結婚式 服装|秋冬の夕方からの式は日没をまたぐかで光る量を決める

**招待状の時刻と、その日の日没の時刻を並べてください。**結婚式のお呼ばれで、光沢のある服やきらめくアクセサリーをどこまで身につけるかは、披露宴の始まりと終わりが日没の前か後かで決まります。
秋冬は日が短く、日没が17時前後まで早まります。昼過ぎに始まる披露宴でも、終わるころには外が暗くなっていることが多いのです。夏の式と同じ感覚で「昼の式だから光るものは控える」と決めると、夕方の会場で地味に見え、反対に夜の感覚で選ぶと、明るいうちの挙式で浮いて見えます。
この記事では、光る量を、顔まわり・手元・服・足もとの4か所で数える方法を使います。日没前の式は1か所まで、日没をまたぐ式は2か所まで、日没後に始まる式は3か所まで。この目安に、自分の式の時刻をあてはめれば、手持ちのどれを身につけるかが決まります。
昼と夜で装いを分ける考え方は、もともと昼の光の下で強く光るものが品よく見えにくいことから来ています。夜は照明の下で、光沢やきらめきがほどよく映えるので、足してよいとされています。秋冬の式は、その昼と夜の境目に立つことが多い式です。
結論:披露宴の始まりと終わりで、光る量を決める
先に答えを書きます。
| 披露宴の時刻 | 光る量の目安 | 寄せる装い |
|---|---|---|
| 日没前に始まり、日没前に終わる | 1か所まで | 昼の装い |
| 日没前に始まり、日没後に終わる | 2か所まで | 昼から夜へ移る装い |
| 日没後に始まる | 3か所まで | 夜の装い |
光る量とは、光沢のある素材や、きらめくアクセサリーを、体のどこに置くかの数です。顔まわり・手元・服・足もとの4か所のうち、いくつに光るものを置くかを数えます。
いちばん多いのは、まんなかの「日没前に始まり、日没後に終わる」式です。秋冬の披露宴は、正午から15時ごろに始まるものが多く、2時間半から3時間で終わるとすると、15時開始の式はほぼ確実に日没をまたぎます。
ここで大事なのは、始まりの時点で光りすぎないことです。会場に入るときはまだ外が明るく、挙式や受付の時間も昼の光の中にあります。夜に向けて足したくなったら、小物を1つ足す。最初から夜の装いで行くより、この順番のほうが、どちらの時間帯にもなじみます。
まず調べる|招待状の時刻と、その日の日没
招待状には、挙式と披露宴の時刻が書かれています。まず披露宴の開始時刻を見て、そこに2時間半から3時間を足して、終わる時刻の見当をつけてください。招待状に「お開き」の時刻が書かれていれば、それを使います。
次に、その日の日没の時刻を調べます。天気予報のアプリや、暦の情報を出しているサイトで、式場のある地域の日没を見てください。秋の終わりから冬にかけては、16時半から17時ごろが日没になる地域が多くなります。地域によって30分ほど違うので、式場の場所で調べるのが確実です。
ここまで調べたら、披露宴の始まりと終わりが、日没の前か後かを見ます。日没の時刻を線にして、始まりと終わりがどちら側にあるかで、さきほどの表のどの段にあたるかが決まります。
遠方の式に呼ばれた場合は、とくに日没の時刻を確かめておいてください。同じ秋冬でも、西の地域は東の地域より日没が遅く、北の地域は南の地域より早く暗くなります。住んでいる場所の感覚で「この時刻ならまだ明るい」と考えると、式場の地域では、もう日が沈んでいることがあります。移動の時間も含めて、会場に着く時刻と、その土地の日没を並べておくと、装いだけでなく、羽織りや防寒の準備も合わせて決められます。
招待状が届いた時点で式の日付がわかっていれば、その日の日没は先に調べられます。手帳の式の日の欄に、日没の時刻を書き添えておくと、服を選ぶときにすぐ見返せます。
日没ちょうど前後に始まる式は、判断が分かれます。始まりが日没の30分前より早ければ「日没前に始まる」、30分前より遅ければ「日没後に始まる」として考えてください。会場に入るころにはもう空が暗くなり始めているので、夜に寄せて考えても浮きにくい時刻です。
この日没との並べ方は、秋の夕方の服装を日没で決める記事と同じ考え方です。外にいる時間の長さで寒さを考えるときにも、同じ線が使えます。
昼の装いと夜の装いは、どこが違うか
昼と夜で装いを分ける考え方を、ここでまとめておきます。表は、自分の手持ちがどちら寄りかを見るために使ってください。
| 見るところ | 昼に寄せる | 夜に寄せる |
|---|---|---|
| 服の素材 | 光沢の少ない生地、やわらかな光沢まで | なめらかな光沢、ほどよいきらめき |
| アクセサリー | 真珠、つやを抑えた金属 | 光を返す石、大きめの耳飾り |
| バッグ | 布や光沢を抑えた革 | 光沢のある布、ビーズや金属の飾り |
| 靴 | 光沢を抑えた革や布 | 光沢のある革、小さな飾り |
昼の装いで控えたいのは、強く光る素材です。昼の光は上から強く当たるので、光沢の強い生地やきらめく石は、近くの人に光を返して目立ちます。主役の花嫁より目立たないようにする、という結婚式の基本の考え方からも、昼は控えめが安心です。
夜は照明が会場を照らすので、光る素材が照明の中でやわらかく映えます。夜の装いで光るものを足すのは、会場の雰囲気に合わせるためです。光らない装いで夜の会場に入ると、周りが華やかなぶん、ひとりだけ沈んで見えることがあります。
真珠は、昼も夜も使える素材です。光を強く返さず、つやが落ち着いているので、昼の装いでも数に入れなくてかまいません。迷ったら真珠を選んでおくと、どの時刻の式でも外れません。
日没前に始まり、日没前に終わる式
午前中や正午前後に始まり、15時ごろまでに終わる式です。秋冬でも、この時刻の式はすべて昼の光の中で進みます。
光る量は1か所までにしてください。たとえば、耳元に小さな光る石をつけるなら、服やバッグや靴は光沢を抑えたものにします。服がやわらかな光沢のあるドレスなら、アクセサリーは真珠にして、光る石は使いません。
1か所に置くなら、顔まわりがいちばん効果的です。耳元や首元に小さな光があると、顔色が明るく見え、写真にもきれいに残ります。手元や足もとに置くと、写真ではほとんど写らず、近くで見たときだけ光るので、光る量のわりに見栄えがしません。
秋冬の昼の式で気をつけたいのは、暗い色の服を選ぶ人が多いことです。濃い紺や深い緑、ボルドーといった色は秋冬らしく落ち着いていますが、光る量を1か所に絞ると、全体が重く見えることがあります。その場合は、光る量を増やすのではなく、明るめの色の羽織りやストールで顔まわりを明るくしてください。
昼の式で羽織りやストールを使うときも、光る量は数えておいてください。光沢のないウールや起毛の素材なら、顔まわりを明るくしながら、光る量は増えません。秋冬らしい厚みのある素材を顔の近くに置くと、季節感も出て、光るものに頼らずに華やかさを足せます。
午前中の挙式から参列して、披露宴が昼過ぎに終わる式は、この段の中でもいちばん昼に寄った式です。光沢のある服を着たいなら、光沢の弱いものを選んで、アクセサリーは真珠だけにしておくと安心です。
日没前に始まり、日没後に終わる式
秋冬の披露宴でいちばん多いのが、この時刻です。13時から15時ごろに始まり、終わるころには外が暗くなっている式です。
光る量は2か所までにしてください。ただし、2か所を同じ強さにするのではなく、1か所は始まりから、もう1か所は夜に向けて足す、という順番で考えます。
たとえば、服にやわらかな光沢のあるドレスを選んだら、始まりはアクセサリーを真珠にしておきます。披露宴の後半、外が暗くなってきたら、化粧室で耳飾りを光る石のものに替えるか、首元に細い光るネックレスを足します。こうすると、明るいうちの挙式や受付では控えめに、夜に向かう後半では華やかに見えます。
替えるのが面倒なら、始まりから2か所にしておいてもかまいません。その場合は、2か所とも控えめな光にしておきます。やわらかな光沢の服と、小さな光る石の耳飾り、という組み合わせなら、昼の光の中でも強すぎず、夜の照明の中でも沈みません。
足す小物を替える時間は、披露宴の中ほど、お色直しで新郎新婦が席を外すころがちょうどよい頃合いです。ゲストも席を立ちやすく、化粧室も混みにくい時間です。秋冬の15時開始の式なら、お色直しのころには外が暗くなり始めているので、窓の外の暗さと、会場の照明の明るさが入れ替わる時間とも重なります。そこで1か所足すと、周りの雰囲気が変わるのと同じ流れで、装いも夜に寄せられます。
この時刻の式で避けたいのは、始まりから3か所以上光るものを置くことです。受付や挙式のときにまだ外が明るいと、光が強く出すぎます。とくにチャペルのように窓が大きく、外の光が入る場所で挙式がある場合は、始まりの光る量を少なめにしておいてください。
日没後に始まる式
17時以降に始まる披露宴や、夜の時間帯に開かれる式です。秋冬なら、16時半を過ぎた開始の式も、ほとんどこの段に入ります。
光る量は3か所までにしてかまいません。服になめらかな光沢があり、耳元に光る石、手元に光るバッグ、という組み合わせも、夜の式なら華やかにまとまります。
ただし、光る量を増やしても、主役より目立たないことは昼と同じです。白やそれに近い明るい色の服、ティアラのような頭の飾り、全身が光る素材のドレスは、夜でも避けてください。光るものを足すほど、服の色は落ち着いた色にすると、光が上品に見えます。
4か所すべてに光るものを置くのは、夜の式でも控えたほうが安心です。顔まわり・手元・服・足もとが全部光ると、どこに目を向ければよいかわからなくなり、全体が落ち着きません。1か所は光らない場所を残しておくと、ほかの光がきれいに見えます。
夜の式で光る量を3か所使うときは、置き方の順番も考えておくと、まとまりやすくなります。まず顔まわりに1か所。次に、服か手元のどちらかに1か所。最後に、残った場所に1か所。顔まわりから離れるほど、光は控えめにしていくと、目線が自然に顔に集まります。足もとに強い光を置くと、目線が下に引っ張られて、全体の重心が下がって見えます。
夜の式は、会場の照明が暗めになることが多いので、濃い色の服は会場の中で沈んで見えることがあります。黒や濃い紺を選ぶなら、光る量を3か所まで使って、顔まわりを明るくしておいてください。
光る量を、4か所で数える
ここまで「光る量」と書いてきたものを、もう少し細かく数え方にしておきます。鏡の前で、手持ちの服と小物を身につけて、次の4か所を順に見てください。
ひとつめは顔まわりです。耳飾り、首元のネックレス、髪飾り。どれか1つでも光る石や光沢の強い金属が入っていれば、1か所と数えます。真珠だけなら数えません。
ふたつめは手元です。バッグ、指輪、ブレスレット、時計。バッグに光沢のある布やビーズの飾りがあれば、1か所と数えます。結婚指輪のような小さな指輪だけなら数えません。
みっつめは服です。ドレスやワンピースの生地に光沢があるか、きらめく糸や飾りが入っているか。部屋の照明の下で、生地を少し動かしてみて、光が流れるように動けば1か所と数えます。
よっつめは足もとです。靴の素材に光沢があるか、飾りが光るか。ストッキングに光沢やラメがあれば、それも足もとの1か所に入れます。
数えるときに迷いやすいのが、光沢が弱い素材です。サテンのようになめらかな生地でも、つやが落ち着いていれば、昼の光の中ではほとんど光って見えません。迷ったら、窓際の自然光の下で、生地を斜めから見てください。白っぽく光が流れるなら1か所に数え、色がそのまま見えるなら数えなくてかまいません。照明の下と自然光の下では光り方が違うので、昼の式なら自然光で、夜の式なら部屋の照明で確かめるのが確実です。
4か所を数えたら、自分の式の時刻の目安と比べてください。多ければ、いちばん光が強い場所から1つずつ外していきます。少なければ、顔まわりから足していくと、少ない数で効果が出ます。
どちらとも取れるとき① 挙式は昼、披露宴は夕方
挙式が13時で、披露宴が15時から、という式では、挙式は昼の光の中、披露宴は日没をまたぐ時間帯になります。挙式に参列する人は、どちらに合わせればよいか迷います。
この場合は、挙式に合わせて始まりを決め、披露宴の後半で足すと考えてください。挙式は、教会やチャペル、神殿など、昼の光の中で行われることが多い場面です。ここで光る量が多いと、厳かな雰囲気の中で目立ちすぎます。
始まりの光る量は1か所までにして、披露宴が始まって、外が暗くなってきたころに1か所足します。足すのは、顔まわりの小物がいちばん手軽です。耳飾りを替える、細いネックレスを重ねる、髪に小さな光る飾りを足す。バッグの中に小さな袋を1つ入れておけば、化粧室で1分あれば替えられます。
挙式に参列せず、披露宴からの人は、披露宴の時刻だけで考えてかまいません。15時開始なら、日没をまたぐ式として2か所までにしてください。
神前式の場合は、挙式の場が神社の境内や神殿になります。光る量はさらに控えめにして、顔まわりの光も真珠にとどめておくと、場の雰囲気になじみます。
どちらとも取れるとき② 窓のない会場
ホテルの宴会場や、地下にある会場など、窓がなく外の光が入らない会場では、昼の式でも照明だけで明るさが決まります。こうした会場は、時刻に関係なく夜に近い雰囲気になることが多いものです。
この場合も、時刻で決めるのが基本です。招待状の時刻で表の段を決めて、そのうえで、会場の明るさで半分だけ調整してください。
たとえば、日没前に始まり日没前に終わる昼の式でも、窓のない会場なら、やわらかな光沢なら1か所足しても浮きにくくなります。ただし、強いきらめきを足すのは控えます。会場の外、つまり受付やロビー、移動の途中では昼の光の中を歩くことになるからです。
反対に、レストランを貸し切った式や、庭のある会場で外に出る時間がある式は、外の光の中にいる時間が長くなります。昼の式なら、窓のない会場より光る量を控えめにしてください。秋冬の庭は、日が傾くと急に暗く、寒くなります。日没をまたぐ式で庭での時間があるなら、外に出るのが日没の前か後かで、そのときの光る量を合わせておくと、写真にもなじみます。
会場に窓があるかどうかは、式場の案内や、写真の載っている案内ページで確かめられます。窓が大きくて外の景色が見える会場は、時刻どおり、昼は昼、夜は夜として考えてください。日没をまたぐ式で、窓の外が暗くなっていくのが見える会場なら、夜に向けて足す小物がいちばん生きます。
どちらとも取れるとき③ 二次会まで出る
披露宴のあとに二次会がある場合、二次会はほぼ必ず日没後になります。二次会の会場は、レストランやバーなど、照明が暗めの場所が多く、夜の装いが合います。
ここで迷うのは、披露宴と二次会で装いを替えるかどうかです。着替える時間がないことが多いので、披露宴の装いに、二次会で光る量を1か所足すと考えてください。
昼の披露宴に1か所の光で出たなら、二次会の前に1か所足して2か所に。日没をまたぐ披露宴に2か所で出たなら、二次会では3か所まで足してかまいません。足すのは顔まわりか手元が手軽です。小ぶりのバッグを光るものに持ち替える、という方法もあります。
披露宴と二次会のあいだに1時間以上の空き時間がある日は、その間に化粧室やカフェで小物を替えられます。空き時間が短い日は、披露宴の後半ですでに足しておき、二次会ではバッグだけ替える、というように、足す作業を2回に分けておくと慌てません。二次会は立って過ごすことも多いので、足もとの光より、顔まわりと手元の光のほうが人の目に入りやすくなります。
二次会から参加する人は、二次会の時刻だけで考えてかまいません。ほとんどの場合、夜の装いとして3か所までにしてよい時間帯です。ただし、二次会の会場がカジュアルなレストランなら、光る量を2か所にとどめておくと、場から浮きません。
披露宴から二次会まで長時間になる日は、寒さの対策も合わせて考えておいてください。秋冬は日没後に気温が下がるので、移動の途中で冷えないように、羽織りを持っていくことを忘れないでください。
秋冬の羽織りと、光る量の関係
秋冬の結婚式では、ドレスの上にボレロやショール、ジャケットを羽織る人が多くなります。羽織りも、光る量の数え方に入ります。
羽織りに光沢やきらめきがあれば、服の1か所と数えてください。ドレスに光沢があり、羽織りにも光沢があると、それだけで服の部分が強く光ります。どちらか一方を光沢のないものにすると、光る量を抑えられます。
昼の式では、光沢のない羽織りを選んでおくと、ドレスにやわらかな光沢があっても、全体の光る量を抑えられます。日没をまたぐ式では、披露宴の後半で羽織りを外すと、ドレスの光沢が見えて、夜に向けて光る量を足すのと同じ効果が出ます。
会場の外で着るコートは、光る量に数えなくてかまいません。ただ、受付のあたりまで着ていることがあるので、光沢の強いコートは、昼の式では控えめにしておくと安心です。コートと防寒の考え方は、冬の結婚式でコートと防寒を預ける層に寄せる記事にまとめています。
写真に残る光と、その場で見える光
結婚式では、その場で見える装いと、写真に残る装いが少し違います。光る量を決めるときは、両方を思い浮かべておくと失敗が減ります。
写真では、フラッシュや撮影用の照明が当たるので、光る素材がその場より強く写ります。肉眼ではやわらかな光沢に見えたドレスが、写真では白く飛んで見えることがあります。光沢のある生地を選ぶなら、明るい色より濃い色のほうが、写真でも光りすぎずに写ります。
反対に、小さな光る石の耳飾りやネックレスは、写真ではほとんど目立ちません。その場ではきらめいて見えても、集合写真の大きさでは点にしかなりません。写真で顔まわりを明るく見せたいなら、光る石を大きくするより、真珠や明るい色の小物を顔の近くに置くほうが効果があります。
集合写真は、挙式のあとや披露宴の前に、外や窓の近くで撮ることが多いものです。秋冬なら、まだ外が明るい時間帯です。日没をまたぐ式で、夜に向けて光る量を足す予定の人は、集合写真のときにはまだ足さずにおくと、昼の光の中で落ち着いた写りになります。
披露宴の後半に撮る写真は、照明の下になります。ここで足した光る小物は、照明を受けてやわらかく写ります。新郎新婦と一緒に撮る機会があるなら、そのときに光る量がちょうどよくなるように、足す時間を合わせておくとよいでしょう。
ストッキングと靴の光り方
足もとは、4か所の中でいちばん見落とされやすい場所です。でも、立っているときも座っているときも、意外と人の目に入ります。
ストッキングは、光沢のあるものと、光沢を抑えたものがあります。昼の式では、光沢を抑えた肌の色に近いものを選んでください。光沢のあるストッキングは、昼の光の中で脚がてかって見えることがあり、それだけで足もとの1か所に数えることになります。夜の式なら、ほどよい光沢のものを選んでも、照明の中でなじみます。ラメの入ったものは、夜の式でも足もとの1か所としてはっきり数えてください。
秋冬は、寒さが気になって厚手のタイツをはきたくなります。ただ、結婚式のお呼ばれでは、タイツは改まった場には向かないとされることが多いので、肌の色に近いストッキングを基本にしてください。移動の途中だけタイツをはいて、会場で履き替える人もいます。寒さが強い日は、そのやり方で足もとを守りながら、会場の中では装いを整えられます。
靴は、光沢を抑えた革や布のものなら、昼も夜も数えなくてかまいません。光沢の強いエナメルや、金属の飾りが大きい靴は、足もとの1か所に数えます。秋冬の式では、つま先の隠れる靴を選ぶと、季節にも場にもなじみます。
親族として出る場合
新郎新婦の親族として出る場合は、ゲストよりさらに控えめに考えてください。親族は、ゲストを迎える側に立つので、光る量はゲストの目安から1か所少なくするのが安心です。
日没前の式なら、光るものは真珠だけにして、ほかは光沢を抑えます。日没をまたぐ式なら1か所まで、日没後の式でも2か所までにしておくと、迎える側としての落ち着きが出ます。
親族の中でも、新郎新婦の母や祖母のように、とくに改まった立場の人は、昼も夜も光る量を最小限にしておくのが一般的です。姉妹やいとこのように若い親族なら、ゲストの目安から1か所少なくする、という考え方で十分です。
受付を頼まれた場合は、手元を光らせないようにしてください。記帳台の前に立つ時間が長く、手元がよく見られる役だからです。受付の服装の詳しいところは、秋冬の結婚式で受付を頼まれたときの服装の記事にまとめています。
手持ちのドレス1着で、昼にも夜にも寄せる
秋冬の結婚式に呼ばれるたびにドレスを買い足すのは大変です。手持ちのドレス1着を、時刻に合わせて昼にも夜にも寄せるやり方を書いておきます。
いちばん使いやすいのは、光沢がやわらかい、濃い色のドレスです。濃い紺、深い緑、ボルドー、チャコールグレー。生地の光沢がやわらかければ、昼の式では光る量の1か所として数え、アクセサリーを真珠にすれば、昼の装いになります。夜の式では、耳元と手元に光るものを足せば、3か所の夜の装いになります。
光沢のない生地のドレスを持っている人は、昼の式ではそのまま、夜の式では顔まわりと手元と足もとに光るものを足して、3か所にします。服そのものが光らない分、小物で光る量を調整できるので、昼にも夜にも寄せやすいドレスです。
反対に、光沢の強い生地や、全体にきらめきのあるドレスは、夜の式には合いますが、昼の式では小物を全部光らないものにしても、服だけで強く光ります。こうしたドレスは、日没後に始まる式に回すと決めておくと、迷いません。
濃い色のドレスを1着持っておくと、秋冬の式では、色の面でも迷いが減ります。黒は手軽ですが、全身が黒になると弔事を思わせることがあるので、黒を着るなら、顔まわりか手元に必ず1か所は光るものか明るい色を置いてください。昼の式なら真珠、夜の式なら光る石の耳飾り、という置き方なら、黒のドレスでも祝いの場にふさわしい明るさが出ます。
袖の長さも、秋冬の式では手持ちを選ぶときの目安になります。長袖か七分袖のドレスなら、羽織りを外しても寒々しく見えず、昼にも夜にも使えます。袖のないドレスは、昼の式では羽織りが欠かせないので、羽織りの光る量まで含めて数える必要があります。
手持ちの小物を、光るものと光らないものに分けて、それぞれ1組ずつそろえておくと、式の時刻がわかった時点で、どちらを持っていくかすぐに決まります。
迷ったら、1か所少なめにして、足せる小物を持つ
ここまで書いた目安で決めきれないとき、いちばん失敗しにくいのは、光る量を1か所少なめにして、足せる小物を1つバッグに入れておくことです。
光る量が少なすぎて困ることは、多すぎて困ることより、ずっと少なくて済みます。会場に入って、周りが思ったより華やかだったら、化粧室で小物を1つ足せばよいのです。反対に、光る量が多すぎたと気づいても、外すと全体が崩れることがあり、直すのが難しくなります。
足せる小物は、小さな袋に入れて、パーティーバッグの中にしまっておきます。光る石の耳飾り、細い光るネックレス、髪に留める小さな飾り。どれか1つあれば十分です。
足す小物を選ぶときは、付け外しが簡単なものにしてください。耳に穴をあけていない人は、挟むタイプの耳飾りを用意しておくと、化粧室の鏡の前ですぐに替えられます。留め具の小さなネックレスは、手袋をしていたり指先が冷えていたりすると、思ったより時間がかかります。前で留められる長さのものか、頭からかぶれる長さのものにしておくと安心です。
周りのゲストの装いを見て、足すか足さないかを決めるのもよい方法です。同じテーブルの人たちが落ち着いた装いなら、足さずにそのまま。華やかな人が多ければ、1つ足す。会場の雰囲気は、招待状からは読み取れないことも多いので、その場で調整できる余地を残しておくことが、いちばんの備えになります。
最後にもう一度、招待状の時刻と日没の時刻を並べて、始まりと終わりがどちら側にあるかを確かめてください。その線が、秋冬の結婚式で光る量を決めるいちばん確かな目安になります。
よくある問い
- Q. 昼の結婚式で、光沢のあるドレスを着てはいけないのですか
- 昼の装いでは、強い光沢やきらめく素材を控えるのが伝統的な考え方です。ただ、いまの結婚式では、やわらかな光沢なら昼でも気にされないことが多くなっています。強く光る素材を避け、ほかの部分の光る量を減らしてバランスを取れば、昼の式でも着られます。
- Q. 秋冬の披露宴が15時開始の場合、昼と夜どちらの装いにすればいいですか
- 始まりは昼、終わりは日没後になることが多い時刻です。日没をまたぐ式として、光る量を2か所までにするのが目安です。始まりの時点で強く光りすぎないようにして、夜に向けて足せる小物を1つ用意しておくと、どちらの時間帯にもなじみます。
- Q. 夜の結婚式なら、どれだけ光るものをつけてもいいですか
- 夜は光るものを足してよい時間帯ですが、主役より目立たないことは昼と同じです。光る量は3か所までを目安にして、白に近い色やティアラのように花嫁を連想させるものは避けてください。光るものを足すほど、服の色は落ち着いた色にすると、全体がまとまります。
- Q. ホテルの宴会場で窓がない場合は、昼と夜どちらで考えればいいですか
- 時刻で考えるのが基本です。ただ、窓がない会場は照明で夜に近い雰囲気になることが多いので、昼の式でも、やわらかな光沢なら1か所足しても浮きにくくなります。迷ったら招待状の時刻で決めて、会場の明るさで半分だけ調整してください。
— メグラシ編集部





