白ジャケットコーデ|秋冬は布の表面と、前を開けた中の色で決める

**白いジャケットは、布の表面に凹凸がある白なら、秋冬にそのまま着られます。**前を開けたときの中の色と、下の濃さで、季節を決めてください。
白いジャケットが秋冬に浮いて見えるとき、原因は白という色ではありません。**布の表面が平らで光をそのまま返すと、春の服に見えます。**同じ白でも、ツイードのような凹凸のある布や、起毛したウールは、表面に細かい影ができて、冬の白として見えます。
白の中でどの白が顔に合うかは白が似合う女性の特徴で確かめられます。この記事は、白いジャケットを秋冬に着る日の、合わせ方の話です。
結論:表面・中の帯・下の濃さの3つで決まる
| 見る場所 | 秋冬に寄る | 春夏に寄る |
|---|---|---|
| ジャケットの表面 | 凹凸・起毛・畝がある | 平らで光を返す |
| 前を開けた中の色 | 濃い色の縦の帯が1本入る | 白や淡い色で、帯が見えない |
| 下の色 | ジャケットより2段以上濃い、または白と同じ側 | 中くらいの明るさ |
3か所のうち2か所が秋冬の側にあれば、白いジャケットは季節に合って見えます。表面の平らな白しか持っていなくても、中と下の2か所を秋冬に寄せれば足ります。
なぜ、白いジャケットは春に見えやすいのか
白いジャケットの多くは、春夏の売り場に並びます。綿や麻、薄手の化繊のように、表面が平らで、光をそのまま返す布が中心です。この布の印象が、白いジャケットという服そのものの印象になっています。
秋冬の服は、表面に厚みや凹凸のある布が増えます。ウール、ツイード、畝のある布、起毛した布。光が当たると、表面の細かい凹凸に小さな影ができ、同じ白でも少し沈んだ、やわらかい白に見えます。季節を分けているのは、白の色ではなく、表面の影です。
確かめる①|表面:斜めから光を当てて、影ができるか
手持ちの白いジャケットを、窓の近くに持っていってください。光が横から当たる位置で、ジャケットを少し傾けて表面を見ます。
- 表面に細かい影ができる……ツイード、起毛、畝のある布。秋冬にそのまま着られる
- 影はできないが、光を鈍く返す……厚手の綿や、マットな化繊。中と下を秋冬に寄せれば着られる
- 光をつやっと返す……薄手の化繊や、光沢のある布。秋冬に着るなら、中と下と足元の3か所を寄せる
表面の凹凸は、指先でなでても分かります。指先に布の目が引っかかる白は、秋冬の側です。
確かめる②|白の種類:白い紙と並べる
白の種類も、季節の見え方に少し関わります。ジャケットを白いコピー用紙の隣に置いてください。
紙と同じくらい真っ白なら、澄んだ白です。紙より少し黄みがかって見えるなら、生成りやアイボリーの白です。**秋冬には、生成りやアイボリーの白のほうがなじみます。**真っ白なジャケットは、表面の凹凸がない場合、春夏に見えやすくなります。
ただし、白の種類は表面ほど強くは効きません。真っ白でも、ツイードのように表面に凹凸があれば、秋冬に見えます。先に表面を見て、白の種類はその次に見てください。
白の種類は、中や下の色の選び方にも関わります。真っ白のジャケットには、黒や濃紺、チャコールグレーのような青みのある濃い色がなじみます。生成りやアイボリーのジャケットには、濃い茶やカーキ、深い緑のような黄みのある濃い色がなじみます。白の黄みと、合わせる濃い色の黄みをそろえると、上下が同じ季節の服に見えます。
前を開けたとき、中の色が縦の帯になる
ジャケットの前を開けて着ると、打ち合わせのあいだから中の服が縦に細長く見えます。この縦の帯が、秋冬の白いジャケットでいちばん効く場所です。
帯の幅は、前を開けて立ったとき、10cm前後になることが多いはずです。ここに濃い茶、濃紺、黒、深い緑のような濃い色を入れると、白の面が左右に分かれ、全体が引き締まって見えます。秋冬の色が縦に1本通るので、季節もそこで決まります。
中が白や淡い色だと、帯が見えず、上半身が1枚の白い面になります。春夏にはすっきり見えますが、秋冬には軽く見えすぎることがあります。
下の色|2段以上濃くするか、白と同じ側にそろえるか
下に合わせる色は、2つのどちらかにしてください。
1つ目は、ジャケットより2段以上濃い色です。濃紺、黒、濃い茶、チャコールグレー。白が上に浮き、重心が下にまとまります。秋冬の白いジャケットでいちばん組みやすいのは、この形です。
2つ目は、ジャケットと同じくらい明るい色です。アイボリー、ベージュ、明るいグレー。上下が白の側でつながり、冬の白としてまとまります。この場合は、中の帯を濃い色にして、縦の線を1本入れてください。上下も中も明るいと、全体がぼやけます。
いちばん落ち着かないのは、中くらいの明るさの下です。明るすぎず濃すぎないグレーやカーキは、白との差が中途半端で、どちらにも寄らずに見えます。
丈|ジャケットの裾と、下の切り替わりを離す
白いジャケットは、裾の線がはっきり見えるジャケットです。白と下の濃い色の境目に横線が1本入るので、その位置が全体の釣り合いを決めます。
ジャケットの裾が腰骨のあたりで止まる短めの丈なら、下はまっすぐなパンツか、膝下丈のスカートが合います。裾から下の濃い面が長く続き、脚の線がすっきり見えます。ジャケットの裾がお尻を覆う長めの丈なら、下は細めのパンツか、裾に向かって細くなる形が向きます。長い白の面の下に、幅の広い濃い面が続くと、上下とも量が出て重く見えます。
ジャケットの裾と、スカートの裾や靴の上端が、10cm以内に並ばないようにしてください。横線が近くに2本並ぶと、どちらが区切りか分かりにくくなります。
首元|白と顔のあいだに、何を置くか
白いジャケットは、顔のすぐ下に大きな明るい面をつくります。首元に何を置くかで、この面の見え方が変わります。
中に濃い色のタートルネックを着ると、首元に濃い色が入り、白と顔のあいだに区切りができます。顔まわりが引き締まり、秋冬らしさがいちばん強く出る組み方です。中を丸首や V ネックにして肌を少し見せると、白が顔に近づき、明るく軽い印象になります。どちらがいいかは、その日の場面で選んでください。首元に巻きものを足すなら、中の色と同じ側の濃い色にすると、縦の帯が首まで続きます。
下の形|パンツ・スカート・デニムの合わせ方
下の形によって、白いジャケットとの合わせ方が少し変わります。
| 下の形 | 合わせ方 |
|---|---|
| 濃い色のまっすぐなパンツ | いちばん組みやすい。仕事の日にも向く |
| 濃い色のデニム | 表面の凹凸が白いジャケットとそろう。休日に向く |
| 膝下丈のスカート | 濃い色なら白が上に浮く。明るい色なら中の帯を濃く |
デニムは、表面に綾の凹凸があるので、ツイードや起毛の白いジャケットと相性が良い下です。濃い色のデニムを選ぶと、2段以上の差も自然に取れます。
靴とバッグは、茶か黒の革で季節を締める
白いジャケットを秋冬に着る日は、足元と手元で季節を締めてください。茶か黒の革の靴とバッグなら、上の白がどんな種類でも、全体が秋冬に寄ります。
白いスニーカーや、明るい色の布の靴を合わせると、白が上下に散って、春夏の組み方に近づきます。秋冬に白を足元にも置きたいなら、白の場所を3か所以内に収めてください。ジャケット、靴、もう1か所まで。4か所を超えると、白ばかりが目に入ります。
靴の色を秋に切り替える境目は、秋の靴の色は服の暗さで替えるにまとめています。
汚れやすい3か所を、着る前に見る
白いジャケットは、汚れが先に目に入る服です。着る前に、明るい場所で次の3か所だけ確かめてください。
- 袖口……机やかばんに触れやすく、白の中でいちばん先に色が変わる
- 襟の内側……首に触れる時間が長い
- 前の打ち合わせの端……開け閉めのたびに手が触れる
この3か所がきれいなら、ほかの場所はほとんど気になりません。汚れが気になる日は、袖口を1回折っておくと、机に触れる場所がずれます。
どちらとも取れるとき①|春に買った、表面の平らな白しかない
白いジャケットが、春に買った表面の平らな1枚しかない場合です。秋冬用に買い足すほどではない、という人も多いと思います。
この場合は、中・下・足元の3か所を秋冬に寄せてください。中に濃い色のニット、下に濃い色のパンツかスカート、足元に茶か黒の革の靴。**3か所がそろえば、表面の平らな白でも季節の外側に出ません。**首元に秋冬の色の巻きものを足すと、さらに寄ります。
中のニットは、表面に凹凸のあるものを選ぶと効果が大きくなります。畝の見えるニットや、少し起毛したニットなら、ジャケットの平らな白の内側に、秋冬の表面が縦に1本入ります。ジャケットの表面は変えられなくても、前を開けて見える中の表面で、季節を足せるということです。
平らな白のジャケットは、光沢があるものほど、昼の屋外で光を強く返します。秋冬の低い日差しの下では、白がまぶしく見えることがあります。気になる日は、前を開けて中の濃い色の面積を広げ、白の面を左右に分けてください。
どちらとも取れるとき②|コートの下に着る日
12月に入って、白いジャケットの上にコートを重ねる日もあります。このときは、コートの前を開けるかどうかで決め方が変わります。
コートの前を閉じて着るなら、ジャケットは首元と袖口しか見えません。コートの色と白の差が大きいほど、首元の白が目立ちます。濃い色のコートなら、白が首元で明るく見えて、顔まわりが明るくなります。コートの前を開けて着るなら、コート・ジャケット・中の3枚が縦に並ぶので、外から順に濃い・白・濃いとなるように組むと、縦の線がきれいにそろいます。
どちらとも取れるとき③|仕事の日に着る
仕事の日に白いジャケットを着ると、少し華やかすぎないかと迷うことがあります。
仕事の日は、白の種類を生成りかアイボリーにし、中を濃紺か黒、下を同じ濃紺か黒のまっすぐなパンツにしてください。**白の面積はジャケットだけにして、ほかの場所に白を置かない。**これで、白が華やかさより清潔感の側に寄ります。ジャケットの肩の縫い目の見方は、オフィスカジュアルのジャケットで扱っています。
手持ちで組む3通り
手持ちの服で組むなら、次の3通りが秋冬の白いジャケットに合わせやすい形です。
- 休日……生成りのツイードのジャケット、濃い茶のニット、濃い色のデニム、茶の革の靴
- 仕事の日……アイボリーの起毛のジャケット、濃紺のニット、濃紺のまっすぐなパンツ、黒の革の靴
- 食事の日……白のジャケット、黒のニット、黒の膝下丈のスカート、黒の革のバッグ
どれも、中に濃い色の帯が1本入り、下がジャケットより2段以上濃くなっています。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 白いジャケットは、秋冬に着てもおかしくないですか
- おかしくありません。白いジャケットが秋冬に浮いて見えるときは、たいてい布の表面が平らで、春の服に見えていることが原因です。ツイードのように表面に凹凸があるもの、起毛したウール、畝のある布のように、斜めから光を当てたときに表面に影ができる白なら、秋冬の服として見えます。
- Q. 白ジャケットの下には、何色を合わせればいいですか
- ジャケットより2段以上濃い色か、ジャケットと同じくらい明るい色のどちらかにしてください。濃紺、黒、濃い茶、チャコールグレーのような濃い色なら、白が上に浮いて見え、重心が下にまとまります。アイボリーやベージュのような明るい色なら、上下がつながって見えます。いちばん落ち着かないのは、そのあいだの中くらいの明るさです。
- Q. 春に買った白いジャケットを、秋にも着られますか
- 着られます。表面の平らな白でも、中と下と足元を秋冬の側に寄せれば、季節が合って見えます。中に濃い色のニットを入れ、下を濃い色にし、靴を茶か黒の革にしてください。3か所のうち2か所を秋冬に寄せれば、ジャケットの白は季節の外側に出ません。
- Q. 白いジャケットは汚れが気になります。どこを見ればいいですか
- 汚れやすいのは、袖口、襟の内側、前の打ち合わせの端の3か所です。着る前に、明るい場所でこの3か所だけ確かめてください。袖口は机やかばんに触れやすく、襟の内側は首に触れる時間が長いので、白の中でも先に色が変わります。汚れが気になる日は、袖口を1回折っておくと、机に触れる場所がずれます。
— メグラシ編集部





