披露宴の服装|2時間半座る日は、テーブルの上に出る上半身を整える

招待状を出して、開宴と終わりの時刻を見てください。多くの披露宴は2時間半前後です。そのうち、席を立っている時間はどのくらいありそうですか。
乾杯、歓談、写真を合わせても、立っているのは30分ほどです。残りの2時間は、円卓の席に座っています。同じ卓の人の目に入り続けるのも、写真に残るのも、テーブルの天板から上に出ている上半身です。
だから披露宴の服は、立ち姿より座った姿で決めます。この記事では、上半身で決める場所と、座ると変わる場所を分けて確かめます。立場ごとの可否は40代の結婚式の服装に、パンツドレスや色の可否は結婚式の服装マナーを可否で判定にまとめてあります。
結論:披露宴の服は、座った姿で決める
| 場所 | 座ると | 決め方 |
|---|---|---|
| 首元・胸元 | 同じ卓の人の目の高さに入り続ける | 開きは鎖骨の下で止める |
| 袖と肩 | 写真の半分を占める | 昼は肩を覆う。夜は羽織りで調整 |
| 上半身の色 | 白いクロスと隣り合う | クロスより1段以上濃くする |
| 裾 | 5〜10cm上がる | 座ってひざにかかる丈 |
| ウエスト | 2時間半、食事をしながら座る | 座って指1本入る余裕 |
| 背中 | 後ろの卓から見える | 背もたれに寄りかからない前提で見る |
**上半身の3つを先に決めて、下半身の3つを座って確かめる。**この順で選ぶと、写真を見返して気になる場所が出にくくなります。
見える範囲|天板から上に出ているのは、みぞおちから上
円卓の天板は、椅子に座ると、おおよそみぞおちからお腹のあたりの高さにきます。同じ卓の人から見えているのは、ここから上です。
つまり、スカートの形やボトムスの丈は、座っているあいだはほとんど見えていません。反対に、首元の開き、肩の出方、袖の形、胸元の飾り、上半身の色は、2時間ずっと目の前にあります。立ち姿でスカートの広がりに惹かれて選んだ服が、座ると上半身だけでは地味に見える、ということがよく起こるのはこのためです。
首元|同じ卓の人の目の高さに入る
円卓では、向かいの人とも隣の人とも、顔を向け合って話します。首元は、そのたびに相手の目の高さに入ります。
首元の開きは、鎖骨の下で止まる深さまでにしてください。座って前かがみになると、立っているときより開きが深く見えます。食事で前に体を傾けたときに、胸元が見えすぎないかを、試着のときに一度確かめておくと安心です。ネックレスは、この開きの中に収まる長さを選びます。パール以外の選び方は結婚式のお呼ばれネックレスにあります。
袖と肩|写真の半分を占める
卓で撮る写真は、胸から上の範囲がほとんどです。そのうち半分近くを、肩と袖が占めます。
昼の披露宴では、肩を覆う形が落ち着きます。袖のない服なら、ボレロやジャケットを羽織ってください。**夜の披露宴は、肩を出す服も通りますが、席では羽織りを1枚持っておくと、空調や写真の場面で調整できます。**露出の可否は結婚式に半袖・肩出しはOK?に、羽織りを着たままでいい場面は結婚式のジャケットにまとめてあります。
色|白いクロスと隣り合う
披露宴の円卓には、白いクロスがかかっていることがほとんどです。座ると、上半身の色はこのクロスのすぐ上に並びます。
**淡いベージュや薄いグレーは、白いクロスと並ぶと、写真で白く飛んで見えることがあります。**上半身の色は、クロスより1段以上濃いものにしてください。秋の披露宴なら、深い緑、ボルドー、紺、濃いめのくすみ色が、クロスの白と差がついて写ります。淡い色をどうしても着たい日は、上に濃い色の羽織りを重ねると、写真の中で白と分かれます。
座ると変わる①|裾は5〜10cm上がる
ここからは、座って確かめる場所です。
ワンピースやスカートの裾は、座ると5〜10cm上がります。立った状態でひざ丈なら、座るとひざの上で止まります。立った状態でひざ下5cm以上の丈なら、座ってもひざにかかります。
席に着いたら、膝の上にナプキンを広げます。ナプキンで隠れるので、座っているあいだの丈はそれほど気になりません。気になるのは、乾杯やお色直しの入場で立ち上がるときです。裾が戻りきらないまま立つと、写真に残ります。立つときに、裾を片手で軽く下ろす癖をつけておくと安心です。
座ると変わる②|食事をしながら2時間半座るウエスト
披露宴は、コース料理を食べながら2時間半座っています。立っているときにちょうどいいウエストは、座って食事をすると窮屈になることがあります。
**試着のときは、椅子に座って、ウエストと体のあいだに指が1本入るかを確かめてください。**入らないなら、1つ上のサイズか、ウエストの切り替えが高い位置にある形のほうが楽に過ごせます。ベルトで締める服は、座ったときに前で折れて、上半身の写真にしわが写ることがあります。
座ると変わる③|背中は、後ろの卓から見える
円卓は、背中合わせに並んでいます。自分の背中は、後ろの卓の人の目の高さにあります。
背中の開いた服や、背中にファスナーのある服は、座ったまま鏡で見られない場所です。試着のときに、スマートフォンで背中を撮ってもらって確かめてください。また、背もたれに寄りかかると、背中の飾りがつぶれたり、布がずり上がったりします。背もたれに寄りかからずに座る前提で選ぶと、2時間後も形が崩れにくくなります。
立つ時間|乾杯・歓談・写真で30分ほど
立っている時間は短いですが、そのぶん写真が集中します。乾杯、新郎新婦の席での写真、歓談で卓を回るときです。
靴は、長く歩く日ではないので、ヒールの高さはふだん履き慣れた高さで構いません。**ただ、会場の床は絨毯のことが多く、細いヒールは沈みやすくなります。**床の素材が分からないときは、かかとの面が広めの靴を選ぶと、立ち上がりと歩き出しが安定します。靴の可否は結婚式の靴にあります。
手元と小物|膝と背中の後ろに置けるもの
披露宴の席には、荷物を置く場所がほとんどありません。小さいバッグは、椅子の背と自分の背中のあいだか、膝の上に置きます。
卓の上に置けるのは、手のひらに収まる大きさまでと考えてください。大きな荷物や紙袋は、受付の前にクロークに預けます。預けるものの分け方は結婚式の荷物はどこまでクロークに預ける?にまとめてあります。
秋の披露宴|会場の外と中の温度差
10月から11月の披露宴は、会場の外が涼しくても、中は空調で暖かいことがほとんどです。
行き帰りのコートや厚手の羽織りは、クロークに預けてください。席で使うのは、脱ぎ着しやすい薄手の羽織り1枚だけにしておくと、暑いときにも寒いときにも調整できます。席で脱いだ羽織りは、椅子の背にかけるとずり落ちて写真に写るので、たたんで膝の上か背中の後ろに置きます。行き帰りの上着の扱いは結婚式の上着にあります。
挙式から出る日と、披露宴だけの日
挙式から出る日は、式のあいだ立って参列するので、全身を見られる時間があります。この場合は、立ち姿と座った姿の両方で確かめてください。
**披露宴だけに招待された日は、座った姿を優先して構いません。**首元・肩・色の3つが整っていれば、スカートの形に手をかけるより、写真の中の印象が整います。披露宴のあとに二次会へ続けて出るなら、結婚式二次会の服装も合わせて見てください。
どちらとも取れるとき①|パンツドレスか、ワンピースか
座っている時間が長い披露宴では、パンツドレスのほうが裾の心配が少なくなります。座っても丈が変わらず、立ち上がるときに裾を直す必要がないからです。
**ただ、座ると上半身しか見えないので、パンツドレスは上半身だけ見るとふだんの服に見えることがあります。**上半身に、光沢のある生地、袖の形、首元の飾りのどれか1つを入れてください。親族として出る場合や、相手の家が格式を重んじる場合は、ワンピースのほうが無難です。
どちらとも取れるとき②|親族として出る
親族として出る日は、新郎新婦に近い卓に座り、写真に写る回数が増えます。上半身の色は、ゲストより落ち着いた濃さに寄せて、首元の開きは浅めにしてください。
親族の卓は、会場の前方にあり、他のゲストから見られる時間も長くなります。座った姿で、首元と肩が整っていることを、ゲストのとき以上に確かめてください。姪や甥の式に叔母として出る場合は姪・甥の結婚式の服装にまとめてあります。
よくある行き違い
**「立ち姿が整っていれば、披露宴でも整って見える」。**2時間半のほとんどは座っています。目に入るのはテーブルより上だけなので、立ち姿で決めたスカートの広がりは、座ると見えません。
**「淡い色のほうが上品に見える」。**白いクロスと並ぶと、写真で白く飛ぶことがあります。クロスより1段以上濃くしてください。
**「ひざ丈なら、どこでも通る」。**座ると5〜10cm上がって、ひざの上で止まります。試着では必ず座ってください。
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よくある問い
- Q. 披露宴の服装で、いちばん気をつける場所はどこですか
- テーブルの天板から上に出る、首元・肩・袖・胸元です。披露宴は2時間半前後のほとんどを座って過ごすので、同じ卓の人の目に入り続けるのも、写真に残るのもこの範囲です。首元の開きが深すぎないか、肩が出すぎていないか、上半身の色が白いクロスと並んで白っぽく見えないかを、座った姿で確かめてください。
- Q. ひざ丈のワンピースで出ても大丈夫ですか
- 大丈夫です。ただ、ひざ丈は座ると裾が5〜10cm上がって、ひざの上で止まります。膝の上にナプキンを広げれば目立ちませんが、立ち上がるときや移動のときに裾が戻りきらないことがあります。気になる場合は、立った状態でひざ下5cm以上の丈を選ぶと、座ってもひざにかかります。
- Q. 秋の披露宴で、ジャケットやボレロは着たままでいいですか
- 肩を覆う羽織りは、着たままで構いません。秋の会場は、外が涼しくても中は空調で暖かいことが多いので、脱ぎ着しやすい薄手のものが向いています。行き帰りのコートは、受付の前にクロークへ預けてください。羽織りを席で脱ぐなら、椅子の背にかけず、たたんで膝か椅子の後ろに置くと、写真に写りにくくなります。
- Q. 披露宴だけに招待されました。挙式から出る人と服を変えるべきですか
- 変える必要はありません。ただ、挙式は立って全身を見られる時間があるのに対して、披露宴だけなら座っている時間がほとんどです。服を選ぶときの優先順位を、上半身の首元・肩・色に寄せて構いません。披露宴のあとに二次会へ続けて出るなら、二次会の服装の記事も合わせて見てください。
— メグラシ編集部





