ブーツコーデで靴下が見える|履き口からのぞく色と丈の直し方

**ブーツを履いて、鏡の前に立ってみてください。**履き口から、靴下はどれくらいのぞいていますか。
ブーツと靴下が合わないと感じる日の多くは、履き口から1〜2cmだけ靴下がのぞいていることが原因です。見える幅は、0か3cm以上のどちらかにしてください。0なら靴下はないものとして読まれ、3cm以上なら重ねて見せた形として読まれます。そのあいだの1〜2cmだけが、はみ出したように見えます。
ショートブーツの合わせ方全体はショートブーツのコーディネートに、ロングブーツはロングブーツコーデにまとめてあります。この記事は、ブーツと靴下・タイツが合わない日の直し方だけを扱います。
結論:見える幅は0か3cm以上。色はブーツか服に寄せる
| 合わない原因 | 起きていること | 直し方 |
|---|---|---|
| 見える幅が1〜2cm | 靴下がはみ出して見える | 隠すか、3cm以上出す |
| 靴下の色が浮く | ブーツ・靴下・服が3色に分かれる | ブーツか服の色に寄せる |
| 歩くと下がる | 筒の中で靴下がたまる | 筒より長い丈に替える |
| 座るとすき間が出る | 裾が上がって靴下と肌が見える | 座った姿で丈を決める |
| タイツの色が合わない | ブーツとの境目が強すぎる | 同じ色をもう1か所に置く |
| 靴下が厚すぎる | 筒が張る、履き口が開く | 筒の中は薄く、見える所だけ厚く |
**直す順番は、見える幅、色、それ以外の順です。**見える幅が決まらないと、色を合わせても違和感が残ります。まず、見える幅を0にするか3cm以上にするかを決めてください。
靴下は、ブーツと服のあいだにある小さな面です。面が小さいぶん、ほんの少しの色や幅のずれが、そこだけ浮いて見えます。逆に言えば、この小さな面の扱いを1か所直すだけで、足元全体のまとまりが変わります。
まず確かめる|立った姿と座った姿で、見える幅を測る
ブーツを履いたら、立った姿と座った姿の両方で、履き口から見える靴下の幅を確かめます。
| 確かめる姿 | 測るところ | だめなら |
|---|---|---|
| まっすぐ立つ | 履き口の上に見える靴下の幅 | 1〜2cmなら直す |
| 一歩踏み出す | 裾が揺れたときに見える幅 | 肌が見えるなら丈を替える |
| 椅子に座る | 裾が上がって見える靴下と肌 | 肌が見えるなら長い靴下に |
| 脚を組む | 筒と裾のあいだのすき間 | すき間が出るなら長い靴下に |
**座った姿は、立った姿より裾が5〜10cm上がります。**立ったときに靴下が見えなくても、座ると履き口の上に靴下と肌が出てくることがあります。職場や食事の席で座る時間が長い日は、座った姿のほうを基準に決めてください。座ると裾がどれくらい上がるかの測り方は靴下の長さの選び方でも詳しく扱っています。
全身の鏡がなければ、スマートフォンで足元だけを撮ってください。立った姿と座った姿を1枚ずつ撮って並べると、見える幅の違いがよく分かります。
筒の高さと靴下の丈の組み合わせ
ブーツの筒の高さと、靴下の丈の組み合わせで、見える幅はおおよそ決まります。
| ブーツの筒 | くるぶし丈の靴下 | すねの中ほどまでの靴下 | 膝下までの靴下 |
|---|---|---|---|
| くるぶしまで | 履き口の上に1〜2cm出やすい | 3cm以上はっきり出る | 長く出る |
| くるぶしの上5〜10cm | 筒の中に隠れる | 1〜2cm出やすい | 3cm以上出る |
| すねの中ほど | 筒の中に隠れる | 筒の中に隠れる | 1〜2cm出やすい |
| 膝下まで | 筒の中に隠れる | 筒の中に隠れる | 筒の中に隠れる |
**表の中で「1〜2cm出やすい」となっている組み合わせが、合わないと感じやすい組み合わせです。**筒の高さと靴下の丈がほぼ同じだと、歩くたびに靴下の縁が履き口の上に出たり入ったりします。どちらか一方を替えて、縁の位置を離してください。
替えるのは、たいてい靴下のほうが簡単です。ブーツは1足ずつ筒の高さが決まっていますが、靴下は丈の違うものを何足か持っていれば、その日のブーツに合わせて選び分けられます。手持ちのブーツの筒の高さを1足ずつ測っておき、それぞれに「隠す靴下」と「見せる靴下」を1足ずつ決めておくと、朝に組み合わせを考える手間がなくなります。
筒の高さは、床から履き口の縁までを測ります。くるぶしの骨の中心から上に何cmあるかで覚えておくと、靴下を選ぶときに比べやすくなります。
失敗①|履き口から1〜2cmだけはみ出す
いちばん多い失敗です。くるぶしまでのショートブーツに、くるぶしより少し長い靴下を合わせると、履き口の上に靴下の縁が1〜2cmだけのぞきます。
| 見える幅 | 見え方 | 判断 |
|---|---|---|
| 0cm | 靴下はないものとして読まれる | そのままでよい |
| 1cm | 縁だけがのぞき、はみ出して見える | 直す |
| 2cm | 縁とゴムの部分が見え、中途半端 | 直す |
| 3〜5cm | 重ねて見せた形に見える | そのままでよい |
| 5cm以上 | 靴下が主役の1つになる | 色を必ず合わせる |
**1〜2cmの靴下は、意図して見せたのか、はみ出したのかが分かりません。**見る人がどちらか迷う幅は、はみ出した側に読まれます。だから、1〜2cmは作らず、0か3cm以上に寄せます。
この失敗は、ブーツを買ったときの靴下と、いま履いている靴下が違うときに起きやすくなります。試着のときは売り場の薄い靴下で履いていたのに、家ではいつもの少し長い靴下で履く。それだけで、見える幅が変わります。
直し方①|隠すか、3cm以上出す
見える幅が1〜2cmのときは、次のどちらかにします。
| 直し方 | 靴下の選び方 | 向いている服 |
|---|---|---|
| 隠す | 履き口より2cm以上低い位置で終わる靴下 | 裾が長いパンツ、長いスカート |
| 3cm以上出す | 履き口より3cm以上高く出る靴下 | 膝丈のスカート、短めのパンツ |
| 折り返して出す | 長い靴下を履き口の上で折り返す | 膝丈のスカート、ワンピース |
| 下の服で覆う | 裾が履き口にかぶるパンツにする | パンツの日 |
**隠すなら、靴下の縁が履き口より2cm以上下で終わるものを選んでください。**縁が履き口とほぼ同じ高さだと、歩くたびに出たり入ったりします。2cm下なら、歩いても履き口の上に出てきません。
出すなら、3cm以上はっきり出します。3cmあれば、靴下が1つの帯として見え、ブーツと服のあいだに意図した段ができます。手持ちに長い靴下がない場合は、裾が履き口にかぶるパンツに替えて、靴下を覆ってしまうのがいちばん早く済みます。
失敗②|靴下の色が、ブーツと服のあいだで浮く
見える幅は3cm以上あるのに、それでも合わない。そういうときは、靴下の色が、ブーツの色とも服の色とも離れています。
| ブーツ | 靴下 | 服 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 黒 | 白 | 黒 | 白い帯だけが浮く |
| 茶 | 黒 | ベージュ | 3色が別々に見える |
| 黒 | グレー | 黒 | グレーの帯がなじむ |
| 茶 | ベージュ | ベージュ | 服から足元へつながる |
| 白 | 白 | 生成り | 明るさがそろう |
**ブーツ・靴下・服の3つが全部違う色だと、足元が3段に分かれて見えます。**3段に分かれると、靴下の帯が独立して見え、そこだけが浮きます。
白い靴下は、とくに浮きやすい色です。白は全身の中でいちばん明るい色になりやすく、黒や茶のブーツと濃い色の服のあいだに入ると、そこだけに視線が集まります。白い靴下を見せたい日は、上の服か、バッグや首元にも白を1か所置いてください。白が2か所になると、足元の白は配色の一部として読まれます。
色を合わせるときは、色みそのものより明るさを先にそろえてください。黒いブーツに黒い服なら、靴下は黒か、黒に近い濃いグレーにします。明るさが近ければ、色みが少し違っても足元はつながって見えます。
直し方②|ブーツか服のどちらかに寄せる
靴下の色は、ブーツか、すぐ上の服のどちらかに寄せます。どちらに寄せるかで、足元の見え方が変わります。
| 寄せる先 | 見え方 | 向いている日 |
|---|---|---|
| ブーツの色に寄せる | ブーツが長く見え、足元が1つにまとまる | 服の色がブーツと離れている日 |
| 服の色に寄せる | 服が足元まで続いて見える | 服とブーツが近い色の日 |
| 間の色にする | ブーツと服をつなぐ | ブーツと服が離れていて、どちらにも寄せにくい日 |
**迷ったら、ブーツの色に寄せてください。**ブーツと靴下が同じ色だと、ブーツの筒が実際より長く見え、靴下の帯が浮く心配がなくなります。
服とブーツの色が大きく離れているときは、間の色を選ぶ方法もあります。黒いブーツにベージュの服なら、靴下は濃いグレーか、こげ茶。どちらにも少しずつ近い色が、2つの色のあいだをつなぎます。
失敗③|歩くと、靴下が筒の中で下がる
家を出たときはちょうどよかったのに、歩いているうちに靴下が筒の中で下がって、かかとの下にたまる。履き口からのぞいていた帯も、歩くたびに幅が変わります。
| 靴下の状態 | 筒の中で起きること | 原因 |
|---|---|---|
| ゴムが弱っている | 少しずつ下がる | 長く使っている |
| 丈が筒より短い | 縁が筒の中で引っかからない | 丈が合っていない |
| 表面がなめらか | 筒の内側で滑る | 薄くてつるっとした生地 |
| かかとの位置がずれる | 足の裏の方へ回る | 靴下のかかとが浅い |
**筒の中で下がる靴下は、ブーツの中でかかとが脱げる原因にもなります。**かかとの下に靴下がたまると、足がブーツの中で前後に動き、歩きにくくなります。
下がりやすいかどうかは、家の中で確かめられます。ブーツを履いて、廊下を10往復ほど歩いてから、履き口をのぞいてください。靴下の縁が履き口から2cm以上下がっていたら、外で1日歩くと、かかとの下までたまる靴下です。
直し方③|筒より長い丈と、表面に凹凸のある靴下
筒の中で下がる靴下は、丈と表面で直します。
| 直し方 | 選ぶ靴下 | 効き目 |
|---|---|---|
| 丈を筒より長くする | すねの中ほどまでの丈 | 縁が筒の上にかかり、下がらない |
| 表面に凹凸のあるもの | リブ編みや、少し起毛したもの | 筒の内側で滑りにくい |
| かかとの深いもの | かかとの部分がはっきり編まれたもの | 足の裏へ回りにくい |
| ゴムの新しいもの | 買い替えて半年以内 | 口が下がりにくい |
**丈を筒より長くすると、靴下の縁が筒の上に出ます。**そのまま3cm以上見せるか、裾の長いパンツで覆うかを決めてください。見せたくない日は、筒より長い靴下を履いて、パンツの裾をブーツの上にかぶせれば、靴下は見えずに下がりもしません。
薄くて表面のなめらかな靴下は、パンプスのときには脱げにくくて便利ですが、ブーツの中では筒の内側と擦れて下がりやすくなります。ブーツの日は、ブーツ用の靴下を別に決めておくと、毎朝迷いません。
失敗④|座ると、すき間から靴下と肌が見える
立ったときは、パンツの裾がブーツの履き口にかぶっていて、靴下は見えなかった。ところが座ると、裾が上がって、履き口と裾のあいだに靴下と肌がのぞく。
| 下の服 | 座ったときの裾の上がり方 | 見えるもの |
|---|---|---|
| 細身のパンツ | 5〜8cm上がる | 靴下の縁と肌 |
| 幅のあるパンツ | 3〜5cm上がる | 靴下の縁 |
| 膝丈のスカート | 膝の上まで上がる | 靴下の上の肌 |
| 長いスカート | 少し上がる | 靴下の縁 |
**立った姿だけで丈を決めると、座ったときにすき間が出ます。**とくに細身のパンツは、座ると裾が大きく上がるので、立ったときにはちょうどよい長さでも、座ると履き口との間が空きます。
座ったときに見えるのは、向かいに座った人の目の高さに近い場所です。立っているときの足元は、人の視線から遠く、多少のずれは気づかれません。ところが座ると、足元がテーブルの下や横から見える位置に来て、靴下の縁や肌が思ったより人の目に入ります。食事や打ち合わせの日ほど、座った姿の確かめが効いてきます。
直し方④|座った姿で、靴下の丈を決める
座る時間が長い日は、座った姿で見える幅が0か3cm以上になるように、靴下の丈を選びます。
| 座る時間 | 靴下の選び方 | 向いている下 |
|---|---|---|
| ほとんど座らない | 立った姿で決めてよい | どれでも |
| 1時間ほど | 筒より3cm以上長い丈 | 細身のパンツ、膝丈のスカート |
| 半日以上 | 膝下までの丈 | 細身のパンツ、膝丈のスカート |
| 座敷に座る | 膝下までの丈、または厚手のタイツ | 長いスカート、幅のあるパンツ |
**膝下までの靴下は、座っても脚を組んでも、筒と裾のあいだに肌が出ません。**見えるのは靴下の面だけになるので、色をブーツか服に寄せておけば、座った姿でも足元がまとまります。
脚を組む癖がある人は、上になる側の足首のすき間がいちばん見えやすくなります。座って脚を組んだ姿を一度確かめておくと、職場や食事の席で気になることが減ります。
失敗⑤|タイツの色が、ブーツと合わない
スカートやワンピースにブーツを合わせる日は、靴下ではなくタイツを履くことが多くなります。タイツはブーツの履き口から上の脚全体を覆うので、色の影響が靴下より大きく出ます。
| ブーツ | タイツ | 見え方 |
|---|---|---|
| 黒 | 黒 | 足元が1本につながる |
| 明るい茶 | 黒 | 境目がはっきり出る |
| 濃い茶 | 黒 | 境目が弱く、なじむ |
| 明るい茶 | 茶やベージュ | 足元が1本につながる |
| 白やベージュ | 黒 | ブーツだけが浮く |
**明るい色のブーツに黒いタイツを合わせると、履き口で色がはっきり切り替わります。**切り替わり自体は悪いことではありませんが、ブーツの色がその1か所にしかないと、足元だけが全身から浮いて見えます。
直し方⑤|ブーツの色を、もう1か所に置く
タイツの色を替えられないときは、ブーツの色を全身のもう1か所に置いて、足元を浮かせないようにします。
| ブーツの色を置く場所 | 効き目 | 向いている日 |
|---|---|---|
| バッグ | 手元と足元がつながる | どの日も |
| ベルト | 腰と足元がつながる | ワンピース、スカートの日 |
| 上の服 | 上半身と足元がつながる | 上着を脱がない日 |
| 首元のストール | 顔まわりと足元がつながる | 上着を着る日 |
**ブーツの色が2か所になると、足元の色は全身の配色の一部として読まれます。**明るい茶色のブーツに黒いタイツを合わせる日は、同じ茶色のバッグを持つだけで、足元だけが浮く感じが消えます。ブーツの色を全身でどうつなぐかは茶色・ベージュのブーツは色みを一度返すで詳しく扱っています。タイツをいつから履くかはタイツはいつから履くで、朝の気温と外にいる時間から決められます。
失敗⑥|厚い靴下で、筒が張る・履き口が開く
寒い日に厚い靴下を履いてブーツに入れたら、筒がぱんぱんに張って、履き口が外に開いてしまった。歩くと擦れて、ブーツの革にも跡がつきます。
| 靴下の厚み | 筒の中で | 起きること |
|---|---|---|
| 薄手 | ゆとりがある | 下がりやすい |
| 中くらい | ちょうどよい | 下がりにくく、張らない |
| 厚手 | 筒が張る | 履き口が開く、歩くと擦れる |
| 厚手で毛足がある | 筒がきつい | 足首が動きにくい |
**筒の細いブーツほど、厚い靴下で張りやすくなります。**とくに足首まわりが細く作られたブーツは、中くらいの厚みの靴下でも張ることがあります。
筒が張ると、ブーツの形そのものが変わって見えます。履き口が外に開くと、筒の線がまっすぐ下りず、足首のところで膨らんだ形になります。革のブーツは、張った状態で何度も履くと、その形に伸びて戻らなくなることもあります。張っていると感じたら、その日は靴下を1段薄いものに替えてください。
直し方⑥|筒の中は中くらい、見える所だけ厚く
寒い日に足元を温かくしたいけれど、筒が張るのは避けたい。そういうときは、筒の中と見える所で厚みを分けます。
| 組み方 | 筒の中 | 履き口から上 |
|---|---|---|
| 中くらいの靴下1枚 | ちょうどよい | 3cm以上見せる |
| 薄いタイツ+厚い靴下を履き口の上で折り返す | 薄い | 厚い帯が見える |
| 厚手のタイツ1枚 | 少し厚い | タイツが続く |
| 筒の太いブーツに厚い靴下 | ゆとりがある | 好みで見せる |
**厚い靴下を履き口の上で折り返すと、筒の中は薄いまま、見える所だけに厚みが出ます。**折り返した帯が3cm以上あれば、意図して見せた形になり、足元に季節の重さも加わります。
見せるなら|折り返しと重ね方
靴下を見せると決めた日は、見せ方で印象が変わります。
| 見せ方 | 見える幅 | 印象 |
|---|---|---|
| まっすぐ伸ばして出す | 3〜5cm | すっきりした帯 |
| 1回折り返す | 3cm前後の厚い帯 | 季節の重さが出る |
| たるませて出す | 5cm以上 | くだけた印象 |
| 膝下まで伸ばす | 筒の上から膝下まで | 縦に長い面になる |
**職場や改まった場面では、まっすぐ伸ばすか、1回折り返す見せ方にしてください。**たるませる見せ方はくだけた印象が強いので、休日の街歩きに向いています。
折り返すときは、折り返した帯の幅を左右でそろえてください。左右で1cm以上違うと、片方だけ下がったように見えます。家を出る前に、鏡に足元を映して、左右の帯の上端が同じ高さにあるかを見ておくと、歩いているあいだも気になりません。
見せる靴下は、表面の編み目がはっきりしているほうが、帯として読まれやすくなります。リブ編みや、少し凹凸のある編み地なら、3cmの帯でも存在感が出ます。薄くてなめらかな靴下を見せると、肌着がのぞいたように見えることがあるので、見せる日には向きません。
下の服で変わる|パンツ・スカート・ワンピース
同じブーツと靴下でも、合わせる下の服によって、見える幅と色の扱いが変わります。
| 下の服 | 靴下が見えるか | 選び方 |
|---|---|---|
| 裾がブーツにかぶる長いパンツ | 見えない | 厚みと滑りにくさで選ぶ |
| くるぶし丈のパンツ | 履き口との間に見える | パンツかブーツの色に寄せる |
| 膝丈のスカート | 見える | 3cm以上見せるか、タイツに |
| 長いスカート | 歩くと見える | ブーツの色に寄せる |
| ワンピース | 丈による | タイツか、膝下までの靴下 |
**くるぶし丈のパンツは、靴下の扱いがいちばん難しい下の服です。**裾と履き口のあいだに靴下の面が出るので、色を必ずパンツかブーツに寄せてください。パンツとブーツが同じ色なら、靴下も同じ色にすると、足元から裾まで1本の線になります。
長いスカートの日は、立っているあいだは靴下がほとんど見えませんが、歩くと裾が揺れて、一歩ごとに履き口のまわりがのぞきます。のぞく時間は短くても、色がずれていると、歩くたびに足元がちらつきます。長いスカートの日は、靴下をブーツと同じ色にしておくと、裾が揺れても足元が1つの面のまま見えます。
ブーツの素材と、靴下の編み地の組み合わせ
見える幅と色がそろっていても、ブーツの素材と靴下の編み地の組み合わせで、足元の季節感がずれることがあります。
| ブーツの素材 | 合う靴下の編み地 | 合いにくい靴下 |
|---|---|---|
| 艶のある革 | 目の詰まった細いリブ、なめらかなウール混 | 毛足の長いもの |
| スエード | 起毛した靴下、太めのリブ | 光沢のある薄い靴下 |
| 艶を抑えた合成の革 | 中くらいのリブ、無地の綿混 | 透ける薄い靴下 |
| 布やキャンバス | 綿のリブ、厚手の綿 | 光沢のある薄い靴下 |
| ゴムの長靴 | 厚手の綿、化繊混 | 見せる前提の柄 |
**表面の質感をブーツと靴下でそろえると、見える帯が足元になじみます。**艶のある革のブーツに毛足の長い靴下を見せると、艶と毛足がぶつかって、靴下だけが別の季節に見えます。スエードのブーツには、少し起毛した靴下のほうが、表面の柔らかさが続いて見えます。
光沢のある薄い靴下は、素足に近い見え方になるので、ブーツの履き口から見えると肌着がのぞいたように映ります。見せる日には使わず、パンプスの日に回してください。秋の初めの、まだ暖かい日にブーツを履くなら、綿の薄手のリブがいちばん季節に合います。
柄の靴下を見せるときは、柄を全身で1か所に
ブーツの履き口から柄の靴下を見せると、足元に視線が集まります。柄の靴下そのものは合わせられますが、全身で柄が1か所になるように組みます。
| 上の服 | 柄の靴下を見せるか | 理由 |
|---|---|---|
| 無地 | 見せられる | 柄が足元の1か所に集まる |
| 小さな柄 | 柄のない靴下に | 柄が2か所に散る |
| 大きな柄 | 柄のない靴下に | 柄同士がぶつかる |
| 無地で、柄のストール | 靴下の柄を控える | 顔まわりと足元に柄が分かれる |
**柄の靴下を見せる日は、上の服とスカートやパンツを無地にしてください。**柄が足元の1か所だけにあると、靴下の帯が装いの見どころとして読まれます。柄の色の中に、ブーツか服と同じ色が入っているものを選ぶと、柄が浮かずに足元につながります。
ショート・ミドル・ロングで変わること
ブーツの筒の高さによって、靴下で外しやすい場所が変わります。
| ブーツの筒 | 外しやすいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| くるぶしまで | 履き口から1〜2cmはみ出す | 靴下の縁の位置 |
| すねの途中まで | 裾とのすき間で靴下が見える | 座った姿 |
| 膝下まで | 筒の中で靴下が下がる | 靴下の丈と表面 |
| 膝の上まで | 筒の上とスカートの裾のあいだ | タイツの色 |
**筒が低いほど見える幅、筒が高いほど筒の中での下がり方に気をつけます。**どの高さのブーツでも、履く前に靴下を決めて、立った姿と座った姿を1回ずつ確かめておくと外しません。
膝の上まであるブーツは、靴下よりタイツと合わせる日がほとんどです。この場合に外しやすいのは、筒の上端とスカートの裾のあいだに出るタイツの面です。タイツの色をブーツと同じにすると、脚全体が1本の長い面になり、筒の上端の境目が弱まります。
どちらとも取れるとき①|見せたいのか、隠したいのか決められない
靴下を見せたい気持ちもあるけれど、職場で浮くのも避けたい。どちらにするか決められないときは、すぐ上の服の裾の位置で決めます。
| 裾と履き口の距離 | 決め方 | 理由 |
|---|---|---|
| 裾が履き口にかぶる | 隠す | 靴下は見えないので、見せる意味がない |
| 0〜3cm離れている | 隠すか、ブーツと同じ色で見せる | 見える面が小さく、色が浮きやすい |
| 3〜10cm離れている | 見せる | 見える面がはっきりあり、帯にできる |
| 10cm以上離れている | タイツか、膝下までの靴下 | 肌の面が広く、靴下だけでは足りない |
裾と履き口のあいだが3cm未満なら隠し、3cm以上なら見せると決めておくと、毎朝迷いません。見せる面がはっきりある日だけ見せるようにすると、はみ出したように見えることがなくなります。
どちらとも取れるとき②|ブーツを脱ぐ場面がある
座敷の店、試着、知人の家に上がる。ブーツを脱ぐ場面がある日は、ブーツの中の靴下も人に見られます。
| 脱ぐ場面 | 見られるところ | 選び方 |
|---|---|---|
| 座敷の食事 | 靴下全体、足の裏 | 無地の、かかとのすり減っていないもの |
| 服の試着 | 足元全体 | 無地の、色がブーツか服に近いもの |
| 人の家に上がる | 靴下全体 | 無地の、毛玉のないもの |
| 職場で履き替える | 足元 | 履き替える靴に合う色 |
**脱ぐ場面がある日は、ブーツの中に隠れる部分の靴下も、見られる前提で選んでください。**履き口から上だけを見て選ぶと、脱いだときに、かかとのすり減りや毛玉が見えることがあります。脱ぐ日は、無地の靴下を選んでおくと、ブーツの中でも外でも違和感がありません。
どちらとも取れるとき③|冷える日に、厚い靴下を履きたい
冷え込む日には、厚い靴下を履きたくなります。ところが、厚い靴下は筒を張らせ、見える幅も変えてしまいます。
| 気温の目安 | 足元の組み方 | 見える部分 |
|---|---|---|
| 最高気温15度以上 | 中くらいの靴下1枚 | 3cm以上見せるか、隠す |
| 10〜15度 | 薄いタイツ+中くらいの靴下 | 靴下を3cm見せる |
| 10度未満 | 厚手のタイツ+靴下を折り返す | 厚い帯を見せる |
| 雨の日 | 濡れても冷えにくい靴下 | 隠す |
**寒い日は、靴下の厚みを増やすより、下にタイツを1枚重ねるほうが、筒を張らせずに温かくできます。**タイツと靴下の2枚にすると、それぞれは薄くても、足首まわりの冷えをしっかり防げます。見える靴下は1枚分の幅だけなので、見た目の段も1つで済みます。
手持ちの靴下を、ブーツ用に分ける
手持ちの靴下を一度並べて、ブーツの日に使うものを決めておくと、朝に迷いません。
| 靴下の特徴 | ブーツの日の使い方 | 合うブーツ |
|---|---|---|
| くるぶしより短い | 隠す用 | くるぶしより上の筒 |
| すねの中ほどまで、無地 | 見せる用、隠す用の両方 | どの筒にも |
| 膝下まで | 座る日、スカートの日 | 筒の低いブーツ、膝丈のスカート |
| リブ編みや凹凸のある編み | 見せる用 | 筒の低いブーツ |
| 薄くてなめらか | ブーツの日には使わない | パンプスの日に回す |
**ブーツの日に使う靴下は、黒・濃いグレー・茶の3色があれば、たいていのブーツと服に寄せられます。**手持ちのブーツの色を思い浮かべて、それぞれに寄せられる色が1足ずつあるかを確かめてください。足りない色があれば、その1足だけを足せば十分です。
出かける前の30秒
ブーツを履いたら、玄関で次の3つを確かめます。
| 確かめること | 見方 | だめなら |
|---|---|---|
| 見える幅 | 立った姿で、履き口の上を見る | 1〜2cmなら隠すか出す |
| 色 | ブーツ・靴下・服を並べて見る | 3色ならブーツの色に寄せる |
| 座った姿 | 玄関の段に腰掛けて見る | 肌が見えるなら長い靴下に |
**30秒あれば、靴下で外すことはなくなります。**とくに座った姿は、出かけてからでは確かめにくいので、玄関の段に一度腰掛けてみてください。そこで肌がのぞくなら、靴下を1段長いものに替えるだけで、1日中気にせず過ごせます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ブーツから靴下が少しだけ見えるのが気になります
- 見える幅が1〜2cmだと、靴下がはみ出したように見えます。隠すか、3cm以上はっきり見せるかのどちらかにしてください。隠すなら、履き口より2cm以上低い位置で終わる短い靴下に替えます。見せるなら、履き口より3cm以上高く出る長い靴下にするか、長い靴下を履き口の上で折り返して、厚みのある帯にします。どちらにするかは、すぐ上の服の裾との距離で決めます。
- Q. ブーツに合わせる靴下の色は何色がいいですか
- 見える場合は、ブーツの色か、すぐ上の服の色のどちらかに寄せてください。黒いブーツに黒いパンツなら黒、茶色のブーツにベージュのスカートならベージュか茶色です。ブーツと服の色が離れているときは、どちらかに寄せた靴下が間をつなぎます。見えない場合は、色より厚みと滑りにくさで選んでかまいません。
- Q. 歩いていると、ブーツの中で靴下が下がってきます
- 靴下のゴムが弱っているか、靴下の丈が筒の高さに合っていないことが多いです。筒の中で靴下が下がると、かかとの下にたまって、履き口からのぞく幅も変わります。すねの中ほどまである丈の靴下に替えると、筒の内側に引っかかって下がりにくくなります。薄くて表面のなめらかな靴下は、筒の内側でも滑りやすいので、表面に少し凹凸のあるものを選んでください。
- Q. 茶色のブーツに黒いタイツは合いますか
- 合わせられますが、ブーツの茶色が明るいほど、タイツの黒との境目がはっきり出ます。境目をなじませたいときは、バッグか上の服に、ブーツに近い茶色をもう1か所置いてください。茶色が1か所だけだと足元だけが浮きますが、2か所になると、全身の中の配色として読まれます。濃い茶色のブーツなら、黒いタイツとの境目は弱くなるので、そのまま合わせて大丈夫です。
— メグラシ編集部





