と荷物が大変です。会場か宿の着付けを予約し、その時刻に間に合うように前泊するのが基本になります。着物と小物は、手で持って移動するより、宿に先に送っておくほうが楽です。宿が荷物を預かってくれるか、予約のときに確かめてください。
- Q. 式の翌日も親族で食事をします。服はもう1着必要ですか
- 式の服ほどきちんとしていなくてよいので、移動に着た服をそのまま使えるように選んでおくと、荷物が1着分減ります。移動の服を、紺やグレーの落ち着いた色のワンピースやセットアップにしておくと、翌日の食事会にもそのまま出られます。
— メグラシ編集部





