白タートルネックコーデ|一枚かコートの下かで下の色を変える

**白タートルネックは、一枚で着る日とコートの下に着る日で、合わせ方が逆になります。**まずコートを着て鏡の前に立ち、鎖骨のくぼみから下へ、白が縦に何cm見えているかを測ってください。10cm以上見えるなら「一枚の組み方」、10cm未満なら「コートの下の組み方」です。
一枚の組み方では、白の面が胸から腰まで続くので、下は白から明るさを2段離した色にして、白の面を腰で一度切ります。首布は折って厚みを首に集めます。コートの下の組み方では、見える白は首元の細い帯だけです。下の色は白ではなくコートに合わせて決め、白は顔の下に明るさを足す帯として扱います。襟はコートの襟と重ならない高さにします。
前を開けてコートを着る日や、職場でコートを脱いで過ごす日のように、どちらとも取れる日もあります。その場合は、1日のうちで人にいちばん長く見られる姿に合わせます。この記事では、その決め方を厚めに書いています。
黒のタートルネックの組み方は黒タートルネックコーデ|襟の高さと、肩の縫い目の位置で決まるに、白いニット全般の透けと厚みは白ニットコーデ|透けと厚みで、中に何を着るかが決まるにまとめています。
結論:白が見える長さで、着方を2つに分ける
白タートルネックで迷う理由は、白という色そのものより、白が見えている面積が着方によって大きく変わることにあります。一枚で着ればトップスの全面が白です。コートを閉じて着れば、見えるのは首元の数cmだけです。同じ服でも、まわりの人の目に入る白の量は10倍ほど違います。
| 白が縦に見える長さ | 組み方 | 下の色を決める相手 | 襟の扱い |
|---|---|---|---|
| 10cm以上 | 一枚の組み方 | 白そのもの | 折って厚みを首に集める |
| 10cm未満 | コートの下の組み方 | コート | コートの襟と高さをずらす |
面積が大きいときは、白が全身の主役になります。だから下の色は白との関係で決めます。面積が小さいときは、主役はコートです。白は顔のすぐ下で光を返す役に回るので、下の色はコートとの関係で決めます。
先に測る|コートを着て、白が縦に何cm見えるか
測り方は30秒で済みます。
- 白タートルネックの上に、いちばんよく着るコートを羽織る
- ボタンやファスナーを、ふだん外を歩くときと同じところまで閉める
- 鏡の正面に立ち、鎖骨の間のくぼみから下に、白がどこまで見えているかを見る
- 指を横にして当てる。指の幅はおよそ1.5〜2cmなので、指5〜6本で10cm前後
コートを閉じたとき、白がくぼみの少し下で終わる人は多くても3〜6cmです。この場合は迷わずコートの下の組み方です。ノーカラーのコートやVに開くコートでは、白がみぞおちまで見えて10cmを超えることがあります。その場合は、コートを着ていても一枚の組み方に寄せます。
一枚で着る日①|下は白から明るさを2段離す
一枚で着る日は、白の面が胸から腰まで続きます。下に白やアイボリーを合わせると、上下がつながって全身が一枚の面になり、体の位置がわかりにくくなります。下は白から明るさを2段離した色にしてください。
明るさの段は、手持ちの服を窓際に並べて目を細めるとわかります。白、ベージュ、グレージュ、キャメル、茶、チャコール、黒の順に暗くなります。白から2段離すと、グレージュかキャメルです。3段以上離した茶やチャコール、黒も合いますが、上下の境目がはっきりするぶん、腰の位置が強く出ます。
- 腰の位置をはっきり出したい人:チャコールや濃い茶、黒
- 境目をやわらかくしたい人:グレージュやキャメル
- 避けたほうがいい色:白、アイボリー、明るいベージュ(白と1段しか離れない)
一枚で着る日②|首布は折って厚みを首に集める
一枚で着る日は、首から上と胸の白がつながります。首布を伸ばしたまま着ると、首の位置で白が細く長く続き、顔の下が間延びします。**首布は折って、厚みを首に集めてください。**折り返しがひとつあるだけで、首の位置に段ができ、顔と胴の境目が見えるようになります。
首布の長さは服によって違います。平らに置いて、肩の縫い目の高さから首布の上端までを測ってください。15cm以上あるなら二つ折りに、20cm以上あるなら三つ折りにすると、あごの下に指1〜2本の余白が残ります。あごに襟が当たるほど高いと、白が顔のすぐ下で光を返しすぎて、首まわりが窮屈に見えます。
一枚で着る日③|白の面を腰で一度切る
上下の明るさを離しても、白の面が胸から腰まで平らに続くと、のっぺりした印象が残ります。そこで、腰の位置で白の面を一度切ります。
- 前だけ裾をボトムスに入れる(いちばん手軽)
- 細いベルトを締め、ベルトの上に白を少したるませる
- 腰にかかる長さのカーディガンを肩に掛ける
- 腰より下の丈のベストを重ねる
裾を入れるのが苦手な人や、裾が厚くて入らない人は、肩掛けかベストが向いています。いずれも、白の面を上下で割って、腰に影の線をつくるための方法です。編み目に凹凸のあるケーブル編みやリブ編みを選ぶのも、白の中に影をつくる方法のひとつです。
コートの下の日①|下の色はコートに合わせて決める
コートを閉じて着る日は、まわりの人に見えるのはコートと、首元の白と、コートの裾から下だけです。下の色は白ではなく、コートとの関係で決めてください。
| コートの色 | 下の色の目安 | ねらい |
|---|---|---|
| 黒・紺・チャコール | 同じ色か、1段明るいグレー | 縦に1本の線をつくる |
| キャメル・ベージュ | 茶か、白に近いベージュ | 温かい色の濃淡でまとめる |
| カーキ・グレー | 黒か、生成り | コートの中間色を挟んで両端を置く |
コートの下に白を着ているからといって、下を白にそろえる必要はありません。白は首元にわずかしか出ないので、下の白と目でつながらないからです。むしろ下まで白にすると、コートの裾から白が急に出てきて、上と下で別の服を着ているように見えることがあります。
コートの下の日②|襟はコートの襟と重ならない高さに
コートの下で首が詰まって見えるのは、タートルの襟とコートの襟が同じ高さで重なっているときです。2枚の襟が同じ場所で重なると、首まわりの布が一気に厚くなり、首が短く見えます。
鏡の前で、タートルの襟の上端とコートの襟の上端を比べてください。
- タートルがコートより指1本ぶん以上高い:そのままでよい。白がコートの襟の上に帯として出る
- タートルがコートより指1本ぶん以上低い:そのままでよい。白はコートの襟の内側に収まる
- ほぼ同じ高さ:首布をもう一回折って低くするか、襟のないコートに替える
ステンカラーやテーラードのように襟が立つコートは、タートルを高めにして上に出すほうが収まりやすくなります。ノーカラーのコートは、襟がないぶん、タートルの高さを気にせずに着られます。
コートの下の日③|白は顔の下の明るい帯として使う
コートの下の白は、面積は小さくても、顔のすぐ下にあるぶん効きます。暗い色のコートの日に白をのぞかせると、顔のまわりだけが明るくなり、写真や鏡で顔色が上がって見えます。
この働きを生かすなら、白はコートの色といちばん離れた明るさで出すのが効果的です。黒や紺のコートには真っ白、キャメルのコートには生成りが合います。マフラーを巻く日は、マフラーで白が隠れないよう、マフラーを首元より少し下に巻いて白の帯を残してください。白をすべて隠すと、白タートルを選んだ意味がなくなります。
白の色味|真っ白・生成り・灰みの白で相手が変わる
白タートルネックの白にも幅があります。手持ちの白い服を並べると、青みのある真っ白、黄みのある生成り、少し灰色がかった白に分かれます。
- 真っ白:黒・紺・濃いグレーと段差なくなじむ。茶と合わせると白だけ浮くことがある
- 生成り:キャメル・茶・カーキとなじむ。黒と合わせると白が黄ばんで見えることがある
- 灰みの白:どの色とも中間でなじむ。一枚で着るとぼやけやすい
買い足すときは、手持ちのコートの色を基準にしてください。冷たい色のコートが多いなら真っ白、温かい色のコートが多いなら生成りです。
どちらとも取れる日①|コートを前開けで着る
いちばん迷うのは、コートの前を開けて着る日です。白は縦に長く見えるのに、両脇はコートで隠れています。白の面は「細長い帯」になり、一枚の組み方とコートの下の組み方のちょうど中間に入ります。
この日は、**白の帯の幅で決めます。**前を開けて立ったとき、左右のコートの端の間に見える白の幅を測ってください。
- 幅が15cm以上:一枚の組み方。下は白から2段離し、腰で白を切る
- 幅が15cm未満:コートの下の組み方。下の色はコートに合わせる
幅が狭いときは、白は縦の1本線として働きます。下までコートと同じ色にそろえると、白の線が首から腰まで通り、縦に長い印象になります。逆に幅が広いときは、白が胸の面を大きく占めるので、腰で切らないとのっぺりします。前を開けたり閉めたりする日は、より長い時間の姿に合わせてください。
どちらとも取れる日②|職場で脱ぐ日、脱がない日
通勤ではコートの下、職場ではコートを脱いで一枚になる人も多いはずです。この場合、長く人と会う場所の姿に合わせます。
- 職場で人と顔を合わせる時間が長い:一枚の組み方で組む。通勤の数十分は、首元の白が少し出ているだけで十分整う
- 職場ではほぼ座って画面に向かい、外での打ち合わせが多い:コートの下の組み方で組む
一枚の組み方で組んだ日に、コートの下でも首が詰まらないかだけは家で確かめてください。首布を二つ折りにしておけば、たいていのコートの襟とは高さがずれます。机に座っている時間が長い日は、下半身はほとんど見られないので、白の面を腰で切る工夫は省いて、首元の折り方を優先してかまいません。
どちらとも取れる日③|カーディガンやジャケットを重ねる
コートではなく、カーディガンやジャケットを重ねる日も、白が見える長さで決めます。ボタンを閉めたカーディガンなら、Vの開きから見える白の縦の長さを測ります。10cmを超えることが多いので、たいていは一枚の組み方に近くなります。
ジャケットを重ねる日は、ジャケットの襟とタートルの襟の高さを、コートと同じようにずらしてください。テーラードの襟は首の付け根から立ち上がるので、タートルを高めにして襟の上に白を出すと、首まわりが窮屈になりません。
汚れと首まわりの伸び|白タートルで先に見る場所
白タートルネックは、首布の内側にファンデーションや皮脂の色が移りやすい服です。一枚の組み方で首布を折っていると、折り返しの内側が表に出てくるので、汚れが目に入ります。着る前に首布の内側を一度確かめ、色が移っている面を外に出さないよう、折る向きを変えてください。
首布が伸びて波打ってきたら、一枚の日には使わず、コートの下専用に回すのも手です。コートの下なら、首布の先はコートの襟の内側に収まり、伸びた部分はほとんど見えません。
玄関で30秒|見るのは白の長さと襟の重なり
出かける前に、玄関の鏡で2か所だけ見てください。
- 鎖骨のくぼみから下に、白が何cm見えているか。10cmを境に、今日は一枚の組み方か、コートの下の組み方か
- タートルの襟とコートの襟が、同じ高さで重なっていないか
1つ目で組み方がずれていたら、下の色を合わせ直すより、コートの閉め方を変えるほうが早く直ります。前を閉めれば白は減り、開ければ増えます。2つ目で重なっていたら、首布を一回折るだけで解決します。
関連記事
よくある問い
- Q. 白タートルネックには何色のボトムスが合いますか
- 一枚で着るか、コートの下に着るかで変わります。一枚で着る日は、白から明るさを2段離した色、たとえばグレージュ、チャコール、濃い茶が扱いやすくなります。コートの下に着る日は、ボトムスは白ではなくコートの色に合わせてください。白は首元に少し見えるだけなので、下の色との相性はほとんど問題になりません。
- Q. 白タートルネックを一枚で着ると、のっぺりして見えます
- 白の面が胸から腰まで切れ目なく続いているのが原因です。前だけ裾をボトムスに入れる、細いベルトを締める、腰にかかる長さのカーディガンを肩に掛けるなど、腰の位置で白の面を一度切ってください。それでも平らに見えるときは、編み目に凹凸のあるものを選ぶと、白の中に影ができます。
- Q. コートの下に白タートルネックを着ると、首が詰まって見えます
- タートルの襟とコートの襟が同じ高さで重なっていることが多いです。鏡の前でコートを着て、タートルの襟の上端がコートの襟より指1本ぶん上に出ているか、指1本ぶん下に収まっているかを見てください。同じ高さで重なっているときは、首布をもう一回折って低くするか、襟のないコートに替えると首まわりがすっきりします。
- Q. 白は真っ白と生成りのどちらを選べばいいですか
- 合わせる相手の色で決めます。黒や紺、濃いグレーなど冷たい色が多い人は真っ白、茶やキャメル、カーキなど温かい色が多い人は生成りのほうが、相手との間に段差ができにくくなります。迷うときは、手持ちのコートの色を基準にしてください。
— メグラシ編集部





