試着せずに買う卒服|いま着ている1枚を平置きして測った4か所で決める

式の服を試着せずに取り寄せるなら、決め手はいま本人が着ていて具合のよい1枚です。
身長の表示は目安であって、服の寸法ではありません。手元の1枚を床に置いて測り、その数字と比べてください。
📋 早見表|平置きで測る4か所と、許せる差
| 測る場所 | どこからどこまで | 許せる差 |
|---|---|---|
| 肩幅 | 左右の肩の縫い目の外側どうし | ±2cm |
| 身幅 | 袖の付け根のいちばん下を結んだ長さ | +1〜4cm |
| 袖丈 | 肩の縫い目から袖口まで | +0〜3cm |
| 着丈 | 襟の付け根から裾まで | 当日に合う長さ |
許せる差が場所ごとに違うのは、直せるかどうかが違うからです。 肩だけは、届いてから寄せられません。
結論|身長ではなく、手元の1枚の実寸で選ぶ
「120」「130」といった表示は、その服が想定している身長です。服そのものの寸法ではありません。
同じ表示でも、肩幅で3cm、身幅で4cm違うことがあります。表示が同じなら同じ寸法だ、という前提で選ぶと、届いてから初めてずれに気づきます。
いま着ていて具合のよい1枚が家にあるなら、そこにすでに答えがあります。測って、数字にしてください。
平置きの測り方
服のしわを手で伸ばして床に置きます。ボタンがあるものは留めた状態にしてください。
- 真上から見る位置で測る(斜めから見ると2cmから3cmずれます)
- 同じ場所を2回測って、同じ数字が出るか確かめる
- 数字はメモに残す。買うときに見返せます
測るのは着せた状態ではなく、平置きです。 着せて測ると、体の丸みのぶんだけ大きく出ます。取り寄せる先に載っている数字も平置きで書かれていることが多いので、そろえておくと比べられます。
測る1枚は、いま着ていて本人が嫌がらないものを選んでください。少しきつい、少し大きいと感じているものを基準にすると、そのずれがそのまま次の1枚に移ります。上と下を別々に買うなら、上の基準になる1枚と、下の基準になる1枚を、それぞれ選んで測っておきます。
肩幅|差が2cmを超えたら、別のサイズ
肩の縫い目の外側から外側まで。ここがいちばん大事な数字です。
手元の1枚と比べて、差が2cmを超えたら、ほかの場所が合っていても別のサイズにしてください。 肩は届いてから寄せられません。
肩が大きいと、縫い目が腕のほうへ落ちます。すると腕を前に出したときに全体が引っぱられ、首元が開きます。式では名前を呼ばれて立つ動作が2回から3回あり、そのたびにこの動きが起こります。
肩が小さい場合はもっと分かりやすく、腕を上げたときに背中が突っぱります。どちらにしても、当日ずっと続きます。
届いたあとに肩が合っているかを確かめるときも、見るのは同じ場所です。着せた状態で真横に立ち、肩の骨のいちばん外側と、縫い目の位置がそろっているかを見てください。指1本ぶん以内のずれなら問題ありません。指2本を超えて外に出ていたら、大きすぎる側です。
身幅|中に着る1枚のぶんを足す
袖の付け根のいちばん下を、左右で結んだ長さです。
式の日は、中に1枚着ることが多くなります。そのぶんとして、手元の1枚より1cmから4cm大きいものを選んでください。
- 中に薄手を1枚 — +1〜2cm
- 中に厚みのあるものを1枚 — +3〜4cm
体育館は床から冷えが上がるので、中に1枚足すことは前提にしておいて構いません。ただし、身幅を大きく取りすぎると、座ったときに脇の下で生地が寄ります。4cmが上限だと考えてください。
袖丈|折り返せる範囲は3cm
肩の縫い目から袖口までです。
長いぶんは折り返せますが、折り返せるのはおよそ3cmまでです。それ以上を折ると、袖口が二重より厚くなって、手首のあたりが太く見えます。
折り返して使う予定なら、内側の縫い目がきれいなものを選んでください。 折り返した部分は当日ずっと表に見えています。
短い側は直せません。手元の1枚と同じか、少し長いものを選んでください。
着丈|座った状態で決まる
襟の付け根から裾まで。この数字だけは、立った状態で判断しないでください。
式のあいだは座っている時間が2時間前後あります。立った状態から座ると、丈は5cmから8cmほど上がります。詳しい測り方は小学校の卒服にまとめています。
取り寄せるときの判断としては、着丈は当日に合う長さを選ぶと覚えておけば足ります。長めを選んで伸びしろにするやり方は、座ったときに膝の上で生地がたまります。
表示サイズは身長、実寸は服の寸法
同じ「130」でも、作りによって寸法は変わります。載っている実寸の表があるなら、そちらを見てください。
| 見るもの | 意味 | 使い方 |
|---|---|---|
| 表示サイズ | 想定している身長 | 候補を2つに絞るまで |
| 実寸の表 | 服そのものの寸法 | 最後の1つを決めるとき |
表示サイズで候補を2つに絞り、実寸の表で1つに決める。 この順番なら、迷う時間が短くなります。実寸の表が載っていない場合は、肩幅だけでも問い合わせて確かめる価値があります。
届いてから式までの残り日数
日数で、選び方そのものが変わります。
| 残り日数 | できること |
|---|---|
| 30日以上 | 交換も直しも、余裕をもって回せる |
| 15〜29日 | 交換は1回まで。直しは間に合う |
| 8〜14日 | 交換のやり直しはできない。直し中心 |
| 7日以下 | 手元のもので直す前提に切り替える |
15日を切ったら、交換のやり直しが1回しかできません。 ここが判断の分かれ目です。残りが少ないほど、確実に合う側、つまり肩幅の差が小さい側を選んでください。
交換に要る日数の数え方
交換は、届いた日から数えて次の4つの合計です。
- 中身を確かめて着せる — 1日
- 交換を申し込んで送り返す — 2〜3日
- 先方で確認する — 2〜3日
- 届き直す — 2〜3日
合わせて8日前後かかります。式の10日前までに手元にあれば、1回は交換できると考えてください。
直しに出す場合は、これとは別にさらに数日かかります。丈を上げる、袖を詰めるといった直しは、混み合う時期だと1週間から10日かかることがあります。式の前は同じ時期に同じ依頼が集まるので、余裕を見ておいてください。両方をやり直す余地を持つなら、式の30日前が目安です。
送り返す前に、値札や同封されていた紙を捨てないでください。交換の条件になっていることがあり、捨ててしまうと日数の計算そのものが成り立たなくなります。
写真の色と、届いた色
画面の設定と撮影時の光で、同じ服でも明るさが1段から2段変わって見えます。
濃い色は特にずれます。画面では黒に近く見えて、実物は茶や紺に寄っていることがあります。
届いたら、式が行われる時間帯に近い明るさの場所で見てください。 式は室内で行われるので、室内の照明の下で見た色が本番の色です。窓から入る光の下で見ると、実際より明るく見えます。
どちらとも取れるとき①|2つのサイズで迷う
肩幅が近いほうを選んでください。
袖丈は折り返せます。着丈は裾を上げられます。身幅は中に着るものの厚みで多少動かせます。肩だけが、あとから寄せられません。
肩幅の差が両方とも2cm以内に収まっているなら、そのときは身幅で決めてください。中に1枚着るぶんを足して近いほうです。
どちらとも取れるとき②|届いたら肩だけ合わない
肩の縫い目が腕のほうへ2cm以上落ちているなら、交換を頼んでください。ほかの3か所が合っていても、この状態は当日ずっと続きます。
残り日数が足りず交換できない場合は、中に着るものを1枚厚くして、肩から胸のあたりの余りを埋めるという手があります。完全には解決しませんが、腕を前に出したときの引っぱられ方は減ります。
どちらとも取れるとき③|式まで2週間を切っている
交換のやり直しができない前提で進めてください。
このときは、迷ったら小さいほうではなく、肩幅の差が小さいほうを選びます。小さすぎるものは直しようがありませんが、大きい側は袖と丈を直せば形になります。
届いたその日に着せて、直す場所を1回で決めてください。日をまたぐと、直しに出す時間がなくなります。
まとめ
- 身長の表示ではなく、手元の1枚を平置きして測った実寸で選ぶ
- 測るのは肩幅・身幅・袖丈・着丈の4か所。真上から見て、2回測る
- 肩幅の差が2cmを超えたら別のサイズ。肩は届いてから寄せられない
- 身幅は中に着る1枚のぶんとして1〜4cm足す。4cmが上限
- 残り15日を切ったら、交換のやり直しは1回もできない
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 身長の表示だけで選んではいけないのですか
- 「120」「130」といった表示は身長の目安であって、服そのものの寸法ではありません。同じ表示でも、肩幅で3cm、身幅で4cm違うことがあります。式の服は一日しか着ないことが多く、直す時間も限られます。いま本人が着ていて具合のよい1枚を床に平置きして、肩幅・身幅・袖丈・着丈の4か所を測り、その数字と比べてください。手元に基準ができると、迷いが一度で終わります。
- Q. 平置きは、どうやって測ればいいですか
- 服のしわを手で伸ばして床に置き、上から真下を見る位置で測ります。肩幅は左右の肩の縫い目の外側から外側まで、身幅は袖の付け根のいちばん下を左右で結んだ長さ、袖丈は肩の縫い目から袖口まで、着丈は襟の付け根から裾までです。斜めから見ると数センチずれるので、必ず真上から見てください。同じ場所を2回測って、同じ数字が出るかを確かめると確実です。
- Q. 2つのサイズで迷ったときは、どちらにすればいいですか
- 肩幅が近いほうを選んでください。肩は直せない場所だからです。袖丈は折り返せますし、着丈も裾を上げれば直せます。身幅は中に着るものの厚みで多少調整できます。肩だけが、あとから寄せられません。肩幅の差が2cm以内に収まっているほうを選び、そのうえでほかの場所を直す前提で考えると、失敗が減ります。
- Q. 届いてから式まで、どれくらい余裕があれば安心ですか
- 30日あると落ち着いて進められます。届いて中身を確かめ、着せて確かめ、必要なら交換を頼み、直しに出す。この流れに、それぞれ数日ずつかかります。15日を切ると、交換のやり直しが1回しかできません。7日を切ったら、交換ではなく手元のもので直す前提に切り替えてください。式の日から逆算して、いつまでに手元にあればよいかを先に決めておくと安心です。
- Q. 写真の色と届いた色が違うことはありますか
- あります。画面の設定と撮影時の光で、同じ服でも明るさが1段から2段変わって見えます。特に濃い色は、画面では黒に近く見えて、実物は茶や紺に寄っていることがあります。届いたら、式が行われる時間帯に近い明るさの場所で見てください。窓から入る光の下と、室内の照明の下では、見え方が変わります。式は室内で行われるので、室内の光で見た色が本番の色です。
— メグラシ編集部




