黒ミニスカートコーデ冬|合皮かウールかで、上の質感と脚の黒を分ける

**手持ちの黒ミニスカートを、部屋の照明の真下で持ち上げてみてください。**表面に天井の光が白く映るなら、それは「光る黒」です。何も映らないなら「吸う黒」です。冬の黒ミニスカートのコーデは、この1つの違いで答えが逆になります。
光る黒(合皮・レザー調・サテンなど)なら、上に毛足のあるニットを置き、脚はつやの無い黒タイツで受けてください。光る面は、スカートと靴の2か所までに抑えます。上も脚も光を吸う素材にしておくと、スカートだけが冬の中で浮かずに収まります。
吸う黒(ウール・フランネル・コーデュロイ・ニットなど)なら、反対です。上も脚も靴も光を吸う素材でそろえると、腰から下が1つの黒い塊になります。**光るものを1か所だけ、顔から遠い所に置いてください。**靴のつや、バッグの金具、どちらか1つで足ります。
結論|光る黒は上で受け、吸う黒は1か所だけ光らせる
| 見るところ | 光る黒(合皮・レザー調) | 吸う黒(ウール・起毛) |
|---|---|---|
| 上に着るもの | 毛足のあるニット・編み目の見えるニット | 表面の平らなニット・張りのあるブラウス |
| 脚の黒 | つやの無い黒タイツ | 1段薄いタイツ、またはスカートと同じ濃さ |
| 靴 | 表革のつやでスカートの光をもう1回 | つやのある靴で1か所だけ光らせる |
| 光る面の数 | スカートを入れて2か所まで | 1か所 |
| 起きやすい失敗 | 上まで光って夜の服に見える | 下半身が1つの塊になって重い |
この表は、スカートの素材が決まれば、残りの3か所が決まるという順番を示しています。上から決めるのではなく、手持ちのスカートから決めてください。
形から考えたい人はミニスカートコーデ冬|広がる形か沿う形かで上着の重さを分けるが先に読むページです。この記事は、同じ黒の中での素材の違いだけを扱います。
判定|照明の真下で、天井の光が映るか
判定は、天井に照明のある部屋で行います。スカートを平らに持ち、照明の真下で、顔と照明の間に布がくるように傾けてください。
天井の照明の形が、白い線や丸としてはっきり映るなら光る黒です。合皮、レザー調、エナメル調、サテン、つやのあるポリエステルがここに入ります。
何も映らず、布の表面がただ暗く見えるなら吸う黒です。ウール、フランネル、コーデュロイ、厚手のニット、起毛した綿がここに入ります。
白くぼやけた帯が映るけれど、照明の形までは分からない。これは「どちらとも取れる黒」です。つや消しの合皮、細かい畝のあるコーデュロイ、表面に少し光沢のあるツイードがここに入ります。扱い方は、後半の「どちらとも取れる素材」の章で分けます。

合皮の黒ミニ|上は毛足のあるニットで受ける
光る黒は、それ自体が強い素材です。上にも光るものや平らで薄いものを置くと、全身が夜の外出着の方向へ寄ります。昼に着たいのに、夜の店に向かう服に見える。合皮の黒ミニで多い失敗はこれです。
上には、光を吸うニットを置いてください。目安は、指で表面をなでたときに毛足が倒れるか、編み目の凹凸が指に当たるかです。どちらかがあれば、光る黒と並んだときに質感の差がはっきり出ます。
色は白、生成り、グレー、キャメルなど、黒と離れた明るさのものが向いています。黒いニットを合わせると、上下の黒で質感だけが違う状態になり、写真では差が見えにくくなります。上も黒にしたいなら、毛足の長いもの、編み目の大きいものにして、質感の差を大きく取ってください。

合皮の黒ミニ|脚の黒はつやの無いタイツでつなぐ
脚は、つやの無い黒タイツが基本です。厚さは、肌がほとんど透けない程度のものを選んでください。スカートが光り、タイツが光を吸うので、同じ黒でも裾の位置にくっきり境目ができます。境目があるので、黒が続いても重く見えにくくなります。
避けたいのは、光沢のあるタイツやストッキングです。スカートとタイツの両方が光ると、腰から足首まで同じ光り方が続き、どこまでがスカートか分からなくなります。
肌色のストッキングや素足は、合皮の黒ミニでは冬に合いにくくなります。光る素材の下に肌が出ると、全体が季節より一段軽く見えるからです。脚の見え方そのものを調整したい人は、ミニスカートコーデ冬|タイツの濃さと靴は、脚の太い位置で分けるで濃さを決めてから、この章のつやの有無を重ねてください。
合皮の黒ミニ|靴で光を下にもう1回置く
光る黒は、全身で2か所まで光らせてかまいません。1か所目はスカートです。2か所目を靴に置くと、スカートとタイツと靴が「光る・吸う・光る」の順に並び、脚が区切られて見えます。
靴は表革のつやのあるショートブーツやローファーが向いています。筒のあるブーツなら、筒の口がタイツの上で止まるので、境目がもう1本増えます。
光る2か所目をバッグや上に置くこともできますが、上半身に光を置くと、先ほどのニットの役目と打ち消し合います。光は腰から下だけに置くと覚えておくと迷いません。
ウールの黒ミニ|全部が光を吸うと、下半身が1つの塊になる
ウールの黒ミニは、合皮よりも合わせやすく見えます。実際、どの上を合わせても大きく外れることは少ない素材です。ただ、冬は脚も靴も黒くなりやすく、スカート・タイツ・靴の3つがすべて光を吸う黒になると、腰から下に区切りがなくなります。
鏡の前に立って、腰から足先までを見てください。スカートの裾がどこにあるか、一目で分かりますか。分からないなら、下半身が1つの塊になっています。
この状態は、上に何を着ても直りません。直すのは脚か靴です。次の2つの章で、どちらを動かすかを分けます。
ウールの黒ミニ|脚の黒は1段薄くするか、同じ濃さで続けるか
脚を動かすなら、タイツを1段薄くして、肌が少し透けるくらいにします。スカートの黒と脚の黒の濃さに差ができるので、裾の位置が見えるようになります。
反対に、タイツをスカートと同じ濃さにして、黒をわざと続ける方法もあります。この場合は靴で区切る必要があります。どちらにするかは、脚をどこまで長く見せたいかで決めてください。
- 裾の位置をはっきり見せたい人は、タイツを1段薄くする
- 腰から下を1本の線に見せたい人は、タイツを同じ濃さにして靴で区切る
同じ濃さで続けるときは、タイツもつやの無いものを選びます。ウールとタイツの光り方がそろうので、1本の線としてきれいにつながります。

ウールの黒ミニ|光るものは1か所、顔から遠い所に
吸う黒のコーデには、光るものを1か所だけ入れます。置き場所は、靴かバッグです。顔の近くに光るもの(つやのあるブラウスや大きな金属のアクセサリー)を置くと、上半身だけが華やかになり、ウールのスカートと格が合わなくなります。
靴に置くなら、表革のつやのあるもの。バッグに置くなら、金具や光沢のある革の小さなもの。どちらか1つで十分です。両方に置くと、光が2か所に分かれて、どちらも弱く見えます。
上に着るものは、表面の平らなハイゲージのニットや、張りのある綿のブラウスが向いています。ウールのスカートに毛足の長いニットを重ねると、上下とも毛羽立った質感になり、冬の部屋着に近づきます。
上着|合皮には布のコート、ウールには張りのある上着
上着も、スカートと逆の質感を選びます。合皮の黒ミニには、ウールやカシミヤ調の布のコートが向いています。光るスカートの上に、光を吸う大きな面がかぶさるので、外では全身が落ち着いて見えます。
ウールの黒ミニには、少し張りのある上着が向いています。表面の詰まったウールのコート、撥水加工のあるステンカラーコート、中わたの入った光沢の弱いジャケットなどです。光を吸う上着をさらに重ねると、全身が1つの黒い面になります。
上着の丈とスカートの裾の関係は、ミニスカ冬コーデ|上着の裾がスカートの裾より下に出た瞬間に崩れるで測り方を書いています。質感を決めたあとに、裾の高さを比べてください。
色を足す場所|黒でない色は上半身に1色
黒ミニスカートのコーデに色を入れるなら、上半身に1色だけにします。合皮でもウールでも同じです。
下半身はスカート・脚・靴がすでに黒でつながりやすいので、そこに色を入れると、つながった線が途中で切れて脚が短く見えます。色は、ニットかマフラーか、顔に近い所に置いてください。
合皮の場合は、白や生成り、グレーなど明るさの離れた色が向いています。ウールの場合は、キャメル、ボルドー、深い緑など、ウールと同じく落ち着いた色でも沈みません。ウールのほうが色の幅は広く取れます。
どちらとも取れる素材|つや消しの合皮、細い畝、光るツイード
照明の下で、白くぼやけた帯は映るけれど照明の形は分からない。そういうスカートは、次の順番で決めてください。
- 着る時間が夜の多い人は、光る側として扱う
- 着る時間が昼の多い人は、吸う側として扱う
- 昼も夜も同じくらいの人は、上に毛足のあるニットを置き、靴だけつやのあるものにする
3つ目は、光る側と吸う側のちょうど中間の答えです。上で光を吸い、靴で1か所だけ光らせるので、スカートがどちらの顔をしても崩れません。
ツイードのように、黒の中に別の色の糸が混ざっているものは、光の映り方よりも糸の色を優先してください。白や銀の糸が入っているなら光る側、茶や紺の糸が入っているなら吸う側に寄せると、全体の色がまとまります。
どちらとも取れる日|昼と夜で光の量が変わる
朝から夜まで同じ服で過ごす日は、光の量が途中で変わります。昼の外は光が強く、合皮もウールも違いが小さく見えます。夜の店の中は照明が近く、合皮は昼よりずっと光って見えます。
こういう日は、**夜のほうに合わせて決めてください。**昼に少し落ち着きすぎて見えても、目立つ失敗にはなりません。夜に光りすぎると、その場で直す方法がありません。
合皮の黒ミニで夜まで過ごすなら、上は毛足のあるニット、脚はつやの無いタイツ、靴は光る表革。光る面がスカートと靴の2か所に収まるので、照明が近くなっても全身が光りすぎません。
座ったときと歩いたとき|合皮はしわ、ウールは毛玉
最後に、1日着たあとの見え方を確かめます。合皮は、座ったときに腰から太ももにかけて横じわが入ります。しわの溝に光が当たると、立ち上がったあとも線が残って見えます。座る時間が長い日は、合皮より吸う黒を選ぶか、合皮でもつや消しのものにしてください。
ウールは、バッグが当たる腰の横と、太ももの内側に毛玉ができやすくなります。毛玉は光を乱反射するので、吸う黒の一部だけが白っぽく見えます。出かける前に腰の横を光に当てて、白く浮いた点が無いか見てください。
どちらの素材も、問題が出る場所は決まっています。合皮は座った跡、ウールはこすれた跡。それぞれの場所だけを確かめれば、1日の終わりまで同じ見え方を保てます。
まとめ|スカートの素材から、残りの3か所を決める
冬の黒ミニスカートは、手持ちの1枚が光る黒か吸う黒かで、上・脚・靴の答えが逆になります。照明の真下で天井の光が映るかどうかで判定してください。
光る黒は、上に毛足のあるニット、脚につやの無いタイツ、靴に表革のつや。光る面はスカートと靴の2か所までです。吸う黒は、上に平らなニットや張りのあるブラウス、脚は1段薄くするか同じ濃さで続け、光るものを靴かバッグに1か所だけ置きます。
迷う素材や迷う日は、夜のほうに合わせ、上で光を吸って靴で1か所光らせる。甘さや脚の見え方で迷うときはミニスカ冬コーデが子どもっぽい|甘さか脚の見え方かで直す所を分ける、黒が何枚も重なる日の考え方は冬の黒タイトスカートコーデ|黒が3つに増える日の、境目の決め方も合わせて見てください。
よくある問い
- Q. 黒ミニスカートに黒タイツを合わせると重くなりませんか
- スカートが合皮のように光る素材なら、つやの無い黒タイツを合わせても、スカートとタイツの境目に光の差が残るので重くなりにくいです。ウールのように光を吸う素材なら、スカートとタイツが1つの黒につながります。重く感じるなら、タイツを1段薄くして肌が少し透けるくらいにするか、靴に表革のつやを入れて足元で区切ってください。
- Q. 合皮のミニスカートは冬に寒そうに見えませんか
- 合皮そのものより、上に着るものが薄く平らだと寒そうに見えます。上に毛足のあるニットや、編み目の見えるローゲージのニットを置くと、全身の印象は冬の側に寄ります。脚も、肌が透けるストッキングより、つやの無い黒タイツにしたほうが季節に合います。
- Q. ウールの黒ミニスカートが地味に見えます
- 光るものが1つも無いことが原因のことが多いです。靴を表革のつやのあるものにするか、バッグに金具や光る素材を1つ入れてください。光らせるのは1か所で十分です。2か所以上にすると、ウールの落ち着きが消えて、どこを見ればいいか分からなくなります。
- Q. つや消しの合皮はどちらとして扱えばいいですか
- 照明の下で天井の光が、ぼやけた白い帯として映るなら光る側、何も映らないなら吸う側として扱ってください。迷うときは、夜に出かけることが多いか昼が多いかで決めます。夜は照明で光りやすくなるので光る側、昼の外は光りにくいので吸う側に寄せると外しにくいです。
— メグラシ編集部





