ライブの服装 50代|立っている連続時間・荷物の総重量・家に着く時刻の3つで決める

50代になってから、ライブに行く日の服装で止まってしまう。動きやすい形にすると気が抜けて見えるし、きれいめにすると3時間立っていられるか心配になる。そのあいだで毎回迷っている、という声をよく聞きます。
けれど迷いの原因は、年代ではありません。**50代で変わるのは体ではなく、行く公演の条件のほうです。**平日の夜に行くことが増え、指定席を取るようになり、翌日に予定が入っている。この3つが変われば、必要な装いも変わります。
会場別・席別・季節別といった通年の決め方はコンサートの服装の決め方にまとめていますので、先にそちらを見てから戻ってきていただいても構いません。この記事では、50代で条件が変わるところだけを扱います。
結論|決めているのは3つの数字です
先に答えを書きます。当日の装いを決めているのは、次の3つです。
立っている連続時間。持ち歩く荷物の総重量。終演から家に着くまでの分数。この3つはどれも、チケットと時刻表を見れば当日を待たずに出せます。
そして**この3つが出た時点で、靴とバッグと羽織りは自動的に決まります。**残りの部分、つまり色や形は、好きなものを選んで構いません。ここが年代で制限されることはありません。
50代で変わるのは、体ではなく公演の条件
20代のころと何が違うのかを、条件の側から書き出します。
| 変わるところ | 20代のころ | いま |
|---|---|---|
| 席 | 立ち見や後方が多い | 指定席を取ることが増える |
| 曜日と時刻 | 休日の昼公演も選べた | 平日の夜が増える |
| 同行者 | 同年代の友人 | 家族や、年代の違う相手 |
| 翌日 | 空けておけた | 予定が入っていることが多い |
| 荷物 | 身軽に出られた | 仕事帰りの荷物が加わる |
**このうち、装いにいちばん効くのは席と翌日です。**指定席なら座っている時間が長くなるので、立ち見向きの装備は要らなくなります。翌日に予定があるなら、帰り道で体を冷やさないことのほうが、会場での見え方より大事になります。
年代で形を変える必要はありません。変えるのは、この条件に合わせた装備のほうです。
測る3つ|当日を待たずに出せます
順番に出していきます。
| 測ること | どこで分かるか | 決まること |
|---|---|---|
| 立っている連続時間 | 席種と、公演の形式 | 靴の底の厚みと、かかとの高さ |
| 荷物の総重量 | 家で実際に量る | バッグの形と、掛け方 |
| 家に着く時刻 | 終演予定と、乗り換えの時刻表 | 羽織りを何段階で持つか |
| 座席までの階段 | 会場の座席図と、階数 | 足元と、手を空けるかどうか |
4つ目は、スタンド席を取った日だけ確かめてください。上階の席は、入口から座席まで階段が続きます。
①立っている連続時間で、靴が決まる
自分が何分立ち続けられるかは、家で測れます。台所で作業をしているときでも構いません。同じ姿勢で立ち続けて、重心を移したくなるまでの分数を覚えておいてください。
その分数を、公演の形式と突き合わせます。
| 席と形式 | 連続で立つ時間の目安 | 向く足元 |
|---|---|---|
| 指定席で、座って観る公演 | 0〜20分 | かかとの高さは自由。3cmまでなら安定する |
| 指定席だが、立って観る公演 | 90〜150分 | 靴底に2cm以上の厚み。かかとは低く |
| スタンディング(整理番号) | 150〜210分 | 平らな靴底。前後に余裕のある形 |
| 物販や入場の列が長い日 | 上記に30〜120分を足す | 底の厚みを最優先に |
**ここでいちばん効くのは、かかとの高さではなく靴底の厚みです。**同じ高さでも、底が薄いと床の硬さがそのまま伝わります。厚みが2cmあると、同じ時間立っても後半の体感が変わります。
なお、指定席で座って観る公演なら、足元の制限はほとんどありません。この場合は、会場までの移動距離だけで選んで構いません。
②荷物の総重量で、バッグの形が決まる
家で一度、当日持つものを全部入れて量ってください。
| 総重量 | 向く形 | 理由 |
|---|---|---|
| 1kg未満 | 肩掛けでも、手持ちでも自由 | 片側に寄せても姿勢が崩れない |
| 1〜3kg | 斜めに掛けられる形 | 重さが両肩に分かれる |
| 3kg以上 | 背負える形か、2つに分ける | 片手を空けておける |
仕事帰りに直行する日は、この総重量が一気に増えます。**ですので、会場で手元に置くものと、預けるものを家で先に分けておいてください。**手元に残すのはチケット、財布、飲みもの、羽織りの4つで足ります。
荷物をまとめる考え方はライブハウスの服装に、クロークがない前提での組み立てとして書いています。ホールでも同じ手順が使えます。
③家に着く時刻で、羽織りの段数が決まる
終演予定の時刻に、会場を出るまでの20分と、乗り換えの時間を足してください。
| 家に着く時刻 | 起きること | 用意するもの |
|---|---|---|
| 21時台まで | 外気はまだ下がりきらない | 羽織り1枚で足りる |
| 22時台 | 気温が2〜4度下がる | 羽織り1枚と、首元をふさぐもの |
| 23時以降 | 人が減り、体感がさらに下がる | 羽織り2段階。薄手と、上に重ねるもの |
9月中旬は、この差がいちばん大きく出る時期です。昼は25度を超えていても、22時を過ぎると18度前後まで下がる日があります。昼の気温で服を決めると、帰り道でつらくなるのはこの時期です。
そして終演直後は、会場の中で上がった体温が急に引きます。首元をふさぐものを1つ持っているだけで、退場の列で立ち止まっている時間の体感が変わります。
スタンド席の上階|階段が条件を決めます
座席図で自分の席が上階だったら、足元を先に決めてください。
上階の席は、入口から座席まで階段が続きます。会場によっては、座席の列のあいだも階段です。しかも客席の傾斜は、廊下の階段より一段の奥行きが浅いことがあります。
| 確かめること | どう効くか |
|---|---|
| 入口から座席までの階数 | 段数が多いほど、底の厚みが効く |
| 座席列の傾斜 | 急なほど、かかとの低い靴が安定する |
| 手すりの有無 | 使う可能性があるなら、片手を空けておく |
**片手が空いているかどうかは、階段のある会場では服の形より効きます。**斜めに掛けられるバッグにしておくと、上りも下りも動きが変わります。
客席の空調は、席の位置で逆に当たります
同じ会場の中でも、暑いところと冷えるところがあります。
アリーナや前方の立ち見は、人の熱で真夏でなくても汗ばみます。一方で、上階の席や通路寄りの席は、空調が直接当たって冷えます。開演前に座っている時間が長いほど、この冷えは効いてきます。
ですので、両構えにしてください。脱げるものを1枚と、足せる薄い羽織りを1枚。どちらも畳めば小さくなるものにしておけば、荷物はほとんど増えません。屋外の公演で雨の可能性がある日は屋外スタジアムのライブは雨予報なら上だけ防水にするを、秋の屋外公演は秋のライブの服装を見てください。
同行者と年代が違う日
家族や、年代の違う相手と行く日は、そろえる範囲を絞ってください。
そろえるのは、きちんと感の段だけです。片方がきれいめの形で、片方が完全に部屋着寄りだと、並んだときに差が見えます。逆に言えば、色も柄も好みで選んで構いません。
判断は簡単です。二人で写真を撮って、上半身だけを見てください。襟や首元の整い方が同じ段にあれば、あとは違っていても並んで見えます。
よくある行き違い
「50代は落ち着いた色にしたほうがいい」と言われますが、会場の照明の下では、濃い色ほど輪郭が沈みます。全身を濃くまとめるなら、顔まわりか手元のどこか1か所に明るい面を置いてください。面積は小さくて構いません。
「動きやすい形は気が抜けて見える」もよく聞きます。実際に気が抜けて見えるのは形ではなく、表面の状態です。目の詰まった生地なら、形が楽でも整って見えます。
「指定席なら何を着ても同じ」という考え方もありますが、指定席で長いのは座っている時間です。座ったときに腰まわりが締まらないか、裾が膝の上でどう落ちるか。ここを試着で確かめておくと、2時間の体感が変わります。
迷ったときの分岐
上から順に当てはめてください。
- 座って観る公演なら、足元は自由。移動距離だけで選ぶ
- 立って観る公演なら、靴底2cm以上を先に決める
- 荷物が3kgを超えるなら、両手が空く形にする
- 家に着くのが22時を過ぎるなら、羽織りを2段階持つ
- 席が上階なら、1〜4に加えてかかとを低くする
**5つのうち、当日いちばん効くのは4です。**会場での2時間より、帰り道の30分のほうが、翌日に残ります。
装いに活かすなら
3つの数字が出たら、次の公演でもそのまま使えます。同じ会場、同じ席種なら、条件はほとんど変わらないからです。
一度決めた組み合わせを覚えておいて、公演ごとに違うところだけ差し替える。そうすると、チケットが取れた日に服のことで悩まなくて済みます。
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よくある問い
- Q. 50代でライブに行くとき、服装で気をつけることは何ですか?
- 年代そのものより、当日の条件を先に見てください。決め手になるのは3つです。開演から終演まで立っている時間が連続で何分あるか、持ち歩く荷物が合計で何kgになるか、終演から家に着くまでが何分かかるか。この3つを出すと、靴の底の厚み、バッグの形、羽織りの枚数がそれぞれ決まります。年代で服の形を変える必要はありません。
- Q. スタンド席の上のほうです。何から決めればいいですか?
- 靴から決めてください。上階の席は、会場の入口から座席まで階段が続きます。段数が多いほど、かかとの高さより靴底のクッションが効きます。そして手すりを使う場面が出るので、片手が空く形のバッグにしておくと動きが楽になります。服の形はそのあとで構いません。階段を上りきってから座るまでが、当日いちばん体に効く時間です。
- Q. 会場の中は暑いですか、寒いですか?
- 席の位置で逆になります。アリーナや前方の立ち見は人の熱で暖かくなり、上階や通路寄りの席は空調が直接当たって冷えます。ですので、脱げるものを1枚と、足せる薄い羽織りを1枚。この両構えにしておくと、どちらに転んでも対応できます。とくに上階は、開演前に座っている時間が長いほど冷えを感じやすくなります。
- Q. 荷物が多くなります。どう減らせばいいですか?
- 減らすより、分けてください。会場で手元に置くものと、預けられるものを最初に分けます。手元に残すのは、チケット、財布、飲みもの、羽織り。それ以外は畳めるサブバッグにまとめます。総重量が3kgを超えると、肩の片側に寄せたときに姿勢が崩れやすくなりますので、そこを目安に、斜めに掛けられる形か、両手が空く形にしてください。
— メグラシ編集部





