冬の黒タイトスカートコーデ|黒が3つに増える日の、境目の決め方

夏に決まっていた黒のタイトスカートが、冬になると決まらなくなる。
スカートは同じです。合わせ方も変えていません。変わったのは、黒の枚数です。
夏は黒が1枚でした。冬は脚を覆う一枚が加わり、足元が加わって3枚になります。羽織りを着れば4枚です。枚数が増えれば、黒と黒の境目もそのぶん増えます。
冬の黒は、境目の数で決まります
黒が3枚並ぶと、境目は2か所できます。腰から下だけでも、スカートと脚のあいだ、脚と足元のあいだ。
この境目は、つなげることも、切ることもできます。 つなげれば1本の縦線になり、切れば区切りになります。どちらでも構いませんが、決めずに置くと、つながりかけて切れるという中途半端な形になります。
冬に「同じ服なのに決まらない」と感じるとき、たいていここです。
先に決める|つなげる境目と、切る境目
外へ出る格好を全部着て、鏡の前で境目を数えてください。2か所か、羽織りを入れて3か所あるはずです。
そのうえで決めます。全部つなげるか、1か所だけ切るか。
全部つなげると、腰から足先まで1本の線になります。縦に長く続き、いちばん静かな形です。
1か所切ると、そこに区切りができます。切る場所は、脚と足元のあいだが扱いやすい。膝から下の途中で切ると、脚の長さがそこで一度止まります。
判定①|裾と履き口の距離
いちばん結果が変わるのがここです。
5cm以上離すか、完全に重ねるか。 このどちらかにしてください。
1〜3cmだけ見えている状態が、いちばん決まりません。 わずかに覗く隙間は、そこに横の線を1本作ります。離すなら距離をはっきり取り、覆うなら履き口がスカートの裾より上に来る形にします。
同じ一足でも、スカートの丈が2cm変われば帯が変わります。冬は履くものが替わるので、丈のほうを合わせるほうが早いです。
判定②|脚を覆う一枚の濃さ
ここで、つなげるか切るかが決まります。
黒でそろえる。 腰から足元まで1本になります。縦に続き、境目が消えます。
少し明るい色を挟む。 そこで区切りができ、脚の位置が分かる形になります。
透け方も見てください。透けが強いと、黒であっても下の肌の色が混ざり、スカートの黒とは別の色に見えます。つなげたい日は、透けの少ないほうを選んでください。
判定③|羽織りの丈と、裾の位置
冬に増える4枚目です。
避けたいのは、羽織りの裾とスカートの裾が数cm差で並ぶことです。横の線が2本重なり、腰から下が短く見えます。
寄せ方は2つ。羽織りをはっきり長くしてスカートを覆うか、腰の上で終わらせるか。どちらかにすれば、線は1本に整理されます。
判定④|黒でない色は1か所だけ
全身が黒でそろうと、静かではありますが表情が沈みます。
色は1か所。 顔まわりか手元のどちらかです。
顔まわりに置くと、表情が明るく見えます。手元に置くと、動いたときにだけ色が見える形になります。2か所に散らすと、せっかくそろえた縦の流れがそこで途切れます。
足元に置くのはいちばん難しい場所です。視線が下に集まり、上半身との距離が開きます。
上に着るもの|厚みが腰のどこで終わるか
冬は上半身の布が厚くなります。ここもタイトスカートに効きます。
厚みのある一枚をそのまま外に出すと、腰の位置で布が広がり、そこから下のまっすぐな線が始まる場所が下がります。厚い一枚は、腰骨より上で終わらせるか、裾をスカートのなかに収めるか。 どちらかにしてください。
薄い一枚なら、外に出したままでも線は変わりません。厚みは、手のひらに乗せて縁が垂れるかどうかで見分けられます。
早見表|境目の扱い
| 境目 | つなげる | 切る |
|---|---|---|
| スカートと脚 | 同じ濃さの黒でそろえる | 明るい色を挟む |
| 脚と足元 | 履き口を裾より上に | 5cm以上離す |
| 羽織りとスカート | 羽織りで覆う | 腰の上で終わらせる |
| 顔まわり | 黒のまま | 色を1か所置く |
同じ日に「切る」を2つ以上選ばないでください。区切りが増えるほど、縦の流れは短くなります。
どちらとも取れる日|黒が同じ黒に見えないとき
そろえたはずなのに、境目で色が違って見える日があります。
黒は1色ではありません。濃さと艶で、同じ黒でも別の色に見えます。 屋内の照明と屋外の光でも変わります。
判定は、明るい場所で上下を並べることです。片方だけ白っぽい帯が出るなら、艶が違います。その日は、つなげるのをあきらめて切ってください。 中途半端につながった黒より、はっきり切ったほうが整います。
黒の濃さと艶の見分け方そのものは、別の記事に分けてあります。
まとめ|数えてから決める
冬の黒タイトスカートで見るのは、境目の数だけです。
境目を数える。つなげるか切るかを決める。裾と履き口は5cm以上離すか完全に重ねる。羽織りの裾をスカートの裾と並べない。色は1か所だけ置く。
増えたのは黒の枚数で、難しくなったのは服ではありません。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 夏は決まっていた黒タイトスカートが、冬に決まらなくなります。なぜですか。
- 黒の枚数が増えるからです。夏は黒がスカート1枚だけですが、冬は脚を覆う一枚と足元が加わって3枚になり、羽織りを着れば4枚になります。枚数が増えると、黒と黒の境目が2か所も3か所も生まれます。この境目をどう扱うかを決めていないと、同じスカートでも結果が変わります。
- Q. 裾とブーツの履き口はどれくらい離せばよいですか。
- 5cm以上離すか、完全に重ねるかのどちらかにしてください。中間、つまり1〜3cmだけ見えている状態がいちばん決まりません。わずかに覗く隙間は、そこに横の線を1本作ります。離すなら距離をはっきり取り、隠すなら履き口がスカートの裾より上に来る形にします。
- Q. 脚を覆う一枚は、黒とそれ以外のどちらがよいですか。
- 縦につなげたいなら黒、切りたいならそれ以外です。黒でそろえると、腰から足元まで1本の線になり、縦に長く続きます。切りたい日は、少し明るい色を挟むと、そこで区切りができます。どちらが正しいという話ではなく、その日どちらの見え方にしたいかで選びます。
- Q. 全身が黒だけになってしまいます。どこに色を置けばよいですか。
- 1か所だけにしてください。顔まわりか手元のどちらかです。2か所に散らすと、黒でそろえた縦の流れがそこで途切れます。顔まわりに置くと表情が明るく、手元に置くと動いたときにだけ色が見える形になります。足元に置くのは、いちばん難易度が高い場所です。
- Q. 羽織りの丈はスカートより長いほうがよいですか。
- 裾と裾が近い位置で終わるのを避けてください。羽織りの裾とスカートの裾が数cm差で並ぶと、横の線が2本重なって見えます。羽織りを明確に長くしてスカートを覆うか、逆に腰の上で終わらせるか、どちらかに寄せると線が整理されます。
— メグラシ編集部





