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最新トレンドファッション 秋冬|手持ちの服と比べて、足す1点を決める

メグラシ編集部//読了 13分
秋物が並ぶ売り場で、手持ちの平らなニットと棚の起毛したニットを並べて見比べている手元

秋冬の最新トレンドファッションを調べると、形や色の名前が10も20も並んだ一覧が出てきます。けれど一覧を読み終えても、自分が何を買えばいいかは決まりません。一覧に載っているのは売り場の側の話で、あなたのクローゼットの側の話ではないからです。

この記事では、流行の名前を覚える代わりに、手持ちの服と売り場の服を5か所で比べて、差がいちばん大きい1か所だけを足す方法を書きます。買うのは原則1点です。

結論:あなたが足すのは、手持ちといちばん離れている1か所

先に答えを書きます。

  • 差がいちばん大きく出たのが 丈 なら、足すのはスカートかパンツかコートの、丈の違う1着
  • 肩と身幅 なら、上に重ねる1着(ニットかジャケット)
  • 色 なら、顔から遠い場所に置く1点(ボトムかバッグ)
  • 素材の表面 なら、いちばん面積の大きいトップスか上着を1着
  • 小物 なら、靴かバッグのどちらか1つ

差が2か所同じだけ出たら、より遠くから見える側(丈か肩)を先に。差がどこにも出なかったら、今年は買わない。差が4か所以上出たら、足すのではなく、いちばんよく着る土台の1着を替える。

この判断が自分に当てはまるかは、次の採点をしてみないと出てきません。手元にあるいちばんよく着る秋冬の服と、売り場の3着を比べるところから始めます。

「最新トレンド」を調べても、自分に関係あるか分からない理由

流行の記事は、売り場で何が増えたかを書いています。それ自体は正しい情報です。ただ、同じ「ロング丈のスカート」が流行していても、すでにくるぶし近い丈のスカートを持っている人と、ひざ丈のスカートしか持っていない人では、取るべき行動が逆になります。前の人は何も買わなくていいし、後の人は丈の差がいちばん大きく開いている可能性があります。

もう一つの理由は、流行の記事が要素を足し算で書くことです。色も、素材も、形も、小物も、全部が今年の顔として並びます。全部を取り入れると服が総入れ替えになりますし、全部を少しずつ取り入れると、どれも中途半端になって、かえって去年の服と区別がつかなくなります。

古く見えるかどうかは、要素がいくつ入っているかではなく、いちばん大きくずれている1か所がどこかで決まります。人は服を見るとき、全体をくまなく見るわけではなく、周りとずれている場所に目が止まります。だから、ずれの大きい場所を1つ埋めると、ほかの場所が去年のままでも目は止まらなくなります。

古く見えるかどうかは、周りの人で決まる

もう一つ見落とされやすいのが、古く見えるかどうかの基準は、雑誌や画面の向こうではなく、あなたの周りにいる人だということです。職場の同僚、よく会う友人、子どもの学校で顔を合わせる人。その人たちが着ている服と比べて、どこか1か所が大きくずれていると、そこに目が止まります。

画面の中の流行は、周りの人より1〜2年早く動いていることが多いので、画面の流行に合わせると、かえって周りから浮くこともあります。この記事で、ふだん自分が行く売り場の3着と比べるのは、そのためです。ふだんの売り場の服は、周りの人が着ている服とほぼ同じ速さで動いています。

秋冬の売り場で動いている場所は5つ

流行が動く場所は、だいたい次の5つに分けられます。どの年も、5つ全部が同時に大きく動くことはほとんどなく、1つか2つが大きく動いて、残りは少しずつです。

場所見るところ測るもの
丈スカート・パンツ・コートの裾の位置ひざ・ふくらはぎ・くるぶしのどこに裾が来るか
肩と身幅肩の縫い目の位置と、胴まわりのゆとり肩の縫い目が肩の骨の先から何センチ外か
色売り場の棚でいちばん面積を取っている色白黒写真にしたときの濃さの段
素材の表面光の返り方と、指でなでたときの跡つやがあるか、起毛か、平らか
小物靴のつま先と甲、バッグの大きさつま先の幅、甲の高さ、バッグの縦横の比

この表は、流行の答えを並べたものではありません。比べるときに見る場所を並べたものです。答えは、この5か所について、売り場の3着と自分の1着を比べたときに出てきます。

秋冬は、5か所のうち素材の表面と色が動きやすい季節です。気温が下がると、厚みのある素材や起毛した素材が売り場に増え、色も深くなります。ただ、それが毎年の決まりごとのように起きるぶん、手持ちとの差は意外と出にくい場所でもあります。差が出やすいのは、むしろ丈と肩です。数年おきに大きく動くので、5年前の服を着ていると、そこだけが大きくずれていることがあります。

測り方|手持ちの1着と売り場の3着を、5か所で採点する

用意するのは、秋冬にいちばんよく着る上下の1組と、スマートフォンだけです。

手順1 売り場で3着を選ぶ

自分がふだん服を買う売り場に行き、目につく場所(入口の近く、マネキン、棚の正面)に置かれている服を3着選びます。量販の売り場でも、百貨店の売り場でも構いません。ふだん自分が行く場所で選ぶのが大事です。自分が行かない売り場の流行は、自分の周りの人も着ていないので、ずれとして見えないからです。

手順2 3着に共通している側を書き出す

5か所それぞれについて、3着のうち2着以上が同じ側に寄っているかを見ます。

  • 丈:3着のうち2着以上の裾が、ふくらはぎの真ん中より下に来ているか
  • 肩:2着以上で、肩の縫い目が肩の骨の先より3センチ以上外に落ちているか
  • 色:2着以上が、白黒写真で同じ濃さの段に入っているか
  • 素材:2着以上が、つや・起毛・平らのどれかで同じか
  • 小物:マネキンの靴とバッグが、去年の自分のものと形で違うか

2着以上が同じ側に寄っている場所だけを、採点の対象にします。3着がばらばらの場所は、まだ流行が定まっていない場所なので外します。

手順3 手持ちの1着を同じ5か所で見る

家に帰って、手持ちの上下を着て鏡の前に立ち、同じ5か所を見ます。肩の縫い目の位置は、指で肩の骨の先を押さえて、縫い目までの距離を測ってください。丈は、裾がひざの皿の下端から何センチ下にあるかを測ります。

手順4 差を0・1・2で採点する

  • 0:売り場の3着と同じ側
  • 1:同じ方向だが、程度が違う(丈なら5〜10センチの差、肩なら1〜3センチの差)
  • 2:反対の側(丈なら15センチ以上、肩なら縫い目が肩の内側にある、など)

5か所のうち、いちばん点数の高い場所が、あなたが足す場所です。

写真で比べるときのコツ

売り場の服と手持ちの服を比べるときは、写真に撮って並べると、差が見えやすくなります。そのとき、撮り方をそろえてください。

  • 距離:鏡やマネキンから3歩ほど離れて、全身が入るように撮る
  • 高さ:スマートフォンを腰の高さに構える。上から撮ると丈が短く、下から撮ると長く見えます
  • 光:窓の光か、店の照明のどちらかにそろえる。家の暖色の照明と店の白い照明では、色の段が1段ずれて見えます

2枚の写真を並べたら、まず輪郭だけを見ます。目を細めて、細かいところが見えない状態にすると、丈と肩の差が浮かび上がります。そのあと目を開いて、色と素材と小物を見ます。この順番で見ると、遠くから見える場所の差を見落としません。

差が出たのが「丈」だったあなた

丈で2点がついた人は、手持ちのスカートかパンツの裾が、売り場の服より15センチ以上短いか長い状態です。この差は、遠くから見てもいちばん先に目に入ります。人の目は、服の切れ目の位置を最初に拾うからです。

足すのは、ボトムか上着のどちらか1着です。どちらにするかは、外にいる時間で決めます。

  • 通勤や外出で、上着を着ている時間が1日に1時間以上ある人は、コートの丈で受けます。コートの裾の位置が今年の側に入ると、下に着ている去年のスカートの丈は隠れるか、コートの裾との差で見えにくくなります
  • 屋内にいる時間が長い人は、ボトムの丈で受けます。上着を脱いだあとの姿のほうが、人に見られる時間が長いからです

丈で1点の人は、まだ買わなくても寄せられます。スカートなら、ウエストの位置を2〜3センチ下げてはくと、裾が下がります。パンツなら、裾を1回折り返していたのをやめると、3〜4センチ長くなります。靴を甲の深いものに替えると、裾と靴の間の肌が見える幅が変わるので、丈の差が目立ちにくくなります。

差が出たのが「肩と身幅」だったあなた

肩で2点がついた人は、手持ちのニットやジャケットの肩の縫い目が肩の骨の先にぴったり乗っているのに、売り場の服は3センチ以上外に落ちている、あるいはその逆です。

肩の差は、正面から見たときの上半身の四角さを変えます。縫い目が外に落ちると、肩から腕への線がなだらかになり、上半身が一回り大きく見えます。縫い目が肩に乗っていると、上半身の輪郭がはっきり出ます。この印象の違いは、色や素材よりもはっきり伝わります。

足すのは、上に重ねる1着です。ニットかカーディガンかジャケットのうち、自分がいちばん長く着ている時間のものを選んでください。上に重ねる1着が今年の肩になれば、その下に着ているシャツやカットソーの肩は隠れます。

ここで気をつけたいのは、身幅です。肩が外に落ちた服は、身幅も広く作られていることが多く、胸囲より20センチ以上大きいものもあります。試着したとき、腕を前に伸ばして、脇の下に握りこぶし1つ分以上の余りがあれば、その服は肩だけでなく身幅も今年の側です。余りがこぶし2つ分を超えると、下に着るものによっては着ぶくれして見えるので、手持ちのボトムのシルエットと合わせて判断します。細身のボトムが多い人なら、こぶし2つ分まで受けられます。幅の広いボトムが多い人は、こぶし1つ分くらいに止めておくと、上下ともに膨らんで見えることを避けられます。

肩の差を、試着室で確かめる

肩の差が本当に埋まるかは、試着室で手持ちの服の上から重ねてみると分かります。鏡の正面に立ち、腕を自然に下ろした状態で、肩から腕へ続く線を見てください。線が肩の先でかくっと折れずに、なだらかに腕へつながっていれば、売り場の3着と同じ側です。

そのあと、腕を前に伸ばしたり、鞄を肩に掛けたりして、ふだんの動きをしてみます。肩の落ちた服は、鞄の持ち手が縫い目に引っかかって位置がずれることがあります。ふだん肩掛けの鞄を使う人は、この確かめを省かないでください。

差が出たのが「色」だったあなた

色の差は、手持ちの服の色そのものより、濃さの段で見ます。スマートフォンのカメラを白黒にして、売り場の3着と手持ちの服を撮ってください。いちばん白いものを1段、いちばん黒いものを5段として、何段目に入るかを見ます。

秋冬の売り場は、毎年3段から4段の色が増えます。茶色、深い緑、赤みのある色など、色の名前は年によって違いますが、白黒にすると似た濃さに集まります。手持ちの服が1段(白っぽい色)か5段(黒)ばかりのとき、色の差が2点になります。

色の差を埋める1点は、顔から遠い場所に置きます。ボトムかバッグです。顔の近くに今年の色を置くと、その色が自分の肌や髪の色に合うかどうかという、流行とは別の問題が出てきます。ボトムかバッグなら、肌の色との相性をほとんど気にせずに、売り場の色をそのまま受けられます。

色の差が1点の人は、手持ちの中で3段か4段の服を探してください。紺やグレーでも、白黒で3段に入るなら、売り場の色と同じ濃さとして働きます。それを上下のどちらかに入れるだけで、色の差は埋まります。

顔まわりに今年の色を置きたいとき

どうしても顔の近くに今年の色を置きたいときは、トップスではなく、ストールやスカーフのような外せるもので試してください。鏡の前で顔の下に当てて、肌が明るく見えるか、くすんで見えるかを見ます。くすんで見えたら、その色は顔から離した場所で受けます。

外せるものなら、合わないと感じた日に外せばいいので、失敗しても困りません。合うと分かったら、翌年はその色のトップスを選ぶ、という順番で進めると無駄がありません。

差が出たのが「素材の表面」だったあなた

素材の表面は、遠くからは見えにくい場所ですが、近い距離で人と話すときにははっきり伝わります。職場の机の向かい、電車の隣、店の窓口などです。

見分け方は、窓の光に服をかざして、光がどう返るかを見ることです。

  • つや:光が一方向に返り、白く光る線が出る
  • 起毛:光がふわっと散り、表面がぼんやり明るく見える
  • 平ら:光がほとんど返らず、表面の色がそのまま見える

もう一つは、指で服の表面を一方向になでることです。起毛の素材は、なでた跡が色の違う筋として残ります。平らな素材は跡が残りません。

売り場の3着のうち2着が起毛で、手持ちの服がすべて平らなら、素材の差が2点です。足すのは、いちばん面積の大きいトップスか上着の1着です。素材の表面は、面積が大きいほど伝わるので、小物で受けても差はあまり埋まりません。

素材で1点の人は、同じ平らな素材でも、厚みのあるものを選ぶと差が縮みます。指でつまんで、生地の厚みが2ミリを超えるかどうかが目安です。

素材の表面は、洗い方でも変わる

起毛の素材は、洗い方によって表面が寝てしまい、平らな素材のように見えることがあります。手持ちの服で素材の差が出たとき、もともと起毛だった服が洗ううちに平らになっていた、ということもあります。

その場合は、ブラシで毛並みを起こすと、表面が戻ることがあります。毛の流れと逆にやさしくなでて、最後に流れに沿って整えます。それで売り場の3着と同じ表面に戻れば、買い足さなくても差は埋まります。

差が出たのが「小物」だったあなた

小物の差は、靴とバッグで見ます。服の差がほとんど出ないのに、なんとなく去年の印象が抜けないとき、原因が小物にあることはよくあります。

靴で見るのは、つま先の幅と甲の高さです。つま先の幅は、靴を床に置いて上から見たときの、つま先の端から指2本ぶん後ろの幅で比べます。甲の高さは、靴をはいたとき、足の甲がどれだけ靴に覆われているかで見ます。売り場のマネキンの靴と比べて、つま先の形が丸と尖りで逆になっていたり、甲の覆われ方が大きく違っていたりすると、2点です。

バッグは、縦と横の比で見ます。横長か縦長か、正方形に近いかです。売り場の3つのマネキンのうち2つが同じ比のバッグを持っていて、自分のバッグがその逆なら、2点です。

小物で差が出た人は、靴とバッグのうち、差の大きいほうを1つだけ替えます。両方とも差が出ていたら、靴を先にします。靴は全身の端にあって、服の丈との関係で見えるので、靴の差は服の差のように見えることがあるからです。

どちらとも取れるとき① 差が2か所、同じ点数で並んだ

丈と色が両方2点、というように、2か所が同じ点数で並ぶことがあります。このときは、より遠くから見える場所を先に選びます。

遠くから見える順は、だいたい丈、肩、色、素材の表面、小物の順です。丈と肩は、10メートル先からでも輪郭として見えます。色は、5メートルくらいまで近づくとはっきりします。素材と小物は、2メートル以内に入らないと伝わりにくい場所です。

ただし、この順番には例外があります。人と会うのが近い距離に限られる人です。在宅の仕事でオンラインの会議が中心、外出は近所の買い物くらい、という人は、遠くから見られる時間がほとんどありません。この場合は、画面に映る上半身の場所、つまり肩と素材と色を、丈より先に選びます。

迷ったら、次の1週間に会う人を思い浮かべて、その人と何メートルの距離で過ごすかを数えてください。3メートル以内で過ごす時間が長いなら、近い場所(素材・小物)を。それより遠いなら、遠い場所(丈・肩)を選びます。

どちらとも取れるとき② 差がどこにも出なかった

5か所すべてが0点か1点だった人は、手持ちの服がすでに今年の側にあります。今年は買わなくても困りません。

それでも何か足したいときは、1点がついた場所の中から、手持ちの合わせで寄せられないものを1つだけ選びます。たとえば、丈で1点がついていて、ウエストの位置を下げても裾が動かないスカートなら、その1か所だけは買い物で埋める意味があります。

差がどこにも出ないのに古く見える気がする、という人もいます。その場合は、服ではなく、着方のほうがずれていることが多いです。シャツの裾を全部入れるか、前だけ入れるか、出すか。袖をまくる位置。首元のボタンをいくつ開けるか。同じ服でも、こうした着方のずれは、新しい服を買っても埋まりません。売り場のマネキンの着方を1つだけ真似して、写真を撮って比べてみてください。

どちらとも取れるとき③ 差が4か所以上あった

5か所のうち4か所以上で2点がついた人は、1点を足しても全体はほとんど変わりません。足した1点だけが浮いて、ほかの服との間にもずれが生まれます。

この場合は、足すのではなく、いちばんよく着る土台の1着を替える年です。土台の1着というのは、週に3日以上着ている服のことです。多くの人にとっては、ボトムの1本か、上着の1着です。

土台を替えるときは、5か所すべてを今年の側に寄せる必要はありません。むしろ、2か所くらいを今年の側に寄せ、残りの3か所は手持ちのほかの服となじむ側に残しておくと、手持ちの服と組み合わせたときに浮きません。どの2か所を寄せるかは、差の大きい順に、遠くから見える場所から選びます。

差が4か所以上出る人の多くは、5年以上前の服を土台にしています。服の形が古いというより、5年の間に丈と肩が両方動いてしまった、というのが実際のところです。ここで一度土台を替えておくと、翌年からは差が1〜2か所に収まるようになります。

土台を替えるときの順番

土台を替える年は、ボトムと上着のどちらを先に替えるかで迷うことがあります。決め方は、週に何日着ているかです。週に着る日数の多いほうを先に替えます。同じ日数なら、ボトムを先にします。ボトムは上着より長い時間見られていて、しかも丈という遠くから見える場所を持っているからです。

1着を替えたら、もう一度5か所で採点し直してください。土台が1着替わると、ほかの服との組み合わせが変わるので、差の出る場所も変わります。2着目を買うかどうかは、採点し直した結果で決めます。

どちらとも取れるとき④ 職場の服装に決まりがある

制服に近い決まりがある職場や、色や丈の範囲が決まっている職場では、5か所のうち職場で動かせる場所が限られます。

まず、職場の決まりで動かせない場所を、採点から外してください。多くの場合、色と丈は決まりで縛られていて、素材の表面と小物は比較的自由です。肩は、ジャケットの着用が決まっている職場では動かしにくいですが、ジャケットの下のニットやブラウスでなら動かせます。

外した場所以外で採点して、差の大きい1か所を職場で受けます。職場で外した場所は、休日の服で受けます。休日の服は、職場の服より少ない枚数で回っていることが多いので、1点を足したときの効きが大きくなります。

決まりがあって流行を受けられないと感じている人ほど、素材の表面を試してみてください。同じ紺のニットでも、平らなものから起毛したものに替えると、決まりに触れずに、近い距離で見たときの印象が今年の側に寄ります。

制服や作業着がある職場の場合

制服や作業着がある職場では、職場の服は流行の採点から外して構いません。通勤の行き帰りと休日の服だけで採点します。通勤の服は、人に見られる時間が短いので、上着1着で差を埋めるのが効率的です。休日の服は、いちばんよく着る1組で採点してください。

買う前に、手持ちで寄せられるか試す

採点で差が出た場所が分かったら、買う前に1回だけ、手持ちで寄せられないか試してください。寄せ方は場所ごとに決まっています。

  • 丈:ウエストの位置を2〜3センチ下げる、裾の折り返しをやめる、靴の甲の深さを変える
  • 肩:一回り大きいサイズの家族の服を借りて重ねてみる、カーディガンを肩に羽織らず腕を通さずに掛ける
  • 色:3段か4段の服を上下のどちらかに入れる、白黒で撮って確かめる
  • 素材:同じ色の厚手のものに入れ替える、重ねる順番を変えて起毛の素材を外側に出す
  • 小物:バッグの持ち方を手持ちから肩掛けに替える、靴下の色を靴に寄せて甲の見え方を変える

寄せた状態で写真を撮り、売り場の3着の写真と並べます。差が1点以下に縮んでいたら、買わなくて大丈夫です。2点のままなら、その場所の1点を買います。

試すのに使う時間は、1回あたり10分くらいです。それで1着ぶん買わずに済むことがあるなら、試してから買うほうが無駄が少なくなります。

足す1点を売り場で選ぶ手順

足す場所が決まったら、売り場で選ぶときには、その1か所だけを今年の側に寄せた服を探します。ほかの4か所は、手持ちの服に近いものを選んでください。

たとえば丈で足すなら、丈はふくらはぎ下まであって、色は手持ちのトップスとなじむ濃さ、素材は手持ちと同じ平らなもの、というように選びます。こうすると、足した1着が手持ちの服とどれと組んでも浮かず、丈の差だけが埋まります。

試着室では、手持ちのいちばんよく着る服を着たまま入り、その服と合わせて試してください。売り場の別の服と合わせて試すと、売り場のほうの組み合わせで判断してしまい、家に帰って手持ちと合わせたときにずれます。

試着したら、鏡から3歩下がって全身を見ます。そのとき、どこか1か所に目が止まるなら、その場所が新しいずれです。目がどこにも止まらずに全体が見えたら、その1着で差が埋まっています。

その1点が、来年まで持つかを見分ける

足した1点が翌年も使えるかどうかは、その服の中で何か所が流行の端に寄っているかで決まります。

1か所だけが今年の側で、残りは手持ちと同じ側にある服は、翌年に流行が少し動いても、差は1か所で済みます。翌年の採点でその1か所に1点がついても、合わせで寄せられる範囲です。

2か所以上が流行の端に寄っている服は、翌年に流行が動くと、2か所以上で差が開きます。そうなると合わせで寄せるのは難しく、休ませる服になります。

売り場で迷ったら、その服を5か所で採点してみてください。今年の側に寄っている場所が1か所なら、長く使える1点です。3か所以上なら、今年だけ楽しむ1点として、ほかの服と別に考えておくと、翌年に困りません。

秋冬のうちに、もう一度だけ採点する

採点は、秋のはじめに1回、冬の立ち上がりにもう1回すると十分です。秋のはじめは、薄手のニットや羽織りの季節なので、肩と素材が見えやすい時期です。冬の立ち上がりは、コートの季節なので、丈と色が見えやすくなります。

同じ売り場で同じように3着を選んで採点し、1回目と2回目で差の出る場所が違っていたら、2回目の場所を次の1点にします。同じ場所なら、1回目で足した1点で十分に埋まっているかを確かめるだけで終わりです。

流行を追うのに疲れたと感じる人ほど、この2回だけに絞ってください。毎週流行の情報を見るより、季節の変わり目に2回、手持ちと売り場を比べるほうが、買い物の回数が減り、古く見える不安も減ります。

2回の採点の結果は、スマートフォンのメモに残しておくと、翌年の秋に役立ちます。どの場所に何点がついて、何を足したか。それを見返すと、自分の手持ちが流行のどの場所でずれやすいかが分かってきます。丈で毎年差が出る人は、丈の違うボトムを先に持っておく。素材で差が出やすい人は、起毛の上着を1着持っておく。2〜3年分の記録があれば、売り場に行く前に足す場所の見当がつくようになります。

もう少し詳しく読みたい人へ

よくある問い

Q. 最新のトレンドを全部取り入れないと、古く見えますか
全部は要りません。古く見えるのは、流行の要素が足りないからではなく、手持ちの服と売り場の服の差がどこか1か所で大きく開いているからです。丈なら丈、肩なら肩と、差が開いた場所が1つあると、そこだけが目につきます。逆に言えば、その1か所を埋めれば、ほかの4か所が去年のままでも全体は今年の側に見えます。この記事の5か所の採点で、差がいちばん大きく出たところだけを足してください。
Q. 売り場で見た3着がばらばらで、比べられません
3着が別々の方向を向いているときは、その場所はまだ流行が定まっていないということです。その場所は採点から外して、3着のうち2着以上が同じ側に寄っている場所だけを比べてください。たとえば丈は3着とも長いが、色は3着とも違う、という日なら、比べるのは丈だけです。色は来季まで待っても困りません。3着のうち2着が同じ側に寄る場所が1つも無いときは、別の売り場で3着を選び直すか、1週間あけてもう一度見てください。
Q. 流行を取り入れたいけれど、職場では目立てません
職場で見える場所と見えない場所を分けて考えてください。机に座っている時間が長いなら、見えるのは上半身と手元です。この場合、丈の差は足元に回して休日に受け、職場では素材の表面か小物で受けると目立ちません。素材の表面は、遠目には同じ色の同じ形に見えるので、決まりに触れにくい場所です。差が丈にしか出なかったときも、ひざ下の丈で5センチ程度の調整なら、職場の決まりの内側に収まることがほとんどです。
Q. 去年買ったトレンドの服が、今年はもう古く見えます
去年の服が古く見えるのは、その服が5か所のうち2か所以上で流行の端に寄っていたからです。1か所だけ流行の側に寄せた服は、翌年に流行が動いても、差は1か所で済みます。今年からは、1着の中で流行の側に寄せる場所を1か所に絞って選んでください。去年の服は、今年の売り場の3着と5か所で比べて、差が2か所以内なら合わせで寄せて使えます。3か所以上ずれていたら、その服は休ませる側に回します。

— メグラシ編集部

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今を着る

10代の流行ファッション|秋冬の予定ごとに、取り入れる量を決める

10代の流行ファッションは、全部の日に取り入れなくてかまいません。文化祭の私服日、修学旅行や校外学習、友達と街へ出かける日、遊園地、家族や親戚と会う日、塾や習いごと、冬休みのお出かけ。秋冬の予定ごとに、流行をどれだけ入れていいかが違います。写真に残る予定ほど多めに、長く着る予定や大人と会う予定ほど少なめに。自分の周りで今の流行を確かめる数え方、気温で変わる入れる場所、お小遣いの使い道、来年も着られるかの見分け方まで。友達と取り入れ方がずれる日や、1着で何度も済ませたい日の決め方も入れています。

メグラシ編集部/読了 13分

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