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30代後半のファッション|体に沿う面と離れる面は、上下で1対1にしない

メグラシ編集部//読了 10分
30代後半の女性が上下の一方だけを体に沿わせた装いで立っている様子

30代後半で服が決まらなくなるのは、体に沿う面と離れる面が、上下で半々になっているからです。

同じ服を着ているのに以前より決まらないと感じるとき、原因は服の古さや流行のずれではないことがよくあります。上下の組み合わせが少しずつ変わり、沿う面と離れる面が1対1に近づいているだけ、という場合が多くあります。この記事では、その比率を数えて片側に寄せる手順を書きます。

最初の答え|沿う面は上下のどちらか一方だけ

体に沿う面は、上下のどちらか一方に寄せてください。1対1にしないことだけが条件です。

上が沿って下が離れる、あるいは上が離れて下が沿う。このどちらかであれば、輪郭に段差が生まれ、体の線を出しすぎずに形が決まります。上下とも沿うと線が出すぎ、上下とも離れると輪郭が消えます。半々というのは、上下の一方が中途半端に沿っている状態で、いちばん決まりにくい形です。

流行の形は毎年動きますが、この比率は動きません。手持ちの服を仕分けるだけで運用できるので、買い足しを前提にしなくて済みます。

判定①|沿うか離れるかを手のひらで測る

立った状態で、布と体のあいだに手のひらが入るかどうかを見てください。

入らなければ沿う面、平らに入れば離れる面です。指先だけがようやく入る程度は沿う面に数えます。判定する場所は、上半身は胸から腰にかけて、下半身は腿から膝にかけての、いちばん体に近い部分です。

袖口や裾のような端の部分では判定しません。端はどんな服でも余りがちで、体の線を決めているのは端ではなく身頃だからです。

判定②|沿う面は全身の3〜4割

片側に寄せたあと、その沿う面が全身のどれくらいを占めているかを見ます。

トップスだけが沿っていれば全身のおよそ4割、ボトムスだけが沿っていればおよそ3割です。この3〜4割の範囲に収まっていれば、それ以上細かく数える必要はありません。5割を超えているようなら、上下のどちらかがもう一方に近づいている状態なので、離れる側をもう一段ゆるめてください。

早見表|上下の組み合わせと比率

沿う面の割合判定
沿う離れる4割前後そのままでよい
離れる沿う3割前後そのままでよい
沿う沿う7割前後羽織りで離れる面を足す
離れる離れる0割手首・足首・首元を1か所出す
沿うやや沿う5〜6割半々なので下をゆるめる

いちばん多いのが最後の行の状態です。次の項で直し方を書きます。

どちらとも取れる日|上下が半々になっているとき

半々かどうかは、ボトムスの腿のあたりで手のひらが「かろうじて入る」かどうかで見分けられます。

かろうじて入る状態は、離れる面としては足りず、沿う面としても弱い、いちばん中途半端な位置です。この日は、トップス側を動かすほうが早く直せます。トップスの裾をボトムスに入れて沿う面をはっきりさせるか、逆に一回り大きいトップスに替えて離れる面に寄せるか、どちらかに倒してください。

ボトムスを替えるより上を替えるほうが早いのは、トップスのほうが手持ちの枚数が多く、選択肢が広いからです。そして、上を替えると全身に占める沿う面の割合が大きく動きます。ボトムスを1段階ゆるめても、割合は数パーセントしか動きません。

もう一つ、判定が割れやすいのが伸びる素材です。伸びる素材は立っているときは離れて見えても、座ると沿います。座っている時間が長い日は、座った姿勢で判定してください。同じ服でも、その日の過ごし方によって答えが変わって構いません。

半々のまま出かけてしまった日でも、外出先で直せる手が1つあります。トップスの裾を前だけボトムスに入れることです。全部入れると沿う面が一気に増えますが、前だけなら沿う面が3〜4割の範囲に収まりやすく、その場で腰の位置もはっきりします。手を洗うついでに鏡の前で試せる程度の手なので、覚えておくと使えます。

半々になりやすい組み合わせ

半々になるのは偶然ではなく、決まった組み合わせで起きます。

いちばん多いのが、少しゆとりのあるトップスと、少しゆとりのあるボトムスを合わせる形です。どちらも「きつくない」ことを基準に選ぶと、両方が中間の位置に来ます。次に多いのが、伸びる素材の上下を組み合わせる形で、これは立ったときと座ったときで判定が入れ替わります。

この2つは、どちらも「楽であること」を基準に選んだ結果です。楽さを手放す必要はありません。楽な側を離れる面にはっきり寄せて、もう一方だけを沿わせれば、着心地は変えずに比率だけを直せます。

上下とも沿わせたい日の一手

体の線を出す組み合わせが好きな日もあります。この場合は、丈の長い羽織りを1枚重ねて離れる面を作ってください。

羽織りは前を開けたままで構いません。前を開けていても、身頃の外側に一枚布が下りていれば、全身のうち3〜4割が離れる面になります。ボタンを留めると離れる面が増えすぎることがあるので、開けたままのほうが比率を保ちやすくなります。

羽織りの丈は、腰の位置より下にあれば足ります。短い丈だと下半身に離れる面が届かず、上半身だけで完結してしまいます。

上下とも離したい日の一手

全身をゆったりさせたい日は、沿う面を作る代わりに、体の細い部分を1か所だけ出してください。

出す場所は手首・足首・首元の3つのうち1つで足ります。袖をまくって手首を出す、足首が見える丈のボトムスにする、襟元を開ける。どれか1つあれば、輪郭の起点ができて、全身がぼやけずに収まります。

3か所すべてを出す必要はありません。むしろ全部出すと、視線が分散して落ち着かなくなります。1か所だけと決めておくと、毎回同じ結果に戻せます。

羽織りを足したら数え直す

朝に組んだときは片側に寄っていても、出かける直前に羽織りを足すと比率が変わります。

羽織りは離れる面として数えるので、もともと上が離れていた日に羽織りを重ねると、離れる面が二重になります。この場合、下は沿う面のままにしておいてください。上が二重に離れていても、下が沿っていれば1対1にはなりません。

反対に、上が沿っていた日に羽織りを足すと、上が離れる面に変わります。このとき下も離れていると、全身が離れる面になるので、足首を出すか、ボトムスを沿う側に替えるかで調整します。

素材の厚みと比率の関係

同じ形でも、素材が厚いほど離れる面として働きます。

薄く落ちる素材は、大きめのサイズでも体の線を拾うため、思ったより沿う面に近くなります。ハリのある素材や、厚みのある素材は、少しゆとりがあるだけで体から離れます。手持ちの服を仕分けるときは、サイズ表記ではなく、実際に着て手のひらを入れた結果で置いてください。

季節で比率が動くのはこのためです。夏に離れる面だったものが、同じサイズでも冬の厚い素材に替わると、離れる度合いが強く出ます。秋から冬にかけて上下とも離れる面に寄りやすいのは、上下の両方で素材が厚くなるからです。この時期は、下を沿う側に固定しておくと組みやすくなります。

洗濯を重ねた服も位置が動きます。編み地のものは着るたびに伸びて離れる側へ、織りのものは縮んで沿う側へ寄ることがあります。一年に一度、季節の入れ替えのタイミングで仕分け直すと、判定が実物とずれません。

靴と鞄は比率に数えない

沿う・離れるの判定に入れるのは、上半身と下半身の身頃だけです。

靴や鞄は面積が小さく、体の線に触れないので、比率には影響しません。靴を替えても沿う面の割合は変わらないので、比率が決まったあとは自由に選んで構いません。

ただし、ボトムスの裾と靴のあいだの隙間は見え方に影響します。上下とも離れる面にした日は、この隙間で足首が見えると、前に書いた「1か所出す」の条件を同時に満たせます。靴を替えるだけで条件が満たせる日があるということです。

手持ちの服を仕分ける手順

一度に全部やる必要はありません。よく着る上下を10着ほど取り出して、沿う・離れるの2つに分けてください。

分け終えたら、沿う側と離れる側を1着ずつ組み合わせます。この組み合わせが、そのまま着られる形になります。沿う側にばかり集まっていたり、離れる側にばかり集まっていたりする場合は、買い足す方向がその時点で分かります。

仕分けは30分ほどで終わります。以降は朝にクローゼットを開けたとき、山の左右から1着ずつ取るだけで済みます。

仕分けたあとは、掛ける場所も左右に分けておくと続きます。沿う側を左、離れる側を右、というように物理的に分けてしまえば、朝に判定し直す必要がありません。仕分けの結果を頭で覚えておこうとすると、数日で曖昧になります。

新しく買うときも、試着室で同じ手のひらの判定をしてください。表記のサイズが同じでも、沿う側に入るか離れる側に入るかは1着ごとに違います。試着室で判定しておけば、家に帰ってから手持ちのどれと組めるかがその場で分かります。

よくある失敗|サイズ表記で仕分けてしまう

いちばん多いのが、大きめサイズを買ったから離れる面だろうと考えて、実際には測らない例です。

薄い素材の大きめサイズは、動くと体に貼りつき、沿う面として働くことがあります。仕分けは必ず着た状態で、手のひらを入れて確認してください。表記ではなく実物で判定するというのが、この方法の要になります。

もう一つは、鏡で正面だけを見て終えることです。横から見ると、正面では離れて見えた布が体に沿っていることがあります。判定は横向きでも一度見ておくと、外出先で気づくことが減ります。

まとめ|片側に寄せるだけでいい

30代後半のファッションで見るのは、流行の形より先に上下の沿う面と離れる面の比率です。

上下のどちらか一方だけを沿わせ、1対1にしない。沿う面は全身の3〜4割にとどめる。この2つだけを決めておけば、以前から持っている服も、そのまま組み直して使えます。

服が決まらないと感じたときは、まず上下を仕分けてみてください。買い足しが必要かどうかは、仕分けたあとの山の偏りを見てから判断すれば十分です。

よくある問い

Q. 体に沿うか離れるかはどう判断すればいいですか
立った状態で、その布と体のあいだに手のひらが入るかどうかで分けてください。入らなければ沿う面、入れば離れる面です。指先だけ入る程度は沿う面に数えます。座ったときや歩いたときで変わる場合は、その日いちばん長くとる姿勢のほうで判定してください。
Q. 沿う面の割合はどうやって数えますか
全身を上下に分け、それぞれが沿っているか離れているかを見ます。トップスだけが沿っていれば、おおよそ全身の4割前後が沿う面です。ボトムスだけが沿っていれば3割前後になります。厳密な計測は不要で、上下のどちらが沿っているかを言えれば足ります。
Q. 上下とも沿わせてはいけないのですか
着てはいけない組み合わせではありませんが、上下とも沿うと体の線がそのまま出るため、着ている本人が一日を通して姿勢を気にしやすくなります。上下とも沿わせたい日は、丈の長い羽織りを1枚重ねて離れる面を作ると、動きが楽になります。
Q. オーバーサイズが好きなのですが、全身ゆったりでは駄目ですか
駄目ではありません。ただし全身が離れる面だけになると輪郭がぼやけやすいので、手首・足首・首元のどこか1か所を出してください。袖をまくる、足首の見える丈にする、襟を開けるといった調整で、沿う面がなくても輪郭の起点ができます。
Q. 30代前半のころの服はもう使えないのですか
そのまま使えます。変わるのは服そのものではなく、上下の組み合わせ方です。以前と同じトップスでも、合わせるボトムスを離れる面に替えれば比率が変わります。買い替えより先に、手持ちの上下を沿う・離れるで仕分けて組み直してみてください。

— メグラシ編集部

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