メグラシ
着こなす

ドレスコードなしのレストランの服装 女性|誰と何の集まりかで決める

メグラシ編集部//読了 13分
暖かい照明のレストランで、キャメルの細い編みのニットに細い首飾りの女性が、向かいの人にグラスを掲げている

**その日の主役が自分でも一緒に行く相手でもなく、写真を撮る予定もないなら、服は「普段のきれいめ」で足ります。**主役に近い側に立つほど、写真に残る日ほど、1段ずつ上げてください。

ドレスコードが書かれていない店で迷うのは、店がどこまでを許しているかが分からないからです。ただ、店の側の下限は、多くの場合かなり低いところにあります。実際に服が浮くのは、店に対してではなく、同じテーブルに座る人たちとの段差が出たときです。

店が公開している情報から下限を読む手順はドレスコードなしのレストラン、女性は何を着るかに、案内の言葉を読み違えたときの直し方はディナーのドレスコードの読み違いにまとめてあります。この記事は、秋から冬に増える集まりの予定を、目的の側から見ていきます。

結論:店が決めない日は、集まりの目的が段を決める

店がドレスコードを書かない日は、決める役がこちらに回ってきます。そのときに見るのは、次の2つの質問だけです。

  1. **誰が主役か。**自分か、一緒に行く相手か、同席者の誰かか、主役がいないか
  2. **写真を撮るか。**集合写真や記念の1枚を撮る予定があるか

この2つに答えると、夜の外出着を5段に分けた物差しのどこに置けばいいかが決まります。店の格は、その段の中で上の端に寄せるか下の端に寄せるかを決める材料に回します。

📋 早見表|秋冬の集まりと、置く段

秋から冬にかけて入りやすい予定を並べました。段の数字は、下の物差しの段です。

集まり主役写真置く段上げ下げする場所
2人で祝う誕生日・記念日自分か相手撮る4段首元・耳元の光
友人の誕生日の食事会同席者撮る3〜4段胸から上の色
友人との平日の食事会いない撮らない2〜3段上着と靴
親の誕生日・長寿の祝い同席者撮る4段上の素材
家族の節目の食事(入学・就職など)同席者撮る3〜4段色の明るさ
職場の歓送迎会同席者撮る3段羽織の有無
職場の忘年会・納会いない撮ることもある2〜3段足元
取引先を交えた食事いない撮らない4段上着の形
友人の恋人など、初対面の人がいる食事いない撮らない3段小物の量
同窓の集まりいない撮る3〜4段胸から上
ひとりの食事・下見自分撮らない2〜3段席で脱ぐ1枚
旅先の夕食いない撮る3段靴と上着

同じ店でも、行を移ると段が変わります。店を基準にしないのは、このためです。表にない集まりは、主役と写真の2つの列だけを埋めて、いちばん近い行の段を借りてください。

段の物差し|夜の外出着を5段で置く

段は、服の値段ではなく、襟・素材の光・足元・上着の4か所で決まります。

段呼び方上下と足元上着
1段近所の普段着柄物のTシャツ・パーカー色の落ちたデニム・運動靴中綿の上着
2段整えた普段着無地のニット・カットソー濃いデニム・きれいな運動靴ウールの短い上着
3段普段のきれいめ襟のあるシャツ・細かい編みのニットきれいめのパンツかスカート・革の靴ウールのコート
4段少し改まった装い光沢のある上・ワンピース同系色でつなげた下・かかとのある靴形のきれいなコート
5段式に近い装いドレスに近いワンピース薄いタイツ・細いかかと丈の長いコート

ドレスコードなしの店では、5段まで上げる場面はほとんどありません。迷ったら3段を出発点にして、主役と写真で上下させると考えてください。

段を4か所で見るのは、どこか1か所だけを上げても、全体の段はほとんど動かないからです。光る上を着ても、足元が色の落ちた運動靴なら、見る人は2段の印象を受け取ります。反対に、4か所のうち3か所が同じ段にそろっていれば、残りの1か所が1段ずれていても気になりません。服を買い足す前に、手持ちの服を4か所でそろえられるかを先に考えてください。

目的を2つの質問で分ける|誰が主役か・写真を撮るか

2つの質問の組み合わせは、4通りです。予定を入れた時点で、手帳やカレンダーの予定の横に書き込んでおくと、前日に迷う時間が減ります。

主役写真段の動かし方
自分か、一緒に行く相手撮る3段から1段上げる
同席者の誰か撮る3段のまま、胸から上だけ整える
いない撮る3段。色を同席者と合わせすぎない
いない撮らない2〜3段。店の雰囲気で決める

主役がいる集まりでは、主役より上に出ないことが大事です。主役が別にいる日は、段を上げるより、主役と同じ色を避けるほうが釣り合いが取れます。

写真を撮る日は、写るのが胸から上になることが多いので、下半身よりも上半身の段を優先します。

主役がいない集まりで写真を撮る日は、全員が同じくらいの段で並ぶのがいちばん落ち着きます。1人だけ明るい色や強い柄で写ると、その写真の中心がその人に寄ってしまいます。色の強さは、同席者と比べて半歩だけ控えめにしておくと、並んだときに自然です。

写真を撮らない日は、店の雰囲気で2段か3段かを決めてください。席の間隔が狭く、話し声がにぎやかな店なら2段、静かで照明の低い店なら3段です。

集まり①|誕生日・記念日を2人で祝う

2人の食事で主役が自分か相手の場合は、4段が目安です。

2人で祝う日は、向かいに座った相手からの見え方がすべてです。テーブルの向こうから見えるのは、胸から上と手元だけ。ここに段を集めます。

見える場所3段のとき4段に上げるとき
首元丸首のニット襟ぐりが開いた上か、細い首飾り
耳元小さな飾り揺れる飾りか、光る粒
手元何も足さない袖口の細い上、指輪か腕の飾りを1つ
上の素材表面の乾いたニット光を返す素材か、細かい編み

下半身は座ると見えないので、歩きやすい靴で構いません。店に入る前と出たあとの道のほうが長い日は、足元を上げるより、コートを4段にそろえてください。

相手が主役の日は、相手の好きな色を1つ取り入れると、服の段を上げなくても祝う気持ちが伝わります。ただし相手が同じ色を着てくる可能性があるなら、明るさを一段ずらしておくと、並んだときに同じ服に見えません。

秋冬の記念日は、食事のあとに夜の街を少し歩く予定が入ることがあります。その場合はコートの丈を膝より下にしておくと、夜風で脚が冷えにくく、写真でも縦の線がすっきり出ます。

集まり②|友人との食事会

友人同士の集まりは、主役がいるかどうかで分かれます。

集まりの形置く段気をつけるところ
誰かの誕生日を兼ねる3〜4段主役と同じ色の上を避ける
久しぶりに集まる3段写真に残る胸から上
月に1度の定例2〜3段いつもより上げすぎない
平日の仕事帰り2〜3段仕事着のまま、小物で整える
休日の昼2段明るい色を1つ入れる

定例の食事会で急に4段にすると、同席者が「何かあるのか」と感じます。いつもの自分から1段以内に収めるのが、友人の集まりでは落ち着きます。

久しぶりに集まる会は、近況を話す時間が長くなり、写真も撮ることが多い集まりです。3段を基本にして、胸から上だけを丁寧に整えてください。何年かぶりに会う相手には、服の細部よりも顔まわりの明るさが記憶に残ります。

休日の昼の集まりは、昼の光の中で色が明るく見えるので、2段でも十分に整って見えます。夜と同じ濃い色の上下にすると、昼の店では重く感じられることがあります。

集まり③|親の祝い・家族の節目

親の誕生日や長寿の祝い、家族の入学・就職を祝う食事は、主役が同席者の日です。4段を上限に、3段と4段のあいだで考えます。

立場段選ぶところ
祝う側(子の立場)4段上の素材を1段上げる
祝う側(孫を連れて)3段汚れても慌てない色
祝われる人と同じ世代の同席者3〜4段主役より落ち着いた色
配偶者の家族の祝い4段襟のある上か、ワンピース

家族の祝いでは集合写真を撮ることが多く、同じ写真が何年も残ります。流行の強い形より、色を落ち着かせて素材で段を上げると、写真を見返したときにも古びません。

子どもを連れていく日は、抱き上げる・床に落ちたものを拾う動きが入ります。4段にこだわるより、しゃがんでも裾が床につかない丈を優先してください。

長寿の祝いでは、祝われる人に贈られる色が決まっている場合があります。その色を同席者が着ると、主役と写真で重なります。祝いの色が分かっているなら、その色は小物にとどめて、服は落ち着いた色でまとめてください。

配偶者の家族の祝いは、4段を基本にしながら、相手の家族がふだんどのくらいの段で集まっているかを配偶者に聞いておくと確実です。聞いた段より1段上、それ以上は上げない。これが、初めて参加する日の安全な位置です。

集まり④|職場の歓送迎会・忘年会

職場の集まりは、主役がいる会といない会で分けます。

会段選ぶところ
歓送迎会(送られる人が主役)3段羽織を1枚持つ
自分が送られる側3〜4段胸から上に光を1つ
忘年会・納会2〜3段座敷なら脱ぎやすい靴
部署をまたぐ大人数の会3段名前を覚えてもらえる色を1つ
上司が店を選んだ会3段店の写真を見て足元を決める

職場の会は、仕事着から大きく離れないほうが、翌日の顔合わせでも気まずさが残りません。仕事着に1つ足すという考え方で十分です。

歓送迎会で送られる側になったときは、花束を受け取ったり、前に出て挨拶をしたりする場面があります。立って話すときは全身が見えるので、その日だけは足元も3段にそろえてください。花束を抱えると胸の前が隠れるので、首元と耳元に明るさを置いておくと、写真でも顔まわりが沈みません。

忘年会は、座敷や大皿の料理を取り分ける店が多く、袖口が皿に触れる場面が増えます。袖が広い上は避けて、手首で止まる袖か、まくっても落ちてこない袖を選ぶと、食事のあいだ袖を気にせずに済みます。

集まり⑤|初対面の人が混ざる食事

友人の恋人や、友人の友人と初めて会う食事は、主役がいない集まりです。段は3段に置きます。

初対面の相手にとって、こちらの服は「どんな人か」を想像する手がかりになります。強い色や大きな柄は、その手がかりが1つに寄りすぎます。

場所選び方
色上か下のどちらかを無彩色にする
柄小さな柄を1か所まで
小物目に入るものを2つまで
香り席に着いて相手に届かない量

初対面の場では、服より先に話し方や笑い方が伝わります。服が話題にならないくらいの段で、少し整えておくのがちょうどいい位置です。

友人の恋人と会う食事では、紹介する側の友人がいちばん気を遣っています。その友人と同じくらいの段に合わせておくと、友人も相手も落ち着いて話せます。事前に「何を着ていく?」と一言聞いておくのも、失礼にはなりません。

集まり⑥|ひとりで行く・下見

ひとりの食事や、次の集まりの下見で店に行く日は、自分が主役の日です。ただし写真を撮らないなら、段は2〜3段で足ります。

下見に行く日は、次の集まりで着る予定の服に近い段で行くと、店の照明の下で色がどう見えるかを確かめられます。照明が低い店では、黒や紺が背景に溶けやすく、明るい色は一段強く見えます。

ひとりの食事では、席がカウンターになることが多くあります。カウンターは隣の人との距離が近く、椅子が高いので、膝から下が見えやすい席です。スカートなら座ったときの裾の位置、パンツなら足首の見え方を、家の高めの椅子に座って確かめておくと安心です。

下見のときに、上着をどこに置くか、靴を脱ぐ席があるかも見ておいてください。当日に幹事として全員へ伝える一言が、それで決まります。

主役との距離で、1段上げ下げする

同じ集まりの中でも、自分の立ち位置で段は動きます。

自分の立場動かし方
主役本人同席者より1段上。2段は上げない
主役の隣に座る人・幹事同席者と同じ段。小物だけ整える
同席者集まりの段のまま
途中から合流する人集まりの段の下の端

主役が2段上げてくると、隣の人も写真で並ぶので、同じ段まで上げたくなります。そこは上げずに、主役と色がぶつからないかだけを見てください。並んだときに主役が引き立つことが、隣に座る人の役目です。

写真に残る日は、胸から上で決める

食事の席での写真は、座った状態で撮ることがほとんどです。写るのはテーブルより上だけです。

写る場所見られ方整えるところ
首元顔のすぐ下で、いちばん目に入る襟ぐりの形と、首飾りの長さ
肩全員が横に並ぶと、線がそろう肩の線が落ちすぎていないか
上の色照明で一段暗く写る黒より、一段明るい色
手元グラスを持つと写る袖口の長さと、指の飾り
背景との差暗い店では服が溶ける顔まわりに明るい色を1つ

夜の店の写真では、黒の上は背景と区別がつかなくなりがちです。黒を着たい日は、首元に明るい色か光るものを1つ置くと、写真でも輪郭が残ります。

秋冬の上着|預けるか、椅子に掛けるか

秋冬は、店に入った瞬間に見えるのはコートです。中の服の段と、コートの段がそろっているかを見ます。

店の対応上着の扱い段のそろえ方
入り口で預かる預ける中の服で段を決める
席の横にかごがある畳んでかごへ裏地が見えても整う上着
椅子の背に掛ける背に掛ける肩の形が崩れにくい上着
狭い店で置き場がない膝の上か足元薄手で畳める上着
座敷壁際のハンガーか隅靴を脱ぐ前に脱ぐ

コートを中の服より1段上げておくと、店に入るまでの道と入り口では整って見え、席で脱いだあとは普段の段でも釣り合います。迷ったら、コートだけ上げると覚えておくと便利です。

中綿の上着やフード付きの上着は、暖かさでは頼りになりますが、段は2段までです。4段の集まりにしか使える上着がないときは、店の近くで脱いで腕にかけ、入り口では中の服を見せる形にしてください。店の前で上着を脱ぐのは、寒い日でも数十秒で済みます。

秋冬の足元|ブーツ・タイツ・靴を脱ぐ席

足元は、立っているときより、座ったときの膝から下で見られます。

足元合う段気をつけるところ
短いブーツ2〜4段座ったときに、裾とのあいだに肌が出るか
長いブーツ3〜4段座敷では脱ぐのに時間がかかる
革の靴と薄いタイツ3〜5段タイツの色を上か下とつなげる
革の靴と厚いタイツ2〜3段黒以外なら、靴と同じ明るさに
きれいな運動靴1〜3段店の床が明るいと目立つ
靴を脱ぐ席段は問わない靴下とタイツのつま先

靴を脱ぐ席かどうかは、店の写真を見れば分かることが多いです。分からないときは、脱いでも整う靴下かタイツを選んでおいてください。

秋の早い時期は素足に近い足元でも過ごせますが、冬に入ると店の床から冷えが上がってきます。座っている時間が2時間を超える集まりでは、薄いタイツを1枚はくと、食事の終わりまで足先が冷えずに済みます。タイツの色は、靴か下のどちらかと同じ明るさにそろえると、脚の線が途中で切れません。

昼と夜で、同じ集まりでも段が変わる

同じ集まりでも、昼の食事と夜の食事では段が変わります。

時間段の動き理由
昼(11時〜14時)1段下げてよい外の光で色が明るく見える
午後のお茶1段下げてよい滞在が短い
夕方の早い時間そのまま外が明るいうちに入る
夜(18時以降)そのまま、または少し上げる照明が低く、服が沈む
夜遅くの2軒目1段下げてよい席が近く、上着を脱がないことも

昼は外の光が入るので、夜と同じ濃い色だと重く見えることがあります。昼の集まりでは、上か下のどちらかを明るい色にしてください。

昼から夜まで続く集まりもあります。昼の食事のあと、場所を移して夜まで話し込む日です。そういう日は昼の段に合わせて家を出て、夕方に首元の飾りを1つ足すと、夜の店でも沈みません。朝のうちに小物を鞄に入れておくだけで済みます。

秋冬の色|照明の低い店で沈まない選び方

秋冬の夜の店は、照明が低く、色の暖かい光で照らされていることが多いです。昼の光の下で選んだ色が、店の中では違って見えます。

色夜の店での見え方合わせ方
黒背景に溶けて、輪郭が消えやすい首元に明るい色か光るもの
紺黒に近く見える白に近い色を1か所
茶・焦げ茶暖かい光で赤みが増す同じ系統の明るい色と重ねる
深い緑暗く沈むが、光る素材なら映える表面に光のある素材を選ぶ
生成り・薄い灰色暖かい光で明るく浮く下か上着を濃い色にする
赤・えんじ一段深く見えて落ち着く主役の日以外は面積を小さく

照明の暖かい店では、白は黄みを帯びて見えます。真っ白より、少しだけ灰みや黄みのある白を選ぶと、光の中で浮きません。

予定が続く季節の回し方|同じ服で3回の集まりに行く

秋から冬は、1か月に3回、4回と集まりが続くことがあります。毎回違う服を用意しなくても、段を動かす場所を替えれば、同じ服で回せます。

回集まり替える場所
1回目友人の食事会(3段)そのまま
2回目職場の歓送迎会(3段)羽織を替える
3回目親の祝い(4段)首元の飾りと靴を上げる
4回目忘年会(2〜3段)上を無地のニットに替える
5回目記念日の食事(4段)上を光る素材に替え、コートも上げる

同じ人と2回会う予定があるなら、その2回だけ上を替えてください。下と靴が同じでも、胸から上が違えば同じ服とは受け取られにくいものです。

鞄と小物|段を1つ動かすいちばん小さな道具

服を替えずに段を動かせるのが、鞄と小物です。とくに首元と耳元は、写真に写る位置にあるので、効き目が大きくなります。

小物上げる段使い方
小さめの鞄半段大きな通勤鞄は足元か店に預ける
首元の飾り1段襟ぐりの形に合わせて長さを選ぶ
耳元の飾り半段髪をまとめる日は揺れるもの
薄い巻物半段冷房や隙間風の対策も兼ねる
腕の飾り半段袖口が細い上と合わせる

仕事帰りの日は、通勤鞄とは別に、財布と携帯が入るだけの小さな袋を1つ持っておくと、席で膝の上に置けて、段も整います。

手持ちの服で段を測る

手持ちの服が何段にあたるかは、次の6か所の点を足して測れます。各項目、当てはまるものに点をつけます。

見る場所0点1点2点
襟襟なし・フード丸首・Vネック襟あり・開きに形がある
上の素材厚手の綿・起毛細かい編み・なめらかな布光を返す素材
下色の落ちたデニム濃いデニム・綿のパンツ落ち感のある布
靴運動靴革の平らな靴かかとのある靴
上着中綿・フード付きウールの短い上着形のきれいなコート
小物なし1つ2つ(光るものを含む)

合計が0〜3点なら1〜2段、4〜6点なら3段、7〜9点なら4段、10点以上なら5段に近い装いです。集まりの段より2点以上足りないときに、小物か上着で足します。

幹事になった日|全員に伝える一言

幹事を任されたら、店の名前と時間と一緒に、段を一言で伝えておくと、全員が迷わずに済みます。

伝えたい段一言の例
2段「仕事帰りの服のままで大丈夫です」
3段「普段のきれいめくらいで」
3〜4段「写真を撮るので、少しだけ整えてきてください」
4段「お祝いなので、ちょっとだけよそいきで」
靴を脱ぐ席「座敷なので、脱ぎやすい靴で」

段そのものを伝えるより、写真を撮るかどうかや、座敷かどうかを伝えるほうが、受け取る側が自分で段を決めやすくなります。

一言を送るときは、「服装は自由です」とだけ書かないほうが親切です。自由と書かれると、受け取った側は下の端と上の端のどちらに寄せればいいか分からず、かえって迷います。写真を撮るか、座敷か、誰かのお祝いか。どれか1つを添えるだけで、全員の段がおおよそそろいます。

どちらとも取れるとき①|目的が2つ重なる

友人の定例の食事会が、たまたま誰かの誕生日と重なることがあります。2段の集まりと4段の集まりが同じ日に来る形です。

このときは、主役がいるほうの段を優先して、下の端に置くのが収まりのいい位置です。つまり3段。主役の誕生日を祝う気持ちは、服を大きく上げるより、胸から上に明るい色を1つ入れるくらいで伝わります。

逆に、自分が主役で定例の集まりなら、いつもより1段だけ上げます。同席者は普段どおりの服で来るので、2段上げると自分だけが写真で浮きます。

どちらとも取れるとき②|同席者の段がばらばら

同じ集まりでも、仕事帰りの人と休日の人が混ざると、同席者の段がばらばらになります。

そういう日は、いちばん多くの人が来る段の下の端に置いてください。仕事帰りの人が多いなら3段、休日の人が多いなら2〜3段です。

上に外れると目立ちますが、下の端にいれば、上着を脱ぐ・首元に1つ足すといった小さな動きで1段上げられます。洗面所に寄る時間があれば、その場で整えられる余地を残しておく考え方です。

段がばらばらの集まりでは、誰か1人に合わせる必要はありません。店に入ってから見渡して、自分がいちばん上でもいちばん下でもない位置にいれば、それで十分に釣り合っています。

どちらとも取れるとき③|仕事帰りに直行する

平日の夜の集まりに仕事帰りに直行する日は、朝の時点で2つの段を同時に満たす服を選ぶことになります。

仕事着が3段なら、そのまま3段の集まりに行けます。4段の集まりなら、首元と耳元の小物を鞄に入れておくだけで足ります。上を替えたい日は、畳んでもしわが残りにくい薄手の上を1枚、鞄の底に入れてください。

仕事着が2段の職場なら、朝の段階で上だけ3段に上げておき、職場では羽織を1枚重ねて段を下げておく方法もあります。

どちらとも取れるとき④|店の雰囲気と集まりの段が食い違う

集まりの段は3段なのに、店の写真を見ると照明が暗く、席の間隔が広い店だった。こういうときは、集まりの段を基準にして、店に合わせて上の端に寄せると考えます。

3段の上の端なら、光を返す素材の上か、かかとのある靴のどちらか1つを加える程度です。集まりの段を飛び越えて5段まで上げると、同席者との段差が大きくなります。

反対に、店がくだけた雰囲気でも、集まりが4段なら4段のまま行って構いません。そのときは上着と足元を1段下げて、胸から上だけを4段に残すと、店の中でも浮きません。

店の写真が少なくて雰囲気が読めないときは、店の予約の画面に並ぶ料理の写真を見てください。皿の余白が広く、盛り付けが少量なら静かな店、大皿で取り分ける写真が多ければにぎやかな店と考えて、段の上の端か下の端かを決められます。

よくある行き違い

**「店の格だけで服を決めた」。**同じ店でも、集まりの目的で段は1〜2段動きます。先に目的、店は後です。

**「主役より上げてしまった」。**主役が別にいる日は、同じ段か1段下で釣り合います。上げたくなったら、色で工夫してください。

**「コートを考えずに中の服だけ決めた」。**秋冬は、入り口で見えるのはコートです。中の服と段がそろっているかを、家を出る前に鏡で見てください。

**「写真で黒が沈んだ」。**夜の店では、黒の上は背景に溶けます。首元に明るい色か光るものを1つ入れておくと、写真でも輪郭が残ります。

**「自由と書かれていたので、いちばん楽な服で行った」。**店が自由でも、集まりの目的は自由ではありません。誰かのお祝いの日は、楽な服のままでも胸から上だけは3段に上げておくと、写真を見返したときに後悔が残りません。

**「幹事なのに自分の服を最後に決めた」。**幹事は店の人とやりとりをしたり、会計をしたりと、立って動く時間が長くなります。全員に伝えた段の中で、動きやすい服を先に決めておくと当日に慌てません。

装いに活かすなら

ドレスコードが書かれていない店では、誰が主役か、写真を撮るかの2つを先に決めてください。そこから段が出れば、あとは手持ちの服を6か所で採点して、足りない点を小物か上着で足すだけです。

秋から冬は、集まりの予定が続く季節です。3段の服を1組、首元と耳元の小物を2つ、中の服より1段上のコートを1枚。この組み合わせがあれば、ほとんどの集まりに対応できます。

次の集まりの案内が届いたら、店の名前を調べる前に、手帳の予定の横に「主役」と「写真」の2つを書き込んでみてください。その2つが埋まれば、段はもう決まっています。あとは、その段に合わせて手持ちの服を6か所で採点し、足りないところを小物で補うだけです。

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. ドレスコードなしの店なら、デニムで行ってもいいですか
店としては断られないことがほとんどです。迷うのは店ではなく、その日の集まりのほうです。主役が自分以外にいて、写真を撮る予定がある日は、デニムだと同席者との段差が写真に残ります。そういう日は、濃い色で裾が擦れていない1本に、襟のある上か光沢のあるニットを合わせて、胸から上で段を1つ上げてください。気の置けない友人と平日に集まる日なら、デニムのままで構いません。
Q. 誕生日のお祝いで、祝われる側です。どこまで装えばいいですか
主役が自分の日は、同席者より1段だけ上に置くのが収まりのいい位置です。2段上げると、呼んだ側が気を遣います。いつもの食事会で3段を着ている仲間なら、4段にとどめます。具体的には、ワンピースか上下同色の組み合わせにして、耳元か首元に光るものを1つ足す程度です。写真に残ることが多いので、胸から上の色と光に気を配ると、服そのものを大きく変えなくても主役らしく見えます。
Q. 同じ集まりの人たちが、何を着てくるか分かりません
幹事がいるなら、店の名前と一緒に「普段のきれいめで」「仕事帰りの服のままで」のように一言だけ段を伝えてもらうのが確実です。聞けないときは、集まりの目的から出た段の中で、下の端に置いてください。上に外れると目立ちますが、下の端なら、上着を脱ぐ・小物を1つ足すといった小さな動きで1段上げられます。店に入ってから同席者を見て、洗面所で整える余地を残しておく考え方です。
Q. 秋冬のコートは、ドレスコードなしの店でも預けたほうがいいですか
預かってもらえる店なら預けたほうが、席まわりが整います。預からない店では、椅子の背に掛けるか、足元のかごに入れます。どちらの場合も、コートは店に入った瞬間の印象を決めるので、中の服より1段上か、同じ段にそろえてください。中を4段にしてコートが2段だと、入り口での印象が2段になります。逆に、コートだけ上げておくと、席で脱いだあとの服は普段の段でも釣り合います。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事
夕方のジムの入り口を出た女性が、レギンスにゆったりしたパンツを重ね、前開きの上着を閉じながら大きめの鞄を肩に掛けて歩き出しているPick

着こなす

ジム行き帰りの服装 女性|秋冬はジムの前後にどこへ寄るかで決める

秋から冬にジムへ通うとき、行き帰りの服を決めるのは、ジムの前後にどこへ行くかと、運動のあと汗が引くまでに何分かかるかの2つです。出勤前の朝、仕事帰りにそのまま家へ、仕事帰りに食事や買い物へ、休日にそのあと出かける、昼休み、用事の合間の6つの予定ごとに、行きと帰りの組み方を並べました。汗が引くまでの分数と帰り道の分数の測り方、更衣室を出るタイミング、帰りに替える肌着、前が開く上着とかぶる上着の使い分け、首・手首・足首の冷え、秋の初めから冬の終わりまでの月ごとの切り替えまでまとめています。

続きを読む
冬の夜、食事と演目のある会場に向かう女性の装いのイメージ

着こなす

ディナーショーの女性の服装は、袖のある一枚と座れる素材の2点

ディナーショーの女性の服装で迷いが集まるのは、丈・光沢・ヒールの3つですが、実際に効いているのは袖と素材の2点です。食事のあとに演目が続く場では、2時間から3時間座り続けます。腕が出る形は羽織りが要り、その羽織りは席で置き場所に困ります。素材はしわが戻るかどうかで決まり、確かめ方は握って30秒、離して10秒。丈、靴、荷物、冷え、同伴者との段の合わせ方まで冬の前提で整理しました。

続きを読む

Let a Stylist Choose

着る服選びは、 プロにおまかせ。

好みやサイズをもとに、airClosetのスタイリストが服を選んで自宅へ届けます。

airClosetを見てみる

月額 / 自宅で試着 / airClosetサイト

あわせて読みたい

ジム行き帰りの服装 女性|秋冬はジムの前後にどこへ寄るかで決める

着こなす

ジム行き帰りの服装 女性|秋冬はジムの前後にどこへ寄るかで決める

秋から冬にジムへ通うとき、行き帰りの服を決めるのは、ジムの前後にどこへ行くかと、運動のあと汗が引くまでに何分かかるかの2つです。出勤前の朝、仕事帰りにそのまま家へ、仕事帰りに食事や買い物へ、休日にそのあと出かける、昼休み、用事の合間の6つの予定ごとに、行きと帰りの組み方を並べました。汗が引くまでの分数と帰り道の分数の測り方、更衣室を出るタイミング、帰りに替える肌着、前が開く上着とかぶる上着の使い分け、首・手首・足首の冷え、秋の初めから冬の終わりまでの月ごとの切り替えまでまとめています。

メグラシ編集部/読了 14分
ディナーショーの女性の服装は、袖のある一枚と座れる素材の2点

着こなす

ディナーショーの女性の服装は、袖のある一枚と座れる素材の2点

ディナーショーの女性の服装で迷いが集まるのは、丈・光沢・ヒールの3つですが、実際に効いているのは袖と素材の2点です。食事のあとに演目が続く場では、2時間から3時間座り続けます。腕が出る形は羽織りが要り、その羽織りは席で置き場所に困ります。素材はしわが戻るかどうかで決まり、確かめ方は握って30秒、離して10秒。丈、靴、荷物、冷え、同伴者との段の合わせ方まで冬の前提で整理しました。

メグラシ編集部/読了 11分
一周忌の服装、女性はパンツでいい?|秋冬の法要で見る丈と生地

着こなす

一周忌の服装、女性はパンツでいい?|秋冬の法要で見る丈と生地

一周忌に女性がパンツで出ても、それだけで失礼にはなりません。決めるのは、自分が施主側か参列する側か、案内に喪服とあるか平服とあるか、正座する場所があるかの3つです。この記事では、黒のパンツスーツで出てよい条件を先に示し、正座したときに裾がくるぶしを覆う丈、光を返さない黒の生地、秋冬の足元とコートの扱いを、測れる形で書きます。年配の親族が多い席や、手持ちがパンツしかないときのように、どちらとも取れる場合の決め方まで。

メグラシ編集部/読了 10分
50代の11月のレストランの装い|席に着いてから脱ぐ一枚の置き場所

着こなす

50代の11月のレストランの装い|席に着いてから脱ぐ一枚の置き場所

11月のレストランで装いが決まらないのは、外を歩く姿と席に着いた姿が別ものだからです。店に入って上着を外したあと、相手から見えているのはテーブルより上の範囲だけ。上着の預け先が無い店では、脱いだ一枚が椅子の背か膝の上に残ります。置き場所の決め方、脱いだあとに残る姿の整え方、上着を着たまま座ってよい場面、当日に外したときの戻し方、予約のときに店へ聞く3点までまとめました。

メグラシ編集部/読了 10分
フランス料理の店の服装【女性】|脱いだ上着と鞄を置く場所から決める

着こなす

フランス料理の店の服装【女性】|脱いだ上着と鞄を置く場所から決める

フランス料理の店に行く日の服装は、席に着いた瞬間に上着と鞄が体から離れることを前提に決めます。上着は椅子の背に掛けるか預けるかで、その日の姿は中に着ているものだけになります。鞄は床に置けるかどうかで大きさが決まります。置き場所の3通り、袖口が皿の上を通る高さ、前かがみになる回数、金具の音、秋の店内の温度までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
初盆の服装 女性|読経で座り続ける40分に、生地が耐えるかで決まる

着こなす

初盆の服装 女性|読経で座り続ける40分に、生地が耐えるかで決まる

初盆の法要は、座っている時間が長い場です。読経だけで40分から1時間、そこに焼香と会食が続きます。だから装いを決めるのは格ではなく、座り続けたときに生地がどうなるかです。汗が表に出るまでの時間が素材で20分変わること、座って寄ったしわが立ったときに残るかどうか、正座から立つときの丈、夏の冷房と屋外の往復、旧暦で9月に営む地域の床からの冷えまで、家で確かめられる形でまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込