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卒園式の父親の服装|当日の役と、靴を脱ぐ前提から決める

メグラシ編集部//読了 13分
卒園式の朝、園内で履き替えるスリッパと当日持っていくものを玄関に並べているところ

卒園式に出る父親の装いは、式典らしいかどうかより先に決まることがあります。

当日、その人が何をする役なのか、です。

ずっと座っている人と、撮影係で動き回る人と、下の子を抱えて出入りする人では、必要な条件がまったく違います。同じ会場にいても、服に求められることが別物になります。

そして卒園式には、もう1つ固有の条件があります。園に入ったら靴を脱ぐということです。この2つを先に決めてしまえば、迷う場所はほとんど残りません。

卒園式の父親は、当日「何をする役か」で決まります

なぜ役から決めるのか。理由は、式典の側が求める格には幅があるのに、動作の側の条件には幅がないからです。

式典としての整い方は、園によっても地域によっても幅があります。周りに合わせれば済む部分が大きい。

けれど、しゃがんで撮影する、子どもを抱える、上履きで歩く、途中で外へ出る。こうした動作は、できるかできないかしかありません。幅がないほうを先に満たしておくと、あとは幅のあるほうに合わせるだけになります。

判定1|座っている時間の割合を先に出す

式の全体を、着席している時間と、そうでない時間に分けてください。

着席が8割以上。 前に出る役がなく、撮影も誰かに任せられる日です。この場合、上に一枚あって首元が整っていれば足ります。動作の条件はほとんど効きません。

着席が5〜8割。 撮影のために何度か立つ、下の子を連れて一度外へ出る。この程度の日です。座った状態と立った状態の両方で形が保てるかを見ます。

着席が5割未満。 撮影係、役員、下の子の付き添い。動いている時間のほうが長い日です。この場合は、動作の条件が先に来ます。

自分がどの帯に入るか、当日の予定を思い浮かべれば判断できます。分からなければ、多いほうの帯として扱ってください。

判定2|靴を脱ぐ前提|園内は上履きかスリッパ

卒園式の会場が園内であれば、ほぼ確実に靴を脱ぎます。下足を袋に入れて持ち歩くか、決められた場所に預けるかのどちらかです。

このとき、判断が2つ変わります。

1つ、靴の側で見るのは脱ぎ履きの速さだけになります。 履いてきた靴は、園に入った時点で袋の中です。形も色も、外を歩いている時間しか見られません。紐をきつく締め直さないと歩けないものは、出入りの多い日には向きません。

2つ、代わりに靴下がずっと見えます。 上履きやスリッパは足を覆いません。座れば裾が上がって、ふくらはぎまで見えます。当日いちばん長く見られている布は、靴下です。

外部の施設が会場の場合は、靴のまま入ることもあります。その場合はこの判定を飛ばして構いませんが、分からないときは脱ぐ前提で用意しておくほうが安全です。 脱がなくて困ることはありません。

靴下|当日いちばん長く見られている

条件は3つです。

1つ、長さ。 腰かけると裾は上がります。座った状態で素肌が出ない長さが必要で、ふくらはぎの半ばまであれば確実です。

2つ、底の厚み。 床に座る場面があるなら、薄すぎるものは避けてください。園によっては床に座って待つ時間があります。

3つ、かかとの緩み。 履き替えて歩くので、かかとが緩んでいると歩くたびに下がります。何度も直す動作は、それ自体が目につきます。

色と柄は、上に着ているものより明るくならなければ問題になりません。 そこだけ守れば、あとは好みで構いません。

判定3|下の子を抱えるか、荷物を持つか

小さいきょうだいを連れていく日は、条件が1つ増えます。

肩と胸に、何も乗せないでください。 抱えると、子どもの体重が肩から胸にかかります。そこに飾りや金具があると、当たって形が崩れるだけでなく、子どもの側にも当たります。

もう1つ、上に着るものの前を閉じるかどうかを決めておいてください。 抱えた状態で前が開いていると、布が左右に流れて全体が乱れます。閉じるなら、閉じた状態で腕が上がるかを家で確かめておきます。

荷物についても同じです。式の日は、上履き袋、下足袋、記念品、撮影の道具と、持ち物が増えます。両手が空く形を1つ用意しておくと、当日の動きがまったく変わります。

判定4|前後に予定があるか

式の前後に仕事や別の予定が入る日は、切り替えの手段を決めておきます。

切り替えは、上に着る一枚でするのがいちばん簡単です。 中と足元をそのままにして、外側の一枚だけ替える。これなら会場の入口でも数十秒で済みます。

首元で切り替える手もあります。式のあいだだけ首元を整えて、終わったら外す。持ち歩く量が少なくて済むので、荷物の多い日にはこちらが向きます。

前後に何もない日は、この判定は飛ばして構いません。

撮影係の日|しゃがむ・立つ・移動する

撮影を頼まれている日だけ、追加で確かめることがあります。家で1回、しゃがんでみてください。

確かめるのは3か所です。

1つ、背中が突っ張らないか。しゃがむと肩甲骨のあいだが広がります。ここで張ると、その姿勢を保てません。

2つ、膝の前が張らないか。張るなら、その日は何度もしゃがめません。

3つ、しゃがんだときに腰の後ろが出ないか。上に着るものの丈が短いと、この場面で出ます。丈が足りない場合は、中に着るものを長めにして重ねてください。

この3つが通れば、当日その姿勢を何度繰り返しても形が残ります。

早見表|役と、変えるところ

当日の役着席の割合先に確かめること
座って見ている8割以上首元と、座ったときの靴下の長さ
ときどき立つ5〜8割立ったときの上着の丈
撮影係5割未満しゃがんで背中・膝・腰の後ろ
下の子の付き添い5割未満肩と胸に何も乗せない・両手が空くか
前に出る役があるどれでも立った正面から見える範囲を整える

表は、役ごとに見る場所を並べたものです。実際に何を着るかは、手持ちの中でその条件を満たすものを探して決めます。

上に一枚|脱ぐか着たままかは、会場の暖房で決まる

上に着る一枚を、式のあいだ着たままにするかどうか。これは会場次第です。

園のホールや体育館は、場所によって体感が変わります。前方と後方、窓際と中央、入口の近くと奥。同じ室内でも数度動きます。

着たまま過ごせるなら、着たままがいちばん整います。 ただし、暑くて途中で脱ぐ可能性があるなら、脱いだ状態でも成立する組み合わせにしておいてください。

脱ぐ前提の日に確かめるのは2か所です。中に着るものの首元と、袖口の状態。この2か所は、上を脱いだ瞬間に見えるようになります。

母親・子どもとの並び|段を合わせる

家族で並んで写真に写る場面があります。ここでは、自分だけが上下に外れていないかを見てください。

同行する人よりも明らかに整っている、あるいは明らかに寛いでいる。どちらも並んだときに目立ちます。段を合わせるのは難しくありません。前日に、家族が着るものを並べて見比べれば十分です。

子どもは園の指定があることが多いので、合わせる相手は主に同行する大人になります。

どちらとも取れるとき①|役が当日まで決まらない

撮影を頼まれるかどうか、その場で決まる。よくある状況です。

このときは、動くほうの条件で用意してください。 しゃがめる状態を作っておけば、座っているだけの日にも困りません。逆は成り立ちません。座る前提で用意したものでは、しゃがめないことがあります。

条件が1つ増えるだけで、選択肢が大きく減るわけではありません。用意の段階では、動く側に倒しておくのが確実です。

どちらとも取れるとき②|手持ちが1着しかない

手持ちが1着しかない場合、動かせるのは中に着るものと、首元と、足元です。

優先順位は、首元、靴下、上に着る一枚の前を閉じるかどうか、の順です。 首元は顔にいちばん近く、写真にも必ず入ります。靴下は、園内で最も長く見えます。

1着しかないことを理由に何かを諦める必要はありません。動かせる3か所を整えれば、式の場では十分に成立します。

前日に並べる6点

当日の朝に迷わないよう、前日に並べておくと確実です。

上に着る一枚、中に着るもの、首元のもの、靴下、履いていく靴、園で履き替えるもの。この6点です。

並べたら、しゃがむ動作を1回だけやってください。それで前日の準備は終わりです。

会場が外部の施設になる日、変わるところ

園ではなく、ホールや会館を借りて式を行う場合があります。このとき、判定2が丸ごと入れ替わります。

靴を脱がないなら、見られているのは靴下ではなく靴です。 履いたまま一日を過ごすので、脱ぎ履きの速さは関係なくなり、代わりに歩ける状態かどうかが条件になります。

もう1つ変わるのが、移動です。園なら歩いて行ける距離でも、外部の施設なら電車か車での移動になります。移動時間が長い日は、着いてから形が残っているかを確かめる時間を取ってください。 座って移動した直後は、腰から下に線が残りやすくなります。

会場が分からない段階で用意するなら、脱ぐ前提で組んでおくほうが安全です。 靴下の条件を満たしておけば、脱がない日に困ることはありません。逆は成り立ちません。

前日に並べていても、朝になって迷うことがあります。動かせる範囲を先に決めておくと早いです。

朝でも動かせるのは、首元、靴下、上に着る一枚の前を閉じるかどうかの3つです。 どれも数十秒で替えられます。

動かせないのは、丈と、しゃがめるかどうかです。 ここは前日に確かめておくしかありません。朝になって「しゃがむと張る」と分かっても、替えられる一着が手元にないことが多いからです。

だから前日の確認は、しゃがむ動作1回だけで足ります。それさえ通っていれば、朝は3つを整えるだけで出られます。

まとめ|役が決まれば、装いは決まる

卒園式の父親の装いは、式典らしさより先に、当日の役で決まります。

着席の割合を出す。園内で靴を脱ぐ前提で、靴下を先に決める。下の子を抱える日は肩と胸を空ける。前後に予定がある日は、上の一枚で切り替える。

動く量の多いほうに合わせて用意しておけば、当日どちらに転んでも困りません。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 卒園式に父親が着ていくものは、どこまで整えれば足りますか。
座っている時間の割合で決まります。式のあいだずっと着席していて、前に出る役がないなら、上に一枚あって首元が整っていれば足ります。撮影係を頼まれている、謝辞や役員の挨拶で前に出る、下の子を連れて出入りするといった日は、着席していない時間が長くなるので、動いても形が崩れない条件が先に来ます。整える度合いではなく、動く量で条件が入れ替わると考えてください。
Q. 靴はどう選べばよいですか。
園内では脱ぐ前提で選んでください。多くの園では下足を預けるか袋に入れて持ち歩き、上履きやスリッパに履き替えます。つまり、当日いちばん長く人の目に入っているのは靴ではなく靴下です。靴の側で見るのは、脱ぎ履きに手間取らないかどうかだけで足ります。紐をきつく締め直さないと歩けないものは、出入りが何度もある日には向きません。
Q. 靴下は何を履いていけばよいですか。
3つだけ条件があります。1つ、座ったときに裾から素肌が見えない長さ。腰かけると裾は上がるので、ふくらはぎの半ばまであるものが確実です。2つ、床に座る場面があるなら、底が薄すぎないもの。3つ、履き替えて歩くので、かかとが緩んでいないもの。色や柄は、上に着ているものより明るくならなければ問題になりません。
Q. 撮影を頼まれています。何を先に確かめればよいですか。
しゃがむ動作を家で1回やってください。確かめるのは2か所です。しゃがんだときに背中が突っ張らないか、膝の前が張らないか。この2つが通れば、当日その姿勢を何度繰り返しても形が残ります。もう1つ、しゃがんだときに腰の後ろが出ないかも見てください。上に着るものの丈が短いと、この場面で出ます。
Q. 上に着る一枚は、式のあいだ着たままにするべきですか。
会場の暖房と、座る位置で決めてください。園のホールや体育館は、前方と後方、窓際と中央で体感が変わります。着たまま過ごせるなら着たままがいちばん整いますが、暑くて脱ぐ可能性があるなら、脱いだ状態でも成立する組み合わせにしておいてください。脱ぐ前提の日は、中に着るものの首元と、袖口の状態を先に確かめておくと安心です。

— メグラシ編集部

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