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結婚式 受付の服装 女性|秋冬は記帳台に立つ時間と手元で選ぶ

メグラシ編集部//読了 18分
式場のロビーで、濃い青のワンピースに袖口の細い羽織りを重ねた女性が、白い布を掛けた受付台の前で軽く頭を下げている

**結婚式の受付を頼まれたら、服は「記帳台に立つ時間」と「手元の動き」で選んでください。**立つ時間が30分以内なら、普段のお呼ばれと同じ服で足ります。1時間を超えるなら、足元と羽織りを受付向けに替えます。上は、袖口が手首の骨から2cm上で止まり、お辞儀をしても胸元が開かないものにします。

受付は、ゲストとして参列するのとは、体の使い方がまったく違います。式が始まる30分から1時間ほど前に会場に着き、入口近くのロビーに置かれた記帳台の前に立ちます。来た人に頭を下げ、芳名帳を差し出し、ご祝儀を受け取って確かめ、席次表を手渡す。この動きを、来る人の数だけ繰り返します。ゲストの服は座って過ごす前提で選ばれていますが、受付の服は立って両手を使う前提で選ぶ必要があります。

秋冬の式では、もう一つ気にすることがあります。ロビーの寒さです。受付は入口の近くにあることが多く、扉が開くたびに外の空気が入ります。披露宴の会場は暖房が効いていても、ロビーは肌寒いことが珍しくありません。

この記事では、受付の日の流れを分数で置いたうえで、立つ時間、袖口、お辞儀、入口の風、足元、色、小物の順に、自分の式の条件を入れれば答えが出るように書きました。冬の式全般の服装は冬の結婚式の服装|屋外にいる合計分数と、覆う面の数で決めるに、会費制の式は1.5次会の服装 秋冬|会費制の式は会場の床と照明で装いの段を決めるにまとめています。

結論:受付の服は「立つ時間」と「手元の動き」で決める

受付の服を決める軸は2つです。ひとつは、記帳台の前に立っている時間の長さ。もうひとつは、そのあいだに手元がどう動くかです。

立つ時間は、足元と羽織りを決めます。短い時間なら、ヒールのある靴でも、薄手の羽織りでも乗り切れます。長い時間になると、足の疲れとロビーの寒さが積み重なるので、靴と羽織りを受付に向いたものに替える必要が出てきます。

手元の動きは、上を決めます。受付では、芳名帳を開いて差し出す、ペンを渡す、ご祝儀袋を両手で受け取る、席次表を手渡す、頭を下げる、という動きを繰り返します。袖口が広いと記帳台の上のものに引っかかり、首元が開いていると頭を下げるたびに胸元が見えます。

この2つの軸を先に決めておけば、色や形の好みは、そのあとで自由に選べます。反対に、好みの服を先に決めてしまうと、当日になって袖口や胸元が気になり、受付に集中できなくなります。

手持ちのお呼ばれの服がすでにあるなら、まずその服で2つの軸を確かめてください。袖口と胸元が受付の動きに合っていれば、買い足すものはありません。合わないところが1か所だけなら、羽織りや靴を替えるだけで済むことがほとんどです。受付のために一から服をそろえる必要はなく、手持ちの服のどこを替えれば受付に向くかを見つければ足ります。

受付の日の流れを分数で置く

受付の服を考える前に、当日の流れを分数で置いてみてください。新郎新婦か、受付を頼んできた人に、次の3つを聞いておくと決めやすくなります。

ひとつ目は、会場に何分前に着けばよいかです。受付の打ち合わせがあるので、多くの場合は式の始まる45分から1時間ほど前に集まります。

ふたつ目は、受付を何分前に開けて、何分前に閉めるかです。挙式の30分前から受付を開け、挙式の直前に閉めることが多いですが、挙式と披露宴のあいだに受付を開ける式もあります。

みっつ目は、受付が終わったあとに、ご祝儀を誰に渡すかです。親族や会場の担当者に渡すまで、受付の場所で待つこともあります。

この3つを合わせると、受付として立っている合計の時間がわかります。打ち合わせの時間を除いて、記帳台の前に立っている時間を数えてください。30分以内か、30分から1時間か、1時間を超えるかで、次の見出しの3つの段に分かれます。

挙式と披露宴のあいだにも受付を開ける式では、立つ時間が2回に分かれます。合計の時間で段を決め、1回あたりの時間が短くても、合計が1時間を超えるなら、1時間を超える段として考えてください。

立つ時間が30分以内・30分から1時間・1時間を超えるで分かれる

立つ時間によって、受付向けに替えるところが変わります。

立つ時間足元羽織り
30分以内お呼ばれの靴のままでよいお呼ばれの羽織りのままでよい
30分から1時間ヒール5cm以下、かかとの面が広いもの袖口の細いものに替える
1時間を超えるヒール5cm以下、受付のあいだだけ低い靴も可袖口の細い、少し厚手のもの

30分以内なら、受付のために特別なものを用意する必要はほとんどありません。普段のお呼ばれと同じ靴と羽織りで、袖口と胸元だけを確かめておけば足ります。

30分から1時間になると、足の疲れが出始めます。ヒールの高い靴で立っていると、受付の終わりごろには足の指先が痛くなり、笑顔を保つのがつらくなります。ヒールは5cm以下にして、かかとが床に当たる面が広いものを選んでください。羽織りは、記帳台の上で袖が邪魔にならない、袖口の細いものに替えます。

1時間を超えるなら、足元と寒さの両方に備えます。靴は30分から1時間の段と同じ考え方ですが、それでも疲れが心配なら、受付のあいだだけ低い靴を履き、披露宴の前に履き替える方法もあります。羽織りは、ロビーに長くいる分、少し厚手のものにして、体を冷やさないようにします。

手元|袖口は手首の骨から2cm上で止まるものを

受付で、いちばん気になりやすいのが袖口です。芳名帳を開く、ペンを差し出す、ご祝儀袋を両手で受け取る。このとき、袖口が記帳台の上のものに触れたり、引っかかったりすると、動きが止まります。

袖口の長さは、手首の骨から2cm上で止まるものが、受付でいちばん動きやすい長さです。腕を前に伸ばしたときに、袖口が手首の骨より上にあれば、記帳台の上のものに触れません。手の甲まで届く長い袖は、腕を伸ばすたびに袖口が芳名帳の上を滑り、ペンのインクや、ご祝儀袋の角に触れることがあります。

袖口の形も確かめてください。袖口が広がった形や、フリルや飾りが垂れ下がった形は、腕を動かすたびに揺れて、記帳台の上のものに触れやすくなります。袖口がすっきりと手首に沿う形か、袖口にゴムが入って留まる形が、受付には向いています。

半袖や袖のない服を着るなら、羽織りの袖口で考えます。羽織りを着たまま受付に立つ場合、羽織りの袖口が手首の骨から2cm上で止まるかを確かめてください。羽織りの袖が長すぎるなら、袖口を少し折り返して留めておくと、腕を伸ばしたときに邪魔になりません。

ブレスレットや腕時計は、袖口と同じ場所にあるので、記帳台の上で音を立てたり、ご祝儀袋に触れたりします。受付のあいだは外して鞄にしまい、披露宴の席に着いてからつけ直すと、手元の動きが軽くなります。

お辞儀|45度に曲げても胸元と背中が開かないか

受付では、来た人が来るたびに頭を下げます。軽い会釈のときもあれば、目上の人や遠方から来た人に、深く頭を下げるときもあります。このとき、首元が開いた服だと、胸元が前に開いて見えてしまいます。

家で、鏡の前に立ち、腰から上を45度まで曲げてお辞儀をしてみてください。45度は、背中がまっすぐなまま、上半身が床と斜めになるくらいの深さです。曲げた状態で、鏡に胸元が映っていないか、首元の生地が前に浮いていないかを確かめます。スマートフォンで横から撮ると、自分では見えない角度も確かめられます。

胸元が開くなら、首元の詰まった服に替えるか、羽織りの前を留めて受付に立ちます。首元の開いた服をどうしても着たいなら、胸元に薄い布を一枚重ねるか、首元の内側を小さな安全ピンで留めておくと、お辞儀のときに浮かなくなります。

背中も確かめてください。背中が大きく開いた服は、お辞儀をすると背中の開きがさらに広がり、後ろに並んでいる人の目に入ります。受付のあいだは、羽織りを着て背中を覆っておくのが安心です。

スカートの丈も、お辞儀で変わります。深く頭を下げると、スカートの後ろ側が持ち上がり、膝の裏が見えることがあります。膝が隠れる丈なら、45度のお辞儀でも膝の裏は見えません。

入口の風|ロビーの受付は羽織りを着たままでよい

秋冬の受付で、ゲストとして参列するときより気にしてほしいのが、入口の風です。受付は、来た人が最初に立ち寄る場所なので、入口のすぐ近くに置かれることが多く、扉が開くたびに外の空気が入ってきます。

披露宴の会場は暖房が効いていても、ロビーは人の出入りが多く、温度が下がりやすい場所です。袖のない服や薄手のワンピースだけで1時間立っていると、腕や肩が冷えて、体が縮こまり、お辞儀や笑顔がぎこちなくなります。

**入口の近くで風が当たる受付なら、羽織りを着たまま立ってかまいません。**受付は式の中の役目なので、ゲストのように会場の中で羽織りを脱ぐ必要はありません。羽織りは、披露宴の席に着いてから脱ぐ前提で選びます。

羽織りを選ぶときは、袖口が細く、記帳台の上で袖が邪魔にならないものにしてください。前を留められる形なら、お辞儀のときに胸元を覆う役目も果たします。色は、ワンピースと明るさの段が近いものにすると、羽織りを着たままでも、受付のあいだずっと同じ印象を保てます。

受付の場所が建物の奥にあり、入口の風が届かないなら、羽織りはなくても過ごせます。事前に式場の配置図を見るか、新郎新婦に受付の場所を聞いておくと、羽織りの厚さを決められます。

秋の終わりから冬にかけての式では、屋外で写真を撮る時間があることもあります。屋外にいる時間と羽織りの考え方は10月の結婚式のゲスト服装でも扱っています。

足元|立ちっぱなしの靴とストッキング

受付で立っている時間が長いと、足元の選び方がいちばん効いてきます。

靴は、ヒールの高さとかかとの面の広さで選びます。ヒールが高く細いと、立っているあいだに体重が足の指先に集まり、30分を過ぎたころから痛みが出ます。ヒールは5cm以下にして、かかとの面が指先ほどの広さがあるものを選んでください。かかとの面が広いと、体重が足の裏全体に分かれるので、長く立っていても疲れにくくなります。

つま先の形も確かめます。つま先が細く尖った靴は、立っているあいだに指が押されて痛くなります。つま先が少し丸い形か、指先に余裕のある形を選びます。

ストッキングは、秋冬でも肌の色に近い薄いものが基本です。黒の厚手のタイツは、結婚式ではゲストと同じく避けます。ロビーの寒さが心配なら、薄いストッキングの下に、膝から上を覆う薄い防寒用の下着を重ねると、スカートの中から見えずに足を温められます。

ヒールの高い靴を履きたい人は、受付のあいだだけ低い靴を履き、披露宴の前に履き替える方法もあります。履き替えるなら、低い靴は受付の場所の近くに置いておける、小さな袋に入るものを選んでください。

色|最初に会う顔としての明るさ

受付は、来た人が式場で最初に会う顔です。新郎新婦に代わって、来てくれた人を迎える役目なので、色は明るすぎず暗すぎない中間の色が向いています。

明るすぎる色は、受付の場所で目立ちすぎます。来た人の目が受付の人に集まり、新郎新婦を迎える前に、受付の印象が強く残ってしまいます。暗すぎる色、たとえば全身の黒は、ロビーの照明の下で沈んで見え、迎える側の明るさが伝わりにくくなります。

中間の色は、濃い青、深い緑、落ち着いた赤みのある色、灰色がかった紫などです。秋冬の式では、深みのある色が季節にも合います。ロビーの照明は、披露宴の会場より明るく白っぽいことが多いので、照明の下で顔色がよく見えるかを、家の明るい照明の下で鏡を見て確かめておくとよいでしょう。

白や、白に見える淡い色は、受付でもゲストと同じく避けます。生成りや淡い灰色も、ロビーの白っぽい照明の下では白に見えることがあるので、迷う色は選ばないほうが安心です。

柄は、無地か、近くで見てわかる程度の小さな柄が向いています。大きな柄は、受付で動くたびに揺れて目立ちます。

鞄と小物|ご祝儀を扱う日に持つもの

受付では、ご祝儀という大切なものを扱います。自分の鞄と、受付で預かるものが混ざらないように、持ち物を少なくしておくのが基本です。

自分の鞄は、受付の場所に置かせてもらえることが多いですが、記帳台の下や後ろなど、目の届く場所に置けるとは限りません。小さな鞄ひとつに、財布、携帯電話、ハンカチ、口紅など、最低限のものだけを入れてください。大きな荷物は、会場のクロークに預けます。

受付のあいだに使うものとして、自分用のペンを1本持っておくと、芳名帳のペンが書けなくなったときに役立ちます。ハンカチは、手を拭くためだけでなく、ご祝儀袋を受け取る前に手の汗を押さえるのにも使えます。

受付が終わると、預かったご祝儀を、親族や会場の担当者に渡すまで持ち歩くことがあります。そのときに両手が空いていると安心なので、自分の鞄は肩に掛けられるか、手首に掛けられる持ち手のあるものを選ぶと動きやすくなります。

大ぶりのアクセサリーや、揺れる耳飾りは、お辞儀のたびに揺れて、来た人の目に入ります。受付のあいだは、小さく揺れないものにしておくと、落ち着いた印象になります。

もう一人の受付と並ぶとき

受付は、2人で並んで立つことが多い役目です。もう一人の受付と服がどう並ぶかも、来た人の目に入ります。

同じ色の服が2人並ぶと、制服のように見えます。それが悪いわけではありませんが、ゲストとして参列するときと同じく、それぞれが自分の服を着ているほうが、受付の場所が華やかに見えます。反対に、片方が明るい色、もう片方が暗い色だと、並んだときに片方だけが目立ち、もう片方が沈んで見えます。

事前に、もう一人の受付と、色だけを伝え合っておくと安心です。「濃い青のワンピースに灰色の羽織り」のように、色と明るさの段だけを共有し、相手と違う色で、明るさの段が近いものを選んでください。濃い青と深い緑、落ち着いた赤みと灰色がかった紫のように、色が違っても明るさが近いと、並んだときに落ち着いて見えます。

もう一人の受付が新郎側の友人で、自分が新婦側の友人というように、知らない人と並ぶこともあります。その場合は、新郎新婦を通じて色を伝えてもらうか、当日の打ち合わせで羽織りの有無だけを合わせると、受付の場所の印象がそろいます。

迷う場面|親族側の受付・会費制・屋外の受付台

受付の服で迷いやすい場面を、3つ取り上げます。

**親族として受付を頼まれた場合。**新郎新婦のいとこや姪など、親族として受付に立つときは、友人として立つときより、少しきちんとした服を選びます。親族は迎える側の一員なので、来た人から見て、新郎新婦の家族と同じ側に立っていることが伝わる装いが向いています。色は中間の色のままで、羽織りを着る、スカートの丈を膝が隠れる長さにする、といった形で、一段だけ上げてください。

**会費制の式で受付を頼まれた場合。**会費制の式では、ご祝儀袋の代わりに会費を受け取り、おつりを渡すこともあります。手元の動きがさらに増えるので、袖口が手首の骨から2cm上で止まるかは、普段の式よりいっそう大事になります。会場が飲食店やカフェのような場所なら、立つ場所の床が硬く、足の疲れが早く出ることがあるので、ヒールは低めにしておきます。

**屋外やテラスに受付台が置かれる場合。**ガーデンのある式場では、受付台が屋外や半屋外に置かれることがあります。秋冬の屋外は、ロビーよりずっと寒くなります。この場合は、羽織りを少し厚手のものにし、ストッキングの下に防寒用の下着を重ねてください。足元は、芝生や石畳でもヒールが沈まない、かかとの面の広い靴を選びます。

受付から披露宴へ、着替えずに移る

受付が終わると、多くの場合、そのままゲストとして挙式や披露宴に参加します。着替える時間はないので、受付の服がそのまま披露宴の服になります。

そのため、受付向けに選んだ服が、披露宴の席でもふさわしいかを確かめておいてください。袖口の細い羽織り、ヒールの低い靴、首元の詰まった服。これらは、どれも披露宴の席でも問題なく着られるものです。受付のためだけに地味な服を選ぶ必要はありません。

披露宴の席に着いたら、羽織りを脱ぐかどうかを決めます。会場の暖房が効いていれば脱いでかまいません。脱いだ羽織りは、椅子の背に掛けるか、膝の上にたたんで置きます。袖の細い羽織りは、たたんでも小さくまとまるので、膝の上に置いても邪魔になりません。

受付のあいだだけ低い靴を履いていた人は、披露宴の前にヒールのある靴に履き替えます。履き替える場所は、会場の化粧室か、クロークの近くを使わせてもらってください。

受付で外したブレスレットや腕時計も、披露宴の席に着いてからつけ直します。受付のあいだに外したものは、鞄の内ポケットにまとめて入れておくと、つけ直すときに探さずに済みます。

秋口の式と冬の式で、受付の服はどこが変わるか

同じ秋冬でも、秋口の式と、冬の寒さが本格的になってからの式とでは、受付の服で替えるところが違います。

秋口の式は、日中の気温がまだ高く、ロビーも暖かいことが多い時期です。入口の扉が開いても、外の空気は冷たすぎません。この時期は、羽織りを薄手のものにして、受付のあいだに暑くなったら脱げるようにしておきます。袖口の細い薄手の羽織りなら、脱いでたたんでも小さくまとまり、記帳台の下に置いておけます。生地は、光沢の少ない、軽いものが季節に合います。

秋が深まると、朝と夕方の冷え込みが強くなります。午前中の挙式で受付が早い時間に始まる式や、夕方から始まる式では、ロビーの温度が下がりやすくなります。この時期は、羽織りを少し厚みのあるものに替え、首元の詰まった服を選ぶと、首から肩にかけての冷えを防げます。

冬の式では、ロビーの寒さに加えて、会場までの移動の寒さも重なります。コートを着て会場に着き、クロークに預けてから受付に立つので、受付のあいだはコートがありません。羽織りは、ロビーの寒さに耐えられる厚さのものを選び、ストッキングの下に防寒用の下着を重ねます。ただ、厚すぎる羽織りは、記帳台の前で腕を動かすときに窮屈になるので、腕を前に伸ばしても肩が突っ張らない厚さにとどめてください。

時期がどちらとも言えない、秋の終わりごろの式なら、薄手の羽織りを着て行き、もう1枚を鞄に入れておく方法が、どちらに転んでも対応できます。

前日に家で確かめる3つの動き

受付の服が決まったら、前日に家で、当日の服を全部身につけて、3つの動きを確かめてください。

ひとつ目は、腕を前に伸ばす動きです。机の前に立ち、机の上に置いた本を両手で持ち上げて、前に差し出してください。袖口が本に触れないか、腕を伸ばしたときに袖が引っ張られて肩が窮屈にならないかを見ます。

ふたつ目は、お辞儀です。鏡の前で、軽い会釈と、45度の深いお辞儀をそれぞれ3回ずつ繰り返してください。胸元が開かないか、背中が開かないか、スカートの後ろが持ち上がりすぎないかを確かめます。

みっつ目は、立ち続けることです。当日履く靴を履いて、家の中で30分ほど立ったまま過ごしてください。足の指先が痛くならないか、かかとが靴の中で滑らないかを見ます。30分で痛みが出るなら、1時間を超える受付では靴を替える必要があります。

この3つで気になるところが見つかったら、前日のうちに直します。袖口が長ければ折り返して留め、胸元が開くなら安全ピンで留め、靴が痛ければ低い靴を用意します。前日に確かめておくと、当日は受付の役目そのものに集中できます。

どちらとも言えるとき|立つ時間がわからない・式場の寒さがわからない

事前に聞いても、受付で立つ時間や、ロビーの寒さがはっきりわからないこともあります。新郎新婦も当日の流れを細かく把握していないことは珍しくありません。

立つ時間がわからないときは、1時間を超える段として準備してください。短い時間で終わったとしても、ヒールの低い靴や袖口の細い羽織りが邪魔になることはありません。反対に、30分以内のつもりで準備して1時間を超えると、足の痛みと寒さが重なり、受付の後半がつらくなります。準備を長い側に寄せておけば、どちらに転んでも困りません。

ロビーの寒さがわからないときは、羽織りを2枚持っていく方法があります。薄手の羽織りを着て行き、鞄に小さくたためる薄い羽織りをもう1枚入れておきます。ロビーが寒ければ2枚重ね、暖かければ1枚で過ごします。2枚目の羽織りは、受付が終わったら鞄に戻すかクロークに預ければ、披露宴の邪魔になりません。

受付の場所が入口に近いかどうかもわからないなら、式場の案内図を事前に見ておくと手がかりになります。案内図で受付の位置が入口のすぐ横にあれば、風が当たる前提で準備してください。

よくある迷いと、その答え

**受付の服は、ワンピースとパンツのどちらがよいですか。**どちらでもかまいません。パンツは、長く立っていても足元が冷えにくく、お辞儀のときにスカートの後ろが持ち上がる心配もありません。結婚式にふさわしい生地の、きちんとしたパンツスタイルであれば、受付でも問題なく着られます。参列のスーツの選び方は結婚式の参列スーツ 女性にまとめています。

**手袋をして受付に立ってもいいですか。**受付ではご祝儀袋や芳名帳を扱うので、手袋は外しておくほうが動きやすいです。手先が冷えるなら、受付が始まる前まで手袋をしていて、来た人が見え始めたら外してください。

**髪はまとめたほうがいいですか。**お辞儀のたびに髪が前に落ちると、手で直す動きが増えます。肩より長い髪は、まとめるか、耳にかけて留めておくと、受付のあいだに直す必要がなくなります。

**受付で立つ場所が暗く、自分の服の色が沈んで見えないか心配です。**ロビーの照明は明るいことが多いですが、夕方からの式や、間接照明の多い式場では、受付の場所が思ったより暗いことがあります。暗い場所では、濃い色が黒に近く見え、顔色も沈んで見えます。中間の色の中でも少し明るめの段を選ぶか、首元に明るい色の小さなアクセサリーを一つ添えると、顔の周りが明るく見えます。

**受付の前に、新郎新婦にどこまで聞いてよいかわかりません。**会場に着く時間、受付を開ける時間と閉める時間、受付の場所が入口に近いかどうかの3つは、遠慮せずに聞いてかまいません。新郎新婦にとっても、受付の人が当日迷わずに動けることは助かることです。聞きにくければ、もう一人の受付と一緒に、二人分まとめて聞くと話しやすくなります。

**妊娠中で、長く立つのがつらいです。**受付を頼まれた時点で、立つ時間が長いことを伝え、椅子を置いてもらえないかを相談してください。服は、お腹を締めつけない、ゆとりのあるワンピースに、袖口の細い羽織りを重ねるのが動きやすい組み合わせです。

**受付の役目があるので、ドレスの形をどう選べばいいかわかりません。**ドレスの形は、袖と首元で選んでください。袖が手首の骨から2cm上で止まり、首元がお辞儀で開かない形であれば、どの形でも受付に向いています。形の名前と選び方はパーティードレスの形の名前|秋冬の式は袖と羽織りの重なりで探すにあります。

受付の服が決まると、当日の緊張が一つ減る

結婚式の受付を頼まれると、うまくできるかという緊張と、何を着ればいいかという迷いが、いっしょにやってきます。服の迷いは、記帳台に立つ時間と手元の動きを基準にすると、一つずつ片づけられます。

立つ時間が30分以内なら、普段のお呼ばれの服で足ります。30分から1時間なら、ヒールを5cm以下にして、袖口の細い羽織りに替えます。1時間を超えるなら、受付のあいだだけ低い靴を履き、少し厚手の羽織りを着たまま立ちます。

上は、袖口が手首の骨から2cm上で止まるか、45度のお辞儀で胸元と背中が開かないかを、家で確かめておきます。色は、明るすぎず暗すぎない中間の色にし、もう一人の受付とは明るさの段をそろえます。

前日に3つの動きを確かめておけば、当日は来てくれた人を迎えることだけに集中できます。新郎新婦に代わって最初の笑顔を届ける役目を、服の心配なく務めてください。

よくある問い

Q. 結婚式の受付は、ゲストより控えめな服にするべきですか
控えめにする必要はありませんが、来た人が最初に会う顔になるので、明るすぎず暗すぎない中間の色が向いています。濃い青、深い緑、落ち着いた赤みのある色など、ロビーの照明の下で顔色がよく見える色を選んでください。白や白に見える淡い色は、受付でもゲストと同じく避けます。
Q. 受付のあいだ、羽織りを着たままでもいいですか
入口の近くで扉が開くたびに風が入る受付なら、着たままで問題ありません。秋冬のロビーは、披露宴の会場より気温が低いことが多いからです。羽織りは披露宴の席に着いてから脱ぐ前提で、記帳台の上で袖が邪魔にならない、袖口の細いものを選ぶと、両手を使う動きがしやすくなります。
Q. 受付で長く立つときの靴は、どう選べばいいですか
立つ時間が1時間を超えるなら、ヒールは5cm以下で、かかとの面が広いものが疲れにくいです。つま先が細すぎると、立っているあいだに指先が痛くなります。ヒールの高い靴を履きたいなら、受付のあいだだけ低い靴を履き、披露宴の前に履き替えるという方法もあります。
Q. もう一人の受付と服の色はそろえたほうがいいですか
そろえる必要はありませんが、同じ色が並ぶと制服のように見え、まったく違う明るさの色が並ぶと片方だけが目立ちます。事前に色だけ伝え合って、明るさの段が近い、違う色を選ぶと、並んだときに落ち着いて見えます。

— メグラシ編集部

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